第010回国会 議院運営委員会 第36号
昭和二十六年三月三十一日(土曜日)
    午後三時五分開議
 出席委員
   委員長 小澤佐重喜君
   理事 寺本  齋君 理事 福永 健司君
      石田 博英君    今村 忠助君
      岡延右エ門君    岡西 明貞君
      菅家 喜六君    倉石 忠雄君
      佐々木秀世君    島田 末信君
      田中  元君    田渕 光一君
      塚原 俊郎君    中川 俊思君
      椎熊 三郎君    園田  直君
      田中織之進君    松井 政吉君
      竹村奈良一君    梨木作次郎君
 委員外の出席者
        議     長 林  讓治君
        副  議  長 岩本 信行君
        議     員 松本六太郎君
        議     員 浦口 鉄男君
        事 務 総 長 大池  眞君
    ―――――――――――――
三月三十一日
 委員上林與市郎君辞任につき、その補欠として
 松井政吉君が議長の指名で委員に選任された。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した事件
 両院協議会開会請求に関する件
 回付案の取扱いに関する件
 関税法の一部を改正する法律等の一部を改正す
 る法律案の取扱いに関する件
 決議案の取扱いに関する件
 緊急質問の取扱いに関する件
 本院予備経費支出承認に関する件
 積雪寒冷單作地帯振興対策審議会委員の指名に
 関する件
 議院の役員等の議会雑費に関する件
 本日の本会議の議事に関する件
    ―――――――――――――
○小澤委員長 それではこれから本日の会議を聞きます。まず第一に、参議院の回付案である日本国有鉄道法の一部を改正する法律案の取扱いを議題に供します。
○椎熊委員 この参議院の修正は、わが党の修正と一致しておるので、わが党としては賛成であります。従つて衆議院としては、この参議院が全会一致で修正して来た公正妥当なる案件を全部賛成せられて、うのみにせられんことを希望いたしまするが、三派の会同では異論もございましたので、本院から両院協議会を請求いたしまして、両院協議会で成案を得られますよう、御努力を願いたいと思います。
○石田(博)委員 前段の項を除き、後段については椎熊君と意見は同様であります。
○小澤委員長 社会党はいかがですか。
○松井(政)委員 異議なし。
○小澤委員長 共産党はいかがですか。
○竹村委員 異議ありません。
○小澤委員長 それでは本問題は、両院協議会を要求することに決定いたします。
    ―――――――――――――
○小澤委員長 次に地方財政平衡交付金法の一部を改正する法立案、この内容について事務総長から御報告願います。
○大池事務総長 地方財政平衡交付金法の一部を改正する法律案については、本院では政府原案通り可決して参議院に送付いたしましたところ、参議院の方で修正を加えて参りました。それは第十五條の二項に、基本税率が百分の七十とありますのを、百分の八十に政府原案は改まつておるのであります。それを参議院は削りまして、従来通りに改めて来たのであります。それ以外に、條文の中に、「地方税法(昭和二十五年法律第 号)」となつておりましたが、これは当時は地方税法が確定いたしておりませんので、地方財政平衡交付金の法律が通りましたときには、地方税法の昭和二十五年法律第何号という法律の号数がきまらなかつたのであります。従いまして地方財政平衡交付金法をこしらえますときには、括弧で番号を除いて議決してあつたのであります。その後地方税法が確定いたしまして、法律第二百二十六号ということで、公布になりましたので、その穴の明いておるところへ、第二百二十六号という数字を差加えて来ておるわけです。これが向うの修正であります。
○椎熊委員 本案件は多少の修正もありましたけれども、本質的の修正でもなさそうであります。この際三分の二をもつて衆議院案を固執するなんということで、他の問題に影響してもいけないと思いますので、本院は参議院の修正をうのみにするということに御決定願います。
○石田(博)委員 自由党は異議ございません。
○松井(政)委員 異議なし。
○梨木委員 異議ありません。
○小澤委員長 それでは本案は、参議院修正をうのみにすることに決定いたします
    ―――――――――――――
○小澤委員長 それでは本案は、参議院修正をうのみにすることに決定いたします
