第040回国会 本会議 第44号
昭和三十七年五月六日(日曜日)
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  昭和三十七年五月六日
   午後二時 本会議
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○本日の会議に付した案件
 日本電信電話公社経営委員会委員
  任命につき同意を求めるの件
 斎藤運輸大臣の常磐線三河島駅構
  内における列車衝突事故につい
  ての発言及び質疑
 国際民間航空条約の改正に関する
  議定書の締結について承認を求
  めるの件
 航空業務に関する日本国とインド
  ネシア共和国との間の協定の締
  結について承認を求めるの件
  (参議院送付)
 住居表示に関する法律案(内閣提
  出、参議院送付)
 北海道地下資源開発株式会社法の
  一部を改正する法律案(内閣提
  出、参議院送付)
 国際通貨基金及び国際復興開発銀
  行への加盟に伴う措置に関する
  法律の一部を改正する法律案
  (内閣提出、参議院送付)
   午後五時四十七分開議
○議長(清瀬一郎君) これより会議を開きます。
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 日本電信電話公社経営委員会委員任命につき同意を求めるの件
○議長(清瀬一郎君) お諮りいたします。
 内閣から、日本電信電話公社経営委員会委員に萩原吉太郎君を任命いたしたいので、日本電信電話公社法第十二条第一項の規定により本院の同意を得たいとの申し出があります。右申し出の通り同意を与えるに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(清瀬一郎君) 起立多数。よって、同意を与えるに決しました。
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 斎藤運輸大臣の常磐線三河島駅構内における列車衝突事故についての発言
○議長(清瀬一郎君) 運輸大臣から、常磐線三河島駅構内における列車衝突事故について発言を求めるの通告があります。これを許します。運輸大臣斎藤昇君。
  〔国務大臣斎藤昇君登壇〕
○国務大臣(斎藤昇君) このたび常磐線三河島駅構内におきまして、重大な列車衝突事故を惹起いたし、多数のとうとい人命を失い、多くの重軽傷者を出すに至りましたことは、まことに申しわけない次第であります。衷心から遺憾の意を表する次第でございます。つつしんでなくなられました方々の御冥福をお祈りいたし、遺族の方々には心からお見舞を申し上げますとともに、負傷せられた方々が一日もすみやかに快癒せられるよう念ずる次第でございます。
 まず、事故の概況について申し上げます。
 発生日時は五月三日、二十一時三十七分、発生場所は常磐線三河島駅構内であります。
 下り第二八七貨物列車は田端操車場を定時に発車いたしましたが、三河島駅では下り第二一一七H電車、六両編成でございますが、これを所定通り先行させるために、同貨物列車に対して停止の措置をとっておりました。しかるに、同貨物列車は停止することなく、三河島駅の出発信号機の停止信号を越えて行きどまり線に突入し、機関車及びこれに続く貨車一両が脱線し、下り本線を支障いたしました。たまたま、三河島駅を四分おくれて出発いたしました下り第二一一七H電車がこれに接触し、前から二両目までの電車が脱線して上り本線を支障いたしました。このとき、この電車の多くの乗客が上り線側に下車して歩行を開始したのであります。おりから三河島駅に二分おくれて到着する予定で進行して参りました上り第二〇〇〇H電車、九両編成でございますが、これが前に申しました下り電車に接触し、前から四両目まで脱線大破し、うち二両目と三両目が築堤下に転落いたしました。なお、このとき、下り電車の前から二両目までが大破いたしたのであります。
 このため、両電車の乗客多数が死傷いたしまして、本日午前九時現在判明いたしました死傷者は、死亡百五十五名、負傷二百五十一名、計四百六名となりました。なお負傷者のうち、重傷者は六十六名、中傷者は九十名、軽傷者は九十五名であります。重傷、中傷の方々は入院中でありまして、できる限りの治療を申し上げております。
 次に、事故の原因について申し上げますと、詳細は取り調べ中でありますが、下り貨物列車の機関車乗務員が出発信号機の停止信号を確認しなかったためと、下り電車脱線の際、上り電車に対する防護が適切を欠いたためと思われます。この事故に直接関係ありと思われます職員は、関係の列車、電車の機関士、機関助士、車掌、三河島駅の助役、信号掛、三ノ輪信号所の信号掛等十二名でございます。ただいま、このうち五名が逮捕せられまして、司直の手で糾明をせられております。
 次に、国鉄の行ないました当座の処置といたしましては、事故発生と同時に、東京鉄道管理局の幹部及び鉄道病院救護班は現場に急行いたし、三河島駅に現場対策本部を設けまして、職員約二千七百名を動員いたしますとともに、警視庁約千五百名、消防庁約九百三十名、及び地元各位の誠意あふれた応援を得まして、死傷者を付近の病院等に収容、救護に当たったのでございます。この機会をかりまして、関係各庁及び地元各位の御応援に対しましては、心から感謝をいたす次第でございます。
 一方、本社及び東京鉄道管理局に対策本部を設けまして、事後の処置に遺憾なきを期しました。
 なお、当座の見舞金を被災者に贈りますとともに、御遺族に対する慰謝金等につきましては、できるだけのことをいたすことを目途といたしまして話し合いを行なっておりますとともに、御要望がある場合におきましては、その内金として二十万円をとりあえず支払うことといたさせております。
 以上で概況の報告を終わりますが、私といたしましても、事の重大性にかんがみ、四日早朝、国鉄総裁に対し、口頭をもって厳重な警告を発しまするとともに、同日夕刻には、国鉄監査委員長あて、今回の事故に関する特別監査命令を発しまして、特に国鉄の管理体制のあり方について徹底的に究明をいたさせました。再びかかる重大事故を起こさぬよう万全の措置を講ずる決意でございます。何とぞ御了承をいただきたいと存じます。
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 斎藤運輸大臣の常磐線三河島駅構
  内における列車衝突事故につい
  ての発言に対する質疑
○議長(清瀬一郎君) ただいまの運輸大臣の発言に対し、質疑の通告がありますから、順次これを許します。徳安實藏君。
  〔徳安實藏君登壇〕
○徳安實藏君 私は、自由民主党を代表いたしまして、去る三日の夜、三河島駅構内で突発いたしました未曾有の国鉄大事故につき、その原因を究明し、かつ、政府のこれに対する所信をただしたいと存ずるものであります。
 私は、まず論旨を進めまする前に、この事故のために犠牲となられましたる百五十余の方々に対しまして、心からなる哀悼の誠をささげ、その御冥福を祈りたいと存じます。(拍手)また、この事故のため、重軽傷を負われまして、目下治療中のたくさんの方々に対しまして、つつしんで御見舞を申し上げますとともに、一日もすみやかに御全快をお祈り申し上げる次第でございます。(拍手)
 私は、一昨日、現場におもむきまして、つぶさに事故の惨状を視察して参りました。目をはらし、声をあげて泣きながら走り回る家族、あれかこれかと死体を見回る狂乱のごとき妻、あるいは母、死骸にしがみついて泣き叫ぶお年寄り、列をなせる霊枢車、東西に走る救急車、これが生きながらの地獄でなくて何でありましょう。横転せる車体の下にはなお数個の死体ありといい、懸命の作業も遅々として進まず、天、意あってか黒雲空をおおい、蕭条たる小雨さえ加わるうちに、放心せる人々の行きかうありさまは、全くこの世とも思われない状況でありました。低回去るに忍びなかった私も、ようやく案内者に促されて、犠牲者の御冥福を祈りながら帰って参ったのであります。
