第015回国会 議院運営委員会 第23号
昭和二十八年一月二十九日(木曜日)
    午後二時開議
 出席委員
   委員長 福永 健司君
   理事 菅家 喜六君 理事 村上  勇君
   理事 椎熊 三郎君
      荒舩清十郎君    飯塚 定輔君
      今村 忠助君    大野 市郎君
      久野 忠治君    佐藤洋之助君
      羽田武嗣郎君    濱地 文平君
      森   清君    石田 一松君
      佐藤 芳男君    池田 禎治君
      土井 直作君    松井 政吉君
      森 三樹二君    安平 鹿一君
      渡辺 惣蔵君    坊  秀男君
 出席国務大臣
        国 務 大 臣 緒方 竹虎君
 委員外の出席者
        議     長 大野 伴睦君
        副  議  長 岩本 信行君
        議     員 石野 久男君
        事 務 総 長 大池  真君
        衆議院参事
        (事務次長)  西沢哲四郎君
    ―――――――――――――
一月二十九日
 委員園田直君、木下郁君、井手以誠君及び武知
 勇記君辞任につき、その補欠として中村寅太
 君、土井直作君、森三樹二君及び坊秀男君が議
 長の指名で委員に選任された。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した事件
 国務大臣の演説に対する質疑の日取及び割当時
 間に関する件
 昭和二十八年度本院、裁判官訴追委員会及び裁
 判官弾劾裁判所の予算に関する件
 土地調整委員会委員任命につき同意を求めるの
 件
    ―――――――――――――
○福永委員長 ただいまから議院運営委員会を開会いたします。
 最初に、前回の委員会の際に、いずれにしても明日から再開をするということの確認があつたわけでございますが、それについて、国務大臣の演説その他を何日からどういうようにやるかということについて御協議をいただきたいと思います。
○椎熊委員 明日劈頭、総理の施政演説があるだろうと思いますが、あるいは緊急な決議案等も出すような情勢が展開されるかもしれない。そういう場合は、国会並びに政府の機構に関する重大なる決議ですから、これは総理大臣の演説に優先すると思いますが、そう心得てよろしいですか。たとえば不信任決議案を出すというような場合ですが……。
○土井委員 この問題は、懇談にしてもらつたらどうですか。
○福永委員長 暫時懇談いたします。
    〔速記中止〕
○福永委員長 懇談をとじます。
 官房長官が見えましたから、官房長官に御質問があれば、お願いいたします。
○椎熊委員 官房長官にお伺いしたいのですが、明日の再開劈頭、総理大臣のほか、だれが演説されますか。
○緒方国務大臣 総理大臣のほか大蔵大臣、外務大臣、経済審議庁長官、それだけであります。
○池田(禎)委員 官房長官にお尋ねします。新聞等によつて見ますれば、相当たくさんの法案が提出される模様でありますが、大体どの程度政府はお出しになるお考えでございましようか。
○緒方国務大臣 この間、閣議で一応決裁しましたものは二百くらいであります。それをすぐ提出するかどうか、その点につきましてはまだ……。
○池田(禎)委員 私も、実はそういうことをニュースで伺つたわけです。そういたしますと、御承知の通り会期は三月三十一日までと思いますが、この中で特に政府が重要たと――政府がお出しになるのだからいずれも重要だとは思いますが、大体どういうものを今日お考えになつておられるか、その点を承りたいと思います。
○緒方国務大臣 私は、二百の内容は今詳しく記憶いたしておりませんが、義務教育費の全額国庫負担、それからこれはまだ提出までの準備ができておりませんが、警察法の改正、それから公共的性格を持つ産業のストに関する法律案、それから独占禁止法を緩和する法律案、恩給制度に関する法律案、これは軍人恩給に関するものでございますが、その程度しか今覚えておりません。
○池田(禎)委員 今言われたような法案につきまして、どの程度までの準備が進んでおるか伺いたいと思います。国会が再開されるまでにはお出しになれるかどうか、その点の見解を伺いたいと思います。