○小澤委員長 次に、有線放送業務の運用の規正に関する法律案の参議院回付案について、内容を一応事務総長から承ることにいたします。
○大池事務総長 有線放送業務の運用の規正に関する法律案の参議院の修正は、法律案の第二條以下に、テレビジヨンの有線放送の規定が入つておるのでありますが、その中で、テレビジヨンに関する部分だけを削除いたしております。それは現在の段階では、設備等の関係でまだ時期尚早であるということで、テレビジヨンの部分だけを削除した点が第一点。第二点は、官公庁を特別扱いにしておるのでありますが、その必要はないということで、官公庁を特別扱いにすることを除いて来ております。それだけが修正の要点であります。
○椎熊委員 これは私ども当該委員でもありますし、非常に問題になつた法案なんです。しかも有線放送というのは、北海道の僻村において発展し、今全国に三百幾つかありますが、二百七十までは北海道です。そういう北海道に由緒のある――テレビヨンを除くことはいかがかと思うのですが、日本にテレビジヨンを普及することを予想して入れたことでありますし、今これを削つたところで実際上には不便もありませんので、従つてこの修正もこのままうのみにしたいと思います。
○石田(博)委員 私の方はうのみに賛成します。
○松井(政)委員 異議なし。
○梨木委員 私の方は反対です。
○小澤委員長 それではこの問題は、共産党は反対でありますが、多数が賛成のようですから、本日の会議で大体のむことに決定いたします。
    ―――――――――――――
○小澤委員長 それから食糧管理法の一部を改正する法律案、これも先日来一応御協議願いましたのですが、この取扱いについて御協議願います。
○石田(博)委員 これは私どもの方といたしましては、参議院の否決に承服しがたいのであります。しかしながら、なお何とか妥協案を見出すこともあろうと思いますので、両院協議会を請求いたしたいと思いたす。
○椎熊委員 両院協議会を開くことに賛成いたします。
○松井(政)委員 賛成します。
○梨木委員 これは大体きまつたことでありまして、両院協議会に持ち込むことに対しましては反対です。
○小澤委員長 この問題も共産党は反対のようでありますが、多数が賛成のようでありますから、両院協議会に持ち込むことにいたします。
    ―――――――――――――
○小澤委員長 次に決議案の取扱いの件について御協議願います。先般民主党から提出されました秘密外交排撃に関する決議案について御協議願います。
○椎熊委員 先般来わが党が特に主張しておりましたが、本日まで上程の運びに至りませんでしたことは遺憾に存じます。ことに本日は総理大臣兼外務大臣の御出席がないというので、決議案の効果を削減いたしますけれども、本日以外に上程する機会が多分なさそうですから、総理大臣兼外務大臣の出席がなくとも、わが党としてはぜひこれを上程していただきたいと思います。
○小澤委員長 自由党はどうですか。
○石田(博)委員 異議ありません。
○小澤委員長 今、吉田外務大臣は不在ではありますが、本問題を本日の議題に供して審議することに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それではさように決します。
    ―――――――――――――
○小澤委員長 次に国務大臣法務総裁大橋武夫君不信任決議案の取扱いについて御協議願います。社会党いかがですか。
○松井(政)委員 本決議案は、本日上程されんことを希望いたします。
○椎熊委員 賛成。
○石田(博)委員 上程に賛成。
○梨木委員 賛成。
○小澤委員長 それでは全会一致をもつて、本日これは上程することにいたします。
    ―――――――――――――
○小澤委員長 次に、国際放送の再開促進に関する決議案の取扱いについて御協議願います。
○椎熊委員 これは共同提案のはずですが……。
○小澤委員長 それではこれを本日上程するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それでは上程することに決定いたします。
    ―――――――――――――
○小澤委員長 次に遺族戦傷病者及び留守家族対策に関する決議案について、取扱いを御協議願います。
○石田(博)委員 上程に異議ありません。
○椎熊委員 これも委員会は満場一致ですから……。
○松井(政)委員 委員会の方は通つて来たのですか。
○椎熊委員 満場一致で通つておる。
○松井(政)委員 それでは、上程に異議なし。
○梨木委員 賛成。
○小澤委員長 それでは遺族戦傷病者及び留守家族対策に関する決議案も、本日上程することにいたします。
