第012回国会 議院運営委員会 第18号
昭和二十六年十一月二十二日(木曜日)
    午後零時十三分開議
 出席委員
   委員長 小澤佐重喜君
   理事 寺本  齋君 理事 福永 健司君
      石田 博英君    今村 忠助君
      岡延右エ門君    岡西 明貞君
      川本 末治君    菅家 喜六君
      倉石 忠雄君    佐々木秀世君
      島田 末信君    田中  元君
      田渕 光一君    塚原 俊郎君
      小林 運美君    川崎 秀二君
      椎熊 三郎君    土井 直作君
      松井 政吉君    梨木作次郎君
      林  百郎君    田中織之進君
      中村寅太君
 委員外の出席者
        議     長 林  讓治君
        副  議  長 岩本 信行君
        議     員 寺崎  覺君
        議     員 浦口 鉄男君
        議     員 岡田 春夫君
        事 務 総 長 大池  真君
十一月二十二日
 委員赤松勇君辞任につき、その補欠として田中
 織之進君が議長の指名で委員に選任された。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した事件
 漁港審議会委員任命につき事後の同意を求める
 の件
 事務局の人事承認の件
 決議案の取扱いに関する件
 緊急質問の取扱いに関する件
 本日の本会議の議事に関する件
    ―――――――――――――
○小澤委員長 それではただいまから日本の会議を開くことにいたします。
 きようの本会議の順序を先にきめたいと思いますので、事務総長から御説明を願います。
○大池事務総長 それでは本日の本会議の議事日程だけ一応申し上げておきます。
 日程の第一から第五までの五案は一括上程を願いまして、大蔵委員長夏堀源三郎君が御報告をなさいます。このうち日程第一、第二、第三の三案は共産党が反対でありまして、日程第三の旧外貨債処理法に関する分は高田富之君が反対討論をされるかもしれぬということでありますが、これはもしおやめになれば、あとからお申出を願うことにいたしまして、保留を願つておきたいと思います。従つて日程第一、第二、第三だけは起立採決を願います。日程第四、第五は全会一致でございまして、日程第五はすでにこの前の国会のときに参議院の方へまわつておりまして、参議院で継続審査の上議決をしてこちらに送つて来たものであります。
 日程第六は、水産委員長冨永格五郎君の御報告でありまして、全会一致でございます。
○梨木委員 これは間違いでしよう。私ども反対です。
○大池事務総長 それでは共産党が反対で、起立採決になります。
 日程第七の恩給法の一部を改正する法律案と、日程第八の公職に関する分、これは内閣委員会理事青木正君が御報告になります。恩給法の方は全会一致で、公職の分は共産党が反対であります。
 それから日程第九の裁判所職員定員法等の一部を改正する法律案、これは法務委員会の理事押谷富三君が御報告をなさいまして、社会党、共産党、社会党二十三控室が反対でございます。
 それから日程第十の博物館法案は文部委員会の理事若林義孝君が御報告をなさいまして、これは全会一致でございます。
 それから日程第十一は、この前お諮りをいたしました国会議員の歳費等の改正法律案でございまして、岡延右エ門君が御報告になります。これは共産党が御反対のようであります。
 それ以外に、委員会で上つておりまして本日緊急上程をお願いしたいものがございます。お手元にある議案審議状況という表にございますが、大蔵委員会の二番目の物品税法の一部を改正する法律案、それからその次の租税特別措置法の一部を改正する法律案……。
○梨木委員 この租税特別措置法の一部改正というのは、日程第五の租税特別措置法の一部を改正する法律案というのと同じものですか。
○大池事務総長 これは違います。
 それからその次の水産委員会の二つ目の漁港法の一部を改正する法律案、この三件の緊急上程を都合によつてお願いいたしたいと思います。それだけで議事日程についての御報告は終ります。
○小澤委員長 ただいまの通りでよろしゆうございますか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 それではさよう決します。なお討論がもしある場合には、先例によつて十分以内ということに御了承を願います。
    ―――――――――――――
○小澤委員長 次に決議案について御協議を願います。決議案は二つありますが、まず綱紀粛正に関する決議案について御協議を願います。
○石田(博)委員 この決議の趣旨につきましては、わが党もまつたく時宜に適したものと存じますので、賛成をいたします。ただ文章につきましては、理由書の中で第一行目の一番先の言葉から「かかわらず」という言葉までを削除願いたいと存じます。
