第195回国会 文教科学委員会、内閣委員会連合審査会 第1号
平成二十九年十二月七日(木曜日)
   午後一時開会
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  出席者は左のとおり。
   文教科学委員会
    委員長         高階恵美子君
    理 事
                上野 通子君
                大野 泰正君
                神本美恵子君
                吉良よし子君
    委 員
                赤池 誠章君
                石井 浩郎君
                今井絵理子君
                小野田紀美君
                橋本 聖子君
                三木  亨君
                水落 敏栄君
                大島九州男君
                杉尾 秀哉君
                宮沢 由佳君
               佐々木さやか君
                新妻 秀規君
                高木かおり君
                木戸口英司君
                松沢 成文君
   内閣委員会
    委員長         榛葉賀津也君
    理 事
                藤川 政人君
                和田 政宗君
                白  眞勲君
                西田 実仁君
    委 員
                青山 繁晴君
                有村 治子君
                石井 準一君
                江島  潔君
                岡田  広君
                山東 昭子君
                高野光二郎君
                豊田 俊郎君
                山下 雄平君
                相原久美子君
                矢田わか子君
                熊野 正士君
                田村 智子君
                清水 貴之君
                森 ゆうこ君
                山本 太郎君
   国務大臣
       文部科学大臣   林  芳正君
       国務大臣
       (内閣府特命担
       当大臣(地方創
       生))      梶山 弘志君
   副大臣
       農林水産副大臣  谷合 正明君
   大臣政務官
       文部科学大臣政
       務官       宮川 典子君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        藤田 昌三君
       常任委員会専門
       員        戸田 浩史君
   政府参考人
       内閣官房内閣人
       事局人事政策統
       括官       植田  浩君
       内閣府地方創生
       推進事務局長   河村 正人君
       内閣府地方創生
       推進事務局審議
       官        村上 敬亮君
       財務省理財局次
       長        富山 一成君
       文部科学省高等
       教育局長     義本 博司君
       厚生労働大臣官
       房審議官     吉永 和生君
       農林水産大臣官
       房審議官     小川 良介君
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  本日の会議に付した案件
○国家戦略特区における学部新設に関する件
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   〔文教科学委員長高階恵美子君委員長席に着く〕
○委員長(高階恵美子君) これより文教科学委員会、内閣委員会連合審査会を開会いたします。
 先例によりまして、私が連合審査会の会議を主宰いたします。
 国家戦略特区における学部新設に関する件を議題とし、質疑を行います。
 質疑のある方は順次御発言願います。
○和田政宗君 自由民主党・こころの和田政宗でございます。早速質問をしてまいります。
 まず、地方においての大学や大学の学部の誘致について聞きます。
 地方においては、地域の活性化を目指し、大学誘致活動をする自治体や地元経済界が幾つもあります。例えば私の地元宮城県においても、石巻市に石巻専修大学が平成元年に開学し、現在の学生数は千二百人と、地元経済に大きな波及効果があります。ただ、この誘致のためには、多大な労力、また市からは補助金を拠出するなど、環境整備から誘致までには大変な時間も掛かりました。それだけの苦労や困難があっても、地方においては大学が来ることによって地域が大きく変わる期待があります。
 地方創生における大学の役割、意義をどう捉えているか、梶山大臣、お答えください。
○国務大臣(梶山弘志君) お答えいたします。
 地方大学は、地域の知の拠点として地域における人材の育成や地域産業の発展などに大きく寄与しており、地方創生を推進していく上で重要な役割を担うことが期待をされております。
 私の下に設置しました地方大学の振興及び若者雇用等に関する有識者会議においても、地方大学に期待される役割、機能として、地元高校生等への進学機会提供による若者の地元定着の促進、地方大学の魅力を高め、日本全国の若者や海外の留学生を引き付けることによる地域の活力向上、産官学連携による地域産業の振興や専門人材の育成、多様な知を結集し地域課題の解決を進める地域のシンクタンク、地域の生涯学習、リカレント教育への貢献等が挙げられているところであります。
 現在、最終報告の取りまとめに向けた検討を行っているところでありまして、それを踏まえて、地方の特色ある創生のための地方大学の振興に積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
○和田政宗君 では、今回の国家戦略特区における獣医学部の新設の目的、意義は何でしょうか。
○国務大臣(梶山弘志君) お答えいたします。
 国家戦略特区は、産業の国際競争力の強化等を図るため、地域を限定することで関係者の合意を得やすくし、長年実現できなかった岩盤規制改革をスピーディーに実現する仕組みでもあります。
 近年、創薬をめぐる国際競争が激化する中、創薬プロセスの基礎研究、応用研究と人を対象とした臨床研究との間に行う実験動物を用いた研究が重要となっております。また、鳥インフルエンザなどの感染症が国際的に拡大する中、食品貿易を通じた感染症リスクが増大もしております。このように、獣医師に求められる役割は世界的に拡大をしていると考えられております。その結果、具体的には以下の二つの大きな課題が発生しております。
 近年、獣医師のニーズは、動物のための獣医師から、新薬開発で活躍する、人のための獣医師に拡大をしてきている。新薬開発を担う企業からは、動物を用いた研究ニーズの高まりに応え切れず医薬品開発の遅れにつながっているとの深刻な声が寄せられており、獣医学部の新設により、こうした分野に特化して人材を養成し、我が国の創薬産業の活性化を目指すことは喫緊の課題であります。
 鳥インフルエンザなどの越境感染症への懸念が高まる中、現場に駆け付ける産業動物医師や公務員獣医師の役割は不可欠であります。しかし、広い範囲で獣医学部がない地域では、いざというときの態勢が手薄となるという切実な不安を抱えております。越境感染症への防疫力を高めることが、加戸前愛媛県知事のお話にもあったとおり、切実な課題となっている現実であります。
 このように、獣医師を取り巻く状況が大きく変化をし、新たなニーズに応える獣医学部の新設が喫緊の課題である一方、五十年以上にわたり実現できなかった岩盤規制でもあり、全国的措置として実施するには合意形成に時間を要するおそれがある。このため、まずは地域を限定することで関係者の合意を得やすくし、スピーディーに産業競争力の強化のための改革を実現する国家戦略特区で実施することとしたものであります。
○和田政宗君 これは、まさに岩盤規制というようなことを大臣からお話もありましたけれども、感染症対策の強化でありますとか公務員獣医師の確保、さらには獣医学部は地域的偏在というものもございましたから、そういった観点からもそういった規制を突破できたのは大きな意義があるというふうに思っております。
 そして、文部科学省に聞いていきます。
 今回の加計学園の獣医学部新設について、前川喜平前文科事務次官は行政がゆがめられたと発言をしていますけれども、本当にそうなのか、文科省としてどう捉えているか、お願いします。
○国務大臣(林芳正君) 今回の獣医学部の新設につきましては、これまで国家戦略特区を所管する内閣府を中心に段階的にそのプロセスが進められてきたところでございまして、国家戦略特区の枠組みの中で、関係法令に基づき、関係省庁の合意の下で適切に進められてきたものと、こういうふうに理解をしております。
 また、松野前文部科学大臣が、総理、官邸から私に指示があったことはないと答弁しているように、総理から指示はなかったと、こういうふうに聞いておるところでございます。
○和田政宗君 前川氏は在職中、行政がゆがめられたですとか、ゆがめられそうだとか、圧力が掛かっているなどと文科省内で発言したことがあるんでしょうか。
○国務大臣(林芳正君) 平成二十八年九月以降の省議、それから政務三役会議、この議題を確認をしたところ、国家戦略特区における獣医学部の新設に関する議題を取り上げたことはございませんでした。
○和田政宗君 まさに、これまでの両大臣の答弁で、これは改革のためにやるべきことをやったということが分かるというふうに思うんですけれども、今回の獣医学部は三つの分野で特色ある教育を行うとしています。ライフサイエンス分野、国際獣医事分野、医獣連携分野であるわけでございますけれども、この実施体制は整っているのでしょうか。
○国務大臣(林芳正君) 岡山理科大学獣医学部は、今先生からお話がありましたように、ライフサイエンス分野、それから国際獣医事分野、医獣連携分野の教育を行うことを特色としておりまして、三分野に関するアドバンスト科目を三十五科目開設をしております。
 その実施体制として、教員については延べ百一名の教員を確保し、例えば製薬企業等における創薬開発の経歴や、医学系研究所等における先端ライフサイエンス研究に係る経験を有する教員、それから感染統御分野の研究者、また国際対応ができる獣医師の養成に向けて海外での教育研究経験を有する教員、さらにがん研究所の研究者など、医療系分野における学歴、職歴並びに実務経験を有する教員、こういった方々を配置をしておるわけでございます。
○和田政宗君 先ほど、梶山大臣からも感染症対策というようなことがありまして、今、林大臣からも感染症対策の分野についての言及がございました。
 この感染症に関わる水際対策、こういったものが今非常に重要になってきているわけでございますけれども、この獣医学部、新たな獣医学部が果たせる役割、その期待はどうなっているんでしょうか。
○国務大臣(林芳正君) 今回の獣医学部につきましては、その設置に係る構想が、国家戦略特区のプロセスの中で、先端ライフサイエンス研究の推進や、今委員からお話のありました地域の水際対策など、新たなニーズに対応するものであることが確認され、設置認可の申請に至ったものでございます。
 これに基づきまして、設置認可の申請書におきましては、地域封じ込め対策に基づく危機管理、それから感染症、食品安全に対応する国際獣医事等の公共獣医事に関する教育研究を推進すると、こういうふうにされておりまして、国際動物疾病学や人獣共通感染症学実習などの科目を設けて、感染統御分野の研究者を専門教員として配置するということにされております。
 さらに、四国において活躍する獣医師の供給を目的として、四国入学枠、これも設定し、対象者に授業料の減額補助を行う制度を設けると、こういうふうにされております。
 文科省としては、今回認可した獣医学部における教育及び研究活動が申請内容のとおり確実に実施され、四国地区を中心とした獣医事の学術的拠点となることを期待をしているところでございます。
○和田政宗君 大臣の答弁からは、これは獣医学部がこの地域に新設をされるということで大きな意義があるということが分かるわけでございますけれども、加計学園のこの獣医学部新設に当たりましては、文科省の大学設置・学校法人審議会の審査において多数の審査意見が付され、最終的に改善されたものの、問題点もその過程で指摘されました。一方、国家戦略特区の審査プロセスではそこまでの意見はありませんでした。
 これに対しまして、国家戦略特区の審査がおかしいのではないかですとか、大学設置審の意見と矛盾があるのではないかとの指摘もありますけれども、これについては、大臣、どう捉えていますでしょうか。
○国務大臣(林芳正君) 国家戦略特区のプロセスの中では、主に学校法人加計学園の獣医学部における動物を用いた基礎研究の成果を人の治療につなげる新しい動きに対応する教育研究の推進、また、感染症の防御など危機管理のできる獣医師の育成などといった獣医学部において実施される教育の趣旨や目的、それから、先ほど委員から御指摘のあったライフサイエンス分野、国際獣医事分野、臨床獣医分野の三つの分野に係るアドバンス科目といった獣医学部の特徴、こういったものについて国家戦略特区により新設するものとしてふさわしいかどうかを検討されてきたということでございまして、その結果として、今回の獣医学部については、その構想が国家戦略特区プロセスの中で、先端ライフサイエンス研究の推進、地域の水際対策、こういった新たなニーズに対応するものであるということが確認されて、その上で設置認可の申請に至ったということでございます。
 一方、この大学設置・学校法人審議会による審査というものは、あらかじめ定められた設置基準によりまして、教育課程、教員組織、施設設備等々が学校教育法や大学設置基準等に適合しているかについて学問的、専門的な観点から行われるということでございますので、この設置審においては、先ほど申し上げましたように、特区プロセスにおいて認められた構想に基づいて大学が作成した設置計画そのものについて審査を行ったものでございまして、その審査過程において実習計画の実現可能性等について種々の意見が付されて、大学において計画を補正した結果、最終的に設置を可とするという答申がなされたものでございます。
○和田政宗君 五十二年ぶりの獣医学部新設ということでありまして、地域的な偏在、感染症対策という面でもこれは非常に大きな効果があるということが分かるわけでございますけれども、獣医学教育の振興については、そもそも国として、文科省としてどう考えてきたのか、また今どう考えているのか、お答え願います。
○国務大臣(林芳正君) 文部科学省といたしましては、獣医学教育の改善充実方策について調査研究協力者会議で検討を行いまして、その意見に基づいて、まず、モデル・コア・カリキュラムの策定等による教育内容・方法の改善、それから獣医学教育の質を確保するための評価システムの構築、さらには附属家畜病院の充実や、外部の専門機関等との連携による臨床教育等の充実などの取組を大学と連携して進めてまいったところでございます。また、平成二十九年度は、獣医関係学部の学生が公衆衛生、家畜衛生分野、それから産業動物臨床分野における高度獣医療技術を修得することができますように先導的かつ実践的な教育プログラムを構築する取組を支援しているところでございます。
 引き続き、獣医療行政を所管する農林水産省と連携いたしまして、質の高い獣医師の養成確保のための取組を推進してまいりたいと思っております。
○和田政宗君 これは岩盤規制という発言が梶山大臣からございまして、ともすると内閣府と文科省の対立みたいなことで捉えられてしまう場合もあるわけでございますけれども、今、大臣のお話では、文科省の中でも適宜適切にこの獣医学の振興は図られてきたということでありますけれども、この方向性がずっと文科省の中にも一貫してあったということでよろしいでしょうか。
○国務大臣(林芳正君) 先ほど申し上げましたようなことを、獣医学部、全国にございますので、そういうところと一緒になってやってまいっておりますし、これからもやってまいりたいと、そういうふうに思っております。
○和田政宗君 そうしましたら、大臣にお聞きしたいのは、五十二年ぶりに新しい獣医学部ができることに対して、文科大臣としてこの新しい獣医学部、どのような期待を持っているのか、改めてまとめてお願いをいたします。
○国務大臣(林芳正君) 文部科学省といたしましては、今回認可した獣医学部における教育がまずは申請内容のとおり確実に実施されると、これはもちろんのことでございますが、国家戦略特区として新設が認められたことの前提である、先端ライフサイエンス研究や地域における感染症対策など新たなニーズに対応する、そういった獣医師の養成が行われるように、それにふさわしい教育及び研究活動が適切に実施されることを期待しておるところでございます。
○和田政宗君 非常に効果があるというようなことがここまでの質疑で明らかになってきているというふうに思うんですけれども、通告している中の実施体制が整っているのかというところについては、今非常に明確な林大臣からの答弁があったわけでございますけれども、いろいろこれまでの国会審議ですとかメディアでの報道というところでは、この実施体制については本当に実現できるのかというようなところが課題にというか話題になっているわけでございます。
 この点についてもう一度確認をしたいというふうに思いますけれども、この実施体制、しっかり整っているのか、また、この実施体制、そういった計画どおりに進まない場合にはどうしていくのか、答弁願います。
○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。
 実施体制につきましては、大臣が先ほど御答弁したとおりでございますけれども、委員御指摘のとおり、その申請内容自身がしっかり具体化されているということは非常に大事でございます。今後は、設置認可申請書に記載されている内容を確実に履行し、適切な実施体制を構築していくことが必要でございますので、設置審自身が履行状況をしっかり把握するという形で、開設後も、完成年度まで六年間でございますけれども、審議会自身が設置計画の履行状況を例えば定期的に報告を受けるとか、場合によっては実際に来ていただいてヒアリングをするとか、必要であれば現地に赴いて調査するとかいうふうな形でその履行をしっかりフォローし、担保していきたいと思います。
 仮に、状況自身が不十分な点があれば、それについて必要な指導をし、それをしっかり求めていくと。仮にそれができない場合については、ペナルティーも含めて措置を仕組みとして用意していますので、履行の担保をしっかり付けていきたいと存じます。
○和田政宗君 まさに、愛媛県の加戸知事、そして今治市からもこれはもう強く要望があってこの大学の新しい獣医学部が設置をされるわけであります。また、文科省の大学設置・学校法人審議会の審査の過程の中で多様な意見が出たわけでございますけれども、最終的には、改善、若しくは改善計画によって、これはまさにこの内容というものがある意味担保されているわけでございます。また、担保されない場合には、文科省の方から厳しく、設置審の方から厳しく見て更に改善を求めていくというふうな形であるというふうに思っております。
 それを考えました場合に、この国家戦略特区において獣医学部が新設をされるというのは、これ極めて意義として大きいことだというふうに思っております。公務員獣医師、私も地元東北でございますけれども、これはやはり不足しているわけでございます。感染症、大型動物の感染症というものはこの後しっかりと阻止をしていかなければ、これはもしかしたら、その動物だけではなく人間にも影響が及ぶ可能性というものもあるわけでございます。
 この審議によりましてそういった点を明らかにできればというふうに思いましたけれども、その大多数の部分は明らかにできたというふうに思いますので、私は、質問、この辺りで終わりたいというふうに思います。
 ありがとうございました。
○白眞勲君 民進党の白眞勲でございます。
 岡山理科大学の韓国での募集について、まず文科省にお聞きいたします。