○椎熊委員 それは政府が考えて出すのだから、つつかない方がいい。ぼくらは、そんなつまらない法律案なんか通過しない方がいいのだ。出し方によつては審議未了になるものが相当あることが想像されるだけで、われわれとしては、その点について政府を奨励する必要はない。
○池田(禎)委員 ただ御承知の通り、二百件もお出しになるというのに、この会期は、私の見るところでは日曜、祭日を除くと、事実五十日ぐらいしかないと思う。従つて政府がお出しになるならば、早急にお出しにならなければならぬと思う。それは椎熊さんのような言い方もあると思いますが、会期が押し迫つて出して来て、国会が審議を怠つておるというようなことを常に世間に宣伝される、これにはわれわれはしばしば迷惑を受けておるから、重要法案に対する提出の用意、それがどの程度進んでおるかということを承りたいと思います。
○福永委員長 大体まとまつたら、いつもの例のごとく表にでもつくつて運営委員会に出して来るということで、整理をしてもらつたらどうですか。
○池田(禎)委員 ただ、早急にお出しになるものは、すぐにでも出せるものがあるかどうかということを伺つておきたいと思います。
○緒方国務大臣 一応提案の準備のできておるものもありますが、準備ができておりませんものも、今国会中には提案し得ると思います。
○椎熊委員 三月十五日過ぎになつて出すものについては、国会は責任を持てないと思います。両院の審議は二週間でやれるというようなことで、簡単なものは別ですが、大きな法案を三日中旬以後出されるようなことは迷惑です。それが審議未了になる場合の責任は政府にあるので、国会にはないということを今から申し上げておきます。
○緒方国務大臣 私が今申し上げたのは、劈頭に総理の施政演説と同時に出すまでの準備がないと申し上げたので、もちろん今申されましたような時期より前に出し得ると思います。
○池田(禎)委員 そこで、この際緒方官房長官に伺いたいのでありますが、最近自由党の党内の紛争をめぐりまして、閣僚の中には解散ということを平気で述べられている者がある。あるいは官房長官の談の中にもさような言葉があるかのごとく世上伝えられております。これは政府のおやりになることでありまして、国会はこれについて独自の見解を持つわけでありますが、一体政府は解散する腹を持つておるかどうか。かりに解散する腹があるならば、そういう重要法案を二百件もお出しになつても、国会としてこれを受入れられるかどうか……。
○緒方国務大臣 政府は、今申し上げたような重要法案を何とかして国会を通過させたいのであります。従つて解散するという考えは毛頭ございません。
○池田(禎)委員 これは当然国会において論議されることとは思いますが、たとえば総理大臣が、現在のぶんどり主義、この膨脹予算というものは、国会がどうきめようとも、政府としてはそういうことを聞かないというような談話が伝わつております。この点などから考えまして、国会の審議権に政府が重圧を加えるがごとき印象を与えておることはいなめない。この点につきまして、われわれ審議権を持つ者といたしましては、十分に質問いたしたいと思つておりますが、その点十分御考慮を願いたい。われわれは、政府が国会に対して何か重圧を加えるがごとき印象を与えておることは、国会軽視、国会侮辱の姿であるということを感じておりますので、この点を一言申し上げておきます。
○福永委員長 それでは先刻の国務大臣の演説に関する件についてまず御協議をいただきます。ただいま官房長官が申しましたことく、三十日に総理大臣、大蔵大臣、外務大臣、経済審議庁長官、この四人の演説を政府側としては行えるということですが、三十日にこれを行うことに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○福永委員長 それではこの国務大臣の演説は三十日に行うことに決定いたしました。
 そこで、前回の委員会の際に委員各位の中からそういう御意見もあつたのですが、これに対しまする質疑につきまして、従来ですと、参議院の方は午前中に行います関係上早くなつておつたのですが、その点をどうするがというような点等につきまして、本院としての態度等をおきめいただきたいと思います。今各党から出ておりますものは、改進党さんが三名、社会党右派が三名、社会党左派が二名、無所属倶楽部から一名、労農党から一名、合計十名の質疑通告が出ておるわけでございます。これらをいかに取扱いますか御協議を願います。
