第043回国会 本会議 第42号
昭和三十八年六月二十八日(金曜日)
    ―――――――――――――
 議事日程 第三十九号
  昭和三十八年六月二十八日
   午前十時開議
 第一 地方行政連絡会議法案(内閣提出)
 第二 甘味資源特別措置法案(内閣提出)
 第三 沖繩産糖の政府買入れに関する特別措置
  法案(内閣提出)
 第四 石炭鉱業合理化臨時措置法の一部を改正
  する法律案(内閣提出)
 第五 電力用炭代金精算株式会社法案(内閣提
  出)
 第六 石炭鉱業経理規制臨時措置法案(内閣提
  出)
 第七 重油ボイラーの設置の制限等に関する臨
  時措置に関する法律の一部を改正する法律案
  (内閣提出)
 第八 産炭地域における中小企業者についての
  中小企業信用保険に関する特別措置等に関す
  る法律案(内閣提出)
 第九 国民金融公庫法の一部を改正する法律案
  (内閣提出)
 第十 日本鉄道建設公団法案(内閣提出)
 第十一 建設省設置法の一部を改正する法律案
  (内閣提出)
 第十二 旧金鵄(し)勲章年金受給者に関する
  特別措置法案(小笠公韶君外十五名提出)
 第十三 関税及び貿易に関する一般協定の譲許
  の追加に関する第十議定書(日本国及びニュ
  ー・ジーランド)の締結について承認を求め
  るの件
 第十四 所得に対する租税に関する二重課税の
  回避及び脱税の防止のための日本国とタイと
  の間の条約の締結について承認を求めるの件
 第十五 所得に対する租税に関する二重課税の
  回避及び脱税の防止のための日本国とマラヤ
  連邦との間の条約の締結について承認を求め
  るの件
 第十六 郵便貯金法の一部を改正する法律案(
  内閣提出)
 第十七 国立大学総長の任免、給与等の特例に
  関する法律案(内閣提出)
 第十八 日本国とビルマ連邦との間の経済及び
  技術協力に関する協定及び千九百五十四年十
  一月五日にラングーンで署名された日本国と
  ビルマ連邦との間の平和条約第五条1(a)
  (III)の規定に基づくビルマ連邦の要求
  に関する議定書の締結について承認を求める
  の件
 第十九 通商に関する一方日本国と他方オラン
  ダ王国及びベルギー=ルクセンブルグ経済同
  盟との間の協定を改正する議定書及び一方日
  本国と他方オランダ王国及びベルギー=ルク
  センブルグ経済同盟との間の貿易関係に関す
  る議定書の締結について承認を求めるの件
 第二十 通商に関する日本国とフランス共和国
  との間の協定及び関連議定書の締結について
  承認を求めるの件
 第二十一 積雪寒冷特別地域における道路交通
  の確保に関する特別措置法の一部を改正する
  法律案(内閣提出)
 第二十二 天災による被害農林漁業者等に対す
  る資金の融通に関する暫定措置法の一部を改
  正する法律案(内閣提出)
 第二十三 豪雪に際して地方公共団体が行なう
  公共の施設の除雪事業に要する費用の補助に
  関する特別措置法案(内閣提出)
 第二十四 河川法案(内閣提出)
 第二十五 所得に対する租税に関する二重課税
  の回避及び脱税の防止のための日本国とタイ
  との間の条約の実施に伴う所得税法の特例等
  に関する法律案(内閣提出)
 第二十六 所得に対する祖税に関する二重課税
  の回避及び脱税の防止のための日本国とマラ
  ヤ連邦との間の条約の実施に伴う所得税法の
  特例等に関する法律案(内閣提出)
 第二十七 明治三十二年発行の英貨公債を償還
  する等のため発行する外貨公債に関する特別
  措置法案(内閣提出)
 第二十八 開拓者資金融通法の一部を改正する
  法律案(内閣提出、参議院送付)
 第二十九 昭和三十八年四月から六月までの長
  雨についての天災による被害農林漁業者等に
  対する資金の融通に関する暫定措置法の適用
  の特例に関する法律案(内閣提出)
    ―――――――――――――
○本日の会議に付した案件
 本日の議事における発言時間は趣旨弁明につい
  ては十五分質疑答弁討論その他については十
  分とするの動議(竹山祐太郎君外二十二名提
  出)
 日程第一 地方行政連絡会議法案(内閣提出)
  質疑終局の動議(竹山祐太郎君外二十二名提
   出)
  討論終局の動議(竹山祐太郎君外二十二名提
   出)
 日程第二 甘味資源特別措置法案(内閣提出)
 日程第三 沖繩産糖の政府買入れに関する特別
  措置法案(内閣提出)
 日程第四 石炭鉱業合理化臨時措
  置法の一部を改正する法律案(内閣提出)
 日程第五 電力用炭代金精算株式会社法案(内
  閣提出)
 日程第六 石炭鉱業経理規制臨時措置法案(内
  閣提出)
 日程第七 重油ボイラーの設置の制限等に関す
  る臨時措置に関する法律の一部を改正する法
  律案(内閣提出)
 日程第八 産炭地域における中小企業者につい
  ての中小企業信用保険に関する特別措置等に
  関する法律案(内閣提出)
  日程第四乃至第八の五案に対する質疑及び討
   論は五案を一括して行なうべしとの動議(
   竹山祐太郎君外二十二名提出)
  質疑終局の動議(竹山祐太郎君外二十二名提
   出)
  討論終局の動議(竹山祐太郎君外二十二名提
   出)
    午前十一時七分開議
○議長(清瀬一郎君) これより会議を開きます。
     ――――◇―――――
 本日の議事における発言時間は趣旨弁明については十五分質疑答弁討論その他については十分とするの動議(竹山祐太郎君外二十二名提出)
○議長(清瀬一郎君) 竹山祐太郎君外二十二名から、本日の議事における発言時間は趣旨弁明については十五分質疑答弁討論その他については十分とするの動議が提出されました。
 本動議は記名投票をもって採決いたします。
 本動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
○議長(清瀬一郎君) 氏名点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投票〕
○議長(清瀬一郎君) すみやかに投票願います。――すみやかに願います。――すみやかに御投票願います。――すみやかに投票願います。
  〔投票継続〕
○議長(清瀬一郎君) ただいまから三分以内に投票されるよう望みます。この時間内に投票されなかった方は棄権されたものとみなします。
  〔投票継続〕
○議長(清瀬一郎君) あと一分間です。
  〔投票継続〕
○議長(清瀬一郎君) あと三十秒です。――十五秒。――五秒。
  〔投票継続〕
○議長(清瀬一郎君) 時間がまいりました。投票箱閉鎖。開匣。――開鎖。
  〔議場開鎖〕
○議長(清瀬一郎君) 投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
○議長(清瀬一郎君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
 投票総数 二百九十一
  可とする者(白票)  百八十八
  〔拍手〕
  否とする者(青票)    百三
  〔拍手〕
○議長(清瀬一郎君) 右の結果、本日の議事における発言時間は、趣旨弁明については十五分、質疑、答弁、討論その他については十分とすることに決しました。(拍手)
    ―――――――――――――
 竹山祐太郎君外二十二名提出発言時間制限の動議を可とする議員の氏名
      安倍晋太郎君    安藤  覺君
      相川 勝六君    逢澤  寛君
      愛知 揆一君    青木  正君
      赤城 宗徳君    赤澤 正道君
      秋山 利恭君    天野 公義君
      有田 喜一君    井原 岸高君
      井村 重雄君    伊藤 五郎君
      伊藤宗一郎君    伊能繁次郎君
      飯塚 定輔君    池田 清志君
      池田正之輔君    稻葉  修君
      今松 治郎君    宇野 宗佑君
      上村千一郎君    植木庚子郎君
      臼井 莊一君    内海 安吉君
      浦野 幸男君    江崎 真澄君
      小笠 公韶君    小沢 辰男君
      小澤佐重喜君    小澤 太郎君
      尾関 義一君    大久保武雄君
      大倉 三郎君    大沢 雄一君
      大高  康君    大橋 武夫君
      大平 正芳君    岡崎 英城君
      岡本  茂君    加藤 高藏君
      加藤常太郎君    賀屋 興宣君
      海部 俊樹君    金子 一平君
      金子 岩三君    金丸  信君
      上林山榮吉君    神田  博君
      鴨田 宗一君    唐澤 俊樹君
      川島正次郎君    川野 芳滿君
      菅  太郎君    簡牛 凡夫君
      木村 公平君    木村 俊夫君
      北澤 直吉君    久野 忠治君
      久保田円次君    久保田藤麿君
      草野一郎平君    倉成  正君
      藏内 修治君    黒金 泰美君
      小泉 純也君    小金 義照君
      小島 徹三君    小平 久雄君
      小山 長規君    河野 一郎君
      纐纈 彌三君    佐々木秀世君
      佐々木義武君    佐藤洋之助君
      齋藤 憲三君    坂田 英一君
      櫻内 義雄君    笹本 一雄君
      薩摩 雄次君    始関 伊平君
      椎熊 三郎君    椎名悦三郎君
      重政 誠之君    篠田 弘作君
      澁谷 直藏君    正示啓次郎君
      白浜 仁吉君    周東 英雄君
      壽原 正一君    鈴木 正吾君
      鈴木 善幸君    砂原  格君
      關谷 勝利君    園田  直君
      田川 誠一君    田口長治郎君
      田澤 吉郎君    田中 榮一君
      田中 角榮君    田中 正巳君
      高田 富與君    高橋清一郎君
      高橋  等君    高見 三郎君
      竹下  登君    竹山祐太郎君
      舘林三喜男君    谷垣 專一君
      千葉 三郎君    津雲 國利君
      津島 文治君    塚原 俊郎君
      辻  寛一君    寺島隆太郎君
      渡海元三郎君    徳安 實藏君
      床次 徳二君    富田 健治君
      内藤  隆君    中垣 國男君
      中川 俊思君    中曽根康弘君
      中野 四郎君    中村 幸八君
      永田 亮一君    灘尾 弘吉君
      楢橋  渡君    南條 徳男君
      二階堂 進君    丹羽喬四郎君
      西村 英一君    野田 卯一君
      野田 武夫君    野原 正勝君
      長谷川四郎君    八田 貞義君
      濱田 幸雄君    濱地 文平君
      原田  憲君    福家 俊一君
      福田 赳夫君    福田 篤泰君
      福永 一臣君    福永 健司君
      藤枝 泉介君    藤原 節夫君
      藤本 捨助君    古井 喜實君
      古川 丈吉君    保科善四郎君
      保利  茂君    坊  秀男君
      堀内 一雄君    前尾繁三郎君
      前田 正男君    前田 義雄君
      松浦周太郎君    松澤 雄藏君
      松田 鐵藏君    松野 頼三君
      松本 一郎君    松山千惠子君
      三池  信君    水田三喜男君
      宮澤 胤勇君    村上  勇君
      森   清君    森田重次郎君
      森山 欽司君    八木 徹雄君
      保岡 武久君    山口 好一君
      山中 貞則君    山村新治郎君
      吉田 重延君    米田 吉盛君
      米山 恒治君    早稻田柳右エ門君
      井堀 繁男君    内海  清君
      春日 一幸君    佐々木良作君
      田中幾三郎君    西尾 末廣君
      門司  亮君    本島百合子君
 否とする議員の氏名
      安宅 常彦君    赤松  勇君
      有馬 輝武君    淡谷 悠藏君
      井伊 誠一君    井岡 大治君
      石川 次夫君    石橋 政嗣君
      石山 權作君    板川 正吾君
      稻村 隆一君    緒方 孝男君
      大柴 滋夫君    大原  亨君
      太田 一夫君    岡田 利春君
      岡田 春夫君    加藤 勘十君
      加藤 清二君    片島  港君
      勝澤 芳雄君    川村 継義君
      河上丈太郎君    河野  正君
      木原津與志君    北山 愛郎君
      久保 三郎君    久保田鶴松君
      久保田 豊君    栗原 俊夫君
      黒田 寿男君    小林 信一君
      兒玉 末男君    河野  密君
      佐々木更三君    佐藤觀次郎君
      佐野 憲治君    阪上安太郎君
      島上善五郎君    島本 虎三君
      下平 正一君    杉山元治郎君
      田口 誠治君    田中織之進君
      田中 武夫君    田邊  誠君
      田原 春次君    多賀谷真稔君
      高田 富之君    高津 正道君
      滝井 義高君    楯 兼次郎君
      辻原 弘市君    坪野 米男君
      戸叶 里子君    堂森 芳夫君
      中澤 茂一君    中村 重光君
      中村 英男君    楢崎弥之助君
      成田 知巳君    二宮 武夫君
      西村 関一君    西村 力弥君
      野原  覺君    長谷川 保君
      畑   和君    原   茂君
      原   彪君    日野 吉夫君
      肥田 次郎君    平岡忠次郎君
      広瀬 秀吉君    穗積 七郎君
      細迫 兼光君    前田榮之助君
      松井 政吉君    松井  誠君
      松原喜之次君    三木 喜夫君
      武藤 山治君    村山 喜一君
      森島 守人君    森本  靖君
      八木 一男君    矢尾喜三郎君
      安井 吉典君    柳田 秀一君
      山内  広君    山口 鶴男君
      山崎 始男君    山田 長司君
      山中 吾郎君    山中日露史君
      山花 秀雄君    山本 幸一君
      湯山  勇君    横路 節雄君
      吉村 吉雄君    渡辺 惣蔵君
      川上 貫一君    志賀 義雄君
      谷口善太郎君
     ――――◇―――――
 日程第一 地方行政連絡会議法案
  (内閣提出)
○議長(清瀬一郎君) 日程第一、地方行政連絡会議法案を議題といたします。
○議長(清瀬一郎君) 委員長の報告を求めます。地方行政委員長永田亮一君。
    ―――――――――――――
  〔報告書は本号末尾に掲載〕
    ―――――――――――――
  〔永田亮一君登壇〕
○永田亮一君 ただいま議題となりました地方行政連絡会議法案につきまして、地方行政委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。
 本案は、地方公共団体相互間及び地方公共団体と国の関係出先機関との間の連絡協議を組織的に行なうことにより、地方における広域行政の総合的な実施と円滑な処理を促進し、もって地方自治の広域的運営を確保しようとするものでありまして、その要旨は、第一に、全国の都道府県を九つの地域に分け、各地域ごとに都道府県及び指定都市をもって地方行政連絡会議を組織するものとし、連絡及び協議を行なうための会議は、都道府県知事及び指定都市の長のほか、関係のある国の地方行政機関の長及び広域行政に関係のあるその他の機関の長で構成するものとすること、第二に、会議の構成員は、協議のととのった事項についてはこれを尊重し、それぞれの担任事務を処理するようつとめるものとすること、第三に、連絡会議は関係行政機関に必要な協力を求め、関係大臣、公共企業体等の長に対し、意見を申し出ることができるものとし、他方、関係大臣は、連絡会議の意見を聞くことができるものとしております。
 本案は、五月十七日当委員会に付託され、五月二十一日篠田自治大臣より提案理由の説明を聴取し、以来、熱心に審議を続けてまいりましたが、その詳細は会議録に譲りたいと思います。
 六月二十日、質疑を終了し、討論に入りましたところ、民主社会党を代表して門司委員より反対の意見が述べられ、採決の結果、賛成多数をもって政府原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)
    ―――――――――――――
○議長(清瀬一郎君) 質疑の通告がありますから、順次これを許します。松井誠君。
  〔松井誠君登壇〕
○松井誠君 私は、ただいま行なわれました地方行政委員長永田亮一君の御報告に対しまして、日本社会党を代表し、総理及び関係者大臣にお尋ねをいたしたいと思います。(拍手)
 一体、このえたいの知れない法案の本来の目的は何か、それは法案作成の過程において行くえ不明になってしまったのではないか、これが私のこの法案に対する重大な疑問でございます。当初自治省がこの法律案の要綱を地方制度調査会に諮問いたしましたときに、自治省は、その提案理由の中で、最近国の出先機関及び地方公共団体の組織が広域化し、膨大化し、したがって、行政部門がまた専門化してきたということを述べたあとで、次のように言っております。「その結果、縦割り行政の弊害、行政の重複、行政相互間の不統一、無連絡による行政上の隘路と渋滞は著しい。しかも他方、各種公団、事業団の乱設は、地方行政の総合性の確保を困難にし、これらの行なう事業は住民統制が及ばず、ますます複雑混迷の度を加えている。」そしてさらに、これからが重要な点でございますけれども、「以上のような現状を放置することは、地方自治の根幹をむしばみ、危険におとしいれ、新たなる中央集権に連なるものである。従って……」このような連絡会議が最小限度必要であるというように主張いたしておるのであります。つまり、この法案の発想の根拠が地方自治の擁護にあるということを、控え目な調子ではございますけれども、しかしはっきりと一種悲壮な調子さえ帯びて主張されておるのであります。この悲壮な調子が、自治官僚の、昔の内務官僚の失地回復を願うという要求に出ているかどうかということを、私はここでせんさくするつもりはございません。かりにそうであっても、この提案理由は、現在の地方行政の一つのガンを正しく取り出しておるからであります。したがって、この提案理由がまっとうに法律案の中に具体化されたならば、別に問題はなかったはずであります。けれども、諮問をされた法律案要綱の内容そのものは、別に悲壮がるほどのものではなく、きわめて微温的なものでございました。中央と地方との調整のために実際上の効果がやや期待し得るものとしては、連絡会議で協議がととのわなかったときには、関係大臣に調整その他の必要な措置を要請し得るという条項くらいのものであったのであります。ところが、このつつましやかな条項さえも、法案作成の過程では姿を消してしまいました。したがって、連絡会議で協議がととのわないときには、もうお互いの善意に信頼する以外にないという、きわめてはかないことになってしまったわけであります。さらに重要なことは、この法案の提案理由の中では、いわゆる縦割り行政の弊害とか、新しい中央集権の脅威だとかいうことばは姿を消してしまいました。そして、まるで府県の間の調整をすることがこの法案の目的であるかのごとき変化を遂げたのであります。かくして、ついに本来の目的は行くえ不明になったのでありまして、ここにこそ、この法律案がえたいの知れない形式になったという秘密があると思うのであります。(拍手)
 かくして生まれた連絡会議は、知事や大都市の市長あるいは国の出先機関や公社、公団の長が、ブロックごとに一堂に会して雑談をする、言うなれば、政治サロンのようなものを公認しただけの形になってしまいました。これは、その限りでは、一見無用、無害の存在のごとくであります。しかし、この無用の長物である連絡会議が、はたして有害な存在に発展、転化をしないでございましょうか。一体いまの日本の地方自治をめぐる政治状況はどうなっているか。最近国の出先機関の権限が、地方分権の強化などという民主的なベールをかぶって相次いで強化されております。しかしながら、ほんとうの意味の地方分権の強化は、地方自治体の行財政の充実強化以外にはございません。三割自治といわれる現在の中で……
○議長(清瀬一郎君) 松井君、確聞がたくさんありませんから、すみやかに……
○松井誠君(続) 行なわれる出先機関の強化は、中央集権の末端支配の強化、その意味で、新しい中央集権の確立にほかならないのであります。その結果起きてくる縦割り行政の弊害を除去するためと称して、最近臨時行政調査会は、ブロックごとに国の出先機関を統合して、地方庁という行政機構をつくることを考えております。しかし、これは地方制度調査会が先年発表して世論の反撃を食らった、いわゆる道州制案、すなわち府県を廃止し、ブロックごとに官選の長をいただく「地方」と称する行政組織をつくるという案の露払いの役目を果たすものであります。これが実は地方分権の強化という名前で行なわれる縦割り行政強化の落ちゆく先であります。
 この中で、政府は、地方自治に対して一体どういう認識を持っておるか。先般の法案審議の際に、藤田自治政務次官は、この法案の目的は地方自治の擁護にあるのではないかという質問に対し……
○議長(清瀬一郎君) 松井君、結論をお急ぎ願います。
○松井誠君(続) 次のように答えております。「先日来の問答の間に大体表の理由は一応申し上げたと思うのであります。もしかりに裏表ありとすれば、いま松井委員の御指摘のような点も、提案者である自治省としては相当真剣に考えております。」また、篠田自治大臣は、地方自治の擁護という目的を遠慮なく正面に出すべきではないかという質問に対して、次のように答えておるのであります。「私のような大臣が遠慮をしないで発言をしたということになりますと、四方八方それこそたいへんなことになりますから、大体遠慮して発言しているぐらいのところでひとつ御了承願いたい……」お聞きのように、地方自治を守るということを公然と口にすることは、現在の政府部内ではタブーになっておるようであります。もっとも、これは中央につながる政治などという、地方自治の原則に挑戦するスローガンを堂々と掲げておる政府・自民党としては当然のことでございましょう。
○議長(清瀬一郎君) 結論を急いでください。
○松井誠君(続) これが地方自治をめぐる政治状況であります。地方自治は、いま中央集権へと、ますますスピードを早めて逆流しております。この流れの中に、目的を見失ってかじを失った連絡会議がぽつんと浮かぶのであります。その一体行く先は何か。私は、ここに連絡会議という一見無用の長物が、ブロックを単位とする新しい行政組織の出現に道を開くという暗い運命を予感せざるを得ないのであります。
 さて、以上申し上げました事柄の中から、私は総理に一点お尋ねをいたします。
 私は、政府の……
○議長(清瀬一郎君) 松井君、遺憾ながら時間がまいりました。
○松井誠君(続) 地方自治に対する姿勢に対して疑問を持つものであります。特に最近政府は、中央につながる政治ということを意識的に強調しておりますけれども、しかし、このスローガンはその実質において地方自治の自主性をそこない、したがって、憲法に特に一章を設けてうたわれた地方自治の本棟に反する憲法違反のスローガンではないかと思うのでありますが……
○議長(清瀬一郎君) 制限の時間がまいりましたから、遺憾ながら、松井君の発言の中止を命じます。
  〔発言する者多し〕
  〔松井誠君発言を継続〕
○議長(清瀬一郎君) 発言を禁止しました。
  〔松井誠君なお発言を継続〕
○議長(清瀬一郎君) 降壇を願います。
  〔松井誠君なお発言を継続〕
○議長(清瀬一郎君) 降壇してください。
  〔松井誠君なお発言を継続〕
○議長(清瀬一郎君) 降壇を命じます。
  〔松井誠君なお発言を継続〕
○議長(清瀬一郎君) 降壇をしないと執行いたしますよ。
  〔松井誠君なお発言を継続〕
○議長(清瀬一郎君) はなはだ遺憾でありまするが、松井君は議長の命令をお聞きになりません。執行を命じます。
  〔松井誠君なお発言を継続〕
○議長(清瀬一郎君) 降壇を命じます。
  〔松井誠君降壇〕
  〔国務大臣池田勇人君登壇〕
○国務大臣(池田勇人君) お答え申し上げます。
 地方自治の発展は民主主義政治発展の根本をなすものでございます。われわれはこの考えのもとに行政をいたしております。
 また、私が中央につながる政治と申し上げておるのは、国政の遂行にあたって地方自治行政とのよりよき調整をはかるととが必要であるということを強調したことばにすぎないのでございます。地方自治の精神にもとることは絶対にないと確信いたしております。(拍手)
  〔発言する者多し〕
○議長(清瀬一郎君) 静粛に願います。
  〔国務大臣篠田弘作君登壇〕
○国務大臣(篠田弘作君) 法案の内容がだいぶ変わったというお尋ねでございますが、法案の内容は本質的に何ら変わったところはございません。
 この法律の目的である地方公共団体が主体となって、国の出先機関と連絡協調しようとする趣旨を明らかにするための若干の事項を修正したこと、次に、連絡会議において協議のととのわない事項については、関係大臣への調整の要請に関する規定を削除したことでありますが、第一の点は、むしろこの法律の目的がより明確になったということであります。第二の点は、関係大臣への調整の要請に関する規定を削除いたしましても、事実上問題の解決には何らの支障がないと考えたからでございます。
 また、この程度のもので実効は期待できるかということでございますが、府県の区域を越える広域行政の一体的かつ強力な推進をはかるためには、現在の段階におきましてはこれ以上の方法はないと考えておるわけでございます。
○議長(清瀬一郎君) 安井吉典君。――安井吉典君、登壇を願います。
  〔安井吉典君登壇〕
○安井吉典君 私は、ただいま議題となっております地方行政連絡会議法案につき、地方行政委員長の報告に関連し、池田総理をはじめ政府当局に対し、質問を試みんとするものであります。(拍手)
 わが国の地方自治は、旧来の中央集権的な制度を、新憲法の規定と、これに基づく地方自治法とにより、初めて地方自治の本旨に基づく仕組みに衣がえをしたものでありました。しかし、その後において、相続く保守党政府は、自治体の側のせっかく得た権能を少しずつ剥奪し、特に財政の面でがんじがらめにし、自治体をして中央政府に頭を下げなければ少しもひとり歩きができないものにし、中央政府に隷属させる仕組みを一そう強めてきているものであります。形の上では自治体の制度としての地方分権を認めるごとくにし、その実質は、保守党と官僚との共謀でじりじりと中央集権化を進めつつあるこのやり方は、悪質な知能犯の手口に似たものといわれても、いたしかたがないと思うのであります。(拍手)最近は、ニュー・セントラリゼーションということばを耳にいたします。新しい集権主義の考え方とでもいうのでしょうか、地方自治のために一章をさいている憲法に、さすが気がねをしてか、わざと外国語でいうのであります。この新しい集権化の考え方は、最近の経済活動の進展に伴った、中央・地方を通ずる行政の能率化、あるいは行政の均てんとか、地域周の行政格差の是正とかを一応表面の内容とするもののようであります。その結論として、現在の地方自治行政の区域は狭過ぎることが指摘され、かくて広域行政の問題がいま前面に大きくクローズ・アップされているものと私は見るのであります。この広域行政の発想によって、すでに市町村の共同事務処理方式としての地方開発事業団の規定が、自治法の改正として今国会を通過し、次いで首都圏制度の問題、さらには、全国を九ブロックごとに分け、そこでの地方自治体と国の出先機関との連絡協同で、地方自治の広域的運営の確保に資することを目的とするという、この地方行政連絡会議制度が、この議案として、いま国会の審議に付せられているものであります。
