第063回国会 本会議 第1号
昭和四十五年一月十四日(水曜日)
   午前十時三十三分開議
    ━━━━━━━━━━━━━
○議事日程第一号
  昭和四十五年一月十四日
   午前十時開議
 第一 議席の指定
 第二 会期の件
 第三 内閣総理大臣の指名
    ━━━━━━━━━━━━━
○本日の会議に付した案件
 一、議長不信任決議案(松澤兼人君外四名発議)
  (委員会審査省略要求事件)
 一、日程第一より第三まで
 一、常任委員長辞任の件
 一、常任委員長の選挙
 一、特別委員会を設置するの件
    ―――――――――――――
○副議長(安井謙君) 第六十二回国会閉会後の諸般の報告は、朗読を省略いたします。
     ―――――・―――――
○副議長(安井謙君) これより本日の会議を開きます。
 この際、おはかりいたします。
 松澤兼人君外四名発議にかかる議長不信任決議案は、発議者要求のとおり、委員会審査を省略し、日程に追加して、これを議題とすることに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(安井謙君) 御異議ないと認めます。よって、本案を議題といたします。
 まず、発議者の趣旨説明を求めます。松澤兼人君。
   〔松澤兼人君登壇、拍手〕
○松澤兼人君 私は、日本社会党、公明党、民主社会党、日本共産党、第二院クラブを代表して、ただいま議題となりました参議院議長重宗雄三君に対する不信任決議の提案理由の説明を申し上げたいと思います。
 まず決議文を朗読いたします。
   議長不信任決議
  本院は、議長重宗雄三君を信任しない。
  右決議する。
     理 由
  議長は第六十一回国会において、「大学の運営に関する臨時措置法案」が、文教委員会でまつたく審議が行なわれていないにもかかわらず、政府与党の圧力に屈して法規慣例を無視する異常にして違法の採決を強行した。これはわが国の議会史上、いまだかつて例をみない暴挙であり、議会制民主主義の根幹をなす両院制を根底からくつがえし、参議院の存在意義を否定するものである。
  院の代表者としてかかる事態をひきおこした議長の責任はきわめて重大であり、みずからその職責と権威をふみにじつたと断ぜざるを得ない。
  これまで野党五派は、議長に対して即時辞任を要求してきたのであるが、議長は何ら反省することなく居すわりを策している。このようかことは、公平であるべき議長の行為として許し得ない。
 これが本決議案を提案する理由である。
 光栄あるべき一九七〇年代の最初の参議院がこのような議題によって幕をあけなければならなくなったことは、私たちすべてにとってまことに悲しむべきことであります。私たち、あの時にこの本会議の議場にあった者は、みな、あのような議長の違法な処置が正当化されるならば議会制民主主義はもう終わりだと、身にしみて考えたのであります。議会制民主主義の終えん、それを考えたのであります。これをあえてつくり出した者は、ほかならぬ重宗議長その人であったのであります。いまさら申し上げるまでもなく、一党一派の横暴と無理押しがいかなる事態を引き起こし、国民主権者の信託を裏切るものであるかを、私たち議員ひとしく痛感したのであります。当時の混乱の一々について説明することは差し控えて、決議案の理由にも申しました第六十一回国会の最終の大学運営臨時措置法案の採決にあたって、重宗議長のとった措置は言語道断のものであります。議長は、昨年の八月三日、通常国会閉会の日、二日前、同法案の強行採決を決意し、ときにはそのために新兵器の使用をほのめかしていたのであります。それが不当、違法、慣例無視の一分間の採決であり、そのため速記録の改ざんと思われるような手続上の混乱を起こしたのであります。この法案は、御承知のように、参議院の文教委員会では何らの審議が行なわれず、委員長の一方的処置によって多数をもって可決されたと報告されたものであります。この場合、議長が公正ならば、委員会への差し戻し審議、あるいは本会議での徹底審議によって、十分、議員の意見を聞き、参議院の良識にふさわしい審議の方法をとることができたわけであります。しかし、そのときの重宗議長の心情は、佐藤総理、総裁からハッパをかけられ、あるいは田中幹事長、あるいは党役員から締め上げられて、みずから高貴なる議長の権威をどろに汚してしまったのであります。まことに党人の打算のみにその命をかけたと言わなければなりません。議長の政治的生命は、この一瞬に市井の暴力の徒と何ら異なるところなき汚辱にゆだねられたのであります。権力と栄達に野心を燃やした一自民党人のあわれむべき末路と言うべきであります。議長自信も、あのときには深くその責任を感じ、辞表を副議長に託し、事後の収拾を依頼したといわれておりました。それが、党から、いまやめられたのではいかにも党が悪事をけしかけたことになるから思いとどまってくれと言われて、また居すわる気持ちに変わったといわれているのであります。その節操のないこと、信念のないことを議長みずからがその行為によって示したものであります。良識の府の参議院議長として、私たちはふさわしい人物とはとうてい考えることができないのであります。
