第007回国会 議院運営委員会 第53号
昭和二十五年四月三十日(日曜日)
    午後零時二十分開議
 出席委員
   委員長 大村 清一君
   理事 石田 博英君 理事 倉石 忠雄君
   理事 福永 健司君
      今村 忠助君    岡延右エ門君
      岡西 明貞君    篠田 弘作君
      島田 末信君    田中  元君
      塚原 俊郎君    中川 俊思君
      山本 猛夫君    園田  直君
      松井 政吉君    土橋 一吉君
      林  百郎君    中原 健次君
 委員外の出席者
        議     長 幣原喜重郎君
        議     員 小平  忠君
        事 務 総 長 大池  眞君
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四月三十日
 委員佐竹新市君及び石野久男君辞任につき、そ
 の補欠として松井政吉君及び中原健次君が議長
 の指名で委員に選任された。
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本日の会議に付した事件
 小委員会の設置に関する件
 回付案の取扱いに関する件
 決議案の取扱いに関する件
 緊急質問の取扱いに関する件
 北海道開発審議会委員の内本院が指名する委員
 の割当に関する件
 電波監理委員会の委員長及び委員の任命につき
 同意を求めるの件
 放送協会経営委員会の委員となるべき者の指名
 につき同意を求めるの件
 事務局の人事承認に関する件
 本日の本会議の議事に関する件
    ―――――――――――――
○大村委員長 それではこれより開会いたします。
 まず回付案の取扱いの件を議題といたします。
○大池事務総長 回付案につきましては、前に弁護士法第五條第三号に規定する大学を定める法律案というのが出ております。その弁護士になり得る資格條件の中で、満州国の建国大学を卒業した者もよいようになつておつたのを、参議院ではむしつて来ておるのであります。その点は、この前各党であらためて意向をきめたいということで、残つておつたのであります。
 いま一つ昨日参りましたのが、国家行政組織法の一部改正の法律案についてであります。これは御承知の通り、国家行政組織法を本院で可決いたしまして、向うへ持つて参りましたものを修正いたされましたもので、国家行政組織法で定められる委員会を設ける場合があるのであります。それがただいまここにもどつて来ております。統計委員会と外国為替管理委員会、それから公共企業体労働関係法の調停委員会、労働組合法によりますところの中央労働委員会、こういうような法律に基いて委員会を組織いたしまして、その委員会の事務局に長を置く場合、または官房に長、次長もしくはこれに準ずる職を置く場合、局もしくは部に次長、もしくは委員会の事務局に次長もしくはこれに準ずる職を置く場合は、法律の定めるところによらなければならぬという規定をこしらえて、向うへまわつたわけであります。今申しましたように、統計委員会その他の各委員会では任意にそういうものを置くことができないことになつて、国家行政組織法が参議院にまわつたのであります。そこで参議院といたしましては、附則に四、五、六、七の四つを附加して参りまして、統計委員会の「事務局に局長の外所要の職員を置く。」、五の方は外国為替管理委員会でありまして、外国為替委員会にも「事務局に局長の外所要の職員を置く。」、六は公共企業体の調停委員会と仲裁委員会でありますが、その両委員会も「事務局に局長の外所要の職員を置く。」、労働組合法の方は、中央労働委員会の事務局長の下に事務局次長二人以内を置くということに修正をいたして来た次第であります。こういうものは新しい單独法でやるか、しからずんば、ただいまここにあげてあります法律を一つ一つ修正してこういうものを置くようにいたしませんと置けないことに、国家行政組織法の一部を改正して向うへ行つておる関係から、本年度内において運用上不便であるという先方の認定で、統計委員会以下四委員会については、事務局の局長のほかに必要の職員を置く、労働組合の中央労働委員会には次長を二人以内の範囲で置くことができるというように修正をして返して来た次第であります。従いまして、これらについて各党の御態度がきまつておりますれば伺いたいと思います。
○大村委員長 弁護士法に関する法律案は、運営委員会でも一応議題になつたのであります。これは本日の本会議に上程して承認することにいたしたらいかがでしようか。
○林(百)委員 これだけならばよいと思います。
○大村委員長 それではそのようにいたします。
 次に国家行政組織法の一部を改正する法律案は、御異議がなければ、先例によりまして次会まで延期を願つたらいかがかと思いますが、御異議ありませんか。
○大村委員長 それではそのように決します。
    ―――――――――――――
○大村委員長 次に、日本放送協会経営委員会の委員となるべき者の指名につき同意を求めるの件を議題といたします。
○大池事務総長 御説明申し上げます。お手元に名前が参つておりますが、放送法の規定できまつておりまして、日本放送協会の経営委員会の委員を指名する場合には、国会の同意を求めて来なければならないことに相なつております。従いまして、この放送協会の経営委員会の委員といたしまして、お手元に差上げてあります矢野一郎君、神野金之助君、本野享君、大原総一郎君、則内ウラ君、福田虎亀君、古宇田清平君、宇野親美君ちようど八人の委員ができるわけであります。これだけの委員を指名いたしたいということで同意を求められております。その各候補者についての履歴もお手元に差上げてございますから、ごらんを願いまして、これに同意を與えるかいなかということを御決定願いたいと思います。これも先例によつて次会までにおきめ願つてもけつこうじやないかと思います。