 私は、今日の高度に進んだ経済社会において、行政の広域化の要請が強まりつつあることを、単に頑迷に拒否しようとするものではありません。しかしながら、さきに述べましたように、地方自治体を財政の上から骨抜きにして、それでまだ事足りず、いま制度的にもわが国の地方自治に新たな危機をもたらすおそれのある新しい中央集権主義の登場は、これを許すことができないと思うのであります。(拍手)自民党の諸君は、社会党が政権をとったら、地方自治などはなくなってしまうという演説をよくするのでありますが、現に地方自治を骨抜きにし、全くだめにしつつあるのは、いまの自民党の政治の本質によってであります。(拍手)
 そこで、私のお尋ねしたい第一点は、大企業にとっては、水面埋め立てや漁業補償、工業用水等、中央官庁や地方自治体の各機関との連絡折衝にわずらわしさが多いととはわかります。しかし、そんなことは、その地域に住む農民や漁民や小さな工場主や商店の主人などの、ささやかな一般の住民の生活には、あまり関係のないことであります。むしろ大企業には有利な行政の能率化、合理化で、漁民の漁業権剥奪や農民の土地取り上げが、ごく能率的に右から左へ行なわれる仕組みをつくるだけに終わるのではないか。すなわち、そこの固有の住民にとっては、地方自治を強くすることがその生活を守ることになるので、したがって今日提起されております行政広域化の問題に処する基本的考えとしては、あくまでも地方自治の本旨に沿うものとして制度も運営もなさるべきものと思うが、どうか。一つ覚えの中央直結の演説を地方選挙で繰り返されてまいりました総理並びに自治大臣の答弁を私は求めるものであります。(拍手)
 第二点、国の出先機関が地方にたくさんあり、その調整が必要であることがこの法案提出の理由の一つとされていますが、私は、これは地方自治の観点からすれば全く話は逆であると思うのであります。これまで保守党政府と、わが国の官僚組織の合作として、中央諸官庁の出先機関がタコの足のように全国の都道府県や市町村の中に広がり、全体でおよそ三万をこえているものと見られ、かつ、最近の地方農政局の設置に見るごとく、この傾向はさらになお続いているのであり、これらは、ことに地方自治法に基づく都道府県の広域行政の総合化を著しく妨げております。したがって、地方自治の本旨に沿うての正しいあり方は、これら国の出先機関をできる限り整理し、廃止し、行政事務の再配分を行ない、国の出先の事務権限を都道府県知事に与え、市町村が三割自治なら、一割自治といわれる都道府県の自治を実のあるものにすることこそが真に正しい方向であると私は考えるのであります。(拍手)ここにお並びの各省庁の大臣、長官は、ことごとく地方出先官庁をお持ちでありますが、先ほどの松井君の質問に重ねて、私は、各省庁の出先をこの連絡会議に参加させる御意向であるのかどうか、さらに進んで、基本的な立場に立ってそれぞれの出先事務を整理し、権限を都道府県知事に移譲するお気持ちはないか、ここにお見えの行政管理庁長官並びに大蔵、農林、通産、運輸、建設、法務、郵政、労働の各大臣、国家公安委員長並びに北海道開発庁長官にその点をお伺いいたしたいのであります。(拍手)
 ところで、これらの地方出先機関は、中央官庁との縦の系列の意識がきわめて強く、かつ、中央官庁は系列化を強める指導をしているのであり、地方出先機関の間の話し合いをそれぞれの中央官庁は拒む傾向にあり、したがって、中央官庁間の実に抜きがたいセクショナリズムを打破することに努力する、そのことのほうが、このような権限の明らかでない地方サロンのような会議を法定するよりも何よりも先になすべきことではないか、池田総理にぜひこの点を伺いたいと思うのであります。
 第三点、臨時行政調査会の第二専門部会は、さきに地方庁構想を中間報告として発表しておりますが、私が自治大臣にお尋ねいたしたいのは、自治省が地方庁構想などという、地方自治を根底からくつがえすような考えに同調しているとすれば、まことに重大な問題であり、また、もし自治省がこの地方庁構想に反対であり、地方自治を守る立場で、堤防の役割りを持たせるためこの連絡会議の制度を提出したものだとすれば、これまた別な問題があると私は思うのであります。
○議長(清瀬一郎君) もう時間ありませんよ。
○安井吉典君(続) 堤防は、堤内地を守るごとくに見えていながら、一たんどこかが決壊したら、洪水が逆に堤内に押し寄せてきて、その堤防がなかったときよりも、むしろ始末が悪く、堤防はむしろ妨害物となるのであります。すなわち、今日の府県制の上に、法的根拠を持ったこの地方行政連絡会議なるものが据えられ、一つの実績を持ち、その実績を重ねることにより、いわゆる官治道州制の足場が築かれることになりはしないか。私はこの点に関し、自治大臣の御見解をはっきりといま伺っておきたいのであります。
 以上の三点につき、明快な御答弁を要求いたしまして、私の質問を終わります。(拍手)
  〔国務大臣池田勇人君登壇〕
○国務大臣(池田勇人君) お答えいたします。
 地方自治に対しまする事実認識がわれわれとだいぶん異なっておると思います。われわれは、自由にして民主的な自治行政の発展を心がけております。中央集権的考え方は持っておりません。
 なお、地方の行政機関につきましての再配分というお考えでございますが、私は、再配分よりも協調が必要であるというので、今回の法案を提案したのであります。(拍手)
  〔国務大臣田中角榮君登壇〕
○国務大臣(田中角榮君) 一つは、会議の設置は地方自治を侵害しないかという問題でございますが、ただいま総理大臣からお答えをいたしました通り、広域行政の円滑化に資するためのものであり、しかも地方公共団体が組織するものに国の出先機関が構成メンバーとして参加するのでございますから、現在よりもより相互協調を深めることでありまして、地方自治の本旨を侵害するものだとは考えておりません。
 もう一つは、大蔵省の財務局長が構成メンバーになっておりますが、御承知のとおり、税を除く大蔵省の総合出先機関でありますので、以上の目的を達成するためにも構成メンバーとなることが必要であると考えておるわけであります。(拍手)
  〔国務大臣重政誠之君登壇〕
○国務大臣(重政誠之君) 地方農政局及び営林局の長は今回の地方行政連絡会議に参加をせしめるつもりでおります。
 地方農政局等の権限を地方公共団体に移管することにつきましては、現在のところはそういうことを考えておりませんが、臨時行政調査会等の検討とも相まちまして、さらに検討いたすつもりであります。(拍手)
  〔国務大臣福田一君登壇〕
○国務大臣(福田一君) お答えをいたします。
 通商産業局長も本連絡会議の構成員となっておりますから、当然われわれは参加をいたします。その他計量関係とか火薬、高圧ガス取り締まりとか、中小企業の助成というようなことは、これはもう住民の生活に密着した業務でございますので、いままでも地方公共団体にやらしておりますが、今後もそういうふうな方針で処理をいたしてまいりたいと思います。(拍手)
  〔国務大臣綾部健太郎君登壇〕
○国務大臣(綾部健太郎君) 運輸省所管にかかわる陸運局、海運局等は、地方行政連絡会議に参加することにいたしております。
 しからば、その権限を副知事、知事に移譲するかというお問いでございますが、権限を移譲する考えはありません。(拍手)
  〔国務大臣河野一郎君登壇〕
○国務大臣(河野一郎君) 第一は、私ども、連絡会議のメンバーに地方建設局がなっておりますから、当然参加いたします。
 第二点は、そういう考えは持っておりません。(拍手)
  〔国務大臣中垣國男君登壇〕
○国務大臣(中垣國男君) お答えいたします。
 法務省の出先機関が多いことは御指摘のとおりでありますが、これらの出先機関のすべてが地方行政連絡会議の構成員となる必要があるかどうかにつきましては、関係方面の愚見もよく聞いて慎重に検討したいと思います。しかし、登記事務あるいは青少年対策等の、地方行政と緊密な関連を持っておりますものもありますから、必要と認められるものについては、会議の構成員としてできるだけの協力をいたす所存であります。(拍手)
  〔国務大臣篠田弘作君登壇〕
○国務大臣(篠田弘作君) 地方行政連絡会議法案が、地方庁構想、道州制の布石となるのではないかという御質問でありますが、そういう構想とは全然関係はありません。今日の府県の区域を越えて広域的に処理しなければならない行政の分野が急速に広がりつつあります現在におきまして、府県が能率的にいろいろ解決しようといたしますれば、地方自治団体が主体となって、中央の出先機関と常時協議するということは、非常に必要でございます。私は、地方庁構想が地方自治団体の上にもし屋を架するものであるとするならば、そういう構想には絶対反対でございます。この法案はむしろそういう考え方の防波堤となると私は考えておるのであります。
 また、中央の事務を地方に配分する必要がないかという御質問につきましては、先ほど総理大臣からお答えされたとおりであります。(拍手)
  〔国務大臣川島正次郎君登壇〕
○国務大臣(川島正次郎君) 地方の行政監察局は、国家の行政機関を監査する仕事でありまして、したがいまして、地方公共団体に移譲する仕事は何も持っておりません。
 また、北海道開発局は、北海道知事とお互いに緊接な連絡をとりまして、北海道発展のためにただいま非常に尽力いたしまして、したがいまして、今日におきましては、その仕事を北海道庁に移譲する考えは持っておりません。(拍手)
  〔国務大臣大橋武夫君登壇〕
○国務大臣(大橋武夫君) 必要がありましたならば、法案第四条第十一号の政令において都道府県の労働基準局長を考えております。
 また、労政行政機関は、すでに都道府県の機関と相なっております。職業安定機関及び労働基準行政機関は、国際労働条約上、都道府県に移譲することはできませんが、しかし、職業安定行政については、すでに都道府県知事に大幅な権限の委任を行なっております。(拍手)
    ―――――――――――――
  質疑終局の動議(竹山祐太郎君外二十二名提出)
○議長(清瀬一郎君) 竹山祐太郎君外二十二名より、質疑終局の動議が提出されました。
 本動議を採決いたします。
 この採決は記名投票をもって行ないます。竹山祐太郎君外二十二名提出の質疑終局の動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
○議長(清瀬一郎君) 氏名点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投票〕
○議長(清瀬一郎君) すみやかに御投票願います。
  〔投票継続〕
○議長(清瀬一郎君) いまだ御投票になっておらぬ方は、ただいまより三分間以内に投票さるるよう願います。その時間内に投票されない方は棄権されたものとみなします。
  〔投薬継続〕
○議長(清瀬一郎君) あと十五秒になりました。――五秒。
  〔投票継続〕
○議長(清瀬一郎君) 指定の時間になりました。投票箱閉鎖。開匣。――開鎖。
  〔議場開鎖〕
○議長(清瀬一郎君) 投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
○議長(清瀬一郎君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
 投票総数 三百十一
  可とする者(白票)  二百一
  〔拍手〕
  否とする者(青票)   百十
  〔拍手〕
○議長(清瀬一郎君) 右の結果、質疑は終局するに決しました。
    ―――――――――――――
 竹山祐太郎君外二十二名提出質疑終局の動議を可とする議員の氏名
      安倍晋太郎君    安藤  覺君
      逢澤  寛君    愛知 揆一君
      青木  正君    赤城 宗徳君
      赤澤 正道君    秋田 大助君
      秋山 利恭君    足立 篤郎君
      天野 公義君    綾部健太郎君
      荒木萬壽夫君    荒舩清十郎君
      有田 喜一君    井出一太郎君
      井原 岸高君    井村 重雄君
      伊藤 五郎君    伊藤宗一郎君
      飯塚 定輔君    池田 清志君
      池田 勇人君    石田 博英君
      一萬田尚登君    稻葉  修君
      今松 治郎君    宇田 國榮君
      宇野 宗佑君    上村千一郎君
      植木庚子郎君    内田 常雄君
      内海 安吉君    浦野 幸男君
      江崎 真澄君    小笠 公韶君
      小川 半次君    小川 平二君
      小澤佐重喜君    小澤 太郎君
      尾関 義一君    大石 武一君
      大上  司君    大倉 三郎君
      大沢 雄一君    大高  康君
      大橋 武夫君    大森 玉木君
      岡田 修一君    岡本  茂君
      加藤 高藏君    加藤常太郎君
      賀屋 興宣君    海部 俊樹君
      金子 一平君    金子 岩三君
      金丸  信君    上林山榮吉君
      神田  博君    鴨田 宗一君
      唐澤 俊樹君    川島正次郎君
      菅  太郎君    簡牛 凡夫君
      木村 公平君    木村 俊夫君
      北澤 直吉君    久野 忠治君
      久保田円次君    久保田藤麿君
      草野一郎平君    藏内 修治君
      黒金 泰美君    小枝 一雄君
      小坂善太郎君    小島 徹三君
      小平 久雄君    小山 長規君
      河野 一郎君    纐纈 彌三君
      佐々木秀世君    佐々木義武君
      齋藤 憲三君    坂田 英一君
      櫻内 義雄君    笹本 一雄君
      始関 伊平君    椎熊 三郎君
      椎名悦三郎君    重政 誠之君
      篠田 弘作君    正示啓次郎君
      周東 英雄君    壽原 正一君
      鈴木 正吾君    鈴木 善幸君
      砂原  格君    瀬戸山三男君
      關谷 勝利君    園田  直君
      田川 誠一君    田口長治郎君
      田澤 吉郎君    田中 榮一君
      田中 角榮君    田中 龍夫君
      田中 正巳君    田邉 國男君
      高田 富與君    高橋 英吉君
      高橋清一郎君    高見 三郎君
      竹山祐太郎君    谷垣 專一君
      中馬 辰猪君    津雲 國利君
      津島 文治君    塚原 俊郎君
      辻  寛一君    寺島隆太郎君
      渡海元三郎君    徳安 實藏君
      床次 徳二君    富田 健治君
      中垣 國男君    中村 幸八君
      中村 寅太君    中山 マサ君
      永田 亮一君    灘尾 弘吉君
      楢橋  渡君    二階堂 進君
      丹羽喬四郎君    丹羽 兵助君
      西村 英一君    西村 直己君
      野田 卯一君    野田 武夫君
      野原 正勝君    羽田武嗣郎君
      馬場 元治君    長谷川 峻君
      八田 貞義君    濱田 幸雄君
      濱地 文平君    濱野 清吾君
      早川  崇君    原 健三郎君
      原田  憲君    廣瀬 正雄君
      福田 赳夫君    福田  一君
      福永 一臣君    福永 健司君
      藤井 勝志君    藤枝 泉介君
      藤田 義光君    藤原 節夫君
      藤本 捨助君    船田  中君
      古井 喜實君    古川 丈吉君
      保科善四郎君    保利  茂君
      坊  秀男君    堀内 一雄君
      前尾繁三郎君    前田 正男君
      前田 義雄君    益谷 秀次君
      増田甲子七君    松浦周太郎君
      松澤 雄藏君    松田 鐵藏君
      松山千惠子君    三池  信君
      水田三喜男君    南好  雄君
      宮澤 胤勇君    村上  勇君
      毛利 松平君    森   清君
      森下 國雄君    森田重次郎君
      森山 欽司君    八木 徹雄君
      保岡 武久君    山口 好一君
      山崎  巖君    山田 彌一君
      山手 滿男君    山中 貞則君
      山村新治郎君    山本 猛夫君
      吉田 重延君    米田 吉盛君
      早稻田柳右エ門君    井堀 繁男君
      稲富 稜人君    佐々木良作君
      本島百合子君
 否とする議員の氏名
      安宅 常彦君    足鹿  覺君
      有馬 輝武君    淡谷 悠藏君
      井伊 誠一君    井岡 大治君
      井手 以誠君    猪俣 浩三君
      石川 次夫君    石橋 政嗣君
      石山 權作君    板川 正吾君
      稻村 隆一君    緒方 孝男君
      大柴 滋夫君    太田 一夫君
      岡田 利春君    岡田 春夫君
      岡本 隆一君    加藤 勘十君
      加藤 清二君    片島  港君
      勝澤 芳雄君    勝間田清一君
      角屋堅次郎君    川俣 清音君
      川村 継義君    河上丈太郎君
      河野  正君    木原津與志君
      久保 三郎君    久保田 豊君
      栗原 俊夫君    栗林 三郎君
      黒田 寿男君    小林 信一君
      兒玉 末男君    五島 虎雄君
      河野  密君    佐々木更三君
      佐藤觀次郎君    佐野 憲治君
      坂本 泰良君    阪上安太郎君
      島上善五郎君    島本 虎三君
      東海林 稔君    杉山元治郎君
      鈴木茂三郎君    田口 誠治君
      田中織之進君    田中 武夫君
      田邊  誠君    多賀谷真稔君
      高田 富之君    高津 正道君
      滝井 義高君    楯 兼次郎君
      辻原 弘市君    堂森 芳夫君
      中澤 茂一君    中村 重光君
      中村 英男君    永井勝次郎君
      楢崎弥之助君    成田 知巳君
      二宮 武夫君    西村 関一君
      西村 力弥君    野口 忠夫君
      野原  覺君    芳賀  貢君
      長谷川 保君    畑   和君
      原   茂君    原   彪君
      日野 吉夫君    肥田 次郎君
      広瀬 秀吉君    穗積 七郎君
      堀  昌雄君    前田榮之助君
      松井 政吉君    松井  誠君
      松原喜之次君    三木 喜夫君
      武藤 山治君    村山 喜一君
      森島 守人君    八木 一男君
      矢尾喜三郎君    安井 吉典君
      安平 鹿一君    柳田 秀一君
      山内  広君    山口丈太郎君
      山口 鶴男君    山崎 始男君
      山田 長司君    山中 吾郎君
      山中日露史君    山花 秀雄君
      山本 幸一君    湯山  勇君
      横路 節雄君    吉村 吉雄君
      渡辺 惣蔵君    川上 貫一君
      志賀 義雄君    谷口善太郎君
     ――――◇―――――
○議長(清瀬一郎君) 討論の通告があります。順次これを許します。二宮武夫君。
  〔二宮武夫君登壇〕
○二宮武夫君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました地方行政連絡会議法案につきましで、反対の討論をいたしたいと思うものでございます。(拍手)
 先ほど永田委員長の報告に関連いたしまして、松井、安井両君の質疑が行なわれましたけれども、これに対する池田総理の答弁は、単なる抽象的な民主主義を答弁したのにすぎない、各大臣の答弁は、行政の縦割りを主張したにすぎないのでございまして、これが今回の連絡会議の一番ガンになるところであるということを銘記しなければならないと考えるわけでございます。(拍手)
 この法案は、ただいま委員長が報告いたしましたように、今日の社会情勢や経済の動向が漸次広域化いたしてまいりましたのに即応して、地方行政の分野においても、都道府県という従来の行政の区域を越えて、広域的に処理せねばならない問題が増加したのでございます。したがって、総合的に、お互いの連絡協調をはかって解決すべきであるという地方制度調査会の答申に基づいて立案されたことは、皆さん御承知のとおりでございます。そして、この法案は、さきの第四十二回国会におきましては、必ず提案をするという事務担当者の説明があったのにもかかわらず、それを含めて、過去三カ年間、ついに政府部内の意見の調整が行なわれずに見送られて、ようやく今国会に提案される段階に至ったのでございます。
 まず、連絡会議の組織について申し上げますと、全国を九ブロックに分けて、都道府県知事及び地方自治法に定める指定都市並びに中央官庁の出先機関の長、あるいは政令で定める団体の長、三公社五現業の長その他によって組織されることになっておりまするけれども、以下、私どもがどうしても納得のできない数点を指摘いたしたいと思います。
 その第一は、この法案が今国会に提案されるまでのいきさつでも明瞭でございますように、近来、地方自治が本質的な妙味のある本来のあり方を侵害されつつあるということであります。すなわち、臨時行政調査会の地方庁の構想、あるいは地方制度調査会の道州制案、あるいは二、三府県の府県合併論、総理府の近畿圏整備法案、あるいは建設省、農林省の設置法によります出先機関の強化によるところの自治体の締めつけ、河川法、水資源公団法、新産業都市建設促進法、その他広域行政のムードにあおられて、地方自治の破壊、中央集権への移行等、これは中央官庁の全くセクト不統一によるところの弊害であろうかと考えるわけでございます。
 第二の点としましては、この連絡会議の性格が、全会一致でなければ決定権がないということでございます。意見不統一の場合の調整方法は何ら法定されておらないのでございます。先ほど自治大臣は、これはこの法案の趣旨に一歩前進をした、こういうようなばからしい答弁をいたしましたけれども、この調整機関がないところの連絡会議は、その結果を尊重するといたしましても、私は、どうしてもその効果が半減をし、あるいはほとんどなくなるのではないかという心配をいたしておるものでございます。都道府県知事や、あるいは中央官庁の出先の皆さん方がほんとうに熱意を持ってこの連絡会議に精力を集中することができるような議題というのは一体何でございましょう。そういうような問題は、私はあり得ないというように考えておるわけでございます。政府の答弁によりますと、総合開発計画の事前における打ち合わせであるとか、あるいは道路交通の問題であるとか、こういう問題を協議するのであると言っておりますけれども、こういうことでございますならば、むしろ、現在存在しておるところの任意的な協議会で私は事足りると思うのでございます。ここに、立法の趣旨が全く骨抜きにされて、屋上屋を重ねるという感じがいたすわけでございます。
 その三は、組織を九ブロックに機械的に縦割りをしたということは実態にそぐわない面があるわけでございます。
 その四は、中央官庁のセクト主義と地方自治体の割拠主義とが、この連絡会議の中において私は非常な混乱を起こすであろうというように考えるわけでございます。
 その五は、会議に必要な費用はすべてこれ地方自治体の負担にするという、非常に親心のない提案春の提案趣旨でございます。
 なお、その他数多くの問題があるわけでございますけれども、私は以上の諸点がきめこまかに修正されない限り、この法案に対しては賛成することができないわけでございます。
 総理をはじめ、各関係大臣及び主管庁であるところの自治省におきましては、内容、形式ともに貧弱な本法案につきまして、いま一度考え直す必要があろうかと考えます。ここに警告を発しまして、反対討論を終わるわけでございます。(拍手)
○議長(清瀬一郎君) 山口鶴男君。
  〔山口鶴男君登壇〕
○山口鶴男君 定数ありますか。
○議長(清瀬一郎君) あります。――始めてください。
  〔発言する者多し〕
○山口鶴男君(続) これでは定数ないですよ。
○議長(清瀬一郎君) あります。始めてください。あなたの持ち時間のうちに計算します。
○山口鶴男君(続) 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました地方行政連絡会議法案に対し、反対の討論を行ないたいと存じます。
 さて、この法案は、名前は地方行政連絡会議法案でありますが、その実は都道府県知事と指定都市の市長、並びに大蔵、農林、通産、運輸、警察等の各出先機関の長とが九ブロックに分かれて集まり、昼食ないしは夕飯をともにするという、地方公共団体と地方の出先機関の昼食会ないしはサロンをわざわざ御丁寧にも法律をもって規定したという、きわめて無意味な法律であるといわなければなりません。(拍手)
 政府は、法律案の提案にあたりまして、近来社会経済の進展につれて、広域にわたる行政が総合的かつ円滑に実施されるようにするためにこの法案を提案したと述べているのであります。そのことばは確かにりっぱであります。しからば、池田内閣が広域行政について一定の青写真、未来像を持っているかいなか、これが問題であろうかと思うのであります。いまいうところの広域行政に対する政府並びに関係機関はどうかといえば、臨時行政調査会における地方庁案、その部会における地方行政府案、地方制度調査会においては道州制案、首都圏整備委員会の首都圏庁案、自治省構想として伝えられる二、三府県の合併案、さらには近畿圏整備法、と、まさに百花繚乱、百家争鳴ともいうべきであります。したがって、一定の方向というものは全くないのであります。しかもこれに加えまして、新河川法案は府県の権限剥奪を企図し、建設省設置法、農林省設置法等は、各省の出先機関の強化によって縦割り行政の傾向をさらに強め、自治権を侵害しようといたしておるのであります。かつてわが党の阪上議員が、この点をこの衆議院本会議において強く指摘いたしました。ところが、池田首相はこれに対しまして、今後十分検討いたしまして、適切な広域行政についての結論を出したいと考えていますと答えただけでありました。これに対しては、こちらの与党の諸君の中にすら、池田は内政について何の考えもないではないか、何を言っているかというやじが、与党の諸君の間から非常に強く飛んだことは、御記憶のとおりであろうと思うのであります。(拍手)
 さらに指摘しなければならないことは、日本の地方自治は三割自治といわれております。しかもその三割がますます狭められております。いまや日本の行政は各省による縦割り行政が主となり、住民の手による地方自治は縦となり、全く片すみに追いやられつつあるのであります。しかも池田内閣は、去る四月の地方統一選挙にあたって、中央に直結する政治を唱え、これをスローガンにし、にせ証紙という悪らつな手段をもって中央集権化の方向を露骨に推し進めたことは、御案内のとおりであります。(拍手)
 かくて、地方自治軽視の風潮がますます高まる中で、政府・自民党は、全く架空な内閣委員会におきまして、自治権の侵害の最たるものともいうべき、河川法改悪の前提ともいうべき建設省設置法を強行いたしたのであります。しかもその同じ日に、この地方行政連絡会議法案を単独審議をもって委員会を通過せしめたことは、この地方行政連絡会議法案の本質を端的に物語るといわなければなりません。すなわち、とうとうたる中央集権化、縦割り行政の強化、ひいては新産業都市建設促進法に見られる地方自治体の独占の下請化の潮流の中にあって、自治省が地方自治のとりでとして、総合行政のとりでとして作成したサロン的な昼食会のこの法律の意図は、先ほども指摘いたしましたように、全く無意味となると同時に、さらに悪いことは、地方制度調査会がたくらんでおりまするところの官僚行政の権化ともいうべき道州制への道を切り開くことになりかねないことを、私はこの壇上から強く指摘いたしたいのであります。無意味であり、無害に見えましても、やがては道州制への危険の道を切り開く地方行政連絡会議法案のようなものは、現行の法律制度を適当に運用すれば足りるのであります。先ほど二宮議員も指摘いたしましたけれども、国土総合開発法あるいは特定地域開発法、これらの法律によって、九ブロックと同じような、各地域における都道府県の知事あるいは出先機関の長の協議会あるいは審議会というものは、現に行なわれておるのであります。したがいまして、これと全く同じような規模におきまして連絡会議を設けることは、全く屋上屋を架するものといわなければならぬのであります。
