第002回国会 文化委員会 第4号
昭和二十三年二月二十六日(木曜日)
   午前十時五十三分開會
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  本日の會議に付した事件
○祝祭日の改正に關する件
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○委員長(山本勇造君) これから委員會を開きます。祝祭日の件につきまして、請願、陳情等が出ておりますから、それを議題にいたしたいと存じます。發明祭設定に關する請願が黒川美雄氏から出ております。紹介議員があるのでありますが、今日はお見えになつておりませんから、代つて事務の方の方から一つ讀んで頂きたいと思います。
○專門調査員(岩村忍君) 發明祭設定に關する請願書、紹介議員は尾崎行輝氏であります。
 その趣旨及び理由は、發明というものは、實行的な發明基礎になるような發明があるが、今までは基礎的な研究の方は相當重要性をおかれておりましたが、その基礎となるような實行的發明をする人が割合に認められなかつたので、この點そういう實行的發明をする人達を奬勵する意味で發明祭と設定して、それで發明界の無名の發明者達を奬勵竝びに感謝しようと、こういう趣旨及び理由であります。
 その方法は、毎年一定の日を期して發明祭とする。それで發明祭の委員會を置いて、毎年發明祭日に次のような事項を行う。
 その一としまして、過去における實發的發明家を國家的に表彰すること。それから二は、東京、大阪、福岡、札幌等の大都市の發明祭當日に、發明展覽會、映畫、演劇、講演會等を催すこと。三は全國的に發明祭りを行わせる。こういうような趣旨であります。
○委員長(山本勇造君) これについて何か御質問はございませんですか。
○三好始君 發明祭として、何月何日が適當であるというような趣旨は出ておりませんか。
○專門調査員(岩村忍君) はあ、出ておりません。
○委員長(山本勇造君) 他に御質問は……私から申すのもなんでありますが、一方で請願の形式にはなつておりませんけれども、新聞や雜誌等の輿論を見ますと、科學祭をやつたらどうだというような輿論もございますようですから、委員會としては、そう澤山の祝祭日は取れないのでありますから、これも祝祭日として取つて行きますかどうか、無論問題でありますが、或いは行事の方に加えられるかも知れないと思うのでありますけれども、それも今の科學祭という、なにかと睨み合わせて考えて行くべき問題であると思いますので、ここですぐ決定するのは困難であると思いますし、且つ又祝祭日と睨み合わせて行く關係もありますから、その時に論ずるようにいたしましたら如何でございましようか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者があり〕
○委員長(山本勇造君) では御異議ないものと認めます。三島君。
○三島通陽君 私の手許に一つ請願が參つておるのでございます。これは請願の形式が整つておりませんので、今日に間に合いませんからむしろ皆樣に御紹介にいたす方がよいではないかと參考にいたす方がよいのではないかと存じますので、ここにこれを紹介することを許して頂きたいと思います。これは明治節を存置して貰いたいという趣旨の陳情と申しますか、請願でございます。趣旨におきましては、明治節を制定せられました當時は、やはりこれが國民の輿論として、國民の總意として、制定せられましたものでありまして、加えて明治の御代というものは新生日本の躍動する生命の源であり、政治に、文化に、經濟に、あらゆる面において永久に忘れることのできない時代である。故に我々はこの明治節というものを通じて明治時代を永久に思い出して行きたい。こういう趣旨でありまして、これには澤山の人が署名をいたしておるのでございます。先ず鷹司信輔氏とか、或いは吉田茂氏というような人が主な發起をされまして、この發起さられた人が約十名でございまして、それに二千八十八名の人が署名をいたしまして、そうしてこれを參議院の文化委員會へ出して頂きたいというので、代表の方が來られました。正式にこれを請願を出すというのには日もございませんで、丁度御審議の最中であられますので、むしろそれでは私から御趣旨の程を十分に委員會にお傳えするが、それで宜いかと念を押しましたところ、それで結構だから十分に參考にして頂きたいというのでございまして、それでこの點を申上げて皆樣の御審議の參考にしたいと存じます。書類につきましては委員長から皆樣のお手許にこれを同覽して頂きますれば大變仕合せだと存じます。
○委員長(山本勇造君) 何か御質問でもございますか……。この問題は今のと同じように祝祭日を選んで行く上でいろいろ睨み合せがありますから、只今三島委員が仰つしやられたように、今のあれは十分に參考にするということにしまして、今日の委員會はこれで閉じまして、別にいろいろ御懇談申上げたいことがございますから後は速記を止めまして懇談會に移りたいと思うのでありますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(山本勇造君) それではそういうことにいたしたいと存じます。これにて散會いたします。
   午前十一時五分散會
 出席者は左の通り。
   委員長     山本 勇造君
   理事
           金子 洋文君
           久松 定武君
   委員
           梅津 錦一君
           三木 治朗君
           團  伊能君
           松野 喜内君
           淺井 一郎君
           大隈 信幸君
           岩本 月洲君
           高田  寛君
           三島 通陽君
           三好  始君
           徳川 頼貞君