    ―――――――――――――
○小澤委員長 次に、歯舞諸島及び南千島……。
○佐々木(秀)委員 南千島は、とつたのです。
○小澤委員長 それでは南千島を削ります。歯舞諸島返還懇請に関する決議案、冨永格五郎君外二十一名提出、これの取扱いについて御協議願います。
○福永(健)委員 本日上程しようじやありませんが。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○梨木委員 私の方は反対です。上程にも反対です。
○小澤委員長 それではこの上程については、多数が賛成のようでありますから、採決を省略して、本日の会議に上程することにいたします。
    ―――――――――――――
○小澤委員長 それから緊急質問でありまするが、政府手持肥料放出に関する緊急質問、小平忠君提出、これの取扱いを御協議願います。
○石田(博)委員 上程反対。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それでは、これは上程しないことに決定して御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それではさように決します。
    ―――――――――――――
○小澤委員長 次に、遺族援護に関する緊急質問について、取扱いを御協議願います。
○石田(博)委員 これは決議案が出ておりますから、やらないことに願います。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 これも多数が異議がないようでありますから、上程しないことに決します。
    ―――――――――――――
○小澤委員長 次に、ダレス特使の報告書にもられた日本政府の態度に関する緊急質問について、取扱いを御協議願います。
○石田(博)委員 上程に反対。
    〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それではこれも多数が賛成のようですから上程しないことに決定いたします。
    ―――――――――――――
○小澤委員長 次に、企業組合課税に関する緊急質問について、その取扱いを御協議願います。
○石田(博)委員 これは委員会まわしに願います。
    〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それではこれは賛成が多いようですから、委員会まわしに決定いたします。
    ―――――――――――――
○小澤委員長 次に、麦の統制撤廃と価格政策に関する緊急質問の取扱いについて御協議願います。
○椎熊委員 これは撤回いたします。
○小澤委員長 これは撤回になりました。
    ―――――――――――――
○小澤委員長 次に、日本共産党非合法化に関する緊急質問について、その取扱いを御協議願います。
○石田(博)委員 これは委員会でやつてもらいましよう。
    〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それでは多数が賛成のようですから、委員会でやつてもらうことにいたします。
    ―――――――――――――
○小澤委員長 次に、公職追放解除に関する緊急質問の取扱いについて御協議願います。
○石田(博)委員 これは済んでおる。
    ―――――――――――――
○小澤委員長 それでは次に、公益事業委員会に関する緊急質問、民主党提出について、取扱いを御協議願います。
○椎熊委員 これはぜひ本日上程願いたいと思います。
○石田(博)委員 賛成。
○小澤委員長 それでは賛成が多いようでありますから、最後に椎熊君の緊急質問だけを本日上程することにいたします。
    ―――――――――――――
○小澤委員長 次に、衆議院の予備金表出の承認の件を議題に供します。事務総長から内容の御説明を願います。