○石田(博)委員 私の方は異議ありません。
○福永(健)委員 それは、ぜひきようやつていただきたい。場合によつては若干お調べにならなければならないということでありましたならば、運営委員会を休憩していただいて、場内交渉とか、いかような形でもよいからきめていただきたい。
○林(百)委員 あしたではどうしていけないのか。これからすぐというわけにはいかない。資格その他をいろいろ調べなければならぬ。
○園田委員 この問題は、きよう決定するのは反対です。これは重大な問題です。
○福永(健)委員 まだ参議院の方にはからなければならぬし、あと会期もないし、率直に言つて、あしたあたりはたいへん忙しいことになるのじやないかと思う。
○林(百)委員 あなたの方はよく知つていて出すのだろうが、われわれはすぐ賛成しろと言つたつて、そうは行かない。
○大村委員長 それでは本件につきましては、会期も切迫しておりますが、先例によりまして次会までには必ず御決定を願うことにお願いいたしまして、本日延期することに御異議はございませんか。
○大村委員長 そのように決します。
    ―――――――――――――
○大村委員長 次に電波管理委員会の委員長及び委員の任命につき同意を求めるの件を議題といたします。
○大池事務総長 ただいま電波管理委員会設置法におきまして、電波管理委員会の委員長、委員を任命する場合には同意が必要だということに相なつております関係上、お手元にあります履歴書によつて、委員長は富安謙次君、委員は網島毅君、上村伸一君、岡咲恕一君、坂本直道君、瀬川昌邦君、拔山平一君、この七人の方を任命いたしたいという申出であります。これも、ただいまと同様の意味合いにおいて、明日までに各党の態度を御決定願いたいと思います。
○大村委員長 本件は明日決定することに御異議ございませんか。
○大村委員長 それではそのように決します。
    ―――――――――――――
○大村委員長 次に北海道開発審議会委員指名の件を議題といたします。
○大池事務総長 これは北海道開発法によりまして審議会が設けられるわけであります。その審議会の委員は二十人になつておりまして、そのうち八人は国会議員の中から出ることになつております。これは北海道開発法の第十條に規定してございまして、開発審議会の委員の五人というものを衆議院から指名して出さなければならないことになつております。そこでこの委員等を指名する場合には、先例の点におきましては、衆議院の所属党派数に割当てまして、その当時の現勢によつて指名をすることになつておりますので、今回その先例をくつがえすという問題があれば別といたしまして、一応従来の先例に基きまして各派の割当ができておりますから、それを申し上げます。自由党が三人になり、国民民主党が一人、日本社会党が一人、つまり三、一、一ということになります。五人の比率を申し上げますれば、自由党は三・一一五、民主党は〇・七二五、社会党は〇・五〇〇、共産党は〇・三九〇、こういう関係になりまして、五人を割当ますと三、一、一ということになるわけであります。従つて、もし先例通りおやりくださることになりますれば、各派に割当られました委員の指名を至急にお届けを願つて指名の手続を進められるようにお願いいたします。
○小平忠君 北海道開発審議会の委員は、前回は北海道開発法が施行されていなかつた。その前に内閣に北海道開発審議会というものが設けられまして、その場合の委員は、御承知のように総理庁の中に持たれておつたわけでありますので、従来とも本院の承認を得て任命された。その場合に、従来自由党だけという形でやつて来たのですが、北海道開発審議会は、北海道の開発が重点ではあるけれども、国家的見地からこれが法制化せられ、北海道の開発を取上げるということになつたわけであります。もちろん国全体としてこれを推進するということは当然でありますが、北海道の実情というものを十分に把握認識しなければならぬといろ観点から、これを全体の党派の数によつてなされるというお考えにはいささか疑問がありますので、北海道から出ております議員の数も幾分加えていただきたいと思うわけであります。
○倉石委員 ただいまの小平君のお話、一応ごもつともな点がありますが、各党の代表としてきめるのでありますから、もちろん北海道の事情に精通されておるような人が出ると思います。従つて、地方的なそういうことでなく、やはり党派割りでおやりになる方が一番公平だと思います。
○小平忠君 その点は、確かに理論的に言えばそうなんですが、北海道開発法の中にきめられておりますところの委員の割振りにも、北海道の知事、北海道の道議会の議長、これは当然委員になります。そういう見地から、おそらくこの自由党の三名につきましても、北海道ということを、やはり相当党といたしましても重点に考えられると思います。その場各に北海道では、議員の選出の分野を見ましても現在のところ自由党の十二名に対して私の方は六名出ておるという現状であります。今度の北海道の開発については、特に農林関係が非常に重要な面を担当せしめられることとなるわけでありますが、これで行くと全然われわれは関與ができないという形であります。そういう点もこの際十分御考慮をいただければ幸いだと思います。もう一応その点を御再考願いたいと思います。
○土橋委員 事務総長にお尋ねするのですが、北海道開発審議会という委員会を持たれるならば、北海道の特殊的な事情については、今の綜合開発委員会、それとの関連性を考えますと、特に北海道に関する限りは小平君の言うような趣旨でおつくりになるのが正しいのじやないかと思います。その点について、総合開発委員会と北海道開発審議会の関係をちよつと御説明願いたい。
