第013回国会 議院運営委員会 第26号
昭和二十七年三月二十日(木曜日)
    午後零時六分開議
 出席委員
   委員長 石田 博英君
   理事 福永 健司君 理事 山本 猛夫君
      飯塚 定輔君    岡延右エ門君
      岡西 明貞君    押谷 富三君
      鹿野 彦吉君    川本 末治君
      菅家 喜六君    島田 末信君
      田中  元君    田渕 光一君
     橋本登美三郎君    石田 一松君
      椎熊 三郎君    小林 運美君
      長谷川四郎君    松井 政吉君
      梨木作次郎君    羽田野次郎君
 出席政府委員
        内閣官房副長官 菅野 義丸君
 委員外の出席者
        副  議  長 岩本 信行君
        議     員 八百板 正君
        議     員 岡田 春夫君
        事 務 総 長 大池  眞君
    ―――――――――――――
本日の会議に付した事件
 菅野内閣官房副長官より法律案の提出時期等に
 ついて説明聴取
 国家公安委員任命につき同意を求めるの件
 緊急質問の取扱いの件
 本日の本会議の議事に関する件
 委員長会議の経過報告
    ―――――――――――――
○石田委員長 それでは、本日の議院運営委員会を開会いたします。
 本日御相談を申し上げまする案件の第一は、前会において、本日までに能度を御決定願うことに相なつておりました国家公安委員任命につき同意を求めるの件で、花井忠君を任命したいので同意を求めるという件であります。各派の御態度を伺いたいと存じます。
○福永(健)委員 自由党はこれに同意いたします。
○椎熊委員 異議なし。
○松井(政)委員 同意いたします。
○梨木委員 私の方は、花井君その人に対する態度がどうというのではなくて、公安委員会そのものに対して反対でありますから、反対いたします。
○石田委員長 その他の党はいかがですか。
○羽田野委員 賛成。
○岡田春夫君 賛成。
○石田委員長 それでは、本件は本日の本会議に上程するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石田委員長 御異議がありませんから、さように決定いたします。
    ―――――――――――――
○石田委員長 次に決議案の取扱いについて御協議願います。これは本日は保留するに御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石田委員長 御異議がありませんから、保留に決定いたします。
    ―――――――――――――
○石田委員長 次に緊急質問の取扱いについて御協議願います。これも、前会の通り保留に御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○椎熊委員 ちよつと、私どもの方から野党連合でたくさん出ておるのですが、その中で、国会を開いてくれなかつたり、諸君が同意してくれなかつたために、時期を失したものがありますから、それらについては、潔く整理してよろしゆうございます。ただこの際どうしても緊急を要するものが一、二件あります。それは、七の国民政府と條約交渉の経過に関する緊急質問、それと九の電力料金値上に関する緊急質問、これはぜひ本日の本会議に上程していただきたい。きようの本会議をはずすと、多分二十五日ごろまで本会議がないことになると思います。そうするとまた時期を失するので、この二つだけはきよう上程してもらいたいと思います。これはいずれも各党とも聞きたい問題だろうと思います。超党派的な問題ですから……。
○石田委員長 承つておきます。他党はいかがですか。
○松井(政)委員 異議ありません。この二つはどうしてもやらしてもらいたいと思います。
○石田委員長 共産党はいかがですか。
○梨木委員 私の方では、外資導入とマーカット声明に関する緊急質問というのを出しておりますが、これは非常に重大な問題でありまして、国民が関心を持つておる問題でありますから、ぜひきようやらしていただきたいと思います。
○石田委員長 そうすると、一から六までは、御撤回になつたものと解してよろしゆうございますか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石田委員長 それでは一から六までは、御撤回になつたものと決定いたします。
 次に七から九までの緊急質問について御協議願いますが、これについて自由党の意思を御決定願います。その間、他の案件について御相談願うことにいたします。
