第016回国会 議院運営委員会 第38号
昭和二十八年十月二十六日(月曜日)
    午後二時六分開議
 出席委員
  委員長代理理事 渡邊 良夫君
   理事 荒舩清十郎君
      小澤佐重喜君    尾関 義一君
      倉石 忠雄君    田渕 光一君
      羽田武嗣郎君    三和 精一君
     山口喜久一郎君    山中 貞則君
      櫻内 義雄君    佐藤 芳男君
      園田  直君    竹山祐太郎君
      長谷川四郎君    井手 以誠君
      佐々木更三君    八百板 正君
      柳田 秀一君    山本 幸一君
      池田 禎治君    川俣 清音君
      田中幾三郎君    山下 榮二君
      中村 梅吉君    山本 勝市君
 委員外の出者席
        内閣官房長官  福永 健司君
        事 務 総 長 大池  眞君
    ―――――――――――――
八月二十八日
 委員田中元君は死去された。
九月十四日
 委員田渕光一君辞任につき、その補欠として水
 田三喜男君が議長の指名で委員に選任された。
同月十七日
 委員中村英男君辞任につき、その補欠として岡
 田春夫君が議長の指名で委員に選任された。
十月二十四日
 小澤佐重喜君が議長の指名で委員に選任された。
同月二十六日
 委員生田宏一君、坪川信三君、今村忠助君、山
 田彌一君、水田三喜男君、椎熊三郎君、小泉純
 也君、淡谷悠藏君、島上善五郎君、正木清君、
 土井直作君、松井政吉君、加藤常太郎及び中川
 俊思君辞任につきその補欠として山口喜久一郎
 君、羽田武嗣郎君、小峯柳多君、倉石忠雄君、
 田渕光一君、櫻内義雄君、竹山祐太郎君、柳田
 秀一君、八百板正君、佐々木更三君、川俣清音
 君、田中幾三郎君、中村梅吉君及び山本勝市君
 が議長の指名で委員に選任された。
    ―――――――――――――
八月十日
 国会関係法規の改正に関する事項議長より諮問
 事項
の閉会中審査を本委員会に付託された。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した事件
 第十七回国会の準備に関する件
 議員田中元君死去につき弔意表明の件
 本院予備経費支出承認に関する件
 法制局の人事承認の件
 第十七回国会召集に至る経緯等について福永内
 閣官房長官より説明聴取
 会期の件
    ―――――――――――――
○渡邊委員長代理 これより会議を開きます。
 委員長が不在中でありますので、私がその職務を行います。
 本日の案件につきまして、事務総長から、説明をいたさせますから、逐次御協議を願います。
○大池事務総長 召集前のきわめて事務的な案件について御説明申し上げますので、御協議願いたいと思います。お手元に案件を差上げてございますが、まず第一に、召集日当日お集まり願います際の議席及び控室がきまつておらなければなりませんので、議席及び控室の件について御協議を願います。これは臨時国会のことでもありますので、一応従来通り御決定願いまして、特に議席等で御変更がありますれば、その前日までにお申出があればかえることにお願いをいたしたいと思います。
○渡邊委員長代理 これは、さようにとりはからつて御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○渡邊委員長代理 御異議ありませんから、さように決定いたします。
    ―――――――――――――
○大池事務総長 その次に、第二の議場内交渉係の件でございますが、これも従来通りでけつこうだと思います。一応申し上げますが、二百人以上の党派の方は五人出していただきたい、百人以上は四人、二十一人以上は三人、二十一人以下の方は正副各一人、つまり二人になるわけでございますが、一応これは前回通りでありまして、御変更がありますればお申出を願いたいということであります。
○三和委員 現在の顔ぶれはどうですか。
○大池事務総長 現在の方は、あとで議事部で調べてお知らせ申し上げます。
○渡邊委員長代理 これも一応前回の通りで御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○渡邊委員長代理 御異議ありませんから、さよう決します。
    ―――――――――――――
○大池事務総長 次に、第三番目の議事進行係の件でございます。これはいつも与党側でやつておられますので、その通りお願いいたしまして、人がかわればお申出を願うことに願いたいと思います。
