第010回国会 大蔵委員会 第11号
昭和二十六年二月八日(木曜日)
    午前十一時一分開議
 出席委員
   委員長 夏堀源三郎君
   理事 小山 長規君 理事 天野  久君
   理事 田中織之進君
      佐久間 徹君    清水 逸平君
      高間 松吉君    中川 俊思君
      三宅 則義君    牧野 寛索君
      水田三喜男君    宮腰 喜助君
      松尾トシ子君    竹村奈良一君
 出席政府委員
        大蔵政務次官  西川甚五郎君
 委員外の出席者
        專  門  員 椎木 文也君
        專  門  員 黒田 久太君
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二月八日
 委員大上司君及び島村一郎君辞任につき、その
 補欠として牧野寛索君及び中川俊思君が議長の
 指名で委員に選任された。
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本日の会議に付した事件
 小委員追加選任
 郵政事業特別会計の歳入不足を補てんするため
 の一般会計からする繰入金に関する法律案(内
 閣提出第七号)
 厚生保險特別会計法の一部を改正する法律案(
 内閣提出第八号)
 アルコール専売事業特別会計から一般会計への
 納付の特例に関する法律の一部を改正する法律
 案(内閣提出第一一号)
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○夏堀委員長 これより会議を開きます。
 本日は前会において質疑が打切りになりました三案につき討論、採決に入りたいと存じます。
 まず郵政事業特別会計の歳入不足を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律案を議題として討論に入ります。討論は通告順によつてこれを許します。三宅君。
○三宅(則)委員 私はただいま議題となりました。郵政事業特別会計の歳入不足を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律案に対しまして、自由党を代表し賛成の意を表するものでございます。
 郵政事業は文化的施設でありまして、全国津々浦々にその従業員を持つておるのでありまして、わが国の通信文化のためには多大の貢献をいたしておるわけでございますが、昭和二十六年度特別会計予算にありますように、歳出総額が五百七十一億円余でありまして、この会計固有の歳入額は五百三十五億円余になつておりまして、差引三十五億八千三百八十三万五千円の歳入不足になつておるわけでございます。かような特別会計でございまするが、公共的性格にかんがみまして、ぜひとも一般会計から繰入れることは当然であるというふうに考えている次第でございます。ぜひこの法案に賛成いたしまして、わが国の通信文化がますます津々浦々にまで徹底いたしますように期待する次第でありまして、ここに自由党を代表し賛意を表する次第であります。
○夏堀委員長 宮腰君。
○宮腰委員 私は民主党を代表しまして、本案に賛成するものであります。
 郵政事業特別会計におきまして歳出総額が五百七十一億七千七百二十四万五千円に対し、この会計固有の歳入額は五百三十五億九千三百四十一万円でありまして、差引三十五億八千三百八十三万五千円の歳入不足を一般会計から繰入れてほしいという希望でありますが、政府はときどき独立採算制をとつている特別会計に、常に一般会計から繰入れを平気で繰返しております。これはとりもなおさず一般国民の血税によつてまかなうものである。また将来一度返すということを言われましても、はたして返すかどうか不定の事実であり、また一旦返す場合にあつても、また一般会計から繰入れた後であつても、全然当委員会の審議に諮らないで、やみからやみに葬るような状態になつております。従つて今後こういうような繰入れをやるような場合は、必ず当委員会にもう一度出して審議を願うということにしていただきたいと思うのであります。御承知のようにこの赤字の原因はいろいろあります。ただこの赤字克服策を一般会計から繰入れるということのみでなく、これは大いに郵政事業の上に改革を加えなければいけない。このサービス改善ということはいろいろ郵政省でも考えられておりまして、最近にはお年玉のはがきとか、あるいはごく最近には暑中見舞、寒中見舞のようなものも出そうと計画しておられるようであります。さらに郵政事務に影響ない限り、われわれは国税、地方税の徴収とか、あるいはラジオ料金の集金等の方法も、これを考えて行くべきだと考えるのであります。