第013回国会 議院運営委員会 第27号
昭和二十七年三月二十五日(火曜日)
    午後零時二十五分開議
 出席委員
   委員長 石田 博英君
   理事 倉石 忠雄君 理事 福永 健司君
   理事 土井 直作君
      岡延右エ門君    岡西 明貞君
      鹿野 彦吉君    川本 末治君
      菅家 喜六君    島田 末信君
      田中  元君    田渕 光一君
      中川 俊思君    石田 一松君
      小林 運美君    長谷川四郎君
      椎熊 三郎君    松井 政吉君
      梨木作次郎君
 委員外の出席者
        議     長 林  讓治君
        副  議  長 岩本 信行君
        議     員 川崎 秀二君
        議     員 赤松  勇君
        議     員 上林與市郎君
        議     員 中原 健次君
        事 務 総 長 大池  眞君
        衆議院参事
        (事務次長)  西沢哲四郎君
    ―――――――――――――
本日の会議に付した事件
 回付案の取扱いに関する件
 決議案の取扱いに関する件
 緊急質問の取扱いに関する件
 次回の本会議の開会に関する件
 本日の本会議の議事に関する件
    ―――――――――――――
○石田委員長 これより本日の議院運営委員会を開会いたします。
 まず青森県知事から謝電が参つておりますから、事務総長より御報告をいたします。
○大池事務総長 二十日付で、衆議院議長あてに津島青森県知事から、過般の北海道、東北方面の震災に対しまして、衆議院から議員団を派遣してお見舞をしていただき、なお視察された上に見舞金をちようだいしたことに対しまして、深甚の謝意を表されました手紙が参つております。この段御報告を申し上げておきます。
    ―――――――――――――
○石田委員長 それでは御協議申し上げる案件に移りますが、最初に日本輸出銀行法の一部改正法律案が、本日おそく参議院から修正して回付される模様であります。この取扱いを御協議申し上げます。
○大池事務総長 参議院の方から修正をされて参ります日本輸出銀行法の一部改正法律案でありますが、一応大体予定されている点を申し上げますと、日本輸出銀行法の中の資本金につきましてこちらから向うに送付をいたしました原案では、資本金の総額を明記してございませんで、必要のあるときには大蔵大臣の認可を受けてその資本金を現在のものよりも増加できる、こういう規定になつておりました。現在は百五十億円になつておりますが、その百五十億を、大蔵大臣の認可を受けて必要がある場合に増加ができるという規定で向うに行つておりましたのを、予算上本年度のものを見ますと、二百十億円ということにはつきりしておるのだそうでございます。従いまして参議院の方は現在の百五十億というものを、予算に計上されております二百十億円というふうにはつきり明記いたしまして、先ほど申し上げましたように、必要に応じて増加ができるという方の、こちらの案を削つて参りまして、従来の百五十億というところを二百十億、このように予算上の数字をはつきり明記いたして返つて来るわけでございます。従いましてそれに対する各党の態度を応御決定置き願いたいと思います。
○石田委員長 この案件はただいま御報告の通り、本日中にこちらに回付されるわけでございます。これを次回の本会議の日程に上せたいと思いますので、それまでに各派の御態度を御決定を願いたいと思います。
    ―――――――――――――
○石田委員長 次に決議案の取扱いの件を御協議申し上げますが、ただいままで出ております決議案について御報告を願います。
○大池事務総長 決議案が新たに出ておりますが、その前に、この前から保留になつております分で、遺族及び戰傷病者に対する国家補償の徹底に関する決議案、岡良一君外二十八名提出の分と、自主外交確立に関する決議案、川崎秀二君外八十二名提出の分、それから行政協定廃棄に関する決議案、井之口政雄君外二十二名提出の分、この三件が保留のままになつております。
○石田委員長 これは保留のままにしておくことに御異議ありませんか。