○長谷川(四)委員 この前はだれですか。
○大池事務総長 荒船君と今村君の二人です。
○渡邊委員長代理 これもさように決してよろしゆうございますか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり]
○渡邊委員長代理 御異議ありませんから、さように決します。
    ―――――――――――――
○大池事務総長 次に第四番目の事項として、議院運営小委員の員数及び選任の件、小委員会設置の件でございますが、従来は議院運営小委員として七名ございまして、理事の方々から出すことに相なつております。それから庶務小委員と、院内の警察及び秩序に関する小委員、これは八名でございまして、従来小会派まで入れまして、人をふやして八名になつております。それから国会法等改正案起草小委員、これは委員長を入れまして、それ以外に七人、こういうことで、小会派まで入るようにできておりますので、これらも一応従来通りといたしまして、変更がありますればお申出を願いたい、こういうことでございます。
○渡邊委員長代理 これもさように決して御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○渡邊委員長代理 御異議がありませんから、さように決定いたします。
    ―――――――――――――
○大池事務総長 その次は、特別委員会設置の件でございますが、特別委員会は、閉会中ずつと継続審査をしておりまして、次の国会が始まるとき、新たに設けるならばそのものを設けることになつております。今まで残つております分は四つございます。海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会、これが二十五人、公職選挙法改正に関する調査特別委員会が二十五人、行政監察特別委員会が二十五人、水害地緊急対策特別委員会が四十人、この四つが残つておりますので、このまま引続いて置かれるか、どうするかという点を、召集日当日までに、できますれば、お願いをしたい、もしきまりませんものがありましたならば、あとにまわしていただきたいと思います。これについて大体従来通り置かれる御方針であるかどうかをお伺いしたいと思います。(「従来通りでけつこうでしよう」と呼ぶ者あり)それから水害地緊急対策特別委員会のことでございますが、もし従来通り本国会も初めから置かれならば、閉会中に十三号台風による大きな被害がありまして、それについて閉会中審査をいたしたいが、何とか審査の方法がないか、こういうお話が各党からございました。これは閉会中のものでありますから、閉会中の審査事項は、議決でもつて閉会中特に審査を命ずることに相なります。ところがそれができません。けれども事実上は関連事項として御研究のようでございますので、これが設けられました際に、その後の十三号台風の被害の対策をその調査の中に入れてもらいたい、こういう各党からの御要望があります。これは設置の際にそういうことをするかしないか、御研究を願いたいと思います。
○井手委員 十三号台風のお話が出ましたが、同時に、閉会後起りました京都府井手町を中心にした東近畿四県の水害もこれに含めた意味とするか、従来長野とか、北海道とか、各県別で入れた事案もございますので、東近畿及び十三号台風、こういうように加えていただいた方があとで問題が起らぬでいいと思います。
○山口(喜)委員 冷害を水害委員会の中に特別に入れるということはございませんか。
○園田委員 冷害の方は農林委員会でやつています。
○山本(勝)委員 冷害は入るのでしよう。
○大池事務総長 冷害は、農林委員会で別個に研究されておりますので…。
○山本(勝)委員 そうすると、入らないのですか。
○大池事務総長 衆参両院の農林委員会でやつて来ておりますし、水害地緊急対策特別委員会の方は、冷害は除いておるわけでございます。――そうしますと、ただいまの件は、委員会設置の際にお願いをいたします。
○渡邊委員長代理 それでは、そのように決して御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○渡邊委員長代理 御異議ありませんから、さよう決します。
    ―――――――――――――
○大池事務総長 次は第六、会期の件でございます。この会期の件は、正式の手続といたしましては、常任委員長会議の御意向を徴した上で、当委員会に正式に議長から諮問をいたしまして決定の上、参議院に申入れをすることになつております。もし本日お願いできますれば、当委員会の御意向等を参議院の方に事前に申しておく必要がありますので、お話合いを願えればたいへんけつこうだと考えております。
