第002回国会 議院運営委員会 第4号
昭和二十三年一月二十三日(金曜日)
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  本日の会議に付した事件
○國会所管昭和二十二年度予算補正に
 関する件
○議員記章に関する件
○議員宿舎に関する件
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   午後二時十三分開会
○理事(河井彌八君) それではこれから運営委員会を開会いたします。今日は委員長故障がおありになりますので、私が代りましてこの席を汚します。本日の議題につきまして……。
○藤井新一君 昨日議院運営庶務関係小委員会を開きまして、左の三件を決定したわけですが、ここに御報告いたします。
 まず第一に昭和二十二年度の追加予算であります。それは國会費としての一千五万九千百二十三円の追加予算であります、即ち昭和二十二年十一月三十日から十二月九日に至る十日分と、十二月十日から昭和二十三年三月三十一日に至る百十二日分の経費でございます。このことについて詳細は事務次長から御説明を願いますが、これだけの承認をしたわけです。
 二番目には議員佩用記章の件ですが、これについては、左記のように決定いたしました。
 それから第三番目は、議員宿舎の件ですが、これは従來四十二室を作るのであつて、六疊の部屋でありましたが、今度は議員の各方面からの希望によりまして、八疊の部屋に変更してくれ、こういう申出がございましたので、小委員会においては八疊に変更しても差支ないという答申を得たのであります。
 もう一つは昭和二十三年度予算の問題ですが、これは厖大なる予算でございますので、昨日も慎重に審議したのですが、まだ結論に達しませんが、本日も審議をいたします。いずれこれは審議の曉は皆様方と十分に檢討して大蔵省に提案するつもりでおります。右報告をいたします。
○理事(河井彌八君) それではこれについて御説明を願います。
○参事(近藤英明君) 只今藤井庶務関係小委員長から、庶務小委員会の御報告としてお話いたしました昭和二十二年度の予算の補正でございます。これはお手許に配付いたしました一枚紙の資料を御覧頂きますと、総額にいたしまして一千五十万九千余円と相成ります。内容の主なものを申しますと、特別日当二百五十人分單價百円と、こうなつておりますが。これは先般の規則改正によりまして、議員の滞在日当が、滞在雑費が四十円から百円に値上げになりましたことに伴いまして、その経費を、去る第一國会の会期延長に伴います期間の十日分と、第二國会の本年度末までにおける経費、これを見積りましたのが百九十四万五千円と相成ります。次に常任委員会の專門調査員の旅費、常任委員会書記の旅費等が実際上一般普通旅費の中に喰い込まれまして、現在不足を來しておりますので、この予算がなかつたのをここに正規に盛つて頂きたいと存じまして、これが八万八千円となりております。
 次は第二國会開会に伴ないましてバスの借上げを前回通り三台借りることにしてその経費が百万八千円と相成る次第であります。次に自動車購入費となつておりますが、これは先般予算に計上した経費によつてコマンダーの払下げを進駐軍より受けた次第でありますが、これは当時單價が三万二千三百六十円となつておりましたが、その後払下げ單價が訂正せられまして四万六千九百二十二円となりましたので、これの不足額一万四千五百六十二円を一台について計算した二十三合分三十三万四千余目をここに計上いたさなければならなくなつた次第であります。
 次に國会共通費の目の中におきまして、特別一時手当と申しますのが、例の突破資金として國会職員に支給せらるべき二・八ケ月分のうち〇・八ケ月分の予算百三十四万四千円を計上した次第であります。その他は國会開会に伴う印刷製本費、通信費、共済組合の給与金、給与特別措置費の不足額等を計上いたしました。以上合計したものが一千五十万九千百二十三円と相成る次第であります。昨日庶務小委員会において右御決定を願つた次第であります。
○理事(河井彌八君) 只今の説明に対し何か御質問ありませんか。
○佐々木良作君 これを直接関係あるかどうか知りませんが、自動車購入費の單價の変更がありますが、これと関連して新らしい車を買うのはどうなつておりますか。
○参事(近藤英明君) 新らしく自動車を購入する費用は只今庶務小委員会で御審議になつておりまして、二十三年度の予算の方でも引続き計上いたしております。今年度中におきましては現在予算の中でやり繰りしてできるだけ購入するように努める。かように考えておる次第でございます。
