第010回国会 議院運営委員会 第53号
昭和二十六年五月二十八日(月曜日)
    午後零時五分開議
 出席委員
   委員長 小澤佐重喜君
   理事 寺本  齋君 理事 福永 健司君
   理事 石田 一松君
      石田 博英君    今村 忠助君
      岡延右エ門君    岡西 明貞君
      倉石 忠雄君    佐々木秀世君
      島田 末信君    田中  元君
      田渕 光一君    中川 俊思君
      柳澤 義男君    椎熊 三郎君
      園田  直君    土井 直作君
      田中織之進君    松井 政吉君
      高倉 定助君
 委員外の出席者
        議     長 林  讓治君
        副  議  長 岩本 信行君
        議     員 梨木作次郎君
        議     員 林  百郎君
        議     員 米原  昶君
        議     員 松本六太郎君
        議     員 石野 久男君
        議     員 佐竹 晴記君
        議     員 浦口 鉄男君
        事 務 総 長 大池  眞君
    ―――――――――――――
五月二十八日
 委員中村寅太君辞任につき、その補欠として高
 倉定助君が議長の指名で委員に選任された。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した事件
 会期に関する件
 回付案の取扱いに関する件
 本日の本会議の議事に関する件
    ―――――――――――――
○小澤委員長 それではこれから本日の会議を開きます。
 さしあたり会期延長の件につきまして御協議を願いたいと思います。この際議長から発言があります。
○林議長 会期の延長につきましては、きのう議院運営委員会では五日間延長したいとの申合せがありましたから、本日午前中に常任委員長会議を招集いたしまして、各委員長の御意見を徴したわけですが、諸種の状況から五日間の延長はしごくけつこうだとの意見に一致いたしました。つきましては、会期延長の件につきまして、正式に当委員会にお諮りをいたします。
○小澤委員長 ただいま議長から発言がありました通り、当委員会に会期延長について議長から諮問があります。これについて皆さんの御意見を承ります。
○椎熊委員 先般来私は、未解決の法案がたくさんあるから、会期を延長しても結末をつくべしということを主張しておりましたが、その私の考え方が、常任委員長会議におかれましても適当と認められたことと信じます。もとより会期延長は、一応五日間ということで賛成しておりますが、もし足らなければもつと延ばしたいと思います。
○松井(政)委員 私は会期の延長については、昨日来言うておる通り反対であります。というのは、椎熊さんが何回となくおつしやられた通り、議員から提出されたものの審議は、やはりその国会中に結末をつけるということについてはわれわれ反対いたしません。賛成いたします。しかしながら今回の会期延長は、議員提出法案の処理のために延長されるのではないのであります。議員提出法案を処理するためということならば、やはりどういう法律案が現在の会期末にどれだけ残つておつて、内閣提出の法律案にして、しかも政府がどうしても上げなければならぬものが何件あつて、議員立法で結末をつけなければならぬものが何件ある、こういうことを科学的に逐一検討して会期延長が必要であるかないかということなら、椎熊さんのおつしやることは当然のことなんです。今回の会期延長はそうじやない。会期末二日前に北海道開発法の一部改正案を出して来て、それを通すための会期延長のようにうかがわれる。そこで私は関連して議長さんに質問をしたいのですが、国会の運営上会期を延長するということは、たとえば会期末に出て来た北海道開発法の一部改正案等も委員会において十分審査をし、連合審査を必要とする常任委員会等とは連合審査を行い、十分なる審議をするということが会期延長の趣旨でなければならない。ところが昨日主管の内閣常任委員会においては、大蔵委員会並びに地方行政委員会が委員会の議決をもつて連合審査の申入れをしたのに対して、四名しか出席をしていないところで、三対一でこれを否決しておる。こういうような委員会の取扱い方が国会運営の正しいルールであるかどうか。これは議長さんの考え方をお伺いしたい。しかもこの北海道開発の問題については、御承知のように農林、水産、運輸、地方行政等、八つの常任委員会に関係のある問題であります。この関係委員会の委員諸君は、おのおのやはり連合審査も必要であれば、あるいは委員外発言も必要である。会期延長の趣旨と、今重大なる法律案として審議中の内閣委員会の取扱い方とは、相矛盾しておるような考え方が含まれておると思う。こういう国会の運営が正しいかどうか、国会運営の衝に当つておられます議長さんの見解をお伺いしたいと思います。