 なお次に、開会式に関する件でございますが、これは会期と関連をいたしまして、非常に長期になるような場合は問題はございませんが、新聞に伝えられるようなことで、ごく短期の場合には、召集日当日これを行うか、行わないかということも御決定願つておけば参議院の方と議運の理事の連合会を開き、開会式の式辞等について決定を願おうという申合せができておりますので、召集日当日に開会式をあげるかどうかという点について御協議をいただければ、事務的にはたいへんけつこうだと考えます。
○山本(幸)委員 これは関連しておる問題ですから、一緒に協議したらいかがですか。
○大池事務総長 なお、国務大臣の演説及び質疑の件も、正式にどういう国務大臣が演説されるということがきまれば、質疑の順序等もきまつて参ると思いますし、割当等も従来きまつておりますので、これも関連しておきめ願いたいと思います。
○池田(禎)委員 ただいま事務総長から説明されました第六の会期の件、第七の開会式に関する件、第八の国務大臣の演説及び質疑の件は、一括してひとつ懇談でもやられたらどうですか。
○荒舩委員 それはけつこうです。
○渡邊委員長代理 それでは、この三件については懇談に移すことに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○渡邊委員長代理 御異議ありませんから、懇談に移します。速記をとめてください。
    〔速記中止〕
○渡邊委員長代理 速記を始めてください。それでは都合によりまして、これはあとまわしにいたしまして、次の件について御協議を願います。
○大池事務総長 それでは先に進みます。第六、第七、第八の三件を留保していただきまして、第九の故田中君に対する追悼演説の問題でございます。これは御承知の通り、八月二十八日に田中元君がおなくなりましたので、九月一日に先例による弔詞を贈呈いたしておきました。これは閉会中のことでございましたので、先例等によつて贈呈いたしておきました。
 それとともに、当委員会の御決定後にいたすのが当然でございますが、弔慰金と議員一同からの香典の件でございます。これは御葬儀当日に間に合うように差上げたいということから、議長等の御了承をいただきまして、一応差上げております。弔慰金は、規定によりまして一年分のものを差上げることになつておりますので、これは問題でございませんが、この弔慰金は、従来の先例通り予備金から支出をいたすことに、今日御了承を願いたいと思います。
 なお、議員一同からの香典は、すでに歳費等から御留保を願つて差上げてございますので、これも実は行き過ぎましたのですが、御了承願いたいと思います。
 それから、そのあとに載つております追悼演説をいつするかということでございます。大体は同一選挙区の反対党の長老議員からいつもやつていただいておりますが、人は別といたしまして、追悼演説をやる日がきまればたいへんけつこうじやないかと考えております。これも実は会期との関係がございまして、会期等がきまりましたならば、召集日当日はいかがかということでございますれば、その翌日ということも考えられましようし、それはあとで日をきめていただきたいと思います。
○渡邊委員長代理 それでは、そのように決するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○渡邊委員長代理 御異議ありませんから、さよう決します。
    ―――――――――――――
○大池事務総長 その次は、請願受理期間の件でございます。御承知の通り、請願は会期一週間前に締切りまして、受理したものを一週間内に整理をすることにして、整理期間をちようだいしておつたのであります。これももちろん会期と関連がありますが、臨時国会等では、この前もお願いをいたしましたように、臨時国会開会の趣旨に直接関係のある請願のみに一応御制限を願うことにしませんと、何でもかんでもちようだいいたしますと、整理をしております間に会期が切れて審議未了になり、次の国会が始まるときには、もう一ぺん請願を出しかえていただかなければならぬことになるわけです。すでに閉会中に、この次の国会までに受理してもらいたいというのでお預かりしておるのが五百件くらいあるそうであります。この五百件も、正式に各委員会にまわしてはできないものもあると思いますので、この五百件の中でも、今回の会期等と関連いたしまして、今回の国会に直接関連して、しかも国会で審議のできる分に整理していただくことが御便利じやないかと思います。そのまま出すということも、もちろん私の方ではかまいませんけれども、審議未了ということも考えられますので、臨時国会の趣旨に合うものだけに限つてお預かりし、あとはその後にするということがよくはないかと思います。通常国会も間もないことでございますし、各党で請願をお出しになつて、紹介をされる議員等の御意向等もございましようし、正式にはこの次の委員会を、開会前にお開き願わなければならぬと思いますので、その直前まででけつこうでございますから、おきめを願いたいと思います。