    ―――――――――――――
○石田委員長 それでは石田一松君の御要求に基きまして、官房副長官の出席を求めてあります。官房副長官に対する質疑を許します。石田一松君。
○石田(一)委員 去る十三日の議院運営委員会におきまして、梨木君の要求で官房副長官が出席なさいまして、今後本国会に政府が提出するであろうところの予定の法案についての説明を求めましたところ、いろいろ件数をおあげになりましたあとで、いわゆる地方自治法の一部改正案なるものについて、新聞報道等によると、もちろんこれは確たる御決定になつたものではございませんでしようが、東京都の特別区あたりでは、非常に関心を持つておりますので、この点について私がお尋ねいたしましたところ、菅野官房副長官は、この件については、次官会議に付議されたこともなく、また政府としても、これを本国会に提出することの用意はないというような御答弁があつたと私は記憶いたします。今速記録ができておればと思つて調べたのですが、まだ印刷ができておりませんので、私の記憶をたどつて質問することに相なるのですが、私の聞くところによりますと、地方自治法の一部改正案なるものは、二月二十九日にすでに次官会議において付議されていることも承つております。それから十三日経過した今月の十三日の議院運営委員会において、官房長官の代理として、政府を代表しておいでになりました官房副長官が、この地方自治法改正というものは、政府においては何ら本国会に提出する予定もなければ、そういう議が上つたこともないというような、まことに不用意な説明といいますか、不親切な説明といいますか、そういう説明があつた。私たちもわからないのですが、この点について、もう一度あらためて官房副長官の説明を求めたい。こういうのであります。
○菅野政府委員 私の説明が足りなかつたため、誤解を起しまして遺憾に存じます。詳しく御説明申し上げます。先般の御質問のときは、私はこういうように受取つたのであります。速記録があれば一応わかりますが、東京都の特別区の区長を知事の選任にするような地方自治法の改正案が、次官会議を通つたといつて新聞に宣伝されておるが、ほんとうかどうかというような御質問であつたように考えます。私はそれに対しまして、地方自治法の改正案は、まだ次官会議にも閣議にもかかつておりません。従いまして、今国会にはたして出すか、あるいは出すとしたならば、どういうような改正案を出すかというような問題は、今後きまる問題であります。こういうようにお答え申し上げたのであります。二月二十九日に次官会議にかかつたということは、今国会に出すべき法律案の大体の大綱をまず二月中に出していただきたいということを内閣から要請いたしまして、今国会に出す法律案の登録をする意味において、各省庁から出して参つたのであります。この点につきまして、その方針につきましては、本委員会でかつて御説明申し上げたことがあると思いますが、そういう意味におきまして、大綱は出ておりますが、そのときは、御質問のような、東京都の特別区の区長を知事の選任にするとかなんとかいうことは、全然表に出ておりませんし、また問題にもならなかつたのであります。その後地方自治庁の方から自分で出したいという案の発表をいたしましたか、あるいは新聞に漏れたのか、とにかくそういうものが出ておりますけれども、法律案としましては、実は昨日次官会議に初めてかかりまして、今御質問のあつたような、東京都の特別区の区長を知事の選任にするということがはつきりしたのでございます。御参考に申し上げますが、これは本日の閣議で通りまして、今国会に出す予定になつております。以上のような状態であります。
○石田(一)委員 ただいま官房副長官が御説明なすつたように、もちろんこれは今日決定したこともあり、あるいは十三日以後に現われた事実もあるのですから、それを省いても、その他ただいまなさいました通りの説明を十三日になされたならば、最初に官房副長官が、自分の説明が足りなかつたことから誤解を招いたかと思うがというような説明もいらなかつたわけであります。先般お尋ねしたときは、なるほど東京都の特別区の区長を知事任命にするというような地方自治法の一部改正案なるものが今国会に提出される、次官会議においてパスしたというようなことが新聞等で伝えられておりますが、そういう事実はないかということについて聞きましたのに、何らそういうものは次官会議にも、あるいはまた政府部内においても議題となつていないというような御説明をなさいまして、今国会に政府はこれを提出する用意はしておらぬということを、はつきり言明されておるにもかかわらず、ただいまの説明では、二月二十九日までに、本国会に各省が提出する予定の法案を、いわゆる登録という形で一応出すようにというので、その中には、地方自治法の一部を改正する法律案というものが提出されておるという、だからこれは政府の今国会に提出さるべき法案の中に入つていたのです。