第034回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第1号
本特別委員会は昭和三十五年二月十一日(木曜
日)議院において日本国とアメリカ合衆国との間
の相互協力及び安全保障条約の締結について承認
を求めるの件、日本国とアメリカ合衆国との間の
相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及
び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に
関する協定の締結について承認を求めるの件及び
右両件に関連する諸議案を審査するため設置する
ことに決した。
二月十二日
 本特別委員は議長の指名で次の通り選任され
 た。
      安倍晋太郎君    愛知 揆一君
      秋田 大助君    天野 光晴君
      井出一太郎君    池田正之輔君
      石坂  繁君    岩本 信行君
      小澤佐重喜君    大久保武雄君
      鍛冶 良作君    鴨田 宗一君
      小西 寅松君    小林かなえ君
      櫻内 義雄君    椎熊 三郎君
      田中 龍夫君    田中 正巳君
      渡海元三郎君    床次 徳二君
      野田 武夫君    服部 安司君
      福家 俊一君    古井 喜實君
      保科善四郎君    毛利 松平君
      八木 一郎君    山下 春江君
      飛鳥田一雄君    石橋 政嗣君
      岡田 春夫君    黒田 寿男君
      田中 稔男君    戸叶 里子君
      中井徳次郎君    西村 力弥君
      帆足  計君    穗積 七郎君
      松本 七郎君    森島 守人君
      横路 節雄君    受田 新吉君
      大貫 大八君    竹谷源太郎君
      堤 ツルヨ君
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昭和三十五年二月十三日(土曜日)
    午前十一時二十二分開議
 出席委員
   委員長 小澤佐重喜君
   理事 井出一太郎君 理事 岩本 信行君
   理事 櫻内 義雄君 理事 椎熊 三郎君
   理事 西村 力弥君 理事 松本 七郎君
   理事 竹谷源太郎君
      愛知 揆一君    秋田 大助君
      天野 光晴君    池田正之輔君
      鍛冶 良作君    鴨田 宗一君
      田中 龍夫君    田中 正巳君
      渡海元三郎君    床次 徳二君
      服部 安司君    福家 俊一君
      古井 喜實君    保科善四郎君
      毛利 松平君    八木 一郎君
      山下 春江君    飛鳥田一雄君
      石橋 政嗣君    岡田 春夫君
      黒田 寿男君    田中 稔男君
      戸叶 里子君    中井徳次郎君
      穗積 七郎君    森島 守人君
      横路 節雄君    受田 新吉君
      大貫 大八君
    ―――――――――――――
二月十三日
 小澤佐重喜君が委員長に当選した。
同日
      井出一太郎君    岩本 信行君
      大久保武雄君    櫻内 義雄君
      椎熊 三郎君    西村 力弥君
      松本 七郎君    竹谷源太郎君
 が理事に当選した。
    ―――――――――――――
二月十一日
 日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び
 安全保障条約の締結について承認を求めるの件
 (条約第一号)
 日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び
 安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並び
 に日本国における合衆国軍隊の地位に関する協
 定の締結について承認を求めるの件(条約第二
 号)
同月十二日
 日米安全保障条約改定交渉の即時打切りに関す
 る請願外十五件(志賀義雄君紹介)(第二六
 号)
は本委員会に付託された。
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本日の会議に付した案件
 委員長及び理事の互選
     ――――◇―――――
    〔鍛冶委員、委員長席に着く〕
○鍛冶委員 これより会議を開きます。
 私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されますまで委員長の職務を行ないます。
 これより委員長の互選を行ないます。
○椎熊委員 動議を提出いたします。委員長の互選は、投票によらないで、小澤佐重喜君を推薦いたしたいと思います。
○鍛冶委員 ただいまの椎熊君の動議に御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○鍛冶委員 御異議なしと認めます。よって、小澤佐重喜君が委員長に御当選になりました。(拍手)
