第013回国会 議院運営委員会 第47号
昭和二十七年五月十六日(金曜日)
   午前九時五十一分開会
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 出席者は左の通り。
   委員長     川村 松助君
   理事
           加藤 武徳君
           木村 守江君
           赤木 正雄君
          小笠原二三男君
   委員
           草葉 隆圓君
           寺尾  豊君
           安井  謙君
           加賀  操君
           高橋 道男君
           相馬 助治君
           大隈 信幸君
           石川 清一君
           水橋 藤作君
           兼岩 傳一君
  事務局側
   事 務 総 長 近藤 英明君
   参     事
   (事務次長)  芥川  治君
   参     事
   (記録部長)  小野寺五一君
   参     事
   (議事部長)  河野 義克君
   参     事
   (警務部長)  丹羽 寒月君
   参     事
   (委員部長)  宮坂 完孝君
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  本日の会議に付した事件
○委員の辞任及び補欠選任の件
○公聽会開会承認要求の件
○五月一日京都に起つた集団不法事件
 に関する実情調査のため議員派遣要
 求の件
○電信電話施設及び現地の状況等に関
 する実情調査のため議員派遣要求の
 件
○議院の運営に関する件
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○委員長(川村松助君) これより開会いたします。
 常任委員の辞任及び補欠に関する件をお諮りいたします。
○参事(河野義克君) 自由党から内閣委員の鈴木安孝君同じく石原幹市郎君、人事委員の北村一男君、厚生委員草葉隆圓君、同じく中山壽彦君、文部委員加納金助君、同じく工藤鐵男君、郵政委員中川幸平君、農林委員田方進君、経済安定委員の小滝彬君、労働委員の野田卯一君、運輸委員の一松政二君がそれぞれ辞任せられて、内閣委員に中川幸平君、同じく草葉隆圓君、人事委員田方進君、厚生委員石原幹市郎君、同じく加納金助君、文部委員中山壽彦君、同じく小滝彬君、郵政委員に鈴木安孝君、農林委員北村一男君、経済安定委員工藤鐵男君、労働委員一松政二君、運輸委員野田卯一君を後任として指名せられたいという申出が出ております。
○委員長(川村松助君) 只今議事部長から御報告ありましたように、常任委員の辞任及び補欠に関する件を承任することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) 御異議がないようでありますから、承認することに決定いたします。
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○委員長(川村松助君) 公聴会開会承認要求の件をお諮りいたします。
○参事(宮坂完孝君) 地方行政委員長西郷吉之助君から、公聴会開承認要求書が出ております。公聴会の問題は地方自治法の一部を改正する法律案について、公聴会の月日は、五月二十三日であります。
 経済安定委員長佐々木良作君から、公聴会開会承認要求書が出ております。公聴会の問題は電源開発促進法案について、公聴会の月日は、五月二十八日及び二十九日の両日であります。
○委員長(川村松助君) 只今委員部長から御報告いたしました公聴会開会承認要求に関する件でありますが、承認することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) 御異議がないようでありますから、承認することに決定いたします。
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○委員長(川村松助君) 議員派遣要求に関する件をお諮りいたします。
○参事(宮坂完孝君) 地方行政委員長西郷吉之助君から、議題派遣要求書が提出されております。派遣の目的は、五月一日京都に起つた集団不法事件を実地に視察し、以て治安の維持に関する調査の資料とし、且つ警察法改正等、治安関係の立法に資する。派遣議員は堀末治君、吉川末次郎君、館哲二君、中田吉雄君、派遣の期間は五月十、六日から三十一日までの内四日間、派遣地京都市費用概算三万二千円であります。
