第015回国会 地方行政委員会 第1号
本委員は昭和二十七年十一月七日(金曜日)議長
の指名で次の通り選任された。
      青柳 一郎君    阿部 千一君
      生田 和平君    加藤 精三君
      河原田稼吉君    黒金 泰美君
      佐藤善一郎君    鈴木 直人君
      中井 一夫君    中村 幸八君
      前尾繁三郎君    牧野 良三君
      雪澤千代治君    石坂  繁君
      床次 徳二君    中野 四郎君
      森田重次郎君    山本 粂吉君
      大石ヨシエ君    平岡忠次郎君
      門司  亮君    赤松  勇君
      西村 力弥君    横路 節雄君
      川村 継義君
同日
 青柳一郎君が議長の指名で委員長に選任された。
    ―――――――――――――
会議
昭和二十七年十一月八日(土曜日)
    午後一時二十五分開議
 出席委員
   委員長 青柳 一郎君
      阿部 千一君    加藤 精三君
      河原田稼吉君    黒金 泰美君
      佐藤善一郎君    鈴木 直人君
      中井 一夫君    前尾繁三郎君
      雪澤千代治君    床次 徳二君
      門司  亮君    西村 力弥君
      横路 節雄君    川村 継義君
 委員外の出席者
        專  門  員 有松  昇君
        專  門  員 長橋 茂男君
    ―――――――――――――
十一月七日
 地方財政平衡交付金法の一部を改正する法律案
 (内閣提出第一号)
の審査を本委員会に付託された。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した事件
 理事の互選
    ―――――――――――――
○青柳委員長 これより地方行政委員会を開会いたします。理事の互選に先だちましてこの際簡單にごあいさつ申し上げます。今回はからずも地方行政委員長に選任せられました。私は浅学非才、その任ではございませんが、今後皆様の御厚情ある御指導と御支援を得まして、この重責をはずかしめざるよう努力いたしたい所存でございます。御承知の通り、本委員会の所管といたしまする地方行政の重要さにつきましては、もとより論をまたないところでありまして、特に近時地方自治、地方行政、地方財政、警察及び消防等、きわめて重要なる問題が多々ある現状であります。私まことにふなれではありまするが、皆様方の御支援と御指導とによりまして、本委員会の重要なる使命を全ういたしたいと存じます。はなはだ簡單でありまするが、一言ごあいさつを申し上げます。
○青柳委員長 これより理事の互選を行います。
○前尾委員 動議の提出をいたしたいと思います。理事の互選は投票の手続を省略いたしまして、委員長において指名せられんことを望みます。
○青柳委員長 ただいまの前尾君の動議に御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○青柳委員長 御異議なしと認め、委員長より指名いたします。鈴木直人君 雪澤千代治君床次徳二君 門司 亮君横路節雄君以上五名を理事に指名いたします。
    ―――――――――――――
○床次委員 この機会に委員長に特にお願いいたしたいのは、ちようど今予算の編成中でもあるのであります。当委員会におきましては、前回の委員会におきまして、地方税法に対して相当の修正を行い、負担軽減を実施せんといたしておつたのであります。お手元に、資料が参つておりますが、すでにその半分は実施してあるのでありますが、入場税、遊興飲食税、電気ガス税につきましては、その実施が今後の補正予算にかかつているわけでありまして、新聞紙上で見ますると、まだこれが明らかになつておらぬようであります。ぜひ委員長におかれましては、従来の当委員会の意見、これには新しい委員の方々も御賛成だろうと思いますので、この減税が実施されまするように、今のうちに御配慮願いたい。なお懸案となつておりますところの地方財政の確立に対しましては、しばしば地方財政平衡交付金が不足であります。また地方債のわくが小さいために、地方財政に大きな影響を與えるのであります。二、三日来新聞を見ておりますと、大蔵省の査定いたしましたものが、まことに少額でありますために、自治庁の要求額に対しましては、はるにかに及んでおりません。なお今日知事の方にお目にかかりますと、知事の立場におきまして、各府県の予想せられまする数字は、さらにそれを上まわつておるりのでありまして、かかる状態を考えてみますると、府県市町村を通じて見ました場合におきましては、相当多額の地方財政に対する財源を準備いたさなければ、この下半期は相当困難であることが予想せられるのであります。特に予算編成におきましては、平衡交付金並びに地方債のわくを必要分だけは必ず確保するように委員長におきまして、特に御配慮いただきたいと思うのであります。この点は他の委員の方々も御賛成だろうと思いますから、ぜひ御賛成をいただきまして、そうして強く委員長よりその実現方の御配慮をお願いする次第であります。