またこの赤字克服に関しまして現在の経営状態が官僚的なやり方でありまして、旧来のような特定三等局のようなあり方であれば、その局長が一生懸命販売する、切手やはがきの販売をやるということで、局長の利益にもなつた。従つて自己資金によつてその販売策を考慮し、そうして過去においては相当成績を上げて来たのであります。ところが今度の改正で、局長はそういう営利的なことはできぬということになつた関係上、サービスにも非常に怠慢がありまして、夕方になればもうはがきも切手も売らないというような状態では、当然にこの成績を上げて行かれない。こういう意味でわれわれは元の特定三等局の販売政策に変更してもらうことが、この郵政事業の赤字克服の一つの方法であると考えるのであります。そういう意味からもこの郵政特別会計に一般会計から繰入れるという一つの方法と、それからこのサービス改善によつて収入を上げるということを特に考慮してほしい。またこの赤字が今日こういうふうに起きておることは、この間の郵政大臣の答弁にもあるように、機構の簡素化という問題も相当考えられるのじやないか。二十六年度の補正予算では、全然料金を上げないのだということでありますか上げられれば、実際大衆は困りますので、上げないようにぜひお願いしたいのでありますけれども、料金を上げないということになると、私は機構の簡素化をしなければ、この赤字は克服できないと考えるのでありまして、ぜひこのサービス改善と機構簡素化を中心に置いて、今後の赤字克服政策を御研究願うことを條件としまして賛成するものであります。
○夏堀委員長 松尾君。
○松尾委員 郵政事業は公共事業でありまして、歳入不足があるからといつてやめられるものではない仕事であります。もちろん企業の合理化をはかつて、諸経費の節約をしていただかなくてはなりませんが、二十六年度におきまして郵便料金を値上げしないというお答えを得ましたので、社会党といたしましてこの法案に賛成いたします。ただ一言言わしていただきたいのは、この歳入不足の理由が、人件費六八・八%、かかるがゆえにというようなふうに聞えましたけれども、私どもの社会党はこれにちよつと承服しかねるのであります。郵政事業の特異性を考えたときに、六八・八%の人件費はあたりまえだというふうに考えられます。それにこの郵政事業に従事しておる公務員が、他の公務員と比較いたしまして決して優位どころか、この前の千円平均引上げのときにも、実際調査いたしましたが、なかなか各部門わたつて最低のベースまで行つていないところが多いのであります。こういう事情でございますから、私どもはむしろ郵政公務員の待遇を、この特異性ある事業の上にのつとつてもう少し考えてやらなければならないのではないかとさえ思つております。(「ヒヤヒヤ」)この問題をつけ添えまして、あとは料金の値上げをしないということにおいて、賛成をいたす次第でございます。
○夏堀委員長 竹村君。
○竹村委員 私は日本共産党を代表して本案に反対するものであります。
 まず反対の第一点の理由を申し上げたいのでありますが、大体本法案によりますと、一般会計から特別会計に繰入れるというこの赤字の原因は大体労賃、これが大部分を占めておるという、もつともらしい赤字の原因をあげておるのであります。しかしながらそういうもつともらしい赤字の原因をあげておりますけれども、その根本については政府は何ら考慮していない。まず第一に、この郵政事業の赤字になつておる原因というものは、電通事業とこれを分離せしめたところにある。しかもこの電通事業と分離するならば、当然これは赤字になることは火を見るよりも明らかである。この郵政事業を初めから赤字になることを知りつつ、独立採算制にして、しかもその原因が労務者の待遇改善をするためだというもつともらしい理由をつけて、一般会計からこれを繰入れようとしておるのであります。こういうことになりますと、一般国民は一体どういうことを考えるか。労働者の労賃が高騰するから、つまり郵政事業においては人件費が大半を占めるから、それでわれわれの血税によつて、一般会計からこれを補わなければならないのだ、こういう考えを一般国民に抱かせるのだ。すなわち政府は労働者と、いわゆる労働者でないところの一般者、一般国民との離間策をまず第一に考える。そのためにその原因を一つも探究せずして、そうして労働者の賃金を上げたからだということで、赤字を一般会計から繰入れをする、こういう考え、つまりこういうことに対しては、われわれは第一に承服することができない。しかも今日労務者の給料の値上げ、その他労賃によつて赤字が出たと言つておりますけれども、実際郵政全般を見て参りましたときに、はたして簡易保険等を勧誘しておるところの従業員が、一体どれだけの賃金を受けておるか。