○佐々木良作君 聞くところによると、衆議院は大体皆新らしい車に変つてしまつたという話です。ところがこつちは申分かそこらだと思います。最近人づてに聞くと、仮りに車があつても金がなくて買えない、車があつても金がなくて買えないというふうになつておるという話ですが、これは従來去年から大体金の方でなくて、車がないからというわけでどんどん延びておつたわけです。今になつて車があつても金がなくて買えない。衆議院の方はすでに買つてしまつておる。どうも私は非常におかしいと思うのですが、その辺の事情を一つ御説明願いたいと思います。
○参事(近藤英明君) 只今藤井庶務関係小委員長から、庶務小委員会の御報告としてお話いたしました昭和二十二年度の予算の補正でございます。これはお手許に配付いたしました一枚紙の資料を御覧頂きますと、総額にいたしまして一千五十万九千余円と相成ります。内容の主なものを申しますと、特別日当二百五十人分單價百円と、こうなつておりますが。これは先般の規則改正によりまして、議員の滞在日当が、滞在雑費が四十円から百円に値上げになりましたことに伴いまして、その経費を、去る第一國会の会期延長に伴います期間の十日分と、第二國会の本年度末までにおける経費、これを見積りましたのが百九十四万五千円と相成ります。次に常任委員会の專門調査員の旅費、常任委員会書記の旅費等が実際上一般普通旅費の中に喰い込まれまして、現在不足を來しておりますので、この予算がなかつたのをここに正規に盛つて頂きたいと存じまして、これが八万八千円となつております。
 次は第二國会開会に伴ないましてバスの借上げを前回通り三台借りることにしてその経費が百万八千円と相成る次第であります。次に自動車購入費となつておりますが、これは先般予算に計上した経費によつてコマンダーの払下げを進駐軍より受けた次第でありますが、これは当時單價が三万二千三百六十円となつておりましたが、その後払下げ單價が訂正せられまして四万六千九百二十二円となりましたので、これの不足額一万四千五百六十二円を一台について計算した二十三合分三十三万四千余目をここに計上いたさなければならなくなつた次第であります。
 次に國会共通費の目の中におきまして、特別一時手当と申しますのが、例の突破資金として國会職員に支給せらるべき二・八ケ月分のうち〇・八ケ月分の予算百三十四万四千円を計上した次第であります。その他は國会開会に伴う印刷製本費、通信費、共済組合の給与金、給与特別措置費の不足額等を計上いたしました。以上合計したものが一千五十万九千百二十三円と相成る次第であります。昨日庶務小委員会において右御決定を願つた次第であります。
○佐々木良作君 そうするとまだ買えるということでございますね。
○参事(近藤英明君) さようです。今年度中になまだ五台くらい買えるわけであります。
○佐々木良作君 恐らく單價が上つておるがら、三十万円では無理だと思います。
○参事(近藤英明君) 少々三十万円は出ても、百六十万円ありますから五台くらいは何とか行くかと思います。
○佐々木良作君 そういうことで進展されるならば結構だと思いますけれども……。これは別の機会でも私はいつでも言つておるのですが、衆議院とこつちと事務能力の点で非常にこつちが劣つておる点が多々ある。従來貴族院時代からこつちの事務局が向うの出店みたいな印象があつた。機構的にもそれの残債が残つておるんじやないかと感じがするわけです。こういう実質的な改革をどんどんやつて貰わんと困ると思いますから、是非お願いしたいと思います。車の購入も今のように放つて置けば買えんようになるわけでありますから、適当に買う措置を取つて貰いたい。同時に車に関連しておることでありますが、何遍も僕は運営委員会で聽いたのでありますが、衆議院の油の使用と、こちらの使用とはつきりしない点がある。こちらでは正式に出るのは三百リッターと決つておる。どうもおかしい。衆議院では尚沢山使つておるというお話があつて、数回聽いたが、こちらの調べによるとそういうことはありませんといういつも事務局の話でありますが、本当にそう言い切れるかどうか、それは僕は非常に疑問に思つております。向うはこつちと同じ三百リツターかどうか、その点はどうですか。明らさまに今ここでする必要がなければ、或いは後でも結構でありますけれども、その点は相当違つておりますから、御説明願いたいと思います。