○土井委員 私の方から出ております岡良一君提出の、遺族及び戰傷病者に対する国家補償の徹底に関する決議案の問題でありますが、これは実際上の問題から行きますと、参議院の方の情勢を調べてみますと、相当内容的に変更されるようなおそれが多分に見られるのであります。そういうところから行きますならば、当然衆議院といたしては、てきるだけ早くこの決議案を上程して意思表示をしておく方がいいのではないか。従つて、各党でもこの点については御異議のないところであろうと思いますので、また具体的に数字上の問題が明記されるわけではございませんで、全体的には抽象的な言葉で行くわけですし、参議院でもし修正されて参るようなことがありますれば、衆議院は後手を踏んで、いかにも無能的な形になりますし、また向うで修正増額されて来るものを、自由党としても予算措置の面からいつて、いろいろ議論はあるでしようが、しかし事遺家族の問題に関して真正面から、過般大磯における吉田総理大臣のああいう失態のあつたこと、さらに遺家族に対する増額修正を参議院から持つて来たのを、また修正するというような、恥の上塗りを繰返すようなことは、おそらく議院運営委員会の諸公としてもできないことと思いますので、そういう意味で衆議院としては各党一致の形で至急に上程して、衆議院の意思を決定しておいた方がよいのではないか、こういう意味において、ぜひ早く取扱つてもらいたいということを要求いたします。
○石田委員長 早くということは、きようということですか。
○土井委員 さようならば、それに越したことはありません。
○石田委員長 きようはこれを保留するということでいかがですか。
○土井委員 あした取扱つてくれるなら、きようは保留してもよろしい。
○倉石委員 明日協議するということすね。
○土井委員 この問題は御承知の通り何回か保留されて、各党の態度はすでに決定していると思いますので、明日上程していただくということであれば、私はきようは保留しておいてもよろしゆうございます。
○石田委員長 それでは、御発言はそれぞれ別々に御発言願つてけつこうでありますが、この案件全部が今までずりと保留になつておりましたので、こり取扱いをいかがいたしますか。一つ一つ御協議願いますか。一括して御協議願いますか。
○椎熊委員 これは委員長や倉石君など考え方は、きようは留保しておきたいというふうに聞きとれるのですが、きよう留保するということは、きようの本会議で重要な他の決議案をやるための支障になるから留保しようというのですか。それならしかたがないと思います。
○石田委員長 私には別に意思はございません。
○椎熊委員 倉石君がそういう意思なら私は賛成する。重要決議案をやるために、きようはよそうということなら私は賛成いたします。
○倉石委員 この遺族及び戰傷病者に対する国家補償の徹底に関する決議案は、御承知の通りただいまこれに関連した法律案が厚生委員会で取上げられて審議中であります。従つてこの決議案については、各党の厚生委員の方々が相談をせられて、まとまつたものができたら、ひとつやろうといつておる間に、法律案として出て、ただいま審議中なのでありますから、それと並行して見合いながらやつて行くべきものであつてこれだけ特に決議案を上程するということには、われわれはどうも疑義がありますので、その審議の経過を見るまで保留されたらいかがですか。
○石田委員長 暫時懇談に移ります。この三件について御協議を願います。
    〔速記中止〕
○石田委員長 御議論は盡きたと思いますから懇談をとじます。
 遺族及び戰傷病者に対する国家補償の徹底に関する決議案、この取扱いを最初に議題にいたします。この点についてただいま御懇談を願つたのでありますが、お話合いはつきませんか。
○倉石委員 委員会まわしに願います。
○椎熊委員 本会議で院の意思を決定したいというものを、委員会にまわしても意味がない。この決議案というものの趣旨に反対なら別だが、趣旨も賛成だということならやつた方がいい。いつまで残しおいても意味がない。私はなぜ急ぐかというと、あと一両日中に参議院はこのために予算を組みかえて回付して来るかもしれない。そういう重大な時期だから、参議院だけが遺族、戰傷病者のことを心配しておるのではない。衆議院も全体が心配しておるが、今まで立つた意思表示をしていないのだから、これは当然しておくべきだ。従つて本日上程すべし。
○土井委員 ぼくは今椎熊委員の言うように、要するに予算案の組みかえということで参議院から回付されて来て、実質的にそれが増額されて来るという状態になつて出て来たら、こちらはちよつと困りはしないか、だからやはり衆議院全体の意思表示をこの際明確にしておくということが必要だと思うのです。これはこだわりを持つてお互いに議論をする必要はないと思う。もしそういう愚かなやり方をしてごらんなさい。何をやつているんだというので衆議院は浮いてしまいますよ。
○石田委員長 自由党はどうですか。
○倉石委員 私どもは、今土井君のおつしやることについては納得行かないのでありまして、これは責任の地位にない方がどういう厖大な数字をお出しになろうとも、それは御自由でずが、諸般の情勢を見てできる限りのことをやるということが、責任者の地位に立つておるもののなすべきごとであります。今まで意思表示をしたことはないとおつしやるが、同一趣旨のことは今まで決議しておるのでありまして従つてこれは委員会に回付するように願いたいと思います。