○佐々木(秀)委員 松井君の発言中に、ちよつと聞違つている点がありますから申し上げます。昨日の内閣委員会におきまする審議は、お話の通りではございませんが、運営に幾分の支障があつたことが認められたのであります。そこで社会党から発言を求められて正式な決定を願つたときには、松井君御指摘のように三名や五名でやつたのではございません。速記録を見ていただくとはつきりわかりますが、やはり正式なルールに基いて、定足数も十二分にそろつたところで、その決議がされたことは明白のことと思います。この点は松井君においてももう一応御考慮を願いたいと思います。
○松井(政)委員 それは速記録を見れば明らかでございますが、四名出席のところで一たび否決をして、それから異議の申立てがあつたため、委員会では再採決をやつておることは明らかな事実なんです。われわれは異議の申立てをしたが、問題によつては一事不再議の原則からこれに反対する……。
    〔発言する者多し〕
○石田(博)委員 委員長、こういう発言を許したのですか。
○小澤委員長 松井君、簡単に要点だけを願います。
○松井(政)委員 そういう扱い方が国会運営として正しいものであるかどうかを議長さんにお伺いしておる。
○小澤委員長 松井君、今大体質問というような意味で皆さんに御協議を願つておるのではなくて、会期延長に関する御意見を承つておるのであります。しかしせつかくのことでありますから、副議長から簡単にお願いいたします。
○岩本副議長 今松井さんからお話があつたこととも関連いたしますが、要するに会期を五日間延長するということは、これはひとり北海道の問題だけでなく、商法の問題やいろいろ兼ねて、このくらいであらゆる案件が解決するだろう、こういうことから五日の延長という問題がきまつたのだと思うのであります。それと、今お尋ねの委員会の問題ですが、私どもの方へ報告されているところによれば、委員外の発言をも三人も四人も許されておるということで、しかも合法的に打切られている、こういう報告であります。だから運営がそういうことでよいかどうかということのお尋ねに対しては、もちろん運営は正しくやつてもらいたいのであり、私ども議長方面への報告では、成規の方法で成規の数で進んでおる、こういうことでありますから、支障ないと思つているわけであります。
○小澤委員長 松井君、そのくらいにして、御意見をひとつお願いします。
○松井(政)委員 私の方は会期延長に反対です。
○梨木作次郎君 私の方も反対であります。
○石野久男君 労農党も反対であります。
○佐竹晴記君 この会期延長は、北海道開発法の一部改正案の通過をはかる党の政治的含みが多分に含まれていることは、私は否定することができないと思います。もしそういう政治的含みがあるとするならば、国会としても大いに反省しなければならぬ重大なる意味が含まれておると私は思います。知事の選挙は輿論によつてすでにきまつている。しかるに中央において、その輿論を押えようとするがごとき態度に出るということは、民主主義を根本から破壊するものであつて、私は容認しがたい。自党の意に反する会派から知事が出れば、その知事の自治の遂行を妨げ、その権限を剥奪するということは重大なる問題であると思う。(発言する者多し)従つて、もしこういつたような問題を通過させようとするために会期を延長するがごとき政治的含みがあるとするならば、われわれは断固として反対しなければならぬと思いますので、延長には反対いたします。
○椎熊委員 それは佐竹さん、あなたは感違いしているのです。直轄事業は知事の権限ではないのです。
○佐々木(秀)委員 政治的含みと言われますが、ただいまの佐竹さんの御発言中には容易ならざるものがあつたと思います。たとえば今回の北海道開発法の一部改正案は決して知事の権限を剥奪するとか何とかいうのじやございません。これは直営事業を国がやるというので、知事の権限なんということはなかつたのです。
○小澤委員長 そうすると、自由党の会期延長に対する御意見を伺います。
○石田(博)委員 私どもは、民主党の強い御希望もございましたので、特に法案審議の状況にかんがみ、五日間の延長に賛成いたします。
○小澤委員長 大体各派の意見がわかつたようでありますが、大多数は五日間の会期延長に賛成のようであります。採決いたしましようか。
    〔「採決」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それでは採決いたします。会期を五日間延長することに賛成の方の挙手を願います。