○参事(近藤英明君) 油のことにつきましては、ちよつと先般交渉会でもお話がありまして、交渉会でその事実を明らかにした記憶がございますが、ちよつとお隣りに関係することでもありますから、速記を止めて頂きたいと思います。
○理事(河井彌八君) 速記を止めて。
  〔速記中止〕
○理事(河井彌八君) 速記を始めて。
○理事(河井彌八君) 経費の増加について一つお決めを願いたいと思いますが、いかがでしようか。
○木下辰雄君 この專門委員の十一ケ月分というものは何月から何月までですか、常任委員会專門職員旅費……。
○参事(近藤英明君) 昭和二十二年の五月から昭和二十三年の三月三十一日まででございます。
○木下辰雄君 これは新年度においては、相当見込んでありますか、予算においては……。
○参事(近藤英明君) 來年度につきましては十分に見積りたいと、かように考えております。今年度の実積に鑑みまして、十分に見積りたいと存じております。
○理事(河井彌八君) 何か御発言ありますか……。
 それでは経費の増加はこの案の通り御同意と認めてよろしうございますか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○理事(河井彌八君) 御異議ないと認めます。次に藤井さん。
○藤井新一君 議員新記章再交付のことについて一言申上げますが、昨日の議院運営委員会の庶務小委員会において左のように決定いたしました。
 一 紛失、盗難、破損などにより再交付を必要とする場合には、その理由書を警務課にお出し下さい。
 二、次に右の理由書には、庶務小委員会の承認を必要といたします。
 三、承認のあつたものについては、実費五百円で警務課において再交付いたします。追つて新記章が交付になりますので、從來のものは昭和二十三年二月一日以降無効といたします。
 という決定をいたしまして、ここに御審議をお願いいたします。
○理事(河井彌八君) 只今藤井さんから新記章再交付に関する件について三つの点を挙げて御報告がありました。それについて何か御質問ありませんか。
○木下辰雄君 五百円というのは実費ですか。
○藤井新一君 実費です。もつと掛かつておると思いますけれども、少しまけてその程度できちんとした方がいいと思うのでしたわけです。千円ぐらいという人もございますけれども、それもどうかと思いまして、大体五百円程度でよかろうと、こう査定したのであります。それで二個、三個交付を希望する人もございますけれども、どうもいろいろな問題がありまするし、金の配給、銀の配給が容易でないのです。再製することが困難ですから、この際かくのごとく嚴格な意味において処理した方がいいと思つて決定したわけであります。
○松本治一郎君 これはこれとしてよいですか、外套なんか着るときに記章がなければ入りにくい場合があるのです。それだから古い引上げられた記章を返して貰いたいという希望が多いようですが……。
○藤井新一君 このことについて昨日も各委員から意見がございまして、論議したのですが、紛らわしくあつて、とにかく旧記章を佩用しない、そのくらいな不便は忍んで貰うということに決定したのですが、その記章は交換的に皆さんから貰つておりますが、今度は議員の方に警務課の方からお返しするというようにしたのです。そうしてそれは記念として保存されるようにということに申合せをしたのです。
○松木治一郎君 記念の保存よりも、やはり外套なんかに……。
○藤井新一君 そうすると二種類我々が持つわけなんです。この記章と前の記章といずれが本当の記章なりやということの、非常に社会的に紛淆を來す場合があるかと思うのです。
○松木治一郎君 略章と本章と置けばよいわけですね。
○藤井新一君 略章のことも考えたのです。ところが却つて議院の將來のためによくないだろうということでそれも取止めたのですが、無論それもここで御審議を願いたいと思います。
○理事(河井彌八君) 藤井さん、事務局から返さない方がよいじやないですか。紛淆するというならそうなりますね。
○藤井新一君 それはここで御決定を願います。
○理事(河井彌八君) 副議長の御意見は、あれがあつた方が外套を着た場合なんか便利だというわけですね。
○松木治一郎君 それでなければ二個貰うかですね。
○理事(河井彌八君) 一方は効力を認めると、片方は認めないと、こういうわけですね。
○島清君 私などもやはり副議長さんの御意見に賛成でございますね。
○理事(河井彌八君) 数が余り沢山あるわけでもないのですから、そうえらい紛らわしいことも起らないのじやないでしようか。
