第014回国会 議院運営委員会 第1号
昭和二十七年八月二十六日(火曜日)
   午前十時五十五分開会
  ―――――――――――――
 委員氏名
   委員長     寺尾  豊君
   理事      加藤 武徳君
   理事      木村 守江君
   理事      赤木 正雄君
   理事     小笠原二三男君
           石川 榮一君
           草葉 隆圓君
           古池 信三君
           溝淵 春次君
           安井  謙君
           加賀  操君
           小宮山常吉君
           高田  寛君
           高橋 道男君
           菊川 孝夫君
           三輪 貞治君
           相馬 助治君
           永井純一郎君
           松浦 清一君
           境野 清雄君
           大隈 信幸君
           松浦 定義君
           矢嶋 三義君
           水橋 藤作君
           兼岩 傳一君
  ―――――――――――――
  委員の異動
本日委員安井謙君及び松浦定義君辞任
につき、その補欠として長谷山行毅君
及び石川清一君を議長において指名し
た。
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 出席者は左の通り。
   委員長     寺尾  豊君
   理事
           加藤 武徳君
           木村 守江君
           赤木 正雄君
           菊川 孝夫君
   委員
           草葉 隆圓君
           加賀  操君
           高橋 道男君
           相馬 助治君
           大隈 信幸君
           石川 清一君
           矢嶋 三義君
           水橋 藤作君
           兼岩 傳一君
  ―――――――――――――
   議長      佐藤 尚武君
   副議長     三木 治朗君
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  事務局側
   事 務 総 長 近藤 英明君
   参     事
   (記録部長)  小野寺五一君
   参     事
   (議事部長)  河野 義克君
   参     事
   (警務部長)  丹羽 寒月君
   参     事
   (委員部長)  宮坂 完孝君
   参     事
   (議事課長)  海保 勇三君
  法制局側
   法 制 局 長 奧野 健一君
   参     事
   (第二部長)  岸田  実君
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  本日の会議に付した事件
○委員の辞任及び補欠選任の件
○議院運営小委員及び同予備員の選任
 の件
○理事の補欠選任の件
○庶務関係小委員の選任の件
○緊急質問の取扱に関する件
○国会職員給与規程第十三条の規定に
 基く特別手当の支給に関する件
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○委員長(寺尾豊君) これより会議を開きます。
 常任委員の辞任及び補欠に関する件をお諮りいたします。
○参事(海保勇三君) 自由党から、議運の安井謙君、決算委員の長谷山行毅君がそれぞれ辞任せられまして、その補欠として議院運営委員に長谷山行毅君、決算委員に安井謙君が補欠として指名せられたいという申出が出ております。改進党から議院運営委つ員の松浦定義君が辞任せられて、その補欠として石川清二君を指名せられたいというお申出が出ております。
○委員長(寺尾豊君) 以上の通り決することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(寺尾豊君) さよう決定をいたします。
  ―――――――――――――
○委員長(寺尾豊君) 次に議院運営小委員及びその予備員の選任に関する件、理事の補欠互選に関する件、庶務関係小委員の選定に関する件をお諮りいたします。