 それ以来、参議院は臨時国会召集に至るまで全く空白となり、八月、九月、十月、十一月の四カ月間は一日の委員会も開かれず、国民の負託を裏切る日々が続いたのであります。各党各派は、それぞれ今後の参議院の正常化や、期待される参議院の改革について論議、検討を続けてきましたが、その結論は、どのような改革案をつくってみても、参議院の議長が一党の党略に巻き込まれ、党あって院を無視するような態度をとる限り、院の正常化は百年河清を待つにひとしく、全くむなしいものであるということになったのであります。
 このような混乱と紛糾をあらかじめ避け、参議院みずから自主性と独立性を守る道として、私たちは従来から、議長たる者はすべからく党籍を離脱して公正なる態度をとるべきであると主張してまいったのであります。ついにこのわれわれの要望はいまだ実現を見ておりませんけれども、このわれわれの主張の正しいことは、あるいは戦前においても衆議院においてすでに明らかであり、幾多の経緯を経て、正副議長の党籍離脱ということが院の公正なる運営のためには欠くべからざるものであるという正しい結論が生まれてきたと考えるのであります。
 外国におきましては言うに及ばず、議長はおおむね中正の立場をとり、そのために、議長の職責というものは議会の中におきまして千鈞の重みを加え、国家の機関として国民から栄誉と信頼をかちえているのであります。私たちは、外国にそういうことがあるということばかりでなく、われわれみずから反省して、この前の誤りを今後再び繰り返さないためにも、どこまでも党籍離脱ということが院内の公正なる運営からいって必要であるということを確信しているのであります。しかし、私たちが幾たびかこのことを議長あるいは副議長に進言し、要望いたしましても、参議院におきましてはいまだその実現を見ていないことは、まことに遺憾であります。正副議長を与党が独占する一つの理由として、与党は政府に対して責任があるから、正副議長はその与党の立場をとらなければならないということを言う人があります。しかし、院の運営は議員全体の共同の連帯の責任でなければなりません。その立場をとる限り、私たちは、重宗議長がわれわれの意見に耳を傾けて、いち早く党籍を離脱して、議員から、あるいは国民から信頼をされる立場をとらなければならないと考えてまいったのであります。
 前々国会が閉会いたしまして、あの事件を各方面、各立場からいろいろと論議をされてまいりました。その一つは、いま申しました議長が一党一派に属していては公正なる運営をすることができないということ、議長が、私は党人であるということを言っておる限り、党の方針やあるいは党略に巻き込まれることは当然であります。そういう立場から、公正であるべき議長は、どこまでも党を離れた独自の立場をとるべきであるという意見がその一つであります。
 その二つは、多数決原理と少数意見の尊重ということであります。これはもとより私たちも、封建時代から近代国家に至るまで、議会制度の発達の歴史の中におきまして、多数決原理は議会制度をささえる柱として重要であることを認識するものであります。しかしながら、同時に学者の説などによりますというと、多数決原理はあくまでも相対的なものであり、便宜的なものである。そのもの自体に真理の価値があるというものではないということであります。したがいまして、ある議会のある時において決定されましたその決定というものが正しいかどうかということは、歴史によってのみ証明されるということであります。この点を考えるならば、この多数決原理と同時に、少数意見の尊重ということが車の両輪のごとくあって、初めて議会の公正なる運営がなされる、これが真理であると考えるのであります。