    〔賛成者挙手〕
○小澤委員長 挙手多数。よつて五日間会期を延長することに決定をいたします。
 ほかに問題もありますが、この際一応の手続等もございますから、暫時休憩いたします。
    午後零時十七分休憩
     ――――◇―――――
    午後一時四十四分開議
○小澤委員長 それでは休憩前に引続きまして運営委員会を開会いたします。
 最初に、参議院回付案の取扱いにつきまして、順次御相談を申し上げます。第一番は、計量法案、内閣提出、参議院回付案の取扱い方について御協議を願います。
○石田(博)委員 計量法案はのみます。
○大池事務総長 ちよつと修正の点を申し上げますと、ごく簡単でして、二百十條に、計量行政審議会というものを設けることになつておりますが、原案では委員を二十四名以内で組織するということになつておりました。それを六名ふやしまして、三十人以内ということに直つております。そうして従来の二十四名の場合には、関係行政機関の職員の中から通産大臣が任命することになつておりましたのを、三十人以内に委員がふえるのと同時に、行政機関の職員以外に、学識経験者を入れることにしたというのが改正点であります。
○小澤委員長 それでは本案は、参議院の修正を承認することに決定して御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 では、さよう決定します。
 その次は同じく回付案でありまして、信用金庫法施行法案、これを議題に供します。事務総長から内容を御説明願います。
○大池事務総長 内容を申し上げますと、いろいろ字句の整理等もありますが、大体修正のおもだつたところは、信用協同組合の事業の規定中に、組合員以外の者の預金または定期積金の受入れができることになつておりますが、組合員以外のだれでもから受けるということは少し広範囲に過ぎるということで、組合員と生計を一にしている配偶者その他の親族というようなものに限る。しかしそれだけでは狭いので、国、地方公共団体その他営利を目的としない法人の預金の受入れ、組合員と生計を一にする配偶者その他の親族に対する預金または定期積金を担保とする貸付、こういう範囲に限定をいたした点が第一の大きい点であります。
 第二点は、この法律ができ上つて施行されますときに現存している信用協同組合等につきましては、改正前の中小企業等協同組合法及び改正前の協同組合による金融事業に関する法律の規定は、この法律の施行以後一年間は効力を有するということに三條で修正ができております。第三点は、第四條の第四項の修正でありまして、これが信用金庫となります際の経過規定の中に出資金の規定がありますが、その出資金の規定中、本法施行後二年間は、大都市のものは原案では七百万円とありましたのを、二百万円減らしまして五百万円でよろしい、それからその他のものが三百万円とあつたのを、二百万円で足りると修正しております。
 それから第九條にちよつと修正がありまして、信用協同組合で、一年間の期間満了のときに金庫とならずに現存しているものにつきましては、満了の日から六箇月間はなおその業務を行うことができるということに直つております。
 それから二十一條に新しい條文が入つておりますが、これは納税貯蓄組合法を改正し、字句の整理上そこへ信用金庫を加えたのであります。修正はこういう点だけでございます。
○小澤委員長 これはいかがですか。
○石田(博)委員 異議なし。
○椎熊委員 承認。
○田中(織)委員 これは大蔵委員会で、議員提案として、自由党、民主党社会党の三党が提案したものであります。私どもも提案者になつておるわけですから、その意味で私の方もこの修正をのむということにきまつております。
○林百郎君 私の方は、ちよつとここでわからないので、場内で申し上げます。
○小澤委員長 それでは、これは一応のむということに決定しておきまして、共産党の賛否につきましては、場内交渉で連絡を願います。
 次も同じく回付案でありまして、公営住宅法案、これを議題に供します。
○大池事務総長 これは大体二箇所直つておるわけでありますが、公営住宅建設三箇年計画、あるいは国の補助金の決定、家賃及び入居者の選考方法の問題、住宅の処分等に関する事項について、新たに三十條が加わつたのであります。これらは建設大臣が厚生大臣とあらかじめ協議をして決定するというのが一点入つておりますのと、附則の第一に五項を加えまして、引揚者の住宅の運用というものをこれからはずしてあります。それは全然別個の住宅政策でやり、当分の間この法律を適用しないことになります。この二点がおもなる修正点であります。
○小澤委員長 これについて御意見を伺います。
○石田(博)委員 異議なし。