○参事(近藤英明君) 事務局としてはどちらでもよろしうございます。
○藤井新一君 金の再交付というのは、大藏省やGHQの方から承認を得なければならないので、容易に得られないのです。そこで議員は或る一定期間だけは佩用できないということになる憂いもある。そういう観点からこの際嚴格にして置く方がよかろうということで……。
 このことについて昨日も各委員から意見がございまして、論議したのですが、紛らわしくあつて、とにかく旧記章を佩用しない、そのくらいな不便は忍んで貰うということに決定したのですが、その記章は交換的に皆さんから貰つておりますが、今度は議員の方に警務課の方からお返しするというようにしたのです。そうしてそれは記念として保存されるようにということに申合せをしたのです。
藏省やGHQの方から承認を得なければならないので、容易に得られないのです。そこで議員は或る一定期間だけは佩用できないということになる憂いもある。そういう観点からこの際嚴格にして置く方がよかろうということで……。
○佐々木良作君 今一應はつきりとするという意味では、一つにきちつとできれば代えを出さない方がいいと思います。併し現実の問題として衆議院の樣子を見ると、衆議院の方は非常にもつと樂です。記章の出し方でも附け方でも……。こつちはさつきのお話じやないけれども、こういう細かいことをきちきちやつて行つても、実質が行われなければ何にもならないので、原則としてはそれを正章として他の略章を認めないということでもいいかも知れませんが、衆議院との関連においても、元のやつは返して貰つて、使つて見たければ使つてもいいということでいいのではないでしようか。それを特に略章だとか何とか、するとかせんとかいうことになるとややこしくなると思いますが、使つておつたからいかんということでなしに、原則として返して、そうして二つオーバーに附ける必要があれば附けておつてもよろしいということに了解しておいてもいいということくらいにして置けばいいと思いますが……。
○藤井新一君 佐々木委員のおつしやるように、成る程そこに彈力性のあるのもいいけれども、やはり参議院は参議院らしい一つの嚴格な意味においても佩用をして、それを以て参議院としての氣風までも昂揚して行きたいと思うのです。だから從來のはこれは佩用しない、した場合は無効であるというようにした方がいいと思います。そうしないと或る委員のごときはカフスボタンにも外套にもシャツにも方々に附けておる。誠に面白くない現象がたまにあるということを聞いておりますが、これだけは我々は一つそういうことをしない方がいいと思うのですが、いかがですか、佐々木さん。
○佐々木良作君 今の私の言うたことは、二つも三つも取れということでなしに、原則としてこれを附ける、元のやつは返して貰う。二つ要る場合があつて附けておつても、それを別に咎める必要もないのじやないかというくらいな意味なんです。そうして金がなくなる云々の問題もあることは、これは嚴重にしなければならんと思いますが、併しこの場合考えて貰わなければいかんと思うのは、先程の油の問題と同じで、事務的な官僚的な締め方をしても駄目なんですから、こつちが油を締めておつても衆議院がどんどん使つておれば、こつちはやつておつてもそれでは駄目だ。こつちもやれば衆議院もやらせる自信があつて、同じようにやらせるならばそれでよろしい。やれないならば二つのちぐはぐがないようにやらせる……。
○佐々木良作君 認めないというので附けておつたらどうなるのですか。
○藤井新一君 いよいよこれがなくなつてその期間中その昔のを附けてもいいということは話合いができております。又それができれば直ぐにでも差上げる。こういうふうにして、ないときにはこれを佩用してもいい、こういうふうに考えております。
○佐々木良作君 そうしたらこれを下に附けておつて、更に上のオーバーに附けておつたら、下にあるから取れというわけですか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○理事(河井彌八君) それじやそう決めます。
○藤井新一君 宿舎の問題ですが、これは衆議院の方において八疊の部屋にするということに決定されたのでありますが、ついては参議院におかれましても六疊では狭過ぎる。八疊にしてはどうだろうかという案がありましたので、昨日もこれを討議いたしました。その結果大体八疊の方がよかろうということに決を得たのでありますが、ここに御報告を申上げます。
○理事(河井彌八君) これはあれですか、部屋数はどうなりますか。