 最後に、私は、日本独占が企図している地方自治無視の方向について述べてみたいと思うのであります。
 国税の租税特別措置は約二千億円、独占に対して非常に有利な減免税を行なっております。このうち地方税では一千百四億円でありますが、このうちの五百四十四億円は国税のはね返り分、地方税独自の租税特別措置は、固定資産税、電気ガス税等を中心にいたしまして五百六十億円にも達しておるのであります。しかもどん欲な独占は、地域開発のかけ声によって、各地方都市が工場誘致に狂奔するのに便乗いたしまして、法律上五百六十億円もの膨大な減免税をいたしておりまする上に、都市、府県独自の事業税の減免、固定資産税の減免をはかりまして、大きな利益を独占に与えているのであります。しかも、これらの企業から発するところのばい煙、騒音、汚水、地下水のくみ上げによる地盤沈下あるいはその他の公害は、はなはだしく住民の生活を圧迫いたしておるのであります。いまほど、地方自治が独占によってむしばまれておる時期はないといわざるを得ないのであります。(拍手)
○議長(清瀬一郎君) 時間がまいっておりますので……
○山口鶴男君(続) しかも独占は、工業用水、港湾整備、工場用地の造成すら自治体に押しつけ、地方財政が貧弱な現状では、これ以上自治体から甘い汁が吸えないとして、道州制、府県合併、百万都市の造成を押しつけておることは御案内のとおりであります。関西財界が大阪、和歌山、奈良の三府県合併を唱えるや、これのしり馬に乗って自治省は同じ二、三府県の合併を唱えているという現状であります。このことは、自治省が独占の意向の前にいかに無力であるかを端的に示しておると思うのでございます。
 さらにまた一面独占の要求が、地方自治体の経費を節減しようという方向にあらわれております。憲法調査会におきまして、二十万以上の市はともかくとして、二十万以下の市については、議会を設ける必要がないではないか、理事会、支配人制を採用し、市町村のごときは、委員会制をとればよろしいではないか、町村については、地方自治ではなくて、代表による協議処理機関をつくれば足りるではないか、このような暴論すらあらわれ、さらには、公選による首長や議会などは必要がない、こういう議論すら憲法調査会にあらわれておるのであります。
○議長(清瀬一郎君) 山口君、時間がなくなりました。
○山口鶴男君(続) わが党は、あくまでも憲法の規定を守り、憲法に規定された地方自治の本旨を守り、自治体の権限を強化し、各省の出先機関を整理し、行政事務の再配分、これに伴う財源配分を断行し、地方自治の本旨を守るならば、地方行政連絡会議のような無意味な法案は、全く不必要となることを強く主張いたしたいのであります。
○議長(清瀬一郎君) 制限の時間がまいりました。遺憾ながら、発言の中止を命じます。
  〔発言する者多し〕
  〔山口鶴男君発言を継続、降壇〕
    ―――――――――――――
  討論終局の動議(竹山祐太郎君外二十二名提出)
○議長(清瀬一郎君) 竹山祐太郎君外二十二名より、討論終局の動議が提出されました。
 本動議を採決いたします。
 この採決は記名投票をもって行ないます。竹山君外二十二名提出の討論終局の動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
○議長(清瀬一郎君) 氏名点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投票〕
○議長(清瀬一郎君) 順序よく、投票の妨げにならないように願います。
  〔投票継続〕
○議長(清瀬一郎君) 投票を願います。(発言する者あり)じゃ、やむを得ません。ただいまから三分以内に投票せられるよう望みます。この時間に投票されない方は棄権せられたものとみなします。
  〔投票継続〕
  〔発言する者多し〕
○議長(清瀬一郎君) 静粛に願います。――三十秒。――あと十五秒。――今度は十秒になりました。――時間がまいりました。投票箱閉鎖。開匣。――開鎖。
  〔議場開鎖〕
○議長(清瀬一郎君) 投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
○議長(清瀬一郎君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
 投票総数 二百八十二
  可とする者(白票) 百八十八
  〔拍手〕
  否とする者(青票)  九十四
  〔拍手〕
○議長(清瀬一郎君) 右の結果、討論は終局するに決しました。
    ―――――――――――――
 竹山祐太郎君外二十二名提出討論終局の動議を可とする議員の氏名
      安倍晋太郎君    安藤  覺君
      相川 勝六君    逢澤  寛君
      愛知 揆一君    青木  正君
      赤澤 正道君    秋田 大助君
      秋山 利恭君    足立 篤郎君
      天野 公義君    綾部健太郎君
      荒木萬壽夫君    有田 喜一君
      井原 岸高君    井村 重雄君
      伊藤 五郎君    伊能繁次郎君
      飯塚 定輔君    生田 宏一君
      池田 清志君    石田 博英君
      一萬田尚登君    今松 治郎君
      宇田 國榮君    宇野 宗佑君
      上村千一郎君    植木庚子郎君
      内海 安吉君    浦野 幸男君
      江崎 真澄君    小笠 公韶君
      小川 半次君    小川 平二君
      小沢 辰男君    小澤佐重喜君
      小澤 太郎君    尾関 義一君
      大石 武一君    大上  司君
      大久保武雄君    大倉 三郎君
      大沢 雄一君    大高  康君
      大橋 武夫君    大森 玉木君
      岡田 修一君    岡本  茂君
      加藤 高藏君    加藤常太郎君
      賀屋 興宣君    海部 俊樹君
      金子 一平君    金子 岩三君
      金丸  信君    上林山榮吉君
      神田  博君    鴨田 宗一君
      唐澤 俊樹君    川島正次郎君
      菅  太郎君    木村 公平君
      木村 俊夫君    北澤 直吉君
      久野 忠治君    久保田円次君
      久保田藤麿君    草野一郎平君
      黒金 泰美君    小泉 純也君
      小枝 一雄君    小坂善太郎君
      小島 徹三君    小平 久雄君
      小山 長規君    纐纈 彌三君
      佐々木秀世君    佐々木義武君
      齋藤 憲三君    坂田 英一君
      櫻内 義雄君    薩摩 雄次君
      始関 伊平君    椎名悦三郎君
      重政 誠之君    篠田 弘作君
      澁谷 直藏君    島村 一郎君
      正示啓次郎君    周東 英雄君
      鈴木 正吾君    鈴木 善幸君
      砂原  格君    瀬戸山三男君
      關谷 勝利君    園田  直君
      田川 誠一君    田口長治郎君
      田澤 吉郎君    田中 榮一君
      田中 正巳君    田邉 國男君
      高田 富與君    高橋清一郎君
      高橋  等君    高見 三郎君
      竹下  登君    竹山祐太郎君
      谷垣 專一君    千葉 三郎君
      中馬 辰猪君    津雲 國利君
      津島 文治君    塚原 俊郎君
      辻  寛一君    寺島隆太郎君
      渡海元三郎君    徳安 實藏君
      床次 徳二君    富田 健治君
      内藤  隆君    中垣 國男君
      中野 四郎君    中村 梅吉君
      中村 幸八君    中村 寅太君
      中山 マサ君    永田 亮一君
      灘尾 弘吉君    南條 徳男君
      二階堂 進君    丹羽喬四郎君
      丹羽 兵助君    西村 英一君
      野田 武夫君    野原 正勝君
      羽田武嗣郎君    長谷川四郎君
      長谷川 峻君    濱田 幸雄君
      早川  崇君    林   博君
      廣瀬 正雄君    福田  一君
      福永 一臣君    福永 健司君
      藤井 勝志君    藤枝 泉介君
      藤田 義光君    藤原 節夫君
      藤本 捨助君    古井 喜實君
      古川 丈吉君    保利  茂君
      坊  秀男君    細田 吉藏君
      堀内 一雄君    本名  武君
      前尾繁三郎君    前田 正男君
      前田 義雄君    益谷 秀次君
      増田甲子七君    松浦周太郎君
      松澤 雄藏君    松永  東君
      松山千惠子君    三池  信君
      水田三喜男君    宮澤 胤勇君
      村上  勇君    毛利 松平君
      森田重次郎君    森山 欽司君
      八木 徹雄君    保岡 武久君
      山口 好一君    山崎  巖君
      山田 彌一君    山手 滿男君
      山村新治郎君    米田 吉盛君
      米山 恒治君    早稻田柳右エ門君
      井堀 繁男君    稲富 稜人君
      受田 新吉君    佐々木良作君
 否とする議員の氏名
      安宅 常彦君    有馬 輝武君
      井岡 大治君    井手 以誠君
      猪俣 浩三君    石川 次夫君
      石橋 政嗣君    石山 權作君
      板川 正吾君    緒方 孝男君
      大柴 滋夫君    太田 一夫君
      岡本 隆一君    加藤 勘十君
      加藤 清二君    片島  港君
      勝澤 芳雄君    勝間田清一君
      角屋堅次郎君    川俣 清音君
      川村 継義君    河上丈太郎君
      河野  正君    木原津與志君
      久保田 豊君    栗原 俊夫君
      栗林 三郎君    黒田 寿男君
      小林  進君    兒玉 末男君
      河野  密君    佐々木更三君
      佐藤觀次郎君    佐野 憲治君
      阪上安太郎君    島本 虎三君
      杉山元治郎君    鈴木茂三郎君
      田口 誠治君    田中織之進君
      田中 武夫君    田邊  誠君
      多賀谷真稔君    高田 富之君
      高津 正道君    辻原 弘市君
      堂森 芳夫君    中澤 茂一君
      中村 重光君    中村 英男君
      永井勝次郎君    成田 知巳君
      二宮 武夫君    西村 関一君
      西村 力弥君    野口 忠夫君
      野原  覺君    畑   和君
      原   茂君    原   彪君
      日野 吉夫君    肥田 次郎君
      広瀬 秀吉君    帆足  計君
      細迫 兼光君    堀  昌雄君
      前田榮之助君    松井  誠君
      松原喜之次君    松前 重義君
      三木 喜夫君    武藤 山治君
      村山 喜一君    森島 守人君
      八木 一男君    矢尾喜三郎君
      安井 吉典君    山内  広君
      山口丈太郎君    山口 鶴男君
      山田 長司君    山中 吾郎君
      山中日露史君    山花 秀雄君
      山本 幸一君    湯山  勇君
      横路 節雄君    横山 利秋君
      吉村 吉雄君    渡辺 惣蔵君
      春日 一幸君    川上 貫一君
      志賀 義雄君    谷口善太郎君
     ――――◇―――――
○議長(清瀬一郎君) 地方行政連絡会議法案につき採決いたします。
 この採決は記名投票をもって行ないます。本案の委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
○議長(清瀬一郎君) 氏名点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投票〕
○議長(清瀬一郎君) 引き続いてすみやかに御投票願います。――すみやかに御投票願います。
  〔投票継続〕
○議長(清瀬一郎君) この情勢でやむを得ません。時間制限をします。ただいまから三分以内に投票せられんことを望みます。この時間内に投票せられない方は棄権されたものと認めます。
  〔投票継続〕
○議長(清瀬一郎君) 制限の時間がまいりました。投票箱閉鎖。棄権の人は投票できません。開匣。――開鎖。
  〔議場開鎖〕
○議長(清瀬一郎君) 投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
○議長(清瀬一郎君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
 投票総数 三百二十一
  可とする者(白票)    二百
  否とする者(青票)  百二十一
○議長(清瀬一郎君) 右の結果、地方行政連絡会議法案は委員長報告のとおり可決いたしました。(拍手)
    ―――――――――――――
 地方行政連絡会議法案を委員長報告の通り決するを可とする議員の氏名
      安倍晋太郎君    安藤  覺君
      相川 勝六君    逢澤  寛君
      愛知 揆一君    青木  正君
      赤澤 正道君    秋田 大助君
      秋山 利恭君    足立 篤郎君
      天野 公義君    綾部健太郎君
      荒木萬壽夫君    有田 喜一君
      井出一太郎君    井原 岸高君
      井村 重雄君    伊藤 五郎君
      伊能繁次郎君    飯塚 定輔君
      生田 宏一君    池田 清志君
      石田 博英君    一萬田尚登君
      宇田 國榮君    宇野 宗佑君
      上村千一郎君    植木庚子郎君
      内海 安吉君    浦野 幸男君
      江崎 真澄君    小笠 公韶君
      小川 半次君    小川 平二君
      小沢 辰男君    小澤佐重喜君
      小澤 太郎君    尾関 義一君
      大石 武一君    大上  司君
      大久保武雄君    大倉 三郎君
      大沢 雄一君    大高  康君
      大橋 武夫君    大森 玉木君
      岡田 修一君    岡本  茂君
      加藤 高藏君    加藤常太郎君
      加藤鐐五郎君    賀屋 興宣君
      海部 俊樹君    金子 一平君
      金子 岩三君    金丸  信君
      神田  博君    鴨田 宗一君
      唐澤 俊樹君    菅  太郎君
      木村 公平君    木村 俊夫君
      木村 守江君    北澤 直吉君
      久野 忠治君    久保田円次君
      久保田藤麿君    草野一郎平君
      倉成  正君    藏内 修治君
      黒金 泰美君    小泉 純也君
      小枝 一雄君    小坂善太郎君
      小島 徹三君    小平 久雄君
      小山 長規君    纐纈 彌三君
      佐々木秀世君    佐々木義武君
      齋藤 憲三君    坂田 英一君
      坂田 道太君    櫻内 義雄君
      薩摩 雄次君    始関 伊平君
      椎名悦三郎君    重政 誠之君
      篠田 弘作君    澁谷 直藏君
      島村 一郎君    正示啓次郎君
      周東 英雄君    鈴木 正吾君
      鈴木 善幸君    砂原  格君
      瀬戸山三男君    關谷 勝利君
      園田  直君    田川 誠一君
      田口長治郎君    田澤 吉郎君
      田中伊三次君    田中 榮一君
      田中 正巳君    田邉 國男君
      高田 富與君    高橋 英吉君
      高橋清一郎君    高橋  等君
      高見 三郎君    竹下  登君
      竹山祐太郎君    谷垣 專一君
      千葉 三郎君    中馬 辰猪君
      津雲 國利君    津島 文治君
      塚原 俊郎君    辻  寛一君
      綱島 正興君    寺島隆太郎君
      渡海元三郎君    徳安 實藏君
      床次 徳二君    富田 健治君
      内藤  隆君    中垣 國男君
      中野 四郎君    中村 梅吉君
      中村 幸八君    中村 寅太君
      中村庸一郎君    中山 マサ君
      永田 亮一君    灘尾 弘吉君
      南條 徳男君    二階堂 進君
      丹羽喬四郎君    丹羽 兵助君
      西村 英一君    西村 直己君
      野田 卯一君    野田 武夫君
      野原 正勝君    羽田武嗣郎君
      長谷川四郎君    長谷川 峻君
      濱田 幸雄君    早川  崇君
      林   博君    原 健三郎君
      原田  憲君    廣瀬 正雄君
      福田  一君    福永 一臣君
      福永 健司君    藤井 勝志君
      藤枝 泉介君    藤田 義光君
      藤原 節夫君    藤本 捨助君
      古井 喜實君    古川 丈吉君
      保利  茂君    坊  秀男君
      細田 吉藏君    堀内 一雄君
      本名  武君    前尾繁三郎君
      前田 正男君    前田 義雄君
      益谷 秀次君    増田甲子七君
      松浦周太郎君    松澤 雄藏君
      松永  東君    松本 一郎君
      松山千惠子君    三池  信君
      水田三喜男君    南好  雄君
      宮澤 胤勇君    村上  勇君
      毛利 松平君    森下 國雄君
      森田重次郎君    森山 欽司君
      八木 徹雄君    保岡 武久君
      山口 好一君    山崎  巖君
      山田 彌一君    山手 滿男君
      山中 貞則君    山村新治郎君
      吉田 重延君    米田 吉盛君
      米山 恒治君    早稻田柳右エ門君
 否とする議員の氏名
      安宅 常彦君    足鹿  覺君
      有馬 輝武君    淡谷 悠藏君
      井伊 誠一君    井岡 大治君
      井手 以誠君    猪俣 浩三君
      石川 次夫君    石橋 政嗣君
      石山 權作君    板川 正吾君
      稻村 隆一君    緒方 孝男君
      大柴 滋夫君    太田 一夫君
      岡田 利春君    岡本 隆一君
      加藤 勘十君    加藤 清二君
      片島  港君    勝澤 芳雄君
      勝間田清一君    角屋堅次郎君
      川俣 清音君    川村 継義君
      河上丈太郎君    河野  正君
      木原津與志君    久保田鶴松君
      久保田 豊君    栗原 俊夫君
      栗林 三郎君    黒田 寿男君
      小林 信一君    小林  進君
      兒玉 末男君    五島 虎雄君
      河野  密君    佐々木更三君
      佐藤觀次郎君    佐野 憲治君
      坂本 泰良君    阪上安太郎君
      島上善五郎君    島本 虎三君
      下平 正一君    杉山元治郎君
      鈴木茂三郎君    田口 誠治君
      田中織之進君    田中 武夫君
      田邊  誠君    多賀谷真稔君
      高田 富之君    高津 正道君
      楯 兼次郎君    辻原 弘市君
      坪野 米男君    堂森 芳夫君
      中澤 茂一君    中村 重光君
      永井勝次郎君    楢崎弥之助君
      成田 知巳君    二宮 武夫君
      西村 関一君    野口 忠夫君
      野原  覺君    芳賀  貢君
      長谷川 保君    畑   和君
      原   彪君    日野 吉夫君
      肥田 次郎君    広瀬 秀吉君
      帆足  計君    穗積 七郎君
      細迫 兼光君    堀  昌雄君
      前田榮之助君    松井 政吉君
      松井  誠君    松原喜之次君
      松前 重義君    三木 喜夫君
      三宅 正一君    武藤 山治君
      村山 喜一君    森島 守人君
      八百板 正君    八木 一男君
      矢尾喜三郎君    安井 吉典君
      安平 鹿一君    柳田 秀一君
      山内  広君    山口丈太郎君
      山口 鶴男君    山田 長司君
      山中 吾郎君    山中日露史君
      山花 秀雄君    山本 幸一君
      湯山  勇君    横路 節雄君
      横山 利秋君    吉村 吉雄君
      渡辺 惣蔵君    井堀 繁男君
      稲富 稜人君    受田 新吉君
      春日 一幸君    佐々木良作君
      田中幾三郎君    西村 榮一君
      門司  亮君    本島百合子君
      川上 貫一君    志賀 義雄君
      谷口善太郎君
     ――――◇―――――
○議長(清瀬一郎君) この際、一時間休憩いたします。
   午後一時十五分休憩
     ――――◇―――――
   午後二時三十二分開議
○副議長(原健三郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
     ――――◇―――――
 日程第二 甘味資源特別措置法案(内閣提出)
 日程第三 沖繩産糖の政府買入れに関する特別措置法案(内閣提出)
○副議長(原健三郎君) 日程第二、甘味資源特別措置法案、日程第三、沖繩産糖の政府買入れに関する特別措置法案、右両案を一括して議題といたします。
○副議長(原健三郎君) 委員長の報告を求めます。農林水産委員長長谷川四郎君。
    ―――――――――――――
  〔報告書は本号末尾に掲載〕
    ―――――――――――――
  〔長谷川四郎君登壇〕
○長谷川四郎君 ただいま議題となりました二法案について、農林水産委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
 まず、内閣提出、甘味資源特別措置法案について申し上げます。
 甘味資源の生産の振興につきましては、昭和二十八年以来、てん菜生産振興臨時措置法により、寒地農業の確立のため多大の効果をあげてまいりましたが、この法律が本年三月末日をもって失効することに伴い、今後は、適地における甘味資源作物の生産の振興及び砂糖類製造工業の健全な発展をはかり、農業経営の改善と農家所得の安定及び甘味資源にかかる国際競争力の強化に資することを目的とし、ここに本案が提出されることになったのであります。
 以下、本案のおもな内容を申し上げます。
 第一に、甘味資源作物の生産振興につき、需要及び生産の長期見通しの樹立と公表、生産振興地域の指定及びこれに対する国の助成措置を講ずること、第二に、国内産砂糖の製造事業につき、生産振興地域内の施設の設置または変更につき農林大臣の承認を要することとし、また、所要の勧告を行なうことができること、第三に、国内産砂糖類の政府買い入れにつき、砂糖の価格が低落した場合において、国内産糖及びぶどう糖の政府買い入れを行なうこととし、これに伴うてん菜及びさとうきびの最低生産者価格、砂糖類の政府の買い入れ価格の決定につき規定していること、第四に、甘味資源作物の生産の振興等につき調査審議させるため、農林省に甘味資源審議会を設置すること、第五に、本法の附則で、食糧管理特別会計法の一部を改正し、同会計に砂糖類勘定を設け、その損益を明確にすること等をその骨子といたしております。
 本案は、三月二十二日内閣から提出、三月二十六日の本会議において趣旨説明、農林水産委員会におきましては、翌二十七日政府から提案理由の説明を聴取し、六月十一日には参考人から意見を聴取する等、審査に慎重を期し、六月二十日、一切の審査を終了し、なお、本案に対し、目的に自給度の向上に資することを加えること、また、政府は、砂糖の価格が政府買い入れ価格を下って低落した場合に、国内産糖の政府買い入れを行なうこと等について修正を加え、討論を省略し、採決に付したところ、本案は全会一致をもって修正議決すべきものと決した次第であります。
 次に、内閣提出、沖繩産糖の政府買入れに関する特別措置法案について申し上げます。
 本案は、六月八日内閣から提出されたものでありまして、そのおもな内容は、第一に、政府は、当分の間、砂糖の価格が著しく低落した場合において、必要があるときは沖繩産糖で本邦に輸入したものを買い入れすることができること、第二に、沖繩産糖の政府買い入れの場合の買い入れの価格は、農林大臣が定めること、第三に、沖繩産糖の政府買い入れは食糧管理特別会計において行なうこと等を骨子といたしております。
 農林水産委員会におきましては、六月十一日政府から提案理由の説明を聴取し、六月二十日、審査を終了し、直ちに採決に付しましたところ、本案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決した次第でございます。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)
○副議長(原健三郎君) 質疑の通告があります。順次これを許します。永井勝次郎君。
  〔永井勝次郎君登壇〕
○永井勝次郎君 ただいま議題となりました甘味資源特別措置法案について、私は、日本社会党を代表して、若干の質疑をいたしたいと存じます。(拍手)御答弁は、総括については総理大臣から承りたいと存じます。農林大臣、大蔵大臣からはそれぞれ所管の事項について、その部分についてお答えをいただきたいと思います。
 第一にお尋ねいたしたいのは、本法案の性格についてであります。この法律の目的には、農業経営についての若干のことば及び意味が連ねてありますけれども、内容は製糖工業を重点に安定させる、そうして原料生産である農業関係はこれに付随させるということが一貫して流れておる性格であると思うのであります。したがって、国の製糖工業に対する施策は、製糖工業に重点的に注入され、あるいは価格等の問題もこの部分に重点を置いている、そうしてこの部分を安定させるための原料をてん菜として、この価格を算定し、農家の生産費が補償される、所得が補償されるということは第二に置いておるのであります。このような製糖工業重点の施設によって、原料生産の上に重要な農業経営の実態を安定させ、振興させることになるかどうか、この点について明確にお答えをいただきたいと思うのであります。
 第二点は、原料ビートの価格についてでありますが、この法案では、政府が買い上げするための砂糖の最低価格をきめることになっております。砂糖が最低価格でありますから、したがってこれの原料であるビートについても最低の価格が指定されるわけであります。告示されるわけであります。農家の生産費がまかなわれる、あるいは所得が補償されるということは第二に取り扱われておるのであります。このようなことで農業の振興、原料ビート生産の振興がはかられるのかどうか、この点について伺いたいのであります。