○渡邊委員長代理 ただいまの件は、さよう決するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○渡邊委員長代理 それでは、さように決します。
    ―――――――――――――
○大池事務総長 次に、第十一の法制局参事解任の件でございます。これは閉会中のことは、議長並びに事務総長のところで処理をすることになつております。それは第二部におりました参事の林光夫という方であります。この方は一番最初来ていただきますときに、二年くらいでまた元の建設省の方に帰してやるということで採用いたしたのであります。すでに二年以上経過しておるものですから、一応帰らせてくれという申出で、最初の約束もありますので、建設省の方に帰られたのであります。御了承を願いたいと思います。
○渡邊委員長代理 本件をそのように決するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○渡邊委員長代理 御異議ありませんから、そのように決します。
    ―――――――――――――
○大池事務総長 次に、了承事項でございますが、最初に記章の件でございます。これは新聞記者記章を改めたことを御了承願いたいと思います。前の新聞記者記章は、どうも評判が悪くて、あれはいかぬというおしかりをこうむつたものですから、記者クラブの方々とも相談をいたしまして、記者記章の形をかえました。前のは、こういう丸型のものでありましたが、今度は記者諸君の御希望と申しますか、御了承を得て、四角の羽のついたこういうものにかえる、その点御了承を願いたいと思います。
 そのほかに公務員記章が、閉会後回収をいたしてみますと欠番号がありまして、もどつて参りません。そういうものをまた濫用されるとやつかいになつて困りますので、公務員記章をちよつとかえました。
 それから特別通行証でございます。これは両院を通行できるものでございますが、これも相当欠番号ができております。これも色合いをちよつとかえまして再発行をし、前のものは無効であるということにいたしたい、この三つだけかえましたので、御了承を願いたいと思います。
 その次にNHKテレビ及び日本テレビの件でございますが、NHKテレビは、施政方針の演説または予算委員会の放送を願い出られ、前国会までこの放送に当られておつたのでありますが、今回日本テレビが記者クラブの方に入られまして、NHK同様、施政方針または予算委員会の放送をいたしたいからという願出がございます。これについてどうされますか、当委員会の御意向等をお聞かせ願いたいと思います。施政方針というのは本会議の議場でございますので、今NHKだけでございますが、日本テレビが許されれば、当然それが追加になるわけであります。予算委員会の方は、NHKのときも大分あれしましたが、当委員会でいいと思つても、予算委員会の委員長の方で予算委委員会の委員室の議事整理をしておりますので、よろしいかどうか委員長と理事の方で御相談があることでありますから、それはその方にまわされるわけであります。結局今までは許されておるわけでありますが、従いまして、さらにNHK以外に日本テレビと二つが実際上に許されてさしつかえないかどうかという点については、予算委員会と十分交渉をしていただきませんと、こちら側だけでは許可ができないことであります。その点もお含み願いたいと思います。さらにこれに合せまして、明年の夏ごろまでにラジオ東京がテレビ放送を始める予定になつております。そうしますと、東京ではNHKと日本テレビとラジオ東京の三本が許されるという関係で、明年の夏ごろからでありますが、ラジオ東京から従来取扱つたものと同様に取扱われたいという希望が前から言われております。そういうものも合せて御返事を願いたいと考えます。ひとつNHKと日本テレビの件もよく御相談願いまして、支障のないようにおはからい願いたいと思います。なお、委員会の方については、よく委員長と御相談願つて、支障がなければお願いするということにお願いをいたします。