○大池事務総長 事務総長にということでありますが、私は総合開発委員会と北海道開発審議会との関連性というものはよく存じておりません。ただ、ただいままでに申し上げておりますのは、北海道開発法の中で、北海道の開発の中心的な問題その他に関する計画を調査審議いたします北海道開発審議会というものを第十條に設けまして、これは二十人でできるわけです。その二十人の中の五人が衆議院の指名した者、参議院の指名したものは三人。それと、ただいま小平君のおつしやつた北海道の知事と議長が入りまして十人、それ以外に学識経験者が十人ということで、二十人ということになつてでき上るわけであります。従いまして、衆議院を代表される五人の内容は、小平さんは北海道の実情をよく知つておる者が適当じやないかという御意見だろうと思います。
○小平忠君 重ねて私はお願い申し上げたいのです。今度この法律の施行によりまして、従来の北海道総合開発審議会というものが廃止になつて、法による審議会が一本になる。従来の総合開発審議会も、前になくなりました板谷さんが会長当時も、自由党だけが委員になることについては問題があつて、農林関係の諸君たちの意見もありましたから、その点は新しく法律が出るので、それに基いた審議会の設置された場合に考慮するからということで、現在周東さんがこの総合開発審議会の会長になられてからも、今度の委員の任命の際には考慮する、この次には当然北海道には六人はおられるから、一人くらいは入つてもらうということを、たびたび会合の席上で公約されたわけであります。北海道の農林関係というものを度外視して北海道開発なんかを口にすることはできない。そういう点から、私どもは決してむちやなお願いを申し上げるのじやない。結局一人くらいは参加してもらえる方途を衆議院でも考慮していただければ幸いじやないかと考えます。
○倉石委員 やはりこのような委員会はなるべく能率的に審議をしていただく方がよいと思いまして、今では御承知のように自由党だけであつたと思いますが、今度は野党側の方にも入つていただくということで、自由党は三人に減つておるのでありますから、ただいまおきめ願つた三人だけで御決定を願いたいと存じます。
○林(百)委員 参考までにお聞きしたいのですが、学識経験者というものは政策的な色彩できめるのですか、それとも全国的な見地から選ばれておるのですか。
○大池事務総長 それは国会に関係はございません。学識経験ある者を十人選びますが、どういう方を選ぶかは衆議院では関與しておりません。
○小平忠君 自由党の方で強くそれを主張されるのはしかたがありませんが、それは数で来られればもちろんそうなるでしよう。しかし、これは特に北海道の開発という問題です。現存北海道から選出されておる議員の数を申し上げますれば、自由党は十二名、農民協同党は六名、民主党は二名、社会党は一名もないのであります。しかし、その場合に北海道の実情を十分知つておる人を委員にすればいいということになれば、もちろんそれでよいと思いますけれども、やはり現実に北海道において北海道の実情を把握しておる者がなるべく参加できる道を開いてもらう方がよいと思います。その点から、これにくぎづけされると全然参加ができないのであります。
○倉石委員 ちよつと伺いますが、具体的にあなたのおつしやることをもつとわかりやすくおつしやれば、どういうことになりますか。
○小平忠君 その点自由党が三人、民主党、社会党各一人ということになつておりますが、そうすると、北海道から出ておる議員の比率というものが度外視される。そこで北海道から選出されておる議員の比率を考慮に入れていただいて、その中に農協から一名だけ加えていただきたい。
○倉石委員 わかりました。これはこの法律第十條によりますると衆議院議員の中から指名をいたすことになつておるのでありまして、本来ならば自由党は多数党でありますから、全部自由党から出してもしかたがないことなのであります。それを先ほどのお話のように三、一、一というふうにやつて、他党の方々の御意向を承るというふうな考え方で私どもは賛成をしておるのでありますから、どうぞひとつ雅量をもつて御賛成をお願いしたいのであります。
○石田(博)委員 小平君にお尋ねいたしますが、これは法律でできてしまつておる。法律の中に、衆議院議員の中から衆議院が指名した者五名ということになつておる。但し北海道選出議員の中から選ぶというような條項でもあれば、それはお説が通るが、しかしそういう條項がなければ、当然今までの運営の比率で行くよりほかしようがない。その点は、これ以上御無理をおつしやつても、法文に規定してあることであるから、しようがないと思います。
○小平忠君 その点、法律の第十條でそうきめてあるということは、衆議院において任命をするのであるから、その場合衆議院においてその任命の方法をきめればよいことであつて、別に法律に北海道から選出された議員ということをうたわれてなくとも私はよいと思う。別に法律をかえる必要はない。ただ衆議院でそうきめればよいのであつて、そういう彈力性は持ち得ると思う。当時あれを審議する場合にも、そういうことが論議された。そういう観点から、別段法理論的に私は追究しなくともよいのじやないかと思う。ここでこういつたようなわくにきめられてしまうと再び従来の問題が起きて参りますし、そういつた点を北海道の現状から十分御考慮いただきますならば、一名加えていただくということは、北海道から出ておる議員の数から言つても不合理はないと思います。
○石田(博)委員 どういう御意見ですか。自由党からー名拔けという御意見ですか。それとも社会党、民主党から出せというのですか。法律を改正しろというのですか。
○小平忠君 自由党は数で行くと五名ということになるが、讓歩されて三名ということになつておりますから、御無理は言えないと思う。
○石田(博)委員 それでは松井君と園田君に話し合つてもらいたい。