 お手元の資料を見ていただきたいと思います。何かハングルがいっぱい書かれているんで何だということになると思うんですけれども、この資料の一ページ目から六ページまでが、これは加計学園が認可前に韓国において開かれた獣医学部の説明会の資料だとして、十一月二十八日に民進党の部門会議で文科省が出した資料なんですけれども。
 この一ページ目、まずはこの表紙、御覧いただきたいと思うんですけれども、この表紙の真ん中ぐらいに予定という古い漢字が載っていますよね。これ、曲がっているんですよ。これ、いかにも後で慌てて貼ったような感じなんですけれども、これ、本当に認可前の説明会に配られたものなのか、まず文科省に確認いたします。
○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。
 韓国におけるPR活動の際に付されたパンフレットについては、予定と明記した上で配付しているものと聞いているところでございます。
○白眞勲君 いや、これ出したものが予定に貼られているんじゃないかということで聞いているんですよ。もう一回お答えください。これ本当に貼られたものなのかどうかを私は聞いているんです。お願いします。
○政府参考人(義本博司君) お答え申し上げます。
 大学等の設置認可前において募集活動を行うことについてはできませんけれども、設置認可申請中あるいは予定などと明記して、認可がまだなされてないことを明確にした上でPR活動を行うことは差し支えないところでございます。
 加計学園の韓国におけるPR活動においても、パンフレットにおいて予定と記す形で資料を作成して配っているものと聞いております。その形状については確認しておりませんけれども、今お話がありましたように、予定という形で資料が出されて、活動としてされているものと聞いております。
○白眞勲君 いや、私は昨日質問通告していますよ、これ。貼ったものかどうかっていうのを聞いてくれって言ったじゃないですか。ちゃんと答えてください。もう一回答えてください。
○政府参考人(義本博司君) 大学に確認いたしましたけれども、貼って配ったということでございます。
○白眞勲君 時間がもったいないんですよ。最初からちゃんと質問に答えていただきたいと思います。
 一般的に、認可前に学生等に説明するためには、資料にはどのような内容を記載しなければなりませんか。
○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。
 先ほど答弁いたしましたように、設置認可前においては募集活動を行うことはできませんけれども、設置認可申請中などと明記した上で認可がまだなされていないというふうなことを明確にしてPR活動を行うことになっているところでございます。
○白眞勲君 今、なっているようでございますと聞こえたんですが、なっているんですか、なっていないんですか。
○政府参考人(義本博司君) 大変失礼いたしました。
 なっております。
○白眞勲君 私の手元には、これは高等教育局の方で大学設置等に関する事務担当者説明会の中にありますけれども、その中には、設置認可申請中という文字が大きく明確に記載されている、また、もう一つ、A、予定であり、変更があり得る旨が大きく明確に記載されていることが重要だと書いてありますけれども、それでよろしゅうございますか。
○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。
 大学設置に係る提出書類の作成の手引の中において、委員御指摘のような記述をしているところでございます。
○白眞勲君 この一ページ目から六ページのどこにこの二点について書かれているんですか。教えてください。
○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。
 パンフレットの中においては、予定という形で書かれるということにおいてその手引の趣旨を満たしているというふうに理解しております。
○白眞勲君 ちょっと待ってくださいよ。
 下記のような場合は不適切なものとなると書いてあるんですよ。設置認可申請中の文字が小さい、予定であり、変更があり得る旨の記載がない、募集開始時期が認可前となっている。この三点がなければ不適切なものとなっているとなっているのに、今の答弁は、そうするとこの予定が一文字書いて、貼ってあるだけでもいいということでよろしいんですね。
○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。
 認可が確定していないということの趣旨が関係者に伝わることがポイントでございますので、そういう趣旨からここに貼られている資料、パンフレットについてはその旨を満たしているというふうに理解しております。
○白眞勲君 じゃ、これは不適切なものとなるというのは、どういう意味なんですか、これ。おかしいんじゃないんですか。
○政府参考人(義本博司君) 失礼いたします。
 説明会におきましては、今委員御指摘の資料とともに、別の資料でございますけれども、医学部、獣医学部の進学説明会というような資料で設置認可申請中であるというのは明記している資料もございますので、全体として適切に対応されたというふうに理解しております。
○白眞勲君 いや、これは学校の、もうはっきり申し上げますけど、これ、上にタイトルで、ハングルで大変皆さんには申し訳ないんですけど、獣医学科募集案内となっているんですよ。募集なんですよ。最初のタイトルから募集になっていますよ。ぺたっと貼ってあるんでしょう。全然これ、満たしていないんじゃないんですか。満たしているというふうに言っていいんですか、本当にこれで。
○政府参考人(義本博司君) 繰り返しになって恐縮でございますけれども、設置認可が行われていないということについての趣旨を伝えるということがポイントでございますので、パンフレットの形状において、さらには、その進学説明会で配らせた資料においてその趣旨が明記されているというふうに理解しております。
○白眞勲君 じゃ、明記しているものが配っているということでよろしゅうございますよね。すぐにそれを委員会に提出していただきたいと思います。
 委員長、よろしくお取り計らいのほどお願いします。
○委員長(高階恵美子君) 後刻理事会で協議いたします。
○白眞勲君 このページの四ページ目を皆さんにちょっと御覧いただきたいと思うんですけれども、一番下のところに黒いものがあって、その黒いところの一番左下のところに丸いのがありますよね、そこのところに何て書いてあるかというと、これ、四ページ目の一番下の部分ですけど、岡山理科大学は、ノーベル賞受賞者鈴木章教授、ワイアード・アウディー・イノベーション・アワード、これは英語だからあれですよ、受賞者、山本俊政教授を輩出し、全世界で認められている研究成果がある大学ですと書かれています。でも、鈴木章氏は北大の教授時代に、一九七九年の成果でノーベル賞を受けたわけで、岡山理科大学の教授となったのは北大退官後の九四年からたった一年だけなんですね。それでは輩出したことにならないんじゃないんでしょうか。これは大臣、お答えください。
○国務大臣(林芳正君) 私もちょっと韓国語が読めないものですから、今の翻訳でということでございますが、おっしゃられたように、韓国でのPR活動の際に配付しているパンフレットにノーベル化学賞受賞者の鈴木章さんを紹介した箇所があるところでございます。平成六年に岡山理科大学の教授として就任されたことは事実であるとは聞いておりますが、輩出というのは、優れた人物が続いて世に出ることと、こういう広辞林の定義によりますと、若干この記載は誤解を招く表現だというふうに私も見ましたし、そういう指摘が実際ございまして、既に削除をされておると、こういうふうに聞いております。
○白眞勲君 もちろん、確かに、これは毎日新聞に、十一月十五日にこの資料、そういう報道がなされていることは間違いないんですよ。そのときに、削除するということを言っているんですけれども、私、十一月二十九日にこのパンフレットを持っているんですよ、十一月二十九日にネットからこれ入手しました。そのときには、まだこれ書いてあるんだよ。つまり、そのまま指摘を受けたものがあるんだったらば、すぐに回収して別のものを用意しなければならないんじゃないんですか。これ、余りにもずさんですよ、これを一つ取ってみても。
 この間、これが記載されたまま普通に韓国では学生募集がされているということなんですよ。問題ないですか。
○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。
 指摘の箇所については、既に削除しているということでございます。ただ、委員御指摘のとおり、その記述については、正確性を欠く、誤解を招く点については、文科省としても、法人の方に指導して、それについて対応いただいたということでございます。
 今後、学生に、募集に当たっては、誤解を招くことのないように説明を行うように法人に対しては適切に指導していきたいと存じます。
○白眞勲君 いや、これから気を付けますじゃないんですよ。学生は、一生に一回だけなんですね。そういうところで考えましたら、これから注意しますは、それは、義本さんはそのまま文科省にいるから、来年もいるかもしれないけれども、違うんですよ、これ学生は。ここはもっと深刻に考えなきゃ駄目なんじゃないんでしょうか。全くその辺について、ずさんですよ、この今の予定のぺたっと貼ったやつも。貼った、ぺたっと貼ったということを今認めたわけだし、それでこのノーベル賞受賞でしょう。
 次、この資料の次のページの五ページ見てください。
 一番下に日本語で、なぜ獣医学部が人気なのかと、これ皆さん読めるはず、という記述がありますけれども、その下にはこう書いてある。タイトルの下に、日本、職場人、これ職場人はまあサラリーマンのことでしょう、月給の二倍、三倍以上、高年収、高年俸代表職業獣医師というタイトルなんですね。その下を直訳すると、日本での獣医師は高年俸の職業として認識されています、三十代獣医師の平均年棒が七千万ウォン、まあ大体これは日本のレートで十分の一で七百万円、それに肉薄し、大きな動物病院、総合病院に在職中の獣医専門医あるいは個人獣医師の平均年俸は一億、つまり日本円で一千万円以上ですと書いてある。
 私、これ、ひとつ文科大臣、梶山大臣にも聞きたいんですけど、私も大学受験でいろいろ失敗したりしていたんですけれども、大学案内の中に、大学出たらこれだけの年収になりますよなんて書いてあった大学案内ないんですけど、これ質問通告していないけど、見たことあります。
○国務大臣(林芳正君) 私の受験時代を思い出すと、余り大学の案内そのものを見たこともないものですから、十八ですから三十八年前になりましょうか、もう記憶も曖昧ですし、ちょっとその辺は大変記憶が不明確でございます。
○白眞勲君 では、梶山大臣。
○国務大臣(梶山弘志君) お答えいたします。
 大学の内容については書いてあっても、その先の就職先、またどういう資格を取ってかということに関しては私も見た記憶がございません。
○白眞勲君 普通、大学の案内に、ここにいらっしゃる委員の中に、大学案内の中に大学出たらこれだけの年俸ですよって、普通は書かれませんよ、これ。だから、これだけ見ても、何かまるで獣医師になると日本ではもうかるんだみたいなことを言っている。
 それで、ちょっと農水省にお聞きしましょう。
 三十代獣医師の平均年俸は幾らか。また、大規模な獣医系の病院で働く獣医師、つまりここに書かれている内容ですよね、さらには個人開業の獣医師の平均年俸は幾らでしょうか。
○政府参考人(小川良介君) お答え申し上げます。
 委員から獣医師の平均年収につきましてお尋ねがございました。
 獣医師の平均年収につきましては、厚生労働省が公表しております平成二十八年賃金構造基本統計調査によりますと、従業員十人以上の企業に勤務する獣医師は、平均年齢が約三十六歳で、その平均年収を試算すると五百六十八万円となっております。なお、大規模あるいは個人経営の病院に勤務する獣医師といった規模別の平均年収につきましては、申し訳ありません、統計がないため把握していないところでございます。
 以上でございます。
○白眞勲君 つまり、今お聞きすると獣医師の平均賃金が五百六十八万円だということ、これ七百万円と書いてある。百万円ぐらい差が付いている。また、この七百万というのはサラリーマンの平均年収の二、三倍だと書いてある。皆さん御存じのように、大体四、五百万円ですよね、今サラリーマンの平均年収というのは。ですから、普通のサラリーマンの年収よりは少し高い程度かもしれない。ちなみに、国家公務員の平均年収、これ六百七十万円。つまり、大企業のサラリーマンですとこれぐらいもらえるということでしょうから、この獣医師の平均賃金は決して高くない。ましてや二、三倍というのは、これおかしくないですか。文科大臣、どうでしょうか。
○国務大臣(林芳正君) 為替等々いろいろあるんだろうとは思いますけれども、PR活動、これ認可前のことでございますが、やはり先ほど委員から御指摘のあったように、しっかりと誤解を招かないようにやっていくということが大事だと、こういうふうに思います。今後はもう認可の後ということで募集活動ということになるわけでございますが、やはり学生さんにしっかりと誤解を招かないようにということは常に我々も留意をしながら必要な場合は適切に指導してまいりたいと、こういうふうに思っております。
○白眞勲君 誤解を招かない、そのとおりなんですね。誤解を招いちゃ駄目なんですよ、今も申し上げたように一生に一回の話ですから、これは。つまり、今の韓国というのは若年層の失業率、非常に高いです。日本の大学に入るには、韓国の一般家庭にとってみても、これは皆さん御想像いただけると思いますが、物価水準が違いますから、日本の人以上に韓国の人の負担感というのは大きいんですね。だから、これ見ると、いや、でも授業料払っても後で元取れるよみたいな、そんな感じの説得なんですね。
 六ページ目の下の白抜きの部分、それから見てください。六ページの下の白抜きの部分。
 いろいろ出てくるんだよね。これ、日本での獣医学部は高年俸職業人養成所という認識がありますって書いてある。(発言する者あり)これ、どこって言われても、急に言われてもあれなんですけどね、白い部分があるでしょう、その上の二行ですね。上の二行にそう書いてあるんです。
 しかしながら、それ以前に、その後をずっと読みますね、この文章を読みますね、もう一回言いますよ。日本での獣医学部は高年俸職業人養成所という認識があります。しかしながら、それ以前に、岡山理科大学獣医学部は、現在の社会的使命を理解し、貢献できる国際的医療人養成所として誕生することになりますと書いてあって、というと、これ、文科大臣、既存の獣医学部というのは高年俸職業人養成所なんでしょうか。これ随分と失礼なことが書いてあるんだけど、まず、これどうなんでしょうか。
○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。
 全国に獣医学部あるいは獣医大学が十六ございますけれども、基本的には獣医師の国家試験を合格し獣医師として働くということになっておりますので、給与についてはそれぞれの職種によって違いますけれども、目的としては、獣医師の資格を持って現場において活動するというふうな方だと理解しております。
○白眞勲君 いや、だから、聞いているのは、高年俸職業人養成所なんですかと聞いているんですよ。
○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。
 先ほど申しましたように、獣医師の資格を持っていわゆる専門職としての活動をするいわゆる養成機関の一面を持っております。給与につきましてはそれぞれのなる職種によって異なりますけれども、ベースとしては、高度の獣医師の資格を持って活躍する人材を養成する大学としての高等機関だと理解しております。
○白眞勲君 答えてないですよ。もう一回聞きますよ。私が聞いているのは、高年俸職業人養成所なのですか、イエスかノーかですよ。
○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。
 獣医師としての職業人養成所で養成をするというふうなミッションを持っておりますけれども、高年俸ということについては、それぞれの職種によって異なりますので、一概には言えないと存じます。
○白眞勲君 じゃ、このカタログ、間違っていますね。
○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。
 先ほど大臣申し上げましたように、進学を希望する者に対して誤解を招かないような形での事実を伝えることが大事でございますので、その点については必要に応じて指導することについて考えていきたいと思います。
○白眞勲君 いや、だから、間違っているかどうかですよ。今もう言っているんですよ、私は、何度も。一生に一回でやっているんですよ。それについてこういったでたらめな、でたらめじゃないんですかということを聞いているんです、私は。
○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。
 再三の答弁で大変恐縮でございますけれども、事実に即した形で正確に記するということがベースでございますので、問題があれば適切な指導をしていくということでございます。(発言する者あり)
○委員長(高階恵美子君) 速記を止めてください。
   〔速記中止〕
○委員長(高階恵美子君) 速記を起こしてください。
○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。
 高年俸かどうかにつきましては、それぞれの職種との比較の問題がございますので一概に言えませんけれども、ベースとしましては誤解を招かないような形での正確な記述が大事でございますので、大学に対しても必要に応じて求めていきたいと思っておるところでございます。
○白眞勲君 聞いたことに答えていないですよ、委員長。委員長、答えていないですよ。間違っているかどうかを聞いているだけじゃないですか。
○委員長(高階恵美子君) 速記を止めてください。
   〔速記中止〕
○委員長(高階恵美子君) 速記を起こしてください。
○国務大臣(林芳正君) 何分にも韓国語、ニュアンスまで含めて私も分かっておりませんで、このこと、ここだけについてちょっと詳しい御通告がなかったものですから大変御迷惑をお掛けをしておりますが、全体をしっかりと日本語に直してみた上で、今御指摘のところの記述につきまして不適当だと思われるようなことがあれば、しっかりと指導してまいりたいと思います。
○白眞勲君 是非、これ翻訳をちゃんとしてもらえればもう本当にどのぐらいずさんかということがどんどん出てくると思いますので、きちっと翻訳をしてもらいたいと思いますね。
 続きまして、七ページ御覧ください。この赤枠で囲われているところ。これ何て書いてあるかというと、二〇一八と書いてあるでしょう。二〇一八年度岡山理科大学獣医学科願書を受付実施と書いてあるんですよ、びっくりマーク。日にちが二〇一七年九月二十五日となっている、ここをクリックするの。これクリックしますと、お手元の八、九ページに飛ぶわけですよね。この九ページの真ん中辺りに、この四角のマークの三番目のタイトルのところに、準備生選考日程と書いてあって、願書受付及び書類提出、九月二十六日より施行。それからまた、願書の受付のみならず、その下には、一段階、結果発表、願書受付後一週間以内、二段階、面接試験後一週間以内と書いてある。
 つまり、願書の受付どころか試験もやっている。認可前に既に募集を掛けているのではありませんか。これ、認可前に願書の受付とか試験してもいいんですか。まず、文科大臣、お答えください。
○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。
 御指摘の韓国におけます学生募集に関しましては、加計学園に確認いたしましたけれども、岡山理科大学獣医学部による学生募集ではなく、加計学園韓国支社と学生募集活動等に関して提携している韓国のセハン・アカデミー、いわゆる受験予備校だと思いますけど、セハン・アカデミーという協力校が留学前の準備教育として位置付けられている独自の教育プログラムの募集であると聞いているところでございます。
 なお、岡山理科大学獣医学部による留学生の選抜試験につきましては、設置認可前には行っておらず、あらかじめ定められた日程や方法に基づいて適切に行われているものと承知しておりますけれども、委員御指摘のように、入学希望者に対して誤解の招くようなことの説明をしないように、大学に対しては適切に指導してまいりたいと存じます。
○白眞勲君 これ、今おっしゃったんだけれども、業者がやっているんだと、加計学園知りませんよという言い方ですね。