○参事(宮坂完孝君) 社会党第四控室から、理事の小笠原二三男君が辞任されまして、菊川孝夫君が推薦されております。民主クラブから、再び境野清雄君が理事に推薦されております。
 議院運営小委員及び同予備員及び庶務関係小委員に推薦されておりまする氏名を朗読いたします。
 議院運営小委員は、
  自由党、木村守江君、加藤武徳君、草葉隆圓君、長谷山行毅君、
  緑風会、赤木正雄君、加賀操君、高橋道男君、
  社会党第四控室、小笠原二三男君、菊川孝夫君、
  第二控室、相馬助治君、松浦清一君、
  民主クラブ、大隈信幸君、
  改進党、石川清一君、
  第一クラブ、矢嶋三義君、
  労農党、水橋藤作君
  共産党、兼岩傳一君。
  同予備員
  自由党、石川榮一君、溝淵春次君、
  緑風会、高田寛君、小宮山常吉君、
  社会党第四控室、三輪貞治君、椿繁夫君、
  第二控室、原虎一君、山下義信君、
  民主クラブ、境野清雄君、油井賢太郎君、
  改進党、松浦定義君、岩木哲夫君、
  第一クラブ、佐々木良作君、東隆君、
  労農党、堀眞琴君、鈴木清一君、
  共産党、岩間正男君、須藤五郎君
 庶務関係小委員
  自由党、木村守江君、
  緑風会、高橋道男君、
  社会党第四控室、菊川孝夫君
  第二控室、相馬助治君、
  民主クラブ、大隈信幸君、
  改進党、石川清一君、
  第一クラブ、矢嶋三義君、
  労農党、水橋藤作君
  共産党、兼岩傳一君、
 以上であります。
○委員長(寺尾豊君) 以上の通り決するに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(寺尾豊君) さよう決定をいたします。
○委員長(寺尾豊君) 次に、緊急質問に関する件をお諮りいたします。
○事務総長(近藤英明君) 只今、お手許にお配り申上げました表に載つておりますのは、十一件でございます。そのほかにあと四件ございますので、それを申上げます。載つていますのは朗読いたしませんが、その次に十二番目といたしまして、小林孝平君から、社会党第四控室でございます。小林孝平君が米価問題に関する緊急質問、要求大臣は総理、農林、大蔵でございます。時間は十五分の予定でございます。それから十三番目、同じく社会党第四控室の吉田法晴君から、保安庁における総理の新国軍創設訓示に関する緊急質問、要求大臣は総理でございまして、十五分でございます。同じく社会党第四控室の栗山良夫君、十四番目でございます。中小企業に対する減税と金融に関する緊急質問要求大臣は通産、大蔵両大臣。時間は十五分。それから次に社会党第二控室から、十五番目であります。これは松永義雄君でございます。米価問題と早場米奨励金について、農林、大蔵の両大臣を要求され、時間は十五分ということです。
 以上十五件の緊急質問であります。
○水橋藤作君 御覧の通り緊急質問は、大変たくさん出ておりまするが、我が党といたしましても、緊急質問がたくさんあるのですが、総理なり及び大蔵、池田さんなり、或いは外務大臣の施政方針によつて、この緊急質問はする、しないを、我々のほうは決定したいと思うので、まだ申入れしていないのですが、昨日の申合せと申しますか、懇談会の席上で施政方針がまだはつきりしない。従つて大蔵及び外務もその通りであるとするならば、緊急質問はまだ続々出て来ると思うのでありますが、先ず政府の施政方針、この演説をいつおやりになるか。又おやりになる意思があるのか。時期等につきましてお伺いしてから、緊急質問が、それに附随して違つて来ると思うので、先ずそれをお伺いしてから、これを決定されたら如何かと、こういうふうに一応考えるので、私のほうの緊急質問は保留します。出すことを保留するのです。
○石川清一君 改進党のほうも、二人緊急質問を用意しておりますが、総理の施政方針演説の結果なり態度を見ましてと、こういうので保留しておりますが、今日、あとから出すかも知れません。
○加藤武徳君 総理の施政方針を聞いて、緊急質問を行うという御意見のようですが、総理の施政方針演説に対しては、今までの慣例といたしまして、緊急質問ではなくて一般の質問を行なつて来ているのであつて、私は緊急質問との関連性はないというように、こういうふうに考えます。