○石田委員長 御議論は大体盡きたことと思いますので、これをお諮りいたします。お話合いがつきませんから、やむを得ず採決いたします。遺族及び戰傷病者に対する国家補償の徹底に関する決議案を本日上程するということと、委員会に回付するという、この二つの御議論が出ております。これを本日上程することに賛成の各位の挙手を願います。
    〔賛成者挙手〕
○石田委員長 挙手少数。
 委員会に回付することに賛成の各位の挙手を願います。
    〔賛成者挙手〕
○石田委員長 挙手多数。さよう決定をいたしました。
 次に、自主外交確立に関する決議案の取扱いを議題にいたします。御発言がありましたらこれを許します。
○椎熊委員 これは、大分前からわれわれは執拗に上程を追つておる問題ですが、今日まで保留されて来ておる。どうか本日の本会議に上程するようにしていただきたい。
○石田委員長 與党の方はいかがですか。
○倉石委員 本案も、当該委員会に回付して愼重に審議せられんごとを希望いたします。
○石田委員長 他に御発言はありませんか――なければやむを得ません。お話合いがつかぬようでありますから、採決をいたします。自主外交確立に関する決議案を本日上程するごとに賛成の各位の挙手を願います。
    〔賛成者挙手〕
○石田委員長 挙手少数。
 本案を外務委員会に回付することに賛成の各位の挙手を願います。
    〔賛成者挙手〕
○石田委員長 挙手多数。さよう決定をいたしました。
 次は行政協定廃棄に関する決議案の取扱いを議題にいたします。
○梨木委員 この行政協定も、われわれが検討いたしますと、これは、明らかにアメリカ軍司令官の指揮下に、日本の国土と国民をあげて戰争にかり立てるような仕組みになつております。これは明らかに憲法第九條に違反しておりまして、こういう協定を政府自身が結ぶ権限はないとわれわれは考える。従つてわれわれは、国会がこれを廃棄すべきであるという意思表示をすることがきわめて適切であると思いますから、これは本日ぜひ本会議に上程してもらいた。
○石田委員長 本案を本日の本会議に上程したいというお申し出でありますが、これについて御発言がありますか。
    〔「反対」と呼ぶ者あり〕
○石田委員長 反対という御発言がありますが、これもお話合いがつきませんから、やむを得ません。本案を本日の本会議に上程することに賛成の各位の挙手を願います。
    〔賛成者挙手〕
○石田委員長 挙手少数。
 本案を外務委員会に回付するに賛成の各位の挙手を願います。
    〔賛成者挙手〕
○石田委員長 挙手多数。よつてさよう決定いたしました。
 次に行政協定の国会承認に関する決議案を議題に供します。事務総長から御説明を願います。
○大池事務総長 三木武夫君外百二十二名から行政協定の国会承認に関する決議案が提出せられております。内容はきわめて簡単でございます。行政協定は、日米安全保障條約第三條により政府に委任されたる米軍の配備規律の範囲を越え、その内容は、憲法第七十三條により国会の承認を経べきものと認める。よつて、政府は直ちにその手続をとるべきである。右決議する。こういう決議案が出ておりますので、この取扱いについて御協議を願いたいわけであります。
○椎熊委員 これは御説明申し上げるまでもなく、今度の国会でも最大の重要問題でありまして将来いろいろな前例にもなるおそれがありますので、この行政協定なるものに対する日本の国会の確たる意思表示を決定しておく必要が当然あると思います。従つてわれわれは、政府はただ單に報告だけでいいという程度のものではない、国会の承認を経べきものであるという前々からの主張です。この主張がはたして正しいかどうかは議論の上、国会で多数決によつてきめられれば、それによつて将来きまつて行く。いずれにしても、これを掘り下げて議論しないということは、憲法上からいつても、本問題の明朗性を欠くことになる。非常に国民の権利義務に影響する、日本にとつては、再びこういうことがあるかないかわからぬという重大時期に臨んでおるのですから、この際国会としてはこの問題を愼重に取上げて、深き研究と論議の上、国会としての権威ある態度をきめておく必要があると思うので、私どもこの決議案を出しておるのであります。ぜひ本日上程していただきたい。これを本日上程を迫るゆえんのものは、この行政協定の裏づけとなる予算等のごときも、ここ一両日中にきまつてしまう。これがきまつてしまえば、実は決議しても意味のないことになるので、この予算の審議と並行して、われわれは行政協定というものについてこういう考えを持つておるということを明確にしたい。従つて本会議も大分なかつたし、重要法案もないときですから、きようのような日が最も適当と思いますから、ぜひこれはきよう上程して論議してもらいたいと思います。