 不可抗力による災難でありましても、生命を失った場合、それはとてもあきらめ切れないものであります。いわんや、不可抗力にあらざる災難によって生を奪われた場合、どうしてこれをあきらめることができるでありましょう。父を返せ、妻を返せ、子を返せとの叫び声は、今や三河島周辺の天地をおおうておると申して過言でありません。特に身内の者からお線香の一本もあげられない身元不明の犠牲者が相当ございます。一体、こういう方をどう扱い、どう考えたならばよいでありましょうか。思うてここに至るとき、切々と胸迫るの思いがあるばかりでなしに、限りなき憤りさえも感ずるものであります。
 すなわち、この際は、政府たると、与党たると、はたまた野党たるとを問わず、本事故に関する限り、真剣にその原因を究明し、かつ、その責任を明らかにするとともに、将来再びこの種の事故の起こらざるよう最善を尽くし、もってこれが根絶を期したいと思うものであります。(拍手)
 そこでまず第一に、運輸大臣に伺いたいと存じます。この事故のありました五月三日の午前一時三分には、東京にほど近い東北本線の古河駅で旅客列車に貨物車が追突して、乗客四十名が重軽傷を負うた事実がございます。しかも、との事故の原因は、機関士の居眠りであったといわれております。さらに、この事故はあらゆる報道機関によって大きく報道せられまして、関東、東北一帯、おそらくだれ知らぬ者はないほどでございました。従って、私どもは、との事故は鉄道職員に対する天の戒めとして大いに役立つものと心ひそかに期待していたのでありますが、それが事もあろうに、日を同じくして、同日の夜この大事故が起きましたということは、全く驚かざるを得ない事実であります。一体、国鉄管理者はこうした事故の起きたときに、現場の処置だけで口をぬぐってしまっているのではあるまいかとさえ疑わざるを得ないのであります。朝早く大きな事故が起きて、そうしてまた夜あの大きな事故が起きた、まことに遺憾のきわみでございます。しかも、この古河の事故にいたしましてもまた今回起きました事故にいたしましても、すべて職員の怠慢と申しますか、不注意と申しますか、全くその責任は彼らに帰する問題ばかりであります。
 そこで私は、運輸大臣に伺いたいことは、一体こうした事故の起きましたときに、運輸省はどういう監督をされておるのでありましょうか、また事故による責任者の処分はどの程度になされておりますか、最近数年間の事故の件数と責任者の処分数等につきまして、この際お示しを願いたいと存ずるのであります。
 第二に、今回の事件は断じて不可抗力でないということであります。私は現場について信号設備やその他いろいろなことを拝見して参りましたが、貨物線が赤信号であったことはしろうとでさえもすぐわかることであります。それを当初水上機関士は青であったと強弁し、現場検証をさせられて、ついに信号を見違えたと前言を翻している様子でございますが、これは決して真実ではあるまいと考えられます。何ゆえならば、彼は三十八才の働きざかりであります。昭和十六年七月に採用されまして、自来二十年間非常にとうとい経験を積んでいる人であります。その彼が肝心な貨物線の信号を忘れて、お隣の電車線の信号を見て運転したなどということは、同じ線路を何十回、いな何百回も走っている運転士として全く想像のつかないことであります。また、一部では疲労していたための事故ではないかという人もありましたが、水上機関士は五月一日の十八時二十分に田端駅を出発いたしまして水戸におもむき、二日の十時二十四分に田端駅に帰っております。それから三日の二十一時三十二分田端駅を発するまで、約三十五時間休養しているのであります。しかし、事故を起こしましたのは、乗車してから五分の後であります。どうして業務上疲労の結果と言い得るでありましょう。特に不可解なのは、信号無視で暴走をし、行きどまり線に突入、機関車及び貨車一両が脱線して、下り電車本線に支障を及ぼしながら、運転士も車掌もほとんど業務上適切な手段をとっていないということであります。このことは、続いて衝突事故を起こしました下り電車の運転士及び車掌も同様であります。どの運転士も、どの車掌も、申し合わせたようにも続いて起きる事故について何らの手を尽くしていないのであります。ほんとうにあきれたものであります。発炎筒も信号雷管も備えつけてあったにもかかわらず、これを有効に使用しておりません。また、信号所につきましても、早く通報連絡いたしますれば、上り電車は中途で進行を停止し得たと考えられるのでありますが、これも手おくれしたということであります。その無責任、全く言語に絶するものがあります。さらに、駅員につきましても非難ごうごうたるものがありまして、ただこの事故で知り得ましたものは、鉄道従業員の士気の弛緩、責任観念の欠如、業務訓練の未熟ということだけであります。(拍手)こうした現象がこの事件のみに限られているのでありまするならば、私どもも、いましばらくがまんいたしますが、悲しいことに、この風潮は全国鉄に浸潤しているかのごとくに見受けられるのであります。すなわち、さきにも述べました古河駅における事故なども同様の現象が現われているのでありまして、精神的にだれ切っている点は、全くその軌を一にしているのであります。今にして抜本塞源的な手術を行なわなかったならば、国鉄は、将来どうしても救いがたいものに陥ってしまうことをおそれるものであります。申すまでもなく、鉄道は大切な人の命を預かる、しかも最も公共性の強い業務であります。この業務が、公共性の自覚を持たず、義務と責任に欠くる人々によって動いているとするならば、これくらい大きな危険はありません。考えてみるだけでもはだえにアワを生ずるを覚えるのであります。よって政府は、この際、特に義務と責任を完全に果たし得るりっぱな鉄道人を作るために、その経営形態あるいはまた人事、労務等の管理につきましても、思い切った手を打つ必要があると信ずるのでございますが、池田総理並びに斎藤運輸大臣の確固たる御信念を承りたいと思うのであります。
 第三には、犠牲者に対する問題でございます。人命は最も尊重さるべきものであります。それを国鉄の手落ちによって一命を損じたとするならば、その人々に対し、国家として当然最大の償いをなすべきであります。運輸大臣は、その償いとして、なくなられた方々、重軽傷の方々に、いかほどの償いをなさしめる所存か、承りたいのであります。誠意を示すのはできるだけ早い方がよいのであります。すでに事故の原因は明瞭である限り、今明日にでも決定されたいと思いますが、その御方針について運輸大臣に承りたいと思います。
 第四には、関係者の処分であります。すでに逮捕されている人々の処分は法のさばきによってきまるといたしまして、それ以外の責任者の処分であります。世のことわざに、その罪を憎んでその人を憎まずという言葉があります。確かに、寛大なる処置は望ましいことに違いありませんが、しかしながら、寛に過ぎることは乱れのもとになるのであります。今回のごとく、国鉄の過失によって百五十余名のたっとい人命を失わしめ、三百以上の人々に重軽傷を負わしめ、内部的にも多額の失費と損害を与えた事故に対する責任につきましては、人情論などで軽々に処理さるべきものではありません。すなわち、かような重大なる事故の責任については、政府は、断固として信賞必罰に誤りなきを期せねばならないと思います。父を失い、母をなくし、妻を失い、夫をなくし、愛児を失った人々の限りなき悲しみと痛憤を思い浮かべるとき、責任者がいたずらなる自己保身などを考えているときではなく、また政府としても、これを許すべきときではありません。峻厳なる信賞必罰の励行こそ、死者に対する最大の供養であると信ずるのであります。これに対する池田総理並びに斎藤運輸大臣の御所信を承りたいと存じます。