 それから施政方針演説の時期等につきましては、昨日の懇談会で、政府はその事情を述べているのでありまして、私はその政府の説明を聞いて、了承したい。このように考えております。今日他の会派に緊急質問の要求等があれば、この機会にお出しになりまして、只今十五件を拝見いたしましても、随分と重複している面があるように見受けられるのでありまして御希望の会派はお出しになられて、そうして余り重複にならないような質問を行うということが、私はよろしいのじやないかと、こういう工合に考えております。
○水橋藤作君 加藤さん、私の申上げたことが不徹底だつたから、そうおつしやつたのかも知れませんが、私の申上げたのは、総理なり或いは外交なり、財政の施政方針演説があれば、質問しないで済むかもわからんという意味であります。それがなければ、いろいろ質問がたくさん出て来る。こういうことを申上げているのであります。施政方針演説に対しての質問をするということを申上げたのではないのでありまして、その施政方針演説がなければ、我が党といたしましても、これに対しての質問がたくさんありますから、それをはつきりきめてから、この緊急質問をきめて頂きたい。こういうふうに申上げたわけであります。
○加藤武徳君 それですから、緊急質問の御希望があれば、ここでお出しを願つて、重複にならないように調整を行なつて、すつきりした形の緊急質問をやつたらいいと、こういうふうに申上げたのであります。
○水橋藤作君 まだ加藤さん、徹底しておいでにならないと思うのでありますが、施政方針を劈頭おやりにならないということが、政府ではつきりきまつたのならば、私のほうはお出ししたい。それを先にお伺いしてから、我々のほうは緊急質問を出す、出さない、又それをどうするかということを取扱うようにしたほうが順序じやないか。こう申上げているわけであります。
○加藤武徳君 その点については、昨日の懇談会での官房副長官の御発言を私は了承いたしております。こういう以外に申上げようがないわけであります。
 それから昨日の懇談会で、いろいろ相談がございましたように、この議運の理事と衆議院の議運の理事との打合せを明日いたす。こういう工合いになつているのでありますから、これは今おつしやいました総理の施政方針演説と、直接の関連は或いはないかも知れませんが、開会式の日取りとか、或いは案文等について、更に国会法の改正等についても、恐らく私は話が進むのじやないかと、こういう工合に考えているのであつて、その機会に、今のような御意見を開陳なさる機会があるのじやないかと考えております。併し、それと緊急質問とは切離してお考えを願いたいということを重ねて申上げているのであります。
○菊川孝夫君 私も昨日、今当面したいろいろ、質問として聞きたいこと、即ち国会を開けば、議員が政府に質したいことは、重要問題はたくさんある。従つて早く施政方針演説をやられればいいが、そうでないと、どうしても緊急質問が出て来るだろうということをあらかじめ申上げておいたのですが、どうも昨日の副長官の言明を聞きましても、又新聞の伝うるところの情報によりましても、早急に総理の施政方針演説、蔵相の財政演説等が行われないような、今のところはそういうふうであります。従つて必然的に緊急質問が出て来ると思うのであります。併しこの緊急質問を見ましても、成るほど加藤君の言われる通りに、重複したものもございます。従いまして調整も行い、或る程度集約するということについては、私ども考えなければならん問題だと思います。従つて、そうせんと自由討議式になつてしまうから、かねがね我々は、緊急質問については、それぞれ成るべく権威あるものにしようということは、申合せはできておりますので、あの線に従つてやることに、私も同調したいと思いますがところで今、水橋さん並びに改進党さんのほうからもお話がございましたが、いろいろ考えているということもございますし、どうもこれは早急には行われないように、今のところは見通される、施政方針演説は。従つて緊急質問の要求は、各派でそれぞれ出して、そうしてこれを調整して、聞きたいポイントを聞いて問題の所在を明らかにするという方針で行つたらどうでしよう。これだつたら皆さんできるのじやないですか。成るべく譲り合つて、殆んど同じようなことを聞いておつても、だれてしまう。これだけやつても、四、五日やそこらかかつてしまうのですから、それではどうも会議の運営もあまり好ましくない。その点については一つやろうじやないですか。どの程度にしぼれるかということは、相談して見たらいいと思います。