○大池事務総長 国会予備経費使用承認要求書というのがお手元に参つておるはずでありますが、これは先般の当運営委員会で前議長幣原さんの衆議院葬に要する費用を予備金の中からお出し願うことに御決定になつておりました。そこでその後整理をいたしまして、判明いたしました分をここに書いてあります。一応御説明申し上げます。まず幣原前議長の死亡に伴いまして、遺族に支給する弔慰金として七十二万円、これは法律に基いてこうなるのであります。それから葬儀費が全部で百九十四万五千百円になります。これだけが葬儀費用でありますが、それを除いて現在残つております予備金は、三百十二万七千七百円になります。本日をもつて本年度も終了の形になりますが、この分は議案類印刷費に相当赤字が出ておるので、その赤字をこの予備金の方から埋めまして、なおかつ足りない部分は、来年度に考慮することになつておりますから、一応これだけは議案類印刷費の方に入れることにお願いしたい。そこで百九十四万五千百円の内容を御説明申し上げます。弔慰金の次に予備金支出の目を立てまして、雑給与という日にあたるものとして、諸謝金の十四万七千円は、東本願寺の法王外僧侶その他のお礼金の合計であります。次に物品費という中の消耗品費の九万八百三十三円、これは葬儀場の設備用の諸材料、花代、喪章記章類の支出の合計であります。次に役務費の中の印刷製本費四千九百円、これは会葬の礼状の印刷費でございます。次に通信運搬費二万三千百四十円、これは会葬の乳状等の通信費でございます。次に借料及損料十三万一千九百円、これは葬儀場の設備用諸品の運搬用のトラツク並びに天幕等の借料でございます。次に雑役務費の九十五万五千八百十二円は、議長の死去に伴いまして、新聞の広告料及び議長公舎の祭壇と、築地本願寺の葬儀場の設備の諸費用でございます。
 それから一番しまいの食糧費五十九万一千五百十五円は、議長死亡に伴いますお通夜及び葬儀に要しました茶菓、弁当代等の合計でございます。これだけで、あとのものは議案類即刷費の方へ三百十二万七千七百円まわる。全部の支出はこれだけでございます。御了承願います。
○小澤委員長 本問題について、御質問等ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 御質問等なければ、予備金支出はこのように決定して御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それではこのように決定いたします。
    ―――――――――――――
○小澤委員長 なお参議院の回付案で、関税定率法の一部を改正する法律案については、前会にも大体内容は御説明申し上げてあるはずでありますが、この取扱いについて御協議願います。
○椎熊委員 これは両院協議会に移されんことを希望いたします。
○小澤委員長 これを両院協議会に移すに御異議ありままんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それでは本問題も、両院協議会に移すことにいたします。
    ―――――――――――――
○小澤委員長 それから決議案が本日相当ありますが、その討論とか、提案等について、もう少し具体的におきめ願つておいた方がいいと思います。まず秘密外交排撃に関する決議案について……。
○椎熊委員 これは北村徳太郎君が説明します。
○小澤委員長 そうすると、民主党の北村徳太郎君の提案説明で、これに反対討論ありますか。
○石田(博)委員 ちよつとやりますが、保留しておきます。反対がなければ賛成もやりませんが……。
○椎熊委員 反対賛成の討論なしにしようじやないか。
    〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それでは本問題は、討論はいずれも省略して、提案趣旨の弁明だけで、ただちに採沢に入ることでよろしゆうございますか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それではさように決します。
 次に、国務大臣法務総裁大橋武夫君不信任決議案ですが、趣旨弁明は社全党のどなたですか。
○松井(政)委員 まだはつきりしないのですが、大体鈴木義男さんだろうと思います。
○石田(博)委員 私の方では、反対討論として角田幸吉君が予定されておりますが、変更があるかもしれません。
○竹村委員 私の方も賛成討論をやります。
○石田(博)委員 それはやめてもらいたい。
○梨木委員 反対討論はやらせてもらいたい、
○椎熊委員 賛成のときに起立すればいいじやないか。
○梨木委員 それは無理だ。
○小澤委員長 第一党の民主党も反対討論を放棄しておるのだから……。
○石田(博)委員 第一党も第二党も放棄しておるじやないですか。
○梨木委員 これだけはぜひやらせてもらいたい。
○小澤委員長 それでは、この問題は多数が御賛成ですから、自由党の反対討論だけで採決することに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それではさようにいたします。
 その次に、国際放逸の再開促進に関する決議案。
○石田(博)委員 これも趣旨弁明だけで、討論なしにしましよう。趣旨弁明は橋本登美三郎君。
    〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それではこれは討論なしで、趣旨弁明だけで採決することにいたします。
 それから遺族戦傷病者及び留守家族対策に関する決議案、この趣旨弁明はどなたですか。
○石田(博)委員 高橋等君じやないですか。討論なし。
    〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それでは高橋等君の趣百弁明がありまして、これも討論は抜きで採決に入ります。
 次の歯舞諸島返還懇請に関する決議案。これは自由党の富永君が趣旨弁明、賛成討論なしでいいですね。
○梨木委員 私の方は反対。反対討論をやらしてください。江崎一治君がやります。
○椎熊委員 領土がなくなつていいというなら、やらせようじやないか。
○梨木委員 だから、それをはつきりさせてもらわなければならぬ。
○石田(博)委員 それでは、私の方は賛成討論を留保しておきます。
○小澤委員長 これについては、共産党の反対討論がありますから、自由党は賛成討論するかもしれないという保留の申出があります。
 討論は従前の例によりましてすべて十分以内、趣旨弁明は大体二十分以内、これに準じてどうぞお願いいたします。
○椎熊委員 緊急質問はどうするのですか。
○大池事務総長 どなたがおやりになりますか。
○椎熊委員 私がやります。
    ―――――――――――――
○小澤委員長 それから議会雑費の問題について、今村庶務小委員長から発言を求められておりますから……。
○今村(忠)委員 参議院の方から同調方を申し出て来たのでありますが、事柄は議員の旅費、手当は改まつたのでありますけれども、議院の役員の、国会開会中の議会雑費は直されていないので、開会中一口二百円のものを五百円にしてはどうかというのであります。これに関連して、弾劾裁判所裁判員手当支給規程の改正と、裁判官訴追委員旅費及び手当等支給規程の改正も同様、開会中二百円を五百円にしてもらいたい。但しこれについては、閉会中月千五百円の手当が出ておりますが、かように額を上げるについては、議院役員と同様、閉会中の千五百円はなくす。こういうようにいたしたらどうかというのであります。ひとつ御賛成願います。
    〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 これはけつこうなことだと思うのでありますが、まだオーケーがとれていない関係があるから、その方針だけを承つておくことにいたします。
○大池事務総長 今の両院協議会に移すのは、同一の委員にみな付託した方が早い。食糧管理だけは別にしてくれぬかという御要望もあるのですが…。
○石田(博)委員 一つにして、時間的にはずらしてもらいたいと思う。その時間の調整だけはやつてもらいたい。
○大池事務総長 時間さえ別にすれば、委員はこちらでは一つでいいわけですね、
○石田(博)委員 きようの話もあるから、事情を知つておる者がいいと思う。
○小澤委員長 それでは協議事項は大体済みました。
○松本六太郎君 一つお願いしておきたいのですが、農漁業協同組合再建整備法案、これはオーケーがとれたと思いますので、緊急上程をするようになるかもしれぬ。そういう手続がとれましたら、緊急上程していただきたい。あらかじめ御了承を願います。
○石田(博)委員 賛成。
○小澤委員長 ほかに御異議ないようですから、そういう場合には緊急上程いたします。
○大池事務総長 それから積雪寒冷單作地帯振興臨時措置法というのがありまして、その対策審議会というものができるわけであります。この対策審議会の委員になるものといたしまして、衆議院が指名したものが五名、参議院の方で指名したものが三名、こういうものができることになつておるわけであります。全部で三十人の委員でございますが、その五人を、寒冷地復旧のためのものでありますから、なるべく早く、衆議院で御指名願いたい。その五人の比率は、自由党が三人、民主党が一人、社会党が一人、三、一、一、ということになります。もし候補者がきまれば、きようにも指名ができますので、きまつておりましたらお届け願いたいと思います。
    ―――――――――――――
○小澤委員長 それでは本問題は各党に帰りまして、本日中に人選が可能でありますれば、本日の日程に緊急上程をすることにお願いいたします。
    ―――――――――――――