 ところが、この六ページ目の、皆さん御覧いただいて、これは電話番号だから分かると思うんだけど、一番下の白いところに、〇二―三四五三―三四二二と書いてありますよね。これは何かというと、お問合せの電話番号なんですよ。学校法人加計学園韓国支局。それと、今の九ページ目のちょうど真ん中よりちょっと下に赤い字で電話番号書いてありますよね、三四五三―三四二二。同じじゃないですか、これ。その下に何と書いてあるか。「KAKE」というマークが付いているでしょう。学校法人加計学園韓国支局長チェ・グンテクさんと書いてあるんだよ、これ。
 つまり、これ学生募集は加計学園がやっているのと一緒なんですよ。向こうの業者がやっているから俺は知らねえというわけにいかないんですよ、これ。どうなんですか。
○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。
 セハン・アカデミー自身が学生募集の活動に関しまして加計学園の韓国支局といわゆる協力関係を結んで行っているということでございますので、その意味においては、その内容につきまして、加計学園に対して番号をお聞きして、その内容についての問合せ先を記することについては特に不適切なものというふうには認識していないところでございます。
○白眞勲君 これ、ちょっと違いますよ。六ページ目の下のこれ電話番号も今一緒だと言いましたよね。韓国のマスコミの報道でも、加計学園の韓国での説明会には日本から教授陣も来ている。加計学園の韓国の責任者も来ているんですよ。セハン・アカデミーという現地の業者の動画でも、千葉科学大学が、まあ名前は言わないけども、動画で日本語で話していらっしゃる。そのホームページの別のところにはこう書いてあるんです。加計学園韓国支局ソウル事務所はセハン・アカデミーだけです、一つですと。一緒ですと書いてあるんです。このような答弁、ちょっと問題ありますよ、これ。一緒ですよ、一緒になって募集しているんですよ。それも、加計学園だけじゃなくて、ほかの大学、岡山理科大学の獣医学部だけではなくて、加計学園のいろいろな学部を全部ここが募集しているんですよ。
 募集しているんじゃありませんか。どうなんですか、これ。
○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。
 委員御指摘のとおり、学園の方にも確認いたしましたけれども、この獣医学部ではなく、加計学園の中の大学、あるいはそれ以外の大学についても契約を結んで学生募集に関する活動について協力するということについては、韓国の中での活動としては一般的に行われているものというふうに聞いているところでございます。
 御指摘のこの韓国の学生募集に関しましては、先ほど申し上げましたように、岡山理科大学の獣医学部による学生募集ではなく、加計学園韓国支局と学生募集活動について提携しておりますセハン・アカデミーという協力校自身の中での留学前の準備教育、日本語教育等を行いますけれども、その準備教育と位置付けられている独自の教育プログラムでの募集と聞いているところでございます。
○白眞勲君 じゃ、その、何、準備教育の募集だったらいいんですか。募集は駄目だけれども、準備教育だったら、そしてまた、自分はやらなくて誰か別の業者にやらせればいいんですか、文科省は。
○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。
 活動の形としては先ほど申し上げたところでございますので、岡山理科大学自身が募集を行っているところではございません。理科大学の獣医学部による留学生の選抜については、設置認可前に行われていないということについては確認しておりますけれども、あらかじめ定められた日程、方法に基づいて適切に行われることが大事でございます。
 入学希望者に対しては誤解の招くようなことがないように、大学に対しては適宜適切に指導してまいりたいと存じます。
○白眞勲君 文科省さんは、加計学園側の方に立って答弁しないでもらいたい、学生さんの立場に立ってもらいたいんですよ。
 こういうホームページを見せられて、それで加計学園だと思って応募しているんですよ。二十名と書いてあるじゃないですか、元々。留学生枠そのままですよ。そういったことも含めると、極めてこれは不適切だと。
 今の話だったら誰でもできますよ。今の答弁で本当にいいんですか、文科大臣。こういう、業者がやったらいいんですという言い方ですよ、担当者は。後で誤解のないようにこれから気を付けますって。そういうことでいいんですか、文科大臣、お答えください。
○国務大臣(林芳正君) これは、立て付けとしては、今局長から御答弁を差し上げましたように、この準備段階の留学前の準備教育、日本語ですとかそういうことをやるというこの独自の教育プログラムという位置付けでございますので、そのことについては今局長が答弁したように問題ないということでございますが、その留学前の準備教育とこの獣医学部そのものに対する入学というところの接続に関しまして誤解を与えるような表現があれば、それは不適切ということでございますので、先ほどの別件で私答弁をいたしましたように、しっかりと日本語にしてみて、全体として不適切なところがあればしっかりと指導してまいりたいと思います。
○白眞勲君 昨日の段階で、もう全ての今の私のこの資料は文科省に渡しているんです。翻訳すればいいよと言って、ちゃんと。だから、これから翻訳しますというのは、私はちょっと残念でならない。
 それと同時に、不適切だと言うんだったら、もう一つ。今年の二月十五日の朝鮮日報のウエブ版で、二月十五日ですよ、出ていたんですけど、これによりますと、既に今年の二月十六日に説明会が開かれていて、三月には入学準備のための学生を募集する計画となっている。この二月は、二月十三日に今治市と加計学園が基本協定に署名した直後であって、また加計学園が、加計学園が文科省に設置認可申請を完了したのは三月三十一日ですよ。だから、申請どころか、設置審のずっと前、まだ申請を完了する前に、もうこういう学生募集しているんですよ。これ、余りにも悪質じゃないですか。
 それで、ちょっと文科省、聞きたいんですよ。後ろ向かないで、俺の方を見てくださいよ。
 これ、設置審前に学生の募集したら、どういうペナルティーを掛けるんですか。
○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。
 大学に確認いたしましたけれども、大学の説明によりますと……(発言する者あり)一般論でございますけれども、設置認可前にいわゆる大学自身が学生募集をするということについては認めていないところでございますので、それも含めて設置審の中において審査し、適切な結論を出すということになると思います。
○白眞勲君 いや、どういったペナルティーがあるかですよ。
○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。
 学生募集に関しまして、設置認可の申請前に募集を行うということについて想定したペナルティーを設けているわけではございませんが、いずれにせよ、申請前にそうした活動を行うということについては適切じゃないものと認識しております。
○白眞勲君 あのね、大学設置等に係る提出書類の作成の手引、平成二十九年度確定版、文科省高等教育局、これおたくのところでしょう、書いてありますよ。認可や届出がなされる前に、入学希望者や社会一般に対しての設置等が確定したものであるかのような誤解やそのような誤解に基づく損害を与えることのないよう、認可又は届出前のPR活動及び学生の募集の取扱いを、以下のとおりとしておりますと、たったったっと書いてあるんだけど、これらの取扱いが遵守されていないことが判明した場合、そのことを理由に審査の中止や認可を不可とする判定がなされることがありますと書いてあるじゃありませんか。何でそれを答えないんですか。何で答えないんだ、それを。
○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。
 私の説明が十分でなかったかと思いますけれども、ペナルティーということについて言うと、一般的には、設置認可後においての履行ができなかった場合においてのいわゆるペナルティーとしましては、ほかの大学においてのその学部・学科についての申請を認めないとかいうふうな形でのペナルティーを設けているところでございます。
 先ほど委員御指摘の手引についての記述については、そこにございますように、申請においての取扱いということになれば、先ほど申しましたように、申請を受け付けない、あるいは審査の過程において不認可も含めまして適切な処理をするということが一般原則としてあるところでございます。
○白眞勲君 だから、不認可もあるということでしょう。
○政府参考人(義本博司君) 個別事案の状況を見た上でございますけれども、その上での判断として認可をしないというふうなことも、いわゆる一般論でございますけれども、あるところでございます。
○白眞勲君 これでまとめますけれども、大臣、ひどすぎますよ、これ。基本的にはこれやっぱり、学生のことを考えてやってください。学生の皆さんのことが、こういったでたらめな、韓国でどうせ分からないだろう、ハングルだから分からないよみたいな形でこういったことをやられているこの加計学園に対しては、極めて厳しいこれ調査をしてもらいたい。
 それを最後にお願いを申し上げまして、私はこれで質問を終わります。
○杉尾秀哉君 民進党・新緑風会、杉尾秀哉でございます。本日は質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。白議員に引き続いて質問をさせていただきます。
 資料を配付させていただきました。
 早速でございますけど、林大臣に聞きます。この石破四条件について、これまで大臣は予算委員会そして文教委員会などで、設置審では四項目の審査していない、こういうふうに繰り返し答弁されておりますけれども、そういうことでよろしいでしょうか。
○国務大臣(林芳正君) この岡山理科大学獣医学部の新設につきましては、国家戦略特別区域計画に認定されたことを受けて設置認可申請がなされたものでございまして、大学設置・学校法人審議会では、申請された設置計画、これが国家戦略特区構想に合致しているかどうかについて審査する役割は有しておらないところでございます。したがって、設置審においては、四条件を含めて国家戦略特区のプロセスに係る議論はなされておらないところでございます。
○杉尾秀哉君 設置審の専門委員会の委員の一人の方がこういうふうに私に話してくれました。
 四条件は議論できないのかという複数の委員からの発言に対して、文科省の担当者が、ここは四条件を議論する場ではないと繰り返し説明した。最初から四条件が議論の対象になっていたらこの中身では絶対に通らない、こういうふうに委員全体が思っていた。私は今でも四条件はクリアされていないと思っています。
 こういうふうに専門家が指摘しているんですけれども、林大臣はどういうふうに受け止められますでしょうか。
○国務大臣(林芳正君) 委員会での個別の発言に関するコメントは差し控えさせていただきたいと思っております。
 岡山理科大学の獣医学部の新設については、先ほど申し上げましたように、国家戦略特別区域計画に認定されたことを受けて設置認可申請がなされているということでございます。設置審では、この基準等に適合しているかについて審査をしておるというところでございます。
○杉尾秀哉君 今の大臣の説明にもありました。これまでも繰り返し林大臣は、特区のプロセスの中で四条件がクリアされているんだと、こういう発言をされています。
 大臣に伺いますけれども、その特区のプロセスのいつ、どこで、誰が、つまりどの段階で四条件をクリアしたというふうに判断したのか、大臣は御存じでしょうか。
○国務大臣(林芳正君) 今回の獣医学部の新設につきましては、これまで国家戦略特区を所管する内閣府を中心に段階的にそのプロセスが進められてきたところでございまして、この四項目につきましては、昨年十一月九日の国家戦略特区諮問会議における追加規制改革事項の決定の際に、内閣府、文部科学省及び農林水産省の関係省庁において、四項目が満たされていると、こういうふうに確認を行ったところでございます。
 その後の国家戦略特区のプロセスの中で、本年一月十二日の今治市分科会において、加計学園による獣医学部設置の構想が追加規制改革事項に沿っていることを有識者や関係省庁により確認した際に、また一月二十日の区域会議、特区諮問会議において区域計画が承認された際のいずれの場においても、この四項目が満たされていないという異論が関係省庁等から出ず、結果として獣医学部設置に係る申請を行うことが可能となったというふうに認識しております。
○杉尾秀哉君 書いていないから、書いていないから、異論がなかったからクリアされたんだと、こういう理解ですか。
 ここに今全部持ってきましたけど、どこにも四条件クリアしたなんてことを書いているくだり一つもありませんよ。どうぞ。
○国務大臣(林芳正君) 書いていないというのは……
○杉尾秀哉君 議事要旨に書いていない、そういうことは。
○国務大臣(林芳正君) 議事要旨ということで理解をいたしましたが、今申し上げたように、国家戦略特区プロセスの中でそれぞれ、昨年十一月九日の追加規制改革事項の決定の際にまず三省庁で満たされているという確認を行った上で、さらに一月十二日、一月二十日、それぞれ異論が出なかったということでございます。
○杉尾秀哉君 満たされていないということをこの後順次証明してまいりますけれども、この設置審の審議で四条件以外にもおかしなことがいっぱいありまして、例えば、審議の過程で、加計学園から、改善できるのに不可にするとは何事かと訴訟を起こされたらどうするんだという話があった。委員の一人がこういうふうに証言しています。
 これ、審議の過程で訴訟リスクの話が出た、これについては、中身についてお答えできないというふうに文科省は言うと思いますけれども、一般論としてでいいんですけれども、この設置審というのはこういう訴訟リスクというのを審議する場なんですか、どうなんですか。
○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。
 設置審の審査におきましては、大学設置基準等の法令に適合しているかどうかを精査するものでございまして、不認可とする場合は訴訟を、不利益を受けたということに訴訟が提起される可能性があることも踏まえまして、明確な法令違反の根拠を示す必要がございます。設置審査においては、そのような客観的で厳正厳密な指摘ができるかどうかを精査して審査意見を決定していく必要がございます。
○杉尾秀哉君 昨日ヒアリングさせていただいたんですけれども、過去に訴えられたケースってないんですよ、不認可にした。
 何で、このケースでそういう訴訟リスクの話が出るというのがおかしいし、そのやり取りを聞いた委員の一人がこういうふうに証言しているんです。これは脅し文句だと思った、そう言われたら何も言えないと、こういうふうに言っている。こんな、要するに脅し文句だと委員が取られるような、こういう審議のやり方で公正な審査ができるんですか。
○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。
 委員御指摘のとおり、訴訟を提起されたということは過去にございませんが、不認可処分をしたケースは過去においてございます。その都度都度におきましては、先ほど申しましたように、不認可をする場合においては訴訟が提起される、いわゆる行政処分として相手方に対して不利益を与えるということでございますので、そこが提起される可能性があるということも視野に置きながら、明確な法令違反の根拠を示す必要がございますので、その観点から、この加計学園の問題に限らず一般的に厳正な審査をしていくということについてやっているところでございます。
○杉尾秀哉君 それは、こういう審議会っていっぱいありますけど、訴訟リスクと言い出したら何もできないですよ。
 さらに、申請内容についてこういうふうに言っているんです。最初の申請を見た段階ではとても認可できるような代物ではなかった、獣医学教育を理解している人が作ったものとは到底思えないような内容だった、こういうふうに証言している。そして、今度配られた、これ大体議事録が出ていないこと自体がおかしいんですけれども、ここに要約したのを見ても、最初にいろんな意見が付いていて警告が出されているじゃないですか。だから、こんなずさんな内容だから警告が出たんじゃないんですか、どうなんですか。
○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。
 審査の過程におきまして、法令に適合しているかどうかも含めてでございますけれども、審査意見を作る場合、その申請内容全般について意見が付いて、このまま進めていく、改善が進められなければ認可できないというふうな場合については、警告という形で相手方にその状況を伝えまして、適切な補正あるいは改善を行っていただくというふうなことをしているところでございます。
 そういうケースは、この加計学園だけではなくてほかのケースにおいても年間数件あるところでございまして、その多くにおきましては誠実に補正あるいは改善をいただいて、それを厳正な審査した上で改善が認められたという形で審議会で判断した場合について認可するというふうな判断をしているところでございます。
○杉尾秀哉君 今、適切な補正、改善というふうにおっしゃいましたが、こういうふうに証言しています。駄目なところは審査が通るように一つ一つ答えを教えながら進めていく雰囲気だった、こういうふうに証言している。そして、最後までこれじゃ駄目かと思った、決を採ろうかと思った、そういうことまで証言している委員がいます。
 こういうふうに、要するに教えたんですよ、文科省側が。加計学園と通るように進めていったんです。こういうのを出来レースと言うんじゃないんですか、どうですか。
○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。
 いわゆる審査意見を付けた際においては、大学に対してその状況を書面で出すと同時に、場合によっては大学から来ていただきまして、対話をしながらそれについての改善のポイント等についてお話をするところでございます。
 特に獣医学部、今回は五十二年ぶりの審査でございますし、その規模あるいは内容について詳細にわたるところでございます。その点については、法人からの要請もございまして、その審査意見についての状況についてお伝えすると同時に、しっかりした改善を行っていただくということを明確にする観点から、意見を詳細に整理し、それを大学の方にお伝えし、それに対して大学の方において誠実に受け止めていただいて改善をし、それを審議会の方で議論を専門的、学術的にやっていただきまして判断をいただいたものでございます。
○杉尾秀哉君 施設とか設備についても、こういう意見があるんです。おとといの内閣委員会で山本太郎議員も質問されていました。私は山本議員と全然打合せしておりませんけれども、全く一緒です、全く一緒。こういうふうに証言しているんです。
 鳥インフル、鳥インフルとさっきから何度も出ています。だけど、ここの施設、加計の施設は鳥インフルの研究ができるような実験施設がない。設備が非常にお粗末である。あのような施設ではP3レベルの実験をやればウイルス漏れが起きるだろう、こういうふうに言っています。シラバスを見てもそんな研究はやらないだろうし、まともな研究をやる代物ではない、実際には普通の大学と同じレベルの研究しかできないんだと、こういうふうに言っているんです。
 おとといの山本議員の質問でも、BSL3のレベルの感染実験はしない、普通の獣医学部だと、こういう質問だったですよね。打ち合わせていませんよ。全く符合していますよ。
 これ、どう考えても、この加計の獣医学部というのは国家戦略特区の国際レベルのものでもなければ、要件を満たしたような、石破四条件をクリアするような代物、到底言えないと思うんですけど、いかがでしょうか。
○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。
 今回の獣医学部につきましては、国家戦略特区のプロセスの中で、加計学園の獣医学部設置の構想が先端ライフサイエンス研究の推進や地域の水際対策など、新たなニーズに対応するものであることが確認され、設置認可の申請に至ったものでございます。
 加計学園の認可申請書によれば、岡山理科大学獣医学部においては、ライフサイエンス研究、公共獣医事研究、医獣連携獣医研究の三つの研究グループを構成しております。これらの研究を実施するために、獣医学部棟にオープンラボを設置し、BSL2、BSL3の実験室を備えることとしているところでございます。また、その構想の申請書におきましては、獣医学部棟には実験動物センターを設置し、マウス等の小動物に加え、猿、豚といった先端ライフサイエンスの研究に必要な中型動物の実験に必要な飼育室、手術室等の設備を備えることというふうに書いているところでございます。