○相馬助治君 菊川さんのお話は、主常に筋の通つたことで、その通りなんだが、それは或る前提が片付いた場合の話だと思う。私は水橋さんの言つていることは、或る意味においては、政府を攻撃しているようだが、そうでたくて、私はむしろ議長に協力していると思うのです。というのは、内閣総理大臣の演説をやれと言つておるのじやない。早急にやるならば、いろいろ聞きたい。特にまあわが会派の補正予算に関する緊急質問などというのは、池田さんが立つたら、おのずから明らかになるのであつて、早急におやりになるならば、その時間的な睨合せはむずかしいけれども、何も私は好んで緊急質問を、そんなにがたがたやる必要はないのじやないか。早急に行われないというならば、これはこういうふうに緊急質問を取扱うほかないのじやないかということを水橋さんの意見は含んでいると思うのであります。その前に、菊川さんの、新聞に伝えられるところによると、やりそうもないからこういうふうにやるというのでは、その通りなんだけれども、そこはちよつと官房長官なり何なりに聞くなり、又政府与党の見解を尋ねるなりして、その上に論を進めたほうが、話合いがうまく行くと思うのです。という理由は、菊川さんがそうおつしやつております。知もそう思つております。
 ところが改進党なり、それから労農党から、同一の題のものを出して、それはどうも原稿にまで、ほかの会派と協調して、打合せるということは、我が会派としてはできない。あなたら、まあやつて見ろと。やつて見た結果、聞いて見て違えば、うちのほうもやらなければならない。同じだつたら引つ込めようということになると、いろいろ話は面倒になると思う。従つて私は筋を立てて、政府側から見解を聞く。それが第一段。聞いてその結果によつて、やはりこれは議長に協力するという意味において、緊急質問の問題を一つ具体的に考えて、余りおかしくないことにしよう。これが私は筋だと思う。
○加藤武徳君 菊川君の御発言に対しまして、相馬君の御意見がございましたが、気持は御両氏とも同じじやないかというように了解をいたします。明日施政方針演説の期日や或いは開会式の日取り等について、相談をすることになつておるようですが、少くも明日、明後日、二日以内には施政方針演説等もないのですし、ここに今要求しておられまする案件は、いずれも緊急性のあるものが多いようにも見受けられますし、施政方針演説の日時とは私は切り離して、そうして昨日の官房副長官の発言で、我々は大体の施政方針演説の日時等も了解が行つているわけなんで、少くもここ二、三日は不可能だ。こういう事態がはつきりしているのですから、私は菊川君の御発言のように、ここで御希望の会派等もお出しになられて、そうして調整を図つて、余りごてごて重複しないように、すつきりした形の緊急質問をおやりになる。こうしたらいいのじやないか。こういうように思つております。
○矢嶋三義君 私は昨日のいわゆる懇談会に、のつぴきならんことがあつて出席できませんでした。而も速記がないので、どういうふうに取運ばれたかは、正確に察知することができずに、同僚議員から若干承わつた程度でございますが、それによると、昨日江口副官房長官がおいでになつて御説明になつたそうですが、只今加藤君からお話があるように、皆さん了解したとは、私は承わつてないわけなんです。私自身も間接的に江口剛長官の説明を聞いたところでは、納得できないのです。
 と申しますのは、この国会が、本日召集されるということは、とつくにわかつておつたことでありますし、何が故に施政演説ができないのか。いつになつたらできるのか。そういうことを、まあ長官あたりから、はつきり責任ある言明ができなければ、十四国会をこういう形でスタートするということは、私は反対であります。国会のこれが途中において緊急質問の形で問題が起つた場合に、他の会派に質問を譲るというようなことはあり得るけれども、いやしくも通常国会の冒頭から、いろいろ問題があるのに、而も政府側が所信を披瀝しないのに、全く暗闇に手探りで緊急質問の形で行く。而もそれを他会派から譲つてもらいたいと言われても、これははつきりとわかつたところの通常国会のスタートであるだけに、なかなか私は話はまとまらんと思うのです。ここ当分、施政演説というものがなされない。かくかくの理由でなされないということが明確になつて、それを了解した上においては、第一クラブ等も、或いは緊急質問を要求するだけの用意を持つているわけなんです。
 従つて私は、ここに主張いたしたい点は、政府の責任者から明確に、どういうわけでその施政演説はできないのか。それから、いつ一体施政演説をやるつもりか。それを先ず責任ある官房長官から明確にして頂いて、その次の私は話にして頂きたい。こういうように思います。
