第024回国会 議院運営委員会 第55号
昭和三十一年五月二十八日(月曜日)
    午後零時二十四分開議
 出席委員
   委員長 椎熊 三郎君
   理事 園田  直君 理事 井上 良二君
   理事 野原  覺君
      内田 常雄君    荻野 豊平君
      山本 正一君    吉田 重延君
      池田 禎治君    小牧 次生君
      八木  昇君    山本 幸一君
      岡田 春夫君
 委員外の出席者
        議     長 益谷 秀次君
        副  議  長 杉山元治郎君
        事 務 総 長 鈴木 隆夫君
        法 制 局 長 西澤哲四郎君
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五月二十八日
 委員濱地文平君及び小山亮君辞任につき、その
 補欠として吉田重延君及び岡田春夫君が議長の
 指名で委員に選任された。
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五月二十六日
 国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律
 の一部を改正する法律案(議院運営委員長提
 出、参法第一〇号)(予)
同月二十五日
 新潟県立図書館にPBリポート閲覧室設置の請
 願(亘四郎君紹介)(第四六〇号)
 鶴舞図書館にPBリポート増加配付に関する請
 願(江崎真澄君紹介)(第一二七五号)
の審査を本委員会に付託された。
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本日の会議に付した案件
 国家公安委員会委員任命につき同意を求めるの
 件
 決議案の取扱いの件
 本日の本会議の議事等に関する件
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○椎熊委員長 これより議運の委員会を開きます。
 お手元に配付してございます案件のうち、第一の国家公安委員会委員任命について同意を来めるの件、小汀利得君は本年の六月三十日に任期満了になるのですが、そのころは国会もございませんし、国家公安委員を欠員にしておくことはできませんので、事後承諾を求めるようなことになりますが、そういうことは、どうもこういう大きな人事ではおもしろくないではないかという注意等もありましたものですから、政府は、あらかじめ、六月三十日に任期満了になるのだけれども、今国会中に同意を求めておきたいということでございます。そこで、本日の本会議の劈頭これを上程して、同意を与えることに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○椎熊委員長 異議なしと認めます。さよう決定いたします。
○野原委員 異議はないのですが、非常に大事なことだから、一言発言したいと思いますことは、小汀利得さんはその履歴を見ますと、現職が、日本経済新聞社顧問、これは別にして、私立大学審議会委員、国家公安委員会委員、中央教育審議会委員、資金運用部資金運用審議会委員、米価審議会委員、海運造船合理化審議会委員、人口問題審議会委員、行政審議会委員、武器生産審議会委員、とあります。私、人間としていかに小汀さんがりっぱな御人物であるにしても、これだけの委員を兼ねられるということは、果してどうかと思う。この中には、国会が承認した委員もあるわけです。従ってこの点については、理事会の申し合せもございますから、本日国家公安委員会の委員としては承認をいたします。しかし、その他の委員については、すみやかにこの委員会で検討されるように、なお小汀さんだけでなしに、その他の方々を見ましても、一人の方が五ないし十幾つの委員を兼ね備えておるというようなことは、言葉を変えて言えば、全く不可能に近いような委員任命であって、そういう承認を国会がしておるということは、国会の権威のためにもおもしろくございませんから、近い機会に検討されるように、委員長の方でお取り計らいあられるよう希望いたします。
○山本(幸)委員 ちょっとお尋ねしますが、この中で有給委員は何ですか。日経は違いますが、あとのもので……。
○椎熊委員長 今ちょっとわかりませんが……。
○山本(幸)委員 事務総長わかりませんか。手当などもらうというのは……。
○鈴木事務総長 国会の同意を得るものは、国家公安委員だけでございまして、それ以外は……。
○山本(幸)委員 米価審議会は日当をくれるだろう。
○井上委員 それから中央教育審議会委員。
○山本(幸)委員 これも日当だけはくれる。
○鈴木事務総長 国会の承認を要するものは、国家公安委員だけでございます。
○井上委員 米価審議会委員は法律できまっておるから、国会でやるはずだ。
○椎熊委員長 法制局長どうですか。
○西澤法制局長 その中で、常勤の職員として俸給をもらっておるのは、国家公安委員会の委員だけだと思います。その他は全部非常勤でございます。
○井上委員 国会の承認は得るだろう。
○西澤法制局長 民間人は承認を与えておりません。議員には承認を与えておるのは事実です。
○井上委員 米価でも、中央教育審議会でもそうでしょう。
○西澤法制局長 そうです。
○椎熊委員長 いずれにいたしましても、委員会等の委員を同一人が多数兼ねておるということは、実質的によろしくないのじゃないかという議論は各党からありました。そのことで、官房長官と社会党の国会対策委員長の話し合い等も先般あったように聞いております。なお本日御意見がありましたから、私から内閣官房長官にとくと御懇談申し上げることにいたします。