 したがいまして、選挙のときに多数をとるならば、あとは何をやってもいいという、そういう多数決原理は一党の独裁と言わなければならないのであります。百人のうち九十九人がシカを馬と叫んでみても、決してシカは馬になりません。参議院における皆さま方の議席は百三十数名であります。その人たちが正しくないことを正しいと言っても、正しくないものは決して正しくはなりません。これが真理でなければなりません。しかも、今回の選挙に徴しましても、自民党に対する支持率は半数を割っておりまして、四七%六三であるといわれております。この半数以下の国民の支持を得ている自民党が国会の中において横暴をきわめるということは、半数の国民の意思を全く無視しているやり方にすぎません。私たちは、この国会の運営をする議長の職責としては、この半数の意見というものをいかにして、すなわち少数意見というものをいかにして議会の審議に反映させるかということに議長は重点を置かなければならないと考えるのであります。
 このような行き届いた理解のある態度をとり得ない重宗議長を、私たちは絶対に信頼することができないのであります。(拍手)
 以上の点を申し上げまして、各派共同の提案となっております重宗議長不信任の決議案の説明を終わらしていただきます。
 何とぞ議員各位の御賛同をいただきたいと考えます。(拍手)
○副議長(安井謙君) 本案に対し、討論の通告がございます。発言を許します。木村禧八郎君。
   〔木村禧八郎君登壇、拍手〕
○木村禧八郎君 私は、ただいま野党五派によって共同提案されました重宗議長不信任案に対しまして、日本社会党、公明党、民社党、日本共産党、第二院クラブを代表し、賛成の討論を行ないたいと思います。(拍手)
 重宗参議院議長が、不信任に値すると私が考えます最大の理由は、第六十一国会におきまして、健保特例法及び大学法に関し、衆議院がおかしました行き過ぎの行為、すなわち、憲法を無視し、国会法に違反して法案を強行成立せしめ、そうして議会制民主主義を破壊するというこの衆議院の行為に対しまして、参議院議長として、これに抵抗し、その反省を求める努力をいたさなかったどころか、昨年八月二日の参議院文教委員会での、自民党の衆議院以上に行き過ぎました大学法の強行採決、つまり、衆議院文教委員会におきましては、十時間程度ではありましたが、一応、委員会審議を行ないましたのに、参議院文教委員会では、法律案の一句一行も質疑しないまま、いわゆる審議ゼロで強行採決いたしました。こういう衆議院以上の参議院の行き過ぎに対しましてさえも、議長は協力したばかりではございません。さらに、八月三日の参議院本会議におきましては、国会法十九条、参議院規則八十八条を乱用し、違法の大学法強行採決を行なったことであります。
 ここに言う衆議院の行き過ぎと申しますことは、衆議院におきまして絶対多数を占める自民党のおかした行き過ぎということでございまして、野党をも含む抽象的な衆議院の行き過ぎということでないことは言うまでもございません。
 参議院の存在理由、すなわち、衆議院と異なった特色、任務、役割りにつきましては、いろいろな点が指摘されておりますが、そのうちでも、参議院の存在理由の裏づけとなるべき最も重要な点は、いわゆるチェック・アンド・バランス、すなわち、衆議院の行き過ぎを阻止し、これを是正し、調整する役割りであることは世論の一致するところであります。この役割りが果たせないならば、参議院の存在理由の大半は失われてしまうと評しても言い過ぎではないと思うのであります。しかも、参議院は、このチェック・アンド・バランスにつきましても限界があるのであります。つまり、条約、予算、会期につきましては衆議院議決が優先するのでありまして、参議院はこれに従わざるを得ません。したがいまして、参議院が衆議院の行き過ぎをチェックできますのは法律案に限定されているのであります。ですから、現行のわが国の議会制度は完全な二院制度ではなく、一・五院制度にすぎないともいわれているのであります。しかし、法律案のチェックを通じて間接的に条約、予算、会期についての衆議院の行き過ぎを牽制することはできるのであります。したがいまして、法律案の行き過ぎさえもチェックし得ないとなりますならば、参議院のいわゆる〇・五院制もくずれ、参議院の存在理由はほとんど失なわれてしまうのであります。
 それですから、参議院議長の重要な資格の一つは、限定された範囲内ではございますけれども、二院制における参議院の役割り、すなわち、法律案についての衆議院の行き過ぎをチェックし、それを通じて間接的に条約、予算、会期についての行き過ぎをチェックし得るというこの役割りを果たそうとする意思と能力と実行力を持っているかどうかにあると言えると思うのであります。重宗議長を信任し得るか、し得ないかを判定する重要な基準もここにあると思うのであります。