○加藤武徳君 昨日の懇談会は、正式の委員会では勿論なかつたわけですが、政府も誠意を尽して我々の質問にも答えているのでありまするし、私は昨日の江口官房副長官の発言が、政府の考え、その通りだ。こういう工合に了解をしているのでありますが、施政方針演説については、期日等の見通しは、はつきりいついつとは申上げられない。只今十分研究を重ねておりますと。こういうことですから、一つ発言のように御了承を願いたいという工合に私ども思つております。
 従つて只今研究中であり、今遽かに今日明日には演説がありそうにもないのですから、この問題と緊急質問を切り離して議を進める。先ほどの私の発言のように是非御了承願いたいと思います。
○菊川孝夫君 これは非常に微妙な関係であります。と申しますのは、恐らく次には自然休会、或いは衆議院の解散というようなことが絡んで来ておるのです。率直に申しまして……。下手をすると、総理の施政方針演説なしに解散になつてしまうという危険もなきにしもあらずでありますから、私が昨日申上げましたように、若しも、早くすべきであるにもかかわらず、どうしても政府が言を左右にして遅らすならば、参議院で議決をして、早く施政方針演説をやれという議決をするという考え方もあるでしようが、こういうことも、我々研究しなければならないのでありますが、若しもすぐやらないようだつたら、官房長官の出席を求めて、施政方針演説についてどう考えておるかということを質さなければならんということを申上げておきました。それで言を左右にして遅らすならば、緊急質問で尋ねて行かなければならん。非常に尋ねたいこともたくさんある。こういうことを申上げておいたのですが、昨日の江口官房副長官の説明程度で了承ということは私は無理だと思う。
 そこで今日松浦さんからも、今日は官房長官の出席を求めようという意見も出されたのですけれども、まだ只今その手配もできていないようでありますから、差当り、政府は一体いつ施政方針演説をやるか、それから開会式の日取り等も明日の協議会できまるのでありますが、それがきまつて、今後政府当局と参議院のほうと意見が一致すればよろしいし、意見が一致しない場合には、緊急質問でやつて行くか、或いは施政方針演説をやれという決議文でやつて行くか、これはそれぞれ相談しなければならん問題だと思いますが、差当り昨日は副長官が来て、ちよつと説明したけれども、副長官は新任早々で、まだ不慣れであるから、どうも要領を得ない点があつたので、この点から聞いて行けばいい。どうしても緊急質問で行かなければならんということを私は先走つて申上げたわけであります。その場合には、順序を立てて、譲れるものは譲つて行こう。どうしても譲れないものは譲れないのだから、一つ歩調を合せて、重要な点だけ聞いて行こうということを申上げたのでありますから、御了承願いたいと思います。
○加藤武徳君 いろいろ御意見があるようですけれども、明日の衆参両院のお互いの打合会で、恐らく政府も、更に重ねてできるだけの誠意を尽した話をするのじやないか。こういう工合に私は予想しております。施政方針演説なり、或いは開会式の日時等について、ここで一方的にきめ得る問題でもないのですから、私の気持としては、明日定例日でもございますし、緊急質問をやつてはという気持でおりますが、併し、たつて今のような御意見があれば、これは私は明日の打合せ以後に、更に緊急質問のこの問題を取上げてよろしいのじやないか。こういう工合にも思つておることを附加えて申上げます。
○石川清一君 昨日の懇談会は、差当り懇談会だと思つておるわけでありますが、そのことは、十四国会は常会として召集されましたけれども、昨日のお話の中では、当然この中に取入れなければならないところの臨時国会的な性格、いわゆるそういうものをどういうふうに扱うかというような政府の事務的な話もなかつたわけです。そういうものが片附いて、そうして十四国会に対する政府の施政方針演説をするかしないかというような政策的な、積極的な面も確定したあとで、それからそれを聞いたあとで、緊急質問をするしないということは、これは当然取上げるべきで、政府は当然要求しなくとも、この常会の中に臨時国会的なことを、どういうふうに扱うかというような、こういうことがあつて然るべきだ。そうあるべきだと。こう思つておるので、昨日のは軽い懇談会というので、私は何も捉われておらない。政府は当然せなければならない事務的なものは、まだたくさんある。議運に対しても残つておると私は存じておるわけです。