○大池事務総長 それからあとは本日の議事でありますが、非常に議事が輻湊しておりますから、最初に議事日程並びに追加して上つて来る法案等について御説明をいたします。先ほどお入れ願うことに決定しましたものは、適当のところにはさむことをお願いいたします。日程第一の、法務委員会よりの住民登録法案、これは安部委員長の報告、反対討論が上村進君。日程第二、第三、教育職員免許法の一部を改正する法律案、教育職員免許法施行法の一部を改正する法律案、これは全会一致でありまして、文部委員会理事の佐藤重遠君がやる予定になつております。今ここにありますのは二人の委員長の報告で済みますが、ただいま上つておりますのに――三十一日の委員会審査終了予定議案という表をごらん願います。内閣委員会からは、経済調査庁法の一部を改正する法律案が上つております。これは共産党が反対。それから大蔵委員会の税理士法案がすぐ上ることになつております。採決にも入つておるのではないかと思います。次に、文部委員会では、文化功労者年金法案が全会一致で上つております。厚生委員会では、保健婦助産婦看護婦法の一部を改正する法律案が上つております。これは全会一致であります。次の農林委員会の農薬取締法の一部を改正する法律案、これも全会一致でございます。運輸の分はまだ上つておりません。建設委員会の河川法の一部を改正する法律案は上つております。これは全会一致であります。それからそこに書いてございませんが、軽井沢国際親善文化観光都市建設法案、これはすでに上つております。これは共産党が反対でございます。ただいま申し上げた法案だけでも、上つた法案が七つばかりございますので、日程が終り次第、これを差加えていただきたい。
○田渕委員 もう一つ緊急上程願いたいのは、水産委員会から上ることになつております漁師保険法の一部を改正する法律案、これが上りましたらお願いいたします。
○大池事務総長 逐次上つた順に、上程することに御了承願います。
 そこで、日程第一に入ります前におきめ願いますことは、先ほどの日本国有鉄道法の一部を改正する法律案、関税定率法の一部を改正する法律案、食糧管理法の一部を改正する法律案、この三案は、参議院の回付案に同意をしない。この三案は両院協議会に移すことにおきめ願う。有線放送業務の運用の規正に関する法律案、地方財政平衡交付金法の一部を改正する法律案、この両回付案については同意の採決をして、御決定通りに願う、こういうことで日程に入る前におきめ願いたい。それからただいま御決定を願いました決議案をどこへ入れるか……。
○椎熊委員 緊急質問が先だね。
○大池事務総長 それでは回付案の始末をつけたあと、緊急質問をやつて、それから決議案をやりますか。それから決議案が済みましてから日程並びに追加日程に移る。この間に両院協議会の報告等も願えるならば、お願いいたしたい。
○石田(博)委員 われわれといたしましては、大体本日中に重要法案が議了いたしますれば、明日からは自然休会に入りたいと思うのでありますが、重要議案の参議院における審議の状況について、様子を見る必要がありますので、運営委員会は休憩にしておいていただきたい。自然休会は、参議院において重要議案が議了するという前提でなければならぬと思いますので、その点あらかじめ御承知を願います。
○小澤委員長 そうするとこの順序はよろしゆうございますか。――別に御発言もありません。本会議は何時にいたしますか。
○石田(博)委員 四時十分。
○小澤委員長 それでは四時十分に本会議を開きます。本委員会は暫時休憩いたします。
    午後三時四十七分休憩
     ――――◇―――――
    午後十時五十四分開議
○小澤委員長 休憩前に引続き会議を開きます。石田君。
○石田(博)委員 両院協議会の結果を御報告申し上げます。両院協議会は、関税定率法の一部を改正する法律案、食糧管理法の一部を改正する法律案及び日本国有鉄道法の一部を改正する法律案、この三案について協議をいたしました。関税定率法の一部を改正する法律案につきましては、協議案が成立いたしました。それはいわゆる建染染料について、二割五分をこちらでは一割五分にした。それが向うで二割五分になつた。そこでまん中をとりまして二割とする。施行期日は、一箇月延ばして五月一日ということに、両院協議会で成案ができたのであります。他の二件につきましては、両院の意見がまとまりませんので、五月七日まで延期することにいたしまして、食管につきましては一時、国鉄については二時から両院協議会を開催することにいたしました。