入つていたのを、あなたは私の質問の重点が、東京都の特別区の区長を知事任命にする点にあつたにもかかわらず、そういうものはまだ政府では用意しておらぬ、こういうことを説明なすつておる。私は少くともこれは誠意がない答弁であるという以外にないと思います。なぜかといいますと、現実に、今日閣議で決定されて、国会に提出される法案の中に、私が指摘して説明を求めた東京都の特別区の区長を知事任命ということに改正されようとしておる事実から見ましても、少くともあなたは、先般のこの委員会における法案として提出される見込みの中に、地方自治法の一部改正案はないということをおつしやつたが、それと今の説明とは全然食い違うと思うのです。これはどういうわけですか。
○菅野政府委員 十三日の速記録をごらんになつていただければわかると思いますが、私がそもそもこの御答弁を申し上げたのは、今国会に提出する予定の議案の件名を見ながら申し上げたのでありまして、この委員会にお配りした資料にも、地方自治法の改正というものは、今国会に出す予定になつているということがはつきりしておるのであります。私は政府の部内でそういうことが問題になつたかどうかということは言つていないのでありまして、内閣といたしまして、政府の意思をまだ決定しておらない。こういうように申し上げたつもりでございます。実際において次官会議にも閣議にも法案がかかつておらないのでありますから、まだ決定しておらないと申し上げたので、この国会に出す意思がないということは、一つも申し上げておらないのでございます。御了承願います。
○石田(一)委員 それは速記録を見た上でないとはつきりとは申し上げられませんし、私がこの際申し上げることは、水かけ論になりますが、もちろん閣議でも決定したこともなし、あるいは次官会議にも付議されたことがないということが事実であるとすれば、あなたのおつしやる通りであります。しかし少くとも現実に私が指摘した特別区の区長の知事任命という一つの重要なことが、憲法違反であるという問題が起きておる。その重要法律改正案なるものが国会に提出されるであろうという機運があつた。しかも新聞等にもこれは報ぜられておつた。もちろん責任あるあなたとしては、それが決定していないために、そこまで詳しく言えなかつたということは言えますけれども、私がほんとうに東京都の二十三区の都議会議員、区長、これらの人々の意を体して説明を求めたことについての答弁としては、あまりに誠意を欠き過ぎる。要するに、まだ閣議で決定していないから、それはまだきまつていないのだ。しかし地方自治法の一部改正案は一応問題になつておるが、その内容についての決定は、この二、三日以来地方自治庁が確定したので、われわれは知らないのだ、こういう御説明では、今後官房長官を代理するあなた、あるいは官房長官にここへ来てもらつて、提出予定法案の報告を求めても、どこまでがほんとうか、どこからがうそであるかわからないということでは、うつかり不用意には聞けないということになる。よほどあなたのおつしやる答弁をそんたくして、こちらで解釈して聞かないと、判断の資料にはならないということになると、国会の運営上、私は非常に支障を来すと思います。この点についてはなはだ遺憾に思うのであります。そのことを私はこの際申し上げて、私の質問はこれで終ります。
○石田委員長 今の石田一松君の御発言は、よく政府の方へ御伝達を願います。
○椎熊委員 先刻官房副長官と非公式に話したのですが、重大なことですから、会議録にとどめておくために、私は質問するのです。先般の北海道の災害に対しては、政府は非常な同情をもつて、今までにない勉強振りで、北海道の道民は感謝しております。二、三日来北海道の知事が上京し、道議会の代表も上京し、国会内における参衆両院の北海道出身者が、超党派的にこの問題に協力しております。そうして政府当局にとりあえず緊急措置として、相当の金額を融資してもらいたいということを陳情に及んでおります。仄聞するところによると、本日閣議を開いて、何がしかの金額を決定して、融資してやることにきまつたということをかすかに聞いておりますが、こういう事実があつたかどうか、そうしてその金額はどの程度であるか、明確にお教え願いたいと思います。
