第013回国会 議院運営委員会 第69号
昭和二十七年六月二十八日(土曜日)
    午後二時四十八分開議
 出席委員
   委員長 石田 博英君
   理事 倉石 忠雄君 理事 福永 健司君
   理事 山本 猛夫君
      岡延右エ門君    岡西 明貞君
      押谷 富三君    鹿野 彦吉君
      川本 末治君    菅家 喜六君
      島田 末信君    高塩 三郎君
      田中  元君    田渕 光一君
      中川 俊思君   橋本登美三郎君
      柳澤 義男君   山口喜久一郎君
      石田 一松君    椎熊 三郎君
      長谷川四郎君    川島 金次君
      土井 直作君    前田榮之助君
      松井 政吉君    竹村奈良一君
      梨木作次郎君    田中織之進君
      羽田野次郎君
 出席政府委員
        内閣官房長官  保利 茂君
 委員外の出席者
        議     長 林  讓治君
        副  議  長 岩本 信行君
        議     員 木村  榮君
        議     員 青野 武一君
        議     員 上林與市郎君
        議     員 中原 健次君
        議     員 小平  忠君
        事 務 総 長 大池  眞君
    ―――――――――――――
六月二十八日
 委員高橋英吉君、土井直作君及び松井政吉君辞
 任につき、その補欠として押谷富三君、前田榮
 之助君及び川島金次君が議長の指名で委員に選
 任された。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した事件
 会期延長に関する件
 本日の本会議の議事に関する件
 衆議院議員などの参議院における公務執行妨害
 並びに集団暴行に関する調査小委員会設置の件
    ―――――――――――――
○石田委員長 それでは本日の議院運営委員会を開会いたします。
 最初に、議長から発言を求められておりますから、議長にお願いをいたし
○林議長 本日十二時五十五分に、保利官房長官から議長に申出がありましたから、御報告をして御協議を願いたいと思います。
 官房長官のお話は、参議院議長にも同様の旨申入れをいたしましたが、政府としては、連日各位が御勉強されていることを感謝し、しかしまた政府提出の重要法案が参議院において御審議中でありますが、会期も余すところ幾らもありませんので、ぜひこれらの法案の結末を得たいと思いますから、会期延長のこともあわせて考えていただいて、議長において、これらの法案の結果を何とかして得られるように特段の御考慮と御盡力をお願いしたいとのことであつたのであります。そこで、先ほど常任委員長会議を招集いたしましてこの点をお諮りし、その結末を得ましたので、これをお聞きの上、会期延長の件につき当委員会でしかるべく御協議をお願いいたしたいと考えます。
○石田委員長 ただいまの議長の御発言に対して、御質疑等がありましたら、これを許します。
 なお常任委員長会議の結果につきましては、ただいまから私が御報告申し上げます。国会法の規定に基きまして、本日一時三十分、議長の招集で常任委員長会議を開会いたしました。ただいま議長御発言と同様な御発言が議長からございまして、御協議を申し上げました結果、次の二点のとりきめをいたしました。
 第一点は、会期延長の必要を認めるということ、第二点は会期の点、あるいは両院の折衝その他必要なる措置につきましては、議院運営委員会に一任するということでございました。右御報告を申し上げます。
 なお両方に対して、質疑等がございましたら許します。
○田中(織)委員 できれば、官房長官に本委員会に出席願いたい。
○石田委員長 官房長官に出席の御要求かございますが、他の諸君はいかがでございますか。反対の御議論がございましたら許します。
○椎熊委員 会期延長の件は、国会自体が考うべきことで、政府の都合などをいまさら考える必要もありませんし、われわれは本質的に反対なのですから、官房長官の意見なんか聞いて意思決定をする必要はないと思います。
○田中(織)委員 椎熊君がおつしやる通り、われわれ野党としては、椎熊君と同じ立場です。しかしいわゆる政府の重要法案の成立を期するために、衆議院で会期延長を含む問題について考慮をしてもらいたいという申出に基いて、議長の本委員会に対するただいまの御発言になり、あるいは常任委員長会議の開催が行われたのでありますから、われわれとしては直接保利官房長官の出席を願つて、これらの重要法案に対する政府の見解も伺いたいと思いますので、できるならば官房長官の出席を要求します。
○椎熊委員 重要法案に対する政府の見解というのは、議長の申入れに明らかになつておる。政府提出の案件は、すべて議了してもらいたい、こういう意味で、会期の延長を含めて御考慮別願いたいという申出と聞いておるのです。政府の意思表示は明らかであるので、これ以上聞くことは私は無用であると思う。
○梨木委員 政府の方から、会期の駅長の件もあわせて考慮してもらいたいということで、議長に申し入れたという点を報告されたのであります。従いまして、政府の方でどの程度の会期の延長を希望しておるかということも、これはわれわれ議院運営委員としては参考に意見を聞いておくことが必要だ。従いまして特に重要案件で、政府がそれらの案件に対する通過をどの程度要望しておるかということも、議院運営委員会としては参考に聞いておくことが必要だと思う。これは、みんな通すということになるとたいへんに長くなる。そういう点で政府の意見を聞く必要がある。
○椎熊委員 政府がどの程度の延長をしてもらいたいということは、国会に対する越権行為だと思う。そんなことはわれわれがきめることで、政府が会期をこれだけ延長してもらいたい、これだけやつてもらいたいと言うようなことは、われわれの審議権に行政権が立ち入ることで、そんなことは国会の権威のためにいけない、悪例になる。これから新法案を出して来るとか、別な案件があるのだということであるならば、私は聞いてやる必要があるが、もうこれから出すものはないのです。今かけておる案件を処理してもらいたい、それを含めて会期の延長も御考慮願いたいということだから、会期がどれだけあればいいかということを考慮すればいいのです。政府の見解を聞く必要はない。
○土井委員 会期の延長は、その院の独自の見解によつて決定すべきでありますから、そういう意味においては、別に保利官房長官を呼んでという必要はないかもしれませんが、少くとも、一同でこの際政府の見解を聞きたいという希望があるならば、それは呼んで聞いたからといつて別に院の権威を失墜することもないと思います。従つて疑義をただすとか、参考に聞くということは、応揚に構えて、官房長官を呼んでもらつたらいいじやないかと思います。(「何を聞くのか」と呼ぶ者あり)何を聞くかは当事者がやることで、政府からそういう申入れをしたということなんだから、政府の見解を一応聞くということは、あえてさしつかえない。それを聞いた上に、われわれとしては独自の見解に立つて会期の問題を決定すればいい、そんなことをはばんだり、どうだこうだと言う必要はない。会議を進めつつ、官房長官を呼んでもらつたらいいじやないか。
  (発言する者あり)
○石田委員長 ちよつと静粛に願います。御要求がございましたので、他に強い御反対の意見もなければ、これは当然呼んでもさしつかえないと思いますが、反対の御意見がございましたので、反対の御意見の発言を許しておるわけであります。ここで一つの動議が出まして、それに対して反対の御意見が出ておるわけでありますから、皆さんの御議論の結果にまつて処理しなければなりません。