○林(百)委員 これはしかたがないから、この運営委員会では一応そういうことにしておいて、あなたがそういう御希望があれば、党と党との話合いにしておいてほしい。
○大村委員長 本件につきましてはだんだん御意見もありましたが、いずれ人選は各党で後日御提出を願いたいと思います。本日この運営委員会におきましては、さきに事務総長から御提議がありましたように、自由党三人、国民民主党一人、社会党一人、合計五人ということに大体意見が一致しておるように思いますから、そのように決して御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大村委員長 そのように決定いたします。
○小平忠君 その点一点申し上げたい。私はこういう比率で多数で押し切るということはやむを得ないと思いますけれども、それをきようの運営委員会において決定される場合に、はつきり数まできめてしまつて、それから今林君の提案されたように、党の間で交渉するということはなかなかむずかしい問題です。一応與党たる自由党の三名という線は、私は異議はないのであります。しかし、野党の二名という点をはつきりきめないで、でき得るならば與党三名、野党二名という数に御決定を願えるならば、幾分交渉をし得る余地があるのです。
○大村委員長 ただいまの御発言は、すでに比率が決定した後の御発言でありますので、御意見として承つておきます。ちよつと速記をやめて下さい。
    〔速記中止〕
    ―――――――――――――
○大村委員長 速記を願います。――人事承認の件を議題といたします。
○大池事務総長 人事承認の件でお願い申し上げたいと思いますのは、ただいまお手元に行つておりますが、郵政委員会から專門員といたしまして、山戸利生君をお願いいたしたいという申出がありますので、前例によりまして、これも各党で十分履歴書を御研究の上で、御態度を御決定願いたいと思います。
○大村委員長 本件は次会に御相談することにして御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大村委員長 それではさように決定いたします。
    ―――――――――――――
○大村委員長 次に緊急質問の取扱いの件を議題といたします。
○大池事務総長 緊急質問は昨日まで残つておりました分といたしまして標準義務教育費確保に関する緊急質問と、池田大蔵大臣並びに白洲特使の渡米に関する緊急質問、この二件が懸案になつております。それ以外に海外抑留同胞に関する緊急質問、これが新たに出て参つております。
○園田委員 日程第八の池田大蔵大臣並びに白洲特使の渡米に関する緊急質問は、これは昨日申し上げました通りに、一応これを提出することに決定したのでありますが、当時総理大臣が出席不可能のためにそれを延ばしまして、昨日及びその前日もそれを引延ばしたのでありますけれども、すでに時期がはずれておりますので、あらためて新しい形式をもつて提出することにして、一応撤回いたします。
○岡(延)委員 標準義務教育費確保に関する緊急質問は松本君及び小林君から提出されておりますが、これはこの間申し上げました通り、文部委員会において、またきのうは地方行政、大蔵・文部の連合審査会におきまして―本会議に必敵するような大連合審査会におきまして、私が文部委員の意向を代表して十分に質疑をいたしまして、この法案が本国会において成立しがたい点及び成立しなかつた場合の対策、これらが一切明らかにされたのであります。でありますから、これは特に本会議で政府当局より説明を聞く必要はないと私は確信いたします。
○松井(政)委員 松本君の標準義務教育費確保に関する緊急質問は撤回する意思はございません。これは前にこれが出たときに私から岡さんにも申し上げた通り、これは松本七郎君が出しておりますけれども、一党ー派の問題ではないのです。国会の初めから懸案になつておる。途中でだめになつた。従つて、それにより、いろいろ平衡交付金、地方における義務教育費その他に関係があるのです。委員会では、そういう岡さんのおつしやるような審議はいたしておりましようが、国会全体としては、私は最初に申し上げたように、やはり全体で質問もし決議案もつくつてやらなければならないという問題であると考えます。従つて、この緊急質問は大分たなざらしになつておつたのでありますが、委員会等で審査をしておりますので、ごく簡單でよろしゆうございますから、ぜひひとつやつていただきたいと思います。
○林(百)委員 民主党は社会党と一本にしてもよいと言つておるのですから、やらせた方がよい。
○石田(博)委員 こういうものは、なるべく委員会でやつてもらいたい。緊急質問はずいぶん議論があつたことですから、お採決を願いたいと思います。ただいま問題になつております緊急質問の取扱いについては、特に重要なものに限つて愼重に選択するというのが本委員会の申合せでありまして、この緊急質問は委員会において十分に行われ得るし、また行われたというお話を承つておりますが、われわれといたしましては、法律案山積の折から、これは当該委員会において御質疑をせられんことを希望いたします。
○松井(政)委員 今石田君の言われた通り、緊急質問は重要性を中心にしてやろうということの原則についてはまつたく賛成であります。常に私はそういう主張をしております。従つて、いろいろ緊急質問が出ておるが、今の標準義務教育費確保に関する問題、池田大蔵大臣、白洲特使の渡米に関する問題だけは重要性があると認めて前回の委員会でもやつたが、答弁者の関係等で順送りになつておる。従つて、この委員会では重要性ありと認めて、二つのものをいつやるかということになつておる。そういう意味において、これは園田君の方から、国民民主党の小林君の分と一緒にして社会党の松本君がやつてよろしいというお話もございますので、民主党の方でお譲り願うならば非常にけつこうだから、二つを一つにまとめて、松本君のやる時間等は議事進行に対して協力いたしますから、ぜひやつていただきたいと思います。