 ところで、重宗議長は、遺憾ながらこうした資格を欠いていることを第六十一国会における健保特例法と大学法に対処するしかたを通じてはっきりと証明したばかりでなく、重宗議長の行為を通じまして、参議院存在の重大な危機、二院制、議会制民主主義の決定的危機をもたらしたのであります。自民党も重宗議長も、野党の審議拒否あるいは審議の引き延ばしに対抗するためには強行採決はやむを得ない、こう弁明しております。しかし、この弁明は、野党をしてなぜ審議を拒否し、あるいは審議引き延ばしをせざるを得ないような行動に出させるのか、その法律案の内容について、つまりその法律案の反国民的内容については触れてないのであります。こうした態度は、ドイツの昔話にたとえることができると思います。昔、ある農夫が彼の馬を苦痛に耐えないほど強くこれをなぐった。馬はそのためにあばれだした。農夫は、この馬は暴力を働いたと称して屠殺場に連れていったという話であります。
 重宗参議院議長が不信任に値すると私が考えます第二の理由は、昭和三十八年七月、四十三国会におきまして失業対策法改正案審議の中間報告の際、参議院が紛糾いたしまして、その反省として次のような与野党各党の申し合わせが行なわれたばかりでなく、重宗議長によって中間報告の強行を避ける旨の決意表明が行なわれましたにもかかわらず、それらの申し合わせや議長の決意表明は一片の紙くずのごとく無視されまして、昭和四十二年の五十六国会で健保特例法が参議院の中間報告強行によって成立せしめられ、さらに、昨年の六十一国会におきましても健保特例法改正案が中間報告強行成立せしめられているということでございます。
 昭和三十八年七月五日の参議院与野党各派の申し合わせを紹介いたしますと次のとおりであります。
  参議院の各会派は、議院の正常な運営を図る
 ため、少数意見の尊重と議員の審議権確保に留
 意するとともに、議院の品位と秩序の保持に互
 に協力することとし、次のとおり申し合わせ
 る。
  一、議案の中間報告は、審査につき委員会中
 心主義を採用している国会法の趣旨にかんが
 み、みだりに行なわないものとすること。
  二、中間報告に関連し、本会議の運営が混乱
 した実情にかんがみ、今回のような中間報告は
 行なわないよう努力すること。というのであります。
 なお、同時に、重宗議長は次のように決意を表明したのであります。つまり、「私は、参議院の議長として、議案の審議は常に十分に行なわなければならないものと考えております。先般来議事が混乱いたしましたことは、まことに遺憾でありますが、この事態が今回のような中間報告に端を発したものであることにかんがみまして、今後、各会派の御協力を得て、このような議事の進め方を避けるよう最善を尽くす所存であります。」、このようなりっぱな決意を表明されたのであります。
 ところが、第五十六国会における健保特例法の強行採決のとき以上に、その内容、採決方法におきまして重大な憲法違反を犯しております第六十一国会の健保特例法改正の中間報告強行採決に、重宗議長は協力しているのであります。このような、国会と国民に対するみずからの公約を弊履のごとく捨て去るような重宗氏の不信義は、この一点だけからでも参議院議長としての資格を欠くものと言わざるを得ないのであります。
 さらに、大学法案につきましては、昨年七月三十日の朝日新聞の社説が、「国会史上前例のない出来事を、あとからあとからとひき起こし、議会政治を荒廃させ、ドン底につきおとしてもなおかつ反省の色をみせぬ多数党の横暴ぶりは、それがいかに立派な法案であったとしても正当化しうるものではあるまい。ましてや、大学立法は、一政党の面目をかけただけにすぎない法案なのである。」、このように朝日の社説が論評している、痛烈に非難をしている、そういう状況のもとで、八月の二日、先ほども申しましたように、参議院文教委員会で一言も法案審議を行なわずに強行採決して、続いて三日の本会議におきまして違法の強行採決をはかったことは、少数がその意見の開陳表明を通じて多数になり得るという議会制民主主義の原則をこれは否定するものでありまして、もはや救いがたく、言うべきことばもございません。われわれは、衆議院の自民党によって引き起こされました議会制民主主義の重大な危機に直面しまして、参議院の重宗議長が議会制民主主義を守るためいかなる行動をとるかを注目していたのであります。つまり、重宗議長は、わが国議会の歴史に議会制民主主義を守ったという輝かしい記録を残すのか、あるいは汚点を残すのか、いずれの道を選ぶのか注目をし、ひそかに、議長が晩節を全うするために、議会制民主主義を守る記録を残されんことを期待していたのであります。しかし、期待に反し、ついに大学法を強行成立せしめ、参議院史上、いや国会史上にぬぐいがたい大きな汚点を残し、晩節を汚すに至ったことは、重宗議長個人にとっても、日本の議会の歴史にとっても遺憾のきわみでございます。