○土井委員 その問題については、反対の御意見等もあるということだけれども、従来しばしば政府から会期延長あるいはその他の問題について、やはり技術的に、法案をどういう提出の仕方をするかということについても聞いておる。会期末であるから、もとよりこれから法案を出すということについては聞く必要もないかもしれないけれども、あるいは政府の腹の中で、会期がどの程度がいいかという考え方があれば、この前参議院で保利官房長官が十日くらい延長してくれればという説を述べられたこともあるのでありまして、従つて会期が延長されれば、さらに法案の追加提出ということもあり得ないとは思わない。だから一応聞いたらいいじやないですか。そんなことで多く論議をして、採決などをしてやる必要はないと思う。だから会議を進めながら、その間に官房長官の方に連絡をとつたらいかがですか。
○椎熊委員 土井君せのつかくの御意見もありますから、あえて強力に反対しなければならぬこともないので、委員長におまかせいたします。
○田中(織)委員 ちよつと要求したことについて……。
○石田委員長 御要求に応ずるつもりであります。御要求には応じますが、先ほど土井君からお話がございましたような、会期の期間等についての政府の希望を伺うというようなことは、私はあらかじめ申しておきますが、発言は許しません。
 次に、あらためてこの問題の取扱い方について御協議を申し上げます。
○松井(政)委員 質問があります。委委員会議で、会期の延長の必要を認めるという御決定を願つたということですが、参考のためにお聞きしておきたいのです。衆議院、参議院の二院制度の上に立つて審議が行われておるわけでありますが、主としてどのような理由で会期延長の必要を委員長会議ではお認めになりましたか、参考のために伺いたい。
○石田委員長 理由を申し上げます。それは、本院がすでに議決をいたしまして、参議院に送付いたしました各種の重要法案、一例をあげますれば破壊活動防止法案、あるいは労働三法案あるいは行政機構の改革の法案、あるいは警察法の一部改正、あるいは保安庁法案、その他重要法案、あるいは條約等で、なお参議院において議了を見ていないものがあります。本院といたしましては、これらの法案が参議院において議了することを希望する、そういう建前からでございます。
○松井(政)委員 その理由はわかりましたが、委員長会議等において、さらに会期をどの程度参議院において希望すれば法案が上るとか上らないとかいうことについての意見の交換がございましたか、どうですか。
○石田委員長 私的の意見の交換はございましたが、常任委員長会議といたしましては、会期その他につきましては、各党それぞれの御態度もこの際御研究を願わなければならないわけでございますし、参議院等の本日における動き方等も見なければならぬ意味におきまして、一切をあげて本院の議院運営委員会に一任するということにきめたわけでございます。
○松井(政)委員 さらに両院の連絡等は、議院運営委員会に一任するという御決定でございますか。
○石田委員長 そうです。
○松井(政)委員 その場合に、衆議院の議長と参議院の議長と、議長同士の御連絡とか、議運が、たとえば参議院の方に連絡をする場合における連絡相手と申しますか、これは参議院の議運とすれば議運の形になりますが、その点を御協議願いましたか。
○石田委員長 申し上げておきますが、両院議長の連絡は、それぞれ意思のきまつたところを連絡するのでありまして、まだ両方の議院運営委員会の意思がきまつておりません。従つておそらく私どもがここで議長の諮問に答えて決定いたしましたら、その決定を持つて議長が向うと御連絡になるものと考えます。
○松井(政)委員 そうすれば、まだ会期延長の問題は、参議院議長の方から当院議長に対して何ら話合いがないと解釈してよろしゆうございますか。
○石田委員長 その通りでございます。
○松井(政)委員 非公式にも、議長同士の間には会期延長の話をしていないと解釈してよろしゆうございますか。
○石田委員長 その通りでございます。
○椎熊委員 委員長会議といつたつて、みんな自由党ばかりなんだし、従つて、自由党の国会対策委員会等も、こういう問題で御審議がせられることだと思う。あなた方はどの程度延長しようという考えですか。
○倉石委員 政府からの申入れについて議長から御報告を承りまして、私どもはただいま官房長官をここに招致するという話が出ましたから、その官房長官への質疑が済みましたならば、おそらく議院運営委員長が各党の態度を決定するために休憩してくださると思いますので、その機会にそれぞれの機関に諮つて態度を決定して行きたいと思います。
○椎熊委員 そこで、われわれ会期延長の申入れが政府からあつたという議長の報告だけで帰るわけに行かぬので、あなた方の方の考えとしては、何日くらい延長したいのか。ことによつたら、一日ぐらいならわれわれ賛成しないとも限らぬ。それが非常に長期だと反対するという場合もあるかもしれない。標準なしに、相談の材料なしに党へ帰つても意味がないから……。
○石田委員長 私から申し上げておりますのは、議長にそういう申出があつたのはきようのお言過ぎで、とりあえずみなさんに御報告を申し上げまして、それぞれ各党の御態度を御協議願いたいということで、別に自由党に特にそのイニシアチーヴをとつてもらうつもりの発言を求めておるわけでもございません。従つて各党それぞれのお立場なり、党議なりを御決定いただけばけつこうでございます。
○土井委員 会期延長に対しては、今ここでわれわれが党の態度を言うべき時期ではないと思うが、参考のために申し上げますければ、前回会期延長をする場合に、これ以上の会期の延長には反対であつた。前回の場合の会期延長にも反対したのですから、いわんや今度の延長に対しても、これは言うまでもなく、反対の態度は大体決定しておると思います。従つて與党の間で、実際上においては会期をどれだけ延長したいかという御意見が具体的に提示されなければ、ただいま椎熊委員の言うように、わずか一日くらいの程度ならば――一日というのは極端な意見だけれども、反対ではあるが、一日、二日の場合ならば、場合によつて與党の苦衷も察して、われわれ賛成しないでもない。けれども、会期の日数が明確でなければ、大体反対という考え方を持つていても、やはり明確に意思表示をするわけには行かない。そこで、ひとつ委員長会議をやつたんだから、その決定を発表してもらつたらどうですか。
○石田委員長 委員長会議のことは、ここで発表いたしましたように、会期の件はきまつておりません。自由党の方は、今ここで会期の件を御発表なさることができますか。
○倉石委員 それは、私どもそれぞれの党の機関に諮つて、党の態度を決定した上でないと、ここで申し上げるわけに行きません。
○石田委員長 それではこの問題を一応けりをつけたいと思います。私が御参集願つておりますのは、特に自由党の態度を先にきめていただきたいというわけではございません。所属議員数の大小いかんにかかわらず、ここでいろいろ御意見を伺いたいというのは、それぞれがおきめを願いたい、反対なら反対、(発言する者あり)ちよつとお待ちください。委員長発言中であります。反対なら反対、賛成なら賛成で、期日は幾らということを御決定願いまして、それを持ち寄つて御相談願いたいというので、自由党の優越性を決して認めておるわけではございません。
○椎熊委員 今までと違うんですね。自由党は単なる自由党でなく、政府の與党なんです。政府とはまつたく一体をなしておるものと信じておる。この前の会期の延長でも、倉石君が冒頭から一週間延長ということまでおつしやつて、意思表示があつたが、途中で参議院から十日といわれたので、不体裁にもそれをひつ込めて訂正したようなこともある。従つて諸君がここに来られるについては、何らかの腹案を持つてこられたとわれわれは想像する。今までそういうことはないじやありませんか。
○石田委員長 ただいまの会議は、自由党側から御相談を申し上げるのではなくて、院の役員である議院運営委員長といたしまして、議長の発言を御紹介申し上げまして、各派それぞれの御態度をきめていただきたいというわけでございます。この問題については、これをもつて打ち切ります。
    ―――――――――――――
○石田委員長 官房長官が見えましたから、これに対する質疑を許します。田中織之進君。