○椎熊委員 参議院よりも先に質問したいという当委員会の総意であつたのですが、そのことについて、衆議院の事務当局の方と参議院の事務当局との間、あるいは参議院の委員会との間に何か御交渉でもあつたでしようか。これからなさるのでしようか。
○大池事務総長 これは、この前三十日に総理の施政方針演説等がありまして、三十一日から質疑をやるという一応の御決定で、本決定は今日ということになつておりましたので、それについて参議院の方と事前の打合せは事務当局に御一任がございませんでしたから、やつておりません。
○椎熊委員 どうでしようか、事務当局にでもお願いして、一ぺん向うの意思を聞いてみることをさつそくやつてもらつたら……。
○池田(禎)委員 私の方も、質問演説は当然衆議院が先にやるべきだということを強く要望しておりますから、その点はぜひそういうふうにおきめ願いたいと思います。
○福永委員長 それでは、その点は聞いてもらうことにいたしまして、いずれにいたしましても三十一日に質疑を行う。これはこの前大体そういうことであつたのでありますが、正式にさよようにきめることに御異議ありませんが。
○石田(一)委員 三十一日ということにしたのは、今の参議院に交渉しようということにかかつておる。一日置いてゆつくり研究してやつた方がいいのじやないかということもあるけれども、参議院がもし三十一日にやるということになれば、こちらが二日も空白を生ずるようになると困るから三十一日にしようということになつたわけで、参議院との話合いがつけば、三十一日にすぐやるということも……。
○土井委員 それは石田君の御意見ですが、この前の委員会で三十一日に質疑をするという決定をしたのは、一日が日曜でしよう。だから二日間間を置くことは、それだけ気が抜けるだろうというようなこともあつたわけです。そこで、参議院の方でこの問題はそう簡単に解決つかないと思うから、従来のような形であつても、こちらは三十一日に質疑をするということに御決定願つて、ここに質疑される人々の名前が出ておりますし、持時間の関係その他事務的に処理されて行つたらどうですか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○福永委員長 それではただいま土井君から御発言もございましたので、三十一日に質疑を行うことにいたしまして、あと、この質疑をどういう順序でだれがやつて、どういう時間というようなことを御協議いただきます。
○椎熊委員 時間は前例通りでどうですか。それから十人ありますが、時間等を勘案して三日でやり上げる、第一日が党代表の三人、二日目も三人、三日目だけは四人、この四人というのは、無所属倶楽部と労農党は時間が非常に短かい。ですから二人としても、ちようど時間的に三つに割つていい時間になるのじやないですか。
○福永委員長 その場合、念のためにお諮りいたします。社会党左派まではともかくといたしまして、いつでも小会派の方につきましては議論がいろいろありますが、今回この質疑通告にありますお二人の質疑を許すことに御異議ありませんか。
○土井委員 これは、従来の慣例から行きますといろいろ議論のあるところでありますが、施政方針演説とかこういう重大なときには、特に慣習を破つて小会派の方々にも質疑をさせる、その他の事柄については、これは運営委員会の基本的な決定に従つてもらう、こういうことにいたしてもらつたらよいと思います。
○福永委員長 他の党はいかがですか。ただいま土井君のような御意見で……。
○池田(禎)委員 無所属の方に伺います。これは蛇足かもしれませんが、無所属から質問される方は、当然無所属を代表される方でしようね。
○坊委員 無所属は、思想とか意見というようなことにつきましては一人一党でございますから、厳密にいつて、われわれが政務調査会を持つて、そこから築き上げて行つた質問をやるというわけには行かないのであります。ただ議員全体に関することについてみずから傷つけるとか、そういつたようなことはやらせない、こういうことにはなつておりますが、いろんな政見とかなんとかにつきましては、完全に思想を統一することはできないのでありますから、そこのところ無所属の特性として御了承いただきたいと思います。
○福永委員長 それでは先ほど土井君から御発言のごとく、この施政方針演説等に対する質疑につきましては、これを特別に取扱いまして、無所属倶楽部及び労農党にも質疑を許すことに決定をいたします。