○石田委員長 これはせつかくの機会でありますから、菅野副長官が答弁できればなさつてさしつかえないことでありますが、しかしこれは、原則として本委員会の議題ではございません。それだから許さないというわけではございませんが……。
○椎熊委員 議院運営委員会で決定して、見舞金まで出して、院の代表者を送つたことなんですから……。
○石田委員長 これはほかの会議で御協議願うのが当然で、私は何も答弁を禁ずるわけではありませんが、本委員会の議題でないということだけを申し上げておきます。従つてこれは、今後の本委員会の運営上の先例とはいたしませんから、そういう建前において、官房副長官が答弁がありましたら、これを許します。
○菅野政府委員 御質問のようなことが本日の閣議の最後に提案されまして、話題に上つたことは事実であります。これも非常に言葉をはつきり申し上げないと誤解を招きますから申し上げますが、閣議決定というのは、一定の形式を経まして、閣議の稟請をいたしまして、閣議の議題に載せて、そのことについて各大臣のサインをとるのが形式上の閣議決定でございます。これがなければ、ほんとうは閣議決定いたしたということは申し上げられないのでございます。問題になつておりますその点につきましては、十億九千万円ぐらいの金額でございますが、これはそういうような形式的な閣議決定をいたしておりません。しかし話題に上りまして、大体において各大臣も御了承を得たように私はとつております。でありますから、はつきり申し上げるならば、これはまたさつきの問題みたいな誤解があるといけませんから、はつきりと各大臣のサインをとつたときに申し上ぐべきでございますけれども、実質上はそういうような形でございます。
○椎熊委員 ありがとうございました。
○梨木委員 官房副長官にお尋ねいたしますが、前会行政協定に基く諸立法についての資料の提出を希望しておいたのであります。これがまだ配付されておりませんが、このことに関連して聞くのであります。実はわれわれ各委員会でも、行政協定に基く立法事項を調査しております。非常にたくさんな数があります。ところがこの前の官房副長官の答弁では、八つくらいあげて、これくらいのものを今のところ予定しておるということでありましたが、調べてみますと非常に多くなるわけで、政府の答弁によつても、多くなることが予想されるのであります。そこでどうしても資料をちようだいいたしまして、それに基いて、政府と今後各委員会で折衝しなければならないことがありますから、この資料の提出をどういうふうに扱つてもらえますか、その辺のところを伺いたい。
○菅野政府委員 私の方でも、内閣といたしまして、これを急いでおります。この前御答弁申し上げたときには、七つか八つということを確かに申し上げたのでありますが、その後電信とか電話の料金、あるいは道路車両法の特別法案というようなものが出て参りました。これをどういうふうにまとめられますか、あるいは省別にするか、あるいは法律の1件名別にするか、これは今法務府で研究しております。そこで立法する事項というようなものは大体の見当がついておりますが、どういうような法律案が出るかということになりますと、立法技術の点がございますので、まだきまつておりません。できるだけ早く提出したい、こういうように考えて、今せつかく努力中でございます。
○梨木委員 これは調べれば調べるほど、非常に立法事項が多くなるわけだし、大体政府の答弁でも、多くなることをやはり認めておられるようであります。ですから、ぜひこれは早く出してもらいたいと思います。
 その次にお伺いしたいと思いますのは、毎度聞いておりますが、団体等規正法あるいは特別保安法ともいわれておるようでありますが、これと労働法の改正法案の提出の運びが、どういうふうに進んでおるかを伺いたいと思います。
○菅野政府委員 今の御質疑の点は、この国会に出したいという希望の中に入つております。しかし先ほどのと同じように、まだ内閣の問題には、全然現われておりません。
○椎熊委員 ちよつと関連して伺いたいのですが、共産党非合法化についてきのうか、総理大臣のところに要路の大官が集まつて、研究をしたという新聞報道が出ておる。そういう法案かなんか出す用意が考えられておるのですか。
○菅野政府委員 これもはつきり申し上げますが、私どものところで、国会に出す予定の法案をとつておりますが、その中には入つておりません。
○椎熊委員 今後出るようになるのですか。
○菅野政府委員 これはちよつと……。
○石田委員長 それではよろしゆうございますね。―きごう御苦労さまでした。
    ―――――――――――――
○石田委員長 それでは先ほどの緊急質問の取扱いの議題に返ります。与党の方で御相談をざれたそうでありますから、その結果を御報告願います。