○杉尾秀哉君 作文は幾らでもできるんです。中身、それから授業の内容、いわゆるシラバス、施設、設計図も含めて、見た専門家がこういうふうに言っている。
 そこで、林大臣に伺いたいんですけれども、これ、結局四条件を満たさないということが分かっていたんです、審査委員会の委員の人たちは。だから、既存の大学と同じレベルで設置認可の審査せざるを得なかったんです。それは確かにそうだと思います。現行法令にのっとって最低基準を満たしていれば認可できる、それは分かります。だけど、特区の獣医学部として認めるならば、四条件について委員会でそもそもの議論をしなければいけなかったというふうに委員が証言しているんです。じくじたる思いなんだと、こういうふうに言っているんです。これは本当に切実な声だと思いますけれども、それでも林大臣はまだ、まだ審査は適切だったというふうに思っていらっしゃるんでしょうか。
○国務大臣(林芳正君) 先ほどお答えをいたしたとおり、国家戦略特区のプロセス、また設置審のこの審査、それぞれ適切に行われていたということでございます。
 先ほど、冒頭にお答えいたしましたように、設置審における個々の委員のコメントについて、発言についてそれぞれコメントすることは差し控えたいというふうに思っております。
○杉尾秀哉君 森友のときもそうなんですけれども、一連のモリカケ問題って、適切だった、適切だったとずっと言っているんです。森友も、適切だったと言った内容が、事実は適切じゃなかったんです。会計検査院の報告で分かったんです。
 そこで、さっきからその四条件クリアしたということの一つの証左として専門家の意見を聞いたと、こういうのがありますけれども、この私が聞いた委員の方は、四条件について専門家の意見なんて聞いていないんじゃないかと、聞いていたら四条件満たしていないと言われるに決まっていると、こういうふうに証言しているんです。
 そこで、梶山大臣に伺います。
 特区のプロセスの中で、専門家の方の意見を聞く機会というのはあったのでしょうか。
○国務大臣(梶山弘志君) お答えいたします。
 特区のプロセスということでありますけれども、昨年十一月九日の諮問会議取りまとめに際しまして、関係府省において規制改革事項が四条件に適合することを確認の上で、最終的に文科、農水両大臣も出席された特区諮問会議で文案が異論なく了承をされました。
 また、加計学園の構想につきましては、本年一月十日に提出のあった応募書類に基づいて、一月十二日の今治市分科会で獣医学の専門家二人を含む有識者により審査を行うとともに、文科、農水両大臣が出席する一月二十日の区域会議、さらには文科大臣の書面同意を受けて同日に開催した諮問会議においても異論なく了承をされたところであります。
 規制改革の基本的な考え方は、自治体や民間の提案について、できない理由ではなくて、どう実現するかということを議論するというものであります。
 具体的には、閣議決定した国家戦略特区、構造改革特区や総合特区の基本方針で規制省庁が改革は困難とする正当な理由の説明を適切に行うことを求めているということであります。その説明がなされない場合は、提案に基づく規制改革を進めていくべきであるということでありますが、内閣府においても、この四条件については確認をさせていただいております。
 既存の獣医師養成ではない構想の具体化という点については、昨年十月下旬の段階で、今治市や京都府からの提案書に既存の獣医学部とは異なる新たな分野に重点を置いた具体化された構想が示されたと判断をしました。
 新たな分野における具体的な需要については、昨年四月には、製薬会社の方からライフサイエンス分野のための獣医系大学を創設してほしい旨の要望書が出されている。また、提案者からはライフサイエンス研究や水際対策での分野で人材ニーズがあるとの提案に対し、民間有識者からも同様の認識が示された上で、更に人のための創薬や人獣共通感染症の研究ニーズ等について指摘があったところであります。
 また……(発言する者あり)まだ答弁中です。また、獣医師等に関する統計を見ても、製薬会社等の会社に勤務する獣医師や新卒者の就職数は近年増加しておりまして、家畜衛生分野の公務員獣医師に就職する新卒者数も同様に増加していることから新たな分野の需要がうかがえるということで、診察をするだけではなくて、会社に入って、食品会社であるとか製薬会社であるとか様々な分野で活躍する獣医師の需要も、多様な需要が増えているということであります。
 このように、獣医師の職域が多様化する中で獣医師の新たな供給は毎年一定であり、新たな分野における獣医師の養成需要はあると考えております。
 既存の大学・学部では困難ということについては……(発言する者あり)いや、四条件ということですから、四条件について詳細にお話をしているところでありますけれども、水際対策や新薬開発などについて新たなニーズに特化した人材養成には、カリキュラムの抜本的な見直しや専任教員の大幅な入替えが必要であり、既存の組織で行うには定員増を含めて限界があると判断をいたしました。
 近年の獣医師の需要の動向についても、農林水産大臣が繰り返し発言されているとおり、産業動物獣医師の確保には困難な地域がある、偏在があるということでありまして、そういった意見も各地から寄せられているところであります。
○杉尾秀哉君 梶山大臣、私、四条件について全部聞いていませんよ、何にも。何でそんなことを全部言うんですか。おかしいでしょう。時間使っているでしょう。四条件について、一つ一つ私、確認して聞いていませんよ。専門家の意見について、それについて聞いたんですよ。
 で、言いますよ。九月二十一日の今治分科会で、浅野、文科省です、専門教育課長が、再興戦略の要件について、きちんと満たされることを確認することが重要だと、こういうふうに指摘しております。この発言、そのまま読みますと、この段階では四条件満たしていないという認識を文科省がしていたということなんですけど、どうでしょうか。
○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。
 御指摘の平成二十八年九月二十一日の国家戦略特区今治市分科会第一回会議におきまして、文部科学省の当時の浅野専門教育課長から、文部科学省といたしましては、日本再興戦略二〇一五の要件、いわゆる四項目につきまして、きちんと満たしていることを確認することが重要であると考えております、今後とも農水省や厚労省とも連携をしていきたいと思っておるとの発言をしたところでございます。
○杉尾秀哉君 文科省として、その後どの段階で四条件が満たされたことを確認したんですか。
○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。
 文部科学省におきましては、いわゆるこの告示で獣医師については定員増について抑制しておりますけれども、獣医師の需給状況についてはその所管する農水省のお考えを確認する必要があるということについて、内閣を通じまして内閣府に対して意見を申し上げたところでございます。
 その中において、内閣府の方において、農水省において新たな分野においての対応ということを前提にして需給全体に対して影響がないというふうなことについてのお答えがあり、それを踏まえまして、文科省の方としましてもその問題についてクリアしたと判断いたしまして、全体として、十一月の九日でございますけれども、国家戦略特区会議において追加規制改革事項について決定する際にその問題について見解を示したところでございます。
○杉尾秀哉君 梶山大臣、さっき私、聞かれていないことを答えて、後ろから今言われませんでしたか。私、次に質問するはずのことを答えたんですね。(発言する者あり)違う、違う。
 それで、もう一回言います。
 一月十二日の今治分科会に二人の専門家が呼ばれて発言しました。これはさっきのとおり。ところが、この二人の専門家は一回ずつしか発言していません、要旨を見ると。しかも、四条件について触れたくだりなんか一つもありません。学園の構想について長所と課題を指摘しただけです。短く一つずつしか言っていないです。
 こんな状況で専門家から意見を聞いたことになりますか、どうですか。大臣、答えてください。
○国務大臣(梶山弘志君) 四項目への適合性については、二十六年七月の新潟市の提案を受けて議論を開始して、ワーキンググループや諮問会議等において適合性を認める議論が行われてきております。これらの議論に加え、加計学園の応募書類に基づく最終段階の審査は、御指摘の今治市分科会で行われ、十分かつ的確な御意見をいただいたと認識をしております。
 このように、一連の議論のプロセスにおける関係者の御発言を通して四項目への適合性は確認されたものと考えており、発言の時間や回数だけで議論が不十分であるとの評価をすることはできないものと考えております。
○杉尾秀哉君 後で言いますけど、専門家の意見を聞いて、この四条件について閣議決定クリアされたかどうか、どこにも痕跡がないんです。
 それで、一月二十日の区域会議で、もう最終段階ですよ、これ加計学園が事業者に決まったその二十日の区域会議ですよ、有識者議員がこういう発言をしています。例えば坂根議員、教える側、研究者をどう集めるかが鍵だ、これは後でも指摘された、設置審で指摘された内容のとおりです。坂村議員は、獣医学部の認定申請に関しては地域的な特性を生かしたものだとは思うが、それ以外はほぼ独自性がない、独自性がないと言っている。地域的な特性、これは四国にないという地域的な特性、これを生かしたものだとは思うが、独自性がないと言っているんですけど、さっきから四条件クリアしたクリアしたとずっと言っていますけど、二十日の前に、二十日の段階に至っても民間の議員が、ほかの大学と一緒じゃないかと、こういうふうに指摘しているんですよ。
 これ、どういうふうに説明できるんですか、大臣。
○国務大臣(梶山弘志君) 一月二十日の区域会議につきましては、累次の会議における議論の蓄積の上に加計学園の獣医学部新設事業を定めた区域計画を審議したものであります。
 坂根議員、坂村議員の御意見は、いずれもこれまでの議論を踏まえた上で、更に大局的な視点や今後に向けた要望を述べたものであります。その内容も創薬の歴史や現状といった具体例を交えたもので、示唆に富んだものであるとは考えております。
 したがって、御指摘は当たらないということと、最終的に取りまとめ、御意見はありましたけれども、取りまとめがなされたということであります。
○杉尾秀哉君 もう一度答えてください。独自性がないという発言と今の答弁って整合性取れていますか。独自性がないということは、ほかと一緒だというふうに言っているということじゃないんですか。
○国務大臣(梶山弘志君) 独自性がないということが四条件に関わってきますかね、これで。
 先ほど申し上げましたように、既存の大学との差は申し上げました。そして、この意見については、今意見として取り上げた上で取りまとめを行ったものだと思っております。先ほどの議論の中で私も独自性についてはお話をさせていただいたものと思っております。
○杉尾秀哉君 今のはちょっとびっくりですよね。ほかと同じだということが、これ石破四条件まるっきり満たしていないじゃないですか。
 こういうふうな話があるんです。一月十二日の今治分科会で意見を述べた、今話におります二人の専門家の方、ちょっと文科省に伺いますけれども、この二人の方というのは設置審の委員でもあるかどうか確認してください。
○政府参考人(義本博司君) 今治市分科会において有識者を務めた方、獣医学の専門家お二人おられますけれども、そのうち一人は、当時、大学設置・学校法人審議会獣医学専門委員会の委員であったところでございます。
○杉尾秀哉君 これ、二人の方はどっちも、この特区でも意見聞かれているし、設置審でも委員のメンバーになっているんです。このうちの一人の方がこういうふうに私たちに対して答えていらっしゃいます。我々、こう聞いたんですね。先生が今まで関わってきた議論の中で四条件がクリアされたという認識はおありですか、こういうふうに聞いたんです。それに対してこの先生が、それはありません。はっきり答えている。
 つまり、特区のプロセスでも設置審においても専門家の目で見て四条件はクリアされていない、こういうふうに判断したということじゃないですか。梶山大臣、いかがですか。
○国務大臣(梶山弘志君) 獣医学部の新設は、二十六年七月の区域会議で先ほど申しましたように新潟市が提案をして以降、特区のワーキンググループや諮問会議などで議論を積み重ね、検討してきたところであります。こうした議論の積み重ねを基に、最終的には諮問会議取りまとめについては、十一月九日の特区諮問会議で文科、農水両大臣も出席の上、四項目への適合が確認された文案が異論なく了承をされたところであります。
 加計学園の構想については、本年の一月十日に提出があった応募書類に基づき、一月十二日の今治市分科会における獣医学の専門家二人を含む有識者による審査、文科、農水両大臣が出席する一月二十日の区域会議、同日の文科大臣の書面同意、特区諮問会議において、いずれも四項目それぞれの適合を含めて異論なく了承され、特区認定の取りまとめを行ったところであります。
○杉尾秀哉君 つまり、このプロセスの中に専門家の意見が出ていないんですよ。これ、はっきり言って、特区のワーキンググループに出ている人たち、素人です。みんな素人。内閣府の役人だって素人なんだ、これ。
 結局、特区のプロセスにおいても、専門家以外の素人の役人とかそういう委員の人たちが、規制緩和派か何か分からないけど、岩盤規制という名の下にドリル空けるとか格好いいこと言って、四条件クリアしたって勝手に判断しているんじゃないですか。根拠がないじゃないですか。その判断のプロセス、これ結論も、議事要旨にもどこにも、どこにも専門家の意見が出ていないんですよ。こんなでたらめ、まかり通っていいんですか。
○国務大臣(梶山弘志君) 一月十二日の分科会におきましても、先ほど来言われている専門家の方は出ておりまして、御意見はいただきました。しっかりと取りまとめは行われたということであります。民間委員の皆様も、それぞれにこれまでの経験、そして、経済人であればそれぞれの産業界の実情というものも調査をした上で意見を述べられたと承知をしております。
○杉尾秀哉君 その原さんだか八代さんだか、こういう人たち、こういう人たちの意見でもって決まっちゃっているんですよ。
 それで、内閣府の中で議論したってさっき言いましたよね。内閣府の中に専門家はいるんですか、獣医師の。獣医の専門家はいるんですか。創薬プロセス、いるんですか。言ってください。
○政府参考人(河村正人君) お答えいたします。
 今御指摘のワーキングの委員の先生方は、独自にいろんな知見を集めておられまして、その上でいろんな御発言をされておりますし、内閣府の中でもいろんな知見を集めて、トータルで二十回の諮問会議、それから分科会、ワーキンググループを経た上で決定をしたものでございまして、十分に議論はされているというふうに承知をしております。
○杉尾秀哉君 答えていませんよ。専門家はいないということなんですよね。
 時間が余りないんで、林大臣に聞きます。これ、前川さんもおっしゃっているんですけれども、特区プロセスの段階では構想の作文なんです、これあくまで。書くだけだったら誰でもできる。設置認可申請をして、カリキュラム、教員、教育内容、そして施設設備とか具体的な学校の中身が出そろって初めて四条件満たしたと、こういうことが分かるんですよ。逆に言うと、それが分からなかったら四条件クリアしているかどうか判断できないんですよ。
 林大臣に伺いますけれども、これそもそも四条件がクリアされていないものについて認可をしていいものなんですか、どうでしょうか。
○国務大臣(林芳正君) 繰り返しの答弁になってしまうかもしれませんが、四条件は、この国家戦略特区のプロセスの中で適切にクリアされてきたと、その結果、この設置認可の申請が認められたということでございます。
 設置審の審査とは別に、この学校法人加計学園の設置認可の申請内容が国家戦略特区のプロセスの中で認められた構想に沿っているかは、これは設置審とは別に文科省として確認をしてきたというところでございまして、それを受けて認可をさせていただいたということでございます。
○委員長(高階恵美子君) 杉尾秀哉君、時間が参っております。
○杉尾秀哉君 時間が来ましたのでまとめますけれども、結局、文科省も内閣府もどこも責任取っていないんですよ。これ、閣議決定に反していたら、認可の決定というのは内閣法に違反して、違法、無効です。無効な決定ならば取り消して、もう一回特区のワーキンググループに戻して議論し直すべきか、設置審に四条件を審議する権限を与えて審議し直すべきだということを申し上げて、私の質問を終わります。
 ありがとうございました。
○佐々木さやか君 公明党の佐々木さやかです。よろしくお願いいたします。
 今日の連合審査、国家戦略特区における学部新設に関する件ということで、今日は岡山理科大学の獣医学部の新設、これがテーマとなっているわけでございますけれども、私の方からは主に、先月の九日に大学設置・学校法人審議会からこの獣医学部の新設について設置を可とする答申が出ましたけれども、この設置審での審査について、これを中心にお聞きをするとともに、関連をして特区のプロセスについても幾つか質問をしてまいりたいというふうに思っております。
 まず、今回、実に五十二年ぶりに獣医学部というものが新設をされることになりました。これまで開設をされてこなかったということは、いわゆる岩盤規制の一つとも言われてきたわけでございます。岩盤規制というのは、関係省庁ですとか業界団体等がなかなか反対が強い、そういった事情もあって、規制を緩和したり撤廃することが困難であると。こういうことについて、もちろんその規制というものにはそれなりの理由もあるわけですけれども、やはり新しいチャレンジ、こういったことを妨げるという側面もございます。
 そういったことから、国家戦略特区というのは、一部の地域について規制を緩和をして改革をすることによって、国民にとって新しい便利な、より便利なサービスが例えば生まれてくる、新しい分野での技術の開発が進むようになるとか、そういった社会経済の活性化、また成長につながっていくと、これが規制改革の目的とするものであると思います。
 今回の獣医学部が新しく新設をされるということについてのまず意義といいますか、そういったことを確認をさせていただきたいと思うんですけれども、この点に関しまして林大臣にお聞きをしますが、今回、この獣医学部の新設、岡山理科大学獣医学部の特色というものはどういうところにあるのか、また、この開設によって地域や社会の発展、活性化にどのように資することになるのか、またどのようなことを期待をするか、この点についてまず伺いたいと思います。
○国務大臣(林芳正君) 今回の獣医学部につきましては、その設置に係る構想が、国家戦略特区のプロセスの中で、先端ライフサイエンス研究の推進、地域の水際対策など、新たなニーズに対応するということであることが確認をされてきております。
 その特色といたしましては、独自に設定をされているアドバンスト科目によりまして、ライフサイエンス分野、国内外の公共獣医事分野、医獣連携獣医分野の重点的な人材養成を行うということが挙げられるわけでございます。また、この設置計画において、地域封じ込め対策に基づく危機管理、感染症、食品安全に対応する国際獣医事等の公共獣医事に関する教育研究を推進する旨が記載されているとともに、四国において活躍をする獣医師の供給を目的として、四国入学枠、これも設けておるところでございます。
 今回認可した獣医学部における教育及び研究活動が申請内容のとおりに確実に実施され、四国地区を中心とした獣医事の学術的拠点となることを大いに期待をしているところでございます。
○佐々木さやか君 今大臣にお話をいただきましたように、新しいニーズに応えるような、そうした人材がこの教育機関から輩出をされるということを私も期待をしたいというふうに思っております。
 この獣医学部新設の認可に至るまでには、御存じのとおり二段階のプロセスがございました。一つ目は国家戦略特区のプロセスであります。今治市に獣医学部を新設することを認めるかという、言わば規制緩和をどうするかと、このプロセスでございます。そして、二つ目のプロセスとしては、獣医学部の新設という事業を具体的に実施する主体、加計学園から具体的に学部新設の認可申請がされたわけですけれども、その申請を審査をする設置審でのプロセスと、この二つのプロセスがございますが、国民の皆様はなかなかそれぞれのプロセスについて詳しいわけでもございませんので、まずこの二つのプロセスというのはどういう役割分担になるのかと。