 なお、最後に、ただいま議員食堂にNHKのテレビ受像機が一つございますが、今度できます日本テレビも、同じようにあそこへ受像機を置かせてもらいたい、こういうことでございますので、皆さんにお食事かたがたごらんを願いたいということであります。
○渡邊委員長代理 それでは、この二件は了承するに御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○渡邊委員長代理 御異議ありませんから、さように決します。
 なお、官房長官は、ただいま次官会議が終りまして、記者会見をやつておるそうであります。間もなく見えられるそうでありますから、しばらくお待ちを願います。
○長谷川(四)委員 それまでの間に、私から一言申し上げたいと思います。実は食堂の問題に関連してですが、今全国をあげて米の不作により、毎日御承知の通り陳情等が出て来ておりますので、国会内の食堂において、はたして米の飯を売つていいか悪いかということは考えなければならぬ問題だと思います。米の飯を売つているということは、地方から出て来た人たちの感じを逆に悪くしている面もあります。この際国会は範を示し、国会の食堂においては米食を絶対に売らない、たとい外食券がありましても、米食は売つてもらわないようにしてもらいたいと思うのです。皆さんの御賛成をいただきたい。
○山口(喜)委員 外食券があつてもですか。
○長谷川(四)委員 外食券があつても、まぎらわしいことは一切やめてもらいたい。国会議員が範を示してもらいたいということです。
○山本(幸)委員 会館はどうですか。
○長谷川(四)委員 会館も全部です。
○山口(喜)委員 これは非常にけつこうだと思いますが、小委員会にまわして検討してもらつたらどうですか。
○長谷川(四)委員 小委員会にまわしても、二十九日までにきまらないと何ですから、この議運の議決を得て、米飯は売らないことにきめてもらいたいと思います。
○山口(喜)委員 ただ外食券の問題がありますね。
○長谷川(四)委員 外食券がありましても、まぎらわしいですから……。ただここで考えなければならないことは、国会に勤めている職員諸君に対しては、外食券を持つて来られる場合、米飯を販売することはやむを得ないと思います。ですから議員食堂並びに会館では米飯を一切売らない。なお問題になるのはすし屋さんのことですが、すしとして売るぐらいのものは知れているので、二十人、三十人寄つてたかつて食えるものではないし、これだけは外食券引きかえでやつてもらわなければならないことになるのじやないかと思いますが……。
○佐々木(更)委員 そうすると、すしだけ特別待遇ですか。
○三和委員 そうなりますと、つい外食券を忘れたら、この次持つて来るとかなんとかいうことで……。
○渡邊委員長代理 長谷川さんの御提案、私もまことにごもつともだと思いますが、もう少し研究するために、庶務小委員会にでもおまかせ願うような方法かとつたらいかがなものでしようか。
○佐々木(更)委員 これは研究する必要のない問題だし、またそういうことでぐずぐずしていると、いろいろ誤解をされ、報道されるので、ここに問題が出た以上は、明確に御決定を願いたい。
○山口(喜)委員 ただ観念的なことでなくて、外食券というちやんとした制度があるのだから、外食券を持つて行つた者にも認めないというのはいけないのじやないかと思うのです。
○山本(幸)委員 それを認める、認めないは別にして、ここで簡単にきめたらいいじやないですか。
○山口(喜)委員 外食券の問題ですよ。
○長谷川(四)委員 外食券でやるとなると、まぎらわしい。議員があとから持つて来るからと言えば、どうぞということになるし、食堂でそれを拒むわけにも行かないから……。
○佐々木(更)委員 外食券の制度はあるけれども、国会では範を示すために、外食券でも米飯は一切取扱わないということですね。
○山口(喜)委員 そうすると、すし屋ができないから……。
○川俣委員 外食券か持つておるのに、米飯の権利を喪失することになりませんか。外食券を持つて行つても売らないというのは、何か規則に抵触しないですか。
○長谷川(四)委員 それはあつても、議員食堂並びに会館だけのことで、あれに販売させておることは、われわれの條件に伴わなければさせないのだから、そういう心配はないと思います。
○川俣委員 普通の営業許可を受けておりませんか。
○山中(貞)委員 普通の保健所による許可を受けているわけですね。
○大池事務総長 営業許可は受けておりますが、條件は全部ここできめておるわけです。
○長谷川(四)委員 要するに農村の人が陳情に来て、ここで飯を食つて行つたことが、逆にたいへんなおしかりをこうむつたということなんです。ですから、ここでは米飯を売らないことにしようというのです。