 こうした経緯から見まして、重宗議長を不信任することは、わが国の議会制民主主義を守ることに通ずるのであります。参議院の健全性を守り、わが国が再び独裁、ファッショの道におちいることを阻止することに通ずるのであります。私たちは、議会制民主主義が重大な危機に直面しております一九七〇年代の幕あけにあたりまして、私情としては忍びがたいところではございますが、重宗議長が第六十一国会において演じましたような議会制民主主義破壊の行為に対しまして寛容であってはならないと思うのであります。寛大であってはならないと思います。峻厳な態度で臨まなくてはならないと思います。過去におきまして、こうしたことに寛大、寛容であったことが日本を軍国主義とファッショ政治に導き、日本を破局におとしいれたことを十分にかみしめていただき、この重宗議長不信任案に参議院の全議員の皆さんがもろ手をあげて賛成してくだされ、さすがに参議院は良識の府であるという真価を発揮していただきたいのであります。
 重宗議長不信任案に対する野党五党を代表いたしましての私の賛成討論をこれで終わります。(拍手)
○副議長(安井謙君) これにて討論の通告者の発言は終了いたしました。討論は終局したものと認めます。
 これより本案の採決をいたします。
 表決は記名投票をもって行ないます。本案に賛成の諸君は白色票を、反対の諸君は青色票を、御登壇の上、御投票を願います。
 議場の閉鎖を命じます。氏名点呼を行ないます。
   〔議場閉鎖〕
   〔参事氏名を点呼〕
   〔投票執行〕
○副議長(安井謙君) 投票漏れはございませんか。――投票漏れないと認めます。投票箱閉鎖。
   〔投票箱閉鎖〕
○副議長(安井謙君) これより開票いたします。投票を参事に計算させます。議場の開鎖を命じます。
   〔議場開鎖〕
   〔参事投票を計算〕
○副議長(安井謙君) 投票の結果を報告いたします。
  投票総数       二百二十六票
  白色票          九十八票
  青色票         百二十八票
 よって、本案は否決せられました。(拍手)
     ―――――・―――――
  〔参照〕
 賛成者(白色票)氏名      九十八名
      原田  立君    峯山 昭範君
      田渕 哲也君    山田  勇君
      青島 幸男君    塩出 啓典君
      藤原 房雄君    萩原幽香子君
      山高しげり君    市川 房枝君
      三木 忠雄君    内田 善利君
      瓜生  清君    矢追 秀彦君
      阿部 憲一君    浅井  亨君
      中尾 辰義君    松下 正寿君
      沢田  実君    多田 省吾君
      中沢伊登子君    片山 武夫君
      田代富士男君    鈴木 一弘君
      二宮 文造君    渋谷 邦彦君
      向井 長年君    高山 恒雄君
      山田 徹一君    柏原 ヤス君
      北條  浩君    白木義一郎君
      小平 芳平君    中村 正雄君
      村尾 重雄君    和田 静夫君
      松本 英一君    安永 英雄君
      竹田 四郎君    杉原 一雄君
      達田 龍彦君    森  勝治君
      鈴木  力君    中村 波男君
      小林  武君    松本 賢一君
      佐野 芳雄君    林  虎雄君
      松永 忠二君    大矢  正君
      横川 正市君    小柳  勇君
      秋山 長造君    藤田  進君
      北村  暢君    成瀬 幡治君
      須藤 五郎君    渡辺  武君
      小笠原貞子君    野坂 參三君
      春日 正一君    河田 賢治君
      岩間 正男君    前川  旦君
      竹田 現照君    山崎  昇君
      村田 秀三君    川村 清一君
      大橋 和孝君    田中寿美子君
      沢田 政治君    松井  誠君