○山本(幸)委員 ぜひそうして下さい。中には、まるでこれ専門で商売しておるという、そういうことになっては、おもしろくない。
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○椎熊委員長 次に、首都圏整備審議会委員指名の件、社会党は三輪壽壯さんの推薦がございましたが、自由民主党からはまだ出ておりません。本会議までに出てくれば・本日これを上程して審議していただくことになります。
 なお、首都圏整備委員会委員任命について同意を求めるの件・次田大三郎君、西畑正倫君、工藤昭四郎君、島田孝一君、これを本日の本会議に上程して同意を来めることにいたしたいと思いますが、いかがでしょうか。なお、このうち、西畑正倫君は当院の建設委員会の専門員でございます。これを御承認願えれば、従って専門員の方は辞任の承諾を議運でしなければならぬことになります。
○井上委員 ちょっと伺いますが、聞くところによると、この次田さんと西畑さんが常勤になっておる。常勤になるというのは、どういうことですか。
○椎熊委員長 月給をもらうということです。
○井上委員 月給はどのくらいもらいますか。
○鈴木事務総長 首都圏整備委員は七万二千円でございます。それから普通の非常勤の委員の手当は、まだ未定だそうでございます。
○山本(幸)委員 七万二千円というのは、専門員の西畑君の場合は、専門員より上になるのですか。
○鈴木事務総長 そうでございます。
○井上委員 そうすると、常勤になるということになりますと、次田さんの履歴をちょっと見たのですが、明治十五年生まれですね。一体幾つになるか知らぬが、相当の年ですね。七十幾つでしよう。
○山本(幸)委員 七十四歳だね。
○井上委員 一体、七十幾つにもなっておるような人を、常勤委員としておかなければならぬ、それほどその人が権威者であるというなら、別だけれども、履歴書を見ると、そんな高給を払って常勤してもらわなければならぬような権威者とは思われない。大がい役所では、御承知の通り定年制というものがあって、有能な人さえやめてもらっておるのに、一方、七十幾つになる人を、七万円も出して常勤させなければならぬということになると、これはちょっと考えものだ。そこらのところをもう少し考えて、政府の方の意見を一ぺん聞くことにして、その上で、議運は毎日開きますから、あしたでも一ペん官房長官に来てもらって、それからやろう。
○椎熊委員長 それでは本日はこれを留保して、明日官房長官を呼んで意見を聞くことにいたします。本日は留保いたします。
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○椎熊委員長 それから参議院回付案の取扱いですが、これは両党において三分の二で議決するかどうか、まだ話し合いが決定しておらぬよう、ですから、留保いたします。
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○椎熊委員長 次は、決議案の取扱いでございます。東北開発に関する決議案、これは社会党と自由民主党との間に話し合いがついて、共同提案にするそうです。趣旨弁明は小金義照君、本日これを上程するに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○椎熊委員長 さよう決定いたします。
○池田(禎)委員 決議案は、両党の話し合いがつけば出されるので、この種のものは今までもあったようですが、その場合、必ずしも私は与党が趣旨説明をするということではなく、社会党もやり得る場合があるということを、御了承願いたいと思います。
○椎熊委員長 承知いたしました。話し合いでそういうことに……。
 なお国会の秩序保持に関する決議案が自由民主党から、それから綱紀粛正要望決議案が社会党から出ておりますが、いずれもこれを本日留保するに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○椎熊委員長 さよう決定いたします。
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○椎熊委員長 次に、緊急質問の取扱いですが、これは河野農林大臣に対する質問が終ったあとということで、明日は河野君の報告がございまして、それに対する社会党の質疑並びに小会派の質疑がございますので、それに続いて緊急質問をやるかやらぬか、明日御相談を願います。
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○椎熊委員長 そこで本日の議事でございますが、まず劈頭に人事の問題で、国家公安委員会委員任命について同意を求めるの件、それから決議案、次に日程に入りまして、日程第一はへい獣処理場等に関する法律の一部を改正する法律案、第二は採血及び供血あっせん業取締法案、いずれも全会一致でございまして、社会労働委員長の佐々木秀世君の報告がございます。本日の議事はそれだけでございます。
 なお、国立国会図書館建築委員会法の一部を改正する法律案に関する図書館運営小委員長説明要旨というものを配付してございますが、先刻懇談中の話の通りでございますから、各党においてこの要旨をお持ち帰りになって、党内の意見を取りまとめていただきたいと思います。
 本日の本会議は正午後一時。
○池田(禎)委員 一時十分にして下さい。
○椎熊委員長 それでは一時十分、正一時に予鈴を鳴らします。明日も本会議がございますから、理事会、運営委員会等、本日の通り。
 本日はこれをもって散会いたします。
   午後零時三十七分散会