これは日本における最も超労働を強行されているのと同じであります。しかもこの人たちが営々孜々として集めましたところの金というものは、これは大蔵省の預金部資金が一手に握つて、しかも独立採算制をとなえながら、この人たちがせつかくかり集めたところの国民の零細な金というものは、預金部資金に一切が吸収されておる。つまり郵政事業の独立採算制については何ら手を染めることはしていない。このことにつきましては、第五国会において衆参両院の一体の決議をなしておるのでありますけれども、これが単なるドツジ氏の覚書によるということによつて、国会の議決を無視して、そうして政府はかつて気ままに、いわゆる自分たちが考えるところの預金部資金の運用に、これを充てておるのであります。こういう点から考えまして、わが共産党といたしましては、この赤字の克服についての最も根本的な対策を立てて、はたして独立採算制が、今後郵政事業に対しても行えるかどうかということの根本的な考究をやる。そうしてこういう事業というものは、当然これは赤字になることはわかつておる。わかつておるから、それに対してはどういう方法でやるか。当然これは労務者の給與もどんどん改善して来て、そうしてその上に立つてなお赤字になることがはつきりしておるのであるから、その原因を突きとめてこれが根本的な策を立てるということにならなければならないと考えますので、これを立てさすことを要求する意味において、私たちは本案に反対するものであります。
○夏堀委員長 これより本案を議題として採決に入ります。
 本案を原案通り可決するに賛成の諸君の起立を願います。
    〔賛成者起立〕
○夏堀委員長 起立多数。よつて本案は原案通り可決いたしました。
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○夏堀委員長 次に厚生保険特別会計法の一部を改正する法律案、及びアルコール専売事業特別会計から一般会計への納付の特例に関する法律の一部を改正する法律案を一括議題として、討論に入ります。討論は通告順によつてこれを許します。三宅君。
○三宅(則)委員 私は自由党を代表いたしまして、厚生保険特別会計法の一部を改正する法律案、並びにアルコール専売事業特別会計から一般会計への納付の特例に関する法律の一部を改正する法律案、右両案に対しまして賛成の意を表する次第でございます。
 この厚生保険特別会計法の一部を改正する点につきましては、ことに日本の結核対策に対しまして、ぜひともこれを駆逐いたしたいという意図のもとに、この病床を増設いたしまして、福利、福祉を増進いたしたいという点で、すなわちこれは特別のことでございます。もちろんこの会計のみにおいては当然これは負担しきれないのでございましてこの一部を一般会計から繰入れます事柄は当然のことでございまして、本改正案というものはわれわれは今後の衛生結核対策といたしましても、必要欠くべからざる法案でありまするから、本法案の樹立によりましてわが国民の健康を増進し、結核というものを駆逐することが最も必要であると思いまして、本案に賛成する次第であります。
 次にアルコール専売事業に関しましては、御承知の通り日本におきましてはアルコールの原料はいもでありまするが、これはたくさんできるものでありまして、この現状から考えまして、今の設備においては三分の一しかアルコールの製造をいたしておりません。三分の二は遊休施設によつておりますが、現今のガソリン状況あるいは国際関係等にかんがみまして、液体燃料については深甚の考慮を拂うことは当然と言わなければなりません。政府におかれましては、こういうような観点からいたしまして、アルコール事業については、今後特にそれらに対しまする設備の改善、並びに今後の対策を考究いたしまして、これらの事業の発展に貢献することこそ、今日の国際情勢から考えましても急務であると考えておるような次第でございます。これは昭和二十五年度におきましては、この会計年度末において固定資産及び事業資産の価格の合計額が、昭和二十四年度末におきまするところの資産の価格の合計額より減少した場合は、その減少額に相当する金額を、昭和二十五年度におきましてその会計から一般会計の歳入に納付いたしまして、当該減少額に相当するとろの会計の保有資産を減少することになつているのでありますが、昭和二十六年度以降におきましても、同様の特別会計の措置を與えたいという必要を感じましたので、かように本法案を改正することになつた次第であります。この法案の改正によりまして、さらにわが国の液体燃料の増進と充実をはかるために、本法案に賛成する次第であります。