 そういたしますと、前回の例によりますと、持時間が改進党、社会党右派及び社会党左派、この質疑者につきましては各四十分の持時間であつたわけであります。無所属倶楽部及び労働者農民党の質疑者につきましては各二十分、前例通りこの程度で質疑を行うということに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○福永委員長 それではそういうことに決定いたしました。
 そこでこの質疑の順位でございますが、これは従来の慣例によりまして、多数の会派から順次やるということになります。
○大池事務総長 発言順位につきましては、第一日目の一番最初は松村謙三君、次は社会党右派の三宅正一君、それから左派の和田博雄君、改進党の松本瀧藏君、小畑虎之助君、それから次が社会党右派の松前君、それから社会党左派の武藤運十郎君。
○椎熊委員 これは前例もありますから、わが党の小畑君は順位としては松本君の次ですが、順位をお譲りいたしまして武藤君の次にやります。そうすると松本、松前、武藤ということになります。
○土井委員 特に順位をお譲りいただかなくてもけつこうだと思いますが、せつかく椎熊さんからの御発言でもありますし、いろいろな事情がありますから、これは恩恵的なものでなくて、改進党の御都合ということで……。
○福永委員長 それでは、順序といたしましては、最初に今の三人、一日目は椎熊君及び土井君の御発言がありましたので松本君、松前君、武藤君ということになります。
○大池事務総長 そういたしますと、三日目は小畑君、今澄君、只野君、石野君、こういうことになります。この前もそういうことでおやり願つたわけでございます。
○福永委員長 ただいま西沢事務次長が参議院側と交渉いたしましたようですから、その結果をちよつと当人から皆さんに申し上げます。
○西沢哲四郎君 ただいま参議院に参りまして、こちらの決定の趣を通知に参つたのでありますが、あいにく参議院の事務総長が不在でございまして、事務次長と議事部長にそのことを申入れいたしましたところ、ただいま事務総長も不在でありますし、事務的にはこの際ただちに御返事申し上げることはいたしかねる。明日は正式に運営委員会も開かれることと思うから、その際申し上げて何分のごあいさつを申し上げる、こういうことでございました。
○福永委員長 というわけでございますから御了承をいただきたいと思います。
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○福永委員長 次に、土地調整委員会委員任命につき同意を求めるの件、これを御協議いただきます。
○大池事務総長 履歴はお手元に差上げてありますが、土地調整委員の中で一人欠員がすでにあつたのであります。それは、前になつておられた井手成三君がおやめになりましたあとがそのまま欠員になつておつたのでありまして、その欠員の分に対して、お手元にあります青沼亜喜三君を補充いたしたいというのが第一点であります。それから現在調整委員をやつております佐野憲次君、これは一月一ぱいで任期が満了いたしますので再任をいたしたい、こういう申出であります。従いまして、新規に土地調整委員となられます青沼亜喜三君と、任期満了に基いて再任をいたそうという佐野憲次君、この佐野憲次君の方は、ちようど一月三十日に任期が終りますので、もし各党の態度がお間に合いになりますれば一月三十日までにお願いいたしたい、こういうことでございますが、明日ということでなくても、明後日、質疑が終つたところで御決定願つたらどうかと思います。
○椎熊委員 当初、土地調整委員会の委員の選任は、なるべく各党から平均したように推薦しようということだつたと記憶しております。青沼さんという方は自由党系の方でしようが、佐野さんあたりはどつちなんですか。
○大池事務総長 佐野さんは、元蚕糸局長から農地局長をやつて来られて、農地局長が最後でおやめになつたのであります。農地問題の関係で、特に学識経験と申しますか、経験が豊富であられる方でございます。
○椎熊委員 今日でなくて、三十一日でよければ、党に帰つて相談したいと思います。
○松井委員 土地調整委員会の性格についてお伺いしたい。法律的には青沼さんは明るい人のような感じがいたしますが、土地関係の調整委員に推薦をして来たいきさつ等がおわかりになりましたら伺いたいと思います。