○田中(織)委員 官房長官に一、二お伺いしたいのですが、ただいま衆議院議長からの本議院運営委員会に対する御発言によりますと、政府のいわゆる重要法案の成立を期するために、衆議院においても会期の延長を含んだ考慮と盡力について、政府側から要望があつたようにわれわれ伺つたのであります。政府の重要法案が現在審議中なのは、われわれは主として参議院の関係だと了解しておるのであります。参議院における重要法案の成立のために、政府としてはどういう努力をなされておるか、この際官房長官から伺つておきたいと思います。
○保利政府委員 政府といたしましては、ただいま本国会に提案いたしております各案が、すみやかに国会において決定していただくように希望を持ちまして、あらゆる努力を拂つておるのであります。
○田中(織)委員 あらゆる努力を拂つておるという官房長官のきわめて政治的な答弁でありますけれども、今日参議院において重要法案が停滞いたしておることは、すべて政府の不手ぎわによるものだということは、われわれ野党一致の見方であります。それにもかかわらず、政府の不手ぎわをたなに上げて、官房長官自体が新聞記者会見等において、その責任を野党に転嫁するがごとき発言をいたした。そういこと自体が、参議院におけるこれらの重要法案の審議を妨げておる原因になつておると了解しておるのであります。これが参議院の審議澁滞の最大の原因である。同時に、国会議員の出席の問題、その他政府側において示し得るこれら重要法案成立のための努力を今後続けられる意思があるかどうか、その点を重ねて伺いたい。
○保利政府委員 これは政府としては、果し得る努力はことごとく盡すつもりでございます。(笑声)
○石田委員長 田中君にちよつと御注意申し上げます。政府を批評したり攻撃したりするためにお呼びしたわけでもないつもりでございますので、質問の御趣旨に沿うように…。
○田中(織)委員 問題は客観的なもので、事実が私は証明しておると思う。たとえば、他院の問題であるとはいいながら、参議院における審議の澁滞の関係で、現に衆議院の方としては、最近の法案は上げれば全部上げられるにもかかわらず、参議院の方の事情から、われわれはたびたび会期の延長に応ぜざるを得ない、こういう実情にありますから、参議院における審議促進の問題については、政府としては最大限度の努力を拂うことは当然の義務だと私は思う。ここは衆議院だからということで、與党の諸君は笑い話に聞いておるかもしれませんけれども、私は深刻な問題だと思う。従つて現在の参議院の審議の状況から見ると、政府が期待しておる重要法案全部の早急な審議を完了することは、まだ委員会も全然上つておらない案件もあるように見受けるでありますが、政府がこの国会において、早急にそれら重要法案の成立を期するというならば、その重要法案とは大体何件程度あるか、その点について、官房長官から政府側の心組みをもう一ぺん伺つておきたい。
○保利政府委員 私の一存をもつてどの法案が必要だ――率直に申し上げまして、どの法案も政府としては大事に考えておるわけでございますから、従いまして今日のところでは、どの法案がより重いとか、これは軽くていいという考えはありません。
○田中(織)委員 参議院で審議の中途にあるもので、政府の方からいえば、すべて重要法案だということでありますが、たとえば、行政機構改革案の問題のごとき、委員会の審議がまだ遅々として進まないようなものもわれわれ見受けるのであります。ある意味から見れば、そうしたものが処理される見通しがつけば、他の法案もこれらに付随して案外進むのではないかというようにも考えられる。そこで、政府が早急にこの国会中に成立を期したいというものを重点的に上げていただけないでしようか。
○保利政府委員 参議院の議事がはかばかしく運んでいないということは現実の事態でございますから、本会議に関する限りはそういうことがあると思いますが、しからば各法案に対して参議院が審議の熱意があるかどうかということは、多数会派の方々は、各案に対してできるだけ参議院としての結末をつけたいという熱意を持つておられるごとと、政府としては期待いたしております。
○石田委員長 ほかに御発言ありませんか。
○梨木委員 今度の会期延長にあたりましては、参議院におきましては、さらに延長はしないという條件で会期が延長されたことを政府としては御承知になつておるかどうか。
    〔発言する者多し〕
○石田委員長 官房長官はお答えになりますか。つまり参議院においては、もう延長はしないという條件付で延長したということを知つておるかということですが…。
○保利政府委員 私は存じません。
○梨木委員 参議院議長から衆議院に対して十日間の延長の申入れがあり、それには、再延長はしないという條件付で申入があつたと聞いておる。議院運営委員会でそういう報告を受けたのでありますが、その点御存じないとおつしやるのですか。
○石田委員長 ちよつと事実と違いますから、御注意を申し上げます。そういう條件付ではございません。そういう種類の発言があつたことは承知しておりますが、條件付ではございません。事実と違うので、申し上げておきます。
○梨木委員 條件付と言つて悪ければ、強い要望がついておつたということです。
○石田委員長 強いか弱いかという抽象的な判定のことは存じませんが、要望は承知しております。
○梨木委員 そういう要望があつたことを知つておるかどうかということです。
○石田委員長 官房長官は知つておりますか。
○保利政府委員 存じません。
○梨木委員 もう一点伺います。参議院に送付された条件は、われわれの手元に来ておる資料では八十二件ということになつております。この八十二件は、今の保利官房長官の答弁よりますと、全部成立を希望するのだとおつしやるのでありますが、しかしこの八十二件全部やつておりましたら、一月も二月も延ばさなければなりません。従つて、真剣にこの問題を討議するにあたりまして、政府としまして、八十二件の中には成立を希望する重要度がおのおの違つておるはずです。八十二件全体の成立を希望するが、その中でも特にこの法案とこの法案はぜひとも成立を希望しておるということをお示し願いたい。それでなければ、本委員会におきましては会期延長の標準というのが立たないはずです。これについての政府の見解を示してもらいたいと思います。
○保利政府委員 梨木委員からのお尋ねでございますが、ただいま参議院で御審議を願つております件数は、法律案が六十二件、條約の承認を求めるものが三件ございます、六十二件の法案のうち、四十一件は機構改革の法案でございます。そういうものでございますから、多少前提に違うところもあろうかと存じます。先ほど来申し上げますように、この六十二件の法案につきましては、政府といたしましては、ぜひ国会において議決を懇願いたしたいという希望を持つております。
○土井委員 議事進行について……。先ほど来、委員諸君から適切にして非常によい質問がありましたが、官房長官に対する質疑はこの程度で打切つて、議事の進行をお願いたしたます。
○石田委員長 官房長官に対する質疑は、この程度で打切るに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石田委員長 御異議がありませんから、さように決定いたします。御苦労さまでした。
    ―――――――――――――
○石田委員長 それでは会期延長の件につきましては、運営委員会は一時休憩をいたしまして御協議を申し上げたいと思いますが、休憩前に、事務総長から御報告を申し上げることがございますので、事務総長から御報告を願いたいと思います。
○大池事務総長 参議院議長から衆議院長に、衆議院議員などの本院内における公務執行妨害並びに集団暴行に関する件といたしまして、正式に公文で次のような申入れがあつたのでございます。この点は、両院関係のことでもありますし、将来の議院運営等に関して非常な関係を持つておりますので、議長から議院運営委員会に御報告せよということでありますから、御報告申し上げます。
  昭和二十七年六月二十七日午後五時頃本院本会議開会中本院参階外交官傍聴席裏側廊下において公務執行中の本院事務局警務部長丹羽寒月に対し貴院議員加藤充及びその率いる貴院議員秘書及び政党事務員約本数名が集団をなしてその公務の執行を妨害し執行不能に陥らしめ更に同部長に対し集団をなしてその一員が突如後方より暴行を加え転倒せしめ以つて右手掌並びに鼻下擦過傷向後一週間の治療を要する傷害を與えたる事実あり。