      矢山 有作君    瀬谷 英行君
      西村 関一君    鶴園 哲夫君
      野上  元君    千葉千代世君
      山本伊三郎君    武内 五郎君
      近藤 信一君    鈴木  強君
      森 元治郎君    阿具根 登君
      永岡 光治君    中村 英男君
      久保  等君    岡  三郎君
      羽生 三七君    亀田 得治君
      占部 秀男君    大和 与一君
      足鹿  覺君    木村禧八郎君
      田中  一君    藤原 道子君
      松澤 兼人君    加藤シヅエ君
    ―――――――――――――
 反対者(青色票)氏名      百二十八名
      任田 新治君    内藤誉三郎君
      高橋雄之助君    田村 賢作君
      小林  章君    伊藤 五郎君
      後藤 義隆君    白井  勇君
      横山 フク君    小山邦太郎君
      植竹 春彦君    木内 四郎君
      山崎 五郎君    山本敬三郎君
      若林 正武君    渡辺一太郎君
      安田 隆明君    矢野  登君
      増田  盛君    長屋  茂君
      永野 鎮雄君    中山 太郎君
      高田 浩運君    中村喜四郎君
      西村 尚治君    八田 一朗君
      宮崎 正雄君    柳田桃太郎君
      佐藤  隆君    黒木 利克君
      楠  正俊君    奥村 悦造君
      岡本  悟君    高橋文五郎君
      土屋 義彦君    園田 清充君
      船田  譲君    吉江 勝保君
      江藤  智君    大竹平八郎君
      大谷藤之助君    柴田  栄君
      青田源太郎君    栗原 祐幸君
      藤田 正明君    梶原 茂嘉君
      青柳 秀夫君    小枝 一雄君
      前田佳都男君    増原 恵吉君
      鍋島 直紹君    徳永 正利君
      西郷吉之助君    新谷寅三郎君
      石原幹市郎君    河野 謙三君
      上原 正吉君    杉原 荒太君
      剱木 亨弘君    山崎 竜男君
      平泉  渉君    玉置 和郎君
      沢田 一精君    近藤英一郎君
      玉置 猛夫君    大松 博文君
      鈴木 省吾君    小林 国司君
      久次米健太郎君    佐藤 一郎君
      山内 一郎君    山本茂一郎君
      林田悠紀夫君    鬼丸 勝之君
      内田 芳郎君    大森 久司君
      津島 文治君    岩動 道行君
      和田 鶴一君    河口 陽一君
      丸茂 重貞君    二木 謙吾君
      鹿島 俊雄君    長谷川 仁君
      井川 伊平君    櫻井 志郎君
      谷口 慶吉君    村上 春藏君
      田中 茂穂君    堀本 宜実君
      西田 信一君    平島 敏夫君
      山下 春江君    山本 利壽君
      八木 一郎君    田口長治郎君
      平井 太郎君    寺尾  豊君
      古池 信三君    松平 勇雄君
      郡  祐一君    青木 一男君
      鹿島守之助君    小林 武治君
      重政 庸徳君    吉武 恵市君
      木村 睦男君    植木 光教君
      亀井 善彰君    長田 裕二君
      上田  稔君    佐田 一郎君
      菅野 儀作君    石原慎太郎君
      川上 為治君    山本  杉君
      米田 正文君    木島 義夫君
      温水 三郎君    森 八三一君
      三木與吉郎君    塚田十一郎君
      赤間 文三君    高橋  衛君
      迫水 久常君    斎藤  昇君
      塩見 俊二君    廣瀬 久忠君
     ―――――・―――――
○副議長(安井謙君) これにて休憩いたします。
   午前十一時十八分休憩
     ―――――・―――――
   午後三時八分開議
○議長(重宗雄三君) 休憩前に引き続き、これより会議を開きます。
 日程第一、議席の指定。