 第五に伺いたいのは、今回の事故を通じて国民に非常な不安を与えておりますのは、最近増送々々で大へん無理なダイヤが編成されているではないかということであります。一分置きにあるいは二分置きに発車するという電車、その合い間に貨物列車が通るという曲芸にもひとしいようなダイヤの編成は、もし一たび事故でつまずきましたならば、それこそ後続列車は次から次と将棋倒しになるおそれがあります。国民はこれを非常に心配いたしております。輸送力の増強も大切には違いありません。しかしながら、安全ということはもっと大切なことでありますから、ダイヤ編成も、厳に安全の度を越えないように注意すべきであると存じます。特に東京、大阪等を中心とするダイヤの編成には格別の注意が必要であり、なかんずく電車区間等はすでに安全の度を越え、相当無理な運転が行なわれているのではなかろうかと心配する向きもございます。こうした点につきまして、運輸大臣の御説明を承りまして、国民に安心感を与えるような処置を講じていただきたいと思うのであります。
 第六に、今回の事故につき、地元関係者並びに警視庁、消防庁等の関係官庁、病院等の差し伸べられたあたたかい協力援助の手についてでございます。今回は事故が大きかったため、全都をあげての協力だったと思います。一夜じゅう救急車のうなり声を聞いていました私どもは、人命救助のなみなみならぬことを今さらながらつくづく感じたのであります。
 こんな話もございます。犠牲者収容のため一心不乱に立ち働いた消防士長が、ようやく任務を終わって自宅に帰ったとき受け取ったのは、愛するわが娘がこの事故で犠牲となり、四日未明息を引き取ったという知らせでありました。いかに職務とはいえ、親子の情に変わりはありません。せめて臨終に臨み、末期の水だけでもとってやりたかったであろうと思います。だのに、これができなかった。おそらく断腸の思いがあったであろうと思います。そのときの親心を察するときに、だれか涙なきを得ましょう。職務あるゆえに娘の死に目にもあえず、犠牲者収容に精魂を打ち込んだ消防士長、ほんとうに私ども頭が下がります。
 そのほか、現場において、あるいは病院において、処置よろしきを得たために一命を取りとめた負傷者もあまたあったということでございます。事故発生とともにかけつけて、死者、負傷者を救出中、次いで起きた上り電車の激突転覆により、ついにこの電車の下敷きとなって死亡した少年もあると聞きます。
 この事故の裏にはこうした美談、感激が幾つもあると思いますが、およそ美徳を推賞し、これに感謝するのは当然のことでありまして、運輸大臣は、こうした篤行美談者及び協力者に対して、この際深甚なる感謝の意を表せられんことを望みたいと思います。この点につきましても運輸大臣の御所見を伺いたいと思います。
 最後に一言触れたいことがあります。それは、との事故に対し、国鉄労組及び動力車労組が共同声明を発表して、労働条件の悪化がすなわち事故発生の原因であるかのごとき口吻を漏らしていることであります。今私は、たくさんの犠牲者を出して、国民も遺族もまだ涙のかわかぬ今日、しかも、なくなられた方々のうち、先ほども申しましたごとく、身元さえわからずお線香の一本も上げる縁者のないような人もある今日、理論的闘争をなすべきときでないと思いますから、なるべくこれを避けたいと思いますが、国鉄の電車、気動車、電気機関車、ディーゼル機関車等に乗務せられる諸君の労働条件は、事故を起こす原因となるほど悪いとは考えられておりません。戦前は実働時間が一日七時間半ないし八時間で、しかも公休日は月二回でありましたが、今日は換算制度も採用されまして、平均して一日実働五時間半であります。さらに公休は毎週一日あり、最近の事故の原因を見ましても、労働条件の悪化に原因するような顕著な事実はあまり見当たらないのであります。むしろ常に安きを求め、責任を感ぜず、権利のみを主張して義務を怠り、平和を口にしながら闘争を叫ぶ偏狭者、並びに思想的に片寄った考え方を持ち、年じゅう赤旗を振りまくっているような従業者がふえていくことにおいて事故がだんだんにふえていくように思うのであります。(拍手)また、国鉄労組といたしましても、私どもは、何か事あるごとに身勝手な文句をつけるような言いがかりはお互いに慎んで、いかにすれば国民の期待に沿い得るかを常に念頭に置いて動作すべきではないかと思います。今回の事故を見ましても、その原因は機関士の信号無視であり、事故後における車掌、機関士等の怠慢、無責任、無秩序からであります。何ゆえ組合の諸君はこうした現実に目をおおうのでありましょうか。なぜこれを認めようとしないのでありましょうか。その非は非としてこれを認め、すなおに国民にあやまるという謙虚な気持がどうして持てないのでありましょうか。(拍手)今回の場合、国鉄幹部の責任を追及することはもちろんでありますが、これと同時に、信号を無視するという暴挙をあえて犯したばかりでなく、事故を起こした後においても、当然果たさねばならぬ幾多の義務を怠って多数の犠牲者を出した第一次的責任者は一体だれでありましょうか。組合に籍を置く諸君ではありませんか。従業員を指導している組合幹部諸君といえども、いたずらに口をぬぐってその責任なしとは言われないはずであります。きのうきょうのちまたの風評に耳を傾けてごらんなさい。赤旗ばかり振っている従業員がある限り、私どもはいつレールをまくらに殺されるかわからないとさえいわれているのであります。国民はむしろこの方を心配いたしております。お互いは日本国民です。うしろから鉄砲を撃つようなまねはぜひやめてほしいものであります。お互いが責任を持ちながら、民主主義を基盤とする平和な日本を打ち立てたいものと存じます。これにつき運輸大臣の率直なる御所見を伺いたいと存じます。
 以上で私の質問は終わりますが、最後に重ねて、今回の事故による犠牲者各位に心からその御冥福をお祈りいたしますとともに、負傷された各位に対しましても、一日もすみやかに全快せられんことをお祈りいたしまして、降壇する次第であります。(拍手)
  〔国務大臣池田勇人君登壇〕
○国務大臣(池田勇人君) 今回の三河島駅におきまする事故に対しまして、私は政府を代表いたしまして、まことに申しわけなく、つつしんで遺憾の意を表したいと存じます。(拍手)ことに多数の犠牲者に対しましては、ほんとうに哀悼にたえません。と同時に、負傷なされた方々に対しまして御同情を申し上げると同時に、一日も早く御全快なさらんことを心からお祈り申し上げます。
 私は、今回の事件によりまして、ほんとうに人命を預かる職員は、特にその訓練、教養におきまして、もっともっと整備しなければならぬと考えたのであります。(拍手)今回の事故の原因は、私は、設備の安全が不足であるとかなんとかいう問題でなしに、その衝に当たる人の責任感に欠くるところがあったのではないかということを痛感いたしますと同時に、今後におきましては、施設の安全をはかるとともに、ほんとうに安全輸送に対する責任感を徹底さすと同時に、職員のこの上ともの教養に力を尽くして、再度かかる事故の起こらないよう、政府は努力をいたすことを、ここにお誓い申し上げます。(拍手)
  〔国務大臣斎藤昇君登壇〕