  よつて当院においては必要なる措置を執る所存であるが貴院においても本件につき適当御措置相成ると共に今後かかる不祥事件の再発せざるよう断固たる措置を併せて講ぜられたい。
 こういう申出がございましたので、両院の関係もありますし、議長に対する抗議でございますから、御報告を申し上げます。
○石田委員長 本件を、本委員会の議題にするに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石田委員長 御異議かありませんから、議題といたします。
 本件について御発言がございますればこれを許すのでありますが、その前に、本院において必要なる措置を要求せられておるのでございまして、法的にいかなる措置がとられるか、現在の状態を一応伺つておきたいと存じます。事務総長。
○大池事務総長 議長から議長に、常任委員長会議が開催される直前に参りましたので、その御報告をしたあと、本院としてこれにどう対処していいかということは、各党の皆さんの御意見等も伺つてということで、議長さんも考えておられるようであります。事務的にすぐどうこうするという点まで私ども御相談を受けておりませんが、議長といたしましては、議長の警察権並びに秩序維持権の範囲外のことでございますので、本院としてこの事件をただちに懲罰事犯等にするようには相なりません関係とこれに対する事実がまだ判明をいたしておりませんのと、そういう点から、どういうぐあいにしたならばいいかということを、あらためて御考究を願いたいと考えております。
○梨木委員 今の報告の中に、衆議院議員加藤充君というのがありますが、これは私の方に所属しておる議員のことであります。
○石田委員長 加藤充君は共産党所属議員でありますか。(笑声)
○梨木委員 議員であります。
○石田委員長 確かめておきたいと思います。(笑声)
○梨木委員 今の報告は、参議院議長からの申入れでありますか。
○大池事務総長 さようであります。
○梨木委員 私どもは、参議院においてどういう状態の中で、どういう事件が起つたか承知しておりません。そこでこの点につきましては、やはり事実の真相がはつきり確定しないで報告をそのままうのみにいたしてこの問題を討議することは、わが党の議員に関係しておることでありますから、当委員会としては慎重を欠いたやり方であると存じます。
○石田委員長 梨木君に御注意いたします。うのみにして議論するということはいたしておりません。この報告を議題にするに御異議ありませんかということは問いましたが、うのみにする云々ということは関係がございませんから、事実を歪曲せられぬようにお願いいたします。
○梨木委員 委員長は、私の言葉じりをつかまえて……。
○石田委員長 ちよつと御注意申し上げます。この委員会として議題に上せたことについてうのみに云々ということは、本委員会に対する侮辱でありますから、それで御注意を申し上げたのであります。用語等は慎重に願います。(笑声)
○梨木委員 私は、この件を議題にすることについては異議がありませんが、その報告がはたして事実に即した報告であるかどうかということをまず調査して、その上で、この問題についての措置を協議すべきである、こういうように考えるのであります。
○石田委員長 事実を調査しろという御発言がございましたが、他に御発言はございませんか。
○石田(一)委員 私は、いつも申し上げておるのですが、院内における議員の発言等が不穏当であるというので懲罰ということは、まことにいかがかと思うのです。しかし今日報告された参議院議長からの申入れは、少くとも調果の結果においてこれが事実とするならばゆゆしい問題であります。そこで私は、今梨木君のおつしやることにもまことに道理があると思いますので、この運営委員会において、少数の、たとえば二、三人のこの事件を調査する小委員を設けて、その委員によつてこの事実を調査して、その結果を本運営委員会に報告を願つてそれに基いて、運営委員会の態度をきめることが一番妥当ではないかと思います。
○田中(織)委員 本件については、他院の問題でありますから、私どもあまり多く言いたくないのでありますけれども、事件の発端は、いわゆる公衆傍聴席をがらんどうにしたまま制限をしておるということ端を発したことである。これは参議院自体としても、その運営自体において問題になつておることでありますから、正式に参議院議長から本院議長あてに加藤充君のことについて申入れがあつたとするならば、これは本委員会が議題として、少くともその実情を調査することは当然のことだと思います。しかし問題は、石田君が今小委員をあげてということでありますが、調査のためには私は適当な方法だと思いますけれども、事務総長の報告にもあつたように、必ずしも本院の院内の秩序警察に関する問題とは一致をしないと私は思います。その意味で、この種の小委員をあげるといたしますならば、少くとも調査のためのものでありますから、各会派から代表的に一名ずつでも委員をあげて、実情を調査するようにしてやつていただきたいと思います。問題は、本委員会の通常取扱う問題とは多少性質を異にしておると思いますので、その問題に対して本委員会として調査することに対しては異議ございませんが、調査にあたりましては、少くとも各会派から調査委員をあげるように、委員長において御配慮願いたいと思います。
○土井委員 その前に、ちよつと事務総長にお聞きしたいのですが、先ほど参議院議長から申し入れられた事項について、ただちにこれを懲罰などにかけることができない、こういうような御説がありましたが、向うで起つた問題をこちらで調査した結果、そういう事実があつた場合における取扱いというものは、従来慣例がありますか。
○大池事務総長 それは前にあります。秋山定輔さんの問題で、これは院外の問題ですが、捨てておくわけに行かぬということで調査委員会をつくりまして、その調査報告に基き、本院が新たなる決議をいたしました。その決議は、そういう行動は不適当であるから処決を促すという決議をやつた例があります。それから小川平吉君から、島田三郎君の言動に対して、これまたいかぬということで、これはただちに処決を促すの動議が可決されまして、それに御本人が従わなかつたために、院議無視によつて懲罰に付されております。そこで除名の決定を見たけれども、会期が終つてしまいましたので、現実には議決に至らなかつたということがあります。梅田寛一君の場合も、ほぼ同様の事例があります。
○土井委員 その前の例というのは、衆議院内のことですか、衆議院外のことですか。
○大池事務総長 小川さんのは、衆議院内のことです。
○土井委員 衆議院外は他院ですか。
○大池事務総長 他院ではございません。国会以外のこととして、梅田君と秋山定輔君の例があります。
○土井委員 もう一つお聞きしたいのは、御報告に、秘書あるいは事務員というものがありますが、これらに対する先例がありますか。
○大池事務総長 そういうのはございません。これは職員のことですから……
○土井委員 職員というのは、秘書はあるけれども、事務員というのは、職員でなくて、党の職員ですね。
○大池事務総長 政党事務員と考えております。もし事実とすれば、その党に所属しておる事務員です。
○土井委員 その場合の処分権は、こちらにないでしよう。
○大池事務総長 ございません。政党事務員でございますから、政党事務員の出入を禁ずるとかいうようなことは、議長の警察権で場合によりできることであります。
○石田委員長 法規上のこと等も、まず事実か事実でないかということが議論になつておるわけですから、事実を調査しなければならないわけであります。法規上の問題は、事実を調査したときに初めてやつていただく、もし事実でないならば、今から法規上の研究をするということも早計だと思いますから、そこで調査の委員について一応お諮り申し上げておきます。
○椎熊委員 その前に、今の言葉の中に、加藤充君及びその率いるということですが、衆議院議員としては加藤充君だけですか。