○林(百)委員 法案も少いからよいじやないか。
○大村委員長 ちよつと速記をとめて下さい。
  [速記中止]
○大村委員長 速記を願います。
○松井(政)委員 緊急質問の取扱いについては、重要性のないものはその時に整理して、重要性のあるものは、きようやるか、あすやるかということの選択をしておるわけです。その原則によつて、標準義務教育費確保の問題は重要である。さらに川崎さんは撤回されましたけれども、これは重要であるということで、二つが懸案になつてから、もうきようで五日です。従つて、原則を守るということになれば、重要だということで前会延ばして来ておる問題ですから、一応やはり片をつけなければならぬと思います。これはぜひとも本日やるように願いたいと思います。
○石田(博)委員 いろいろな議論がございましたが、この緊急質問の第七の標準義務教育費確保に関する緊急質問につきましては、文部委員会においてすでに十分質疑応答がなされたというお話を承つております。私どもは、それ以上の必要があるかどうか、必要があるならば当該委員会で十分やられる方がよいと思いますので、これらの緊急質問は当該委員会に移されることをおきめ願いたいと思います。
○林(百)委員 先ほどから自由党の方で委員会でやつたらと言うのですが、やはりこういう国家的な重要な問題については本会議でやつて、これを天下に知らしむるということが必要だと思います。私はぜひこれは本会議でやるように願いたいと思います。
○松井(政)委員 緊急質問の取扱い方の原則ですが、要するに重要性があるとして認める、それならば明日の運営委員会でやりましよう、さらにその日もまた明日やりましよう、緊急質問の緊急性があり、重要性があるとして、少くとも運営委員会で満場一致の形で明日審議しようということで延ばして来ておる。それを五、六回も延ばしてだめにする、またあすにするというようなことならば、やめた方がよい。原則原則と言つて、やらせない考えのもとに原則を言うのであるならば、原則はみずから崩れるものである。重要性があるので懸案になつておつたのだから、きようはぜひともやらせて緊急質問の原則を守るということにしていただきたい。
○石田(博)委員 遺憾ながら反対です。
○大村委員長 大分時間も移りましたが、本日決定することが必要だという御意見もございますので、これを採決いたします。標準義務教育費確保に関する緊急質問を本日行うことに賛成の諸君の挙手を願います。
  [賛成者挙手]
○大村委員長 念のために反対の方の挙手を願います。
  [反対者挙手]
○大村委員長 それでは行わざることに決しました。
○石田(博)委員 第一の主食の業務用自由販売と食糧管理制度に関する緊急質問、これも当該委員会でお願いした方がよい。それから十の海外抑留同胞に関する緊急質問は、すでにわが党からこれに対する緊急質問を行つて、政府の答弁がございました。重ねて行う必要がないと思うので、この上程にも反対をいたします。
○松井(政)委員 海外同胞に関する緊急質問等はなるべくやつてもらつた方がよいと思います。議会で一番問題になつておることである。情勢の変化に応じてこれは何べんでもやつた方がよろしい。一事不再議ということは、これには適用されません。
○石田(博)委員 一事不再議ということを申しておりません。また問題の重要性は私どもも充分承知しております。と申しましても、いかに問題が重大であると言つても、四百六十六人がおのおの重大なりとして、入りかわり立ちかわり緊急質問を行うということを認めるわけには参りません。運営の全般から申しまして整理すべきものであると考えるのであります。従つて、これ以上議論は無用と考えますので、委員長において適宜おとりはからいをせられんことを願います。
○大村委員長 本日残つております懸案の緊急質問はいずれかに決した方がよかろうという御意向もだんだんあるようであります。ただいま石田君から、残つております第一及び第十の緊急質問は、委員会においてやることは格別、本会議においては行わないという御提議がございましたが、この石田君の御提議に賛成の諸君の挙手を願います。
  [賛成者挙手]
○大村委員長 念のために反対の諸君の挙手を願います。
  [反対者挙手]
○大村委員長 それでは行わざることに決しました。
○林(百)委員 二から六まではどうなりますか。適当な機会に結論をつけなければならぬ
○石田(博)委員 緊急質問の二から六に至る件は、本国会にこれに関する小委員を設けまして、できるだけすみやかにこれを開会し、十分審議をいたすことにいたしたいと思います。
○大村委員長 石田君から、緊急質問の第二から第六に至る問題を討議するために小委員を設けて、すみやかに協議をするという御提議がございました。
○林(百)委員 これは非常に重要な問題でありますから、正式に運営委員会で決定的な結論を見出してほしいと思います
○石田(博)委員 それは前にきめてある。
○大村委員長 林君に御相談申し上げますが、全員でやると、定足数との関係でとうてい開かれませんから、小委員会で相談をして、あらためて運営委員会の本委員会にはかるという手続をとつた方がよいのじやないかと思います。
○林(百)委員 会期も切迫しておりますから、きよう小委員会をやつて、あすの運営委員会で正式に結論を出す。その予備審査という意味で本日小委員会をやるということならよい。
○大村委員長 ちよつと申し上げますが、小委員会で予備審査をやつて、なるべく早く結論を得まして、できれば明日の本委員において決定していただくということには委員長は努力したいという考えであります。