○国務大臣(斎藤昇君) 三河島の構内事件の起こりました数時間前の三日の午前一時に、古河の駅で、機関車の運転士が居眠りをいたしまして、前の旅客列車に追突をいたした事件をしでかしております。このことにつきましては、国鉄当局は、当日の午後三時ごろに、全国にこういうことがあったという警告を出しております。従いまして、当日の三河島の構内で脱線をいたしましたあの貨物列車の運転士は、当然このことを知っておったはずだと思いますが、ただいま逮捕されておりますので、本人については確かめておりませんが、国鉄当局といたしましては、その手配はいたしておったはずでございます。
 国鉄の職員の責任によりまする事故件数は、最近次第に減って参りまして、昨年のごときは、戦前の昭和十一年−十六年の平均に比べまして、約三分の一に事故件数は減ってきて参っておるわけでございます。しかるに、このたびかような重大な事件を起こしましたことは、まことに申しわけなく、また遺憾のきわみに存じております。お説のように、責任感の不足あるいは管理体制が十分徹底していないという点を私どもも痛感をいたしますので、先ほど申し述べましたように、特に管理体制の弛緩なきやいなやという点に重点を置いて監査をいたすことにいたしておるわけでございます。すでに責任等によりまして事故を起こしました者に対しましては、過去、あるいは懲戒、あるいは停職、戒告等をいたしておるのでございますが、しかしながら、これらの直接事故を起こした者を監督する責任にある人たちの責任の追及という点につきましては、いま少しく考えてやるべきではなかろうか、かように考えて、これらの事例についてただいま究明をいたしておるわけでございます。
 なお、犠牲をこうむられました方々に対しまする賠償等の問題につきましては、なくなられた方の年令あるいは職業その他勘案をいたしまして、過去の事例、また賠償の金額というものを算定をいたしまして、なるべくすみやかに、できるだけ手厚い賠償をいたすように、国鉄当局に指令をいたしておる次第でございます。
 今日の事故発生の原因が、施設の安全性を害しておるからだとか、あるいはまた人員が不足しておるからだとかいうようなことにつきましては、私どもといたしましては、さようなことは絶対にないと、かように考えておるわけでありまして、ただいま総理大臣のお答えになりましたように、従業員の責任感をさらに強調いたしまするとともに、訓練を十分にいたさせまして、再びかようなことのないように、特に督励をいたしたいと存じております。
 今日の労働組合のあり方についての御所見がございましたが、私も当日現場に参りまして、またなくなられた方々の霊を弔ったのでございまするが、このときに、率直にこれらの人たちのお言葉として、国鉄労使のあり方、闘争第一主義を改めてもらいたいという声を率直に聞いたわけでございます。(拍手)私は、今日の労働争議のあり方、やり方というようなものにつきましても、民主主義的な労働組合のあり方に一日も早くなりまするよう、労使の健全なあり方を希望をいたし、できるだけの助力をいたしたいと考えております。
 また、犠牲者に対して救援をして下さいました地元の方々あるいは消防庁や警察の方々に対しましては、できるだけの感謝の気持を表わすべく、しかるべき措置を講じたい、かように考えておるわけでございます。
○議長(清瀬一郎君) 山口シヅエ君。
  〔山口シヅエ君登壇〕
○山口シヅエ君 私は、日本社会党を代表して、過ぐる三日、国鉄常磐線三河島駅構内に起こりました二重衝突の大惨事に関して、その原因と責任の所在並びに遺族と負傷者に対する慰めと補償の問題、及び今後の抜本的対策等につきまして、以下数点にわたり質問をいたします。(拍手)
 質問に入ります前に、皆様方とともに、この不慮の事故のためにとうとい生命を奪われた百五十五名の犠牲者と、その悲しみに包まれております遺族の方々に深甚なる哀悼の誠をささげ、負傷者の方々に対しては心からのお見舞を申し上げ、一日も早く御回復されるようにお祈りをいたします。(拍手)
 さて、私が第一にお伺いしたい点は、この事故の原因についてであります。
 私の調べたところでは、何ら不可抗力の要素はなく、ことごとく国鉄側の過失と手落ちにあることが明らかでございます。事故発生の直接の原因は、下り貨物列車の機関士が信号を見誤ったため、同貨物列車が脱線、傾斜したところへ、下り電車が接触、脱線したものであることは、ほぼ明らかでありますが、これだけならば大したことではなく、ほんのわずかの負傷者程度で済んだでありましょう。ところが、この接触事故の五、六分後、上り電車が超スピードで突進してきて、あっという間にあのような大惨事となったのであります。
 そこで、一番問題となるのは、どうして五、六分も時間があるのに、上り電車を停車させることができなかったかという点でございます。五、六分の余裕といえば、上り電車は、三河島駅の次の次の北千住をようやく発車したかしないかの時間でございます。もし事故発生と同時に、次の南千住駅へ通報連絡すれば、そこでとめることができたでございましょう。それが間に合わない場合でも、南千住駅と事故現場とのほぼ中間に三ノ輪信号所があるのでありますから、そこで停車できるはずだったと考えます。これができない場合でも、発炎筒をたく等の緊急措置もあったはずであります。ところが、これらの措置が一つもとられていなかった。事故現場はカーブのところでもありましたし、その上夜間で視野がきかなかった上り電車は、猛スピードで突っ込み、二重衝突となったのであります。ここで、非常に意外な犠牲者が二人出ております。これは路線の沿線に住む二人の青年が、二度、三度、第一回目の衝突事故の犠牲者を運んでおります最中のできごとですが、三回目に救出しようとして路線に上ったとたんに、その青年二人がはね飛ばされて死んでいるということが、その後の調査でわかったのでございます。まことに痛ましい事件であると存じます。どう考えましても不可抗力的要素があったとは私には思われません。もちろん私は、現場の職員にすべての責任を帰そうとするものではありません。このような非常の場合に処する職員の配置とその訓練が不十分ではなかったか。また、人間の能力におのずと限度がありますから、これを補う機械的装備がもっと考えられるべきではないかと思います。特にこの際不十分であったことは、昨年十月のスピード・アップとダイヤ改正に際して、これに伴う安全措置が不十分であったという点であります。私の聞き及んでいるところでは、この大幅ダイヤ改正の際、職員側から安全措置についての申し入れと事故防止委員会への参加要請があったのにもかかわらず、管理者はこれに一顧も与えなかったということであります。(拍手)
 このように見て参りますと、今回の大事故の責任はことごとく国鉄側にありまして、いささかも弁解、弁護の余地がないと考えますが、直接監督の立場にある運輸大臣はこれに対してどうお考えになられるでしょうか、お伺いいたしたいと存じます。
  〔発言する者多し〕
○議長(清瀬一郎君) 静粛に願います。事柄の性質上、どうか静粛に願います。
○山口シヅエ君(続) 第二にお伺いしたい点は、犠牲者遺族と負傷者に対する慰労と補償措置であります。
 国鉄当局は、さしあたっての措置として、死亡者に香典十万円、補償金内払いとして希望者に二十万円を支払い、負傷者に対しては三万円の見舞金を贈られたそうでございますが、それはそれといたしましても、国鉄の不注意と過失からとうとい生命を失い、からだを傷つけられた方々に対して、早急でき得る限り、最大限の慰労と補償措置をしなければならないことはもちろんでございます。このような場合、国鉄側はよく前例を引き合いにして、なるべく少額で済ませようとの態度が見られるのでありますが、今回の場合は、前にも述べましたように、国鉄が全責任を負うべきものである以上、慰労と補償に対して被害者の納得するよう十分にすべきであると考えますが、これについて運輸大臣の御所見をお伺いしたいと存じます。