○大池事務総長 それだけ書いてございます。
○椎熊委員 その他の人はいないのですか。
○大池事務総長 その他に人がいなかつたかどうか、これだけの申出でございます。
○田渕委員 事実があるということになりますと、明日は日曜であります。事件は昨晩行われております。こういうような意味から、国会法第百二十一條の三項で、三日以内にやらなければならないという規定があります。(「それとは性質が違うからいいでしよう」と呼ぶ者あり)衆議院規則の二百三十四條に、「会議及び委員会の外、議院内部において懲罰事犯があるときは、議長は、これを懲罰委員会に付する。」ということがあります。かような意味で、これは会議及び委員会外の院内の事故であるので、三日ということになりますともう迫つておりますから、至急に院内の警察及び秩序の小委員会と合同して、本日中にでも調べて、懲罰動議を出すなら出す措置をとらなければならぬと私は思います。
○石田委員長 ちよつと御注意申し上げます。本件は、一般の懲罰事犯ということにして取扱うことになりますと、議長警察権の管轄等の問題について議論がわかれるかもしれません。その点議論の余地があることでございますし、ただいま先例等によつて、もしも事実であるとするならば、他の処置がとれる方法もございます。従つて、まだ事実が明らかでないのに懲罰動議を出すということは、やはり早計であろうと思いますから、先ほどから皆様方のお申出がございましたように、事実を調査する委員を設けたいと思います。院内の警察及び秩序に関する小委員会は、本院内の議長警察権の範囲内に属することのための委員会でありますから、本件に関しましては別個の委員をここで選任したいと思います。それにつきまして、一応の私の試案を申し上げたいと存じますので、もし御了承いただけるならば、御協議願いたいと思います。私の試案は、委員長の指名による合計六名の委員といたしたい。それは、会派順で申しますと、六名の場合は四、一、一になるわけでございますけれども、この事件の中心人物は共産党の所属議員だそうでありますから、従つて共産党の諸君も一人入れることが適当ではないかと考えます。そこで三、一、一、一、すなわち自由党三名、改進党一名、社会党一名、共産党一名の委員をもつて調査を至急にやつていただきたい。その調査委員は私から指名する、こういうことでいかがでございましよう。
○中原健次君 先ほど田中君のおつしやいましたように、問題の性質上、党の大小によつて委員の数を決定するのは必ずしも妥当でないと思います。と言いますのは、政党はおのずから同窓的な結合なんでありますから、やはり自由党は自由党で一単位、改進党は改進党で一単位、各党一単位で代表の委員を出す。(「反対」と呼ぶ者あり)それを考慮される方が、結果としてどのような結論が出ましようとも、その結論は公正なものである、こういうことが立証されると思うのです。その意味で、私は各党各会派から一名ずつ御選考になつた方がいいと思います。
○梨木委員 今田中君並びに中原君から意見がありましたように、これはやはり各党各派からできるだけ委員を出して、調査の公正を期することが望ましいと思うのであります。従いまして私は、自由党三名を削ることができなければ、あとふやして、やはりできるだけ各党各派が参加できるような構成にしてもらいたい。
○石田(一)委員 この委員会がもしこれを議決して、小委員を選ぶということになるならば、ただいま委員長が言われた割振りといいますか、これはまことに近来にない名委員長ぶりであり、公平ぶりであると思つて私は賛成いたします。私は事実そう思います。この委員会で委員長が指名した者が、もしへんぱな事実を調査するおそれがあると思えば、その指名された瞬間において、その人に一応異議をとなえればいいことであつて、私は、そこまで不信用ではこの小委員会は成り立たぬと思いますので、ただいまの委員長の発議のように決定されることに同意いたします。
○土井委員 ただいま石田一松君からの御意見は、一応私もごもつともだと思いまするが、これは御相談ですけれども、従来は小会派から一名ずつ出ておりましたので、小会派代表として、どなたか一名出してもらつて協議したらどうかと思います。
    〔「反対」と呼び、その他発言する者多し〕
○石田委員長 ちよつと申し上げます。静粛に願います。ただいま石田一松君からおほめにあずかつて汗顔恐縮の至りでございますが、日ごろから私はそういうように努めておるつもりであります。委員を選ぶのに六名ということを申し上げましたのは、一党で強制することがないように、公平にいたしたつもりでございます。普通だつたら、共産党は割振りに入らないのですが、自由党を削つて入れましたのも、事件の中心人物が共産党所属議員であるので、弁明の必要もやはり認めなければならぬという立場から入れたのでございます。それ以上の御発言は、私は少し無理ではないかと、発案者として考えるのであります。
○土井委員 ただいまの問題について、賢明なる委員長がそういう言葉を使われることはどうかと思う。この調査に弁明ということは必要ないのであつて、調査は、そういう事実があるかどうかということで、それに対して法規的にどういうことになるかということの結論を得て、どうするこうするということはないのである。この委員会に持つて来て、この委員会の席上で、この調査の材料によつてわれわれが結論を得ればいいので……。(「共産党を入れても調査の公平を欠くのか」と呼び、その他発言する者あり)共産党を入れることはいいけれども、小委員会で結論を出すというのではないから、弁明の必要はない。
○田中(織)委員 委員会の構成を特別に委員長が配慮されておることはよくわかります。しかし問題は、私が特に発言をしたのは、これはいわば参議院における渉外事項なんです。当然参議院の議院運営の立場において、参議院で別の立場からこの問題を提議しておると思います。そういう関係で、衆議院としては渉外の部類に属することでありますし、参議院では、わが党は少くとも野党の第一党なんです。そういう関係がありますから、私はやはり各党の代表を一名入れてもらいたい。問題は、委員長の言われるように、従来の小委員会と別な例を開かれるということであれば、私はやはりその点を考慮してもらいたいという意味であります。
○石田委員長 いかがでございましようか。議論も盡きたようでありますが……。
○中原健次君 これは非常に問題の重要性がありますので、客観的に見て適当な措置をするために、もう一つ御考慮が願わしいと思います。私は、主観的な意味ではどなたに不公正があるとは思いませんけれども、外側から見て判断して、批判になるわけでありますから、本院がその立場でやりましても……(発言する者多く聴取不能)各党の意思が反映されるように努力し、反映されるように願つた方が賢明だと思います。せつかく田中君から御発言がありましたので、社会党二十三控室の方から、一応小会派の代表として一人御選考になるように希望いたします。
    〔発言する者多し〕
○石田委員長 静粛に。私は原案をあくまで固執するわけではございませんけれども、與党、野党の対立ということによつて、この調査の結果がゆがめられるということを十分考慮いたしたつもりでございます。大体の御意向はわかりました。こういうことで採決をいたすことはいたしたくございませんから、大体の御意向に従つて行きたいと思います。
○岡西委員 五月一日のメーデーの日におきまして、本院の議員面会所に、多数の面会人が押し寄せて来て、衛視の方といざこざが起つた結果、暴行事件が発生したのでございます。この事件の真相糾明につきまして、院内の警察及び秩序に関する小委員会を、椎熊委員からのたびたびの御催促によりまして開くことにつておつたのでございます。しかし当時非常に本会議が多忙なさ中でございまして、実は五、六回公報等で御通知申し上げたのでございますが、当該委員の方のお集まりを願えません。御承知のように会期も切迫しておりますし、特にかような事件と関連するような事件が参議院におきまして起つておるのでございますから、この際徹底的に真相を糾明すると同時に、さような暴行事件に対する取締り方法を、私らが所管いたしております院内の警察及び秩序に関する小委員会において十分検討いたしたいと思いますので、どうぞ当該委員の方におかれましても至急委員会にお集まりを願います。