 先月九日に設置審は認可の答申を出したわけですけれども、この設置審、大学設置・学校法人審議会というのはどういうことを審査するところなのかということを説明をいただきたいと思います。
○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。
 今回の獣医学部の新設についての国家戦略特区のプロセスでございますけれども、特区を所管する内閣府を中心にいたしましてそのプロセスを段階的に進められているところでございますが、このプロセスの中で、加計学園の獣医学部の設置の構想が追加規制改革事項に定められた事項、すなわち先端ライフサイエンス研究の推進や地域の水際対策などの新たなニーズに対応するものであるかどうか、この点を確認するということがこの特区プロセスの中でのポイントでございますし、それが確認された上で設置認可の申請に至ったものでございます。
 この後、文科省におきましては、例外事項を認めるための国家戦略特区のプロセスが適切な手続を経ているというのが前提の上で申請を受け付けまして、設置認可のプロセスでは、この設置審におきましてプロセスで認められた構想に基づいて大学が作成いたしました具体的な設置計画に関しまして、教育課程や教員組織、施設設備、財務状況など、学校教育法及び大学設置基準等の法令に適合しているかどうか、学問的、専門的な観点から審査を経て、最終的に可としての答申をしたものでございます。
○佐々木さやか君 この二つのプロセスというのは、獣医学部の新設という一連のものではありますけれども、国家戦略特区のプロセスというのは、この設置を認めないとしてきた規制を例外的に外すかどうかということを、そういう観点から議論をすると。
 そして、二つ目のプロセス、設置審のプロセスというのは、その例外を認めるとして、じゃ、具体的にその設置計画が法令等に合致をしているのか、カリキュラムはどうなのか、教職員の体制はどうなのか、また財務状況等についても審査をするということですけれども、こういったことを教育の専門家、そうした方々から審査をしていただくと、こういうプロセスなわけでございます。
 ですから、それぞれ別の観点から審査を行うものでありますから、設置審においてもう一度その特区のプロセスで議論したことを、同じことを審査をするというものではないというふうに理解をしております。
   〔委員長退席、文教科学委員会理事大野泰正君着席〕
 しかしながら、今回のこの加計学園の獣医学部新設についての申請、設置計画というのは非常に国民の皆様も関心が高いものでありますし、そもそもこの出された具体の設置申請の内容、設置計画が特区のプロセスで認められてきた構想ともし全く違うようなものであればおかしいわけでありますので、この点というのはもちろん設置審で審査を始めるまでの間にきちんと確認をするということも必要だと思いますし、ここの点を確認していただいたんだと思っておりますが、それでよろしいでしょうか。
○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。
 設置審議会におきまして設置を可とする答申をいただいた後に、文科省として、設置審のプロセスとは別に、学校法人加計学園の設置認可申請書の内容が、委員御指摘のとおり、例外を認めるとする特区のプロセスの中で認められました加計学園の構想に沿っているかどうかということについての確認をいたしました。
 具体的には、申請書と構想の比較を行い、構想において入学定員百六十人、専任教員七十名とされた体制につきましては、申請書では入学定員百四十名、専任教員七十五名と体制が充実されていること、構想にございましたいわゆる三分野、ライフサイエンス分野、国際獣医事分野、臨床獣医分野といった三分野から構成されるアドバンス科目につきましては、申請書では、構想段階の教育内容を具体化するとともに科目数や担当教員数が充実されていること、その他、施設設備につきましても構想の段階から大きな変更がなく整備される見通しであることなどを確認できたため、申請書の内容が構想に沿っているものと判断いたしましたところでございます。
○佐々木さやか君 そういった確認をなされた後に設置審での審査が行われたわけですけれども、この設置審、先ほどもありましたとおり、教職員の体制ですとかカリキュラム等々について、専門的な見地から教育機関として適切かということをしっかり審査をしていただくと。そこには公平性、独立性というものが確保されなければならないと思います。
 不十分な環境であるのに認可がされるようなことがもちろんあってはならないわけでありまして、この設置審の独立性、公平性、この確保というのはどのようになされているんでしょうか。
○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。
 大学設置・学校法人審議会、設置審には、学問分野の専門家や大学運営に関する有識者によって構成されまして、大学関係者による自主的なピアレビューによりまして、三段階の会議を経て審議を行うなど、慎重かつ公平公正に審査を行っているところでございます。
 その審査は、大学設置基準等の法令に基づきまして、教育課程、教員組織、施設設備等についてあらかじめ定められました審査基準にのっとって学問的、専門的な観点から厳格に行われておりまして、審査過程において詳細な意見が付されているように、公平公正な審査が厳正に行われているところでございます。
 また、審査体制や審査方法などの審査の運営に関し必要な事項につきましては審議会が自らルールを定めておりまして、審査対象案件と利益相反が生じるような委員があった場合については当該審査に参画しないなど、独立性、公平性を確保しているところでございます。
○佐々木さやか君 厳正な審査が行われる中で、この設置審では、第一次審査、第二次審査と様々審査意見が詳細に付されております。例えばライフサイエンス研究分野等での人材需要の動向についてですとか、また英語による授業、これをどのように行っていくのかとか、それから実習の体制はどうなのか、こういった点について意見が付されております。その結果として、第一次審査では警告ということも行っているわけでありますけれども。
 ここも確認なんですけれども、そもそもこの審査意見とか警告というのはどのような性質を持っているものなのか、また、そうした審査意見、警告が付された後に手続としてはどのように進むのか、確認をしたいと思います。
○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。
 設置審の審査におきましては、あらかじめ定められた基準に基づきまして、申請のあった設置計画においての教育課程とか教員組織、施設設備等が法令に適合しているかどうかについての審査を行っているところでございます。その上で、その設置計画に関しまして、課題や問題点、不明な点を審査意見として指摘し、申請者が審議会の意見を踏まえて修正、改善を行いまして、補正、申請、提出というプロセスを経て、最終的に基準に適合していると判断したものを可とするものでございます。
 また、設置審が審査意見を付す際、設置計画全般あるいは設置申請の根幹に係る是正意見が付されるなど、申請内容が抜本的に見直す必要があり、このまま審査を継続すれば不可となるおそれがあると認められる場合には申請者に対して警告という形で伝達し、その改善を促すとしているところでございます。審査においては、ほぼ全ての案件において審査意見が付されておりまして、また、一次審査意見の際に警告が付される例は例年数件程度存在しまして、その中でも適切に改善が行われれば認可されることが一般的になっているところでございます。
 今回の岡山理科大学獣医学部につきましても、計画の改善が行われた結果、認可相当と判断されたものでございます。
○佐々木さやか君 時間が限られておりますので、ちょっと予定の質問を飛ばすところもありますので御了承ください。
   〔委員長代理大野泰正君退席、委員長着席〕
 今御説明いただいたように、厳正な審査がなされたと、そして意見も複数付けられている中で改善のための補正等々がなされたわけでございますけれども、是正意見の中でこういったものがございます。
 岡山理科大学獣医学部を卒業した学生の皆さんがそれぞれの分野に進もうとした場合に入学定員に見合った需要が見込まれるかどうかと、こういったところを設置審では審査をするそうでございますけれども、こういった観点から、この学部の特徴でもありますライフサイエンス研究分野、公共獣医事分野、また医獣連携獣医分野、こういった各分野について客観的な根拠に基づき具体的にこの需要について説明をすることと、こういう是正意見が出されております。
 つまり、この設置計画という申請からはこの点が明確でないと、こういう指摘でございまして、具体的に見ますと、事業所アンケートの調査というものが行われておりますが、このアンケート調査の対象となった事業所の業種と先ほど申し上げた三つの分野との関係が明確でないとか、それから、四国地域における獣医師の需要、この点について説明が不十分であるといった指摘がございます。
 このライフサイエンス研究分野等々この三つの分野というのは、獣医師が新たに取り組むべき分野として特区のプロセスで議論をされたものとも重なるものでございますけれども、そこで、これもこれまでも何度も様々な審議の中で確認をされておりますけれども、梶山大臣に伺いますけれども、ここで指摘がされておりますライフサイエンス研究分野、公共獣医事分野等々、この新たなニーズについての需要というのは特区のプロセスではきちんと確認がされたということでよろしいかどうか、お聞きしたいと思います。
○国務大臣(梶山弘志君) お答えいたします。
 獣医学部の新設は五十年以上実現に至らないとりわけ困難な規制改革事項であるため、説明責任を負うべき関係省庁だけでなくて、内閣府としても四項目との関係で問題がないことを確認をしております。その上で、昨年十一月九日の諮問会議取りまとめに際し、関係府省において規制改革事項が四項目に適合することを確認の上で、最終的に文部科学、農林水産両大臣も出席された特区諮問会議で文案が異論なく了承をされたところであります。
 また、加計学園の構想については、一月十日に提出のあった応募書類に基づき、一月十二日の今治市分科会で獣医学の専門家二人を含む有識者により審査を行うとともに、文部科学、農林水産両大臣が出席する一月二十日の区域会議、さらには文部科学大臣の書面同意を受けて同日に開催した諮問会議においても異論なく了承をされたところであります。
 このように、獣医学部の新設は、四項目との関係を含め三府省でしっかり確認を取りながら関係法令に基づいて適切にプロセスを踏んできております。その上で、内閣府として、ライフサイエンスなどの獣医師が新たに対応すべき分野における具体的な需要が明らかになっているかという点については、具体的に検討した点は次のとおりであります。
 昨年の四月にはアステラス製薬の竹中前会長から、ライフサイエンス分野のために獣医系大学を創設してほしい旨の要望書が提出をされております。提案者から、ライフサイエンス研究や水際対策の分野で人材ニーズがあるとの提案に対し、民間有識者から同様の認識が示された上で、さらに、人のための創薬や人獣共通感染症の研究ニーズ等について指摘がありました。また、獣医師数等に関する統計を見ても、製薬会社等の会社に勤務する獣医師や新卒者の就職数は近年増加しており、家畜衛生分野の公務員獣医師に就職する新卒者数も同様に増加していることから、新たな分野の需要がうかがえるところであります。
 このように、獣医師の職域が多様化する一方で獣医師の新たな供給は毎年一定であり、新たな分野における獣医師の養成需要はあると考えられたと承知しております。
○佐々木さやか君 今御説明いただいたように、特区のプロセスではこの点について確認がされたわけでございます。
 そして、次のこの設置審のプロセスでは、この獣医学部を卒業した学生の皆さんが、じゃ各分野に実際に社会に出て進んでいこうと、このように思ったときに需要あるんですかと、こういう観点からこの審査意見というものを付けているわけでありますけれども、ここについて審査意見では、この需要の点について客観的な根拠に基づき具体的に説明をすることと、このように求められております。
 ここについてはこの審査意見に対してどう是正をされたんでしょうか。最終的に認可されているわけですから、ここの点について客観的な根拠に基づき具体的な説明がなされたということだと思いますけれども、どう是正がされたんでしょうか。
○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。
 設置審におきましては、人材需要に関しまして、委員御指摘のとおり、五月に設置審が審査意見を付したところでございます。
 ライフサイエンス分野、公共獣医事分野、医獣連携獣医分野、この三つの分野についての分析が十分でないということがございましたので、改めて法人の方で事業所アンケートの調査を行いまして、この三つの分野ごとに採用の動向のデータを取りまして分析をし、それぞれの分野ごとでの人材の需要を説明するということとともに、例えば農林水産省ですとか今治市の調査での四国地域での公務員獣医師の人材需要の動向、さらには、ライフサイエンスですとかあるいは公共獣医事分野についての学術機関の報告書などを用いまして分野ごとの需要が見込まれる等について説明をされまして、それを受けて設置審において一定の改善が図られたと判断されたところでございます。
○佐々木さやか君 そのように是正の措置が取られたということでございます。
 審査意見を見ますと、ほかにも例えば教育課程について意見が付されているところもございます。実習、これが重要だということですけれども、この実習が円滑に行われるかについて、学生や教員の配置状況ですとか、それから実習先での管理動物、この飼育頭数はどうなのかとか、教室をどのように使用する計画なのかとか、こういった非常に詳細にわたって審査意見、教育の観点から意見が付されております。
 こういった点についても改善というか是正、補正がなされたのか確認をしたいんですが、例えば実習のことにつきましては、八月の段階でも、短期集中型で行われているということだけれども学生さんたちが学ぶ学習量が多いのではないかなどという指摘もありまして、この実習のところ、重要なんだと思いますので、ここについても含めて、教育課程についてのこの指摘部分というのは適切にきちんと是正がされて認可をされたのか、この点について説明をしてください。
○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。
 八月に行いました第二次の審査におきまして、委員御指摘のとおり実習計画の実現可能性について是正意見が複数付いたところでございます。実習時間が不足しているのではないか、あるいは短期集中型の実習という形で、学生がしっかりその内容を身に付けるということについてはカリキュラムが過密じゃないかというふうな御指摘があったところでございます。
 その後、九月に法人の方から再補正申請書が出されまして、その中で、実習科目につきましては五単位分の増加を行いまして必要な実習時間数を増やして確保したということ、それから実習指導に当たる教員を多く配置し学生への指導を充実したということ、さらには、個別の科目の授業内容や授業スケジュールを改善し、例えば週四日二週間で行っているということにつきましては週二日四週間に変更するなど、時間をしっかり取って余裕ある形でのカリキュラムのスケジュールを改善するなど適切な対応がなされたと審議会で判断した結果、残された実習計画の実現可能性の課題もクリアし、不認可には相当せず、開設以降改善を求めるということが妥当だというふうな評価をして審議会としての判断がなされたものでございます。
○佐々木さやか君 この実習の点については、この留意事項ということも残っている、そういう指摘もされているようでありますので、引き続き文科省としては、適切に教育がなされていくというところについて今後も見ていっていただきたいというふうに思っております。
 時間が僅かですので、最後に林大臣にお聞きをしたいと思います。
 今回の加計学園問題については、国会の審議の中で、総理も指示をしていない、また内閣府も文科省もそれぞれ指示は受けていないんだと、こういうことを説明をしてきたわけでございますけれども、国民の皆様にやはり不信感というものが生じてしまったと。この私は原因の大きな一つとしては、やはり一連の文書の管理の問題があったというふうに思います。
 この点については松野前大臣の下、調査も行っていただいて、五月には一度そうした文書というのは存在しないということで発表した。しかしながら、その後の更なる徹底調査をするということで、その結果、六月には文書の一部は確認できたと、こういうことを発表されたわけであります。もちろん膨大な調査が必要だったと、こういう事情もあるかと思いますけれども、やはり何かあったときに一度で速やかに必要な調査ができる、こういう管理体制をつくっていただくということが国民の信頼確保という観点から私は重要であると思います。
 そこで、文科省として、国民の信頼確保という観点から、行政文書の管理について今後どのように取り組んでいかれるのか、伺います。
○国務大臣(林芳正君) 今回の国家戦略特区における獣医学部新設に係る文書に関する調査におきまして、今先生からもお話がありましたように、当初の調査で確認できなかった文書の存在が明らかになったということは、文部科学省に対する国民の不信感を増大させるものであったと、こういうふうに認識をしております。
 文書管理については、現在、内閣府の公文書管理委員会において、行政文書の管理に関するガイドラインの改正につきまして議論をされておりまして、本年中に政府全体のガイドラインが改正される予定と聞いております。文科省としても、その結果を踏まえまして、行政文書管理規則の速やかな改正や省内への周知徹底など、適切な文書管理にしっかりと取り組んでまいりたいと思っております。
 今後、文書作成やその管理の在り方の改善等に取り組み、国民の声にしっかり応えられるように、これまで以上に丁寧な対応を心掛けていきたいと思っております。
○佐々木さやか君 引き続き国民に対して丁寧な説明をしていただくようにお願いを申し上げまして、私の質問を終わります。
 ありがとうございました。
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。
 二〇一五年六月五日、国家戦略特区ワーキンググループに加計学園から三人が出席し発言していたのに、議事要旨には一切その存在が隠されてしまった。また、このワーキンググループの二か月後、二〇一五年八月六日には、内閣府藤原豊審議官が加計学園岡山理科大を訪問し、獣医学部に関わる説明を聞いていたこともこの国会で明らかになりました。おとといの内閣委員会で、これらにやましいところがないのならば、なぜ通常国会でこの事実に基づいた答弁をしなかったのかと私はただしました。
 今年六月十三日、内閣委員会の会議録抜粋、おとといも配りましたが、今日もお手元に配りました。改めて資料といたしました。
 これ、今治市の提案が京都府と京都産業大学の共同提案よりも教員確保などで熟度が高い、だから今治市特区だけで事業者公募をした、こう言う山本幸三大臣に、教員確保は今治市にはできない、予定事業者である加計学園から説明を聞いたのではないのかと、再三再四私が質問を繰り返した議事録なんですね。このとき、大臣は答弁に行き詰まって、議事も止まりました。通常、そういうときには事務方が手を挙げるのに、なぜかこの日は手を挙げなかった。私が名前を出して、やっと藤原審議官は答弁に立ちましたが、加計学園から話を聞いていたという重要な事実を隠しました。
 今日も、これはもう藤原さんに聞くしかないと思って、参考人出席求めましたが、これを与党の皆さんは認めなかった。これは、厳重に抗議したいというふうに思います。
 おとといの質問で、教員確保については今治市が説明をしたのであって、加計学園の説明は受けていないというのが内閣府の答弁なんですね。それじゃ、ワーキンググループで加計学園が本当に教員確保のことを話していないのか、その発言を示せと求めると、廃棄したから内容は分からない、こんな答弁が何でまかり通るんですか。もう国会審議をばかにしているとしか言いようがないですよ。
 私、それでももう一度、そう言われるので、これまでの質問の、私の質問の会議録とか今治の提案資料とか全て読み返しました。そうしたら、新たな疑問が湧いてきたんです。
 お配りした資料の、今度は一ページ目のところに新たに傍線を引いたんですね。山本大臣は、教員確保についてこう答弁しているんです。今治市は専任教員を七十名確保するとしており、その確保先についても、海外製薬企業、中央官庁のほか国際機関での経験者、あるいは国際協力機構を含めて途上国経験を持った人材等が示されており、教員確保の道筋が立っている。