○井手委員 会館は一食しか食えません。
○山口(喜)委員 すしの方は、一定の量をきめておいて、外食券を持つて来た者だけにやるようにしたらどうですか。
○長谷川(四)委員 ただ会館にとまつている人が……。
○山口(喜)委員 会館に寝起きは原則として認めないわけです。
○柳田委員 原則は、外食券があつても、そういうまぎらわしいものは一切やめようということで、ただここに寝とまりしている議員があるのじやないかと思いますが、そういう特別な部類に関する限り、庶務小委員会でよく検討するということで、どうですか。
○倉石委員 福永官房長官もすでに来ておられるし、ただいまの問題も大事な問題ですが、この際それは庶務小委員会にまかして、それからまた議運でやつてもらつたらいいと思います。委員長から庶務小委員長に、こういうことであつたということを伝えていただいて、庶務小委員会で、この意思を尊重してきめてもらうことでいかがですか。
○長谷川(四)委員 大綱だけはさまつたんだから、あとは庶務小委員会にこまかいことをおまかせしてもいいのじやないかと思います。
○渡邊委員長代理 それでは倉石君の御提案のように御了承を願えますか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○渡邊委員長代理 それでは、さよう決定いたします。
    ―――――――――――――
○渡邊委員長代理 官房長官がおいでになつておりますが、官房長官に皆さんから会期の問題その他について御質問くださるようにお願いいたします。
 先ほどのお話のように懇談に移ります。速記をやめてください。
    〔速記中止〕
○渡邊委員長代理 懇談をとじます。速記を始めてください。
 まず会期の件並びに開会式の件を一括いたしまして、皆さんの御意見を承りたいと思います。
○山本(幸)委員 ちよつとさつきの委員長のお言葉を聞いておりますと、会期問題等については、官房長官に対する質問の前に言つた私の意見ですが、それはまた召集目前に議運を開くから、そのときに決定すればいい、きようはこの問題で各党ひざをまじえて懇談をしようじやないかということでしたから、正規でなく、懇談でおやりになつた方がいいのじやないかと思います。
○渡邊委員長代理 正規でも懇談でも、召集日の前の目に委員長会議を開きまして、あらためて議運で正式に決定いたしまして、それから参議院に申し入れるという順序をふむわけでございます。しかしあまり懇談が長くなりましたので、一応時間的なけじめをこの辺でつけたらどうだろうかというわけでございます。ひとつどうか皆さんの御意見をお述べ願いたいと思います。
○佐々木(更)委員 会期の点は、私の方では三十日が至当だと存じます。今官房長官のいろいろの説明を聞きましたが、第一次、第二次の補正予算を提出する理由を明らかにされたわけであります。そこで第一次、第二次補正予算の差というものは、一箇月ないわけであります。もしかりに、現在研究しておくということで、第二次臨時国会を開くといたしましても、この時間や労力の点で、政政もまた非常に重要な問題を控えておる現段階において、労力の浪費であろうと考えるものであります。重要性から考えても、むろん災害、冷害の重要性はその通りでございます。さきに申しました通り、むしろごの臨時国会は遅きに失した。それにも増して米価の問題、供出の問題が非常に関係があります。米価の問題を予算化して、農民に安んじて供出をさせるという点、それとまた給与べースその他の解決の問題等、いろいろ重要な問題の間には差等がない。そういう意味でも第一次、第二次の補正予算の時期というものを区別することは、まつたくむだな労力である。そういう意味でも、当然この国会は第一次、第二次の補正予算というものを一つにして審議すべきものである。予算の性質からいつても、短期間のうちに第一次、第二次補正予算を別個に考えるというようなむだなことをしなういで、同一予算として考える。ことにこの予算は、当年と来年度の予算と非常に密接な関係のあることでございまして、こういう予算を第一次、第二次、さらに来年度予算、こういうふうに全然区別して考えることは、国会として当然避くべきことだと思うのであります。そういうような理由からいたしまして、第一次、第二次臨時国会を開くというような考え方は、ばからしい考え方で、むだな考え方だと思う。当然この臨時国会で、第二次補正予算も政府は考えておるようでございますから、これに提出されて、これを審議することにすべきであろうと思う。そういう意味からいたしまして、三十日が至当かと存じます。
○渡邊委員長代理 改進党はいかがです。