○大池事務総長 これははつきりわかりません。今委員長は我妻栄君がやつておられます。今の佐野君と津田広君、それから諸橋襄君、それと井手君がやつておりまして、これは最初のときには、たしかあとから国会の承認を得たのだと思いますが、これは土地調整委員会設置法で、「委員長及び委員は、人格が高潔であつて、公共の福祉に関して公正な判断をすることができ、且つ、法律又は経済に関する学識経験を有する者のうちから、両議院の同意を得て、内閣総理大臣が任命する。」ということになつておつて、国会の閉会または衆議院の解散のために両議院の同意を得ることができないときには、前もつて内閣総理大臣が任命をしておいてよろしい、その場合には、次の国会の初めに承認を受けなければならぬ。承認が得られなければ罷免をしなければならないというような、特別な規定があります。最初の経緯等につきましては、また調べましてから……。
○松井委員 それ以上聞いてもいきさつはわからぬと思いますから、これは今日でなくしていただきたいと思います。
○福永委員長 それでは三十日で任期が来るようでございますから、三十日、三十一日くらいの間に、いずれにしても本会議でどうするかということをおきめいただきたいと思います。
    ―――――――――――――
○福永委員長 それから次に、昭和二十八年度の本院並びに訴追委員会、弾劾裁判所の予算、これにつきまして事務総長から御報告をいたします。
○大池事務総長 お手元に差上げてありますが、前回の運営委員会で、庶務小委員長の御報告に基きまして、衆議院予算についての御決定を願いまして、数字の整理をいたして大蔵省に要求することになつておりましたので、数字上の整理をいたしたものをただいまお手元に差上げてあるわけであります。これについて簡単に申し上げますと、二十八年度の衆議院の方の総予算は十七億三千百八十四万二千円、こういうことになるわけであります。これは前年度に比較しますと、三億七百四十一万二千円の増加になつております。これを項目別に申し上げますれば、国会の運営に必要な経費が十五億四千百三十四万七千円で、この中身は議員の歳費、通信手当、秘書手当、応召旅費、滞在雑費、それから今回新たにきまりました立法事務費等議員に関する経費、これが総額で七億八千六百万余になるわけでございます。これが第一でございます。第二は、事務局、法制局、それから常任委員会に要する人件費とか光熱、水道料等、総計で七億三千七百二十五万八千円という数字になつております。第三といたしましては、行政監察特別委員会の月百五十万円平均、総計千八百万円、こういうものでありまして、それ以外は国際会議費、これは今度新たに各省で持つように、衆議院みずからその予算をとつていただきました分が四千六十一万一千円、こういうことになります。この分は、大体列国議会同盟会議等に行く者を、一応議員五人くらいに予定しておりまして、この列国議会同盟会議以外に、南方方面その他に行かれる議員三十名平均のものがこの中に入つております。これはこの前、庶務小委員会で御決定になりまして、数字はすでに御報告申し上げた分であります。
 次に衆議院施設費の方は、補正予算に将来組まれるものは別といたしまして、一億四千二百八十八万四千円、これだけが今回の分に載つております。それから予備金は七百万円でありまして、以上全部を合計いたしましたものが、先ほど申し上げましたような十七億三千百八十四万二千円であります。これを各予算の科目に繰入れました数字がそのあとにこまかく出ております。
 なお話追委員会の方は、これはまつたく新しいものはございません。事務費的なものでございまして、先日ここで御決定願いました参事、主事三人ずつ六人、それ以外の主事補以下の職員等に関する経費その他でございます。本年度は九百四十九万八千円ということになつて、昨年度に比して二百万円余ふえております。これは今申し上げましたように、各費目ごとに割当てますと、本給、手当等、お手元に差上げてありますような数字になつております。
 これ以外に国会図書館の経費、それから弾劾裁判所の経費がございますが、国会図書館の費用につきましては、図書館運営委員会の承認を得ました後こちらに御報告になりますので、後日に御報告願いたいと思つております。
 弾劾裁判所の方は、参議院の方と同時にお願いすることになつておるそうでございますが、これは訴追委員会と同じようなものでございまして、総金額が、ここに書いてありますように七百七十万六千円、これは昨年度に比して二百万ちよつと出た、こういう形になつております。まつたく数字の整理だけでございますので、この点の御了承を願います。