 電気通信委員長鈴木恭一君から、議員派遣要求書が提出されております。派遣の目的、電信電話施設及び現地の状況等を調査し、日本電信電話公社法案及び国際電信電話株式会社法案の審査に資する。派遣議員は山田節男、小笠原二三男、水橋藤作の三名であります。派遣期間は五月十八日より五月二十四日までの内三日間、派遣地は大阪府で、派遣の費用概算は一万八千円であります。以上であります。
○川村松助君 只今部長から御報告しましたように、議員派遣要求に関する件につきまして、御意見がありましたら御発言願います。
○加藤武徳君 議員の派遣につきましては、元々はこの委員員で検討いたしておつたのでありますが、先般の決定で各常任委員長の御裁量に或る程度任せるという、こういう結論を一応は出しておりますが、今一、二の常任委員会からすでに議員が派遣されているようですし、又こうやつて只今も派遣の要求があつたのでありますが、私具体的な意見にはなりませんが、併し極めて抽象的に、こうやつて会期延長もしておるのでありまするし、会期もあと、さしてないわけなんでありまして、勿論現地を見ますることが審議の必要上、役立つということは十分わかつてはおりまするが、どうも私、こうやつて数個の委員会がお出になること、これについて若干疑問が私はございます。特に地方行政委員会等は重要な案を抱えておられ、それがために只今公聴会の要求も承認いたしたのでありまするから、この公聴会の開催期日等を含めて、その間に四名もの委員が派遣せられるということにつきましては、私若干割切れない。こういう工合に考えておるのでありまして私の抽象的ではございますが、意見を一応申上げます。
○相馬助治君 この問題については、原則となる場合には、私は極めて問題であるから、加藤君が今言つたと同じような趣旨で私はこの前反対したことを記憶しております。併しあのときは一応先例、原則として認められた。従つて私は今後、議運として当然しなければならないという場合には問題になるのですが、加藤さんも抽象的におつしやつたが、今回は私はやはり筋を通すということになれば、派遣することが至当だ。こういうふうに存じますが、加藤さんの言つている意見については、私は議運の立場からは至極賛成であります。今般の決定については、私はやはり反対するわけに参らぬと思うのであります。従つて私は賛成するのであります。加藤さんの意見は、のちほど何かの機会に採上げられるべきであるということを私は一応申上げます。
○加藤武徳君 私の意見は極めて抽象的でございましたが、内々聞くところによりますと、他の常任委員会でも、よりより議員の派遣の話が出ておるやに私は聞いておるのであります。そういたしますと、もうすでに数組出ちやつたのだから、あとも承認しようじやないかというような空気になることを私は非常に惧れておるのですね。で、私は真向からこれに反対だと、こういう意味ではございませんが、今申上げた点を十分一つ含めて、各常任委員長に注意を促して頂きたいというふうに私は思います。
○小笠原二三男君 加藤君の言われようとする気持はよくわかるのでありますが、常任委員長に注意を與えるなどということは、それは穏当ではないので、常任委員会が決定した限りにおいては、常任委員会は各種法案の審査の見通しをもつて、なお議員派遣可能としたのであろうと思うのです。この点まで私たち、会派から出ておる者が付度して、あれこれ推量することは、常任委員会に対して、やはり如何かと思われるので、そういうことをかたくなに言わぬで、もう前回以来議員省遣が行われている状況においては、常任委員会の責任において先ずやつて頂くことを可とし、いろいろ問題があるという点は、その都度加藤君のような御意見で議運で決定されるものがあるならば、そういうふうにしたらいいと思う。私は格式張つて常任委員長に注意を與えるなどということでなく、この程度にしてこの案件は決定せられるように願います。
○加藤武徳君 私の申上げたのは、常任委員長に注意というのは、やや強すぎて、四角張つて警告を発するというような意味ではなかつたので、この点を一つ御了解願いたいのです。ただ我我の立場からすれば、こうやつてやむを得ざる日数として三十日の会期延長をやつている、この期間中に、こうやつてどんどん出られることが、半面は法案の審議に資するし、又半面遅延を生ずる虞れがないだろうかという点を危惧しているのです。その気持を申上げたにすぎないので、只今の注意というのは、勧告等の強い意味ではなかつたということを一つ御了承願います。