 もしこのような方式でまいりますならば、去年の暮れのように、原料ビート価格は最低でありますから、秋口にこれを一括して工場に売り渡します。工場はこの原料に基づいて生産をいたします。砂糖に変わります。砂糖を手持ちいたします。昨年の十月から国際価格が暴騰いたしまして、現在非常な砂糖の暴騰になっておりますことは、皆さんが御承知であります。しかし、この今日暴騰している砂糖は、昨年農家がつくった原料で生産されたものであります。しかし、この原料は最低価格で昨年の暮れに会社に売り渡してしまったのでありますから、この会社との関係は、現在の砂糖の価格の暴騰とは無関係に、最低価格で打ち切りされておるのであります。このような状態で、毎年同じような形において、常に最低で打ち切られてしまう。その後における相場の値上がりによるもうけは、全部会社の利益になってしまう、こういう仕組みでいいのかどうか、この間の調整を、何らかその他の合理的な方法によって調整することを考えておるのかどうか、との点をお伺いいたすわけであります。(拍手)
 現在原料ビートの価格は、昭和二十九年から三十六年まで八年間にわたって、トン五千三百五十円に据え置きされておるわけであります。昨年になって、ようやく農民の強い要求によって若干の値上げが行なわれました。若干の値上げは行なわれましたけれども、それはトン六千十五円ということで、その間には、従来現物で給与していたものを実際は名目の金を値上げしたり、いろいろなことがありまして、実際に現在農家が手取りいたしておりますビートの価格は、一トン当たり五千四百円から五千七百五十円にすぎないのであります。このような原料価格と今日の砂糖価格の暴騰しておるこの価格とを比較いたしましたときに、いかにビート砂糖の生産計画が、農民の犠牲において、砂糖業者の利益だけがはかられておるかということがはっきりわかるわけでありますが、ことに従来の慣例に基づき農家が作付する前にその年度の価格を発表するといえ、その価格がいまだに発表されておりません。もちろん法律がなくなったということもその一つの原因として考えられるでありましょうけれども、しかし、大体の価格の見通しというものは、農家に、耕作農民に明示されてしかるべきである、予告されてしかるべきであると思うのでありますが、これがされておりません。このような過去の状況からいたしまして、またこの法律に書いてあります砂糖の価格を最低の価格できめるという、この現状からいたしまして、原料ビート価格の値上がりは、多くを期待できない現状であると思うのであります。これについて政府は、原料価格についてどのような基準で、どのような時期に、どのような方法でこれを発表されるか、これを明確にしていただきたいと思うのであります。
 ことに本年は、春先非常な天候の異変によりまして、ビート耕作地帯が非常な風害を受けております。風害を受けました面積が一万五千ヘクタール内外、そのうちビート耕作面積の被害が九千ヘクタール、再度まきつけいたしました分が五千ヘクタールであります。これらについてビート原料価格を決定いたします場合、これらの災害、これらの被害状況をどのように織り込まれるのか、織り込まれる考えがあるのかどうか、これを明確にしていただきたいと思うのであります。
 その次にお尋ねいたしますのは、今日ビート作付面積は、北海道全体で四万四千町歩内外であります。三十八年も四万四千町歩で、大体横すべりであります。(「ビートのことばかりじゃないか」と呼ぶ者あり)ビートの法案でありますから、ビートのことを聞いているのです。このような作付面積は、大体横すべりの現状に推移いたしております。これを政府が立てました長期計画に照らしますと、三十七年度におきましては八四%、三十八年度におきましては……
○副議長(原健三郎君) 永井君、間もなく制限時間がまいりますので、結論をお急ぎ願います。
○永井勝次郎君(続) 三十八年度におきましては、これは七五%内外より実現をいたしておらないのであります。収穫高におきましては、三十七年度は七九%、三十八年度はさらに七〇%内外より達成しておらないのであります。このような生産の実情が横すべりの実情でありますことは、単純な生産の停滞であるとお考えになるのか。あるいは実質的には、北海道畑作農業再編過程における必然的な動向としてあらわれたものである、したがって、従来の計画は実効性を失った、あるいは計画は根底からくずれた、こういう立場においてこの長期計画を再検討し、実情に合うような生産計画を立てていく必要があるのではないかと思うのでありますが、この点についてお伺いをいたします。
 さらに、このように原料が不足しておるにもかかわらず、工場だけはやたらに建てておる。そうして現在九工場、この九工場のうち、大日本製糖はわずかに五万四千六百トン内外、能力の三分の一より操業いたしておりません。年間二十日間より操業しておりません。でありますから、年間七億内外の赤字を出すというような状態であります。そのほかの工場も、能力が……
○副議長(原健三郎君) 永井君、制限時間がまいりましたから、発言の中止を命じます。
  〔発言する者多し〕
  〔永井勝次郎君発言を継続〕
○副議長(原健三郎君) 永井君、発言の中止を命じます。
  〔永井勝次郎君なお発言を継続〕
○副議長(原健三郎君) 発言の中止を命じましたので、降壇を願います。
  〔永井勝次郎君なお発言を継続、降壇〕
  〔国務大臣池田勇人君登壇〕
○国務大臣(池田勇人君) 御審議願っておりまする甘味資源特別措置法案につきまして、その性格についての御質問でございますが、すでに委員会におきまして御了解を得ましたとおり、その名の示すごとく、甘味資源の生産性の向上と製糖事業の合理化をはかって、できるだけ適正な価格で国民に砂糖を消費してもらうというのが本案の趣旨でございます。その他につきましては関係大臣よりお答えいたします。(拍手)
  〔国務大臣重政誠之君登壇〕
○国務大臣(重政誠之君) いろいろ御質疑がございましたが、おおむね詳細委員会において答弁をいたしたところでありますから、きわめて簡単に申し上げます。
 第一の、今回の法律の性格については、ただいま総理から御答弁せられたとおりでありまして、製糖工業を主に考え、原料生産のほうを従に考えるなどということは、どこを見ればそういうことになるのか、御質問の趣旨を疑うものであります。断じてそういうことはございません。
 それから第二の、原料の最低価格についていろいろ御意見がございましたが、ビートの最低価格を政府がきめますのは、これは政府の買い入れる場合の価格であるということを御承知願いたいのでありまして、取引価格はそれ以上に置きまして、この法案が成立いたしますと、法第十八条によりまして、政府がいろいろ原料についてあるいは製品について指示をいたします。その指示を製造会社にいたしまして、適正な価格で取引ができるようにいたしたいと考えておる次第であります。
 それからさらに、それに続きまして、どういうふうにしてビートの最低生産者価格をきめるかということでありますが、これはこの法律が成立いたしますれば、前年度の生産者の手取り及び工場採算等を考慮いたしましてきめたいと考えます。その時期は、法律が通りますればできるだけすみやかにやりたいと考えておる次第であります。
 それからビート工場の問題についての御質問がございましたが、これは原料を増産することが第一義でありまして、原料の生産に見合って工場の問題は考える、こういう方針にいたしております。(拍手)
○副議長(原健三郎君) 片島港君。
  〔片島港君登壇〕
○片島港君 この法案が、質疑が打ち切られ、また採決をせられたその日に、私は委員会で質問をすることに予定しておったのでありますが、残念ながら、社会党の代議士会開会中に社会党欠席のまま質疑が打ち切られ、採決せられたのであります。この機会に、総理大臣及び農林大臣、大蔵大臣に質問をいたしたいと存じます。
 まず、第一点は、甘味資源の国内自給度の向上と需要及び生産の長期見通しについてであります。御承知のように、現在わが国の砂糖の年間需要は約百六十五万トン、うち国内生産は約二五%、約四十二万トンでありますが、わが国の甘味資源作物のうち、てん菜につきましては、特に寒冷地北海道の畑作農業経営において重要な地位を占めており、今後畜産との有機的結合による輪作体系の合理化によって一そう発展する可能性を持っており、またさとうきびにつきましても、奄美及び沖繩における重要作物として農家所得の中で大きな比重を占めております。したがって、わが国農家の経営の改善と所得の向上をはかる上に、また国際収支の改善をはかる上からも、甘味資源の国内自給度の向上をはかることはきわめて重要な意義を持っており、本法律案も農林水産委員会で特にこの点を目的の中に明記する修正が行なわれておるようであります。したがいまして、甘味資源の需要及び生産の長期見通しにおきましては、当然この国内自給度をどの程度まで高めるか、その目標をどこに置くかということはきわめて重要であります。政府は昭和三十四年に甘味資源自給力強化総合対策を立て、十年後に国内自給度を五〇%に高めるという計画を立てたのでありますが、この計画は不振をきわめて、生産農民に大きな不安を与えたわけでありますが、私はこの点を考えますときに、本法律案による需要及び生産の長期見通しを立てるにあたって、再びかかるあやまちを繰り返さないよう、政府が自給度向上の目標を責任をもって明確に示すべきであると考えるのでありますが、総理及び農相のお考えを承りたいのであります。(拍手)
 政府は、輸入糖について、従来の外貨割り当て制を関税割り当て制に改めるようでありますが、今後砂糖については自由化する意思があるのか、ないのか。国内産糖の生産を振興し、自給度を高めるということと、自由化の方向とは、相反するものと思うのでありますが、総理並びに農林大臣のお考えを承りたいのであります。
 生産を振興するといっても、今後何年間にどのくらい、てん菜は幾ら、甘蔗は幾ら、ぶどう糖は幾らという目標を示すと同時に、さらに重要なことは、てん菜及びさとうきびの生産者価格についてでありますが、国内甘味資源の自給度向上を前提として、甘味資源作物を選択的拡大の重要作物とするからには、生産者価格を補償することであります。幾ら生産すればどのくらいの所得が補償されるのか、それが明らかでないと、生産農民の意欲を盛り上げることはできないと思うのでありますが、ことに農林大臣のお考えを承りたいのであります。私どもは、生産者価格については、少なくとも当分の間は、米価の算定と同様に、生産費及び所得補償方式に基づいて生産者価格を算定すべきであると考えるのであります。農相のお考えを承りたいのであります。
 第三点は、砂糖の管理についてでありますが、私どもは別途砂糖の管理方式について法案を提出しておるのであります。砂糖の関税及び消費税について世上いろいろと論議があることは、御承知のとおりであります。この際、関税及び消費税を廃止して、輸入糖はすべて食管特別会計にて買い入れ、消費者に対しては、一定の標準価格、たとえば輸入糖についてキロ当たり百円程度をもって売り渡しをすることとすれば、輸入糖年間百三十万トンとしても約四百億円程度の黒字となり、国産の甘味の生産者の赤字約五十億円としても、差し引き三百五十億円は食管の利益となり、このような国家管理方式をとることによって、初めて国内産の自給度を高めることもできると同時に、世界一の高い砂糖を押しつけられておるわが国の消費者も、安い価格で購入することができると思うのでありますが、大蔵大臣及び農林大臣の御所見を承りたいと存じます。
 第四点は、生産振興地域内において生産されたてん菜またはさとうきびの集荷及び販売については、生産者団体を通じて一元的に行なわれるようにすべきであると考えるのでありますが、この点について農林大臣の御見解を承りたいと存じます。
 最後に、甘味資源作物に対する生産振興対策についてであります。現在欧米諸国の砂糖政策の状況を見ますと、砂糖の輸入が完全に自由化されておる実例は皆無でありまして、いずれも政府輸入の方式あるいは輸入割り当て制、高率関税の採用、国内甘味資源に対する補助金制度等、強力な保護政策を講じつつ、生産振興につとめております。これに対して、特に零細経営の多いわが国におきましては、土地改良等生産基盤の整備をはじめ、生産の振興を強力な国の助成によって進めることが必要であります。また、都道府県の単位にも甘味資源生産振興審議会を設け、甘味資源の生産振興、集荷販売等が円滑に運用されるようにすべきであると考えるのでありますが、これらにつき農林大臣の御所見を承りたいと存じます。
 以上五点について質問をいたします。(拍手)
  〔国務大臣池田勇人君登壇〕
○国務大臣(池田勇人君) 甘味資源の国内自給度は、高きに越したことはございません。しこうして、この法案は、国内甘味資源の自給度を高める法案でございますので、御賛成を得たことと私は考えておるのであります。
 なお、砂糖の自由化につきましては、適正な価格で国民が消費せられることを期するならば、自由化が理想でありますので、われわれは自由化に向かって歩を進めていきたいと考えております。(拍手)
  〔国務大臣重政誠之君登壇〕
○国務大臣(重政誠之君) 需給の長期見通しについての御質問でございますが、これはなかなか簡単ではございませんが、本法案が成立いたしますれば、審議会等を設けて、それによって十分審議いたすことになっております。
 それから、ビートの生産者価格につきまして、生産費・所得補償方式を採用する考えはないかという御質問でございますが、ビート糖も商品であります。したがって、その原料たるビートについて、生産費・所得補償方式をとる考えはございません。
 それから、国内産の砂糖の国家管理の制度を採用してはどうかという御意見でございますが、そういう考えは持っておりません。そういうことによって、砂糖が安くなり、あるいは農家の生産する原料が高く買い入れられるというような、うまい趣向にはいかないはずであると思うのであります。
 それから、生産振興の対策について、いろいろ御意見をお述べになりましたが、私ども御承知のとおり、本年度の予算におきましても、土地改良、あるいは省力栽培の技術の指導その他生産対策については、助成金も二十億足らず計上いたしておるようなわけでありまして、これには全力をあげて生産の増強をはかりたい、こういうふうに考えておる次第であります。(拍手)
  〔国務大臣田中角榮君登壇〕
○国務大臣(田中角榮君) 砂糖問題の抜本解決策は、輸入糖及び国内産糖が標準価格を上回ったとき、食管特別会計で買い入れたほうがよろしいということと、関税及び消費税の全廃によるべしということでございますが、御承知のとおり、食糧管理特別会計で輸入糖及び国内糖の全量の買い入れを行ないますことは、自由主義経済のたてまえをとる限り、現今の糖価問題の解決策としては、適当でないと考えておるわけであります。したがいまして、従来どおり砂糖関税及び消費税の運用によってはかってまいるべきだと考えておるのであります。(拍手)
    ―――――――――――――
  質疑終局の動議(竹山祐太郎君外二十二名提出)
○副議長(原健三郎君) 竹山祐太郎君外二十二名より、質疑終局の動議が提出されました。
 本動議を採決いたします。
 この採決は記名投票をもって行ないます。竹山祐太郎君外二十二名提出の質疑終局の動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
○副議長(原健三郎君) 氏名点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投票〕
○副議長(原健三郎君) すみやかに御投票願います。
  〔投票継続〕
○副議長(原健三郎君) ただいまから三分以内に投票せられるように望みます。その時間内に投票されない方は棄権とみなします。
  〔投票継続〕
○副議長(原健三郎君) 間もなく制限時間がまいりますが、投票漏れはございませんか。――投票箱閉鎖。開匣。――閉鎖。
  〔議場開鎖〕
○副議長(原健三郎君) 投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
○副議長(原健三郎君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
 投票総数 二百九十九
  可とする者(白票)  百九十三
  否とする者(青票)    百六
○副議長(原健三郎君) 右の結果、質疑は終局するに決しました。(拍手)
    ―――――――――――――
 竹山祐太郎君外二十二名提出質疑終局の動議を可とする議員の氏名
      安倍晋太郎君    安藤  覺君
      逢澤  寛君    愛知 揆一君
      青木  正君    赤城 宗徳君
      赤澤 正道君    秋山 利恭君
      足立 篤郎君    天野 公義君
      綾部健太郎君    荒木萬壽夫君
      荒舩清十郎君    有田 喜一君
      井出一太郎君    井原 岸高君
      井村 重雄君    伊藤 五郎君
      伊能繁次郎君    飯塚 定輔君
      生田 宏一君    池田 清志君
      石田 博英君    今松 治郎君
      宇田 國榮君    上村千一郎君
      植木庚子郎君    臼井 莊一君
      内田 常雄君    内海 安吉君
      浦野 幸男君    江崎 真澄君
      小笠 公韶君    小川 半次君
      小川 平二君    小沢 辰男君
      小澤佐重喜君    尾関 義一君
      大石 武一君    大上  司君
      大久保武雄君    大倉 三郎君
      大沢 雄一君    大高  康君
      大橋 武夫君    大平 正芳君
      大森 玉木君    岡田 修一君
      岡本  茂君    加藤 高藏君
      加藤常太郎君    加藤鐐五郎君
      賀屋 興宣君    金子 岩三君
      金丸  信君    神田  博君
      鴨田 宗一君    川島正次郎君
      川野 芳滿君    菅  太郎君
      木村 公平君    北澤 直吉君
      久野 忠治君    久保田円次君
      草野一郎平君    倉成  正君
      藏内 修治君    黒金 泰美君
      小泉 純也君    小枝 一雄君
      小金 義照君    小坂善太郎君
      小島 徹三君    小平 久雄君
      小山 長規君    纐纈 彌三君
      佐々木秀世君    佐藤 榮作君
      佐藤洋之助君    齋藤 憲三君
      坂田 英一君    坂田 道太君
      櫻内 義雄君    薩摩 雄次君
      志賀健次郎君    始関 伊平君
      椎熊 三郎君    椎名悦三郎君
      重政 誠之君    澁谷 直藏君
      島村 一郎君    正示啓次郎君
      白浜 仁吉君    周東 英雄君
      鈴木 正吾君    鈴木 善幸君
      砂原  格君    瀬戸山三男君
      園田  直君    田川 誠一君
      田澤 吉郎君    田中伊三次君
      田中 角榮君    田中 龍夫君
      高田 富與君    高橋清一郎君
      高橋  等君    高見 三郎君
      竹下  登君    竹山祐太郎君
      谷垣 專一君    千葉 三郎君
      中馬 辰猪君    津雲 國利君
      津島 文治君    塚原 俊郎君
      辻  寛一君    綱島 正興君
      寺島隆太郎君    渡海元三郎君
      徳安 實藏君    床次 徳二君
      中野 四郎君    中村 幸八君
      中村 寅太君    中村庸一郎君
      灘尾 弘吉君    南條 徳男君
      二階堂 進君    丹羽喬四郎君
      丹羽 兵助君    西村 英一君
      西村 直己君    野田 武夫君
      野原 正勝君    羽田武嗣郎君
      長谷川四郎君    八田 貞義君
      原田  憲君    廣瀬 正雄君
      福田 篤泰君    福永 一臣君
      福永 健司君    藤井 勝志君
      藤枝 泉介君    藤原 節夫君
      藤本 捨助君    藤山愛一郎君
      船田  中君    古川 丈吉君
      保科善四郎君    保利  茂君
      坊  秀男君    細田 吉藏君
      堀内 一雄君    本名  武君
      前尾繁三郎君    前田 正男君
      前田 義雄君    益谷 秀次君
      増田甲子七君    松田 鐵藏君
      松永  東君    松本 一郎君
      松山千惠子君    三池  信君
      水田三喜男君    南好  雄君
      宮澤 胤勇君    村上  勇君
      毛利 松平君    森   清君
      森下 國雄君    森田重次郎君
      八木 徹雄君    保岡 武久君
      山口 好一君    山田 彌一君
      山手 滿男君    山中 貞則君
      山村新治郎君    吉田 重延君
      米田 吉盛君    井堀 繁男君
      稲富 稜人君    内海  清君
      春日 一幸君    佐々木良作君
      田中幾三郎君    玉置 一徳君
      西尾 末廣君    門司  亮君
      本島百合子君
 否とする議員の氏名
      赤松  勇君    足鹿  覺君
      有馬 輝武君    淡谷 悠藏君
      井伊 誠一君    井手 以誠君
      猪俣 浩三君    石川 次夫君
      石田 宥全君    石橋 政嗣君
      石山 權作君    板川 正吾君
      大柴 滋夫君    大原  亨君
      太田 一夫君    岡田 利春君
      岡田 春夫君    岡本 隆一君
      片島  港君    勝澤 芳雄君
      角屋堅次郎君    川俣 清音君
      川村 継義君    河上丈太郎君
      河野  正君    木原津與志君
      久保 三郎君    久保田鶴松君
      栗林 三郎君    黒田 寿男君
      小林 信一君    小松  幹君
      兒玉 末男君    五島 虎雄君
      河野  密君    佐々木更三君
      佐藤觀次郎君    佐野 憲治君
      坂本 泰良君    阪上安太郎君
      實川 清之君    島上善五郎君
      島本 虎三君    下平 正一君
      東海林 稔君    杉山元治郎君
      鈴木茂三郎君    田口 誠治君
      田中織之進君    田中 武夫君
      田邊  誠君    多賀谷真稔君
      高田 富之君    高津 正道君
      滝井 義高君    楯 兼次郎君
      辻原 弘市君    坪野 米男君
      堂森 芳夫君    中澤 茂一君
      中島  巖君    中村 英男君
      永井勝次郎君    楢崎弥之助君
      成田 知巳君    二宮 武夫君
      西村 関一君    野口 忠夫君
      野原  覺君    長谷川 保君
      原   茂君    日野 吉夫君
      肥田 次郎君    平岡忠次郎君
      広瀬 秀吉君    細迫 兼光君
      堀  昌雄君    前田榮之助君
      松井 政吉君    松井  誠君
      松原喜之次君    三木 喜夫君
      三宅 正一君    武藤 山治君
      村山 喜一君    森島 守人君
      八木 一男君    矢尾喜三郎君
      安井 吉典君    安平 鹿一君
      柳田 秀一君    山内  広君
      山口丈太郎君    山口 鶴男君
      山田 長司君    山中日露史君
      山花 秀雄君    山本 幸一君
      湯山  勇君    横路 節雄君
      横山 利秋君    和田 博雄君
      渡辺 惣蔵君    川上 貫一君
      志賀 義雄君    谷口善太郎君
     ――――◇―――――
○副議長(原健三郎君) これより討論に入ります。
 両案に対する討論を一括して行ないます。順次これを許します。野口忠夫君。
  〔野口忠夫君登壇〕
○野口忠夫君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました甘味資源特別措置法案に対しまして、賛成の討論を行ないたいと思うのであります。
 本法案は、今後における甘味資源対策の基本として、適地における甘味資源の生歴を振興し、農業経営の改善と農家所得の安定をはかるとともに、国内甘味資源の国際競争力の強化に資するよう措置するためのものであります。
 わが国における甘味資源は、てん菜を原料とするてん菜糖、甘蔗を原料とする甘蔗糖、及び馬鈴しょを原料とするでん粉から製造するぶどう糖等でありますが、その生産量は国内の砂糖類総需要量の約四分の一程度であり、その他は輸入に依存しているという状況であります。甘味自給体制に欠け、他国依存の政策に終始してまいったものでありますが、このような他国依存を脱却し、自給体制確立をはかるために、特にこの法律案が立てられる等の対策が進められなければならないものであったのであります。(拍手)国内の甘味資源のうち、てん菜につきましては、特に寒冷地北海道の畑作農業経営においてすでに重要な地位を占め、昭和二十七年にはてん菜生産振興臨時措置法が制定されまして、将来は府県の畑作あるいは早期水稲あと作への導入も検討されているところであります。また、甘蔗の生産も、奄美及び沖繩における重要作物として農家所得の中に大きな比重を占めております。さらに、ぶどう糖の生産も、甘しょ、馬鈴しょ生産農家の所得安定のために大いに振興する必要のあるところであります。
 政府は、昭和三十四年に甘味資源自給力総合対策を決定し、十年後には甘味資源の国内自給度を五〇%に高めるという目標を立てたのでありますが、その後この長期計画の進行は不振をきわめまして、全面的に改定しなければならない事態に立ち至ったのであります。これは計画の策定に欠陥があったためと、計画達成のための政策に積極性を欠いていたためであるといわざるを得ないのであります。今日、かかる結果を招いたことに対して強く反省をし、わが国農家経営の改善と所得の向上をはかるために、国内甘味資源に対する保護と生産振興のための施策を講ずることはきわめて重要であります。
 以上の観点から見ますと、本法律案は、国内甘味資源の保護と、それを通じて生産農家の経営改善、所得安定をはかろうとするものであり、私どもは本法律案に基本的に賛成をするものであります。しかしながら、その内容においてさらに改善を必要とする点は少なくありません。したがいまして、この際それらの点を若干指摘しておきたいと思うのであります。
 第一は、甘味資源作物を選択的拡大の重要作物とみなす以上、国内自給度の向上を目標とし、生産費と所得を補償する価格支持によってさらに生産意欲を高揚させるべきであり、国内自給度の向上につきましては、政府原案に対する修正を行ない、これを本法案の目的に明記したのでありますが、生産者価格及び買い入れ価格につきましては、決定要素として甘味資源作物の再生産確保を旨とするという点を修正で加えただけであります。いまだ不十分であると考えなければならないと思います。
 第二は、てん菜糖原料の集荷販売につきましては、生産者団体を通じて一元的に行なえるようにすべきであろうと考えるのであります。農業生産物は、常に営々として働きながら、その営々と努力した価値に報いるだけの価格は常に生まれてこないのであります。農民の知らざるところで価格が決定され、その価格の決定の中で、原価計算等とうてい及ぶべくもないような価格の中で常に苦しまされておりますのは、この集荷販売等を通じて行なう流通機構の問題であろうと思いますので、こうした中に、生産者団体を通じて一元的に行なえるようなそういう点を考えなければならぬと思うのであります。
 第三は、てん菜糖の生産振興について、都道府県にも甘味資源生産振興審議会というようなものを設けて、より積極的に地域生産者の声にこたえ、そのそば近く、はだ身に感ずるような政策が行なわれるために、こうした施策を積極的に講ずべきであろうと考えるのであります。現在欧米諸国におきましても、甘味資源に対する保護政策は、生産振興政策とともに積極的に進められております。ことにイタリアにおいては、第二次世界大戦直後の一九四六年にてん菜糖生産量二十七万トンであったものを、十年後の一九五四年には百四十万トンの生産量に躍進させたという事実に見ましても、その国の政府の政策実行に臨む熱意、これこそが生産発展の成否を制することが実証されるのであります。特に零細経営のわが国農業に対しましては、土地改良等生産基盤の整備をはじめ、生産振興に対する積極的な国の施策が望まれるのであります。
○副議長(原健三郎君) 野口君、間もなく制限時間がまいりますので、結論をお急ぎください。