○椎熊委員 私どものむことに賛成いたします。
○土井委員 異議ありません。
○林百郎君 私どもは場内で申し上げます。
○小澤委員長 それでは、本案も参議院修正を承認することに決定いたします。共産党は場内でその賛否を明らかにされたいと思います。
    ―――――――――――――
○小澤委員長 次に、本日の本会議の順序でありますが、その前に、日程について二つばかり御相談申し上げたいと思います。一つは、先ほど決定のありました会期延長の件であります。これはまだ参議院から回答が参りませんので、これをすぐ扱うよりは、参議院の気持を十分尊重する意味において、この法案のあとにした方がよろしいのではないかという考え方でありますが、いかがでありましようか。
○土井委員 参議院は議院運営委員会を開いて、議長の方から衆議院の方へ回答があつたのではないですか。
○大池事務総長 まだ来ていません。午前中のは、こちらから正式に御協議のないときの話で、それは回答ではございません。
○小澤委員長 会期延長の件は、あとまわしにすることに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 では、さように決定をいたします。
 もう一つは、昨日一応延期と決定いたしました本日の日程第二の自転車競技法を廃止する法律案、これを本日の日程でどうするかという問題であります。
○林百郎君 これはきようやつていただいて、私の方から討論者を出させてもらいたいと思います。慣例上からは賛成討論というのはおかしいのですが、委員長報告に対しての反対になるわけで、簡単にやります。どうしても私の方でいけなければ、よその方と相談してみます。
○佐々木(秀)委員 提案者の賛成討論というのはやめてくださいませんか。
○林百郎君 できるだけ期待に沿うようにしますが、党の方針がそうだから
○石田(博)委員 林君、これはやめてください。
○林百郎君 それでは党に帰つて相談します。
○小澤委員長 それでは、本件はあしたあらためて相談することにして、本日は日程に上程しないことにします。
 それでは本日の本会議について事務総長から御説明を願います。
○大池事務総長 そうしますと、会期の方はあとまわしになりましたので、ただいま御決定を願いました回付案三件を最初に議題といたしまして、承認の手続をお願いいたします。回付案の順序は、どちらでもよろしゆうございますが、計量法案、信用金庫法施行法案、公営住宅法案、こういうことでお願いいたしたいと思います。
○林百郎君 それから国土緑化推進に関する決議案はどうです。
○大池事務総長 回付案をまずお願いをいたしまして、日程第一の国土緑化推進に関する決議案、これは当院限りでよろしいものでありますが、北海道開発法の一部を改正する法律案が、委員会を上つて緊急上程の申込みがあるわけです。これは参議院の方へも送るわけでありますが、どちらを先にいたしますか。
○石田(博)委員 それを先にやつて、それから決議案。
○大池事務総長 そうしますと、日程第一の前に北海道開発法の一部を改正する法律案を緊急上程願います。これは内閣委員長の木村公平君が委員会報告をいたしまして、淺沼稻次郎君から政府並びに委員長に対して簡単な質疑をいたしたいという申出があります。それから討論はお手元にあります通り、反対討論として門司亮君、池田峯雄君、岡田春夫君、賛成として小川原政信君、椎熊三郎君、全部で五名の討論者がございます。
○高倉委員 農協党でも小平忠君の賛成討論をやらしていただきたい。
○小澤委員長 それではこの問題に対する討論あるいは質疑の問題について、あらためて皆様の御協議を願います。まず質疑の問題はどういたしましようか。
○石田(博)委員 質疑は、浅沼君から特にお話もございまして、五分という時間を御自分でおつしやつております。私どもの方から決して五分と申し上げたわけではありませんけれども、浅沼君御自身が五分と私に申されましたから、五分でよろしいならば賛成いたします。
○土井委員 よろしいならばといつても、それは当然なことだ。
○椎熊委員 質疑五分に賛成。
○小澤委員長 そうすると浅沼君の質疑は、時間を五分と制限いたしまして、これを認めることに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それでは、さように決定いたします。
 それから反対討論、賛成討論をどう扱いますか。
○石田(博)委員 門司君、池田峯雄君、小川原政信君、椎熊三郎君は、従来の本会議の討論の取扱いから異議はありません。岡田春夫君と小平君とが別々にわかれて討論をされることには、私どもは賛成いたしかねます。小会派は、いつも申し上げる通り、まとまつて一致して一人ということでしたならば、お許ししてもよいと思います。