○水橋藤作君 今藤さんの言われることもわかりますが、電通委員会の派遣につきましては、委員会でも相当やはり議論があつたので、そこで今度提案されるところの法案に支障のない限りにおいて最小限度、それは加藤さんの御趣旨に沿うて、法案の審議に差支えないように、最小限度の日限を、支障のない日を選んで、極く短期間のうちに是非大阪方面の財界の、外国との通信上、電信電話の公社になつたところの影響を聞きたい。又聞きに来てくれろという要請があるので、人員も三人に整理して、そうして行くということを決定したわけなんです。ですから加藤さんの言われること、よくわかりますが、我々もそれを承知の上で委員会で決定したのでありますから、電通の場合、必要やむを得ない。かように考えますので、御承認願いたいと思います。
○委員長(川村松助君) ほかに御発言ありませんか。加藤君の意見も、御了解を得ているようでありますから、承認することに決定してよろしゆうございますか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) 承認することに決定いたします。
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○事務総長(近藤英明君) 先刻小委員会で申上げましたが、今ここで出ましたので、便宜ここで御報告さして頂きたいと思いますが、日程の四につきまして社会党第四控室から中田吉雄君が反対討論十分間のお申出がございました。この取扱いを便宜ここでおきめ願つてよろしゆうございましようか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○事務総長(近藤英明君) それでは、この中田君の討論通告十分間というこれについての取扱いを御決定願いたいと思います。
○委員長(川村松助君) 中田君の討論十分間は承認することに決定して御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) 承認することに決定いたします。
○事務総長(近藤英明君) なお順序でございますが、順序は先刻おきまりになりましたかたの次ということでよろしゆうございますか……今申上げまして先刻御承認になつたのは三好君、堀君でございました。今お申込みになつたのは中田君でございます。現在これは小委員会をもう一遍開いて、小委員会で発言順序を決定することになるのですが、ここで……、会派の順序で行きますと中田君、三好君、堀君、こうなるかと思いますが。
○委員長(川村松助君) 順位は、只今事務総長からお諮りしたように決定いたします。
○石川清一君 これは、大会派の順位という原則があるのですか。
○事務総長(近藤英明君) 討論の場合は、通常大会派の順序に……、ずつとばらばらにお申込みになりますと、私どものほうは大会派順に整理して、ここへ御報告申上げております。ところが、本日ここへ出て来ましたのは、小委員会へ諮ります際は、前の二人しか出ておりません。前の二人については、大会派の順序で三好君、堀君という順序になつていた。ところが今、中田君がここで出まして、これが間に合いますれば、ここでそういう整理をする。若しこれが本会議へ入りましてから、小委員会等に間に合わなかつたが、実はおれのほうで、ここでもう一つやりたいというところが、どこか出て参りますとすると、その場合に、他の会派の御承認を得るという場合に、一番あとでよろしいからという申出でで、会派の順序が狂つておるという場合も多々あります。こういうことで、私が最初申しましたのは、そういうようなことから、あとから参りましたものですから、申しました順序でよろしゆうございますかと申したわけでございます。
   〔「了解」と呼ぶ者あり〕
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○委員長(川村松助君) 常任委員の辞任及び補欠に関する件をもう一回お諮りいたします。
○参事(河野義克君) 自由党から只今文部委員の黒川武雄君、電気通信委員の寺尾豊がそれぞれ辞任せられ、文部委員に寺尾豊君、電気通信委員に黒川武雄君を後任として指名せられたいという申出でがございます。
○委員長(川村松助君) 只今議事部長から報告いたしましたように、常任委員の辞任及び補欠に関する件は、承認することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(川村松助君) 御異議ないようでありますから、承認することに決定いたします。別に御発言もなければ一応休憩いたします。
   午前十時七分休憩
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   〔休憩後開会に至らず〕