○夏堀委員長 次に天野君。
○天野(久)委員 私は民主党を代表いたしまして、アルコール専売法及び厚生保険事業特別会計法案に対して賛成するものでありますが、まずアルコール問題につきまして一言付言いたしたいと思います。
 このアルコール専売法に対する原案に対しては賛成はいたしまするが、これに対して今までいろいろな操作の面におきましては、ただいま三宅君が言われた通りでありますが、私はこれにもう一つつけ加えたいのであります。わが国の租税の大半をなす酒税法はいわゆるアルコール飲料によるのでありまして、そこで今このアルコールが通産省の所管になつておりまするために、操作上非常なる支障を来しているのであります。アルコールは自然これに対して税金というものが付随して参ります。しこうして税金は大体大蔵省で扱つておりまするが、通産省で扱うアルコールが、戻税等に対して通産省が扱うことに対しては、その取扱上に非常なる困難を来して参ります。また最近酒造税の脱税ということに対して、これが防止にはたくさんな人的資源と費用とを使つてやつておりまするが、この通産省の扱つておりまするアルコールは、社会に出てこれは相当な脱税の原料となつていることもいなめない事実であります。かような観点から、このアルコール専売は大蔵省所管にただちに移すべきである。大蔵省はいわゆる酒精飲料に対しては全部を扱つておりまするので、このアルコール専売事業は大蔵省所管にいたして、今後の運営をなめらかにすべきであるという附帯條件をつけて賛成をいたします。
 次にこの厚生保険の問題に対しては、これは最も時宜を得たお考えであり、わが国が結核のために年々貴重な生命を失つて参りましたることは、数字がはつきりと示しております。しかしこの結核が人間の力によつて相当に克服して参れることは、今までの結核が年々減少して参るところにはつきりと事例を示しております。従つて政府といたしましては、この結核予防に対してはほんとうに最善の努力を拂つて、これを予防すべきである。従つて本案に対しては賛成をいたし、なお一層人道愛から、国民全般より結核を駆逐いたすように努力いたすべきであると存じて、本案に賛成いたします。
○夏堀委員長 田中君。
○田中(織)委員 社会党を代表して両法案に賛成の意見を表明するものであります。
 まず厚生保険特別会計への一般会計からの繰入れにつきましては、これは本来社会保障制度といたしまして、もつと根本的に国庫の負担において、国民の厚生保険について考えるべき建前に進まなければならないと思うのであります。政府は二十六年度の予算において、別途社会保障制度の充実について、若干の前進を示しておるようでありますけれども、われわれとしては、もつと厚生保険の面におきましても、国庫の負担によるところの、この施設の充実ということについて考えていただきたいと思うのであります。特に今回直接的には結核病床の増設のための費用を、一般会計から出すということにつきましては、われわれ賛成するものでありますけれども、結核予防対策、また結核治療対策の面におきましても、前段に申し述べました社会保障を、国全体の責任において確立するという建前におきまして、なおこの厚生保険特別会計への若干の繰入れ程度の問題に満足せずに、政府としては国民の中から結核を絶滅する意味合いにおいて、さらに積極的な施策を考えていただきたいという希望を述べて賛成をいたします。
 アルコール専売特別会計からの一般会計への繰入れの問題につきまして、それ自体にはわれわれもちろん賛成をいたす次第でございますが、先般の質問におきまして申し上げましたように、政府は一方においてアルコールの需要が増大しており、これの需要を満すべき施策を考えなければならないということを申しながら、現実にはきわめてイージーなアルコール生産対策しか持つておらないように、われわれ見受けるのでありまして、この点につきましては、きわめて不満に存ずるのであります。ことに今後毎会計年度末におきまして、前年度末の固定資産並びに作業資産の総額と、当該年度末の固定資産並びに作業資産の総額との間に減少を来した場合に、その差額分だけを一般会計の歳入に繰入れるというような形で、現実にはやはり官営アルコール資産が、いわばそういう意味においてジリ貧的な傾向に進むことについては、これは別途アルコールの現在の需要増加に対処して、いかに確保するかという積極的な施策の面から考えるべきものである。ただ固定資産の面におきましては、たとえば二十五年度について見ましても、若干の増加を見ておるような形にあるのでありまして、その意味では固定資産の前年度末の総額よりも減少という結果は、現われておらないのでありますが、私はこの点につきましては、積極的にアルコールの生産を確保する。