○園田委員 わが党は、会期は一週間と主張いたします。その理由は、今度の国会は御承知の通りに、前国会終了後、野党四派から正式手続をもつて開会を要求いたしました。もちろんこの要求は、水害その他災害の問題、これを第一とし、続いて現下重要な問題であるMSAの問題、李承晩ラインの問題、あるいは協定の問題等、重要な問題が山積しておりますので要求をいたしましたが、その重要な問題が山積しておるのを、処理上の理由があつて、政府の開会が遅れたことは、その理由を想像するにかたくないが、あまり長く延びますことは、水害、引続いて起つた十三号台風及び東近畿四県の水害、これに伴う北海道全道を襲うた水害対策が遅れて、現にその日その日の生活に困つている罹災民を救助し、それに対する対策をすみやかにやらなければならぬという理由のもとに、山積す問題をことごとく第一次に処理せんとすることは長引くおそれがあるから、まず災害の処置をせよ、こういう理由で、わが党は短期で、しかも早期に救農を重点とする国会を開くことを要求したわけでございます。これに基いてようやく開会の運びになつたことは、満足するところであります。従つて、そういう意味でわが党はあくまで短期に、しかもすみやかにせよという要求でございますから、そういう要求のもとに、なるべく早く予算を決定して、対策の実施上成果が得らるるようにという趣旨から、ぎりぎり一ぱい、われわれもこの国会の遂行には全力を振つて目的を達成せんとする熱意のもとに、会期一週間を要求するのもでございます。従つてこの要求をする前提には、当然李承晩ラ丁ンの問題あるいはMSA問題、国連軍協定の問題等、重要な問題その他一般補正予算等の問題については、以上の経緯から当然第二次臨時国会が開かるべきものであると要求することを留保し、しかも一週間という要求は、政府並びに与党の諸君も、救農の目的達成に協力されることをわれわれは想像しておるので、もし短期においてその目的が達せられぬ場合においては、政府その他の責任はあくまでこれを追究して、もし目的が達せられぬ場合には、わが党みずから主張をして、国会の会期の延長を主張することあるべしという条件をつけて、一週間を主張いたします。
○渡邊委員長代理 日本社会党はいかがですか。
○池田(禎)委員 私どもの方は、冷害並びに災害、あるいは東近畿の水害等、あるいは台風十三号の被害に対する緊急を要する処置につきましては、予算の組み方としては第一次補正予算、こういうことで組んでしかるべきである、そうしてこれを上程されて、すみやかに審議、可決さるべきものである、かように考えておるのであります。但し引続き給与問題その他の諸問題につきましては、当然会期を延長し、かつまた第二次補正予算を提出する必要がある、かように考えております。緊急を要する問題について、特に政府がそれほど強調されますならば、第一次補正予算の組み方、第二次補正予算の提出、この二つに結局なりまして、会期につきましては、おおむね一箇月を限度とするものであると思います。従いまして、その他の問題につきましても、ただいま特に改進党からも、こういう前提に立つてというお話でございましたが、私どもは、当然これを会期の中において審議さるべき問題だと思う。ラインの問題、給与問題、MSAの問題、あるいはガット加入の問題、国民生活の危機の問題、そういうような問題を当然この国会において審議し、かつまたそれが第二次補正予算に計上さるべき問題と考えて、会期につきましては、おおむね一箇月間をぜひとも必要とする、こう主張するものであります。
○川俣委員 ちよつと補足いたしたいと思います。会期はおよそ一箇月とし、その予算の取扱い方といたしましては、今池田君から申されたように、予算の組み方としては、第一次補正あるいは第二次補正ということで、これは分離してしかるべきであるけれども、会期は分離すべきではない、こういう補足をいたしておきます。
○中村(梅)委員 ただいま改進党の御意見を拝聴しましたが、改進党の意見はよく理解することができます。とにかく第十六国会を終了して、政府は長長と臨時国会を開かなかつたにかかわらず、改進党が主として努力されて、とにかく臨時国会を政府が開くことを承知したことについての改進党の労に対しては、われわれ大いに敬意を表し、感謝をします。ただ、今改進党からもお話がありましたように、政府がいろいろな財政上の事情で、風水害並びに冷害の対策だけについての第一次補正を考えたということでありますが、次に来るべき補正を要する予算については、いろいろ重大問題があります。従つて第二次の臨時国会は、私ども当然案は開かれるものという考えを持つておる。