 確かに、今治市の提案資料には、教員は七十二名程度と書いてありますが、具体的な確保先は提案資料にもワーキンググループでの議事要旨にも一度も示されたことはありません。加計学園が示したんだったら、非公式発言だから議事要旨には載らないですよ。今治市が示したんだったら、議事要旨に載るはずじゃありませんか。何で載っていないのか。いつ、どこで、誰が、誰に対して専任教員の確保先を説明したのか、お答えください。大臣。
○国務大臣(梶山弘志君) 専任教員の確保先については、平成二十年の第十四次構造改革特区提案において、獣医学先進国であるアメリカ、欧州などからも専任教員を招致するといった構想を示しております。第一回から第十五回まで申請をしているんですね。第五回までは加計学園の名前出ていますけれども、第六回からは今治市の提案ということであります。
 また、昨年十二月下旬に事務的に今治市から確保先を聞き取ったものであります。
○田村智子君 事務的に誰が誰に聞いたんですか。
○政府参考人(村上敬亮君) お答え申し上げます。
 専任教員の確保先につきましては、先ほど大臣から説明がありましたとおり、内閣府に所属する担当者が今治市の事務職員に事務的に聞き取ったものでございまして、それについて特段記録は取ってございません。
○田村智子君 これ、今治市が平成二十年当時に確保しているなんて、あるわけがないじゃありませんか。できるかどうかも分からない獣医学部の教員を海外製薬企業などから何で確保できるんですか。事業者でなければ招聘の打診だってできるはずないんですよ。
 消された議事録の内容がいよいよ問われるし、これ、藤原豊氏が加計学園から何聞いていたのか、これやっぱりはっきりさせなければなりません。この資料を求めますし、藤原豊氏の委員会への招致、これをお願いしたいと思います。
○委員長(高階恵美子君) 後刻理事会で協議させていただきます。
○田村智子君 これもう加計隠しとしか言いようがないんですね。
 加戸元愛媛県知事は国会で、愛媛県や今治市にとっては加計ありきは当たり前だったと発言をされましたが、今治市はワーキンググループの議事要旨の非公開まで主張して加計学園を隠し通したんですよ。その結果、加計学園の獣医学部構想が四条件をクリアしているのか、こういう検証は全くなされないまま今日まで来てしまったんです。
 一方、京都府と京都産業大学の共同提案は、四条件にかみ合わせて獣医師の新たなニーズ、創薬分野における新たな研究開発の進展、既存の獣医大学の実験動物学教育の現状、新たな獣医学部の設置構想など、二十ページにわたる提案になっているんです。
 この国会、十一月二十七日衆議院予算委員会で梶山大臣は、獣医師のニーズについて、新薬開発を担う企業からは、動物を用いた研究ニーズの高まりに応え切れず、医薬品開発の遅れにつながっているとの悲痛な声が寄せられておりますと、これはニーズについての答弁、通常国会で全く聞いたことのない答弁されたんですが、この答弁はどういう調査に基づくものなんですか。
○国務大臣(梶山弘志君) アステラス製薬からの要請書を始めに、製薬業界では、特に臨床試験を担う企業や部門を担う者にとって獣医師ニーズに対し十分な供給ができないということはよく耳にする話題であります。また、製薬企業での獣医師の採用に苦労していることについては京都府の提出資料にもあるアンケート結果において示されており、こうしたものも参考の一つとなったものであります。
 このほか、従来よりワーキンググループや今治市分科会、区域会議、諮問会議など様々な場面で有識者からライフサイエンス分野における新たな需要に関した御意見をいただいているところでありますが、例えば人をゴールにした創薬の先端研究が日本は非常に弱い、動物研究による創薬が後れているなどの御意見があったところであります。
○田村智子君 私は調査について聞いたんですけど、今の御答弁だと京都の提案の中にあった調査、意見はほかにもあると分かりましたけど、調査はそうなんですよ。京都の提案の中で製薬企業など四十五社に対する意向調査、こういうふうに出されているんですね。
 もう一点お聞きします。獣医学部新設を認める規制緩和を決定した昨年十一月九日、国家戦略特区諮問会議ワーキンググループの座長を務めた八田達夫氏が、創薬プロセス等の先端ライフサイエンス研究では実験動物として今まで大体ネズミが使われてきたのですけれども、本当は猿とか豚とかの方が実際は有効なのです、これを扱う、やはり獣医学部でなければできない、そういう必要性が非常に高まっていますと、獣医師の新たなニーズについての説明は国家戦略特区諮問会議ではこの部分しかありません。この根拠となる資料は何ですか。
○政府参考人(村上敬亮君) お答え申し上げます。
 八田座長にも確認をしてまいりました。そもそも八田座長は、規制改革の推進役として様々な情報収集を行っておられまして、創薬プロセスにおける獣医師の役割につきましても、かねてから様々な知見をいろいろな方から集めて、持たれているというふうに認識をしてございます。
 十一月九日の諮問会議、御指摘のあった発言でございますけれども、この御知見に基づき、しかも、どちらかといえばむしろ京都府の提案が猿と豚であったということも意識した上で、例示として犬であるとかヤギであるとかいろいろな可能性がある中で、自分としては猿や豚に言及をすることを選んだということでございます。
 いずれにせよ、四項目の適合性の確認は提案者ごとに行うものではなく、この十一月九日の段階はまさに制度の追加規制事項の決定でございますので、各提案者の提案も含め様々な御意見などを踏まえて、四項目で示された条件によるかを確認したもの、したがって、京都府の資料の記載を踏まえて発言したといってもそれ自身が問題になるわけではございませんが、いずれにせよ提案者でもない加計学園から聞いたということではないということで確認をしてございます。
○田村智子君 そうなんですよ。二〇一五年十月十七日の京都の発言のとおりのことを八田さんはこの場で発言したということなんですよ。
 ということは、四条件に関わるこの新たなニーズなどは、京都は調査を行った、事業者を隠すこともないので、新しい獣医学部の構想も具体的に示した。一方で、今治市の方は事業者が隠されていますから、新しい獣医学部の構想というのはスローガンだけなんですよ。ここに加計隠しの意味があったとしか言いようがありません。
 加計学園がやっと現れるのは今年の一月十日、事業者公募への応募によって初めて大まかな構想が明らかになります。一月十二日の今治市分科会が加計学園を特区の構成員とすることを確認、つまり加計学園の構想を採用しました。
 文部科学省はこの一月十二日の分科会で、加計学園の構想が既存の大学・学部では対応できない構想かどうか、これは検証を行いましたか。
○国務大臣(林芳正君) 今委員からございましたように、昨年十一月九日の追加規制改革事項の決定の際に関係省庁においてこの四項目が満たされていると確認を行っておるわけでございます。この際、文科省としては、新たなニーズに対応するための重点的な人材養成を実施するためにはカリキュラムの抜本的な見直しや教員の大幅な入替え等が必要となり、これを既存の組織で対応することは一般的には困難であろうと、こういうふうに解釈をしていたものでございます。このため、既存の大学・学部では対応が困難という項目を含めまして、四項目が満たされたという判断自体は内閣府において行われたものですが、文科省としても内閣府の判断を尊重いたしまして、この項目が満たされていないという異議を唱えることなく、追加の規制改革事項の決定に同意をいたしております。
 今お尋ねのあった本年一月十二日の今治市分科会では、事業者の公募に対して応募のあった、今お話のありました学校法人加計学園の構想が追加の規制改革事項に沿っていることを有識者と関係省庁において確認をし、また四項目が満たされていないという異論もありませんでした。
 その後、大学設置・学校法人審査会から可とする答申を受けたということは従来申し上げているところでございます。
○田村智子君 やっていないということなんですよ。十一月九日に一般的に困難だという判断をやって、それ以後やっていないんですよ。既存大学への問合せもやっていないですよね。一月十二日の分科会、一月二十日、広島県・今治市特区区域会議、また諮問会議、いずれも既存学部での対応可能かという検証も議論も一切ありません。
 十一月九日の諮問会議で結論を出した、こういう説明では、今治市の提案はスローガンだけで四条件を満たしたことになってしまうじゃありませんか。どっちの提案もあると。京都の方は確かに詳しいですよ。でも、今治市はスローガンですよ。それで今治市の提案も含めて四条件クリア、こんなばかな話ないと思いますけど、林大臣、もう一度お願いします。
○国務大臣(林芳正君) スローガンというのがどういう意味でお使いなのか、必ずしも理解をいたしておりませんが、先ほど申し上げましたように、これはあくまで追加規制改革事項の決定をいたしておりまして、十一月九日にこの四項目を満たされている確認を行った際に、この新たなニーズに対応するための重点的な人材養成を実施するためには、カリキュラムの抜本的な見直しや教員の大幅な入替え、こういうのが必要となりますので、これを既存の組織で対応することは一般的には困難であろうと、こういうふうに解釈したところでございます。
○田村智子君 そんなのは今治市の提案からは、とてもじゃないけど検証なんかできっこないですよ。加計学園はずっと隠されてきたから、どんな構想かなんて示す必要がなかったんですよ。だから何の検証もないままに今日まで来た。これ、何度でも私、繰り返し指摘しておきたい。
 加計学園の応募によって新たに明らかになったのは、定員百六十人というほかには例のない大規模獣医学部の構想、これが初めて明らかになります。この百六十人定員の妥当性はどの会議で検討されましたか。梶山大臣。
○国務大臣(梶山弘志君) 特区プロセスにおいては、今年の一月に加計学園が提出した応募書類の内容について獣医学の専門家も交えて審査をし、獣医師が新たに対応すべき分野における具体的な需要を含め、四項目への適合性を確認したところであります。
 一月十二日の今治市分科会で、文科省、農水省だけでなく、文科省推薦の獣医学の専門家を交えて審査するとともに、一月二十日の区域会議で文科大臣、農水大臣も出席の上、異論なく了承して、同日の諮問会議、特区認定に至ったものであります。この中で、入学定員も含めた加計学園の構想の妥当性は確認をされているところであります。
 そもそも、獣医学部新設の共同告示では、定員数に特に上限、下限を定めておらず、何名なら妥当といった具体の数字を念頭に置いておりません。なお、入学定員については、設置審のプロセスにおいて十分な教育を行い得るかどうかの観点からチェックされたものと認識をしております。
○田村智子君 これも、どこでも検討されていないということなんですよ。
 そもそも、獣医学部の規制というのは、既存大学も定員増が認められない定員規制なんですよ。その規制緩和を求めながら今治市の提案に定員の記載がない。これは実に不可解なんです。
 昨年十一月九日の国家戦略特区諮問会議の決定を受けて安倍総理と文科大臣の連名で出された告示は、獣医学部新設申請を一校に限り認めるというもので、これまた定員枠をどれだけ拡大するのかというのは示さなかったわけです。これは加計学園にとって実においしい話ですよ。ほかの獣医学部ではあり得ない百六十名という定員をもしも提案段階で示したら、これは当然議論になります。その議論は全く避けたまま、今治市特区だけの公募、応募は加計学園だけ、しかも獣医師の新たな需要などの四条件は既にクリアしたことになっている、安心して百六十名と記すことができた、そういうことじゃないんですか。
 何で告示で、定員規制の規制改革なのに、規制緩和なのに、何で告示で新たな総定員を示さなかったんですか、林大臣。
○国務大臣(林芳正君) 今般の国家戦略特区の検討過程では、農水省におきまして、今回の獣医学部の新設は、先端ライフサイエンス研究の推進など内閣府が把握している新たな需要があるという前提の下で、獣医師の需要に影響を与えないと、こういう判断があったところでございます。その後、プロセスにおいて、内閣府により、日本獣医師会からの要請やパブリックコメントにおける多数の獣医学部新設についての慎重な意見を踏まえて、一校に限り新設を認めることが提案をされて、昨年十二月二十二日に内閣府、文科省、農林水産省の三大臣によりましてその旨を合意したところでございます。
 こうしたことを踏まえまして、今お話のありました本年一月四日の特例の告示を制定した当時、内閣府、文部科学省においては一校に限るとされていたために、既存の私立の獣医学部と同程度の定員規模で申請がなされるものと想定していたところでございまして、告示において上限を設けることは行わなかったところでございます。
○田村智子君 定員規制の規制緩和でその定員をどうするかを全く示さなかった。それで、挙げ句の果て出てきたのは百六十人定員じゃないですか。何なんですか、これは。
 この百六十人定員、大学審議会で厳しい是正意見示されましたよ。実習について、学生や教員の配置計画、動物の種類、飼育頭数、実習先との連携体制などが不明であり、百六十名という学生規模で円滑に実施できるか不明、第一次審査の是正意見のこれほんの一部です。実習もカリキュラムもこれでは実施できないと言わば落第点を付けたのと同じで、四条件どころか獣医学部設置の最低ラインにも達していない申請だった。
 この事実を、林文科大臣、どう受け止めますか。
○国務大臣(林芳正君) いろいろと議論になっておりますように、この設置審の審査というのはそういうところを指摘をいたしまして、それに対して大学側から補正をやっていくというこのプロセスでございますので、この加計学園にかかわらず、いろんな大学の審査においてそういうことが行われているというのが審査であると、こういうことでございます。
 そういった前提条件の下で、今年三月に、今お話がありましたように、加計学園からは入学定員百六十名で申請がありまして、設置審におきまして実習計画の実現可能性に関する審査意見が付されたことを踏まえて、法人によって百四十名に修正をされたところでございます。その後、百四十名の定員規模に即した教員体制、カリキュラム、施設設備、卒業生の人材需要等について審査が行われた結果、設置を可とする答申がなされたところでございます。
○田村智子君 これ、なぜ百六十名が不問に付されたのか、新たな疑問も湧いてきました。定員規制があって、定員割れはまず起こらないのが獣医学部なんですよ。この獣医学部を新設して、詰め込みのカリキュラムでほかの獣医学部の約二倍の学生を受け入れる、これは経営上の利点は大きいですよ。そういう意図が見えてくるじゃないですか。
 民進党の白議員の質問でも、韓国での募集要項、誇大広告、フライング募集、これ、もう学生獲得するためには何やってもいいというやり方じゃないですか。このビジネスをなぜ応援するような行政のゆがみが行われたのか、この加計学園隠しを徹底的に追及しなければなりません。
 加計孝太郎理事長の証人喚問を求めて、質問を終わります。
○松沢成文君 希望の党の松沢成文です。
 まず、質問に入る前に、今日、私の都合で高木議員と森議員に御調整をいただいて質問順位を少し早めていただきました。御協力に感謝を申し上げて、質問に入ります。
 両大臣に、この獣医学部設置の基本的な認識について伺います。もう本当に簡単な質問ですから、もうどちらかというと、答弁読まなくて、イエス、ノーで答えてほしいんですが。
 実は私、非常に気になるのが、安倍総理が六月の講演で有名なせりふを吐いているんです。こう言っているんですね、この獣医学部の新設についてこう言っています。今治市だけに限定する必要は全くありません、速やかに全国展開を目指したい、地域に関係なく二校でも三校でも意欲のあるところにはどんどん獣医学部の新設を認めていくというんですね。これ梶山大臣、どう思いますか。私、これもう失言を通り越して、もう暴言に近いと思いますよ。まず、国家戦略特区の意義やプロセスに真っ向からこれ反対した発言ですよ。それから、獣医学部人材の需給バランスというのも全く無視している発言なんですよ。
 私は、安倍総理が、これは私言い過ぎだった、間違えましたと言って発言を撤回するのであれば、ああ、分かっているなと思うんですが、実はその後、いろんな国会の質疑を経て、実は総理を始め各大臣は、何と、一貫して従来からの政府の方針とは、この発言、そごはないと言っているんですね。私、そごの塊だと思っているんですけれども、これ、大臣、この発言は全く政府の方針にそごないんですか。そごあるんだったら、これ撤回してもらわなきゃいけないんですけど、イエスかノーかでお答えください。
○国務大臣(梶山弘志君) 国家戦略特区の考え方ということで、一つ突破口をつくってそれを全国に展開をしていくという基本的な考え方がございます。総理の御発言は、こういう特区制度の本来的な仕組みについて言及したものだと私は思っております。
○松沢成文君 次は文科大臣に伺いたいんですけれども、この獣医師の数に関する政府の公式見解は、これ、かつての文科大臣も農水大臣も言っていますが、こう言っているんです。分野別、地域的な偏在はあるものの、総数としては足りていると。これも政府の公式見解なんですよ。
 ただ、皆さん、分野別、地域的な偏在はあると言っておきながら、安倍総理は地域なんか全く関係ないと言っているんですね。それから、この今までの政府見解は総数として足りていると言っているのに、安倍総理の発言は、これからどんどん認めていく、二校でも三校でもやっていくと言っているんですね。この二つの政府見解というか、安倍総理発言と政府見解はこれ真っ向から反対する意見なんですよ。これは、中学生が国語力で見ても分かります。全く相入れない発言なんですね。
 さあ、獣医学部の大学の設置の認可をする権限を持つ文科大臣、この安倍総理発言とこれまでの政府見解、どちらが正しいんですか。どちらが政府の見解なんですか、大臣の認識を伺いたいと思います。
○国務大臣(林芳正君) この獣医学部の新設につきましては、国家戦略特区の枠組みの中で、内閣府が中心となって農林水産省との調整を経て認めることとなったものでございます。今後さらに、今、梶山大臣からもお話がありましたように、獣医学部の新設を認めていく場合には、従来どおり、内閣府を中心に農林水産省及び文科省が連携して、需給の動向も考慮しながら国家戦略特区の枠組みの中で検討を行っていくと、こういうことであろうと思っております。
○松沢成文君 どちらが政府見解なのかのお答えはなかったわけですが。
 これ、両大臣どちらでもいいんですけど、やっぱり安倍総理の発言は、これ両大臣からアドバイスして撤回をしてもらった方がいいですよ。この発言がある限り、政府見解なんかあっても全く相矛盾することをやろうとしているわけですから。やはり、総理、講演の中で、まあ舌が滑らかになって発言したと思うんですが、やっぱり過ちを改むるにはばかることなかれで、あれは言い過ぎたと、今の獣医学部新設とか獣医師の需給関係考えると、ここはしっかりと落ち着いて慎重にやらなきゃいけないということで、この安倍総理発言をどうにか撤回をしていただきたいんですが、これどちらがいいんですか、どちらか答えていただければと思いますが、内閣の中でそういうアドバイスをしていただきたい。
○国務大臣(林芳正君) 総理が予算委員会でおっしゃっているのは、意欲ある提案が出てくれば二校目、三校目も検討することは特区制度が本来予定しているということでございまして、私の判断で二校目、三校目を認めていくということを述べたわけではございませんと、こういうふうに、これ多分講演の後だと思いますが、平成二十九年の七月二十四日の予算委員会で述べられておりますので、そういう趣旨で私どもが先ほど申し上げたことと軌を一にしているというふうに思っております。
○松沢成文君 六月の講演は総理の意思で全部言っているんですね。限定する必要は全くない、速やかに全国展開を目指したい、地域に関係なく二校でも三校でも意欲あるところはどんどん新設を認めていくと。もう私がやっていくんだと言っているんですね。まあ、これ以上、押し問答になりますけれども、この辺り、やっぱり総理の発言は慎重にやられた方がいいと思いますよ。
 さて、二番目なんですけれども、獣医学部の卒業生を増やす、獣医学部をつくって卒業生を増やすだけでは分野別、地域的な偏在を効果的に解消することができないんです。ここが一番難しいところなんですよね。