 第三にお伺いしたい点は、今後このような惨事を起こさないようにするための抜本的な対策についてでございます。
 申し上げるまでもなく、国鉄は国民の国鉄であります。国民が安心し、信頼して生命と財産を託することのできる国鉄でなければなりません。三河島駅の大事故があって後のきょうの連休には乗客が減ったと聞いておりますが、国民の受けた強いショックは、これではうっかり汽車や電車に乗れないという不安の念となって現われております。このような不安と不信を取り除いて国民の国鉄にするためには、今後再びこのような事態を起こさない根本的措置を講ずることを国民の前に明らかにして、これを実行することであります。
 そこで私がお伺いしたいのは、国鉄の経営方針についてもこの際考え直す必要があるのではないかということでございます。国鉄は、独立採算制を建前としておりますが、その反面、公共性を持つがゆえに、料金においても社会政策的な意味の割引が多く行なわれております。その上、政治路線といわれる不急の赤字線が非常に多いのであります。そのため経営は年々苦しくなり、設備、施設、車両の老朽に対する保守改善の対策が十分でないと思われます。(拍手)今回の事故のあった常磐線においても、貨物列車が今なお蒸気機関車で、これが電化促進とともに、施設の改善が早急に要求されていたと聞いております。こんなふうでありますから、スピード化と増車に伴う安全措置も十分とれずに、新しい科学的、・技術的研究も不十分で、また、研究しても費用の点で思うように実行できないのではないかと思います。人工衛星が地球をかけめぐり、月世界へ到達する時代です。国鉄でも無人列車が東海道新幹線を東京−大阪間三時間くらいで走るのも、そう遠い将来ではないでしょう。列車の事故を科学の力で防げないはずはありません。独立採算制のため、経費の上での制約が隘路だとすれば、根本的に考え直すべきではないかと思います。(拍手)独立採算制と公共性を両立させようとするところに無理があるのではないでしょうか。そうだとするならば、私は、独立採算制を割っても、公共性に重点を置くのが、国民の国鉄たるゆえんではないかと思うのであります。(拍手)国の財政投融資を大幅に投入して、国鉄五カ年計画をこの際思い切って立て直す必要があるのではないかと私は思いますが、大臣は、これらの点どうお考えでございましょうか、お伺い申し上げたいと存じます。
 最後に、私は、事故防止について、管理者と職員が一体となって、真剣に協力する体制が必要であることを強調いたします。十河総裁は、職員の士気がゆるんでいると言われましたが、この士気とは、戦前の軍隊に次ぐと称せられております国鉄の規律をさすのかどうかはよく存じませんが、私は、上長の命令はそのいかんを問わずといったような軍隊的な規律ではなくて、下から盛り上がる職員の意欲をくみ上げて、これを生かすことこそ、ほんとうの協力体制ではないかと考えます。(拍手)職員側から事故防止委員会への申し入れがあったら、喜んでこれを受け入れるべきでございましょう。この点に関しても、大臣の御所見を承りたいと思います。
 以上、私は、重要と思われます数点について、所管大臣にお伺いいたしたのでございますが、空前の大惨事でございますし、政府の責任もまた決して軽くはないと思いますので、私の質問した重要な点につきましては、この際、池田総理の御所見もあわせてお伺いいたしたいと存じます。
 これをもちまして質問を終わらしていただきます。(拍手)
  〔国務大臣池田勇人君登壇〕
○国務大臣(池田勇人君) このたびの事故に対しまして、政府が申しわけないと申し上げたことを重ねてここに御披露申し上げます。
 特に御質問というのはございませんでしたが、公共企業体は御承知の通り公社として独立運営をいたしておるのでございますが、これもまた政府の監督下にあるものでございますから、今回の事故に対しまして私は責任を痛感いたしておるのでございます。しこうして、その原因につきましてはいろいろお話がございました。しかし、不可抗力でないということは山口さんもおっしゃる通りでございます。過失がございます。その過失が何に基づくか、私は先ほど申し上げましたごとく、その衝に当たった人がほんとに自分の責任を痛感することが足りなかったのだ、こういうことを私は感じるのでございます。今後、国鉄従業員にこの上とも責任感を自覚していただくようお願いすると同時に、片一方におきましては、施設の安全等につきましても万全の措置をとりたいと思います。
 なお、国鉄の公共性と企業性は、これは両立すべきものでございます。あくまで公共性の立場に立ちまして、そうして能率を上げて企業性を発揮することにあると考えておるのであります。(拍手)
  〔国務大臣斎藤昇君登壇〕
○国務大臣(斎藤昇君) 下りの貨物列車が転覆をいたしまして、上りの電車をどうして防護することができなかったかというお尋ねでございまするが、この点はまことに重要な点だと考えております。われわれ常識をもっていたしましても、五分、六分の猶予があれば何らかの措置がとれたであろうという感じがいたすわけでございます。この点を特に重視いたしまして、ただいま調査をいたしております。まだこれらの原因につきましては十分な結果が出ておりません。これらの点を十分に究明いたしたいと存じております。
 このたびの事故は、決して昨年の十月のスピード・アップに伴う事故であるというようには考えておりません。また、国鉄の保守あるいは安全を確保するための金が不足をしておってこういう事件を来たしたというようには決して考えておりません。昨年からの国鉄の五カ年計画におきましては、保守改善の方に相当重点を置いております。今までの約二倍の予算を使っておるわけでございます。国民の方々におかれましては、この点につきましては十分御安心をいただきたいと存じます。
 ただ、先ほどから申しておりますように、最近の国鉄のいわゆる管理体制あるいは職制の徹底という点に若干ゆるみがきておりはしないかという点を憂慮いたしておりますので、今後これらの点につきましては、十分引き締めますとともに、訓練を施し、また、かような際における機宜の措置のとれるような教養をいたしまして、国民の皆様方に安心をして乗っていただけるようにいたしたいと存じております。
 なお、総理もお述べになりましたように、国鉄の独立採算制が今日の事故を来たした原因ではないかというお尋ねでございまするが、国鉄は、まず何といいましても安全運転、人命の尊重ということを第一にいたしておりまして、独立採算制のためにその点をそこなうようなことは断じてないと考えておるわけでございます。
 もちろん、本事件につきましては、国鉄当局管理者もあるいは従業員も、またわれわれ監督の責任にあります政府も含めまして、一体の責任と考えております。従いまして、先ほど申し上げましたように、十分この事件の原因を究明いたしまして、責任を完全に果たして参りたい、かように存じておるわけでございます。(拍手)
    ―――――――――――――
○議長(清瀬一郎君) 門司亮君。
  〔門司亮君登壇〕
○門司亮君 私は、民主社会党を代表いたしまして、去る三日の国鉄三河島駅構内における事故に関しまして、総理並びに運輸大臣に質問を申し上げたいと思うのでございます。
 まず、質問に入ります前に、この事故で百五十六名のなくなられた方に対しましては、心からその冥福をお祈り申し上げ、さらに遺族の方々に対しましては深甚なる弔慰の意を披瀝いたしたいと思うのでございます。さらにまた、二百数十名の負傷されて今なお病院に呻吟されておりまする多くの犠牲者に対しましても、心からその全快の一日も早からんことをお祈り申し上げ、お見舞を申し上げる次第でございます。