○林(百)委員 だめを押すようですが、あすの運営委員会では、とにかくこの問題について中間報告でもよいから、一応の運営委員会の結論を出さなければならぬ。
○石田(博)委員 それはけつこうです。
○大村委員長 ただいまだんだんお話がありましたように、本件については、とりあえず小委員会を設けまして、本日でもすみやかに下審査を進めて行くということに御異議ございませんか
○林(百)委員 それには條件がある。あすとにかく運営委員会として結論を出す、そのための予備審査ということで小委員会をやるならよい。本委員会を開かれる前にとにかく結論を出すことには異議がない。もしそれでなくて、自由党としてこの国会では結論を出したくないというならば、出したくないとはつきり言つてもらいたい。
○石田(博)委員 私は、ごまかしをするとか何かということはまだ考えておりません。この問題については結論を出さなければならないし、またこの問題の適当な処理をしなければならぬということは十分考えております。小委員会においてどういう結論が出るかということは、あらかじめわかるものじやありません。委員会で出て来た結論というものの出ようによつては、明日の運営委員会においてどういう議論が出るとも予測できない。予測できないものについて、あしたのうちに結論を出してしまえということは、むりな話であると思います。私どもは、あさつてで会期が切れるのであるから、あした、あさつてでそういうものを出してしまおうという心構えには賛成です。しかし、そのコースと結論まで一応はつきりきめてしまうなら、委員会も何もいらないわけであります。
○土橋委員 石田君のそういう言い方については、よくわからないのです。とにかく林君の言つておることは、できる限り明日中に結論が出るようにして、それを本日決定して本委員会にかけるということを言つておるのだから、何もそんなことも言わないでもよい。
○林(百)委員 石田君はどういう結論が出るかわからぬと言うが、われわれはこういう結論を出すということを言つておるのじやありません。とにかく小委員会をやつた以上は結論を出す。ところが、あす、あさつてしか会期がない。会期中に一応の結論を出さなければならぬ。これをうやむやにするという一つの逃げ手としての小委員会ならば、われわれは賛成できない。
○石田(博)委員 私どものお腹の中までお探りになつて御判断なさることはまことに困る。われわれはそういう腹は持つておりません。土橋君の言うように、できるだけ結論に行きたいということには賛成です。しかし、どうしてもあしたのうちにということは困る。出るものが出れば、会期中に解決することは当然です。
○林(百)委員 いくら討論をしても限りがありませんが、あすまでに結論を出す。どういう結論になろうと別です。とにかく結論を出して、この問題については結末をつけるという條件で私は小委員会をやるということには賛成です。それでなければむだです。
○大村委員長 本件については石田君から御提議がありまして、小委員会を設けて、それによつて審査をすみやかに進めるということの御提議がございますが、これに御異議がございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○林(百)委員 こういうことなら賛成です。あす本委員会で結論を出すための小委員会の予備審査ということなら賛成できますが、それでなければ賛成できない。
○石田(博)委員 もちろん小委員会をつくる以上は、結論を出すための小委員会です。そういう意味において、林君の御意見は当然であります。
○林(百)委員 いつまでに出すのか。
○石田(博)委員 その期日は、もとより会期中に出たことは会期中に片をつけることが原則です。従つて、できる限りすみやかにやる。あしたのうちにやらなければならぬということは当然なことです。しかしながら、そういうことをあらかじめ予測し、條件をつけるということは不可能であると思います。
○大村委員長 それでは委員会を設けることには御異議がないようでありますから、委員の数及びその選出方法は前会の小委員の例によつたらいいと思いますが、御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大村委員長 それではそのように決します。
    ―――――――――――――
○大村委員長 次に本日の議事に関する件に移ります。
○岡(延)委員 文化財保護法案について、委員長が来て御了解を求めるのが至当でございますが、私が文部の理事をいたしておりますので、便宜上かわつて御説明申し上げます。実は文化財保護法案の中に、百三十一條でございますが、「地方税法の一部を次のように改正する。」云々という規定がございまして、地方税法に関連性をもつておるのであります。御承知の通りこの法案は、第五回に衆、参両院の文部委員会において緊密な連絡をとりつつやつたのでありますが、一年半も経て、まだ通過しないという状態であります。これがために国宝の新しい指定は停止されておるということになつておりますので、この際百三十一條というものを削つて通過せしめたい。またその結果として別にはなはだしい不都合もないという文部当局の御意向もありますので、至急これを成立せしめたい。百三十一條を削るということに文部委員会において決定し、その決定に対しては参議院もその通りのむといつた態勢を整えて待機しておるような状態であります。百三十一條を削るということに対するオーケーもただいま参つたそうでありますから、これは文部委員会独自の決定でもでき得るものであろうと思いますけれども、この前からそういういきさつがございましたので、どうか御了承をお願いしたいと思います。
○松井(政)委員 本日の日程には今の文化財保護法案はないのでありますが、岡さんの御意見は緊急上程というのですか。