○野口忠夫君(続) 特に寒地てん菜については、その耐寒性作物であることと、畜産との有機的結合による輪作体系の合理化等によって、将来有利な作物として発展させていくべきであり、また府県ビートの場合も、これからの畑作経営に、あるいは水田あと作に導入する可能性があるのでありますが、これらにつきましては、国の試験研究の拡充、技術指導体制の整備強化、そして強力な融資助成の措置が必要となるのであります。
 最後に、甘味資源の需要及び生産の長期見通しについてでありますが、政府は、昭和三十四年に立てました甘味資源自給力強化総合対策が、その後計画の半ばにも進まぬうちに、その計画進行が不振をきわめ、生産者に大きな不安を与えたことを反省し、本法案に基づく長期見通しの策定にあたっては、特に国内自給度向上の目標を明確に示し、生産農民が生産増強の目標として安心して取り組める根拠となるよう、責任をもって策定すべきであると考えるのであります。
 以上の諸点を特に今後の注文として強調いたしまして、ここに農林水産委員長より報告のありました甘味資源特別措置法案に対し賛成をするものであります。(拍手)
○副議長(原健三郎君) 湯山勇君。
  〔湯山勇君登壇〕
○湯山勇君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました沖繩産糖の政府買入れに関する特別措置法案、並びに甘味資源特別措置法案に対しまして、賛成の討論をいたします。(拍手)なお、賛成にあたりまして、特に政府に対しまして二点について強く要望いたしたいと存じます。
 その第一点は、私どもは、国内産の糖類を政府が買い上げまして甘味資源の生産を確保しようとするこの甘味資源特別措置法、及び沖繩産の砂糖を政府が買い入れることによって、価格の低落を防止する、沖繩における糖類の生産を守っていく、こういう措置法のそれぞれの精神についてはもちろん賛成でございます。一つ一つを見てまいりましたときには、それぞれにわれわれ賛成するものでございますけれども、この二つの法律を並べてみますときに、そこに新たな問題が起こってくるのでございます。それは何かと申しますと、この二つの法律は、そもそも二つの法律として出されるべき性質のものではなくて、本来ならば、甘味資源に対する特別措置法、つまり一本の法律であるべきものでございます。それを今日の国会において、沖繩に対する法律と日本国内の法律と二つに分けて出さなければならないという、との日本の政治の基本的な姿勢に私どもは問題があると思うのでございます。(拍手)
 政府は、昭和三十四年に甘味資源自給力強化総合対策を策定いたしました。そうしてこれを閣議決定いたしておりますが、その中に、国民生活に必要な砂糖の消費量は百五十二万トン、その半分である七十五万トンを国内で自給する、その国内で自給するという七十五万トンの中には、実は沖繩に産する砂糖十四万トンが含まれておるのでございます。国内で自給する七十五万トンの中に、沖繩産の砂糖を国内産と同じように含んでおる、国内産と見て計画を立てておる、こういうことになっておるのでございますから、この沖繩産の砂糖を買い上げるために日本政府が特別な措置をとるということは、これは当然であるといわなければなりません。ことに、今日沖繩は、御存じのように、米軍の軍事帯地として、アメリカの核兵器の基地として、その耕地のいいところはほとんど米軍が使用しております。そうして周辺部に農民たちが一生懸命になって生産をしておるのは、さとうきびとパイナップルがおもなのでございます。つまり、さとうきびは沖繩の農民にとっては日本の米麦にも匹敵すべき重要な作物でございますから、これについて日本政府が価格を維持するための施策を講じていくということは、これは断然のことであるといわなければなりません。さらに私どもは、この観点に立てば、買い上げ措置だけではなくて、沖繩のさとうきびの生産振興についてもぜひとも対策を必要とする、このように考えるわけでございます。
 このようにいろいろ日本の国が沖繩産の砂糖について施策を講じ、対策を立ててまいりましても、残念ながら沖繩に日本の施政権は及んでおりません。もしも米軍が一たび日本のこういう施策を、こういうやり方を拒否したならば、一朝にして日本の甘味資源の需給計画はこわれてしまいます。日本のこれに対する対策は一瞬にして水泡に帰してしまうのでございます。こういうことでございますから、沖繩に対してこのような政策を実施するのであれば、あるいはまた、進んで沖繩の産業を保護していく、こういう立場をとるのであれば、つまり日本と沖繩と一体の政策を立てていこう、こういうことであれば、その前提として、まず沖繩の施政権の回復、沖繩の日本復帰をやらなければならないわけでございます。(拍手)それができない限り、日本の施策は沖繩においては常に不安定であり、砂上の楼閣、こういう危険性をはらんでおることを指摘してまいりたいのでございます。
 以上のような観点から、本法実施にあたりまして、政府は、まず、沖繩の同胞の皆さんの積年の悲願であり、また、わが党が多年要請し続けております沖繩の祖国日本への復帰をすみやかに実現するために、さらに格段の努力を要請する次第でございます。これがこの法案の通過に対しての第一の要請でございます。
 第二の要請は、さきに述べました甘味資源自給の立場から、てん菜糖、ぶどう糖の増産が取り上げられております。その中に暖地ビートの問題がございます。この暖地ビートについては、日本でやれるかどうかについて政府から二度にわたってイタリアに調査団が派遣され、その結論も、これなら大丈夫というので、踏み切ったはずでございます。ところが、今日どのようになっておるかと申しますと、大分にできた新光甜菜糖工業株式会社はついに操業停止のやむなきに至りました。九州地区でてん菜をつくっておった農民たちに一大打撃を与えておるのでございます。また、同じように岡山県でも暖地ビートをつくっておりましたが、せっかく技術の研究をいたしまして、成果があがるようになった今日、農民たちはつくりたいのだけれども、見通しが立たないために、それをつくることをとめなければならない、こういう状態になっておるのが今日の実情でございます。さらに北海道のてん菜につきましても、三十九年度にはてん菜の処理工場を四工場新設する、こういう計画を立てまして、昨年二つの工場が発足をいたしました。その二つの工場の中には、本別工場と申しまして、三十五億の投資を行なって近代的な設備ができておる、一日二十万トン程度処理できる工場がございますが、この本別の工場で、三十七年度には、わずかに六万トン程度しか処理ができておりません。原料不足のために行き詰まっておるのが実情でございます。この上、新しい工場をつくって、はたしてそれがやっていけるものかどうか、こういう点についても政府は十分配慮しなければならないと思うのでございます。
 なおまた、いま指摘されましたとおり、日本の国民が世界で一番高い砂糖を食べていることは、あまりにも有名でございます。砂糖の値段は、御存じのように、関税、消費税、つまり、税が非常に大きな部分を占めておりますから、これを政府が下げようと思えば下がるはずでございますけれども、それが行なわれておりません。しかも、税だけから申せば、イタリアは、国税、消費税合わせまして、一キロについて七十二円七十七銭、日本のは、それに次いで六十四円六十八銭、日本のほうが税はわずかに安いのですけれども、しかし小売り価格は、イタリアの百二十円六十銭に対して、日本は、それよりも二十五円も高い百四十五円二十五銭の小売り価格になっております。これらは全く政治の責任であると私は断ぜざるを得ないのでございます。(拍手)政府は、しかしながら、ついに今日、このままではいけないというので、ようやく砂糖の価格引き下げに踏み切りました。その内容につきましては……
○副議長(原健三郎君) 間もなく制限時間がまいりますので、簡単に願います。
○湯山勇君(続) 関税の引き下げということでございましたけれども、メーカーや商社の圧力に屈してふらふらいたしまして、結局、どちらへも顔を立てるために、どちらからも少しずつ減す、こういう全く自信のない態度でございます。ことに、本法の重要な柱になっております政府の砂糖買い入れ価格につきましては、「砂糖の価格が著しく低落した場合において、必要があるときは、買入れをすることができる。」非常にあいまいな規定でございます。著しく低落するとはどういうことなのか、必要があるとはどういうことなのか、買い入れをすることができるというのはどういうことなのか、これらの点、非常にあいまいな規定になっております。買い入れの価格もまた、生産を確保するための生産費及び所得補償方式にはなっていないのでございます。このように考えてまいりますと、今日まで政府のとってきた政策は誠意がないとしか断ぜざるを得ません。
 私は、この討論の終結にあたりまして、政府に、沖繩の一日も早い本国復帰を実現されることを、さらに砂糖政策に、甘味政策に誠意をもって取り組むことを強く要請して、賛成の討論を終わります、(拍手)
    ―――――――――――――
  討論終局の動議(竹山祐太郎君外二十二名提出)
○副議長(原健三郎君) 竹山祐太郎君外二十二名より、討論終局の動議が提出されました。
 本動議を採決いたします。
 この採決は記名投票をもって行ないます。竹山祐太郎君外二十二名提出の討論終局の動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
○副議長(原健三郎君) 氏名点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投票〕
○副議長(原健三郎君) すみやかに投票せられんことを望みます。
  〔投票継続〕
○副議長(原健三郎君) ただいまより三分以内に投票せられるように望みます。その時間内に投票せられない方は棄権とみなします。
  〔投票継続〕
○副議長(原健三郎君) 間もなく制限時間がまいりますが、投票漏れはございませんか。――投票箱閉鎖。開匣。――開鎖。
  〔議場開鎖〕
○副議長(原健三郎君) 投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
○副議長(原健三郎君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
 投票総数 二百九十五
  可とする者(白票)  百九十
  否とする者(青票)   百五
○副議長(原健三郎君) 右の結果、討論は終局するに決しました。(拍手)
    ―――――――――――――
 竹山祐太郎君外二十二名提出討論終局の動議を可とする議員の氏名
      安倍晋太郎君    安藤  覺君
      相川 勝六君    逢澤  寛君
      愛知 揆一君    青木  正君
      赤城 宗徳君    秋田 大助君
      秋山 利恭君    天野 公義君
      綾部健太郎君    荒木萬壽夫君
      荒舩清十郎君    有田 喜一君
      井出一太郎君    井原 岸高君
      井村 重雄君    伊藤 五郎君
      伊藤宗一郎君    飯塚 定輔君
      池田 清志君    池田正之輔君
      今松 治郎君    上村千一郎君
      臼井 莊一君    内田 常雄君
      内海 安吉君    浦野 幸男君
      小笠 公韶君    小川 半次君
      小川 平二君    小沢 辰男君
      小澤佐重喜君    小澤 太郎君
      尾関 義一君    大久保武雄君
      大倉 三郎君    大沢 雄一君
      大高  康君    大橋 武夫君
      大平 正芳君    大森 玉木君
      岡崎 英城君    岡本  茂君
      加藤 高藏君    加藤常太郎君
      賀屋 興宣君    金子 一平君
      金子 岩三君    金丸  信君
      上林山榮吉君    神田  博君
      鴨田 宗一君    唐澤 俊樹君
      川島正次郎君    川野 芳滿君
      菅  太郎君    木村 公平君
      木村 俊夫君    久野 忠治君
      久保田円次君    草野一郎平君
      倉成  正君    藏内 修治君
      黒金 泰美君    小泉 純也君
      小坂善太郎君    小島 徹三君
      小平 久雄君    小山 長規君
      纐纈 彌三君    佐々木秀世君
      佐々木義武君    佐藤 榮作君
      佐藤洋之助君    齋藤 憲三君
      坂田 道太君    櫻内 義雄君
      笹本 一雄君    薩摩 雄次君
      志賀健次郎君    始関 伊平君
      椎熊 三郎君    椎名悦三郎君
      重政 誠之君    篠田 弘作君
      澁谷 直藏君    島村 一郎君
      正示啓次郎君    白浜 仁吉君
      周東 英雄君    鈴木 正吾君
      鈴木 善幸君    園田  直君
      田川 誠一君    田口長治郎君
      田澤 吉郎君    田中伊三次君
      田中 榮一君    田中 龍夫君
      田中 正巳君    田邉 國男君
      高田 富與君    高橋清一郎君
      高橋  等君    高見 三郎君
      竹下  登君    竹山祐太郎君
      谷垣 專一君    千葉 三郎君
      津雲 國利君    津島 文治君
      塚原 俊郎君    辻  寛一君
      綱島 正興君    寺島隆太郎君
      渡海元三郎君    徳安 實藏君
      床次 徳二君    内藤  隆君
      中野 四郎君    中村 幸八君
      中村庸一郎君    永田 亮一君
      灘尾 弘吉君    南條 徳男君
      二階堂 進君    丹羽喬四郎君
      丹羽 兵助君    西村 英一君
      西村 直己君    野田 卯一君
      野田 武夫君    羽田武嗣郎君
      長谷川四郎君    長谷川 峻君
      八田 貞義君    原田  憲君
      廣瀬 正雄君    福家 俊一君
      福田 赳夫君    福田  一君
      福永 一臣君    福永 健司君
      藤井 勝志君    藤枝 泉介君
      藤原 節夫君    藤本 捨助君
      藤山愛一郎君    船田  中君
      古井 喜實君    古川 丈吉君
      保科善四郎君    保利  茂君
      坊  秀男君    細田 吉藏君
      堀内 一雄君    前尾繁三郎君
      前田 正男君    前田 義雄君
      牧野 寛索君    益谷 秀次君
      増田甲子七君    松浦周太郎君
      松田 鐵藏君    松永  東君
      松野 頼三君    松山千惠子君
      三池  信君    水田三喜男君
      南好  雄君    宮澤 胤勇君
      森   清君    森下 國雄君
      八木 徹雄君    保岡 武久君
      山口 好一君    山田 彌一君
      山村新治郎君    米田 吉盛君
      米山 恒治君    早稻田柳右エ門君
      井堀 繁男君    稲富 稜人君
      内海  清君    春日 一幸君
      田中幾三郎君    玉置 一徳君
      門司  亮君    本島百合子君
 否とする議員の氏名
      安宅 常彦君    足鹿  覺君
      有馬 輝武君    淡谷 悠藏君
      井伊 誠一君    井手 以誠君
      猪俣 浩三君    石川 次夫君
      石田 宥全君    石橋 政嗣君
      石山 權作君    板川 正吾君
      稻村 隆一君    緒方 孝男君
      大柴 滋夫君    太田 一夫君
      岡田 利春君    岡田 春夫君
      岡本 隆一君    加藤 清二君
      片島  港君    勝澤 芳雄君
      勝間田清一君    角屋堅次郎君
      川俣 清音君    川村 継義君
      河上丈太郎君    木原津與志君
      北山 愛郎君    久保 三郎君
      久保田鶴松君    栗原 俊夫君
      栗林 三郎君    黒田 寿男君
      小林 信一君    小林  進君
      小松  幹君    兒玉 末男君
      五島 虎雄君    佐々木更三君
      佐藤觀次郎君    佐野 憲治君
      阪上安太郎君    下平 正一君
      東海林 稔君    杉山元治郎君
      鈴木茂三郎君    田口 誠治君
      田中織之進君    田中 武夫君
      田邊  誠君    田原 春次君
      多賀谷真稔君    高田 富之君
      高津 正道君    滝井 義高君
      楯 兼次郎君    辻原 弘市君
      坪野 米男君    戸叶 里子君
      堂森 芳夫君    中澤 茂一君
      中村 英男君    永井勝次郎君
      楢崎弥之助君    二宮 武夫君
      西村 関一君    西村 力弥君
      野口 忠夫君    野原  覺君
      芳賀  貢君    長谷川 保君
      畑   和君    原   茂君
      日野 吉夫君    肥田 次郎君
      広瀬 秀吉君    穗積 七郎君
      細迫 兼光君    堀  昌雄君
      前田榮之助君    松井 政吉君
      松井  誠君    松原喜之次君
      三宅 正一君    武藤 山治君
      村山 喜一君    森島 守人君
      安井 吉典君    柳田 秀一君
      山内  広君    山口丈太郎君
      山口 鶴男君    山崎 始男君
      山田 長司君    山中 吾郎君
      山中日露史君    山花 秀雄君
      湯山  勇君    横路 節雄君
      横山 利秋君    和田 博雄君
      渡辺 惣蔵君    川上 貫一君
      志賀 義雄君
     ――――◇―――――
○副議長(原健三郎君) 甘味資源特別措置法案及び沖繩産糖の政府買入れに関する特別措置法案の両案を一括して採決いたします。
 この採決は記名投票をもって行ないます。甘味資源特別措置法案の委員長の報告は修正、沖繩産糖の政府買入れに関する特別措置法案の委員長の報告は可決であります。両案を委員長の報告のとおり決するに賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんととを望みます。――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
○副議長(原健三郎君) 氏名点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投票〕
○副議長(原健三郎君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。――開鎖。
  〔議場開鎖〕
○副議長(原健三郎君) 投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
○副議長(原健三郎君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
 投票総数 三百五
  可とする者(白票)  三百三
  否とする者(青票)    二
○副議長(原健三郎君) 右の結果、甘味資源特別措置法案、及び沖繩産糖の政府買入れに関する特別措置法案は、両案とも委員長報告のとおり決しました。(拍手)
    ―――――――――――――
 甘味資源特別措置法案外一件を委員長報告の通り決するを可とする議員の氏名
      安藤  覺君    相川 勝六君
      逢澤  寛君    愛知 揆一君
      青木  正君    赤城 宗徳君
      赤澤 正道君    秋田 大助君
      秋山 利恭君    天野 公義君
      綾部健太郎君    荒木萬壽夫君
      荒舩清十郎君    有田 喜一君
      井出一太郎君    井原 岸高君
      井村 重雄君    伊藤 五郎君
      伊藤宗一郎君    飯塚 定輔君
      池田 清志君    池田正之輔君
      今松 治郎君    上村千一郎君
      植木庚子郎君    臼井 莊一君
      内田 常雄君    内海 安吉君
      浦野 幸男君    江崎 真澄君
      小笠 公韶君    小川 半次君
      小川 平二君    小沢 辰男君
      小澤佐重喜君    小澤 太郎君
      尾関 義一君    大久保武雄君
      大倉 三郎君    大沢 雄一君
      大野 伴睦君    大橋 武夫君
      大平 正芳君    大森 玉木君
      岡崎 英城君    岡本  茂君
      加藤 高藏君    加藤常太郎君
      賀屋 興宣君    金子 一平君
      金子 岩三君    金丸  信君
      上林山榮吉君    神田  博君
      鴨田 宗一君    唐澤 俊樹君
      仮谷 忠男君    川島正次郎君
      川野 芳滿君    菅  太郎君
      木村 公平君    木村 俊夫君
      木村 守江君    北澤 直吉君
      久野 忠治君    久保田円次君
      草野一郎平君    倉成  正君
      藏内 修治君    黒金 泰美君
      小泉 純也君    小坂善太郎君
      小島 徹三君    小平 久雄君
      小山 長規君    纐纈 彌三君
      佐々木秀世君    佐々木義武君
      佐藤 榮作君    佐藤洋之助君
      齋藤 憲三君    坂田 道太君
      櫻内 義雄君    笹本 一雄君
      薩摩 雄次君    志賀健次郎君
      始関 伊平君    椎熊 三郎君
      椎名悦三郎君    重政 誠之君
      篠田 弘作君    澁谷 直藏君
      島村 一郎君    正示啓次郎君
      白浜 仁吉君    周東 英雄君
      鈴木 正吾君    鈴木 善幸君
      園田  直君    田川 誠一君
      田口長治郎君    田澤 吉郎君
      田中伊三次君    田中 榮一君
      田中 正巳君    田邉 國男君
      高田 富與君    高橋清一郎君
      高橋  等君    高見 三郎君
      竹下  登君    竹山祐太郎君
      谷垣 專一君    千葉 三郎君
      津雲 國利君    津島 文治君
      塚原 俊郎君    辻  寛一君
      綱島 正興君    寺島隆太郎君
      渡海元三郎君    徳安 實藏君
      床次 徳二君    内藤  隆君
      中垣 國男君    中島 茂喜君
      中野 四郎君    中村 幸八君
      中村庸一郎君    永田 亮一君
      灘尾 弘吉君    南條 徳男君
      二階堂 進君    丹羽喬四郎君
      丹羽 兵助君    西村 英一君
      西村 直己君    野田 卯一君
      野田 武夫君    羽田武嗣郎君
      長谷川四郎君    長谷川 峻君
      八田 貞義君    早川  崇君
      林   博君    原田  憲君
      廣瀬 正雄君    福家 俊一君
      福田 赳夫君    福田  一君
      福永 一臣君    福永 健司君
      藤井 勝志君    藤枝 泉介君
      藤原 節夫君    藤本 捨助君
      藤山愛一郎君    船田  中君
      古井 喜實君    古川 丈吉君
      保科善四郎君    保利  茂君
      坊  秀男君    細田 吉藏君
      堀内 一雄君    前尾繁三郎君
      前田 正男君    前田 義雄君
      牧野 寛索君    益谷 秀次君
      増田甲子七君    松浦周太郎君
      松田 鐵藏君    松永  東君
      松野 頼三君    松山千惠子君
      三池  信君    水田三喜男君
      宮澤 胤勇君    村上  勇君
      森   清君    森下 國雄君
      保岡 武久君    山口 好一君
      山田 彌一君    山村新治郎君
      米田 吉盛君    米山 恒治君
      早稻田柳右エ門君    安宅 常彦君
      足鹿  覺君    有馬 輝武君
      淡谷 悠藏君    井伊 誠一君
      井手 以誠君    猪俣 浩三君
      石川 次夫君    石田 宥全君
      石橋 政嗣君    石山 權作君
      板川 正吾君    稻村 隆一君
      緒方 孝男君    大柴 滋夫君
      太田 一夫君    岡田 利春君
      岡田 春夫君    加藤 清二君
      片島  港君    勝澤 芳雄君
      勝間田清一君    角屋堅次郎君
      川俣 清音君    河上丈太郎君
      木原津與志君    北山 愛郎君
      久保 三郎君    久保田鶴松君
      栗原 俊夫君    栗林 三郎君
      黒田 寿男君    小林 信一君
      小林  進君    小松  幹君
      兒玉 末男君    五島 虎雄君
      河野  密君    佐々木更三君
      佐藤觀次郎君    佐野 憲治君
      阪上安太郎君    島上善五郎君
      下平 正一君    東海林 稔君
      杉山元治郎君    鈴木茂三郎君
      田口 誠治君    田中織之進君
      田中 武夫君    田邊  誠君
      田原 春次君    多賀谷真稔君
      高田 富之君    高津 正道君
      滝井 義高君    楯 兼次郎君
      辻原 弘市君    坪野 米男君
      戸叶 里子君    堂森 芳夫君
      中澤 茂一君    中島  巖君
      中村 重光君    永井勝次郎君
      楢崎弥之助君    二宮 武夫君
      西村 関一君    西村 力弥君
      野口 忠夫君    野原  覺君
      芳賀  貢君    長谷川 保君
      畑   和君    原   茂君
      日野 吉夫君    肥田 次郎君
      平岡忠次郎君    広瀬 秀吉君
      穗積 七郎君    細迫 兼光君
      堀  昌雄君    前田榮之助君
      松井 政吉君    松井  誠君
      松原喜之次君    松前 重義君
      三宅 正一君    武藤 山治君
      村山 喜一君    森島 守人君
      安井 吉典君    柳田 秀一君
      山内  広君    山口丈太郎君
      山口 鶴男君    山崎 始男君
      山田 長司君    山中 吾郎君
      山中日露史君    山花 秀雄君
      湯山  勇君    横路 節雄君
      横山 利秋君    渡辺 惣蔵君
      井堀 繁男君    稲富 稜人君
      内海  清君    春日 一幸君
      佐々木良作君    田中幾三郎君
      玉置 一徳君    門司  亮君
      本島百合子君
 否とする議員の氏名
      川上 貫一君    志賀 義雄君
     ――――◇―――――
 日程第四 石炭鉱業合理化臨時措置法の一部を改正する法律案(内閣提出)
 日程第五 電力用炭代金精算株式会社法案(内閣提出)
 日程第六 石炭鉱業経理規制臨時措置法案(内閣提出)
 日程第七 重油ボイラーの設置の制限等に関する臨時措置に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出)
 日程第八 産炭地域における中小企業者についての中小企業信用保険に関する特別措置等に関する法律案(内閣提出)