○椎熊委員 時宜に適した決議案だから賛成するというわけですか。
○石田(博)委員 そうです。
○椎熊委員 賛成せられることは私ども大いに歓迎いたします。そこでこの趣旨弁明ですが、野党でなければほんとうのことは言えないと思うのです。あなた方は政府の与党なんで、与党がこの政府のやつておる綱紀の紊乱がいけないというようなことを言うのは、内輪同士でけんかをするようなもので、ほんとうのことも言えないだろうし、野党が出した決議案でもあるから、趣旨弁明は野党がやることにしたいと思います。
○石田(博)委員 われわれは、わが党の政策政綱に沿つて行政をしている限りにおいて吉田内閣を支持しておるのであつて、一心同体でも何でもない。従つて綱紀粛正の必要があるとすれば、われわれは政府とまつたく離れた国会議員の立場において、その必要性を強調するのは当然のことであります。結局各派共同提案になるのでありますから、所属議員数から考えましても、忍びがたきを忍んででも私の方へお譲りをいただきたい。
○土井委員 石田君のお説ではあるけれども、実際上の面から見ると、やはり綱紀粛正をするという目的がどこにあるかということになれば、綱紀が振起粛正されて、徹底化されて行くということが主眼であります。そこで実際上からいいますと、もとより与党と政府とはおのずから別個だというような議論は一応うなずけるのですけれども、他から見ると、時の政府に対して与党が文句をつけるという形になるが、やおちよう的な形にえてして見えやすいし、そういうことは結局涜職事件を起したり何かする公務員その他の面において、何、どうせやおちようでやつているんだから大したこともないというので、軽く取扱われると困ると思います。綱紀粛正を希望するということは各党とも共通の考え方だろうと思いますので、その効果が適切に上るという意味合いからいえば、この際野党にやらした方が事実上綱紀粛正が徹底すると考えるのです。そこでこういう問題はこの際野党にやらして、そうして与党がこれを全面的に賛成して、もし政府にしてなおこれを継続されるようなおそれがあるならば、断固反対するというぐらいの気勢を示していただいた方がよいのではないかと思うのです。
○石田(博)委員 私の方からは、まだ発言者のことは正式に申し上げてないのです。理由書について、先ほど申し上げたところを削除願いたいということをまず御相談願いたいと思います。
○小澤委員長 どうでしようか。先ほど伺つたのですが、理由書の中の「綱紀の粛正は、吉田内閣成立当時声明した重要綱領の一つであつたにもかかわらず、」を削りまして、冒頭から「近時公務員の……」と、こういうことにして御異議ありませんか。
○椎熊委員 さつきの石田君の説明によると、与党ではあるが、何も政府に遠慮することはないということであるし、綱紀粛正は吉田内閣が成立する当初の重要声明であつたことは天下公知のことである。しかも、これをやるがために吉田さんは法務総裁を当時兼任した。そうして就任のあいさつにおいては、かつて総理大臣であつたような者でも仮借なく糾弾しなければならぬということまで言つておられる。これは吉田さんにとつては非常に大切なことであり、私どもは非常にあれを歓迎したのです。そこでそのことを振り返りつつ、現に乱れておる綱紀を粛正して行こうというのですから、それを除いたら骨抜きになる。あなた方だつてこれを入れた方がよいのではないかと思う。吉田内閣はこういう内閣である、しかるに属僚その他に間違つたやつがある、これはいけない、こういつた方がよいのではないですか。
○田中(織)委員 私も椎熊君と同じ理由なんですが、先ほど石田博英君のお話を伺つておつても、自由党としても賛成されるについては、自由党の重要な政策が今日十分行われておらないということについて与党の方としても政府を叱咤激励するという意味合いで賛成されておる意味を石田博英君が述べられたのですから、その意味から、むしろ削除されること自体が賛成されることと論旨が合わなくなる。だからこれはこのままにしておいたらいかがですか。
○石田(博)委員 それじやこうしてください。「綱紀の粛正は、吉田内閣成立当時声明した重要綱領の一つであるが、近時公務員の汚職事件続出の傾向にあるは誠に寒心に堪えない。」そのくらいのところでひとつ話をつけようじやありませんか。
○椎熊委員 それくらいならまあいいでしよう。
○小澤委員長 そうするとその理由のところは、ただいま石田君の提案通り変更することに決定いたします。
 それから今度は、その提案趣旨をどこでやるかという問題です。
○倉石委員 各派の共同提案だから、大政党でやるのは不文律じやないですか。
○石田(博)委員 これは当然のことだと思う。不文律をひつくり返すことは賛成できない。
○土井委員 ひつくり返すといつても、これはきまつておることじやない。そのときどきの情勢で、君の方から、自分らは第一党ではあるがそちらでやつてくれと言う場合もある。