○石田(一)委員 これは私は異議ありませんが、この前の運営委員会でも、少ししつこいくらい申し上げておきましたように、一ぺんこの委員会で決定したものを政府が削除した。それでまたごの数字をやり直して来たが、今度またこれを削られたら、またあらためてやるのかどうか。それからもう一つは、事務総長にお伺いしたいのですが、衆議院関係のこれらの予算経費が「年度末に一応支出された、これに対する会計検査院あるいは国会の決算委員会等の役目を、この委員会が果すのか、それとも、特に何らかそういう方法があるのかどうか、そういうことを事務総長に伺いたい。
○大池事務総長 ただいま石田委員から御質問の、今御報告申し上げました数字に対して、政府がこれを削減するようなことがあるかどうかという点でございますが、これはございません。ここでおきめ願つて要求したものが本年度の予算に載つて出て来るわけでございますから、予算委員会等で削減もしくは増加されることがあれば、その決定によつて政府が縛られるということで、これは事務局の手を離れておりますから、その問題はございません。
 第二点の、すでに衆議院予算として成立したものに対する使途に関する決算の問題でございます。これは御承知の通り、決算は、本年度の分が本年すぐ出るものではございません。翌年度になつて決算に出て参ります。会計検査院からは、一年のうち数回にわたつて衆議院に出張して予算の使途に関する実地の検査をしておるのでありまして、その報告はすべて決算委員会にまわされて、決算委員会で審議する、こちらの当事者もしばしばそこに呼ばれて、それに対する説明等もいたしております。当委員会での決算の審議は今日までいたしておりません。
○石田(一)委員 私は、国会法の改正などという問題が持ち上つておるときでもありますので、特に衆議院関係の予算を審議するときには運営委員が参画してやつておるのだから、支出されたものについては、衆議院自体に決算委員会があるが、運営委員会が何らそれにあずからないということは不合理ではないかと思います。これは研究題目として、国会法改正などのときには、一応考慮の中に入れておいてもらいたいということを申し上げておきます。
○坊委員 こまかい点ですが、お尋ね申し上げます。むろん反対ではないのですが、立法事務費というのがあります。これはそのまま党の方に行きますか、それともわれわれの袋に入れてもらうのか、どういうことになるのですか。
○大池事務総長 それは予算が通りまして、立法事務費として渡るということになりますれば、その方法等をどうするかを御決定願つた上でお渡し申し上げる、こういうつもりでございます。
○土井委員 これは、大体そのときに御相談申し上げることではあろうと思いますが、予算が通過して決定したならば、やはり立法事務費は議員個人の袋に入れるということでなくて、党にまとめて渡してもらう、こういうことにしてもらいたいと思います。そこで無所属関係ですが、これはもう少し考えなければならぬと思います。党の政調のために多くこれを費すのだから、党をつくつていない無所属をどう取扱うかということは、一応考えなくちやならぬ。早急に無所属はどこかの党に所属してもらうかどうか……。(笑声)
○大池事務総長 それから御了承願いたいと思いますのは、明日の総理大臣の施政方針演説に先だちまして、佐賀県選出議員の江藤夏雄君が御登院になりますれば、これを皆さんに御紹介申し上げますから、この件を御了承願います。
 それから、先日一応御報告申し上げました列国議会同盟日本議員団の評議員の本院の十名につきまして、自由党、改進党、それから社会党右派から一応届出がございましたから御報告申し上げます。自由党の方は村上勇君、菅家喜六君、福永健司君、周東英雄君、小澤佐重喜君、改進党は椎熊三郎君、石田一松君、社会党右派は土井直作君、松井政吉君、あと社会党左派の方が一名ございますので、なるべく早くお願いいたしたいと思います。
○安平委員 明日中にでもお届けいたします。
○大池事務総長 これは向うの本部の方に登録していただく都合がございますから……。
○福永委員長 それでは本日の運営委員会はこれで散会いたします。明日は午前十一時から本委員会を開会することに予定いたしておきます。
    午後二時四十五分散会