○岡(延)委員 今の問題を了承していただきたいということでございます。第二の問題は、これからただちに討論採決を行い、それを議決する予定になつておりますので、きようは法案も少いようでございますから緊急上程をしていただきたい。
○大村委員長 松井君に申し上げますが、前会御欠席のようでございましたが、文化財保護法案の中で、まだ成立していない地方税法の関係について、これを委員付託とすべきかどうかということが問題になつた。その関係から、特に岡君から総括的な問題で話されたのであります。
○岡(延)委員 それでは緊急上程をされるあかつきは、委員長報告として長野長廣君、水谷理事が野党各派を代表して賛成演説をやります。百三十一條に及ぶ大法案でありますので、時間もいつもより少し長くいただきたいという希望であります。
○林(百)委員 岡君にお尋ねしますが、各党を代表してということですが、私の方は賛成しておりますか。
○岡(延)委員 全部賛成しております。
○林(百)委員 反対なら反対討論をいたしますから留保しておきます。
○大村委員長 文化財保護法案は、本日緊急上程の運びになりました場合には、これを上程することに御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大村委員長 そのように決します。
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○林(百)委員 決議案の問題を先に片づけて、それから議事日程に入つていただきたい。
○大池事務総長 決議案は、お手元に電力事業再編成に関する決議案、国土総合開発促進に関する決議案、中日貿易促進に関する決議案、鉄道電化促進に関する決議案、在外抑留同胞引揚促進に関する決議案、この五案が出ております。
○林(百)委員 この中日貿易促進に関する決議案というのは、ずつと前から出ておつて、自由党の都合だけで本日まで延びて来ておる。きようは、はつきり自由党の態度をきめて、賛成なら賛成、反対なら反対、どういう事由で延ばすのかということをはつきり聞いておきたい。
○石田(博)委員 それは議題になりましたときに御返事申し上げます。
○大村委員長 それでは順序によつて御相談申し上げます。電力事業再編成に関する決議案、これをいかが取扱いますか。
○園田委員 電力事業再編成に関する決議案は、数日来持越しの決議案でございます。重大な問題であることは御承知の通りであります。ぜひ本日上程されんことを望みます。
○石田(博)委員 この問題につきましては、すでに法律が委員会に付託されております。従つて、この法律案審議に関連いたしまして委員会において御協議を願いたいと存じます。委員会に付託されんことを望みます。
○大村委員長 本件は当該委員会に付託するという御意見でございますが、これに御異議ありませんか。
○大村委員長 それでは多数のようでありますから、そのように決します。
 次に国土総合開発促進に関する決議案。
○石田(博)委員 この法律案につきましても、すでに経済安定委員会においてこれに関する法律案が付託せられております。従つて、法律案審議に並行して御審議願いたいと存じます。
○大村委員長 石田君の御提議の通り決するに御異議ありませんか。
○大村委員長 それではそのように決します。
 次に中日貿易促進に関する決議案。
○園田委員 先ほど林君から発言がありましたが、院内に設けられた中日貿易促進議員連盟によつて、各派の発案でできた決議案である。各党の態度が致し、自由党からもこれに入つておりますが、自由党の党内事情の関係から、しばらく待つてもらいたいという申出でございましたので、本日まで待つておつたのでありますが、本日自由党では、まとまらないという御返事でございましたので、自由党を除く共同提案として、本日ただちに上程せられんことを望みます。
○石田(博)委員 この決議案は、現下の国際情勢その他にかんがみまして上程反対であります。当該委員会に付託されて、さらに愼重審議をされんことを望みます。
○林(百)委員 これは参議院では自由党が賛成して通過しておる。自由党は参議院と衆議院で別々に動くのですか。
○石田(博)委員 これは問題の重要性及び現下の国際情勢にかんがみまして、当該委員会において愼重審議せられんことを望みます。本日委員会の審査を省略するということには反対であります。
○林(百)委員 これは石田君が簡單にそう言つておりますが、とにかく今まで、あなた方の都合だけで延びておつたのです。それを單に国際情勢の変化という一言だけでは、私どもはそのまま承知するわけにはいかぬ。むしろ国際情勢が変化しておるなら変化しておるということを、もう少し具体的に、親切に、納得できるように説明してもらいたい。
○園田委員 今、林君の質問ですが、これは国際情勢の変化ではなくて――委員会に付託するかどうかということが問題になつたのではなくて、その重要性を認めた上で、自由党の党内で待つてくれという御返事でありますから、今さら委員会に付託するという理由は成立ちません。本日上程を願いたいと思います。
○倉石委員 私どもの方で延ばしていただいたのは、事がきわめて重大でありますからして、さらに愼重に検討した上で、同調できるものなら同調したいという考え方で延ばしていただいたのであります。愼重に党において検討した結果、これは委員会において愼重に審議すべきものだということにまとまつた次第でありますから、委員会に付託せられんことを希望いたします。
○林(百)委員 先ほど園田君のお話にあつたように、自由党としては上程することには反対でないというのだ。上程する日をしばらく待つてくれ、党内の事情もあるからというので延ばしておつた。しかも自由党が提案者に入つておる。かりに委員会に回付するなら回付して、明日の本会議に上程する。その間に十分に、国際的情勢もあるから検討すればよい。