 そこで、獣医師の総数が足りているのであれば、総数を変えずに供給を需要に合わせればいいわけです。分野別の偏在を解消する具体策として私一つ今日提案したいと思うんですが、現在、獣医師として一本化されている国家資格を産業獣医師と小動物獣医師に分けて、獣医師免許を付与する人数を分野別に調整していく方法が考えられると思うんです。そうすれば、獣医学部内にそれぞれの専門学科が設けられることにつながることによって、より専門的な教育も行われるわけですね。
 このように資格を分野別に分けることに加えて、医師と同様に獣医師が足りない地域での勤務を促す支援策の導入ですとか、あるいは産業獣医師や公務員獣医師の待遇改善を求めることが効果的だという対応策があると思うんです。
 これは農水副大臣ですよね。獣医師の資格を二つに分ければ違う需給のミスマッチに対応できるじゃないですか。これ、官僚に聞くと、できない理由百並べます。こういうのは政治家がリードしていかなきゃいけないんですが、いかがでしょうか。
○副大臣(谷合正明君) 診療に従事する獣医師の分野的また地域的な偏在の解消というのは、委員おっしゃるとおり課題でございます。
 それで、委員の御提案の話がこれがワークするかというと、なかなか正直難しいのかなというふうに考えておりまして、以下、幾つか理由を申し上げますと、動物の病気でございますけれども、例えば狂犬病、これは犬、猫、アライグマですね、産業動物、小動物を問わず、また人にも感染するものがありますので、獣医師が動物の種類を超えて対応することが必要となっております。したがって、獣医師免許を産業動物と小動物に区分することとなると獣医師の対象が限定されることになりますので、かえって的確な対応が困難になるのではないかと。
 また、動物検疫所というものがございます。この動物検疫所では獣医が産業動物と小動物を両方の今検疫を行っておりまして、この免許を区分した場合にそれぞれにまた人員を確保する必要がございますので、また大幅な増員にもつながりかねないという懸念もございます。
 さらに、免許を区分したことによって、産業動物獣医師、ここに希望する学生が増えるかどうかというのが必ずしも直結しないのではないかと。また、免許を取得して小動物の獣医師に従事する者が将来産業動物の医療に転向しようとすることがあり得ます、逆もあるんですけれども。そうした場合に、かえって産業動物獣医師の確保が困難になるのではないかなというふうに認識しておりまして、せっかくの御提案なんでございますけれども、獣医師免許の区分については、現在のところ産業動物獣医師を確保する上で適当でないというふうに考えております。
○松沢成文君 できない理由は幾らでも出てくるんですけれども、是非ともこれ検討してみていただきたいなと思います。
 次の質問に行きますけれども、実はこの問題で一つのエピソードになったのが、安倍総理が加計孝太郎さんと非常に仲いい腹心の友であったと、そして、自分が国家戦略諮問会議の議長である立場でいながら、加計孝太郎さんと飲食を共にしたりゴルフを一緒にやっていたと。こういうところでいろんな話があってやってきたんじゃないかという疑惑があるわけですね。
 それで、私は安倍総理に肩を持つわけじゃないんですが、この質問が出たときに安倍総理は、国家公務員の倫理規程に引っかかるんじゃないかと、利害関係者と公務員はゴルフしちゃいけないはずだという質問も出たんですが、そのときに総理は、国家公務員の枠じゃなくて特別職の国家公務員だからね、該当されませんと言うんですよね。それはそれで理由は分かりました。
 ただ、私、文科大臣ともおとといもこのゴルフの問題やりましたけれども、そもそも、国家公務員の倫理規程になぜ利害関係者とゴルフというスポーツだけ特出しにしてやっちゃいけないんだと。これ、要らないですよ。
 だって、飲食とか、それこそギャンブルとか御接待とかなら分かるけど、ゴルフはスポーツですよ、大臣。オリンピック種目ですよ、国体種目ですよ。接待の道具じゃないんですよ。何でゴルフだけを特出しにして公務員は利害関係者とやっちゃいけないという、こんな時代錯誤のおかしな倫理規程残っているんですか。
 これ、やっぱりスポーツあるいは文教を担当する大臣として、こんな倫理規程はおかしいと言って、これ、ゴルフは廃止すべきだと思うんですが、いかがですか。
○国務大臣(林芳正君) ゴルフは昨年のリオデジャネイロのオリンピックから正式競技として復帰をしておりますし、子供から高齢者まで幅広い年齢層、収入層で親しめる特徴を持つ大衆化した国民スポーツとして定着をしております。
 こうした状況下で、多くのスポーツの中で唯一ゴルフのみが国家公務員倫理規程上、実施の制限を受けていることは、スポーツ振興の観点から検討すべき課題であるというふうに思っております。
○松沢成文君 これで、大臣、大臣としてはゴルフはもうおかしいからやめてほしいという気持ちは持っているのは分かるんですが、でも、私、何度も、去年もおととしも、予算委員会でも質問したかな、これやってきてもなかなか進まないんですよ。何とか諮問会議があるからということで。
 さあ、そこで、ゴルフをそのままにするなら、今度は梶山大臣ですけれども、国家公務員の中に特別職国家公務員を入れなきゃ不公平ですよ。何で、官僚だけ利害関係者とゴルフやっちゃいけないのに、特別職の、特に行政権を持つ大臣、副大臣、政務官、総理、こういう人もやっぱり利害関係者とゴルフやったらまずいわけでしょう。だから、その特別職の公務員を入れて初めて公平な国家公務員倫理規程になるんですよ。
 だから、もしゴルフを抜かないのであれば、行政府に入る公務員の中に政治家も入れなきゃ駄目ですよ。そうじゃないと、役人、かわいそうですよ。役人だけが差別されて、安倍さんは平気でやっているわけだから。いかがですか。
○国務大臣(梶山弘志君) 一般職の国家公務員については、不祥事に対する国民からの厳しい批判を踏まえて、平成十一年に議員立法として国家公務員倫理法が制定をされたと承知しております。
 一方、特別職の国家公務員であります内閣総理大臣を始めとした国務大臣、副大臣、大臣政務官については、政治と行政への信頼を確保する観点から、大臣等が自ら律すべき規律として、閣議決定である国務大臣、副大臣及び大臣政務官規範が定められており、この趣旨を踏まえて、国民の疑惑を招くことのないように、各人がその良識に基づいて各々の行動を適切に判断をして行うべきであると考えております。
○松沢成文君 昨年の予算か決算の委員会で、私、官房長官にこの件を言いましたら、これは国家公務員倫理規程審査会か、そういうのがあって、人事院の下に、そこの答申でやるんで勝手にできないんですと言うんです。
 でも、その法律よく読んでみたら、内閣側から、こういう問題があるので諮問をして、意見具申できるんですね。だから、私の質問のような問題があって、林大臣のような問題意識があるのであれば、いや、この規定はちょっと古いと、もう一回審査会で議論してほしいと内閣側からきちっと要求できるんですよ。それを是非ともやっていただきたいと思いますが、大臣、いかがですか。
○委員長(高階恵美子君) 梶山大臣、時間が参っておりますので、簡潔に。
○国務大臣(梶山弘志君) 今御指摘のように、この国家公務員倫理規程の改正に関しましては、人事院に置かれている国家公務員倫理審査会が案を備えて内閣に意見を申し出ることとされています。
 平成二十八年に国家公務員倫理審査会において実施した市民、民間企業、有識者モニター及び一般職の国家公務員を対象としたアンケート結果によりますと、このゴルフ禁止の規定の内容が妥当であるという回答が七割あったということであります。
○松沢成文君 時間です。どうもありがとうございました。
○高木かおり君 日本維新の会の高木かおりでございます。
 本日は、加計学園についての集中審議ということですので、私の方からは、国家戦略特区の進行状況、また、加計学園に求められてきた役割がきちんと果たされると考えた根拠等についてお伺いをしていきたいと思います。
 まずは、加計学園に期待された役割がきちんと果たされると考えた根拠、これ幾つかお伺いをしていきたいと思いますけれども、文部科学省は今回の加計学園の設置審査過程におきまして審査意見を公表しましたけれども、当初から手を挙げていたということですが、この加計学園側の準備不足、かなり目立つ形ということになりました。三月末に提出されました申請に対し五月に意見が示されましたけれども、教育課程や施設の不備、また教員数の問題に至るまで二十三件、また設置計画のほぼ全ての段階におきまして不備があったということでございます。
 このうち、学生に対する実習計画が不十分であるということですとか、新分野としての国家戦略特区の期待を受けるライフサイエンスの獣医師などを養成する上で教育環境が整っていないなど、必ず改めなければならない是正意見が七件あって、抜本的な改革がなされなければ不認可となるおそれがある場合に行われる警告も出されたわけです。
 その後に、八月には改善策は出されたものの、この時点でも是正意見が一件あった。そして、これによって認可が保留となるわけですが、そしてまた再度出された修正案でやっと開学の答申にたどり着いたというような経緯であったかと思います。学生さんにとっては、来年の四月に入学をするということですので、本当に受験生の皆さんからするともうぎりぎりを超えた時期かと思います。
 それでも答申に当たりまして、審議会、加計学園が設置計画どおりの獣医学部を設置するためにまたも八件の留意事項を付されたということでございます。特に入学定員の水増しをしないことを厳格に守るよう求めたこと、これは後発にもかかわらず国内最大の定員となる獣医学部の新設に審議会が最後まで疑念を示したことの表れではないかというふうに私も思います。
 大学のこの設置認可の審査といいますのは、小泉政権時代、むやみに大学をつくらせないための厳格な審査から打って変わって、設置基準を満たしていれば設置できるように大幅な緩和がなされたわけです。それでも審査は厳しくて、加計学園のように一旦保留と判断されたり不認可になって設置に至らなかったケース、こういったこともあるとはお聞きしておりますが、一方で、設置基準をある程度満たしていれば認めざるを得ない、審査中に校舎の建設等が進むわけですから、訴訟ですとかトラブル、こういったことを気に掛けて不認可となかなか判断ができないという指摘もあるわけです。
 こういった中で、林大臣、今後の設置審の在り方について、本当にこのままでいいのか、今回の問題を受けて是正しなければならないところはないのか、どのようにお考えでしょうか、お聞かせください。
○国務大臣(林芳正君) 大学設置・学校法人審議会は、文部科学大臣が行う大学設置認可に関する行政処分に際して慎重、公正を期するために専門的、学問的な知見から審査を行っておりまして、我が国の高等教育の質を確保する上で重要な役割を担っておると、こういうふうに考えております。
 今お尋ねの在り方についてですが、これまでも慎重、公正な審議を行うための審査スケジュールの延長や審査基準の充実が図られてきたところでございます。また、審査の透明性、これを確保するために、答申後に大学の具体的な申請内容や最終的な審査意見を公表することに加えまして、今年度から新たに審査過程で指摘した審査意見についても公表をすることを大学設置・学校法人審議会の各分科会で決めていただいております。
 今後も、審議会の独立性、自主性、これは確保しながら、高等教育の質の確保のための公平公正な審査の充実に努めていただきたいと、こういうふうに考えております。
○高木かおり君 今まさに大臣がおっしゃっていただきました質を確保していくこと、これは本当に大事だと思っています。
 大学の設置審というのはやはりこの大学の質を担保する最初の関門であるというふうに考えております。さきの、私、文教科学委員会でも大学の質の確保についても質疑をさせていただいたと思います。本日、この加計学園の獣医学部の質について、今治市が戦略特区で主張していたような理想の獣医学部、果たしてできるんでしょうか。
 そもそも、この獣医学部、獣医師の過剰のおそれがあるとして半世紀以上にわたって文部科学省が新設を認めてこなかったわけです。このため、この加計学園、目指す獣医学部というのは、既存の獣医学部では対応が困難なライフサイエンスや創薬、予期せぬ地域での感染症に対応するような人材の育成、これを行うことというふうになっていると思います。もちろん、保健所などに勤務するような公務員の獣医師の養成も期待をされておられました。こうすることで国家戦略特区に選定されたという経緯があるかと認識しています。
 ただ、こうした人材の育成には、最先端の研究施設だけではなくて、特にこの地域で行われている農業や畜産業、こういった地域に根差した研究活動も一緒に協力体制が必要なんだと専門家の方は指摘しているわけです。その点で、農学部などが、そうした分野での実績のない加計学園、果たしてそういった教育が可能なのかというのは本当に今未知数であると思っています。この人材の育成という大学の根幹に関わる観点につきまして、やはり是正意見や八件の留意事項が付されたこの加計学園、新しいニーズを大学の質の担保はしっかりと図れるんでしょうか。
 これまでのるる御答弁伺っておりますと、教員の人数についてはよく御答弁をされているかと思います。定年の近い教員の方も多いとお聞きしています。既存の獣医学部では対応が困難なライフサイエンス、創薬、予期せぬ感染症に対する人材の育成、これを行う教員の質についてどのようにお考えでしょうか、お聞かせください。
○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。
 今回の加計学園の獣医学部では、百四十名の入学定員に対しまして七十五名の専任教員が配置して、その上で、ライフサイエンス分野、国際獣医事分野、医獣連携獣医分野の三つの分野に係るアドバンスト科目を三十五科目開設するとしております。
 それを担当する教員としましては、ライフサイエンス分野においては製薬企業等における創薬開発の経歴や医学系研究所等における先端ライフサイエンス研究に関わる経験等を有する教員、国際獣医事分野においては感染統御分野の研究者や海外での教育研究経験等を有する教員、医獣連携獣医分野ではがん研究所の研究者など、医療系分野における学歴、職歴並びに実務経験等を有する優れた教員を配置するというふうにいただいているところでございます。
○高木かおり君 今御答弁されておられましたそういったライフサイエンス分野、国際獣医事分野、それから臨床獣医分野のアドバンスト科目が充実しているということ、これまでの大学にはない点、これが評価されたというふうには聞いています。確かに、既にある大学では、大阪府立大学が創薬についての研究実習をしていたり、北海道大学、帯広畜産大学が共同で国際獣医学のアドバンスト演習を設けていたりする程度で、提出されている情報を見ればこの加計学園の充実ぶりは群を抜いているように見えるわけです。
 ただ、心配なのは、他大学でできなかった科目が新設の大学で本当に教育ができるんであろうか、どのような経歴の先生が、先ほどおっしゃっていただきましたけれども、先端技術を教えることになるのだろうかという疑問はなかなか払拭はできないでおります。規模の大きな大学になるだけに、質の確保に関しては慎重の上慎重に精査していただきたい。
 今後、文科省としては、大臣、どのような形でこの監査機能、質のチェックを働かせていかれるんでしょうか、お聞かせください。
○国務大臣(林芳正君) これは加計学園のみにかかわらず、一般的に大学の場合は、学部等が開設された場合に、開設年度に入学した学生が卒業する年度、四年制であれば四年間掛かります、六年であれば六年でございますが、これまでの間は大学設置・学校法人審議会において設置計画の履行状況の調査というのやっております。具体的には、毎年書面による報告を求めるほか、必要に応じて実地調査、それから面接調査、こういうものも行っておりまして、履行状況に課題が生じている場合は必要な指導を行って速やかな改善を求めることにしておるところでございます。
 本件の岡山理科大学獣医学部については、実習計画や教員組織編制に関して、認可後留意すべき事項、先ほどお話しになりました留意事項が付されておりますので、これらの留意事項への対応を含めた設置計画について確実に履行することができるように適切に確認してまいりたいと思っております。
○高木かおり君 是非ともこれに関してはお願いをしておきたいと思います。やはり学生さんの立場になりますと、もう入学されてからの大学の質、これは非常にその後の学生さんたちの進路にも大変影響していくことかと思っております。
 それでは、先ほどからもお話に出ておりますけれども、水際対策についてお聞きをしていきたいと思います。
 私も、今年の五月二十五日の参議院の文教科学委員会の方で、競合していた京都産業大学は、二〇〇四年の鳥インフルエンザを京都府とともに解決してきたという実績、そしてまた京都大学のiPS細胞研究所との共同研究といった具体的なプレゼンもされていたのに、今回加計学園が優れていた点、どういったところかとお伺いをした際に、政務官からは、水際対策について、今治市は、四国知事会等が要望するなど広域的な対策を強化する具体的なアクションを起こしている。他方で、京都府等は、獣医学部のある大阪府との連携が必ずしも確保されていない、不十分と評価せざるを得なかったと。そして、京都府は、ライフサイエンス研究は提案しているけれども、水際対策に関する部分が薄い。他方、今治市は、現場体験学習などを通じて卒業後に産業動物を扱う分野に進むよう誘導するとともに、畜産業のみならず、地元の水産資源を対象とした感染症対策など地元固有の資源に着目したより具体的な内容となっているということで評価できるというふうに御答弁がありました。
 既にこの京都産業大学は辞退されているわけですので、今更ながらなんですけれども、先日の衆議院の文科委員会の方では、この加計学園の水際対策について、それまでの京都産業大学の水際対策とも比較検討したと承知しているとの答弁を訂正されている。実際には比較検討がなされていなかったというようなこともありました。今、実際、先ほどからの質疑にもありましたけれども、BSL3、こういった施設を造りたいですとか、水際対策の一つの貴重なこれも要素であったかと思います。
 先ほどの五月での御答弁、それからこの前の衆議院での御答弁、これを併せまして、この最先端研究を行う上で、先ほどのBSL3の話も加えてですけれども、果たして今この状況の中で設置審は、加計学園のこの水際対策、新しいニーズに対応する地域の水際対策、本当にできるとお考えなんでしょうか、お聞かせください。
○政府参考人(義本博司君) お答えいたします。
 大学設置・学校法人審議会への加計学園の認可申請書におきましては、国際獣医事分野の教育として、国際動物疾病学、セキュリティー学、人獣共通感染症学実習などの科目を開設するとともに、感染統御分野の研究者を専任教員として配置し、また、国際対応ができる獣医師の養成に向けて、海外での教育研究経験を有する教員の配置や海外協力校との連携も予定しているところでございます。
 文科省としては、今回認可された獣医学部における教育が申請内容のとおり確実に実施することを期待しておりますし、また、先ほど大臣から答弁いたしましたように、履行状況調査におきましてその点についてはしっかり見ていきたいと存じます。
○高木かおり君 やはり今回新しいニーズに対応しなければいけないと。その先端ライフサイエンスですとか、この地域の水際対策、これは非常に重要なものであります。
 今までのお答えと午後からの審議等をお伺いしておりますと、そもそもこの四国の水際対策という点で本当にこの加計学園がこの地に必要だったのかどうか、四国にある既存の大学で農学部がある、地域で行われている農業や畜産業に根差した研究活動をするということは非常に重要であるという観点からも、農学部がある大学にまた獣医学部を追加することは考えられなかったのか等、様々な疑問が払拭できたとは言えないかと思います。
 加計学園には今治市から三十六億円相当の土地の無償提供、それから九十六億円の補助金が支払われるなど、私立大学として今後私立の私学助成金等も投入されるわけです。これは国民の皆さんの税金、学生一人当たり平均十五万六千円の補助金が国費から投入される、こういったことを考えますと、やはりこの岩盤規制を突破して五十年ぶりに獣医学部を設置したことは大変評価をしているわけですが、そして規制改革も本当に賛成なんですけど、やはりこの大学改革、大学の質を確保する、これは本当に重要な点かと、課題であると思っております。
 是非とも、この大学の質の確保、これからまた教育の無償化等の実現にも大きくこれは関わってくる問題だと私は認識しておりますので、是非ともこの大学の新設については、大学そのものの在り方はもちろん、この地域の産業構造、将来的な産業構造とも深く関わる問題です。是非とも説明責任を政府は果たしていただいて、加計学園については今後ともしっかりと注視をしていっていただきたいと思います。
 時間の方がなくなってまいりました。国家戦略特区の進捗状況について伺いたいと思います。