○矢嶋三義君 只今、この緊質急問の問題から話が発展して来ているのでありますが、こういう関連がありますから、ちよつと申上げますると、只今の加藤君の発言の中に、明日、衆参の議運の理事で打合せをして、開会式がいつになるかがきまる。で参議院が一方的にきめて行くのはまずいから云々と。こういう御発言がありましたが、この開会式をいつ開くべきかという問題については、当参議院としては、前回の常会が開かれる場合に、相当私は論議されて、参議院の意思というものは、大体私はきまつていると思います。
 と申上げまするのは、十二月上旬に常会が召集されて、一月に開会式が行われる。これはどうも面白くないから、十二月上旬に常会が開かれたならば、その開かれた当時開会式をやるべきであるという圧倒的意見で、それを衆議院に持つて行こうとしましたけれども、従来がそうでなかつたのと、すでに衆議院の態度がきまつておつたので、あのときは一応譲つて、そうして御承知のように、一月に開会式が開かれたわけでありますけれども、次回からは、参議院としては、国会が開かれた当初に開会式が行われて、名実ともに、召集すると同時に国会が開かれるようにしようというところの意思を私は決定されていたと思います。従つて明日両院の打合せに臨むに当つては、前回の意思決定の線から言うならば、我々といたしましては、この第十四国会の開会式というものは、おのずといつ開くべきかということは出て来ると思います。そういう点ははつきりと私は前回に引続いて意思を決定して、その意思が通るように衆議院側と話合わなければ、私は前回の決定から言つても矛盾していると。こう考えるわけですが、委員長はどういうふうに御記憶になさつておるか。私は委員長に一応承わつておきたいと思います。又は議長でも……。
○加藤武徳君 今の矢嶋君の御発言ですが、赤木先生からも只今のような強い御意見があつて、そしてこの委員会の殆んどの空気が、そういう結論でしたが、私もよく記憶をいたしております。と同時に、式辞の案文等についても、両院でごたごたした先例等があつたので、よく話し合おうじやないかという、こういうことにもなつておるわけです。こういうことについて、やはり明日相談が進められるのではないか。こういう工合に私は了解をいたしておるわけです。
 ただこの国会は、通例の通常国会と違つて、こういう形で開かれておるのだという点も、これは一応考慮に入れなければいけないのではないかということも考えておるのでありまして、この点も附加えておきたいと思います。
○菊川孝夫君 だから今出ている緊急質問の取扱いが議題になつているのですが、その問題は、明日両院の議運の理事打合せ会を開いて、開会式の日時、当然その次には、施政方針演説の議も出るだろう。若しも参議院として納得できるような政府の説明があれば、それでよろしいし、そうすれば、緊急質問と施政方針演説に対する質問をどう調整するかということは別に考える。それがどうしてもできないということになれば、今度は、一体施政方針演説というのは、どうあるべき問題かということが今度は例が違いますので、いつでも十二月に召集されまして、年内は殆んど休んで年が明けてから、施政方針がある場合が多いのでありますから、そういうところから考えて、今度はその当時とは違う。解散を前に控えております。それで違うから、どういうふうにやつて行くか。早くやるべきであるというような意見が一致したならば、決議案を以てやるというような要求も必要でしよう。併しそれがどうしても巧く行かないようなときには、緊急質問について一つ質問を進めて行こうじやないかという方針がきまつたら、直ぐこれにかかつて、皆が必要限度どういうふうにしてやるかという振合をきめる。こういうふうにしたらどうですか。次の議運、今度の議運をいつ開くか。明日打合会を開いて、その結果を見て、もう一遍議運を直ぐ開くか。明日開く本会議の定例会はどうするかということをきめるということにして、今日はこの辺にしたら、どうですか。