ところが先ほど官房長官の意見を聞いてみますと、第二次臨時国会は考えていない、むしろ否定的な御意見のようでありました。そうだとすれば、この国会の会期というについても、そう簡単に短期にきめるわけに行かないじやないか。先刻各派の国会対策委員長会議も開かれたそうですが、その席上でも、政府が第二次の臨時国会をいつ開くか、そのめどがつかなければ、会期の問題については各党の態度がきまらぬじやないか、こういうようなことで、結論を得ずにおわかれになつたらしい。従いまして、その報告を国会対策委員長からわれわれ党でも聞きましたが、そういう現状にあるもとにおいては、ちよつと会期をどれだけにしたらいいかという結論は、私どもとして今ここではつきり申し上げかねます。いずれ党に帰りまして、よく議を練つて、あらためて次の機会に発表いたしたいと思います。いずれにいたしましても、次の第二次臨時国会がいつ開かれるか、また政府は召集する意思があるのかどうか、その点がはつきりして来れば、おのずから会期の問題もきまつて来ると思う。第二次臨時国会を開かないとすれば、一週間では差迫つておる問題がほかにたくさんございますから、そう簡単に行かない、こういう大体大づかみな見当をもつて、さような考えを持つております。
○渡邊委員長代理 自由党はいかがですか。
○山口(喜)委員 自由党は、改進党の御主張及びただいま中村君からの御意見も十分拝承いたしました。従いまして、ただいま議題となつております十七国会の会期については一週間ということに賛意を表します。しかも第二次補正ということに関しましては、十七国会の経過等にも照らす必要もありますし、なお党において十分検討いたして、その後において意思を決定したいと思います。
○渡邊委員長代理 ただいま各派の御意見を拝聴いたしました。
 それで開会式に関する件でございまするが、この決定に対しましては、会期の点と不可分に考えられますので、これはあらためて次会におきまして御審議願いますか、お諮りいたしたいと思います。
○大池事務総長 開会式を二十八日に決定されて、二十九日にということになりますと、ちよつと困難かと思います。その点切り離していただいて、召集日の明日ということになつてもけつこうでございますが……。
○小澤委員 理事会で相談していただいて、開会式の日取りを決定してもらつたらどうですか。
○園田委員 二十九日でいいでしよう。
○山口(喜)委員 二十九日でいいですね。
○渡邊委員長代理 開会式につきましては、改進党並びに自由党の方から、二十九日にいたしたいという御希望がありましたが、いかがでございましようか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○渡邊委員長代理 それでは、二十九日に開会式をいたすことにいたします。
○大池事務総長 二十九日の召集日の議事は、集まつていただいて、すぐ特別委員会を設けて、あとは会期を決定する、それだけしかございませんから、そのあとで開会式ということでもけつこうでございます。そういたしますと、開会式は二十九日にあげるということでございますね。
○山本(幸)委員 われわれ正しいことなら何でものむのです。(笑声)なお国務大臣の演説の点をちよつとお願いしたい。
○大池事務総長 これは向うから申出がなければですが、一応御希望等もございますので……。
○池田(禎)委員 自由党の諸君から、総理大臣に施政方針演説をやるようにお伝え願うことはできませんか。
○山口(喜)委員 これはどうでしようか。自由党としては、会期の短かいのに施政方針の演説ということになりますと、佐々木君が先ほど述べられたような問題等も一切含めたものでなければ、総理大臣の政府を代表する施政方針演説としてははなはだ精彩を欠く感なきにしもあらずです。いわゆる災害予算ですから、開会劈頭に、大蔵大臣から本会議において今回の予算を提出した理由等について敷衍してこれを述べる、こういうことでどうでしようか。これが常識的じやないでしようか。
○山本(幸)委員 山口さんの御説ごもつともだと思うのですが、国民が今一番関心を持つているのは災害に関してですけれども、給与あるいは李ラインなどについても、右翼の連中はどんどんポスターを張つて大騒ぎをしているのだし、その李ラインの問題あるいは池田さんの問題などたくさんあるので……。
○渡邊委員長代理 ちよつと速記をやめて、懇談にしてください。
    [速記中止〕
○渡邊委員長代理 それでは懇談をとじます。速記を始めてください。
 それでは、次回の本委員会は二十八日午後一時から開くとといたします。
 これをもつて本日は散会いたします。
    午後三時四十五分散会