○石田委員長 それは希望でございますから、その御希望を諸君がお聞いただけばいいと思います。
 それでは、委員長指名で、六名の委員に御一任するに御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○石田委員長 それではさように決定いたします。
 委員長から指名いたします。
   川本 末治君  押谷 富三君
   菅家 喜六君  長谷 川四郎君
   松井 政吉君  梨木 作次郎君以上六名の方に御調査願いたいと思います。連絡、統一等の必要上、小委員長その他の御選任は、互選でお願いいたしたいと思います。
○田渕委員 そこで、ちよつともう一つお願いしたいことは、もし懲罰事犯があるとすれば、三日以内でなければ懲罰できないと思いますが、さつきおりしやつた通り、これは別途のものであるからということでありますけれども、至急に活動を開始されることを要望いたします。
○石田委員長 御調査は、できるだけすみやかに願いたいと思います。懲罰に該当する場合は、議長職権をもつても行い得るのであります。懲罰事犯は、結論がある場合においては、先例その他の方法もございます。
 それでは会期の問題について各派の御態度を御決定願いまするために、暫時休憩いたしたいと思います。しかしながら、時間を無制限に休憩いたすこともいかがかと思いますので、一応休憩は五時までといたします。
    午後三時四十八分休憩
     ――――◇―――――
    午後七時四十二分開議
○石田委員長 それでは休憩前に引続きまして議院運営委員会を開会いたします。
 休憩前に、会期延長の問題につきまして、各派の態度を御表明願うことになつておつたのであります。順次各派の態度を御表明願います。会派順に、自由党から御表明願います。
○倉石委員 私どもは、参議院における審議の状況その他を観察いたしまして、三十日間の会期延長を希望いたすものであります。
○石田委員長 改進党はいかがですか。
○椎熊委員 実に意外なことを伺つて、愕然としておるのであります。今のお言葉を聞くと、ちよつとわれわれこれから考えて行かなければならぬ。こういう状態で三十日延期すれば、政府が思うように、與党が思うように、今の六十何件の法案の結末がつくという目安のもとに、そういうことが勘案されたのですか。そういうことを聞いてからでないと、意思表示ができない。
○倉石委員 私にお尋ねなんですか。
○椎熊委員 そうです。三十日の根拠を……。
○倉石委員 私どもは、今日の参議院の状況判断から、政府の提案いたしました法律案はもちろんでありますが、議員提出法律案の中にも、ぜひとも成立願いたいというものも多数あります。そこでこの法案の通過に際しましては、もちろん参議院の自由党以外の方で、非常に御協力願つておる政党の諸君もありますが、そうでないように見受けられるものもあります。そこで私どもといたしましては、非常にあちらでは時日を要するようでありますから、そういう状況から判断いたしまして、ぜひこのくらいの日数は要するであろう、こういうことであります。
○椎熊委員 私は、最近の参議院の態度というものは、会期の延長をしても解決できないような状態であると思う。ことに参議院の院内において集団的暴力行為なんかが出現する今日、しかもきようなんかは、参議院の三階の窓から赤旗などが掲示されておる。メーデー以来各地に起る暴動的な様相が、遂に国会の内部にまでも波及しておるという現状は、一体何から来ているか。これは私は、やはり当面の最高の責任は政府にあると思う。吉田総理の国会軽視の行動が、ここまでこじらせて来ておる。この政局を打開するのに、会期の延長ぐらいでは解明するものではないと思う。従つて私どもは、一昨日政府不信任決議案を出しましたが、これは少数にして敗れました。やむを得ません。この際は、ほんとうに講和後における日本の民主主義政治の面を確立するために、政府は勇断をもつて衆議院を解散せしむべし。これが参議院を反省せしめる一番いい方法だと思う。だらだら一箇月も延ばしておいても、衆議院はほとんど審議すべき議案がない。そんな状況で、まるでわれわれが自然休会みたいな形でやつて行くようなことで、参議院があの通りのことを継続して行つたら、国会の威信はどこにあるのだろうか。まつたく日本の国会というものは、信用地を拂つてしまうと私は思う。これは自由党とか野党とかいうようなことでなしに、われわれはこの段階において、ほんとうに日本の民主主義、議会政治を守るということに観点を置いて、この機会にせめて衆議院だけでも一新すべし。そのために協力して、ひとつ国会解散の決議でもやつて、堂々たる選挙の結果、国会を洗い清めようじやないか。三十日だらだら会期を延長して何のためになるか。こういう意味で、私どもは三十日の会期延長には反対です。しかも今度の反対は、突如として反対するのではない。さきに一箇月延長の第一回のときは、私どもも、これに協力して反対の意を表さなかつた。その次の二週間のときは、念を押して、これ以上なお会期を延長するようなことは、この情勢ではあり得ることだから、二週間ぐらいの会期の延長ではいかぬというのであのときは反対した。今度の十日のときは、向うからわれわれの指摘した通りの現実が現われて来て諸君に反省を促した。もうこの段階では会期の延長は無理だと言つたが、十日の延長があつた。この上さらに三十日延長するということは、日本国会の信用を失墜して、日本の議会政治はたよりにならぬという印象を深めたならば、それは自由党とか改進党とかいう党派の問題でなく、日本の国家がどうなるかという問題である。この意味において、私どもはほんとうに議会政治を守るという意味から、ここで解散して総選挙に臨む、そういう態勢をととのえようじやないか。その意味において一箇月の会期延長には反対いたします。
○石田委員長 川島君。
○川島委員 私の党は、前回の三度目の会期の延長に対しても絶対反対の立場を強調いたしたのですから、今回の会期延長などということは、もちろん反対です。結論的に言えば、今椎熊君が指摘しました通り、今度の会期延長は、これで四回目の延長になる。最初は三十日、二回目には二週間、三回目のがこの間で十日、今度は大幅に三十日間の延長をしようということです。きよう自由党の代議士会などをのぞいてみますと、一説には八月の二十日まで延ばしたらどうかというなかなか微妙な提案もあつたのであります。一説には、十七日ごろまでやつたらどうかということもあつた。お察しすれば、すべて満足の行くようにその間をとつた。ここにおられる山口君あたりの調停案が……。
    〔発言する者多し〕
○石田委員長 静粛に願います。
○川島委員 自由党の内容は、全部ぼくのところに参つておる……。
○石田委員長 川島君に御注意申し上げます。ただいまお伺いしておるのは、社会党における本問題に対する態度であります。自由党のことはいりません。
○川島委員 ぼくはちよつと初めて出て来たんだから……。
    〔発言する者多し〕
○石田委員長 初めての御出席でありますので、念のために御注意いたしますが、議題外のことを発言なさる場合は、中止を命ずることがあります。
○川島委員 議題に関連があることです。そういういきさつもあつたらしく、三十日ときめて来られた。一体政府と政府を守る立場におる自由党の人たちが会期をいたずらにこういうように延長しなければならないことになつたこと自体、すでに政府と自由党にとつては大きな黒星である、また、ことに第三回目の会期延長後における参議院の状況などを見ておると、衆議院においては常に圧倒的な多数で存分のふるまいをやつて来たが、参議院では思うように行かない。従つて自由党の本来の暴力的な、横暴な……。
    〔「何を言うか」「ノーノー」と呼び、その他発言する者多く、議場騒然〕
○石田委員長 川島君、用語に御注意願います。
    〔「何が暴力だ」と呼び、その他発言する者多し〕
○川島委員 暴力的と言つておるじやないか。
