第001回国会 商業委員会 第20号
  付託事件
○中小商工業の再建に關する陳情(第
 百六十四號)
○マツチ産業公團制の實施に關する陳
 情(第二百八十九號)
○百貨店法を廢止する法律案(内閣提
 出、衆議院送付)
○石綿輸入促進に關する請願(第二百
 六十五號)
○商工協同組合法の改正に關する陳情
 (第四百二十八號)
○東北證券取引所設置に關する請願
 (第三百九十三號)
○中小商工業の振興に關する請願(第
 四百六十號)
○纖維資材配給統制規則改正に關する
 陳情(第五百六十一號)
○綿、スフ織物轉廢業者に關する請願
 (第四百九十八號)
○輸入砂糖の配給取扱機關を舊業者と
 することに關する請願(第六百四十
 一號)
○輸入砂糖の配給取扱機關を舊業者と
 することに關する請願(第六百五十
 二號)
○輸入砂糖の配給取扱機關を舊業者と
 することに關する請願(第六百七十
 四號)
○輸入砂糖の配給取扱機關を舊業者と
 することに關する陳情(第六百三十
 二號)
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昭和二十二年十二月九日(火曜日)
   午前十一時七分開會
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  本日の會議に付した事件
○百貨店法を廢止する法律案
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○委員長(一松政二君) では只今から委員會を開會いたします。本日の議題は百貨店法を廢止する法律案について、これまで豫備審査を重ねて參つたのでありまするが、昨日衆議院から送付を受けましたので本日は本審査をいたす次第であります。今日までいろいろこの法案につきましては御意見も質疑も重ねておりまするので、或いはこれ以上御發言がないかとも存じまするけれども、尚念のために質疑のおありの方は質疑をして頂きたいと存じます……。他に御意見もなければ直ちに討論に入りたいと思いまするが、御異議ございませんか。
○委員長(一松政二君) では討論に移ります。
○中平常太郎君 本案はすでに我々豫備審査に付託されましてからは相當長い時日がかかつておるのでありますが、これは本案の廢止に伴いまして、中小商工業者が壓迫される虞れがあることによつて、この審議が豫備審査におきましても進捗しなかつた重大なる原因であると思います。それにつきまして委員長も大變心配されまして、衆議院との間に相當御相談もあつたようなふうでありますが、衆議院の方におきましても、この問題がやはりそういう懸念の下に審議が遲れておつたような樣子でございましたが、會期切迫いたしまして、而もこの法案に盛られておるところの大部分の條項が統制組合的な性質のものがあり、統制組合の規約が盛り込まれておる關係上、どうしてもこれは法規の上の關係で改廢しなければならない部分があるのでございますので、百貨店法の目的とするところは我々はどうしてもこれは存置いたしたいという考えを持つておりまするけれども、これを存續することができない今日の状勢にある以上、この百貨店法の廢止を一應いたしまして、次の國會において百貨店の營業取締に關する新しい、民主的であり、而も中小商業者に壓迫のない、そうして双方立ち行くような完全な百貨店法を制定することを條件としてこの法案の廢止に贊成いたしたいと思うのでございます。つきましてはここに附帶決議案というようなものをつけて廢止に可決いたしたいと思うのでございます。
○委員長(一松政二君) 只今中平委員から熱心な御討論の末、附帶決議をこの法案の廢止については附したい。こういう御意見が出たのでございまするが、附帶決議案を附するということにつきまして御異議ございませんか。
○委員長(一松政二君) 御異議ないと認めます。それでは中平委員が多分附帶決議案を御用意のことと思いまするが、一應その御朗讀を願いたいと思います。
○中平常太郎君 御贊成を得まして有難うございます。それではここに原稿がございますので、一應讀み上げます。
   附帶決議案
 現行百貨店法の趣旨は中小商業者の壓迫を避ける目的のもとに制定せられたものであるが、條文の大部分が統制組合的性質をもつておるので、この際これを廢止し、次の國會に於て百貨店營業取締に關する新百貨店法を制定すること。
この附帶決議を付けて、この廢止に贊成いたしたいと思うのでございます。御贊成をお願い申上げます。
○委員長(一松政二君) 只今中平委員から御朗讀になりました附帶決議案について御異議ございませんか。
○委員長(一松政二君) 御異議ないと認めます。それでは滿場一致を以つてこの附帶決議を可決いたしました。それでは本問題でありまするところの百貨店法を廢止する法律案について、直ちに採決に入りたいと存じます。御異議ございませんか。
○委員長(一松政二君) それでは百貨店法を廢止する法律案に御贊成の方の御起立を願います。
○委員長(一松政二君) 總員起立と認めます。よつてこの百貨店法を廢止する法律案は可決されました。尚本會議における委員長の口頭報告の内容は、本院規則第百四條によつて豫め多數意見者の承認を經なければならんことになつておりますが、これは委員長において本法案の内容、本委員會における質疑應答の要旨及び表決の結果を報告することに御承認願うことに御異議ございませんか。
○委員長(一松政二君) 御異議ないと認めます。それから本院規則第七十二條によりまして委員長が議院に提出する報告書につき多數意見者の署名を附することになつておりますから、本案を可とせられた方は順次御署名を願います。
○委員長(一松政二君) これにて散會いたします。
   午前十一時十六分散會
 出席者は左の通り。
   委員長     一松 政二君
   理事
           鎌田 逸郎君
   委員
           中平常太郎君
           黒川 武雄君
           中川 幸平君
           油井賢太郎君
           佐伯卯四郎君
           波田野林一君
           結城 安次君
           廣瀬與兵衞君
  政府委員
   商工事務官
   (生活物資局
   長)      和田 太郎君