○石田委員長 野党各派は大体同一御趣旨の御意見であると思いますが、與党側はいかがですか。
○倉石委員 この決議案も愼重に審議しろというお話でありますから、委員会において愼重にやつてもらつてもいいのでありますが、提案者側の御希望が本会議に上程するということでありますから、本会議に上程することには私ども賛成いたしますけれども、本日は初めて承つたわけでありますし、われわれの方でも重要な問題でありますから、それぞれ愼重に討論もいたさなければなりませんから、明日の本会議に上程するようにお願いしたいと思います。
○椎熊委員 実はこの決議案を出す時期については、相当野党側では研究したのであります。きようの日を選んだゆえんのものは、参議院では現に上程して論議しておる最中ですから、それと相呼応して参衆両院、この問題について同時に決定をしておきたい、そういう観点から、きようのことを強く主張しておるのです。本会議に上程することは同意せられたようですが、それを明日特に本会議を開くというような煩雑な手数をとらないで、きようは本会議を開く日でもあるし、他にたくさん案件があるというわけでもないのですから、ぜひきようやつてもらいたい。
○石田委員長 法律案は、本日緊急上程の予定のものが十件、それから日程に上つておるものが十一件あります。それから本会議の日取りについて御議論がございましたが、四月一日施行予定の法律案が二十二件あり、本日上程されるものを引けば十数件残りますので、両院の審議関係から見ても、期日も追つておりますので、明日も各位の御賛同が得られるならば本会議を開会いたしたいと存じ、かついたさなければならないと思います。なおこれについては本日本会議終了後、常任委員長会議を招集してございますので、この点をあらかじめ申し上げておきます。
 暫時懇談に入ります。
    〔速記中止〕
○石田委員長 それでは大体お話合いもついたようでございますから、懇談をとじます。
 この件は明日の本会議に上程することに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石田委員長 さよう決定いたします。
 なお明日の討論等の準備もあると思いますので、討論等の打合せもこの際やつておきたいと思います。
 暫時懇談に移ります。
    〔速記中止〕
○石田委員長 懇談をとじます。
 この決議案の取扱いは、明日の本会議に上程することにいたしまして、討論は反対、賛成ともに二名ずつ、討論時間は十分以内ということに決定いたします。
    ―――――――――――――
○石田委員長 次に緊急質問の取扱いを御協議申し上げます。
○大池事務総長 ただいまお手元に差上げますが、西村榮一君から、リッジウェイ言明に関する緊急質問、川崎秀二君から、リッジウエイ大将の言明と安全保証費案に対する緊急質問、石野久男君から、リツジウエイ総司令官の言明に関する緊急質問、これだけが出ております。
○椎熊委員 この三件が出ておりますが、川崎君のと西村君のとは大体内容が似ているので、これは西村君の方にお譲りすることにして、川崎君のは撤回してもけつこうです。
○倉石委員 三本一緒で、一人でいいでしよう。
○石田委員長 どうですか、與党の方て一人ならいいという御発言がありましたが、野党連合の方で御相談願いまして、一人ということにおきめ願いたいと思います。
○土井委員 西村君提出の緊急質問の題名については、第二のリッジウエイ大将の言明と安全保障費に対する緊急質問ということにいたしたいと思います。
○石田委員長 それではリッジウエイ大将の言明と安全保障費に対する緊急質問、西村榮一君提出のものを本日の本会議に上程するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石田委員長 さよう決定いたします。
 質問の時間は慣例通り十分以内。
 それから本日は参議院の予算委員会開会中でありますので、答弁者は時間の余裕のある者にいたしたいと思いますので、御了承を願います。
    ―――――――――――――
○石田委員長 次は、憲法施行記念式典挙行に関する件を議題にいたします。事務総長より御説明を願います。
○大池事務総長 これはこの前御報告申し上げまして、各党で持つて帰つて研究した上でということで、本日までお延ばしを願つたのでありますが、憲法施行の五周年記念日が五月三日になりますので、それは前例通り行うことにしてずつとやつておつたのでありますが、たまたま平和條約の効力を発生する日がそれまでには来るであろうという前提のもとに、もしそうなれば、平和條約の発効と憲法施行五周年の記念式典と、両方合せてやつたらどうだろうかということで、政府の方から衆議院べ議長あてに照会が来ておるわけでありまして、衆議院の意向を聞いて参つておるわけであります。従つてこの前御説明を申し上げましたところ、平和條約発効並びに憲法施行五周年記念式典という形より、むしろ日本が独立したことの祝賀の意味というか、独立というような意味にこれを直したらどうかというお説も出たようでございまして、各党でお考えの上、次会までということになつておりました。従つて各党のこの問題についての御態度をおきめ願いたいと思います。