○石野久男君 今石田君からのお話でありますが、この問題については賛否両論にわかれているわけですし、委員会においてもいろいろ論議の過程もありまするから、一応やはり討論はさすように、ひとつ大きいところでお願いしたいと思います。
○佐々木(秀)委員 実は法案に対する討論は、岡田君個人を言うのではないのですが、小会派が一本にまとまつて来れば、それは認めるということは今までやつておつたのです。岡田君に対しては、ことに昨日の委員会で委員外発言も認めているのです。十分やらしておるのですから、今回は一本にまとまつて来れば、また相談し直しますけれども、二つになつておるということなら相談できないと思います。
○林百郎君 いずれも北海道出身の諸君だし、やらしたらどうですか。もし何でしたら、小会派の時間を二つにわけて、賛否にわけてやらしたらどうです。
○石田(博)委員 遺憾ながら今までの私どもの考え方、そうしてまた皆様方の御協力を得てやつて参りました発言単位の問題、基本原則に反するわけでありますから、賛成いたしかねます。
○林百郎君 時間をさいたらいいでしよう。
○石田(博)委員 時間の問題ではありません。
○石野久男君 北海道開発法の一部改正法律案につきましては、いろいろと問題があると思うのです。特にこれは岡田君が北海道出身云々というだけでなしに、また小平君もそうでありまするが、いずれもそれぞれの党におけるところの意見、あるいはそれに対する考え方を、この法律案を成立させるために一応やはり述べておくべきだというふうにも考えます。そのような意味で、今石田君から発言単位の問題が出ておりますけれども、本件については、非常に重要な問題であるだけでなくして、いずれも党によつて論議が対立しておる形がありますから、ぜひ労農党と共産党とわが党の討論をさせてもらいたい。とくにそのために時間の問題を考慮しなければならないのであれば、それはまたわれわれの方としても、そういうふうに取扱つていただいてけつこうです。
○石田(博)委員 反対。
○田中(織)委員 通常の場合と違つて、これは地方的な問題のように見えますけれども、きわめて重要な問題でございますし、賛否両論に小会派の中がわかれておるわけでありますから、提案された政府与党の関係においても、小会派の中から賛成者があるということは心強いことだろうと思いますので、その意味でも認めたらどうですか。
○椎熊委員 小平君は、私どもと賛成理由がまつたく一致しておりますから、あえて討論しなくともよいのではないですか。岡田君がやれば、やらせなければいけない。
○石野久男君 だから、両方にひとつやらしてもらつたらよいと思う。椎熊氏の方の討論で小平君の方の意思は通じますけれども、岡田君の場合には通じなくなる。
○椎熊委員 それは共産党がやるじやないですか。
○石野久男君 それはデモクラシーを説く椎熊氏に対して失礼だけれども、非常に違う。
○石田(博)委員 議論はもうたくさんす。
○小澤委員長 採決をするまでもなく、大多数がそうだから、いかがですか。
○石野久男君 大多数がそうだといつても、岡田君はとにかくこの問題に対して党を代表して討論するわけなんです。これは重要な問題で、特に佐竹氏からも発言がありましたが、それがその通りでなくとも、相当程度重要な問題としてわれわれは考えておるわけであります。従つてこの問題を討議するにあたつては、一応小会派の意見といえども国会を通じて鮮明にしておく必要があるというふうに考えているわけです。討論はごく短かい時間でけつこうですから、やぼなことを言わないで認めてもらいたい。
○石田(博)委員 反対。
○田中(織)委員 たまたま農協と賛否両論出ているのですから、やらしたらどうです。
○椎熊委員 共産党が岡田君に讓つたらどうです。
○石田(博)委員 いろいろ御議論があり、田中君からの御調停、また椎熊君から最も適切な仲裁案も出ましたけれども、私どもといたしましては、同じ議論を何回も繰返すまでもなく、過去数年にわたる議会運営の発言単位について主張いたして参り、また各位の御了解を得て参つた取扱いでありますから、お許しいたすわけには参りません。反対であります。
    〔「採決々々」と呼ぶ者あり〕
○石野久男君 今時間の問題についてお話があつたのですが、とにかくこの問題について私どもの方から意見を出しているのですから、大きな党の態度で、特に自由党の石田君あたりにこの場合認めてもらつて、時間の問題はわれわれの方で十分協力して、農協党とわれわれの方で二つにわけなければならないのならば、時間は讓つてもよいと思うのです。だからぜひひとつ討論を認めてもらうようにしていただきたいと思います。