 この加計学園の問題、様々議論が続いている中で、まだまだ国民の皆さんに対して説明責任がなされているとはなかなか言い難い部分もあるやもしれません。けれども、この五十二年間にわたって開設が認められなかった獣医学部を国家戦略特区として開校しようとするこういった動き、規制改革を進める動きというのは、是非とも進めていっていただきたいというふうに思っているわけです。けれども、この加計問題が浮上した辺りから、この国家戦略特区が前へ進んでいないんじゃないかというふうに私は懸念しております。
 この第一回の国家戦略特区諮問会議、平成二十六年の一月七日から始まって、二十六年は十回、二十七年と二十八年は八回、それが今年は、平成二十九年は五回、今年の初めこそ、一、二、三月と順調に開かれていたんですけれども、五月、そして九月に開催されたきりとなっています。もちろんこれ諮問会議だけではないというふうにおっしゃるやもしれませんけれども、この水面下で様々な会議が開かれているのは承知しております。ワーキンググループも、それから関係省庁等からのヒアリングや提案に対するヒアリング、これも数えてみました。ホームページに載っておりましたけれども、平成二十六年度は百三十七回、二十七年度百三十回、平成二十八年度八十回と来て、今年は僅か六回であります。加計問題で戦略特区止まってしまっているという声が上がってもおかしくないんじゃないでしょうか。
 是非とも、私のいる大阪府では待機児童問題、これも大変今喫緊の課題となっていまして、待機児童解消対策ということで、これが平成二十八年度の五月に提案をされました。けれども、去年の十二月の二十二日のワーキンググループを最後に一切開かれていないという状況でございます。一年近くも進んでいない。是非ともこういった特区の議論はこれからもどんどん進めていっていただきたいんですけれども、政府がきちんと早く説明責任をしていただかないと、加計問題が収束しないと、この規制改革も消極的になってしまうんではないかと大変懸念をしているわけです。
 この待機児童解消対策の提案なども、是非とも二兆円パッケージで目指す、貧困対策ですとか、そういった子育て支援にもつながる問題ですので、是非この特区のお話、私の地元の大阪の例を一例挙げましたけれども、進めていっていただきたいと思いますが、梶山大臣、いかがでしょうか。
○国務大臣(梶山弘志君) 議員の御意見、しっかりと取り入れて進めていきたいと思っております。
 私が就任したのは八月三日でありますけれども、それ以降も国家戦略特区諮問会議を開催して、会議の開催数は少ないというのはそのとおりなんですけれども、農業外国人の就労解禁、クールジャパン・インバウンド外国専門人材の就労の促進、地域限定保育士試験の実施主体の拡大などを実施の段階へ進めるなど、この特区の取組は着実に進んでいると思っております。
 今委員から御指摘ありました、大阪府から待機児童対策の一環として昨年五月の区域会議において保育士の配置基準の緩和等の提案をいただき、御提案の詳細について昨年十一月二十四日に開催した特区ワーキンググループにおいて話を伺っているところであります。
 このワーキンググループにおいても、厚生労働省からヒアリングを行うなど検討を進めておりまして、大阪府側の検討もその間に進めていただいたということでありまして、先般、大阪府より本件についてワーキンググループの検討依頼を受けたところであり、ワーキンググループの開催に向けて調整に入っているところでございます。
○委員長(高階恵美子君) 時間が参っておりますので。
○高木かおり君 重ねてお願いを申し上げまして、私からの質問を終わります。
 ありがとうございました。
○森ゆうこ君 希望の会(自由・社民)、自由党の森ゆうこでございます。
 森友、加計問題ということで、今日は加計学園の集中なんですけれども、やはり関連して、森友問題についても一つ質問をさせていただきたいと思います。
 残念ながら、せっかく、ようやく財務省を説得して出してもらった新しい資料、配付していただこうと思ったんですけれども、与党が認めてくれませんでした、残念ですが。
 財務省、伺います。
 会計検査院から指摘をされました今回の特別検査、その概要の中に、鑑定評価額と大きく異なる額を予定価格としていたのに、評価調書の作成を失念し、これで済むんですかね、予定価格として用いられる評定価格を定めておらず、評価内容が明らかになっていなかったという重大な指摘があります。
 一方、本文の報告書を読みますと、この森友学園が買う以前に別の学校法人が買受けを要望していて、実は七億で買いたいと言っていた、しかし予定価格に合わなかったので買受けを断念したと。そのときにはきちんと鑑定評価に基づいて評価調書を作っていたという報告がございます。
 これを根拠に、廃棄したとはもう言えないでしょうということで、十日掛かりましたが、やっと出てまいりました、評価調書。この森友学園の前の、取得を断念した他の学校法人のときに作った評価調書では、この森友学園にただ同然で売り払った土地の価格は一体幾らというふうに評価されておりますか。
○政府参考人(富山一成君) 先生御指摘の森友学園の前の事案につきましては、九億三百万円でございます。
○森ゆうこ君 これに関しては、地下埋設物、つまりごみの撤去費用は算定して、それは引かれての評価額だということでよろしいですね。そして、その額も教えてください。
○政府参考人(富山一成君) 今先生おっしゃいましたように、撤去費用を差し引いたものがこの評価調書に載っております。その金額につきましては、八千四百三十七万二千六百四十三円でございます。
○森ゆうこ君 ありがとうございました。
 ちゃんとやっているじゃないですか。きちんとごみの撤去費用を外部に発注して計算して、八千四百三十七万二千六百四十三円、それを引いて、きちっと原則的な国有財産の売払いのルールに基づいて評価調書をきちんと作り、ここにありますよ、せっかく用意したんだけどね。撤去費用を除いて九億三百万という評定価格。つまりこれが予定価格になる。これが本来売るべき金額だったんです。おかしいですよ。
 残念ながら、これ以上お聞きする相手がいないので、問題提起をし、そして、この資料は今私のところにしかないと思います。ホームページにもう既にアップしておりますので、是非御覧をいただきたいと思います。
 それでは、加計学園について質問をさせていただきたいと思います。
 宮川政務官、午前中の農林水産委員会の質問に引き続いて質問させていただきます。
 皆様のところには資料お配りしておりますが、資料の三の一であります。これは一昨日の農林水産委員会の未定稿でございます。
 加計学園、先ほど来議論になっておりますBSL3、つまり世界に冠たるライフサイエンスの研究教育拠点をつくるためには、少なくともBSL3、危険な病原菌を扱えるバイオセーフティーレベル3の施設が要る、これはもう必須要件でありますが、そのBSL3の施設について宮川大臣政務官は、加計学園に関しましては、この岡山理科大学獣医学部をつくるということになりましたときに、厚生労働省に事前の概要の説明、また相談に行っております、そして、それを、その説明を聞いた上で学内でガイドラインしっかり基準が沿っているということで、その条件を満たしているということを学内で確認しているということを我々は確認しておりますという答弁でございました。
 しかし、再三再四、先ほどの委員会でも確認いたしましたけれども、厚生労働省は相談を受けておりません。もう一回確認します。厚生労働省、加計学園からBSL施設の設置に関する相談は受けましたか。
○政府参考人(吉永和生君) お答え申し上げます。
 現在のところ、加計学園からBSL施設の設置に関する相談を受けておりません。具体的な設置状況について、厚生労働省として承知してございません。
 一般論として申し上げますと、BSL3施設の設置につきましては、当該施設が完成した後に、病原体を所持しようとする段階で具体的な計画を定めた上で厚生労働省に申請が行われ、その上で、厚生労働省において申請書の内容や実際の施設を厳格に確認の上、許可を行うかどうかの判断を行うこととしているものでございます。
○森ゆうこ君 いや、一昨日、そして、ここに来て若干、あれですね、助け船を出していますね。まあ、いいでしょう。
 もう一つ、とにかく相談は受けていないということなんですよ。しかも、そのことは文部科学省は文書で私のところに二週間前に届けております。三ページ目、この三の三ですね。獣医学部棟に関して、このアンダーライン、これは文科省が線を引いたところでございますけれども、BSL施設に係る厚生労働省への事前の概要の説明を行い、施設完成後には同省からの査察を受けることを計画している。事前の概要の説明を行うということが書いてありますし、そして、今追加の資料でお配りしようと思って認められなかったんですが、実は文部科学省のホームページに、今回、林大臣、ありがとうございました、文部科学省は今回の一連の騒動を受けまして、大学設置審の審議、その懸案事項等々、全てとは言わないかもしれませんけれども、様々な書類あるいは懸案事項、そしてその対応をホームページにアップしてくださっています。
 岡山理科大学獣医学部のところについて見ますと、審査意見への対応を記載した書類、九月の七のところにこう書いてございます。これはさっき午前中に農林水産委員会で資料を配付し、皆さんに見ていただきました。どう書いてあるか。これは、加計学園の対応がこの設置認可申請書に書いてあります。「本学部で行おうとしているBSL3病原体の取り扱いについては、厚生労働省に事前に概要の説明に行き、ガイドライン基準を満たしていることを確認している。」。
 もう一回聞きますよ、一般論要りません。厚生労働省、事前の概要の説明を事前にもらいましたか。
○政府参考人(吉永和生君) お答え申し上げます。
 夏以来の報道に基づきまして、私どもが加計学園の担当者を呼んで事実確認をしようとしたことはございます。その中で施設に関する具体的なお話というのはいただけなかったという状況でございます。
○森ゆうこ君 何にもやっていないじゃないですか。「事前に概要の説明に行き、ガイドライン基準を満たしていることを確認している。」、これ、うその申請書じゃないですか。
 でも、これさっき、午前中に農林水産委員会で宮川政務官とやり取りしたんですけど、これ、やったと言い張っているんですよ。どういうことなんですか、宮川さん。
○大臣政務官(宮川典子君) 加計学園が厚生労働省を訪問いたしまして、BSL3施設の建設予定があるという旨の話をしたというのは事実でございます。今厚生労働省からの答弁にもあったとおりでございます。
 その際に具体的な施設の内容の説明は行われていなかったために、厚生労働省としては、相談は受けていないという旨の答弁がなされたと私は認識しております。
○森ゆうこ君 済みません、日本語で答えてもらえますか。
 概要の説明に行ったんですか。これが概要の説明ですか。おかしいですよ。(発言する者あり)日本語じゃないですよ。何回も聞いているんですよ。これが概要の説明なんですか。概要の説明って何ですか。具体的に言ってください。
○大臣政務官(宮川典子君) 何をもちまして概要と言えるかは解釈次第だというところもありますのでお答えを差し控えたいと思いますけれども、加計学園が厚生労働省を訪問し、BSL3の施設の建設予定があるという旨の話をしたことは事実でございます。
○森ゆうこ君 「本学部で行おうとしているBSL3病原体の取り扱いについては、厚生労働省に事前に概要の説明に行き、ガイドライン基準を満たしていることを確認している。」。
 厚生労働省、ガイドライン基準を満たしていることを確認していますか。
○政府参考人(吉永和生君) お答え申し上げます。
 夏に加計学園の担当者を呼んだことは事実でございますが、その際は認可申請中ということで、詳細の説明はなかったというふうに理解してございます。
○森ゆうこ君 この認可設置申請書に書いてあるのは、もう概要の説明、どういうものを造って、どういう基準でやって、ガイドラインクリアしている、確認している。全く違うじゃないですか、大臣、どうなんですか。認可取り消すべきじゃないですか。
○国務大臣(林芳正君) 先ほど政務官からも御答弁をいたしましたように、加計学園が厚生労働省を訪問して、このBSL、バイオセーフティーレベル3の施設の建設予定がある旨の話をしたと、これは事実としてあったということでございます。
 その際に、今厚労省からもありましたように、具体的な施設の内容、認可申請中ということもあって説明は行われていなかったと、こういうことで、厚生労働省からは、相談は受けていないという旨の答弁がなされたと承知しております。
 一方、今感謝をしていただきましたが、私がホームページに出したというか、判断をしたわけですが、申請書については、加計学園が厚労省を訪問して、建設予定である旨、建設予定があると、こういう旨の説明をしたことを、加計学園としては概要の説明と、こういうふうに記載しておるところであり、文科省としては虚偽というふうには認識をしておらないところでございます。(発言する者あり)
○委員長(高階恵美子君) 速記を止めてください。
   〔速記中止〕
○委員長(高階恵美子君) 速記を起こしてください。
○国務大臣(林芳正君) 先ほどはこの概要の説明についてお問合せがありましたのでその部分についてお答えしましたが、この公表いたしました中で、後段でございますガイドライン基準の確認ということでございますが、この特定病原体の保持に関する管理規制につきましては厚労省のホームページで公表されておられますので、加計学園もそれを参照して、加計学園におかれて確認をしたと、こういうふうに承知をしております。
○森ゆうこ君 この配りました速記録、これはもう明らかに事実と反していますし、厚生労働省は相談は受けていない、文科省は相談した、でもそれはBSL施設を造りますと言っただけの話で、これの概要の説明で、これでガイドラインが、規制がクリアしているなんということには到底ならないというふうに思いますし、はっきり言って、今まで加計問題はもうこれで終わりという話はさんざん詰めてきた、それでも問題ないという言葉一つで、マジックのように、安倍内閣は何の問題もなかったかのように装っているだけで、これ、虚偽の申請ですよ。この下、配られていないので読めないと思うんですが、これ、本獣医学部で分離される可能性のあるBSL3の病原体、この中に何があるか。炭疽菌ですよ、炭疽菌。大変な施設を造るんですよ。
 でも、ちょっと厚生労働省に一つだけ確認しておきますけど、このいろいろな発表されている加計学園の資料を見ると、獣医学部棟は鉄骨造りなんですよ。鉄筋コンクリートではありません。鉄骨造りというのは、もう本当に簡単に安く上がる。その代わり、何というのかな、耐震性やその他いろんな密閉性でありますとか問題があるというふうに専門家が指摘しております。
 見ますと、仕様の部分も公開されておりますけど、鉄骨造りとなっています。そういうところで、たとえBSLキットを設置したとしても、いろいろ排気の設備等々、しっかりと本当に、こういう炭疽菌とか危険な病原菌を扱えるような施設がこれから着手したとして本当にできるんでしょうか。本体自体が鉄骨造りなんですよ。
○委員長(高階恵美子君) どなたに答弁を。
○森ゆうこ君 厚生労働省。
○政府参考人(吉永和生君) お答え申し上げます。
 基本的な建物の基準につきましては、耐火構造であるということを求めているものでございます。したがいまして、御指摘のような形でできないという形のものというふうには理解してございません。
○森ゆうこ君 ただ、専門家からはそういう指摘が複数寄せられているということで、これがなければ、ほかの大学ではできない、世界に冠たるライフサイエンスの研究拠点なんかできないですよ。
 既に、獣医学部、既存の施設、既存の獣医学部では、もう八大学にはBSL3の施設はございます。それと違う、更に進んだと言うんだったら、まずこれができなきゃいけない。本来であれば、この認可申請、私は取り消すべきであるというふうに思いますが、それにしても、議事録を改ざんしても問題ない、認可申請書、虚偽であっても問題ない。これでは、プロセスを大切にしている国家戦略特区、規制緩和、これを国民が理解するはずはありません。
 三の二の議事録、これは先ほど質問された日本共産党田村智子議員の一昨日の質疑の未定稿でございます。六月五日のワーキンググループで加計学園来て説明したということを皆さん認めているんですから、加計学園がね。教員の確保の人数につきましては、繰り返しでございますが、今治市が資料とその資料の説明を通じて説明をしているものでございまして、あくまでも説明補助者として専門的な内容の補足等を行ったものと推察をされますがと、こういう御答弁をされております、村上さん。
 それで、もう一回改めて皆さんにもお配りしていますが、平成二十七年六月五日の国家戦略特区ワーキンググループヒアリング、これは全部書いてあるはずなんですが、どこを探してでも、今治市がこの教員の確保について資料に基づいて説明している部分が見付からないんですけど、何ページの何行目にありますか。
○政府参考人(村上敬亮君) お答え申し上げます。
 当日の議論の中で直接言及はあったかどうかというのはもうこの議事録を読んでいただいたとおりでございますけれども、紙の中で、しっかりと確保する方向性をきちっと御説明をしていただいておりまして、その後もいろいろな段階で議論する中でそういう意向を確認させていただいてございます。
○森ゆうこ君 一昨日の村上さんの私は発言に基づいて聞いているんですよ。
 今治市が資料とその資料の説明を通じて説明をしているものでございまして、あくまでも説明補助者として、これは加計学園のことです、これは説明補助者ということで議事要旨からはきれいさっぱり消されています。その人たちが補足の説明を行ったものと推察と言っているんですけど、いや、だから、今治市秋山課長が説明しているところがなきゃいけないんですけど、一体何ページ目の何行目に今治市がその説明をしているところがあるのか教えてくださいと言っているんですよ。どこにあるんですか。あなたが言ったことですよ。
○政府参考人(村上敬亮君) お答え申し上げます。
 申し訳ございません。ちょっと私の言葉の不適切もございました。私どもは資料の提出をもって、その資料の中にあることをもって今治市から説明を受けているというふうに理解してございます。
 この日の説明につきましては、特に御議論いただきましたのは、説明補助者についての御発言でございましたので、説明補助者につきましてはそういう趣旨で御説明を、補足説明、専門的な観点からされた可能性があるというふうに推察をしているということでございますので、そういう趣旨の中であのお話をさせていただいたというふうに御理解いただければ幸いでございます。
○委員長(高階恵美子君) 時間を過ぎております。(発言する者あり)
 速記を止めてください。
   〔速記中止〕
○委員長(高階恵美子君) 速記を起こしてください。
 村上審議官、簡潔明瞭にお答えください。
○政府参考人(村上敬亮君) お答え申し上げます。
 議事録、議事要旨の中には書いてございません。私が資料の中で説明を聞いたことと平場その他を通じて聞いたものとを若干混同して、説明という言葉をやや広くという意味で使い過ぎたものと思います。その点について誤解を与えたということであれば、私の説明が悪かったということで、おわびを申し上げたいと思います。
○委員長(高階恵美子君) 森ゆうこ君、お時間が参っております。
○森ゆうこ君 いや、ちょっと待って、でたらめ言わないでくださいよ。ここに書いてあるじゃないですか。あなたがおととい言ったことだし、さっき田村さんの質問に答えて言ったことですよ。
 勝手に言い換えて、また訂正して、それで済むと思ったら大間違いだし……(発言する者あり)静かにしてください。(発言する者あり)何を言っているんですか、ちゃんと答弁しない方が悪い。
 ちょっと大臣、いいですか。出席しているのに、座長が認めれば透明人間になってここから全部消えるんですか。おかしいじゃないですか、そんなの。どこに一点の曇りもないんですか、どこに全てオープンになっているんですか、おかしいでしょう。ちょっと指摘されたら言い換えるんですか、言い換えるんですか。
○委員長(高階恵美子君) 時間が過ぎておりますので、答弁をおまとめください。
○森ゆうこ君 おかしいよ、こんなでたらめ。こんなでたらめ、国会が認めていいんですか。(発言する者あり)
○委員長(高階恵美子君) 速記を止めてください。
   〔速記中止〕
○委員長(高階恵美子君) 速記を起こしてください。
 時間を過ぎておりますので、ただいまの件につきましては、後刻、内閣委員会の理事会にて協議をさせていただくということで処理をさせていただきます。
 本日はこれにて散会いたします。
   午後四時二十一分散会