○石田(博)委員 やつてくれと言う場合もあるけれども、今回はやつてくれとは言わない。
○椎熊委員 これを説明するのに適当な人材を立てるなら、必ずしも反対じやない。
○石田(博)委員 私の方は栗山長次郎君が立ちます。
○田中(織)委員 栗山君がどうこうということはぼくら何も言いたくないから、これはやはり野党でやらしてもらいたいですね。
○石田(博)委員 とにかくわが党でやるということに御了承を得たいと思います。
○小澤委員長 それでは本決議案の提案趣旨説明は自由党からすることに決定いたします。賛成討論はどういたしますか。
○椎熊委員 社会党右派の切なる念願もありますので、社会党右派から賛成演説をしてもらいたいと思います。
○石田(博)委員 野党代表でですね。賛成です。
○梨木委員 私どもの方はこの提案者の中に入つておらないのですが、始終共産党を除く野党各派ということになつておりますので、私どもは私たちの見解で討論をしたいと思います。
○小澤委員長 それは賛成でしようね。理由は独自の見解でというわけですね。
○梨木委員 そうです。
○田中(織)委員 これは野党代表ということでなくて、こういうきわめて重要な問題ですから、討論に時間を限つてでも、野党各派から賛成討論者を出していただきたい。
○石田(博)委員 いろいろ御希望もおありで、ごもつともだと思いますが、各派の共同提案でありますので、この際椎熊君お申出の通り、野党代表として社会党右派の人をお立てになつて賛成討論一人、提案趣旨の説明一人ということで提出されることに賛成いたします。
○梨木委員 野党代表とおつしやいますけれども、社会党の右派の方がおやりになるのは共産党も代表されるわけですか。私はそういうことは聞いておりませんし、野党全体を代表するとおつしやいましても、私の方の党の場合はそういうお約束も聞いておりませんので、どうしても私の方の賛成討論はさしてもらいたいと思います。
○田中(織)委員 野党代表一人ということでここできまるなら、私もそれはやむを得ないと思います。しかしこれを最初に出した野党連合で話し合つたものでないと、民主党の方と土井君の方と話し合つたというだけでは困ると思う。
○小澤委員長 それではちよつと懇談にしますから、話し合つてください。
    〔速記中止〕
○小澤委員長 それでは懇談を解きます。
 この問題は野党代表として一人ということにいたしまして、共産党は除く意味でしようが、そこから一名ということにしまして、その一名をどこの会派から出すかということは場内でお話をきめてもらつて進行することにいたします。
 それから梨木君の方の問題ですか……。
○梨木委員 私どもの方は野党連合から除外されておるので、これはどうしても別に討論をさしてもらいたいと思います。
○石田(博)委員 共産党は提案者の中にもお入りになつていないようでありますし、趣旨に反対であるというのなら別だけれども、賛成の意味において特別に発言を許す必要はないと思いますから、共産党の討論には反対いたします。
○小澤委員長 どうです梨木君、そういうことですから……。それではそういうことに決定いたします。
 その次に、共産党の井之口君外二十一名から、沖繩、奄美大島、小笠原等北緯二十九度以南諸島の主権の日本完全復帰に関する決議案というのが出ておりますが、これをどう扱いますか。
○梨木委員 御承知のように沖繩、奄美大島、小笠原の諸島の島民諸君は、今度の信託統治の問題で日本の内地と同じような扱いが受けられないということで、実態は日本から分離されて行くということで非常に不満を感じて、反対の運動が熾烈に行われているのであります。こでれ過般ここでいろいろ問題になつておりましたが、非常に重要な問題でもありますから、この際国会におきまして、沖繩、奄美大島、小笠原等の日本完全復帰に関する国会の意思を表明しておくことがこれら島民の意思に沿うゆえんである、かように考えますので、国会で決議してもらいたいという趣旨で出したわけであります。
○小澤委員長 この問題はこの前椎熊君から千島、南樺太の問題について、もちろんそれは決議案じやございませんけれども、緊急質問で出て来ていろいろ論議されておる。それに関連してあなたの方で出したのだと思うのですが、同じ種類の問題だとわれわれは考えておるので、椎熊君の方と懇談して一つにできれば一つにして進めてもらつたらいいと考えますが、どうでしようか。
○椎熊委員 私はこの決議案の上に千島、南樺太という文字をも入れてくれれば、共産党の提出ではありますが賛成いたします。そうでないとへんぱになる。一番重大なところをほおかむりしておいて、条約で決定したものに意思表示するということはちよつと無理もありますから、上に千島と南樺太とが入るなら賛成します。しからざれば上程することに反対です。