○副議長(原健三郎君) 日程第四、石炭鉱業合理化臨時措置法の一部を改正する法律案、日程第五、電力用炭代金精算株式会社法案、日程第六、石炭鉱業経理規制臨時措置法案、日程第七、重油ボイラーの設置の制限等に関する臨時措置に関する法律の一部を改正する法律案、日程第八、産炭地域における中小企業者についての中小企業信用保険に関する特別措置等に関する法律案、右五案を一括して議題といたします。
○副議長(原健三郎君) 委員長の報告を求めます。石炭対策特別委員長上林山榮吉君。
    ―――――――――――――
  〔報告書は本号末尾に掲載〕
    ―――――――――――――
  〔上林山榮吉君登壇〕
○上林山榮吉君 ただいま議題となりました石炭鉱業合理化臨時措置法の一部を改正する法律案外四法案について、石炭対策特別委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。
 今回提案された五法案は、石炭鉱業の深刻な事態に対して、さきに今国会において成立した石炭鉱業合理化臨時措置法外三法律の改正に引き続き、合理化計画に伴う再就職計画、電力用炭の代金精算、石炭会社の経理規制及び重油ボイラー制限法の延長等、石炭対策全般について所要の施策を講じ、昭和四十二年度までに石炭鉱業の自立と安定をはかるほか、産炭地域の中小企業者について中小企業信用保険の特別措置等を定めるものであります。
 次に、各案の内容を簡潔に申し上げます。
 最初に、石炭鉱業合理化臨時措置法改正案は、第一に、石炭鉱業の合理化及び安定をはかり、合理化実施計画には石炭坑の近代化に関する事項、石炭鉱業の整備に関する事項を定めるものとし、整備計画とともに再就職計画を定めなければならないこと、第二に、石炭鉱業合理化事業団の業務に再建資金の貸し付けを加えること、第三に、省令で定める坑内作業に請負夫を従事させようとする場合は、通商産業大臣の承認を受けなければならないこと、第四に、従来の標準炭価を基準炭価に改め、通商産業大臣の販売価格に関する勧告並びに共同行為の指示についてその要件を改めること、その他鉱区の調整、石炭鉱業審議会について定め、本法の有効期間を昭和五十三年三月三十一日まで延長すること等であります。
 次に、電力用炭代金精算株式会社法案は、政府出資一億円、民間出資二億円の株式会社を創設すること、会社は、電力用炭の代金の受け渡しに関する事業、石炭の銘柄の整備及び輸送の共同化についての調査、あっせん、その他の事業等を行なうこと、電力用炭を販売した石炭販売業者は、会社に対し、トン当たり三円以内の手数料を納めること、本法は、昭和四十六年三月三十一日までに廃止すること等であります。
 第三に、石炭鉱業経理規制臨時措置法案は、石炭会社のうち、石炭鉱業合理化事業団または日本開発銀行からの借り入れ残高が合計五億円以上で政令で定める額をこえ、かつ前一年間の石炭採掘量が十五万トン以上で政令で定める数量をこえているものを通商産業大臣が指定すること、指定を受けた会社は、毎営業年度事業計画及び資金計画を通商産業大臣に届け出ること、利益金の処分については、通商産業大臣の認可を要すること、本法は、昭和四十三年三月三十一日までに廃止すること等であります。
 第四に、重油ボイラーの設置の制限等に関する臨時措置法改正案は、伝熱面積百平方メートル未満の小型ボイラーを本法の適用対象から除外すること、本法の有効期間を昭和四十二年三月三十一日まで延長すること等であります。
 最後に、産炭地域における中小企業者についての中小企業信用保険に関する特別措置等に関する法律案は、産炭地域関係中小企業者が中小企業信用保険制度を利用する場合、産炭地域関係保証については、そのものの付保限度上別ワク扱いとし、保険のてん補率を百分の八十に引き上げ、保険料率を年百分の二以内で、政令で定める率まで引き下げるものとし、本法は昭和四十四年三月三十一日までに廃止する等がその要旨であります。
 五法案は、去る三月二十六日、同月三十日及び六月十日、それぞれ本委員会に付託され、石炭鉱業合理化臨時措置法改正案外三法案は五月十四日、産炭地域の中小企業者についての法律案は六月十一日、それぞれ政府より提案理由の説明を聴取し、六月十三日には稲葉秀三氏を参考人として意見を聴取する等、慎重な審議を行ない、六月二十四日質疑を終了いたしました。引き続き石炭鉱業合理化臨時措置法改正案について、岡田委員の反対討論の後、採決いたしましたところ、本案は多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。次いで、電力用炭代金精算株式会社法案外三法案について採決の結果、四法案はいずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 なお、電力用炭代金精算株式会社法案に対して、長期引き取り契約の履行の確保をはかること、会社が将来流通面の改革推進の母体となるよう育成すること等、石炭鉱業経理規制臨時措置法案に対して、指定会社の社外投資は石炭需要の確保並びに雇用増大に資するよう指導すること、重油ボイラー制限法改正案に対して、石炭需要の確保と増大に努力すること等、最後に、産炭地域の中小企業者についての法律案に対して、政府関係金融機関からの融資の確保をはかるとともに、市中金融機関の中小企業者に対する融資の円滑化をはかること等を内容とする附帯決議をそれぞれ付することに決しました。
 なお、石炭鉱業合理化臨時措置法改正案については、社会党の岡田利春委員から少数意見を留保する旨の発言があったことを申し添えます。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)
    ―――――――――――――
○副議長(原健三郎君) 五案中、日程第四、石炭鉱業合理化臨時措置法の一部を改正する法律案に対しては、岡田利春君より、成規の賛成を得て、少数意見報告書が提出されております。この際、少数意見の報告を求めます。岡田利春君。
    ―――――――――――――
  〔少数意見報告書は本号末尾に掲載〕
    ―――――――――――――
  〔岡田利春君登壇〕
○岡田利春君 ただいま議題となりました石炭鉱業合理化臨時措置法の一部を改正する法律案に対しまして、去る六月二十四日の石炭対策特別委員会における少数意見の留保につきまして、委員会における経過並びにその内容について御報告申し上げます。
 本法案の採決にあたり、日本社会党を代表して岡田利春より、次の反対討論が行なわれました。
  去る四月に開かれました石炭鉱業合理化審議会において、当初政府は閉山規模に対する予算要求として買い上げ四百二十万トンに、さらに保安買い上げ三十万トンを要求いたしたのであります。しかしながら審議会に政府原案として提出されましたものは六百七十一万トンであり、しかもこの六百七十一万トンの閉山規模の審議に際して、九州の地域において百万トン加えて、北海道地域において十八万トンの閉山規模を縮小して五百五十三万トンの閉山規模を確定いたしました。しかもこれに見合う再就職計画が労働省から同様に提出されておりますけれども、昭和三十七年度の三月末で、すでに一万八千四百人の炭鉱労働者が依然としてその職を得ていないわけであります。加えて今年は三万四千二百人の人々が就職するとしても、今年度五万二千八百人の人々が離職をするのでありますから、結局一万八千六百人の人々が昭和三十九年度に持ち越されることになるのであります。再就職計画は、少なくとも有沢調査団の答申、あるいはまた、石炭問題が多くの人々の関心を集めて、発生する離職者がスムーズに雇用の転換できることを願っておることから考えてみましても、非常にこの計画は当初計画よりも遊離いたしておるわけであります。
  さらにまたこの閉山規模を確定するにあたって、特に九州における百万トンの縮小については、三井の田川並びに山野と想定される二山の企業のあり方について意見書が付されておるわけであります。これはいわゆる当該会社の再建のために、この二山は第二会社として存続を認めるべきであるというものであります。いわゆる企業の変更について鉱業審議会がその意見を付するということは、あくまでも鉱業審議会の権限以上の問題であり、行き過ぎであると明確に指摘をしなければならないと思います。このような企業形態を変更することに介入できる権限がはたして審議会にあるでありましょうか。審議会にはこういう権限はないのでありまして、この点明らかに不当であると考えるわけです。
  さらにまた、政府が当初四百五十万トンの予算を要求しておるのにかかわらず、六百七十一万トンという、予算を大幅に上回る閉山規模を原案として審議会に提出いたしましたことは、政府の合理化計画のずさんを明らかに物語っていると考えるのであります。しかも六百七十一万トンというのは、一体どういう根拠に基づいた閉山規模であるかしさいに検討してまいりますと、これは明らかに、石炭資本が希望している閉山規模がすなわち六百七十一万トンであります。それをそのまま政府が原案として審議会にかけたとするならば、一体それらの石炭鉱業の整備計画が、単なる企業の希望のみによって、それを政府が受け売りするという形態をたどることは間違いないと考えるわけです。
  私どもが承知いたしておるところによりますと、有沢調査団の答申に基づくいわゆる閉山規模の毎年次の計画は、一応その骨格が定められておると考えるわけです。したがって、昭和三十八年度閉山の四百二十万トン及び三十万トンは、この有沢調査団の答申に基づき、しかも四十二年度までを想定した年次閉山計画によってこの予算が要求されておると考えるわけであります。ですから今日、政府の石炭鉱業の整備というものは、有沢調査団の計画を上回って、当初の昭和三十八年度計画を通り越し、昭和三十九年度もしくは昭和四十年度計画に及ぶ石炭鉱業の整備を行なっていることを明確に指摘をしなければなりません。
  さらにまた、ただいま議題になりました法律案の改正中、特に労働大臣が再就職計画を定める点についてでありますが、さきに、石炭鉱業審議会において再就職計画を確定しましたのは、現行合理化法に基づく審議会のその他の重要事項で審議の対象になるという判断で、現行合理化法を拡大解釈してこの審議会を強行したところに問題があると思うのであります。もし重要事項がすべて石炭鉱業審議会で審議ができるとするならば、何もあらためてこのように、労働大臣の責任として再就職計画を定めてこれを義務づけるという必要は全然ないと考えるわけであります。そういう意味ではこの拡大解釈というものは明らかに行き過ぎであり、私どもはこの審議会の最終結論はとうてい了承できないわけです。しかもこのような本法の運用については強く反対せざるを得ません。
  特に具体的な改正点についての反対理由の第一点は、本法の一部を改正する法律案の第五条の二項中、石炭鉱業合理化整備計画と再就職計画との関連において、再就職計画が実行困難な場合には、有沢調査団の答申によると、合理化整備計画を調整することが、明らかに委員会においても述べられております。しかし、通産大臣の答弁によりますと、あくまでも、これは再就職計画を変更させて、合理化計画がスムーズに進展できるようにする、したがって、基本になる整備計画を変える意思がない、変える場合は、現行法にもあるように、著しい経済情勢の変動があった場合のみに限るという答弁がなされておるわけです。このことは、明らかに調査団の答申の趣旨と違いますし、有沢団長が委員会において説明した調査団の構想とは大きく食い違っている重要な問題点であります。このように、調査団の答申を取り入れないで、整備計画を優先させ、あくまでも再就職計画は机上のプランであっても、これに合わせるという行き方がとられるということになりますので、この点については、私どもは強い反対の意思を表明する次第です。
  第二点は、第五十七条の二でございます。すなわち、請負夫の使用承認の問題であります。この請負夫の使用承認は、坑内にあっては、一応原則として起業工事のみに限るという方向が出されております。しかしながら、省令案等を検討してまいりますと、この運用については、起業工事のみに限定することは非常に困難であると私どもは理解せざるを得ないわけです。坑内組夫の使用は、当該炭鉱企業における一時的な起業工事のみに限ると、明確に法文化すべきであると考えます。それと同時に、最近の坑外における炭鉱の請負夫の使用は、漸次増大してまいりました。
○副議長(原健三郎君) 岡田君、間もなく制限時間がまいりますので、結論を急いでください。
○岡田利春君(続)
  石炭産業は、御存じのように、一面運搬産業であるといわれております。石炭を掘りくずして、それが坑内から坑外へ、そして商品となって、消費者の手に渡るまでの重量物運搬という性格をこのように表現しておると考えるのであります。今日坑口を出た石炭を坑外の選炭機に運ぶ。さらにまた、坑口から出るボタを坑外の捨て場に搬出をする。あるいはまた、選炭した結果として出る黒いボタは、同様にボタ捨て場に運搬される。これはいずれも、石炭の販売に至るまでの運搬工程に含まれる一貫した職場であると私どもは考えるわけです。しかるに、今日、石炭合理化を急速に推し進めている結果、坑外におけるこれらの職場は、ほとんど組夫に転換されつつあります。白ズリの捨て場、あるいはまた選炭の結果として出る黒ズリの捨て場への運搬作業のみならず、その捨てる作業一切が組夫に転換されております。あるいはまた、これに要する石炭炭車の恒常的な修理についても、組夫がすべて直轄と切りかえられておるのでありますから、これは明らかに行き過ぎであり、この坑外組夫については、当然坑内組夫と同様に規制されるべきであると考えるわけです。
 以上の討論がなされました。採決が行なわれた直後、岡田利春より少数意見の留保について発言がありました。
 ただいま議題となりました法案が原案のまま可決されましたが、私ども反対討論で申し上げましたとおり、一年間にわたる調査団の調査の結果のその答申がされて、本法案の改正となって提出されてまいったわけです。しかし、第一点として……
○副議長(原健三郎君) 岡田君、制限の時間がまいりましたから、発言の中止を命じます。
  〔発言する者多し〕
  〔岡田利春君発言を継続〕
○副議長(原健三郎君) 岡田君、発言の中止を命じます。
  〔岡田利春君なお発言を継続、降壇〕
    ―――――――――――――
  日程第四乃至第八の五案に対する質疑及び討論は五案を一括して行なうべしとの動議(竹山祐太郎君外二十二名提出)
○副議長(原健三郎君) 竹山祐太郎君外二十二名から、日程第四乃至第八の五案に対する質疑及び討論は五案を一括して行なうべしとの動議が提出されました。
 本動議は記名投票をもって採決いたします。
 本動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
○副議長(原健三郎君) 氏名点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投票〕
○副議長(原健三郎君) 投票者の通路をふさがないように願います。急ぎ投票願います。――投票者の通路を妨害しないように願います。
  〔投票継続〕
○副議長(原健三郎君) 通路を押えないようにすみやかに投票を願います。――通路を妨害しないようにあけてください。
  〔投票継続〕
○副議長(原健三郎君) すみやかに御投票願います。通路に立ちどまらないように願います。――立ちどまらないように、すみやかに投票を願います。
  〔投票継続〕
○副議長(原健三郎君) 立ちどまらないように、急いで投票してください。――通路に立ちどまって通路のじゃましないように。
  〔投票継続〕
○副議長(原健三郎君) ただいまから三分以内に投票されるよう望みます。その時間内に投票されない方は棄権とみなします。
  〔投票継続〕
○副議長(原健三郎君) 投票漏れはございませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。――開鎖。
  〔議場開鎖〕
○副議長(原健三郎君) 投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
○副議長(原健三郎君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
 投票総数 二百七十九
  可とする者(白票) 百八十二
  否とする者(青票)  九十七
○副議長(原健三郎君) 右の結果、竹山君外二十二名提出の動議は可決せられました。
    ―――――――――――――
 竹山祐太郎君外二十二名提出の動議を可とする議員の氏名
      安倍晋太郎君    安藤  覺君
      逢澤  寛君    愛知 揆一君
      青木  正君    秋山 利恭君
      天野 公義君    綾部健太郎君
      荒木萬壽夫君    有田 喜一君
      井出一太郎君    井原 岸高君
      井村 重雄君    伊藤 五郎君
      伊藤宗一郎君    伊能繁次郎君
      飯塚 定輔君    池田 清志君
      池田 勇人君    池田正之輔君
      上村千一郎君    植木庚子郎君
      臼井 莊一君    内田 常雄君
      内海 安吉君    浦野 幸男君
      小笠 公韶君    小川 半次君
      小川 平二君    小沢 辰男君
      小澤佐重喜君    小澤 太郎君
      尾関 義一君    大上  司君
      大久保武雄君    大倉 三郎君
      大沢 雄一君    大高  康君
      大野 伴睦君    大橋 武夫君
      大平 正芳君    大森 玉木君
      岡本  茂君    加藤 高藏君
      加藤常太郎君    賀屋 興宣君
      海部 俊樹君    金子 一平君
      金子 岩三君    上林山榮吉君
      鴨田 宗一君    唐澤 俊樹君
      仮谷 忠男君    川島正次郎君
      川野 芳滿君    菅  太郎君
      木村 公平君    木村 俊夫君
      木村 守江君    北澤 直吉君
      久野 忠治君    久保田円次君
      草野一郎平君    倉成  正君
      藏内 修治君    小枝 一雄君
      小島 徹三君    小平 久雄君
      小山 長規君    河野 一郎君
      纐纈 彌三君    佐々木秀世君
      佐々木義武君    佐藤洋之助君
      齋藤 憲三君    坂田 英一君
      坂田 道太君    櫻内 義雄君
      笹本 一雄君    薩摩 雄次君
      志賀健次郎君    始関 伊平君
      椎熊 三郎君    椎名悦三郎君
      重政 誠之君    篠田 弘作君
      島村 一郎君    正示啓次郎君
      白浜 仁吉君    周東 英雄君
      壽原 正一君    鈴木 正吾君
      鈴木 善幸君    瀬戸山三男君
      園田  直君    田川 誠一君
      田口長治郎君    田中伊三次君
      田中 榮一君    田中 角榮君
      田中 正巳君    田邉 國男君
      高田 富與君    高橋清一郎君
      高橋  等君    高見 三郎君
      竹下  登君    竹山祐太郎君
      千葉 三郎君    津雲 國利君
      津島 文治君    辻  寛一君
      綱島 正興君    渡海元三郎君
      徳安 實藏君    床次 徳二君
      富田 健治君    内藤  隆君
      中垣 國男君    中島 茂喜君
      中野 四郎君    中村 幸八君
      中村 寅太君    中村庸一郎君
      灘尾 弘吉君    二階堂 進君
      西村 英一君    野田 卯一君
      野田 武夫君    野原 正勝君
      羽田武嗣郎君    長谷川四郎君
      長谷川 峻君    八田 貞義君
      早川  崇君    林   博君
      原田  憲君    廣瀬 正雄君
      福田  一君    福永 健司君
      藤井 勝志君    藤枝 泉介君
      藤原 節夫君    藤本 捨助君
      藤山愛一郎君    古川 丈吉君
      保科善四郎君    保利  茂君
      堀内 一雄君    前尾繁三郎君
      前田 正男君    前田 義雄君
      牧野 寛索君    益谷 秀次君
      増田甲子七君    松浦周太郎君
      松澤 雄藏君    松永  東君
      松野 頼三君    松山千惠子君
      宮澤 胤勇君    村上  勇君
      毛利 松平君    森下 國雄君
      森田重次郎君    八木 徹雄君
      保岡 武久君    山崎  巖君
      山田 彌一君    山手 滿男君
      山村新治郎君    吉田 重延君
      米田 吉盛君    米山 恒治君
      早稻田柳右エ門君    井堀 繁男君
      内海  清君    佐々木良作君
      田中幾三郎君    西村 榮一君
      門司  亮君    本島百合子君
 否とする議員の氏名
      安宅 常彦君    赤松  勇君
      足鹿  覺君    有馬 輝武君
      淡谷 悠藏君    井伊 誠一君
      井手 以誠君    石川 次夫君
      石田 宥全君    石橋 政嗣君
      石山 權作君    板川 正吾君
      緒方 孝男君    大柴 滋夫君
      太田 一夫君    岡田 利春君
      岡本 隆一君    加藤 清二君
      片島  港君    勝澤 芳雄君
      角屋堅次郎君    川村 継義君
      河上丈太郎君    木原津與志君
      北山 愛郎君    久保 三郎君
      久保田 豊君    栗林 三郎君
      黒田 寿男君    小林 信一君
      小松  幹君    兒玉 末男君
      佐々木更三君    佐野 憲治君
      坂本 泰良君    阪上安太郎君
      島上善五郎君    下平 正一君
      東海林 稔君    杉山元治郎君
      鈴木茂三郎君    田口 誠治君
      田中織之進君    田中 武夫君
      田邊  誠君    田原 春次君
      多賀谷真稔君    高津 正道君
      滝井 義高君    楯 兼次郎君
      辻原 弘市君    坪野 米男君
      戸叶 里子君    堂森 芳夫君
      中澤 茂一君    中村 重光君
      中村 高一君    中村 英男君
      楢崎弥之助君    二宮 武夫君
      西村 力弥君    野口 忠夫君
      野原  覺君    芳賀  貢君
      長谷川 保君    畑   和君
      原   茂君    日野 吉夫君
      肥田 次郎君    平岡忠次郎君
      広瀬 秀吉君    堀  昌雄君
      前田榮之助君    松井 政吉君
      松井  誠君    松原喜之次君
      松前 重義君    三宅 正一君
      武藤 山治君    村山 喜一君
      森島 守人君    安井 吉典君
      柳田 秀一君    山内  広君
      山口丈太郎君    山口 鶴男君
      山崎 始男君    山田 長司君
      山中 吾郎君    山中日露史君
      山花 秀雄君    湯山  勇君
      横路 節雄君    吉村 吉雄君
      和田 博雄君    渡辺 惣蔵君
      志賀 義雄君
     ――――◇―――――
○副議長(原健三郎君) これより五案を一括して質疑を行ないます。順次これを許します。楢崎弥之助君。
  〔楢崎弥之助君登壇〕
  〔発言する者あり〕
○副議長(原健三郎君) 楢崎君、質疑を行なってください。――楢崎君、質疑をやって下さい。
○楢崎弥之助君 私は、ただいま議題になっております石炭関係五法案に対する委員長報告、並びに岡田議員から報告されました少数意見につきまして、池田総理はじめ、それぞれの関係者に順次御質問をいたしたいと存じます。
 そもそも日本の石炭鉱業は、その発生以来、目にあまるほどの手厚い国家庇護のもとに低賃金の労働力を大量に投入することによりまして大きな繁栄を遂げ、ばく大なる利益を上げてまいりました。かくして炭鉱こそは、各財閥の大きなドル箱となっていたのであります。しかも、このような劣悪な労働条件と低賃金のもとでひねり出されてきた利益は、再び炭鉱に投入すべきであるにもかかわらず、それをせずに、その利益は各財閥の本社を通じて高度に蓄積され、その系列産業である重化学工業部門に投下されていったのであります。これがわが国石炭鉱業の歴史的な事実であります。日本の石炭資本は、採掘に必要な新技術、たとえば斜坑技術よりも明らかに能率の高い立て坑技術も戦前はほとんど採用せず、ひたすら炭鉱労働者をこき使い、その骨をしゃぶることによっておのれが奢侈と繁栄の道を求めてまいったのであります。能率の上昇という名の労働強化、合理化という名の首切りによる石炭資本の収奪体制は、今日この瞬間におきましても、その本質を全然変えていないということを、私はあえて強調いたしたいのであります。(拍手)
 石炭資本は、好況のときにはもうけた分は黙ってふところにしまい込みながら、一たん不況になりますと、今度は労働を強化する、首はかってに切る、カルテルは結成する、それでもあきたらずに国の保護を求めて、とにもかくにももうけだけは絶対に手放さない。これが明治、大正、昭和の三代にわたる日本炭鉱資本のどん欲きわまりない真実の姿であります。そうしてその炭鉱資本の繁栄の陰に、去るも地獄、残るも地獄、壁破れ軒傾く炭住の片すみに、飢えに泣く妻子をかかえて生死の境をさまよう炭鉱労働者の去就こそは、石炭危機の深刻化と相まって、まさに重大なる社会問題と相なっております。(拍手)しかも最近に至る政府の一連の石炭政策は、この搾取機構にこそメスを入れるべきであるにもかかわりまぜず、故意に目をおおって全然問題の核心に手を触れようとしないのであります。
 ただいま提案されております石炭関係五法案も、はたして問題の焦点に触れているかどうか、きわめて多くの矛盾点と疑問点を持っていると思うのでありますが、ただいま岡田議員よりはからずも少数意見の報告をお聞きし、問題の所在がいよいよはっきりしてまいりましたので、さらに問題点を掘り下げるために、以下、具体的に質問に入りたいと思います。質問をいたします大臣の順序は不同がございますので、適当にお願いをいたします。
 まず、総理大臣。一昨年秋の臨時国会におきまして、本院は、石炭産業危機打開に関する決議を可決いたしました。その際、総合エネルギー政策の確立を強く要求しているのでありますが、一体総理大臣は、このためにいかなる措置をとっておられますか、これをお伺いいたします。
 次、大蔵大臣。産炭地域に造幣局及びたばこのフィルター工場を設置する計画が進んでいると聞きますが、その内容はどうでありましょうか。また、今年度の二百二十億を上回る資金不足についてどう対処されるのでありますか、これをお伺いいたします。
 次、通産大臣。有沢調査団の答申に基づきまして、石炭鉱業合理化臨時措置法の改正になったといわれておりますが、再雇用計画、鉱区の調整、組夫の規制、基準炭価等、答申のとおりになっておるかどうか。整備計画と再就職計画の調整、組夫の規制もあいまいになっておると思いますが、いかがお考えでありましょうか、お伺いをいたします。
 次、労働大臣。昭和三十年に石炭鉱業合理化臨時措置法が成立して以来、今日まで炭鉱から排除された離職者数は何人に達しておりましょうか。また、これらの再就職状況はどうなっておりますか、お伺いをいたします。
 さらに、総理は、昨年四月五日、炭鉱労働者の代表に対しまして、石炭対策の確立は、雇用の安定が第一であると約束されております。再就職計画の中に次年度繰り越し分として一万八千人を予定しておるのでありますが、この一万八千人は明らかに完全失業であり、総理は労働者への約束を破っていると思いますけれども、この点労働大臣のお考えをお伺いいたします。
 次、建設大臣。今日、道路、工場用地、港湾、ダム等、あらゆる建設部門で巨額の投資が行なわれております。この場合、建設労働者のうちで特に建設機械のオペレーターが不足しておると聞いておりますけれども、これらのオペレーターを、大規模、大量に訓練する機関を設置し、炭鉱離職者を吸収する必要があると思いますけれども、この点をお伺いをいたします。