○藤井新一君 四十二と思いました。六疊の……。
○参事(近藤英明君) この議員宿舎の設置につきましては、先般衆議院の方でも六疊ということに一応決定いたしましたので、本院におきましてもこの委員会でこの設計を御相談いたしました結果、六疊の部屋にして四十二室を作る。かような御決定に相成つた次第であります。その御決定に基きまして設計並びに請負を進めておつた次第であります。ところが衆議院におきまして、その後六疊ではどうも物足らん是非八疊にして貰いたい。かような御希望が出ましたため、衆議院の運営委員会において八疊に設計変更に相成つたのでありまして、本院におきましてもそのことにつきまして是非八疊にしたい、かような話合いもありましたので、昨日庶務小委員会で右の件を御協議になつたのであります。それで六疊を八疊に変更いたしますと、部屋が八つ減ります。そういたしますと、三十四室ということに相成ります。尚只今でございますれば、基礎を小さく刻んでおりませんので、設計変更は何らの支障なく、竣工期間等にも特別に影響を与えることなく大体できる見込であります。
○佐々木良作君 これは第一期計画で來年度に続く工事だと思つておりますが、部屋は減るわけなんですが、來年度に続いて工事が今のところやれる見込かどうか…。
○参事(近藤英明君) この來年度の第一期工事のことにつきましては、いずれ來年度の予算と併せてこの運営委員会で御協議を願わなければならんと思いますが、一応私共の今考えまする第二期工事といたしますと、まず委員会廳舎の第二期工事、これはどうしてもいたさなければならんと思います。次に議員会館であります。これも第二期工事、場合によつては第三期工事でやらなければならん場合も生ずるかも知れません。資材等の関係で……。まずできれば來年度の第二期工事で完成いたしたいと思います。それから議員宿舎につきましては、それらの点を併せて考えまして、昨年議員会館の方に折疊みベッドの設備をいたすということにいたしまして、併せて議員会館に簡軍な宿泊設備ができるということに設計が御決定になつておりますので、これと併せて考えますならば、同時に四十二室こちらにできるとしますと、それと議員会館が完成するということになりますと、それで宿舎の方の第二期工事はもう必要がなくなるのじやないかということも考えられます。当時庶務小委員会でもそれで議員宿舎の四十二室そのものも要らなくなるのじやないか、かような御議論も出たような次第であります。これは或いはそうかも知れません。議員会館の方にベツドがあつて、事務補助員も入れるということになると、遙かにその方が便利だと考えられますので、まず一應來年度といたしましては、この議員宿舎の問題は、第二期工事の計画はまず考えないで行つたら……、かような氣持を実は持つております。状況を見まして、若しやはり議員会館の進行状況或いは議員会館の利用状況という点と睨み合せまして、第二期工事なり、第三期工事なりが必要であるならば、そのときに考えた方がいいのではないか、かような氣持を実は今持つていろいろ相談いたしておる次第でございます。
○佐々木良作君 今の議員会館と、委員会廳舎、それからもう一つは面会所ですか、これは衆議院と参議院と一緒に始つておるわけですが、これは並行的に、今進行状況は同じですかということが一つと、それからもう一つは、この宿舎の第二期工事をやるかやらんかについて問題になるのは、今の議員会館の進行が予定通りに行つておるかどうかということ、この二つをお伺いしたいのですが、並行的に行つておるかということは最初の予定通りに行つておるかということです。
○参事(近藤英明君) 工事につきましては、今の面会所の問題を除きますと、大体同じような状態になつておると思います。委員会廳舎は参議院も衆議院も現在ほぼ同じ状況に進んでおりまして、これは附帯工事の方の將來の見通しも考慮に入れて見ましても、これは年度末までには、技術の方面の意見を聞いて見ますと、実は数日前に技術関係の人が集りまして、詳細に説明を聽いて協議いたしたのでありますが、この委員会廳舎の方は附帯設備まで合せまして一〇〇%の可能性がある、かように申しております。これは衆議院の方も同じように年度末までに一〇〇%の可能性があるということになつております。
 それから次に議員会館でございますが、これは衆議院よりもこちらの方が現在、これは私よく分りませんが、一六%ばかり余計進んでおる計算になるのでございますが、どういう計算かよう私には説明でき兼ねますが、十何%ばかり向うより進んでおる、それで附帯工事も合せての計算といたしましては、今年度末までには完成には至らないのであります。多少仕事が残ることになります。