○石田委員長 川島君の発言は議題外でございますから、川島君の発言の中止を命じます。本題にいつまでも入りませんから、次を許します。竹村君。(発言する者多し)竹村君に発言を許しました。静粛に願います。(発言する者多し)竹村君に発言を許しました。
○竹村委員 私の方の共産党の立場をはつきりいたします。というのは、先般の会期延長に対しましても、わが党は反対したわけであります。そのときに、反対の理由を本会議等で表明いたしたいと思いましたが、討論の打切りで、私の方は表明できなかつたので、ここではつきりいたしておきたい。今日議会制度が問題にされて、しかも帝国議会が民主国会にかわつたということは、少くとも国会の権威を高めるために、また少くとも民主国会である以上、国民の要望するものを実現して行く、しかも国民の生活の安定と向上のための法案を出して行く、これが本質であると思う。ところで現在参議院で問題になつております破壊活動防止法一つとつてみましても、これは大体公聴会等においても表明されておるように、国民の九〇%に相当する人が反対しておる。(「ばかなことを言うな」と呼び、その他発言する者あり)しかもそのことは、これは何を意味するか。それで今日参議院におけるところの紛糾の問題は、破防法をめぐつて、これを成立させること自体が、日本の国民が不幸になるということによつて、各地において反対が起つており、公聴会においてもその意味が表明されておる。言論界といわず、一切の階級がこれに反対しておる。ところがこれを成立させるということ自体が、国民に不幸を與える。従つてそういう不幸を與えるために国会が存在し、そのために会期を延長するということは、今日の民主国会としてのあり方ではない。従つて少くとも私らの方においては、こういう会期延長には反対です。
    〔発言する者多し〕
○石田委員長 静粛に願います。
○竹村委員 そこで私は、この際会期の延長に訴えるよりも、少くとも即時解散して、今国民の九〇%が破防法に反対をしたのに、そうでないということをおつしやるなら、そうでないということを解散によつてはつきりしたい。これが民主国会のあり方だと思いますので、会期延長に反対いたします。
○石田委員長 上林君。
○上林與市郎君 簡単に申し下げます。
    〔私語する者多し〕
○石田委員長 静粛に願います。
○上林與市郎君 会期が四回これで延長されるわけでありますが、こう始終会期が延長されることになりますと、会期を定めておる理由は全然ない。言葉をかえて言えば、政府並びに與党が国会運営に協力を……。
    〔発言する者多し〕
○石田委員長 静粛に――不規則発言を相手にせず御発言願います。
○上林與市郎君 従つて即時解散説も出ておりますが、今回の会期延長には反対です。
○石田委員長 中原君。
○中原健次君 労農党としまして立場を申し上げます。大体延長の理由は、九十数件の案件が参議院にまだひつかかつておる、従つて早くこれを片づけたいというふうに主張されたのでありますが、九十数件の案件が参議院にひつかかり、また衆議院でも十数件のものがいまだに残つておるというこの状況は、結局政府の方で提出された案件に対する国民の批判がそれだけ高まつておる、その声が強く出ておるということを意味するのではないかと感じます。従つてもうこれ以上会期を引延ばして行くことの意味も、喪失しておるのである。従いまして、会期を延ばして、とにかくこれを片づけたいということは、国民の強まつて来た批判、あるいは政府の施策に対する抵抗に対して、無理押しにこれを押しつけて行くという傾向をはらんで行くのであります。でありますから、この際延長するということを考える余地は毛頭ないという結論であります。今参議院を中心にして混乱が起つておりますことは、必ずしも参議院が混乱を喜んでやつておるのではない。私らの見解では、国民のそういう抵抗、あるいは国民的背景の、参議院のあり方に対する抵抗だと思うのであります。でありますから、国民的背景のもとにああいうことが起つておるとするならば、国民の前にすべての問題を投げ出して批判を受ける。そうしてまた新しい案件、新しい問題を出して行くという態勢をおとりになることが、賢明な策じやないかと思います。従つて延長に対しては絶対に反対いたします。
○石田委員長 羽田野君。
○羽田野委員 農協党の態度を申し上げます。会期延長には反対いたします。理由は、他党の諸君によつて盡されておりますから、省略いたします。
○石田委員長 各派の御意見に対立がありますから、遺憾ながら採決いたします。
○石田(一)委員 採決をなさる前に、会期三十日ということを出された動機等を、一応主張される方から……。
○石田委員長 先ほど椎熊委員から御質問がありましてお答えがあつたのであります。
○石田(一)委員 延長の根拠を話されたのだか何だかわからないという気持がするのです。
○石田委員長 御賛成であるとか、御反対の態度はすでに御表明になつたはずであります。態度御表明以前でございましたなら、質問を許すということがあるかもしれませんけれども、態度御表明のあとでございますから、採決いたします。
 倉石君の動議のごとく決するに賛成の諸君の挙手を願います。
    〔賛成者挙手〕
○石田委員長 挙手多数。それでは本委員会の意思といたしましては、会期を三十日延長するということに決定をいたします。
 次いで、これに従つての手続を申し上げますと、ただいまの運営委員会の決定は、議長において参議院議長と連絡を願つた上で、再び御報告を願いたいと存じます。
○椎熊委員 そのことを聞きたかつたのですが、そうすると、参議院議長との話合いの結果どうなるかわからないのですね。
○石田委員長 参議院議長とのお話合いの結果を御報告願うのでありますから、他に御議論がなければ休憩いたしたいと思います。
○石田(一)委員 運営委員会の決定を、衆議院議長が参議院議長と話合うとおつしやいますが、ただ話合うというのでなくて、少くとも会期延長は、両院一致の議決を必要とすることが原則なんです。少くとも参議院の今の状態では、円満裡に運営委員会等が議長の招集によつて開かれるなどということは想像できないような状態である。そうだとすれば、参議院議長は議長の職権をもつて今本会議を開会しておるような始末なんですが、議長が運営委員会にも諮らず、あるいはその他の常任委員長との協議等をも無視して、衆議院議長の国会の会期延長の申入れを個人的に了承したということだけで、両院一致の議決として――要するに国会法に認められ、衆議院規則にいわれておるところの一致の議決ということに解釈ができるかどうか、こういうことなんです。
○石田委員長 本院といたしましては、参議院の代表者である議長の御発言は、参議院の意思と受取るよりほかございません。
○椎熊委員 ところで、私思うのに、参議院の議長は前の失態もあり、当院の議長からの交渉を受けても、意思表示ができない状態に今日あると思う。そういう場合の会期延長はどういう方法でやるのですか。
○石田委員長 それは、御返事を承つた後に、あらためて御協議をいたします。
○前田(榮)委員 自由党の諸君が、三十日と言われて、これが多数で決定されるわけですが、諸君が認められておる通りに、参議院の今日の議事進行状況は、なるほど参議院の責任であつて、衆議院の責任ではないかもわかりません。しかし現実にああいう姿があつて、今ここで三十日などということで押し切られておやりになると、結局はそういう状態がやはり参議院で続くので、その結果、国民の議会に対する信頼というものが地に落ちることになる。その地に落ちる責任は、自由党が負わなければならぬ。そういうことでいいのかどうか。
    〔発言する者多し〕
○石田委員長 静粛に願います。衆議院議長は、本委員会の決定を持つて参議院議長のところに連絡に参りました。その御返事があるまで、暫時休憩いたします。
    午後八時五分休憩
     ――――◇―――――
    午後十時二十八分開議
○石田委員長 休憩前に引続き会議を開きます。議長から発言を求められておりますから、議長の発言を許します。林衆議院議長。