 次、外務大臣。従来複雑をきわめておりました海外移住業務をこの際一本化いたしまして能率をあげるために、御承知のとおり先般海外移住事業団法が本院を通過したわけでありますが、炭鉱離職者の海外移住問題は、こういう際でありますから特別の意義を持っておると思うのでございますけれども、この炭鉱離職者の海外移住振興策につきまして、外務省関係で特に配慮を払われておる具体策がありますならば、この際これを明らかにしていただきたいと存じます。
 次、自治大臣。産炭地域の地方自治体は疲弊のどん底におちいっております。炭鉱整備の影響を受けて減少した税収に対しまして特別交付税を交付する必要があると思いますけれども、大臣の御見解はいかがでありましょうか。
 次、運輸大臣。大臣も御承知のように、産炭地域における産業振興はきわめて困難であります。大臣は、こうした産炭地域に対しまして、たとえば国鉄車両の整備工場とか、あるいは国鉄工機部のような工場を設置する計画はないのでございましょうか、これをお伺いいたします。
 次、農林大臣。現在の産炭地振興策の中には、特に農業面の施策が全然ないといっても過言ではありません。構造改善事業を推進するにあたりまして、特に産炭地に対しまして、酪農とか畜産、果樹等、適地適産の主産地形成を指導する具体的施策がこの際必要であると思いますけれども、農林大臣いかがお考えでございましょうか。
○副議長(原健三郎君) 楢崎君、間もなく制限時間がまいりますので、結論を急いでください。
○楢崎弥之助君(続) 次、文部大臣。炭鉱離職者が産炭地以外に職を求めた場合、その子弟の教育に困難を感じております。すなわち、中学生までは義務教育でございますけれども、しかし高校では公立への転入が非常に困難になっております。特に大都、市ではこの点著しいものがあると思われますが、具体的な解決策を持っておられましたら、との際お伺いをいたします。
 次、郵政大臣。急激な整備計画の推進によって離職する炭鉱労働者のうち、特に中高年齢者の再就職はきわめて困難であります。この人々の野就職先として郵政事業は最もよい雇用市場のように思われますけれども、現在予定されております以上に雇用できないものでございましょうか、この点をお伺いいたします。
 次、科学技術庁長官。今日の科学技術の進歩は著しいものがありますが、核エネルギー利用化の見通し、及び諸外国における他のエネルギーとの発電コストの比較についてお伺いいたします。
 次、北海道開発庁長官。北海道開発と北海道における産炭地振興策を、どう結びつけて推進するのか、具体策をお伺いいたします。
 最後に、少数意見の報告をされました岡由利春議員にお伺いいたしますが、有沢調査団の答申に基づく、昭和四十二年度を目標とする石炭鉱業の安定時期まで、各年次ごとに、増強、維持、その他の辞別の推移については、どのように理解されておるのでありましょうか。
○副議長(原健三郎君) 楢崎君、制限の時間がまいりましたから、発言の中止を命じます。
  〔発言する者多し〕
  〔楢崎弥之助君発言を継続、降壇〕
  〔国務大臣池田勇人君登壇〕
○国務大臣(池田勇人君) 石炭の総合対策につきましては、すでに御承知のとおり、石炭鉱業調査団の答申並びに昨年十一月閣議決定の石炭対策大綱によりまして、いろいろの施策を講じております。いま御審議願っている法案も、その一連の対策でございます。(拍手)
  〔国務大臣田中角榮君登壇〕
○国務大臣(田中角榮君) 産炭地振興のため、さしあたり専売公社関係のフィルター製造工場の設置につきまして、具体的に準備中であります。
 第二の、資金については、支障のないよう、通産省とも連絡の上、適切に処置いたしたいと存じます。(拍手)
  〔国務大臣福田一君登壇〕
○国務大臣(福田一君) 政府といたしましては、有沢調査団の答申の大綱を尊重いたしまして、整備計画と再雇用計画、組夫の問題、鉱区調整、基準炭価の問題、その他、いずれも五法案のうちにこれを盛り込んでおりますし、また、行政措置によってこれを補完する方針をとっておるわけでございます。(拍手)
  〔国務大臣大橋武夫君登壇〕
○国務大臣(大橋武夫君) 昭和三十四年四月以降本年三月までに、約十二万三千七百人の炭鉱労務者の減少を見ております。しこうして、本年三月までに公共職業安定所の職業紹介により再就職いたしました者は五万三千人、石炭各社の就職あっせん、自己就職等により再就職した者は四万一千人に達しております。このほかにも、帰農あるいは自己営業についた者等が約一万二千人あると見込まれております。なお、現在公共職業安定所に求職中の者は約一万八千人でありますが、転換職場の確保につとめる所存であります。
 離職者の離職と再就職の時期が若干ずれますことは、実際上やむを得ないことと考えます。本年度の再就職計画によれば、約一万八千人の離職者を次年度に持ち越すこととしておりますが、この大半は年度後半に離職する人たちであり、また職業訓練所に入所し、現に訓練受講中の人たち、あるいは雇用予約制度により就職先の内定している人たちをも含めた数であります。これらの人々に対しては、失業保険、就職促進手当により生活の安定を期するほか、集中的な職業指導を加え、早期に安定した職場へ再就職できるよう、十分な措置を講ずる考えであります。(拍手)
  〔国務大臣河野一郎君登壇〕
○国務大臣(河野一郎君) お答えをいたします。
 建設省といたしましては、労働省と十分協議をいたしまして、善処いたしたいと考えております。(拍手)
  〔国務大臣大平正芳君登壇〕
○国務大臣(大平正芳君) 炭鉱離職者の海外移住につきましては、今日まで、ブラジル等に五百四十一家族、二千七百名の渡航が実現しておりまして、現地における営農等の成績はきわめて良好でございます。したがいまして、今後、私どもといたしましては、雇用促進事業団と協力いたしまして、訓練の充実等、ことしから増額になりました海外移住加算金の制度の運用によりまして、この促進に努力いたしたいと思います。(拍手)
  〔国務大臣篠田弘作君登壇〕
○国務大臣(篠田弘作君) 産炭地における財政需要の増高及び財政収入の減少に対しましては、お説のとおり特別交付税の増額はもちろん、地方交付税の概算払い、つなぎ資金の融資及び起債等によりまして、万全を期しておる次第でございます。(拍手)
  〔国務大臣綾部健太郎君登壇〕
○国務大臣(綾部健太郎君) お答えいたします。
 運輸省といたしましては極力車両工場、修理工場等について目下検討しまして、国策に沿う石炭対策に寄与いたしたいと考えております。(拍手)
  〔国務大臣重政誠之君登壇〕
○国務大臣(重政誠之君) 産炭地の農業振興事業につきましては、各産炭地の実情に即応いたしましてやらなければならぬと考えております。産炭地の特殊事情を考慮いたしまして、指導の濃密化をはかり、構造改善事業の実施につきましても、実施基準を弾力的に運営いたしまして、農業の振興をはかるつもりでおります。(捕手)
  〔国務大臣荒木萬壽夫君登壇〕
○国務大臣(荒木萬壽夫君) お答えいたします。
 高等学校生徒の転入学につきましては、校長が、欠員等を考慮して善処できることになっておりますが、数が少ない場合はそれでよろしゅうございますが、ある程度まとまっておりますときに問題かと思います。さような場合は、都道府県教育委員会に適時適切な指導を行ないまして、善処いたしたいと思っております。(拍手)
  〔国務大臣川島正次郎君登壇〕
○国務大臣(川島正次郎君) 北海道開発局の施行します公共事業につきましては、なるべく炭鉱離職者を使うように指導いたしております。(拍手)
  〔国務大臣小沢久太郎君登壇〕
○国務大臣(小沢久太郎君) お答えいたします。
 郵政関係といたしまして、炭鉱離職者は本年度は千名予定しております。労働省と連絡いたしまして、ただいま第一回を募集中でございますが、本年度の千名に対しましては極力消化する所存で努力中でございます。(拍手)
  〔政府委員内田常雄君登壇〕
○政府委員(内田常雄君) 主要各国の原子力発電の現状は、現に稼働中のものに計画中のものを加えますと、米国が約二百万キロワット、英国が三百万キロワット等でございまして、わが国におきましては、現に建設中の東海発電所が十六万六千キロでございますけれども、昭和四十五年までには百万キロワットをこえる設備が完成する見込みでございます。
 なお原子力発電のコストは、現状におきましては、日本ばかりでなしに、各国におきまして、重油専焼火力のコストよりも若干劣りますけれども、昭和四十五年くらいまでには重油専焼火力と大体匹敵するくらいに低下することが見込まれております。(拍手)
  〔岡田利春君登壇〕
○岡田利春君 楢崎議員にお答えいたします。
 各大臣の答弁は非常に不親切でありますから、私は親切に御答弁申し上げたいと思います。(拍手)
 まず昭和三十三年以来、炭鉱労働者の整理の状況は、昭和三十三年に対し昭和三十四年は二万六千八百八十一人の人が解雇されております。三十四年から三十五年にかけて、同様二万五千百五十六人、三十五年から三十六年にかけて三万三千百三十人、三十六年から三十七年にかけて三万八千七百七十九人、さらに今年度三万四千四百人が予定されておりますから、この五カ年で十五万八千三百四十人の炭鉱労働者がその職場を追われるということに相なるわけです。
 特にこれを炭鉱の規模別に見てまいりますと、旧方式による買い上げは、昭和三十六年以前までに買い上げた炭鉱数は二百十炭鉱で四百二十二万トン、昭和三十六年度には三十二炭鉱で百一万トン、昭和三十七年度は二十六炭鉱で七十八万二千ントで、合計二百六十八炭鉱、六百一万トンであります。さらに、昭和三十七年度の新方式では、五十三炭鉱二百六十七万トンが買い上げられております。したがって、合理化事業団関係だけで三百二十一炭鉱で、八百六十九万トンの炭鉱が整理をされております。加えて、石炭鉱山保安臨時措置法による買い上げ炭鉱は、今日まで四十炭鉱で六十六万七千トンでございます。したがって、これらを総計いたしますと三百六十一の炭鉱がつぶされ、出炭数で見ますと九百三十五万トンであります。今年度をこれに加えますと、実に一千四百六十六万トンの炭鉱が昭和三十八年度末までにつぶされるという結果に相なります。
 なお、組夫の実情でございますが、昭和三十八年の三月末で組夫総数は二万六千百四十八人でございます。このうち坑内組夫は一万八千五百六十一人でありまして、坑外における組夫は七千五百八十七人であります。しかしながら、炭鉱においても、坑外に臨時夫が四千六百八十三人おりますから、実に坑外組夫並びに臨時夫は一万二千二百七十人に相なるわけです。実に、これは、今日の炭鉱在籍者の二割を占める数字でございます。
 さらに、未亡人並びに身体障害者のお尋ねでありますが、炭鉱における死亡者は、昭和三十三年で六百三十二人、さらにまた、昭和三十四年で五首七十四人、三十六年が六百四十二人、三十七年で四百九十一人、このように、毎年炭鉱では多くの人々が死亡いたしております。これを重傷で見ますと、昭和三十六年で二万五千八百七十人、昭和三十七年で二万六千三百三十一人であります。したがって、このように多くの人々が死亡し、その入れかえ作業になった未亡人が今日その職業の転換ができ得ない状態にございます。大手十八社だけで千七百九十四人の未亡人が今日存在をいたしておるわけです。したがって、毎年二万五千人以上の人々が重傷いたすわけでございますから、当然、この中に含まれておる身体障害者は、今日山が閉山になってもスムーズに雇用の転換ができない悲惨な状態にあることを御報告申し上げておきたいと思います。
 最後に、増強群並びに維持群その他の群について、このようなグループに分ける作業は、政府の所得倍増計画を立案するにあたってエネルギー小委員会が開かれ、ここで初めてこのようなわが国の産炭構造を三つのグループに分ける、このように公表されておるわけです。そこで、大体その他の群は暫時、昭和四十二年度までこれを廃山にするというグループであります。維持群につきましては、現状出炭規模を維持する炭鉱並びに縮小維持する二つの性格を持ったグループが含まれておるわけであります。増強群につきましては、新鉱開発並びに将来に向かって出炭規模を拡大するグループがこのグループに含まれておるわけです。
 そこで、わが国のエネルギーの長期需給見通しは、エネルギー小委員会において昭和四十五年並びに昭和五十五年、約二十年間を見通してこの需給計画が一応想定されました。これがわが国における初めての長期エネルギーの見通しでございます。しかし、これは、OEECにおけるロビンソン報告を一応お手本にして、日本の実情を若干加味して作文的にこの需給の見通しを立てた、ここに重大な欠陥があると思うわけであります。したがって、わが国の長期エネルギー需給の見通しは、今日まで詳しい作業が行なわれていないのであります。今後発表されるでありましょうところの電気聖業の審議会、この答申はおそらく八月の末ないし九月に出てまいります。加えて、廃業構造調査会におけるエネルギー部会の報告が九月ごろ答申されると聞いております。したがって、今日、政府がこの長期エネルギー政策を打ち立てるためには、まだ相当の日時を要するものと考えておる次第であります。
 以上、簡単でございますけれども、答弁にかえる次第です。(拍手)
○副議長(原健三郎君) 松井政吉君。
  〔松井政吉君登壇〕
○松井政吉君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題になっております石炭関係諸法案について、総理並びに関係大臣にその所見をお伺いいたしたいと存ずるのであります。
 まず第一に、石炭全体の対策について、政府の基本的姿勢をお伺いいたしたいのであります。日本における石炭関係法案は、その数世界一といわれるほど数があるのでありますが、その裏づけとなるべき政策が伴わないのもまた世界一だと思います。(拍手)そこで、池田さんは、第三十九回臨時国会の予算委員会において、私の質問に対して、「石炭は日本の最も重要な産業の一つであります。地下資源としてこれが第一だと考えておるのであります。」とお答えになっておりますが、その後部分的な解決の方向が見られるのでありますが、根本的な解決策の熱意を認めることができないのであります。総理が地下資源として最も重要だと考えながら、いまだに国民全体の納得いくような根本策の樹立ができない理由を、まず最初にお伺いいたしたいのであります。
 さらに、政府のエネルギー政策について、その取り組み方に私は非常に不満を感ずるのであります。三十九回国会以来、石炭危機とともに、日本におけるエネルギーに対する総合基本政策の樹立が各界から要望され、一昨年秋の臨時国会における決議で明確に方向づけをしたにもかかわらず、その後政府は総合的エネルギー政策を忘れて、石炭についても狭い視野からの無理な合理化を進め、労働者にその犠牲を押しつけるのみであります。したがって、総合エネルギーから見た石炭の地位の安定度合いも明らかにされず、五千五百万トンという数字を繰り返し、重油の輸入についての根本的な手も打たず、エネルギー産業の構造改編も行なわず、何を考えているのか理解に苦しむところであります。総理大臣並びに科学技術庁長官に、エネルギーに対する基本策を明らかにしていただきたいと思います。(拍手)
 次に、重油使用の規制についてお伺いいたします。重油ボイラー規制に関する法律は、本年の十月に切れることになっていると思われます。したがって、期限延長の法案の内容がただいま議案になっているものでありますが、最近における重油の輸入はものすごい勢いで伸びてきています。すなわち、重油専焼火力発電所が関西を中心にどんどん設立され、石炭を圧迫する度合いはさらに強まりつつある現状であります。いまヨーロッパでは、重油専焼により発散する亜硫酸ガスが空気をよごし、人体にまで害を及ぼすという学者の意見があると聞いておりますが、もしそうだとするならば、外国資本による謀略的重油の輸入は、日本における唯一のエネルギー資源である石炭産業を麻痺させるのみならず、人体にまでその害を及ぼすことになるが、重油規制に対する総理の見解と、人体に及ぼす影響があるかないか、明確にお答えを願いたいと存じます。(拍手)
 堺、淀川、姫路、尾鷲等をはじめ、重油専焼は著しい勢いで進んでおりますが、現在石炭という国内資源との競争意識で重油の価格が安くとも、競争相手である国内石炭産業が壊滅の状態になったときには、国際石油資本は必ず重油の値上げを迫ることは火を見るより明らかであります。(拍手)すでに外国ではこの対策を樹立して、自国の石炭を守り、強固なる民族的産業基盤と、エネルギー資源確保のために、重油に対し思い切った規制を行なっているといわれるが、外国で行なっている政策がなぜ日本の池田内閣でやれないのか、その基本対策について、総理大臣並びに関係大臣の考え方をお伺いしたいのであります。
 次に、電力用炭代金精算株式会社法案でありますが、石炭の需要は今後電力に重点を置くべきととは当然であります。価格の問題を考えても、地域経済等を考慮しても、電力用炭のワクは政策的に考えるべきものであり、したがって、本法案の業務設定の基本に規定すべきだと思いますが、本法案にはその基本となるべき電力用炭確保の方法がないのはどういうわけか、通産大臣にお伺いいたしたいのであります。
 さらにまた、ややもすれば電力用炭をめぐって、大企業と中小企業との間におけるカロリー当たり炭価の高低と価格政策の矛盾等の状態が必ずあらわれると思われるが、これについての見解を明らかにしていただきたいと存じます。
 さらに、代金の精算会社をつくり、弱肉強食的なこそくな措置よりも一歩進めて、電力用炭の販売会社を一本化すべきだと思うが、その見解を総理大臣並びに通産大臣に明らかにしていただきたいと思います。西ドイツ等の現在行なっておる状況等も参考にすべきだと思いますが、あわせてお聞かせ願いたいと思います。(拍手)
 さらに、貯炭の操作、供給の安定、輸入炭の管理等、電力用炭のみならず、需給調整の基本的機関たらしめる必要があると思うが、その見解をお伺いいたしたいのであります。
 次に、石炭鉱業経理規制臨時措置法案についてでありますが、経理規制は当然でありまして、むしろおそきに失した感があります。従来の日本の石炭資本家は、石炭の利益で観光事業に投資したり、いわゆる社外投資を行ない、資金的にもみずからの石炭そのものを危機に導いたり、そのしわ寄せを今日労働者に転嫁した等の例は幾らもありますが、本法案で十分に所期の目的を達成し得るかどうか、通産、大蔵両大臣から母体的な規制の方法についてお聞かせ願いたいと存じます。(拍手)
 次に、産炭地域における中小企業者についての中小企業信用保険に関する特別措置等に関する法律案についてお伺いをいたします。石炭山が廃山続出の地域は、山に働いている労働者が失業するのみではなく、その地域の商工業者をはじめ、住民全体の生活の問題であります。特に商業者が売り掛け代金不払いのために店じまいのやむなきに至っている例は数えるにいとまがありません。通産大臣にお伺いいたしますが、全国で売り掛け代金の不払い等の状態になっておる額はどの程度か、また店じまい、転居、移転のやむなきになっておる件数はどのくらいか、この法律程度の措置では足らざるものがあると思うが、さらに処置を考えているかどうか。本法案によると、産炭地域内の業者の事務所の移転、事業の転換が対象になっておるが、さらに近い将来、適用拡大する意思はあるかどうか。これは保険関係、金融関係の問題でありますから、通産、大蔵両大臣からお答え願いたいと存じます。
 最後に、私は石炭産業の構造そのものについて、総理大臣並びに関係大臣にお伺いいたしたいのであります。昭和三十年八月に石炭鉱業合理化法が成立して以来八年、その間三十万人をこえていた炭鉱労働者は、石炭資本の無能と政府の無為無策によって、その半数が山を追われ、具体的な雇用対策のないままにその日の生活に苦しんでいる者すら存在している現状であります。各国のエネルギー政策の基本を見ても、石炭にその重点を置いているにもかかわらず……
○副議長(原健三郎君) 松井君、間もなく制限時間がまいりますので、簡単に願います。
○松井政吉君(続) いまなおわが国ではエネルギー全体の中における石炭の地位も明らかにされず、五千五百万トンの需要の安定も、努力するという段階から一歩も進展せず、あまつさえ電力等は、経済性の名において重油専焼をますます進めて石炭需要を苦しくしている現状であります。政府は、この際、イデオロギーにこだわらず、思い切った社会化の方向をとるべきだと思うが、総理はいかように考えておるか、お答え願いたいと存じます。英国、フランスは国有であり、イタリアは電力国有化法案を国会に提出したと聞いております。西ドイツにおいても、総合エネルギーの中における石炭の地位は明確に確保しております。米国でさえ、一時重油に押された石炭は五億トン台から三億トン台に落ちたが、現在では四億トンをこえているといわれるのであります。諸外国の保守党内閣の行なっている政策を、日本の保守党である池田内閣はなぜやれないのか。この際、イデオロギーにとらわれず、社会化を進め、石炭、電力は国有化の方向をとるべきだと思うが、見解をお伺いしたい。もしやれないとするならば、どういう理由でやれないのか、その理由を明確に聞かせていただきたいと思います。
 私の質問を終わります。(拍手)
  〔国務大臣池田勇人君登壇〕
○国務大臣(池田勇人君) お答えいたします。
 政府の石炭対策は国民が納得していないというお話でございますが、私は、国民は大部分納得してくださっておると確信いたしておる。(拍手)すなわち、石炭鉱業調査団の意見を聞き、政府もまた政府の施策として石炭政策大綱を国民に示し、いまだかつてやっていないあらゆる施策を、離職者あるいは合理化あるいは需要確保、石炭鉱業の近代化あるいは産炭地振興等各種の措置をやっておるのでございます。私は、国民は大多数納得してくださるものと確信を持っております。
 次にエネルギー問題。エネルギー問題は、わが国経済活動の基盤をなすものでございます。単に石炭だけから考えるべき問題ではございません。すなわちエネルギーの経済性の問題とか、あるいは供給の安定性、また地域の経済問題、あるいは雇用、国際収支、各般の観点から考えなければならぬのでございまして、私は、この意味において、ただいまの政府の政策は当を得たものと確信いたしております。
 なお、重油規制につきましては、従来どおりいま御審議願っておるので、今後も規制していく考えでございます。
 なお、石炭鉱業の国有化につきましては、いろいろお話がございますが、われわれのとっておる経済体制から申しても、また、日本の石炭鉱業を近代化、合理化する上からいっても、私は国有化にも反対でございます。(拍手)
  〔国務大臣福田一君登壇〕
○国務大臣(福田一君) お答えをいたします。
 重油ボイラー規制の問題につきまして、専焼火力が増大しておる。したがって、今後ますます石炭が圧迫されるではないかというお話でございますけれども、これについては、御承知のように、電力会社に対しましてわれわれはいろいろの行政指導あるいは種々の話し合いによりまして、われわれが要望するだけの石炭は十分使ってもらうようにいたしておりますから、そういうおそれはないと信じております。
 なお、ばい煙等の問題に関して御質問がございましたけれども、いまだこれははっきりした結果は出ておらないとわれわれは考えておりますが、今後の問題としては十分研究をさしていただきます。
 電力の用炭の問題につきまして、一体これを十分に確保することができるかどうかということでありますが、これは先ほど申し上げましたとおり、われわれは十分予定されたとおり確保する方針でございます。
 また、大企業と中小企業との間で炭価の基準が相違しておるのではないか、ということでありますが、これは順次さや寄せをするように指導をいたしてまいりたいと存じます。
 販売会社をつくってはどうかというお話でございますが、これはいわゆる石炭国営に相通ずることに相なりますので、われわれはその必要を認めておらないわけでございます。
 経理規制の問題についてお答えをいたしますが、経理規制令はこれで目的を達し得るか、特に社外投資をやった場合にどうするのかということでありますが、これにつきましては十分われわれはその計画を提出させまして、もしそういう弊害が非常に起きるような場合には、これを監督し、また禁止するような場合も考慮いたしながら、この経理規制令を運用いたしてまいりたいと存じておる次第でございます。
 なお、産炭地のいわゆる中小企業の売り掛け金の問題でございますが、回収不能の分は二十二億円前後と予定しておるのでございますが、われわれとしては、今度の措置によって十分目的を達し得るものであると考えておるわけでございます。(拍手)
  〔国務大臣田中角榮君登壇〕
○国務大臣(田中角榮君) 通産大臣が申し上げましたとおり、石炭鉱業の経理規制につきましては、おおむね本臨時措置法をもちまして、その目的が達成できると考えております。
 産炭地の地元の商工業者の問題でございますが、もちろん、との振興、救済につきましては、政府も意を用いておるところでございまして、休閉山等によりまして未収金があります商工業者につきましては徴税延伸、その他の適切な処置をとっております。
 金融につきましても御承知のとおり、国民金融公庫、中小企業金融公庫等で十分なる配慮をいたしておるわけでございます。(拍手)
  〔政府委員内田常雄君登壇〕
○政府委員(内田常雄君) 経済成長に伴いまして、エネルギー需要額が飛躍的に増加いたしておりますことは御承知のとおりでございますので、科学技術庁といたしましては、石炭とか原子力に限らず、エネルギー給源の多元性、多様性ということを考慮に置きまして、原子力発電を適当な地位に置き、また石炭につきましては、その利用技術を開発する等、妥当な計画を検討、開発をいたしておる次第でございます。(拍手)
    ―――――――――――――
  質疑終局の動議(竹山祐太郎君外二十二名提出)
○副議長(原健三郎君) 竹山祐太郎君外二十二名より、質疑終局の動議が提出されました。
 本動議を採決いたします。
 この採決は記名投票をもって行ないます。竹山君外二十二名提出の質疑終局の動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
○副議長(原健三郎君) 氏名点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投票〕
○副議長(原健三郎君) 投票者の通路をふさがないようにお願いいたします。――投票者の通路を妨害しないように、すみやかに御投票願います。
  〔投票継続〕
○副議長(原健三郎君) 立ちどまらないように願います。急ぎ投票してください。通路を妨害しないように。
  〔投票継続〕
○副議長(原健三郎君) 立ちどまらないように急いで投票を願います。――急ぎ投票を願います。――立ちどまらないように急ぎ御投票願います。――すみやかに投票されんことを望みます。
  〔投票継続〕
○副議長(原健三郎君) ただいまから二分以内に投票されるように望みます。その時間内に投票されない方は棄権とみなします。
  〔投票継続〕
○副議長(原健三郎君) 間もなく制限時間がまいりますが、投票漏れはございませんか。
  〔「ある」と呼ぶ者あり〕
  〔投票継続〕
○副議長(原健三郎君) 投票漏れはございませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。――開鎖。
  〔議場開鎖〕
○副議長(原健三郎君) 投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
○副議長(原健三郎君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
 投票総数 三百十
  可とする者(白票) 百九十八
  否とする者(青票)  百十二
○副議長(原健三郎君) 右の結果、質疑は終局するに決しました。
    ―――――――――――――
 竹山祐太郎君外二十二名提出質疑終局の動議を可とする議員の氏名
      安倍晋太郎君    安藤  覺君
      相川 勝六君    逢澤  寛君
      愛知 揆一君    青木  正君
      赤澤 正道君    秋山 利恭君
      足立 篤郎君    綾部健太郎君
      荒木萬壽夫君    荒舩清十郎君
      有田 喜一君    井原 岸高君
      井村 重雄君    伊藤宗一郎君
      伊能繁次郎君    飯塚 定輔君
      生田 宏一君    池田 清志君
      石田 博英君    稻葉  修君
      宇田 國榮君    上村千一郎君
      植木庚子郎君    臼井 莊一君
      内田 常雄君    浦野 幸男君
      小川 半次君    小川 平二君
      小沢 辰男君    小澤 太郎君
      尾関 義一君    大久保武雄君
      大沢 雄一君    大高  康君
      大野 伴睦君    大橋 武夫君
      大平 正芳君    大森 玉木君
      岡崎 英城君    岡田 修一君
      岡本  茂君    加藤 高藏君
      加藤常太郎君    賀屋 興宣君