 同時に、この事故の起こりました五月三日は、わが国の新憲法発布の日でございまして、憲法記念日でございます。私どもは、政府に対しまして、との記念すべき十五周年を国の祝い日としておる以上は、国会も政府もあげて祝福の意を表すべきであるという要求をいたして参りましたが、そのことはいれられなかったのでございます。現行憲法は、人間の尊厳を最も重視した人権擁護の基本的の、しかも世界に類を見ない平和憲法であることは御承知の通りであります。この人命尊重と人権擁護の憲法の十五周年記念日にかくのごとき悲惨事の起こったということについては、返す返すも残念であるということをまず披瀝しなければならないと思うのでございます。(拍手)
 私は、これらの問題を考えて参りますると、去る一月二十四日の本会議におきまして、わが党の西尾委員長が、この演壇から総理の施政演説に対する質問中に、今日の多くの社会問題を引き起こしておるその原因の一つとして、池田内閣の政策、さらに池田内閣の政治の姿勢が、あまりにも経済本位に片寄り過ぎて、精神面が忘れられてはいないかという質問をされたことを思い起こすのでございます。(拍手)私は、総理大臣がこのことをまだ御記憶になっておると思うのでございます。先ほども総理の答弁の中には、ほとんどといっていいほど精神面の欠けておる点、あるいは従業員のその精神の弛緩というようなことを指摘されておりまするが、あなたの政策自身、政治の姿勢自身がこれを忘れしめておるものであるということを、総理はみずから気がついていただきたいと思うのでございます。(拍手)このことをまず私は総理に申し上げ、総理から御答弁をいただきたいと思いますことは、今申し上げましたような観点に立ってこの国鉄の現状を見て参りまするときに、政府の物質本位の経済政策というものが運輸計画の上に現われてきて、先ほどの質問にもございましたように、ダイヤに非常に大きな無理が伴っておるのではないか、いわゆる人命軽視の考え方、物質本位の資本主義の最も悪い面がこういう事故を引き起こしたものであると私どもは考えておるのでございますが、これに対する総理のお考えを一つ明らかにしておいていただきたいと思うのでございます。同時にまた、総理に対しましては、この事故に対する原因を十分明らかにしていただきまして、そうしてその責任の所在を明確にしていただきたいということを、重ねてお答えを願いたいと思うのでございます。
 さらに私は、今までの総理大臣並びに運輸大臣の答弁を聞いておりますると、その事故の原因が、いかにも国鉄従業員の責任であるかのごとき印象を与えるような御答弁でありまして、事故の当然の責任者である人の責任感が欠けておるような印象を強く受けたことは、きわめて不愉快でございます。(拍手)私は、この事故は、国鉄従業員のいろいろな精神的の面が欠けておるというようなことも、あるいは一面言えるかと思いますが、しかし、それによって、これをのがれようとする政府の態度はきわめて不愉快である。私は、この問題については、やはり政府当局もその責任の所在を十分にお考えになって、そうして謙虚な気持で国民にわびるという、あるいは国民に将来の安心感を与えるという態度を強く要求するものでございます。(拍手)
 従いまして、私は、今日の事故による問題についていささか申し上げてみたいと思うことは、この種の事件の起こりましたのは、私の手元にある調査表を見てみまするならば、昭和二十年の八月二十四日に、八高線において、速度の出し過ぎによる一つの事故を起こしております。このときは百五名の死者を出しておることが記録に残っております。同じ八高線で、二十二年の二月二十五日に、東飯能と高麗川間における事故は、戦後における最大の事故でありまするが、百八十四名の死者と四百九十七名の負傷者を出しておる。これも同じように、調査によりますると、速度の出し過ぎだと言っておりまするが、しかし、このときの速度の出し過ぎについては、車両に速度をはかるべき速度計がなかったという事実が明らかになっておるのでございます。さらにまた今回の事件も同じような問題でございましょう。もう一つ申し上げて参りまするならば、二十六年の四月二十四日に起こった桜木町における百八名の死者と九十二名の負傷者を出して参りました国鉄事件に対しましても、信号の不備あるいはドアが十分にあかなかったというようなこと、あるいは架線工事中の問題等がこの原因になっておるようでございまするが、これもいずれも私はやはり従業員のみの責任ではなくて、国鉄当局の施設の不備からくるものであるということを申し上げても決して差しつかえないと思うのでございます。同時にまた、三十一年の十月十五日、参宮線の六軒駅構内において起こりました事故は、四十名の死者と七十六名の負傷者を出しておりますが、これは上下線の衝突でございます。しかも、このときは、これは信号無視ということがここに書いてありまするが、御承知のように、国鉄に対しましては、この参宮線の六軒駅の構内の事故を契機といたしまして、当時の記録を見てみますると、全部の車内に自動安全装置を設置するということが規定され、またきめられておるはずであります。しかるに現在、車内に警報機を備えつけておりまするものは、東海道線と山陽線と、青森から裏日本を回っておりまするいわゆる裏縦貫線にのみこれの設備がございまして、今回の事故を起こした常磐線並びに東北本線には、その当然取りつけてあるべき自動警報機がなかったという事実を、一体どう運輸大臣はお考えになっておるのか。(拍手)しかも、この原因について当局側の、はっきり申し上げまするならば吾孫子副総裁の言をかりて言いまするならば、予算と技術が伴わなかったからこれには設備がしてないということを、はっきり申し上げておきましょう。私は、少なくともこの装置があれば今度の事故が完全に防げたかどうかというととはわかりませんが、当局がなすべきことをなさないで、そうしていたずらに従業員のみの責任に嫁するというような態度に対しては、先ほど申し上げましたように、きわめて遺憾の意を表せざるを得ないのでございます。(拍手)この点について当局は、どうして一体こういうものに当然の処置が講じられていないのかということについての原因その他について、当然の責任者である運輸大臣から御答弁を願いたいと思うのでございます。
 さらに私は、重複を避けまするために、きわめて簡単に申し上げて御了承を得たいと思いますが、当局におきましては、事故の防止をするということのために、今も山口議員から申し上げましたように、たとえば事故防止委員会に、従事員といいまするか、現業員をこの中に加えて、そうしてそれらの問題をほんとうに究明をしてこの事故を防止するというようなお考えが大臣にあるかどうか。当局の今日までの言動を見てみますと、この委員会にもしこの現業員を加えるようなことがあれば、いわゆる組合員という言葉を使っておりますが、組合員を加えるようなことがあると、何か経営の内容に組合がくちばしをいれるかのごとき危険があるから、これは加えられないのだということがしばしば見受けられるのでございますが、これは非常に大きな誤りだと私は考える。事故の原因は従業員にあるといって、しかもその事故防止について現業員の意見を聞かないで、当局だけがひとりよがりでやっておるというところに、大きな間違いがありはしないかと私は考えるのでありますが、これに対して運輸大臣はどうお考えになるかということをお聞きを申し上げたいと思うのでございます。
 最後に私は、総理並びに運輸大臣に明確にしていただきたいと思いますことは、これらの事故をなくすることのために、万全の措置を講ずるということについて、いかなる具体策をお持ちになっておるか、この機会を通じて、一つ明らかにしていただきたい。単に抽象的の言葉だけでは、国民はこの際安心しないと考えておりますので、その点について、一つ明確なる御答弁を要求いたしまして、私のきょうの質問を終わらしていただきたいと存じます。(拍手)