○矢嶋三義君 今の菊川君の意見は、私は賛成でございますが、ただ菊川君に一言申上げたい点は、先ほどからあなたのお言葉を承わつても、或いは加藤君の発言の中にも、如何にもこの国会は異例であつてと。確かに繰上げられた点についてはそうです。その言葉のかげに解散々々という言葉が出て来るわけですが、吉田総理は、未だ曾て解散ということを言わないで、任期一ぱい担当すると言われておるし、恐らく江口副官房長官も、そういう線で臨まれたと思う。責任ある政府の当事者は、我々に対しては任期一ぱい政権を担当するということを常々発言しておるわけでございまして、従つて私ども、公の場に臨んで物考える場合には、何も新聞辞令によつて、解散ということを表面に出して私は議論をしたくない。それならそれで速記をつけないで、懇談会でやる。何らかそういうような態度に政府が出て来れば、又私も考え直して、議論をしなくてもよい。そう、いう点について、ちよつとまずいので、一言申上げておきます。
○委員長(寺尾豊君) この緊急質問の問題は、只今各位が御協議いたしましたように、明日の議運の両院の理事の懇談会で結論をみると。検討をして、その結果を見てこれを決すると。かように取扱うことにして御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(寺尾豊君) では、さようにこれは取扱うことにいたします。
  ―――――――――――――
○委員長(寺尾豊君) 次に、なお私が委員長といたしまして、昨日倉石君、石田衆議院議院運営委員長等に申入をいたしました結果、明後日、即ち今日から申しますと明日になるわけですが、これは是非開くようにしたい。こういうことでありましたので、併しはつきり明日ということは、そのときに確約をしたということではないのであります。明後日頃と、こういうことでありましたので、直ちに散会をいたしましたならば、石田君に再び会いまして、明日開くことを強く要望をいたしたいと思つております。
○菊川孝夫君 その点についてその際に特に問題になつております国会法の一部改正につきまして、御承知の常任委員会の再編成等について、向うの衆議院では継続審議になつておりますが、参議院としては全会一致で通過したものであるし、而も当面その再編成気構えと申しますか。常任委員会の所属等もはつきりしないようなところから、あそこの専門員室等でも、多少動揺を来しておるようでありますので、速かに落着いて、どういう方針で行くかということをきめなければならないので、早く、今日は少くとも議院運営委員長としても、与党所属でございますので、これは衆議院のほうの与党が大体態度をきめられれば、直ぐきまる問題でございますので、大して停頓する必要のない問題だと思いますので、早くこれを促進してもらわんと、僕のほうでも、各議員が、一体今度どこの所属になるかということがはつきりしない。委員長の割当てその他について、あれだけ準備を整えたものが、未だ停頓状態で、誠に組織面におきまして渋滞を来しておりますので、明日の懇談会までに、少くとも大体話をつけておいて、明日の懇談会で、それではこういうふうにきめることになるように、一つ進行かたを責任を以て与党の諸君にお願いしたいと思います。
 これを申添えておきます。
○委員長(寺尾豊君) 了承いたしました。
  ―――――――――――――
○委員長(寺尾豊君) 次に、国会職員給与規程第十三条の規定に基く特別手当の支給に関する件をお諮りいたします。
○事務総長(近藤英明君) 本件につきましては、昨日懇談会の機会を拝借いたしまして、比較的詳しく申上げた次第でございますが、去る十三国会におきまする国会職員の特別な勤労の状況に鑑みまして、国会職員に国会職員給与規程第十三条による特別の手当を支給いたしたいと存じまして、種々折衝を続けました結果、過勤務手当の予算五百三十四万六千円の支出ができる状況となりましたので、この予算を以ちまして、国会職員給与規程第十三条の規定によるところの特別の手当を支給いたしたいと存ずるわけでございます。その金額は、大体におきまして本給の〇・五が基準と相成るわけでございますので、御了承をお願いいたす次第でございます。
○委員長(寺尾豊君) 只今、事務総長報告通り了承するに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(寺尾豊君) さよう了承いたします。
 では明日の委員会は、両院の協議会を終りまして、その模様によりましてはこれを開会する。こういうようなことで御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(寺尾豊君) そのようにいたします。
 では本日は、これにて散会をいたします。
   午前十一時三十二分散会