○椎熊委員 今これだけの打開を見たのは、参議院各派では、衆議院にひつかかつておる農林中央金庫法の一部改正案がやはり問題になりまして、各派代表――わが党からは政調会長、幹事長、私、それに参議院の各派の代表と打そろつて自由党を訪問いたしました。佐藤幹事長にお目にかかつて、これは政治的にも、各派共同提案のものか未決のままでは不信行為でもあり、どうしても通すことに努力してくれないかということで、いろいろお話もありましたが、結論としては、誠意をもつて通するいうことを言われたために、非常にスムースに行つたということを記録にとどめて、責任を持つてお願いする次第であります。
○小澤委員長 通すということは、自然休会のあと……。
○椎熊委員 きよう通つたつて、向うは通していないから……。
○岩本副議長 資金運用部資金法案は、参議院では委員会が上つていないということじやないか。
○椎熊委員 ぼくらの党議では、一貫して反対だが、そこまで自由党が責任を負うなら、党議をもつて参議院をしばらないということです。
○石田(博)委員 次に、もう一件お願いしたいのは、関税定率法の施行期日を延期いたしました結果、これに関連しております関税法の一部を改正する法律案と、保税倉庫法及び保税工場法の一部を改正する法律案、この二案についての施行期日も五月一日に直されければなりません。これは議員立法として一応オーケーをとつておりますので……。
○大池事務総長 四月一日の施行になつておりますのを、その親元の関税定率法が五月一日になつたから、当然これも五月一日に直す。こういうわけであります。これはすでに通つておりますから、その法律の一部改正と施行期日の改正は、議員立法としてこちらで通して、参議院も同じようにしていただく。これは委員会省略としまして……。
○椎熊委員 念のために……。農林中金は條件的のものですから……。
○石田(博)委員 ええ。
○大池事務総長 そうしますと、本会議で御決定願いますのは、関税定率法の一部を改正する法律案について、両院協議会協議委員議長の報告を願いまして、その法案を議決して参議院に送り、引続いてこれに関連して、関税法の一部改正、保税倉庫並びに保税工場法の一部改正、この法案の趣旨弁明を願いまして、委員会の審査を省略して決定して参議院に送る。
 それからこちらできめていただきますのは、熱管理法案が参議院から回付になつております。これは第六條の五の、指定工場の事業主は、第三條第一項各号に掲げてあるこういう事項を実施する場合には、熱管理者の意見を尊重しなければならぬという規定があります。これを削つて参りましたが、それをどうするか御決定願いたいと思います。
○石田(博)委員 私の方は、参議院の修正に反対であります。
○椎熊委員 私の方は、削つた参議院の法案の方がいいと思いますけれども、今日までの各般の状況を察しまして、三分の二で衆議院としてできるなら、あえて反対いたしません。
○松井(政)委員 私ども民主党と同意見です。
○梨木委員 私どもは反対です。
○石田(博)委員 参議院修正に対してですか。
○梨木委員 参議院修正に……。
○小澤委員長 それでは満場一致で、これは反対に決定いたします。
○大池事務総長 両院協議会の方はこれで終りますが、外国為替管理委員会設置法の一部を改正する法律案が参議院から送付になつております。これについて、こちらではその通り御決定をみたわけであります。これがちようど四月一日施行になつておりますから、本日おきめ願いたい。
○松井(政)委員 これは内閣委員会ですね。
○大池事務総長 これは共産党だけが反対です。それ以外に、運輸委員会から船舶職員法案が上つておりますが、これは社会党と共産党が御反対のようであります。これをぜひ緊急上程をしてもらいたいということになつておりますから、最後にお願いしたい。それで全部終りです。
○岡(延)委員 実は教育公務員特例法の一部を改正する法律案というのがあるのでありますが、これは参議院先議であります。開会式の翌日に法案を参議院に出して、もみにもんで数日前にまとまつた。しかしわれわれは参議院の修正議決に応ずるわけに行きませんので、修正案を私の方でつくりまして、オーケーをとりに行つております。この時間に至つてもまだ参りませんから、これは間に合いかねると思います。
○椎熊委員 これは重大だから一言しておきますが、小学校職員の肺病の問題で、二年を三年にするということ、これにあなた方が感情的に反対するということは、はなはだ私は遺憾に思います。そういう点を明記しておいて、私どもは天下にその内容を発表します。
○岡(延)委員 感情じやありません。
○小澤委員長 それでは、開会時間はただちにということにして、代議士会があれば、それをお待ちすることにいたします。
 本日はこれで散会いたします。
    午後十一時三分散会