○石田(博)委員 委員会に付託せられて、委員会が上程することに賛成するかしないかは委員会におまかせするよりしかたがないと思います。私どもの方では委員会に付託されんことを望みます。
○大村委員長 本件につきましては意見がわかれておるようでありますから、この際採決いたします。石田君の提議のごとく委員会付託に御賛成の諸君の挙手を願います。
○大村委員長 念のために反対の諸君の挙手を願います。
○大村委員長 少数。よつてこれは付託することに決しました。
 次に鉄道電化促進に関する決議案を議題といたします。
○石田(博)委員 これは運輸委員会から出て来た案であつて、各党賛成のようでありますから、上程に賛成いたします。
○大村委員長 本件はこれを本日上程することに御異議ございませんか。
○大村委員長 上程することに決しました。
 次に在外抑留同胞引揚促進に関する決議案を議題にいたします。
○松井(政)委員 これは全会一致ですか。
○石田(博)委員 共産党は御反対のようでありますが、他の会派は全会一致のようであります。
○林(百)委員 われわれは、その事情を明らかにするために討論をやります。
○大村委員長 本件はこれを本日上程することに御異議ございませんか。
○大村委員長 それではさように決します。
○林(百)委員 本件は川上君が討論いたします。
○大池事務総長 今おまわしいたしましたのは、建設委員会で各党が御賛成になりました都市建築物の不燃化の促進に関する決議というのであります。これは各党で一応字句等を整理されましてでき上つた案でございまして、関係方面にも飜訳をして出しましたが、さしつかえないということであります。これを上げていただきたいという申出であります。
○石田(博)委員 これは建設委員の各党の提案でありますから異議はありません。
○大村委員長 本件はこれを上程することに御異議ありませんか。
○大村委員長 御異議がないようでありますから、上程することに決します。
○大池事務総長 本日の議事日程の中に書いてあるものを先に御説明申し上げまして、あとは、ただいまお上げになります分についての場所等を御協議願います。日程第一は弁護士法第五條第三号に規定する大学を定める法律案、この回付案については先ほど来御異議がなかつたようでございますから、一番最初にお願いいたします。第二の国家行政組織法の一部を改正する法律案、ただいまの各外局の委員会における職員の分でございますが、これはもし場内で各党がそのままでよろしいということでありますればけつこうですが、次会まで延期するということであれで御延期を願いたいと思います。
○土橋委員 次会にまわすということに願います。
○大池事務総長 それでは次会にお願いいたします。第三の建築基準法案、これは昨日あがつておつたものであります。これは淺利三朗さんの報告であります。共産党は反対であります。第四の社会福祉主事の設置に関する法律案、これは参議院からまわつておる案でありまして、厚生委員会の堀川委員長の報告、共産党は反対です。それから午前中上つた法律で、大蔵委員会の政府に対する不正手段による支拂い請求の防止等に関する法律を廃する法律案、それから地方行政委員会の地方財政平衡交付金法案が上つたそうであります。これは共産党が反対です。
○林(百)委員 平衡交付金の方は討論をいたします。
○園田委員 民主党は床次君が賛成討論をいたします。
○大池事務総長 法務委員会の方は上つておりません。大蔵委員会の方は、もう一つ相続税法の一部を改正する法律案が上つております。共産党が反対です。それから次に文部委員会の方は文化財保護法案、これは修正いたしまして上る予定になつております。それから水産委員会の方では、水産業協同組合法の一部を改正する法律案が上つております。決算委員会では会計検査院法の一部を改正する法律案、それから二十三年度国有財産増減及び現在額総計算書、その次に二十三年度国有財産無償貸付状況総計算書、この三案が上つておりますから、お願いいたしたいと思います。
○林(百)委員 討論は留保いたします。
○大池事務総長 ただいま申し上げましたのは、本日の議事日程並びに緊急上程をお願いする部分でありますが、それ以外に考査委員長が報告をいたしたいという申出がありますので、それをどうされますか御決定を願いたいと思います。
○林(百)委員 私どもの方は、これに対しては、上程するのは上程していいと思いますが、それに対する質疑をいたしたいと思います。これはこの前そういう形でやりました。この前の反税運動が考査委員会で問題になつたとき、少数意見として反対討論するか、あるいは質疑の形にするかという問題が大分ありましたが、国会法の手続からいつて、少数意見よりは質疑ということでやつた先例がある。時間はどういうふうに制限されても話合いにいたしますから、質疑という形でやりたいと思います。梨木君がやります。
○大池事務総長 一番最初の方からきめていただきます。
○倉石委員 日程に入る前に考査委員長の報告をお願いいたします。
○大池事務総長 考査委員長の報告、それから梨木君の質疑ですね。質疑の時間はどのくらいですか。
○林(百)委員 十分くらい願います。
○大池事務総長 決議案は、一番最初が鉄道電化、在外抑留、不燃化、それから日程に入りまして、日程が済みましたならば、先ほど申し上げました緊急上程のものを、逐次準備がつき次第おやりを願います。
○土橋委員 やはり鍛冶委員長の考査委員会の中間報告は最後にまわしていただきたい。これは中間報告でありますから、こういうものが一番先に出ることはおかしい。議事日程の第一からやるのが普通でありますから、これはやはり最後にまわしていただきたいと思います。
○大村委員長 この問題はすでに決定しておりますから、さよう御了承を願います。
 本日はこれにて散会いたします。
    午後一時四十六分散会