○福永(健)委員 懇談にしてください。
○石田委員長 それでは懇談に移します。
    〔速記中止〕
○石田委員長 速記を始めて。――懇談をとじます。
 一つくお諮りをいたします。一から六までは、先ほど御承知のごとく撤回に決定いたしました。七は、本日の本会議に上程するに御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石田委員長 御異議がありませんから、さよう決定いたします。
 次に八についてお諮りをいたします。
○梨木委員 この外資導入とマーケット声明に関する緊急質問は、御承知のように、新聞にもマーカツト声明が出ましたし、現内閣は、施政方針演説においても外資導入を期待上、またこれが可能であるかのごとく言明されておるのであります。ところがこれと相反したマーカット声明が出ておりまして、これについては、国民は非常に重大な関心を持つておりますし、政府の所信を本会議でただすことは、きわめて適切であると思いますので、ぜひこれを上程願いたいと思います。
○石田委員長 お諮りいたします。梨木君から趣旨の説明がありましたが、この件を本日の本会八議に上程するに、賛成の諸君の挙手を願います。
    〔賛成者挙手〕
○石田委員長 賛成少数、それでは本日の本会議に上程しないことに決定いたします。
 次に第九についてお諮りいたします。
○松井(政)委員 この問題は、懇談中にも申し上げたように、御承知のように数日来電力料金を値上げするということが、国民の前に、いろいろ報道陣を通じて、企業者側の意見、さらに公益事業委員会の意見等が出ておるのであります。しかしながら政府としては、こういう問題をどうするかということについての御発表がございません。そこ我々一番心配申し上げるのは、電力料金に対する政府の考え方というものは、企業家並びに公益事業委員会等の考え方通りに取扱うのか、それとも、公益事業委員会並びに企業家の間に打合せをして、国民経済の生活上の問題を中心に考えておるのかどうか、こういう問題については、一日も早く国民の前に明らかにする必要がある、そういう立場から緊急質問をしよう、こう考えておる。しかも電力料金値上げの問題は、値上げをするという企業家の意見の中にも、企業体そのものの構成から、また不合理性もあるのではないか。こういう問題についても、料金値上げを強引にしようとする考え方について、政府はどう考えるか、こういう意味なんです。これはぜひ本日上程をして、緊急質問を許されるよう、与党各位の御賛成を願います。
○福永(健)委員 ただいま松井君から御主張があつたのでございますが、そういう御主張ならば、むしろ通産委員会等で詳細に御質問をし、質疑応答を繰返されることによつてよけい解明されることが期待される。ことに通産委員会においては、来週水曜日に、この緊急質問を提出されている御当人の今澄勇君が、詳細に質問される運びになつておるようであります。さような次第でございまして、わずかの時間に緊急質問されるよりも、委員会で詳細に質問される方がより妥当であろうと思います。われわれは、本問題は通産委員会において詳細に御質疑あらんことを希望いたします。従つて本日の上程には同意しかねます。
○石田委員長 御意見の対立がございます。やむを得ませんから採決をいたします。緊急質問の第九、電力料金値上に関する緊急質問、今澄勇君提出を、本日の本会議に上程するに賛成の諸君の挙手を願います。
    〔賛成者挙手〕
○石田委員長 挙手少数、本日の本会議に上程しないことに決定いたしました。
 なお御注意申し上げておきますが、岡田君と八百板君は採決権がございませんから、採決のときは挙手を願わないようにしていただきたい。
    ―――――――――――――
○石田委員長 次の案件をお諮りいたします。本会議の議事の件でございます。事務総長。
○大池事務総長 議事日程の第一から第五までに入る前に、ただいま御決定願いました並木芳雄君提出の、国民政府と条約交渉の経過に関する緊急質問をおやり願いたい。これは緊急質問の先例もありまして、日程に入る前におやり願う。なおその緊急質問の前に、一番最初に、先ほど御決定願いました国家公安委員の花井忠君任命に関して同意を求めるの件、これは議長発議ですぐ参りますから、起立採決で願いまして、その後に緊急質問を行い、それから日程に入るようにお願いしたいと思います。
 日程第一、第二は、建設委員長松六一郎君が御報告になりまして、反対討論が池田峯雄君、これは共産党並びに社会党二十三控室が反対でございます。従つて起立採決になります。
 日程第三は、運輸委員会の委員で提案者の關谷勝利君が御報告になりまして、これは全会一致でございます。