  〔国務大臣池田勇人君登壇〕
○国務大臣(池田勇人君) お答え申し上げます。
 政治の姿勢についての御質問でございまするが、私は、施政演説におきまして、特にこの姿勢につきましては申し上げておるのでございます。
 また、責任の問題につきましては、政府が国鉄を監督しております以上、政府も責任を痛感いたしておるのでございます。私は、ただいまの五カ年計画を遂行いたしまして、施設の安全をはかると同時に、安全輸送に対しましての職員の責任感を徹底するよう、訓練その他につきまして万全の措置を講じたいと思います。(拍手)
  〔国務大臣斎藤昇君登壇〕
○国務大臣(斎藤昇君) 門司さんのおっしゃいますように、人権尊厳の新憲法施行の記念日にこの事故の起こりましたことは、返す返すも遺憾に存じます。まことに申しわけのない次第だと考えております。先ほども申しておりますように、国鉄の輸送は、まず何といっても人命の尊重、安全運転ということを第一にいたさなければならぬことは、もちろんでございます。
 先ほどから申し上げておりまするのは、いわゆる物的の施設、装置が不完全であったということが、このたびの事件が起こった重点とは考えないということを申し上げたのでございまして、今日の国鉄の設備その他がこれで満点だとは思っておりません。さらに、安全運転のためには、今後しなければならぬことがたくさんございます。ただいま例にあげられました自動警報機のごときも、なるべくすみやかに全線に、また全車両につけるようにいたして参りたいと考えております。この事件を契機にいたしまして、このたびの事故の直接原因であったとなかったとにかかわらず、物的の面におきましても、さらに一段と完備をさせて参りたい、かように存じております。
 なお、事故防止について現業の方々を入れて、そうして事故防止対策委員会というようなものを作ってみてはどうかという御意見に対しましては、これは大いに考えてみる必要があろうかと存じております。従いまして、国鉄当局に対しましても、直接現業に従事しておる人の経験、意見が反映のできるような委員会制度等を考えまするように、私の方から国鉄当局に対して助言をいたしたい、かように考えております。
○議長(清瀬一郎君) これにて質疑は終了いたしました。
     ――――◇―――――
 国際民間航空条約の改正に関する
  議定書の締結について承認を求
  めるの件
 航空業務に関する日本国とインド
  ネシア共和国との間の協定の締
  結について承認を求めるの件
  (参議院送付)
○田邉國男君 議案上程に関する緊急動議を提出いたします。
 すなわち、この際、国際民間航空条約の改正に関する議定書の締結について承認を求めるの件、参議院送付、航空業務に関する日本国とインドネシア共和国との間の協定の締結について承認を求めるの件、右両件を一括議題となし、委員長の報告を求め、その審議を進められんことを望みます。
○議長(清瀬一郎君) 田邉國男君の動議に御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(清瀬一郎君) 御異議なしと認めます。
 国際民間航空条約の改正に関する議定書の締結について承認を求めるの件、航空業務に関する日本国とインドネシア共和国との間の協定の締結について承認を求めるの件、右両件を一括して議題といたします。
    ―――――――――――――
    ―――――――――――――
○議長(清瀬一郎君) 委員長の報告を求めます。外務委員長森下國雄君。
  〔議長退席、副議長着席〕
    ―――――――――――――
  〔報告書は本号末尾に掲載〕
    ―――――――――――――
  〔森下國雄君登壇〕
○森下國雄君 ただいま議題となりました航空に関する二つの案件につきまして、外務委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。
 まず、国際民間航空条約改正の議定書に関する件について申し上げます。
 本条約に基づき設立された国際民間航空機関の理事会は、二十一の締約国から構成されていますが、近年加盟国が激増したので、世界の主要地域の代表を確保するため理事国数を二十七に増加することにして、本件議定書が作成されたのであります。
 次に、インドネシアとの航空業務に関する協定について申し上げます。
 政府は、インドネシアとの間に民間航空業務の開設を目的として、昨年十一月以来交渉を行なって参りましたが、意見の一致を見ましたので、本年一月二十三日に航空協定が署名されました。この協定は、業務の開始及び運営についての手続及び条件を双務的基礎において規定し、附表において路線を定めております。
 国際民間航空条約の改正の議定書は、二月九日本委員会に付託され、インドネシアとの航空協定は、二月十四日予備審査のため本委員会に付託、三月十四日参議院において承認され、同日本委員会に付託されましたので、会議を開き、政府の提案理由の説明を聞き、質疑を行ないましたが、詳細は会議録により御了承を願います。
 この二案件は、五月六日、討論を省略して採決を行ない、全会一致をもって承認すべきものと議決いたしました。右、御報告申し上げます。(拍手)
    ―――――――――――――
○副議長(原健三郎君) 両件を一括して採決いたします。
 両件は委員長報告の通り承認するに御異議はございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(原健三郎君) 御異議なしと認めます。よって、両件は委員長報告の通り承認するに決しました。
     ――――◇―――――
 住居表示に関する法律案(内閣提
  出、参議院送付)
○田邉國男君 議案上程に関する緊急動議を提出いたします。
 すなわち、この際、内閣提出、参議院送付、住居表示に関する法律案を議題となし、委員長の報告を求め、その審議を進められんことを望みます。
○副議長(原健三郎君) 田邉國男君の動議に御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(原健三郎君) 御異議なしと認めます。
 住居表示に関する法律案を議題といたします。
    ―――――――――――――
○副議長(原健三郎君) 委員長の報告を求めます。地方行政委員会理事渡海元三郎君。
    ―――――――――――――
  〔報告書は本号末尾に掲載〕
    ―――――――――――――
  〔渡海元三郎君登壇〕
○渡海元三郎君 ただいま議題となりました住居表示に関する法律案につきまして、地方行政委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。
 本案は、従来の町名地番による住居表示が混乱を来たしている現状にかんがみ、市街地において、新たに住居のみを対象とする合理的な住居表示制度を確立しようとするものであります。
 その内容は、市街地における住居表示は住居番号によることとし、街区方式かあるいは道路方式かのいずれかの表示方法によるものとすること、市町村は、その市街地につき住居表示の方法を定める等、必要な手続を行なうものとすること、また、何人も住居の表示については、市町村の定めた方法によるものとし、国及び地方公共団体の機関が公簿に住居を表示する場合も、原則としてこの方法によるものとすること、その他、自治大臣及び都道府県知事の勧告、援助、助言ができること、及び諮問機関としての住居表示審議会を設置することなどを規定しています。