○倉石委員 これはこの次にしたらどうですか。
○石田委員長 それでは、この件は次回の運営委員会で御協議申し上げます。
    ―――――――――――――
○石田委員長 それでは本日の本会議の議事の件をお諮りいたします。事務総長より御説明を願います。
○大池事務総長 本日の本会議の日程について御説明を申し上げます。本会議の日程に入る前に、ただいま御決定願いました西村榮一君の緊急質問を済ませて、それから日程に入りますが、第一と二は水産委員長川村善八郎君の報告で、反対討論は共産党の木村榮君、日程三から八までは大蔵委員長の佐藤重遠君が委員長報告をされまして、それから採決の場合は、三から五までは全会一致でございますが、六から八までは共産党が反対でありますから、二回にわけて採決いたします。三、四、五は異議なしで通つて、六、七、八は起立採決。それから九、十、十一も大蔵委員会でありますが、これを一緒にすると採決の都合が悪うございますから、二回にわけて九、十、十一はやはり大蔵委員長の報告でございまして、九については反対が社会党、共産党、社会党二十三控室、これだけであります。十、十一は全会一致であります。それ以外に本日すでに上つており、また上る予定のもので緊急上程をお願いしたいものが十件ほどあります。これについては討論通告者等もございますから、議事部長からちよつと御報告を願います。
○西沢参事 議案審議状況というのをごらん願います。ただいままでに上つておるものを申し上げますと、下の欄の農林委員会の、閉鎖機関日本蚕糸統制株式会社が積み立てた繭糸価格安定資金の処分に関する法律案、それから、その次に森林火災国営保險法の一部改正、この二件が上つております。これは理事の遠藤三郎君の報告。それから閉鎖機関の方は反対が社会党と共産党でありますが、社会党の二十三の方は御欠席になつておりまして、態度がわかつておりません。それから森林火災の方も欠席されておつてわかりませんので、この態度をお知らせ願いたいと思います。それから次に、通商産業委員会の輸出信用保険法の一部を改正する法律案、これが上つておりまして共産党が反対でございます。これは通産委員会の理事の中村幸八君の報告。それから次に、運輸委員会の商船管理委員会の解散及び清算に関する法律案、次に、船舶運営会の船員の退職手当に関する交付金を船舶所有者に交付する法律を廃止する法律案、この二件が上つております。これは二件とも共産党が反対でございます。これは理事の黒澤富次郎君の報告の予定になつております。それから経済安定委員会の国際的供給不足物資等の需給調整に関する臨時措置に関する法律案、これが上つておりまして委員長の前田正男君の報告、これは共産党が反対でありまして横田甚太郎君の討論の通告があります。ただいままでにそれだけ上つておりますが、そのほかに上る見込みのものが、上の段の一番最初の内閣委員会の四件でございます。ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く総理府本府及び地方自治庁関係諸命令の廃止に関する法律案、それから統計法及び教育委員会法の一部を改正する法律案、恩給法の特例に関する件の措置に関する法律案、行政機関職員定員法の一部を改正する法律案、この四件が上つて来る見込みであります。一のポツダム宣言の分は、おそらく全会一致ではなかろうかと思いますが、あとの三つは共産党が反対でありまして今野武男君からすでに討論の通告が出ております。これはまだ上つておりませんので、報告者はだれになるかきまつておりませんが、そこまで緊急上程をお願いいたしたいと思うわけでございます。
○石田委員長 これを本日緊急上程するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石田委員長 討論の時間は慣例通り十分以内ということにお願いいたします。
○梨木委員 きよう上る予定の内閣委員会の三件、これは三件一括して討論をすれば、少し時間がずれるかもしれませんが……。
○石田委員長 それは困ります。
 本会議の開会の時刻は一時半で御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石田委員長 さよう決定いたします。
  明日は午前十一時に運営委員会を開会いたします。
  本日はこれにて散会いたします。
    午後一時六分散会