○梨木委員 この前林君が倉石君と大分意見を闘わしたようでありますが、私たちの建前では、千島の問題についてはすでにヤルタ協定なり国際協定でその帰属の問題が決定しておるのでありますから、国際協定を守るという建前から、そういう意思表示は国会としてなすべきでない、かような建前をとつておりますので、これを一緒にいたして決議することには同意いたしかねるわけであります。
○小澤委員長 それではどうですか、この問題は前にお話があつた通り、結論はきまつておるのであつて、ここで議論をやつても結局並行線になると思うのです。だから留保して……。
○梨木委員 留保ですか。
○小澤委員長 ええ。留保ということにいたします。
○小澤委員長 それから次に、緊急質問の問題を御協議願います。
○石田(博)委員 緊急質問はきようは留保しましよう。
○梨木委員 私の方からは、国会議員の公職追放に関する緊急質問と、B二九墜落による日本国民の被害の補償に関する緊急質問、この二つが出ているわけですが、特にB二九墜落による緊急質問は、講和条約調印後、特に日米安全保障条約が国会において承認の議決がされた後におきましてこういう問題が起つていることは非常に重要だと思うのであります。というのは吉田・アチソン交換文書によりまして、日本が国連の朝鮮に対する作戦行動を援助するということがはつきり承認されておるのであります。その朝鮮作戦の過程においてB二九墜落して、このために日本国民が非常な被害をこうむつたという新しい事態でありまして、国民も非常にこの問題に対しては大きな関心を払つているし、今後こういう問題がやはり続々起る可能性もありますので、政府の公式な態度の表明に対して国民は注意を払つていると思うのであります。非常に重要な問題でありますし、緊急を要しますので、ぜひともごの緊急質問はきようやらしていただきたいと思います。
○椎熊委員 われわれはこの惨害のあつたことを非常に残念に思うのですが、事態はよくわかつておると思いますので、本会議で緊急質問をするより、共産党が特に重きを置くなら質問書を政府に出して回答を求めた方が将来のためによいので、緊急質問でなしに、質問書を政府に出すということなら私は同意します。
○梨木委員 質問書で出すという方法もありますが、御承知のように新聞でも非常に大きく取上げられ、また日本の全国民が緊急にこの問題に対する政府の態度の表明を要望しておるのでありますから、こういう重大問題については、やはり緊急に国会におきまして政府の態度が表明されることが望ましいと思いますので、ぜひ許してもらいたいと思います。
○小澤委員長 どうも梨木君の発言にあまり賛成者がないようでありますから、どうぞ……。
○椎熊委員 緊急質問の第八、専売裁定に伴う問題ですが、これは事態が解決したのですから、われわれは撤回します。
○石田(博)委員 どうですか、土井君の方からもずいぶん出ているのですが、この次までに整理して、それから相談しましよう。
○土井委員 たくさん出ているといつても、そんなに出ていないですよ。
○石田(博)委員 十あるじやないですか。
○土井委員 六のをやらしてくれればよい。
○石田(博)委員 あとは撤回ですね。
○土井委員 ええ。
○石田(博)委員 それじや六のやつはこの次に相談しましよう。
○土井委員 やらしてくれなければ撤回しない。
○小澤委員長 それでは撤回を留保しておいて、この次に相談することにいたしましよう。
○田中(織)委員 私どもの方からも、福田君が社会保障制度の緊急質問を出しているわけですが、この決議案の方は委員会まわしになつて、きわめて重要な決議案であるにかかわらず、まだ委員会の方から本会議に出すまでにまとまつていないと思うのです。この決議案を本国会でやらないということになれば、私ども緊急質問をぜひやらしてもらわなければならぬ。
○小澤委員長 それでは今お話のありました通り、各党で整理してもらつてから御相談することにいたしましよう。
○土井委員 社会保障制度の問題は、この間も健康保険医が神奈川県の横浜でも大会を開いて総辞職するというような決議をしており、非常に重大な問題ですから、これをやらせるというなら整理もするけれども……。
○小澤委員長 やらせるようにするために留保して整理をする。
○田中(織)委員 やらせるようにするために云々ということでなく、今厚生委員会にまわつておる決議案が出るならば、この緊急質問は率直に言つて必要がなくなるのです。従つてその決議案をまとめる意味合いも含めて、議会全体の運営の根本から考えて行くべきだと思うのです。
○石田(博)委員 社会保険の危機に関する緊急質問と、社会保障制度促進に関する緊急質問とにつきましては、これはただいま厚生委員会に回付されておりまする決議案の措置と非常に密接な関係があるので、この決議案がまとまつて提出されるようなことになりましたならば、その建前において御処理を願うこととしまして、まとまらない場合におきましては、緊急質問として上程されることに賛成いたします。
○土井委員 二つ許してくれますね。
○石田(博)委員 他は全部撤回。そうして決議案がまとまればやらないということです。