 日程第四、これは労働委員長、島田末信君が報告をされまして、反対討論は今野武雄君であります。従つて共産党が反対でありますから、起立採決になります。
 日程第五、これは文部委員長竹尾式君が報告されまして、全会一致であります。日程はこれだけで終ります。
 なおそれ以外に、ただいままでに上つております法案を、ぜひ緊急上程を願いたいという申出があります。それは外務委員会から外務公務員法案がすでに上つておりまして、委員百長仲内憲治君が報告されます。これを緊急上程願いたい。もう一つ、これは非常に長いのでありますが、千九百四十六年十二月十一日にレーク・サクセスで署名された議定書によつて改正された麻薬の製造制限及び分配取締に関する千九百三十一年七月十三日の条約の範囲外の薬品を国際統制の下におく議定書への加入について承認を水めるの件、これは要するに麻薬製造制限並びに分配取締りの条約の議定書に加入のための承認を求める件でありますが、これが全会一致で上つております。そこで外務公務員法案の方は社会党、共産党、社会党二十三控室、労農党が反対でございます。反対討論としてただいま禁百郎君の申出があります。この外務本員会の二案を、緊急上程願いたいと照います。
 それから厚生委員会から上つております船員保険法の一部を改正する法律案、これは委員長大石武一君が報告されまして、共産党が反対のようです。
 それから通産委員会から一つ上つております。それは神田博君外二十七名提出にかかる公共事業令の一部を改正する法律案、これは全会一致でございます。提案者の神田君が報告をされます。
 それから農林委員会から上つております松くい虫等その他の森林病害虫の駆除予防に関する法律の一郎を改正する法律案、これは千賀康治君外二十三名提出になつておりますが、理事の遠藤三郎君が御報告になります。現在それだけ上つておりますので、緊急上程を希望されております。
  れ以外に農林委員会から、本日の本会議中に上る予定のものが二つあります。一つは、閉鎖機関日本蚕糸統制株式会社が積み立てた繭糸価格安定資金の処分に関する法律案、その次は、農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律の一部を改正する法律案、あとの方は議員提出で、これが上る予定であります。上りましたならば、お願いしたいということになつております。逐次上つたものを緊急上程することに御了承願いたいと思います。
○石田委員長 ただいま事務総長から「説明がありました案件を、緊急上程いたすに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石田委員長 御異議がありませんから、さように決定いたします。
    ―――――――――――――
○石田委員長 次にお諮りを申し上げたいと思いますのは、次回の本会議のことでございます。前回の議院運営委員会におきまして、議員の出席の問題並びに休日と日曜日の連続に伴います議院運営の問題、さらに年度末までに成立すべき案件についての取扱い等に関しまして、昨日午前十時二十分から常任委員長会議を開催いたしました。その結果について御報告申し上げます。
 年度末までに議決を要する法律案につきましては、でき得べくんば、本院は本日の本会議までに委員会の審査庁終了していただきたい、しかし間に合わぬ場合は、できるだけ早くということになるわけでございます。そういたしまして、二十一日の祭日と二十二日の土曜日、祭日は当然休みでありますが、二十二日の土曜日は本会議を休みまして、次会を二十五日にいたしたいいうふうに常任委員長の会議でお話合いをいただいたのであります。このことにいてお諮りをいたしますが、常任委員長会議の申合せの通り決するに御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石田委員長 それではその通り決定をいたします。従つて本議院運営委員会も、二十五日の午前十一時に開会いたします。
 なお議員の出席等につきましても、いろいろ議論がございます。これは前会もお話合いがあつたことでありますが、各派の代表の方々の御意見も伺いまして、議長において善処していただきたいと存じます。
    ―――――――――――――