 委員長小澤佐重喜君に本席を譲ります。
    〔小澤委員長、委員長席に着く〕
○小澤委員長 ただいま皆さんから委員長に御推薦いただきまして、まことに感激にたえない次第であります。厚く御礼申し上げます。
 申すまでもなく、本委員会は、野党と与党の間におきまする非常な意見の対立のある案件のみを審議することになっているのであります。従いまして、今後、日を重ぬるに従って議論が白熱して参ることと思うのであります。このときに際しまして、私は、きわめて秩序正しく、冷静に、しかも適切に、合法的に委員会を運営いたしまして、いやしくも不当、不法なことは断じてやらないつもりでありますから、何とぞ御協力を願います。(拍手)
 松本君。
○松本(七)委員 この大切な特別委員会の委員長に小澤佐重喜氏が就任されましたにあたりまして、社会党並びに民主社会党、つまり、野党を代表して、一言ごあいさつを申し上げたいと思います。
 委員長の従来の経歴、あるいは国会における御活躍、特に外務委員会における委員会の運営の仕方、これらの点について、過去の実跡を考えてみますと、私どもは、この重大な国の運命を左右する安保条約関係の諸議案の審査にあたり、不安並びに疑いを抱かざるを得ないことを遺憾に思うのでございます。と申しますのは、昨年のベトナム賠償審議に際しまして、当初は、ただいまごあいさつにありましたように、小澤委員長は、きわめて公平な運営をされたことを私どもは認めるのでございます。しかしながら、最も大切な段階になり、まだ質問事項が重要な項目を拾っても十六を数えるほどあり、しかも、委員の中には発言希望者が多く残っておる、そういう事態にありながら、委員長は、強硬に、与党の意向のみに動かされて委員会の運営をされた。そのために、ついにわれわれは不信任案を提出する事態となったのでございます。しかるに、不信任案が提出されておりながら、なおも委員会の開催を強行された。こういう事態を招いて、ついに当時の加藤、正木正副議長があっせんに乗り出し、十一月二十七日に、自民党、社会党並びに当時の社会クラブの国会対策委員長三氏を招致され、春日対策委員長は途中で退席はされましたけれども、福永、山本両対策委員長との懇談の中で、あっせん案を正副議長の名で出されたのでございます。その中に、はっきりと「二十六日の衆議院外務委員会の運営には不手ぎわな点があったが、これを前例としないよう注意し、また再びこの事態が起こらないよう国会正常化に努力する」こういう発言がなされておるのでございます。そういうふうな議長、副議長の注意まで呼び起こさなければならないほどの事態を招かれたこの小澤氏が、再びこの大事な特別委員会の委員長に就任されました上は、私どもは、この当時の議長、副議長の調停通りに、二度とこのような不当な運営が行なわれないように、はっきりした保証をいろいろな形で得なければならないと思います。つきましては、これらについては、今後理事も選任されるでございましょうから、その理事会において、過去のあやまちが繰り返されないような、はっきりした処置というものを御相談することにいたす考えでございまするが、さしあたり、委員長から、これらの点について、必ず公平な運営と、不当な質疑打ち切り、あるいは発言の抑圧、与党だけの意向によって強引に運営をやるというようなやり方を一切やらないという、はっきりした確言を、この際いただきたいのでございます。
 以上、ふだんならば歓迎のごあいさつをするところ、今まで不当な運営をなされたために、このような苦言を呈しなければならないことは、冒頭にあたり遺憾ではございますけれども、これが、この委員会を正常に、民主的に、公平に運営するためには絶対必要なことだと考えまするので、あえてこの苦言を呈したわけでございます。委員長から、はっきり一つ御回答を願いたい。
○小澤委員長 ただいまの松本君の発言は、きわめて適切な御意見だと思います。しかしながら、過去の問題には触れません。今、あいさつにも申し上げました通り、満場一致で委員長に御推薦願ったのでございますから、私は、どこまでも不党不偏で、与党とか野党という考えでなく、ほんとうに委員長としての職務を行なうつもりでおります。
 この際、暫時休憩いたします。
    午前十一時三十一分休憩
     ――――◇―――――
    午前十一時四十一分開議
○小澤委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 それでは、これより理事の互選を行ないます。
○椎熊委員 理事の互選について動議を提出いたします。理事はその数を八名とし、委員長において指名せられんことを望みます。
○小澤委員長 ただいまの椎熊三郎君の動議に御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小澤委員長 御異議はないものと認めまして、指名をいたします。
   井出一太郎君  岩本 信行君
   大久保武雄君  櫻内 義雄君
   椎熊 三郎君  西村 力弥君
   松本 七郎君  竹谷源太郎君以上の諸君を理事に指名いたしました。
 本日は、これにて散会をいたします。
    午前十一時四十二分散会