○小澤委員長 どうも石野君の言うことに対しては承諾がないようでありますから、大体結論に到達したいと思います。では今石田君の提案通り、合計四人、すなわち反対二人、賛成二人にすることについて賛成の方は挙手を願います。
    〔賛成者挙手〕
○小澤委員長 挙手多数。よつてさよう決定いたしました。
○大池事務総長 そうしますと、ただいま御決定のように、北海道開発法の一部を改正する法律案を緊急上程して、委員長報告の後、淺沼稻次郎君の質疑、それから反対討論が先でありますから門司亮君が第一、第二は小川原政信君、第三が池田峯雄君、第四が椎熊三郎君……。
○小澤委員長 討論は前例によりまして十分以内と御了承を願います。
○大池事務総長 そこで討論を終局いたしまして、採決は起立でよろしゆうございましようか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大池事務総長 そうすると起立でお願いしまして、それから日程第一、国土緑化推進に関する決議案をお願いしまして、趣旨弁明を金原舜二君、反対討論が米原旭君、これで日程第一が終りますれば、日程第二が延期になりましたから、そこで休憩になります。
○佐々木(秀)委員 国土緑化決議案の反対討論はやめましようよ。
○林百郎君 話をしてみますけれども、一応申し出ておるのだから……。
○石田(博)委員 林君ほどの大物がこういうものに反対討論者を出して人に笑われないかどうか、ひとつ判断してください。
○小澤委員長 それではこの問題は、委員会の大多数が討論には反対の意向のようでありますから、林君の政治力によつて極力お願いいたします。
○林百郎君 極力御期待に沿うように努力はいたしますが、保証はできません。討論時間は四、五分です。
○小澤委員長 これで議題は済みました。本会議は二時半の開会でよろしゆうございますか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それでは二時半に本会議を開会いたします。
 暫時休憩いたします。
    午後二時十分休憩
     ――――◇―――――
    午後七時三十二分開議
○小澤委員長 それでは休憩前に引続きまして本委員会を開きます。問題になつておつたのは会期延長の件でありまするが、議長協議の結果、参議院からの回答の報告があつたようでありますから、事務総長から御報告を願います。
○大池事務総長 私から御報告いたしますが、先ほど議長から参議院の議長に対して、本院では五日間ということに決定を得ましたので、協議の申込みをいたしておきましたところ、今から十五分ぐらい前に、参議院の方でも衆議院の申出通り、五日間の会期延長に賛成するということの報告が参つた次第であります。つきましては、今後の本会議場における会期延長の件の取扱い方について御協議願いたいと思います。
○小澤委員長 これはいつも議長発議でやるのですね。
○大池事務総長 議長発議で、採決をするわけですが、今回は田中織之進君から反対討論が申し出られておりますので、反対討論をいたしまして、それから採決するということになります。
○小澤委員長 反対討論は五分ぐらいでどうです。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大池事務総長 採決は起立でよろしゆうございますか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それではそういうことに決定いたします。
○大池事務総長 それから緊急上程をするごく簡単な議案があるそうです。これは言つてみれば、きよう会期延長の決定をして、あしたは本会議を休みたいということから、税理士法案だけをやりたいというわけであります。その以外に、地方公務員法関係の法律の整理がありますが、これはこちらだけの議決で参議院へ送る必要はありませんから、急ぐ必要はありません。
○小澤委員長 そういう意味で、あしたは本会議は休みたいと思います。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○佐々木(秀)委員 ただ本日の本会議についてちよつと御了解をいただきたいのは、今いろいろな委員会の会合や何かがあつて、八時になればそろうのですが、それより早くやるのだと、人数の点を御了解願いたいと思います。
○小澤委員長 それでは定足数はあまり言わないことに御了解願いたいと思います。
○松井(政)委員 但しその例を原則とは認めませんよ。
○小澤委員長 本会議の開会は何時にいたしましようか。
    〔「四十五分」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それでは本会議は七時四十五分から開会いたします。
 これで散会いたします。
    午後七時三十五分散会