しかもそれはできれば国の施設が――先ほど三宅委員も討論において指摘されましたように、三分の二は遊休施設になつておるという点を考えますならば、さらに一段のくふうを要する。またくふうをすれば確保できると信ずるのであります。なおアルコールの専売の続行については、賛成の意を持つておるものでありますけれども、特に原料のかんしようが食糧の面に向けられる部面が、他の食糧事情の緩和によりまして、相当少くなつて参りました関係から、勢いいも以外に生産する適当なものがないといういような農村地帯が、相当わが国にあるわけでございますから、その意味で当該地方のかんしよの生産を確保して、かんしよ生産農民の生活安定に資するというような面におきまして、今後生並びにほしかんしよ買入れ価格等につきましても、生産農民の生産費を償つて、かれら農民が甘んじてかんしよの生産に従事できるような態勢を――これは直接的にアルコール専売事業とは関連を持たぬように、一見見受けられるのでありますけれども、原料供給者の建前から見ますならば、少くとも大蔵当局にこれだけの考慮をしてもらうことに、大きな期待をかけておると思いますので、この点については大蔵当局において、さらにかんしよ生産農民の立場と考えて、買入れ価格等について留意していただきたいという希望條件を付しまして、本案に賛成するものであります。
○夏堀委員長 竹村君。
○竹村委員 私は厚生保険特別会計法の一部改正法律案、並びにアルコールの法案の両法案に対しまして、希望的條件をつけて賛成するものであります。
 まず厚生保険特別会計法の一部改正について、いろいろ委員会の質疑応答から見ますと、これだけではまだ十分ではないという感じを受けておるわけであります。たとえば説明によりますと、病床の増加は今後四年を待たなければならないというような答弁からいたしましても、これだけでは非常に不十分であります。しかしながらまた不十分であるといつても、その原因であるところの結核対策というものは、單にこういう面からだけではなしに、いわゆる日本の国民生活の面からも結核の撲滅を考えなければならぬ、こういう点について今後政府は十分留意すべきである。なお結核病床に対しましては、その絶滅を期するために、一段の努力をされんことを要望して賛成するものであります。
 なおアルコールの問題につきましては、アルコールの需要というものが増大し、しかもそれに対して政府は十分これを補うところの方策を持つておると言いつつも、いろいろ出されおる法案その他から察しまするに、あたかもアルコールの特別会計というもの、あるいは専売というものが、全部民間に委譲されるのではないかというような懸念を持つのでありますが、こういうものに対しても、政府はすみやかにその態度を明らかにされんことを希望いたしまして、一応賛成いたす次第であります。
○夏堀委員長 討論は終局いたしました。
 これより右両案を議題といたしまして採決いたします。右両案を原案通りに可決するに賛成の諸君の起立を願います。
    〔総員起立〕
○夏堀委員長 起立総員、よつて右両案はいずれも原案の通り可決いたしました。
 なお報告書の作成及び提出手続等につきましては、すべて委員長に御一任を願いたいと存じます。
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○夏堀委員長 なお議員提出法案の準備委員を設けることになつておりましたが、委員長より準備委員の方々を指名いたします。
  信用金庫法案
   水田三喜男君  小山 長規君
   有田 二郎君  奧村又十郎君
   宮腰 喜助君  田中織之進君
   深澤 義守君
  相互銀行法案
   小山 長規君  有田 二郎君
   佐々間 徹君  苫米地英俊君
   川野 芳滿君  内藤 友明君
   高間 松吉君  松尾トシ子君
  旧令により共済組合等からの年金受給者のための特別措置法の一部を改正する法律案
   西村 直己君  小山 長規君
   奧村又十郎君  宮腰 喜助君
   松尾トシ子君  竹村奈良一君
  税務代理士法案
  公認会計士法の一部を改正する法律案
   川野 芳滿君  宮幡  靖君
   三宅 則義君  佐々間 徹君
   小山 長規君  奧村又十郎君
   内藤 友明君  田中織之進君
   竹村奈良一君
 なお準備委員長には、信用金庫法案は水田三喜男、相互銀行法案は小山長規君、旧令による共済組合等からの年金受給者のための特別措置法の一部を改正する法律案は西村直己君、税務代理士及び公認会計士法案は川野芳滿君。
 本日はこれをもつて散会いたします。
    午前十一時三十二分散会