○林議長 先ほど議長が、参議院議長に本院の議運の決定に基きまして三十日間会期延長の件を御協議申し上げましたところ、十時ごろまでには御返答できるとのことでありましたが、午後十時十五分、参議院議長が来られまして、常任委員長の懇談会で各委員長の意見を聴取いたしましたが、議運を開くに至りませんので、正式に御返答するところまでに至つておりません。なお明日は議運が開かれるかどうかもわからず、明後日になりましても御返答申し上げることができるかどうかわかりませんとの御回答がありましたので、御報告を申し上げます。
○石田委員長 ただいま議長からお聞きの通りの御報告があつたのであります。これについての本院の態度をお諮りいたします。
○椎熊委員 参議院の状況はその通りでございましよう。しかし本院においても、会期はまだ二日あるのですから、明後日になつても返答できるかどうかわからぬというけれども、明後日まで返答を待つべきであつて、原則的には、両院の意見が一致して会期を延長することが原則です。しからざる場合においてのみ、例外的に十三條の規定があるので、それは今の参議院の紛糾の状態にかんがみて、両院の意見が一致していなかつた、すなわち、参議院の方では延長の決議をしていなかつたというところにひつかかりができて、こういうもんちやくが起きておるのだから、それを再び繰返すことはさらに紛糾を重ねるだけで、事態の解決には相ならぬ。従つて、本院としては自重に自重を重ねて、ぎりぎりのところまで待つて、がまんのしきれないときに、初めて十三條の発動をしてもおそくはない。それだけの時間的余裕もあることでありますから、そういう状態であるならば、国会全体の円満なる運営を期待する意味において、本日はこのままで流して、月曜日の三十日、すなわち最後の日に特に本会議を招集する手続をとつておいて、そうして午前中でもよい、あるいは午後でもよいが、その日になつてから、あなた方の希望もわれわれは決して無理には妨害しないのだから、三十日まで待つてもらいたい。そうでないと、参議院の方で完全な返答もできないのに、強引に十三條で行くということは、法律の解釈上からも多少の疑義が残つておるし、この上重ねてそういう疑義によつて紛糾を来させることはよくないと思いますから、本日は会期延長の件はこの程度で本院としてはとどめておいて、月曜日まで、参議院の態度を待つということにした方が穏当であろうと思います。
○石田委員長 ただいま椎熊君から、参議院の議長の御発言に対して、明後日まで返事を待つたらよかろうという御意見の表明がございました。その御意見の表明以外の発言を許します。同一趣旨の発言は許しません。
○倉石委員 ただいま椎熊君のお話を承りました。両院が円満に議決をし合うことができますならば、それはわれわれの最も待望するところでありますけれども、ただいま議長の御報告のように、参議院の議長が、明後日まで待つてもらえるならば返答ができるというならば格別でありますが、明後日になつても、そのことは何とも申し上げかねるというようなことを当てにして、私ども議事の予定をつくるということは困難でございますので、本院においては、本日の本会議においてこれを議決していただきたいと思います。
○前田(榮)委員 私は議長の報告に対して質問があるのです。参議院議長が、明後日になつても返答できるかできないかわからぬ情勢であると言われたような今の御報告だつたと思うのですが、参議院議長はわからぬというだけでなしに、もう一ぺん、一応参議院の運営委員会を開くようにするとか、何か話合いをまとめるように努力してもらう、こういう方法をとつてもらうことが必要ではないか。
  (発言する者多し〕
○石田委員長 静粛に願います。委員外の発言を禁じます。
○前田(榮)委員 そういうことを要請されてはどうかと私は思います。それが不可能な問題であるかどうかを議長にお尋ねいたします。
○林議長 先ほど御説明申し上げました通りでありまして、その間においてはいろいろお話もあつたわけです。最後にその結論として申されましたのは、われわれもそういうことを一応申し上げましたけれども、それについては何分の返事ができないというお話でございました。
○竹村委員 聞くところによりますと、参議院におきましては、常任委員長と議院運営小委員か何かの懇談会があつて、議長から会期延長の申入れがあつたことが知らされているとかいないとかということについて、はつきしていないというような様子を私は聞いておるのでありますが、はたして参議院議長は常任委員長の懇談会において、正式に会期延長の衆議院の申入れをお諮りになつたのでしようか。
○石田委員長 参議院側の発言の内容については、議長のお答えする範囲ではございません。議長が参議院議長に正式に申し入れたかどうかという点について、これはわかり切つたことでございますが、御質問でございますから、議長はお答になりますか。
○林議長 先ほど申し上げました通り、議長といたしましては、参議院議長の方に申し入れました。参議院議長としてはこれを御承諾になつて、委員長の懇談会を開き、議院運営委員会を開いて、そのお答えを十時ごろまでにはするというお答えだつたのであります。
○竹村委員 それではちよつとおかしいと思うのです。
    〔発言する者多し〕
○石田委員長 静粛に願います。議事進行のために静粛に願います。
○竹村委員 衆議院議長から参議院議長に申し入れられた。そうして参議院議長が、少くともそういうことをいわゆる常任委員長会議あるいは議院運営委員との懇談会においてそれがはつきり表明されておるとしますならば、それに対してイエスかノーかの答えが当然衆議院議長にあるべきはずであると思います。それがいつかわからぬというようなことはないと思いますが、その点はどうでしようか。
○石田委員長 これは、本院の議長の答えるべき範囲ではございません。
 それでは両方に御議論がわかれておるようでございます。月曜日まで待つて、月曜日に本会議を開くべきであるという御議論と、ただいままでお聞きの通りの、そういう参議院議長の報告では三十日になつても返事を承ることができるかどうかわからないから、本日決すべきであるという御議論と、この二つにわかれております。そこで、本日これを決すべきであるという意見に賛成の諸君の挙手を願います。
    〔賛成者挙手〕
○石田委員長 挙手多数。よつてさよう決定をいたします。
 次にその取扱いについてお諮りをいたします。
    〔発言する者多し〕
○石田委員長 静粛に願います。この会期延長についての討論の申出があるそうでございますから、事務総長より御報告を願います。
○大池事務総長 会期延長の件が議題になりました場合の討論通告で、今事務局の方に出ておりますのは、反対討論として改進党の石田一松君、社会党の川島金次君、共産党の竹村奈良一君、労農党の中原健次君、この四名の討論の通告があります。
○石田委員長 討論の通告がありますが、これをいかがとりはからいますか、お諮りいたします。
○椎熊委員 当然これは許可すべきものです。
○石田委員長 暫時懇談に移します。速記をとめて……。
    〔速記中止〕
○石田委員長 速記を始めてください。懇談をとじます。
 お話合いがつかないようでございますが、規則によりまして二名の討論は許さざるを得ません。(発言する者多し)そこで二名の討論のみにするという御議論と、申出の通りの討論者にするという御議論と二通りあると思いますが、これを二名にとどめるということに御賛成の諸君の挙手を願います。
    〔賛成者挙手〕
○石田委員長 挙手多数。さよう決定いたします。
 本会議の開会時刻は、十時五十分といたします。
 次に採決方法についてお諮りいたします。採決はいかがいたしましようか。
    〔「記名」と呼ぶ者あり〕
○石田委員長 それでは、採決は記名といたします。
 なお、本日の十二時までに会議が終了しない場合におきましては、明日午前零時五分から本会議を開会することにいたさざるを得ないと思いますから、この件をお諮りいたします。このはからいをすることに賛成の諸君の挙手を願います。
    〔賛成者挙手〕
○石田委員長 挙手多数。よつてさよう決定いたします。
 次回の本会議は、明後日月曜日特に本会議を開きます。議院運営委員会臓午前十一時に御参集を願います。
 本日はこれにて散会いたします。
    午後十時四十四分散会