 議長は、本院規則第十四条により、諸君の議席をただいま御着席のとおり指定いたします。
     ―――――・―――――
○議長(重宗雄三君) 日程第二、会期の件。
 議長は、今期国会の会期を百二十日間といたしたいと存じます。
 会期を百二十日間とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
○議長(重宗雄三君) 過半数と認めます。よって、会期は百二十日間と決定いたしました。
     ―――――・―――――
○議長(重宗雄三君) 日程第三、内閣総理大臣の指名。
 本院規則第二十条により、これより内閣総理大臣の指名を記名投票をもって行ないます。
 議席に配付してあります赤色の記名投票用紙に、国会議員のうち一人の氏名を記入して、御登壇の上、御投票を願います。
 氏名点呼を行ないます。
   〔参事氏名を点呼〕
   〔投票執行〕
○議長(重宗雄三君) 投票漏れはございませんか。――投票漏れないと認めます。投票箱閉鎖。
   〔投票箱閉鎖〕
○議長(重宗雄三君) これより開票いたします。投票を参事に点検させます。
   〔参事投票を計算、点検〕
○議長(重宗雄三君) 投票の結果を報告いたします。
  投票総数         二百二十票
 本投票の過半数は百十一票でございます。
  佐藤榮作君        百二十六票
   〔拍手〕
  成田知巳君         五十六票
  竹入義勝君          二十票
  西村榮一君           十票
  野坂参三君           六票
  白票              二票
 よって、本院は、佐藤榮作君を内閣総理大臣に指名することに決しました。(拍手)
     ―――――・―――――
○議長(重宗雄三君) この際、常任委員長の辞任につきおはかりいたします。
 逓信委員長永岡光治君から、常任委員長を辞任いたしたいとの申し出がございました。
 これを許可することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(重宗雄三君) 御異議ないと認めます。よって、許可することに決しました。
     ―――――・―――――
○議長(重宗雄三君) つきましては、この際、日程に追加して、
 常任委員長の選挙を行ないたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(重宗雄三君) 御異議ないと認めます。
○小柳勇君 常任委員長の選挙は、その手続を省略し、議長において指名することの動議を提出いたします。
○船田譲君 私は、ただいまの小柳勇君の動議に賛成いたします。
○議長(重宗雄三君) 小柳勇君の動議に御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(重宗雄三君) 御異議ないと認めます。
 よって、議長は、逓信委員長に近藤信一君を指名いたします。
   〔拍手〕
     ―――――・―――――
○議長(重宗雄三君) この際、特別委員会の設置につき、おはかりいたします。
 災害に関する諸問題を調査し、その対策樹立に資するため、委員二十名からなる災害対策特別委員会を、
 公害に関する諸問題を調査し、その対策樹立に資するため、委員二十名からなる公害対策特別委員会を、
 交通安全に関する諸問題を調査し、その対策樹立に資するため、委員二十名からなる交通安全対策特別委員会を、
 当面の物価等に関する諸問題を調査し、その対策樹立に資するため、委員二十名からなる物価等対策特別委員会を、
 公職選挙法改正に関する調査のため、委員二十名からなる公職選挙法改正に関する特別委員会を、
 沖繩及び北方問題に関する対策樹立に資するため、委員二十名からなる沖繩及び北方問題に関する特別委員会を、
 また、科学技術振興に関する諸問題を調査し、その対策樹立に資するため、委員二十名からなる科学技術振興対策特別委員会を、それぞれ設置いたしたいと存じます。御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(重宗雄三君) 御異議ないと認めます。
 よって、災害対策特別委員会外六特別委員会を設置することに決しました。
 本院規則第三十条により、議長は特別委員を指名いたします。その氏名を参事に朗読させます。
   〔参事朗読〕
     ―――――・―――――
○議長(重宗雄三君) 本日はこれにて散会いたします。
   午後三時三十五分散会