 本案は、去る三月二日当委員会に付託され、四月十日政府より提案理由の説明を聞き、以来熱心に審議を続けて参りましたが、その詳細は会議録に譲りたいと思います。
 かくて、五月六日、質疑を終了し、直ちに採決いたしましたところ、全会一致をもって原案の通り可決すべきものと決定した次第であります。右、御報告申し上げます。(拍手)
    ―――――――――――――
○副議長(原健三郎君) 採決いたします。
 本案の委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告の通り決するに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○副議長(原健三郎君) 起立多数。よって、本案は委員長報告の通り可決いたしました。
     ――――◇―――――
 北海道地下資源開発株式会社法の
  一部を改正する法律案(内閣提
  出、参議院送付)
○田邉國男君 議案上程に関する緊急動議を提出いたします。
 すなわち、この際、内閣提出、参議院送付、北海道地下資源開発株式会社法の一部を改正する法律案を議題となし、委員長の報告を求め、その審議を進められんことを望みます。
○副議長(原健三郎君) 田邉國男君の動議に御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(原健三郎君) 御異議なしと認めます。
 北海道地下資源開発株式会社法の一部を改正する法律案を議題といたします。
    ―――――――――――――
○副議長(原健三郎君) 委員長の報告を求めます。商工委員長早稻田柳右エ門君。
    ―――――――――――――
  〔報告書は本号末尾に掲載〕
    ―――――――――――――
  〔早稻田柳右エ門君登壇〕
○早稻田柳右エ門君 ただいま議題となりました北海道地下資源開発株式会社法の一部を改正する法律案につき、商工委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。
 北海道地下資源開発株式会社は、北海道が他の地域に比較して開発が遅滞しているので、その地下資源を急速かつ合理的に開発する目的をもって、昭和三十三年に設立された特殊会社でありますが、設立以来四年間の業績内容は必ずしも芳しくありません。本案はその打開策として、会社の探鉱能力の効率的運用をはかるため、その事業範囲を拡大し、主務大臣の認可を受けて、従来の機械貸付事業のほか、北海道以外の地域における受託探鉱、北海道内外における地質調査事業等を行ない得るようにしたものであります。
 本案は、三月二十三日参議院より送付せられ、同日当委員会に付託となり、二十七日提案理由の説明を聴取し、四月二十日には参考人を招致して、審査の万全を期したのであります。本日、質疑を終了し、引き続き採決いたしましたところ、全会一致をもって原案の通り可決すべきものと決した次第であります。
 なお、本案提出を契機とし、国内鉱物資源の積極的開発とその安定的供給をはかるため、北海道地下資源開発株式会社のあり方をこの際根本的に再検討するとともに、経営の能率化、健全化に必要な措置を講ずること、なお、会社の行なう地質調査事業は、地下資源開発並びにその調査に伴う事項に限定し、一般業者との競合を避けること等を骨子とする三党共同提案にかかる附帯決議が付されたことを申し添えまして、御報告といたします。(拍手)
    ―――――――――――――
○副議長(原健三郎君) 採決いたします。
 本案の委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告の通り決するに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○副議長(原健三郎君) 起立多数。よって、本案は委員長報告の通り可決いたしました。
     ――――◇―――――
 国際通貨基金及び国際復興開発銀
  行への加盟に伴う措置に関する
  法律の一部を改正する法律案
  (内閣提出、参議院送付)
○田邉國男君 議案上程に関する緊急動議を提出いたします。
 すなわち、この際、内閣提出、参議院送付、国際通貨基金及び国際復興開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案を議題となし、委員長の報告を求め、その審議を進められんことを望みます。
○副議長(原健三郎君) 田邉國男君の動議に御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(原健三郎君) 御異議なしと認めます。
 国際通貨基金及び国際復興開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
    ―――――――――――――
○副議長(原健三郎君) 委員長の報告を求めます。大蔵委員長小川平二君。
    ―――――――――――――
  〔報告書は本号末尾に掲載〕
    ―――――――――――――
  〔小川平二君登壇〕
○小川平二君 ただいま議題となりました国際通貨基金及び国際復興開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案について、大蔵委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。
 国際通貨基金の資金基礎をさらに強化するため、去る一月の国際通貨基金理事会において、基金が必要とする補足資金を総額六十億ドルを限度として、主要工業国十カ国から借り入れることに関する一般的な取りきめが決議され、わが国も二億五千万ドル、すなわち九百億円を限度として、この取りきめに参加することが期待されているのであります。
 わが国としても諸般の見地からこれに参加することが望ましいと考えられ、そのための国内措置として、本法案は次の改正を行なおうとするものであります。
 すなわち、大蔵大臣は基金に対して補足資金の貸付を行なうことができることとするとともに、外国為替資金に属する現金を基金に対する貸付に充てることができることとしております。
 この法案は、参議院先議の後、当委員会において慎重審議の結果、本日、質疑を終了し、直ちに採決に入りましたところ、起立多数をもって原案の通り可決となりました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)
    ―――――――――――――
○副議長(原健三郎君) 採決いたします。
 本案の委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告の通り決するに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○副議長(原健三郎君) 起立多数。よって、本案は委員長報告の通り可決いたしました。
     ――――◇―――――
○副議長(原健三郎君) 本日は、これにて散会いたします。
   午後七時十五分散会
     ――――◇―――――
 出席国務大臣
        内閣総理大臣  池田 勇人君
        運 輸 大 臣 斎藤  昇君
        国 務 大 臣 川村正次郎君
 出席政府委員
        内閣官房長官  大平 正芳君
        法制局次長   高辻 正巳君
        外務政務次官  川村善八郎君
        大蔵政務次官  天野 公義君
        運輸省鉄道
        監督局長    岡本  悟君
        自治政務次官  大上  司君
     ――――◇―――――