○門司委員 私は今大体床次さんからお話になつたことで十分だと心得ておりますので、それ以上重複は避けたいと思いまするが、従来この委員会でしばしば問題になつておりました、地方予算を政府が査定いたしまする場合の一番大きながんになつておつて、いまだに解決しておりませんものは、地方の公務員の給與と中央の公務員の給與との差額があるということで、これは大蔵省では依然として言つております。それでいつの予算のときでも、これが問題になつてはつきりしておりません。もとより地方の公務員の方があるいは統計的には高いかもしれませんが、これは高いには高いだけの十分なる理由があつて高いのであつて、これは中央の公務員とは勤務年限の相違であるとか、あるいは当初の給與が高かつたことが一つの原因であるとか、必ずそれには原因があつてそうなつておる。それを單に権力官庁である中央の官庁と、はつきり言えば行政の事務だけをとつておるいわゆる現業庁にひとしい地方の公共団体とが、同じような角度で考えられておるところに、やはり官僚主義のきわめて強いものの考え方が現われておるということは、たびたびこの委員会で問題になり、さらに予算委員会でも問題になつております。従つて今の床次さんの御意見は、さらにそういうものを十分委員長においてはお考えを願いまして、そうして補正予算を組んでいただくように、ひとつ御配慮を願いたいと思います。これが一つと、それからもう一つは、きよう配付されておりまする議案を見て参りましても、單に形式だけの議案でありまして、おそらくあの議案を見ただけでは、どこをどう改正するのか一向わからぬと思う。ことに今回は新しく改選された後の議会でありますので、地方自治法、あるいは地方財政法、あるいは警察法等、この委員会に関係した法律の現行法を、もし委員長の手元でお集めが願えますならば一通りそろえて、そうして各委員に配付していただくことが、この後のわれわれの審議をいたします場合に、旧法と改正された分とを対象することができて非常に便利だと考えますので、さようにひとつおとりはからいを願いたいと思います。
○中井委員 ただいま床次委員その他の方からいろいろ御意見がありました。まことに適切な御意見でありまして、本員も同感にたえません。この際強力に御両君の御主張を実現をするべく、委員長の格別の御配慮を得たいと思います。ただ補正予算の問題等につきましては、その時期がきわめて切迫しておると考えます。この際委員長といたしましては、どういう御配慮をくださるか、その御内意を承つておきたいと思います。
○青柳委員長 床次、門司、中井三氏よりの御発言につきましては、十分私として努力をいたすつもりでおります。なお資料につきましては、専門員におきましてとりそろえまして、お手元に配付するようにいたしたいと思います。さらに中井君の御発言につきましては、十分今後大蔵省当局を鞭撻するなり、また自治庁とも連絡をいたしまして、十分皆様方の御要望に沿いたい、こう存じております。
○鈴木(直)委員 今委員会のやり方についてちよつとお聞きしておきたいと思うのですが、実は昨日委員に任命されて、本日ここに参つたばかりでありまして、この休会中にこの委員会がどうして行くかというようなことについては、話がないわけです。ただいま公報をもつて知つらせるというように御発言になつたのですが、ここで委員会を休憩なりして相談して、今の問題もありますから、補正予算をやつて行く間に、この休会中でも集まつて、大蔵大臣とか自治庁長官などを呼んで、その見解を聞くようにしたらいいか、あるいはこの次の本会議までに委員会を開かないでおいて、委員長だけにその折衝を願うとか、あるいは理事と委員長だけでやるとかいうような行き方もあると思いますが、今のところはこの休会中には委員会は全然お開きにならないというような形になつているのでしようか。私突然理事に指名されたのですが、こういうことをこの席上で質問する前に御相談をしておくべきであつたのですが、今出て来たばかりですから、ちよつと與党であるけれども、委員長にお聞きしておきたいと思います。
○横路委員 それに関連して……。実は私きのう大蔵省に参りまして、大蔵大臣と大蔵次官に会つたのです。ところが一昨日大蔵省の省議として、今度の給與ベースについて決定をした。この給與べースの中で大事なことは、地方公務員についてはただいま門司委員からお話がありましたように、今度の給與ベース改訂の際に、今まであつた中央と地方とのずれをこの際幾分是正する。是正ずるというのは、今までよりは下げるということです。この点が大臣と次官との話合いで出て参りました。それから今問題になつておりますところの市町村教育委員会の設置にからんで、初め考えておりましたところの平衡交付金が、新聞発表によりますと、約三分の一くらいに、市町村教育委員会に交付するものが減額された。そういう点から都道府県の教育委員会と市町村の教育委員会との間に、いろいろ権限委譲の問題があつて、なかなか思うように行つていないわけです。そういう点から考えて参りまして、なお床次委員からお話がありました点などから考えて、ただいまの御意見と関連して、私はできれば十一日あたりにぜひこの委員会を開いていただいて、それぞれ関係大臣に出てもらつてお話をしてもらわないと、予算がすつかりきまつて国会に提出されてから、ここで委員会をやつたのではおそ過ぎる。今各委員から委員長にひとつ努力をしてもらいたい、こう言われても、委員長の努力のしかたが、ここで十一日ごろ委員会をやつて意見を聞いてから、強力にわれわれが発言してその上で、委員長が委員会の意向に従つて努力をしてもらうということが、私はいいのでないかと思う。こういうふうに考えますので、ただいまの委員のお話に関連して、私としてはできれば十一日あたり、それぞれの関連問題についてひとつ出席をしてもらつて、詳細にお聞きしたい、こう考えております。
○青柳委員長 次の開会につきましては、先ほど来各党とも御連絡をいたしまして、一応二十四日の休会明けまでは休もうということにいたしたのであります。しかしながら突発的な問題がある際にはそれはもちろん例外であると私は存じております。従いましてその点につきましては、この委員会の終了後理事の方に御集台を願つて、取扱い方、処理につきまして御相談いたしたい、こう存じますが、いかがでございますか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○青柳委員長 それではそういうふうに取扱うことにいたします。次会は公報をもつてお知らせ申し上げることといたし、本日はこれをもつて散会いたします。午後一時三十九分散会