 それから宿舎の方も、会館と同じ程度に多少仕事が残ります。それから一番仕事の残りますのは面会所であります。これは衆議院の方は完成になる。これは面会所の問題は、衆議院は一番先に面会所の問題に取掛つた関係でございます。こちらは出足が遅かつたので、これが一番多く後に残る問題だと思います。
 それで建築が三月末までに全部が完成しない原因として、今日考えられますのは、輸送の点で、この割当になつて出る資材が東京へ來るのが遅れて來ております。それは第一次的に輸送いたさなければならないもののために、こちらのような建築資材の輸送が後廻しにされておるという事実がございます。それから更にセメントのようなものが、やはり割当がありながら、現に貰う状況であるのが、先にもつと第一次的に持つて行かれる面があるということによつて、当然入つて來なければならんものが少し遅れて來ておるということが、やはり工事を遅らす原因の一つでございます。それからもう一つは、寒さに向つておりますので、この天候の関係で、多少はズル面も予想はいたしておりますが、まず目下のところ、方針といたしましては、建築そのものを徹底的に急ぐ。そうして附帯工事そのものは多少遅れましても、とにかく使える状況にするということにいたして参りたい。こういうふうに実は先般の打合会で私申しておるような次第でございます。
○木下辰雄君 議員会館が全部完成する見通しは、いつのことになりますか。
○参事(近藤英明君) 議員会館も、來年度において全部完成する予定でございます。今年度におきまして、議員会館は、六百六十坪のものがどの程度仕事が残るか分りませんが、これは大体來年度において二千九百坪余のものが完成することになります。そうしますと來年度には、全部二百五十人に一室ずつという議員会館が完成する予定でございます。
○木下辰雄君 そうすると、議員宿舎を割当てて貰つた人も、議員会館を又別に貰うのですか。
○参事(近藤英明君) 議員宿舎は、東京に御住居のある方或いは東京に適当な宿舎をお持ちの方は御利用にならないものと考えますので、議員宿舎は、東京に宿舎がない或いはお家がないという方のために御利用願うようになると思います。それから議員会館の方ほ、全部宿泊設備を一應いたしますのは、議員宿舎へお泊りにならないで、ここへお泊りになことも考えられますか、同時に、夜なんか議事のために遅くなつたという場合に、急に、通常はお泊りにならないが、夜遅くなつたので、今日だけは議員会館に泊ろうというような、かような場合も考えまして、一應全部……。
○木下辰雄君 いや私の質問は、地方の人で、議員宿舎を貰つた人が、更に議員会館も貰えるかということです。
○参事(近藤英明君) さようでございます。その点は、無論議員会館の方も用意はいたしますが、議員会館の方は事務室という建前にいたします。
○理事(河井彌八君) いかがですか。今藤井さん、次長の御報告通りにお決めになつていかがですか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○理事(河井彌八君) 御異議ないと認めます。それではその通り決定いたします。
 それでは警務課長から、何か発言を求めておりますから……。速記を止めて。
   〔速記中止〕
○理事(河井彌八君) 速記をつけて下さい。いかがですか。今日の議題はこれで終了したと認めますから、これで散会したいと思います。今日はこれで散会いたします。
   午後三時五分散会
 出席者は左の通り。
   理事
           藤井 新一君
           河井 彌八君
   委員
           島   清君
           松木治一郎君
           黒川 武雄君
           佐藤 義詮君
           櫻丙 辰郎君
           梅原 眞隆君
           木下 辰雄君
           佐佐 弘雄君
           鈴木 憲一君
           堀越 儀郎君
           佐々木良作君
  事務局側
   参     事
   (事務次官)  近藤 英明君
   参     事
   (議事部長)  寺光  忠君
   参     事
   (委員部長)  河野 義克君
   参     事
   (会計課長)  清水  斎君
   参     事
   (警務課長)  青木  茂君