○田中(織)委員 私どもの方の赤松君の日本労働組合総評議会の発した非常事態宣言に関する緊急質問、それから炭労ストの緊急質問、この二つは時期が過ぎておりますので撤回いたします。
○土井委員 田中君の方からも、そうやつて撤回するものは撤回するということになつているし、ぼくの方も撤回するものは撤回するから、やらせるものはやらせるようにはつきりしたらどうです。六と十八はやらせるわけですね。
○石田(博)委員 六と十八はやらせるが、しかし決議案ができれば、重なることになるから……。
○小澤委員長 それではそういうことにいたします。
    ―――――――――――――
○小澤委員長 次に、漁港審議会委員の任命につき事後同意の件が前会から留保になつておりますので、事務総長からもう一度内容を御報告願います。
○大池事務総長 これはこの前から保留になつておりましたもので、漁港審議会の委員に岩田留吉君、伊藤佐十郎君、この二君が任命になつておりますので、これに同意を与える件についておきめを願いたいと思います。
○椎熊委員 ただいまのはすでに任命済みですが、事後承諾を与えるということについては私どもの方では異存があつたのです。これは倉石君などにも非常に責任があるので、交代する時期には各党それぞれ推薦するという紳士協定があるわけです。今後この任期が来てかわる場合には、委員会単独で簡単にきめてしまわないで、各党の意見をしんしやくしてきめてもらうようにしてもらいたい。そうでないと倉石君の顔をつぶすことになる。約束を破棄したことになりますから……。
○倉石委員 それは誤解のないようにしていただきたいのですが、昨年のときに出した人は一応全部就任して、次回というので民主党とお約束の分は和歌山県の方なんです。それは今でも私は忘れておらないのだが、その人にかわるべき前任者の任期がもう一年ある。従つて今回は問題にならないのでありまして、自由党の食言ではなくて、来年の任期のときには民主党の方をやるということは、当時水産委員会において決定しておるわけでありますから、その通り運ぶのが順序だろうと思います。
○田中(織)委員 この問題は、私どももちろん異議はございませんが、各党の実質的な推薦できめた委員の交代等の場合には、前任者との関係、各党との連絡の点で間違いの起らぬように留意していただくようにお願いしたいと思います。
○小澤委員長 そうしますと、これを本日の本会議で承認することに御異議ありませんか。
○梨木委員 私どもは反対です。
○小澤委員長 それでは共産党を除いて、これを本日の本会議で承認を与うることに決定いたします。
    ―――――――――――――
○小澤委員長 それから通産委員会調査員の採用の件を議題に供します。内容については事務総長から御説明を願います。
○大池事務総長 この前お手元に履歴書を差上げてございましたが、清水重志という電気の方の専門家を調査員にお願いしたいということでございます。
○小澤委員長 これを採用することに承認して御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 さよう決定いたします。
    ―――――――――――――
○小澤委員長 それでは本日の本会議の順序を、もう一度事務総長から申し上げてください。
○大池事務総長 そうすると本日の議事の順序でございますが、日程に入る前にただいま御決定になりました漁港審議会委員任命につき事後同意の件をお願いいたしまして、次にただいまおきめになりました綱紀粛正の決議案をお願いして、日程に入つていただいて、それから緊急上程の議案ということになります。
○小澤委員長 その順序で御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 さように決定いたします。
○石田(博)委員 これはよけいなことを発言するようですが、議事の運営上御注意を願いたいのは会派の呼称です。各所属会派の呼称は、事務上の処理にも非常に困るので、届出通りに願いたいと思います。かつて二つ民主党ができたときにも、やはり明確に第九控室民主党、第十控室民主党というふうに発言を願つたのでありますが、このごろやはり同様の状態があるにかかわらず、呼称が明確でない場合が非常に多いのです。事務処理上も困る場合があるし、われわれが発言の承諾をしているのもその会派の代表としてであつて、間違つた呼称をされたのではわれわれが承認している実体と違うわけですから、この点は明確に届出通り御発言を願いたいと思います。
○小澤委員長 それは田中君の方に特にお願いを申し上げておきます。特にそういうことがあつたというわけでもないのですが、ときどき忘れられることがあるので、そういうことのないようにという意味です。
 次の本会議は、土曜日は議案がありませんからやらずに、月曜ということにいたします。
 なお本日の本会議の開会は一時半ということに御了承を願います。
 本日はこれにて散会いたします。
    午後零時五十二分散会