○石田委員長 なお各常任委員会の審議の進行状況に関しまして、週報のようなものを出したらどうかという御意見がございます。これは常任委員長会議におきましては、まことにけつこうなことだというのであります。各委員会の専門員あるいは調査員等の御協力を得まして、できるだけすみやかなる機会に実行いたしたいという申合せをいただいたのであります。その申合せについて御相談申し上げたいと思いますが、本委員会におきましても、その申合せのようにいたすに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石田委員長 それでは、これを実行いたすことに決定いたします。
    ―――――――――――――
○石田委員長 次に了承をいただきたい件が二件ばかりございます。事務総長から御説明を願います。
○大池事務総長 御承知の通り、五月三日には、いつも憲法施行の記念式典を宮城のところであげておるわけでございますが、本年はちようど五周年になりますので、五月三日には憲法施行の五周年の記念式典をあげなければならぬのじやないかと思うのであります。それまでにおそらく平和条約の発効というものが予定されておるような状況でありますので、その両方を記念する意味で、五月三日には、平和条約の発効と憲法施行の五周年の記念式典をあわせて挙行したならばどうか。憲法施行の記念式典は、国会と内閣と最高裁判所と東京都の四つが主催する形でいつもやつております。中身は従来通りのものでございますが、今度もそういうことにしたならばどうであろうかという点と、なお五月三日以前に平和条約が効力を発生するということがありますれば、その効力を発生いたしました当日か、あるいはその翌日を期して、衆参両院の議長と総理と最高裁判所長官が、ラジオ放送をしたならばどうか。それと、その日には国旗の掲揚をするようにしたならばどうか、こういうような点について、内閣の方から、衆議院議長に意見を求めて来ておるわけであります。従来、五月三日は憲法施行記念だけでありますが、今度は、両方合せたものにしてそういう形にしてやつたらどうかということであります。それと、効力が発効したとキに、ただいま申し上げましたような方方のラジオ放送並びに国旗掲揚を国民にもお願いするという方法をとつたたらばどうかということで、内閣から議長の意見を求めて来ております。議長がこれに対して返事をいたすにつきまして、皆さんの御了解を得た上でいたしたいと考えておられるようでありますので、御意見を伺いたいと思います。
○松井(政)委員 これは次会に決定を延ばしてもらいたいと思います。
○石田(一)委員 これはちよつと問題があると思うのですが、憲法の施行記念とあわせて、平和条約の発効を祝するというのではなくて、日本が独立国になつた、その独立ということをうたつてやつたらどうですか。条約の発効ということを祝うということは、まずいから……。
○石田委員長 それでは、この問題は次回にゆつくりと御討議願います。
○田渕委員 ちよつと関連して申し上げますが、この間、本院で大赦特赦の決議がなされております。国を滅ぼした翼賛議員が、勲等だとか、あるいはその他の恩恵を受けておるのであります。われわれは祖国再建に努力をいたして参つたのでありますが、この議員に対する叙位叙勲というようなことに対しては、何かお考えがありますかどうか、伺いたいと思います。
○石田委員長 これはどうですか。御発言があつたことは記録にとどめておきますが、本日の議題とはいたしません。
 なおこの際御相談を申し上げておまたいと思いますが、それはテレビジヨンを議員食堂に備えつけたいという件でありますが、しばらく懇談にいたします。
    〔速記中止〕
○石田委員長 速記を始めて。懇談をとじます。
 それではこの件は、了承するに決します。
○大池事務総長 もう一件簡単な事項でありますが、御了解を得たい点は、日本国民文化協会からの申出であります。それは洋画界を代表する各一流名家の近作を一点ずつ、二十四日から一週間、議員食堂に並べたいという申出であります。この一流名家というのは芸術院会員というような人十数名でございます。石井柏亭さんとか、山下新太郎さんとか、中村研一氏とか、小杉放庵氏とか、大久保作次郎氏とか、その他白滝さんとかたくさんございますが、文化協会のいろいろ協力を得おられる方々が各人一点ずつ、自分の傑作と思うものを議員諸君にお目にかけたいということであります。
○石田委員長 これを了承するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石田委員長 それでは、これを了承するに決します。
 本会議は一時半でいかがですか。
   「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石田委員長 それでは、本会議は一時半から開会いたします。
 本日の議院運営委員会はこれで散会いたします。
    午後零時五十八分散会