      海部 俊樹君    金子 一平君
      金子 岩三君    金丸  信君
      上林山榮吉君    神田  博君
      鴨田 宗一君    唐澤 俊樹君
      仮谷 忠男君    川島正次郎君
      川野 芳滿君    菅  太郎君
      簡牛 凡夫君    木村 公平君
      木村 俊夫君    木村 守江君
      北澤 直吉君    久野 忠治君
      草野一郎平君    倉成  正君
      藏内 修治君    黒金 泰美君
      小泉 純也君    小枝 一雄君
      小金 義照君    小坂善太郎君
      小平 久雄君    小山 長規君
      纐纈 彌三君    佐々木秀世君
      佐藤洋之助君    坂田 英一君
      坂田 道太君    薩摩 雄次君
      志賀健次郎君    始関 伊平君
      椎名悦三郎君    重政 誠之君
      篠田 弘作君    澁谷 直藏君
      島村 一郎君    正示啓次郎君
      白浜 仁吉君    周東 英雄君
      鈴木 正吾君    鈴木 善幸君
      砂原  格君    瀬戸山三男君
      關谷 勝利君    田川 誠一君
      田口長治郎君    田澤 吉郎君
      田中伊三次君    田中 榮一君
      田中 角榮君    田中 龍夫君
      田中 正巳君    田邉 國男君
      高橋 英吉君    高橋清一郎君
      高橋  等君    高見 三郎君
      竹下  登君    竹山祐太郎君
      谷垣 專一君    津雲 國利君
      津島 文治君    塚原 俊郎君
      辻  寛一君    綱島 正興君
      寺島隆太郎君    渡海元三郎君
      徳安 實藏君    床次 徳二君
      富田 健治君    内藤  隆君
      中垣 國男君    中島 茂喜君
      中野 四郎君    中村 幸八君
      中村 寅太君    灘尾 弘吉君
      二階堂 進君    丹羽喬四郎君
      丹羽 兵助君    西村 英一君
      西村 直己君    野田 卯一君
      野原 正勝君    羽田武嗣郎君
      長谷川四郎君    長谷川 峻君
      八田 貞義君    濱地 文平君
      濱野 清吾君    早川  崇君
      林   博君    原田  憲君
      廣瀬 正雄君    福家 俊一君
      福田 篤泰君    福田  一君
      福永 一臣君    福永 健司君
      藤井 勝志君    藤枝 泉介君
      藤原 節夫君    藤本 捨助君
      藤山愛一郎君    古井 喜實君
      古川 丈吉君    保利  茂君
      細田 吉藏君    堀内 一雄君
      本名  武君    前尾繁三郎君
      前田 正男君    前田 義雄君
      益谷 秀次君    増田甲子七君
      松浦周太郎君    松澤 雄藏君
      松田 鐵藏君    松永  東君
      松野 頼三君    松山千惠子君
      三木 武夫君    水田三喜男君
      南好  雄君    毛利 松平君
      森下 國雄君    森田重次郎君
      森山 欽司君    八木 徹雄君
      保岡 武久君    山田 彌一君
      山手 滿男君    吉田 重延君
      米山 恒治君    横山 利秋君
      井堀 繁男君    稲富 稜人君
      受田 新吉君    内海  清君
      春日 一幸君    佐々木良作君
      田中幾三郎君    玉置 一徳君
      西尾 末廣君    西村 榮一君
      門司  亮君    本島百合子君
 否とする議員の氏名
      安宅 常彦君    有馬 輝武君
      淡谷 悠藏君    井伊 誠一君
      井手 以誠君    猪俣 浩三君
      石川 次夫君    石橋 政嗣君
      石山 權作君    板川 正吾君
      緒方 孝男君    大柴 滋夫君
      大原  亨君    太田 一夫君
      岡田 利春君    岡本 隆一君
      加藤 勘十君    加藤 清二君
      片島  港君    勝澤 芳雄君
      勝間田清一君    角屋堅次郎君
      川俣 清音君    川村 継義君
      河上丈太郎君    河野  正君
      木原津與志君    北山 愛郎君
      久保 三郎君    久保田鶴松君
      久保田 豊君    栗林 三郎君
      黒田 寿男君    小林 信一君
      小林  進君    小松  幹君
      兒玉 末男君    五島 虎雄君
      佐々木更三君    佐藤觀次郎君
      佐野 憲治君    坂本 泰良君
      阪上安太郎君    實川 清之君
      島上善五郎君    島本 虎三君
      下平 正一君    東海林 稔君
      杉山元治郎君    鈴木茂三郎君
      田口 誠治君    田中織之進君
      田中 武夫君    田邊  誠君
      田原 春次君    多賀谷真稔君
      高田 富之君    高津 正道君
      滝井 義高君    楯 兼次郎君
      辻原 弘市君    戸叶 里子君
      堂森 芳夫君    中村 重光君
      中村 高一君    中村 英男君
      永井勝次郎君    楢崎弥之助君
      成田 知巳君    二宮 武夫君
      西村 関一君    西村 力弥君
      野口 忠夫君    野原  覺君
      長谷川 保君    畑   和君
      原   茂君    日野 吉夫君
      肥田 次郎君    広瀬 秀吉君
      帆足  計君    穗積 七郎君
      細迫 兼光君    堀  昌雄君
      前田榮之助君    松井 政吉君
      松井  誠君    松原喜之次君
      三宅 正一君    武藤 山治君
      村山 喜一君    森島 守人君
      森本  靖君    八木 一男君
      安井 吉典君    安平 鹿一君
      柳田 秀一君    山内  広君
      山口丈太郎君    山口 鶴男君
      山崎 始男君    山田 長司君
      山中 吾郎君    山中日露史君
      山花 秀雄君    湯山  勇君
      横路 節雄君    吉村 吉雄君
      和田 博雄君    渡辺 惣蔵君
      川上 貫一君    谷口善太郎君
     ――――◇―――――
○副議長(原健三郎君) この際、一時間休憩いたします。
   午後六時一分休憩
     ――――◇―――――
   午後七時三十一分開議
○副議長(原健三郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
     ――――◇―――――
○副議長(原健三郎君) これより五案を一括して討論を行ないます。順次これを許します。細迫兼光君。
  〔細迫兼光君登壇〕
○細迫兼光君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました石炭関係の法案中、石炭鉱業合理化臨時措置法の一部改正案に対しては反対、その他の法案に対しましては賛成の討論を行なおうとするものであります。(拍手)
 御承知のように、この石炭鉱業合理化法は、昭和三十年の国会で成立したものでありまして、以来八年を経過しております。しかるにこの八年間、石炭鉱業は合理化どころか重大な危機に直面し、大きな社会問題となっていることは、まさに政府の失政からくるものであり、まことに寒心にたえないところであります。(拍手)
 石炭鉱業合理化法は、今回の改正案も含めまして、過去何回か改正されたのでありますが、この法律の根底にあるものが、合理化という、名前は非常に大げさでありますが、この名前に値しない、単なる炭鉱の整備法であるのであります。石炭鉱業の根本を立て直すものではなかったことがいまや明らかであります。本改正案も結局は炭鉱をより急速に整備し、労働者の首を切りやすくするという、そのためのこう薬ばり的な改正案であります。そうしたねらいを持っておる限り、石炭鉱業の抜本的解決は期し得ないのでありまして、私は、まず政府に、かようなこそくな場当たり対策的改正案の提出を取り下げて、新たなる観点に立って、石炭鉱業の安定的発展策を提起するように強く望んでおく次第であります。
 次に、私が申し上げたい点は、総合エネルギー政策の確立についてであります。総合エネルギー政策の確立につきましては、一昨年秋の臨時国会において決議されたところであります。すなわち、この決議では、「わが国石炭鉱業を安定させるためには、政府はすみやかに総合エネルギー対策を確立して、エネルギー全体の中に占める石炭の地位を明確にし、その恒久的な安定を図るとともに、政府、石炭経営者、労働者、石炭需要者その他関係機関が強い協力体制を確立し、適切な対策を強く推進することが必要である。」と強調いたしたのであります。特に、この決議は、「総合エネルギー対策の樹立に当たっては、国産エネルギー源を安定供給源として重視する方針を堅持し、輸入エネルギー源については、長期の見通しを慎重に検討する」ということにしておるのであります。この国会決議が行なわれてからでも、すでに約二年が経過しておるのでありますが、それにもかかわらず、いまだに何らの対策もなされていないのはどういうわけであるか。国会決議は決して儀礼的なものではないはずでありまして、政府の施策を拘束するものでなければならぬと思うのであります。政府の怠慢は、強く責められなくてはならないと考えるものであります。
 私は、この決議にもありますように、総合エネルギー政策の樹立にあたっては、まず第一に、国産エネルギー源を安定供給源とし、増大するエネルギー需要の中に第一義的に位置づける、こういうことが必要であると思うのであります。この場合、外国エネルギーは調整的役割りを果たすべきものであります。第二には、エネルギーの長期需給計画及び年次計画を樹立し、その総合調整をはかるためにエネルギー基本法を制定すべきであると思うのであります。(拍手)第三に、エネルギー行政の一元化を推進するため、動力省を設置すべきであると思います。この動力省構想については、すでに諸外国でもとられている機構でありまして、わが国のごとく通産行政の一つとしてのエネルギー行政では、その計画的調整は実現せられないことはきわめて明瞭であります。
 最後に私が強調しておきたい点は、石炭鉱業の国有化についてであります。これはさきに松井議員も質問において触れましたように、石炭鉱業の国有化につきまして、いまや問題にせざるを得ない段階にまで立ち至っておると思うのであります。総合エネルギー政策の制度的な確立のないまま、いかに石炭鉱業に対するこう薬ばり的な政策を進めても、問題の解決にはなりません。むしろ現実には危機をますます深めているのであります。石炭調査団の答申は、明らかに石炭の企業自立の政策を提起したものでありますが、しかし、その答申大綱をしさいに検討いたしますると、むしろ雇用の安定と石炭の地位を確立する道は、石炭鉱業の生産体制自体にメスを入れる以外にはないということを、言外にほのめかしているものであります。すでに利潤追求を第一義とする資本主義的な私企業では限界にきていることは、識者の一致する見解と見られるのであります。国民の蓄積である国家資金を大量に投入し、国の手によって労働者の首を切りながら、なおかつ何一つ解決し得ない石炭企業を、これ以上私企業のままに放置しなければならない理由はどこにもないのであります。(拍手)抜本的な解決案を求めんとすればするほど、私企業としてのワクがおもしとなりまして、これが問題解決最大の障害要素となっておるのであります。
○副議長(原健三郎君) 細迫君、間もなく制限時間がまいりますので、簡単に願います。
○細迫兼光君(続) 石炭の国有化は、もはや資本主義国におきましても実現の段階にきておるのであります。御承知のとおり、イギリスにおきましては労働党政権によりましてこれが実現し、保守党におきましてもこれをあえて変更しようとしていないのであります。あるいはフランスにおきましてはすでに公社化されております。キリスト教民主党の指導下にあるイタリアでさえ、最近電力国有化法を国会に提出するという、こういう良識さを示しておるのであります。エネルギー産業の国有化はもはや世界的な趨勢でありまして、この世界的流れからひとりわが国だけが超然としていることは許されない情勢になってきておるのであります。(拍手)石炭産業の国有化は、まさに総合エネルギー政策確立の主軸となるべきものであり、石炭政策確立が必然的に求める帰結であります。いまこそ政府は勇断をもって石炭鉱業の国有化を国民の前に明らかに約束し、国民経済発展の基盤を確立するための法的措置をとることをここに強く要望いたしまして、その他の法案につきましては、過去の経過もありますので、われわれは賛成をいたします。(拍手)
○副議長(原健三郎君) 渡辺惣蔵君。
  〔渡辺惣蔵君登壇〕
○渡辺惣蔵君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました石炭鉱業合理化臨時措置法の一部改正案に焦点をしぼって、その反対討論を行なうものであります。
 私がこの改正案に反対する第一の理由は、この改正案では真の石炭鉱業の安定は期し得ないと考えるからであります。昨年の四月五日、池田総理が炭鉱労働者に約束した重要な点は、炭鉱労働者の雇用の安定にあったはずであります。続いて発足した石炭鉱業調査団も、抜本的な石炭政策を確立する前提は炭鉱労働者の雇用の安定にあることを確認し、この前提に立って具体的な調査検討がなされたはずであります。しかるに、石炭鉱業調査団は石炭資本及び財界の圧力に屈して、調査検討の過程において、当初の大前提とされていた炭鉱労働者の雇用の安定を巧みに石炭産業の安定にすりかえられて、それが石炭政策大綱に盛り込まれて答申されたのであります。政府は、このように雇用の安定という前提をくずした答申大綱に対しては、まずその誤りを正すとともに、はっきりと炭鉱労働者の雇用の安定をはかることを、石炭鉱業合理化臨時措置法の改正案に盛り込んで提案すべきであったと思うのであります。
 ただいま議題となっておる改正案は、第一条の目的を「石炭鉱業の合理化」だけではなく、「石炭鉱業の合理化及び安定」と改めているのでありますが、この「安定」は企業の安定であって、雇用の安定を何ら明確にはしておらないのであります。炭鉱労働者の雇用の安定のないところに、石炭鉱業の安定を期待することはできません。すなわち、私が本改正案に反対せんとする第一の理由であります。
 第二の反対する理由は、本改正案の意図しておる整備計画が、再就職計画の裏づけを伴うよう義務づけられていないという点であります。石炭鉱業調査団の有沢団長は、再就職計画の裏づけのない整備計画はいたさせない、かりに再就職について十分な計画ができない場合には、整備計画を変更することになる、と言明いたしておったのであります。しかるに、本改正案は、整備計画の実施に伴って、新しい職場に就職を余儀なくされる鉱山労働者について再就職計画を定めることになっているにもかかわらず、どこまでも整備計画、すなわち首切り計画が主であって、それに従属して再就職計画が立てられるようになっておるのであります。(拍手)この考え方は、明らかに本末転倒であり、さか立ちしておるのであります。保障すべきものは再就職計画であって、整備計画ではないのであります。しかしながら、政府の本末転倒した、このさか立ちした考え方は、昭和三十八年度の合理化計画にも、そのまま踏襲されております。去る四月二十四日の石炭鉱業合理化審議会は、昭和三十八年度の閉山規模を五百五十三万トン、離職者数三万二千九百人ときめられました。この計画は、昨年末閣議で決定された石炭政策大綱において示された閉山規模四百四十万トンをさらに百十三万トンも上回るものであって、石炭業界のバスに乗りおくれまいとする便乗的な合理化要請をそのままうのみにしたものであります。(拍手)本年度の予算では、対策を必要とする離職者数二万九千六百人と計上されておりますが、今回は、この計画すら三千三百人もオーバーしておるのであります。三十七年度から持ち越されておる一万八千四百人を加えて、今年度は五万一千人の再就職計画が緊急の課題になろうとしているのであります。しかるに、この再就職計画は、政府関係機関などへの採用者数二千八百人と、産炭地域振興事業によるボタ山処理に千二百人というのが比較的確実な数字である程度であって、他は広域職業紹介や会社のあっせんによる就職予定などに依存しようとするものであって、全く第三者まかせの不確実要素がきわめて強いのであります。しかも、問題なのは、整備計画の裏づけとなる再就職計画がこのように不安定なものであるばかりでなく、さらに一万八千六百人が三十九年度の再就職計画に持ち込まれているという点であります。約二万人の離職者が就職の機会から完全に締め出されることを想定するようなでたらめきわまる計画を、あえて再就職計画として呼ぶことは断じて許すことができないのであります。(拍手)
 特に石炭政策大綱が答申されてわずか半年も経ないのに、九州では百万トン、北海道では十三万トンと、突如閉山規模を増加させてしまいました。したがって、数年間にわたり九州地方の炭鉱地帯が荒廃にまかされ、数万の離職者家族が失業者として滞留し、市町村は財政窮之のため壊滅的打撃を受けておるのに、政府は、産炭地振興対策すら何ら具体化せずに、停滞のままに放置されており、北海道においても美唄市においては、本日の新聞の発表によりますと、ついに美唄は一カ月後に閉山、九州の山野は九月三十日に、田川は来年の三月三十一日に第二会社にするということが今晩の夕刊に出ておるのであります。こういう状態でございますから、北海道における美唄にいたしましても、あるいは歌志内における北炭神威、空知鉱の閉山問題のために、両市もまた壊滅的打撃に瀕しておるのであります。池田総理は、本年四月の地方選挙にあたって、各地において産炭地振興策を説き、そして産炭地には国営企業を誘致するということを宣伝しておりながら、今日きまりましたのは、わずかに田川にたばこのフィルター工場を設置するということが一昨日の閣議に話題にのぼった程度であって、美唄市におけるいわゆる国鉄の車両修理工場も、あるいはまた歌志内における、歌志内、赤平を中心とする共同火力の問題その他何ら手がついておらないというのが今日の実情であります。(拍手)このように、離職を余儀なくされている炭鉱労働者について、再就職計画も産炭地振興計画も、一顧だに与えておらないのでありまして、私は絶対に容認できないところであります。
 石炭鉱業の安定と、そこに働く労働者の生活を向上させ、わが国唯一のエネルギー資源を活用して、国民経済の発展に寄与させるためにとるべき第一の任務は、総合エネルギー政策の確立であります。そして、今後急増が予想されるエネルギー需要に対して、国内エネルギー資源を第一義的に位置づけし、その供給の安定的拡大策をはかるべきであります。
 第二は、私的独占のもとに置かれている石炭鉱区を解放して、石炭鉱業を社会化すべきであるということを考えるのであります。石炭鉱業の安定を名目としているが、終局は石炭資本の利益のみを擁護するために本改正案は提案されておるのでありまして、かような資本家本位の、独占本位の合理化計画に対しましては、断じて反対せざるを得ません。(拍手)しかも、このエネルギー対策については、すでに松井君あるいは細迫君も触れておりますように、欧州各国の例を取り上げるまでもなく、今日エネルギー産業については、社会化、国有化の政策がとられ、公的規制が加えられているのが現状であります。このような世界的な趨勢に対して、ひとり……
○副議長(原健三郎君) 渡辺君、問もなく制限時間がまいりますので、結論をお急ぎ願います。
○渡辺惣蔵君(続) わが国のみが炭鉱の社会化に目をふさぎ、独占資本のみを擁護しようとすることは断じて許されません。私は、ただに石炭鉱業だけでなく、電力、石油を含めた全エネルギー産業の社会化政策を今日直ちに提案することを要望いたしまして、私の本法案に対する反対討論を終わるものであります。(拍手)
    ―――――――――――――
  討論終局の動議(竹山祐太郎君外二十二名提出)
○副議長(原健三郎君) 竹山祐太郎君外二十二名より、討論終局の動議が提出されました。
 本動議を採決いたします。
 この採決は記名投票をもって行ないます。竹山祐太郎君外二十二名提出の討論終局の動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
○副議長(原健三郎君) 氏名点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投票〕
○副議長(原健三郎君) 急ぎ御投票願います。――急ぎ御投票願います。
  〔投票継続〕
○副議長(原健三郎君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。――開鎖。
  〔議場開鎖〕
○副議長(原健三郎君) 投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
○副議長(原健三郎君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
 投票総数 三百一
  可とする者(白票) 百九十四
  否とする者(青票)   百七
○副議長(原健三郎君) 右の結果、討論は終局するに決しました。
    ―――――――――――――
 竹山祐太郎君外二十二名提出討論終局の動議を可とする議員の氏名
      安倍晋太郎君    安藤  覺君
      相川 勝六君    逢澤  寛君
      愛知 揆一君    青木  正君
      赤城 宗徳君    赤澤 正道君
      秋田 大助君    秋山 利恭君
      綾部健太郎君    荒木萬壽夫君
      荒舩清十郎君    有田 喜一君
      井出一太郎君    井原 岸高君
      井村 重雄君    伊藤 五郎君
      伊藤宗一郎君    飯塚 定輔君
      生田 宏一君    池田 清志君
      一萬田尚登君    宇田 國榮君
      上村千一郎君    植木庚子郎君
      臼井 莊一君    内田 常雄君
      内海 安吉君    浦野 幸男君
      小川 半次君    小川 平二君
      小沢 辰男君    小澤佐重喜君
      小澤 太郎君    尾関 義一君
      大上  司君    大久保武雄君
      大高  康君    大野 伴睦君
      大平 正芳君    大森 玉木君
      岡崎 英城君    岡本  茂君
      加藤 高藏君    加藤常太郎君
      賀屋 興宣君    海部 俊樹君
      金子 一平君    金子 岩三君
      金丸  信君    上林山榮吉君
      鴨田 宗一君    仮谷 忠男君
      川野 芳滿君    菅  太郎君
      簡牛 凡夫君    木村 公平君
      木村 俊夫君    木村 守江君
      北澤 直吉君    久野 忠治君
      草野一郎平君    倉成  正君
      藏内 修治君    黒金 泰美君
      小泉 純也君    小枝 一雄君
      小金 義照君    小坂善太郎君
      小島 徹三君    小平 久雄君
      小山 長規君    纐纈 彌三君
      佐々木秀世君    佐々木義武君
      佐藤洋之助君    佐伯 宗義君
      坂田 道太君    櫻内 義雄君
      笹本 一雄君    薩摩 雄次君
      始関 伊平君    島村 一郎君
      正示啓次郎君    白浜 仁吉君
      周東 英雄君    壽原 正一君
      鈴木 正吾君    鈴木 善幸君
      砂原  格君    瀬戸山三男君
      關谷 勝利君    田川 誠一君
      田口長治郎君    田澤 吉郎君
      田中伊三次君    田中 榮一君
      田中 正巳君    田邉 國男君
      高田 富與君    高橋 英吉君
      高橋清一郎君    高橋  等君
      高見 三郎君    竹下  登君
      竹山祐太郎君    谷垣 專一君
      千葉 三郎君    津雲 國利君
      津島 文治君    塚原 俊郎君
      辻  寛一君    綱島 正興君
      寺島隆太郎君    渡海元三郎君
      徳安 實藏君    床次 徳二君
      富田 健治君    内藤  隆君
      中島 茂喜君    中野 四郎君
      中村 梅吉君    中村 幸八君
      中村 寅太君    中山 榮一君
      永田 亮一君    二階堂 進君
      丹羽喬四郎君    丹羽 兵助君
      西村 英一君    野田 卯一君
      野田 武夫君    野原 正勝君
      羽田武嗣郎君    橋本登美三郎君
      長谷川四郎君    八田 貞義君
      濱田 幸雄君    濱地 文平君
      濱野 清吾君    早川  崇君
      林   博君    原田  憲君
      廣瀬 正雄君    福田 赳夫君
      福田 篤泰君    福田  一君
      福永 健司君    藤井 勝志君
      藤枝 泉介君    藤原 節夫君
      藤本 捨助君    古井 喜實君
      古川 丈吉君    保科善四郎君
      保利  茂君    細田 吉藏君
      堀内 一雄君    本名  武君
      前尾繁三郎君    前田 正男君
      前田 義雄君    増田甲子七君
      松浦周太郎君    松永  東君
      松山千惠子君    三池  信君
      南好  雄君    宮澤 胤勇君
      毛利 松平君    森   清君
      森下 國雄君    森田重次郎君
      森山 欽司君    八木 徹雄君
      保岡 武久君    山田 彌一君
      山手 滿男君    山中 貞則君
      吉田 重延君    米田 吉盛君
      米山 恒治君    早稻田柳右エ門君
      井堀 繁男君    稲富 稜人君
      受田 新吉君    内海  清君
      佐々木良作君    田中幾三郎君
      玉置 一徳君    西尾 末廣君
      門司  亮君    本島百合子君
 否とする議員の氏名
      安宅 常彦君    有馬 輝武君
      淡谷 悠藏君    井伊 誠一君
      井手 以誠君    猪俣 浩三君
      石川 次夫君    石田 宥全君
      石橋 政嗣君    石山 權作君
      板川 正吾君    稻村 隆一君
      緒方 孝男君    大柴 滋夫君
      大原  亨君    太田 一夫君
      岡田 利春君    岡田 春夫君
      加藤 勘十君    加藤 清二君
      片島  港君    勝澤 芳雄君
      勝間田清一君    角屋堅次郎君
      川俣 清音君    川村 継義君
      河上丈太郎君    河野  正君
      北山 愛郎君    久保 三郎君
      久保田 豊君    黒田 寿男君
      小林 信一君    小松  幹君
      兒玉 末男君    五島 虎雄君
      河野  密君    佐々木更三君
      佐野 憲治君    坂本 泰良君
      阪上安太郎君    實川 清之君
      島上善五郎君    島本 虎三君
      下平 正一君    東海林 稔君
      杉山元治郎君    鈴木茂三郎君
      田口 誠治君    田中 武夫君
      田邊  誠君    田原 春次君
      多賀谷真稔君    高田 富之君
      高津 正道君    滝井 義高君
      楯 兼次郎君    辻原 弘市君
      坪野 米男君    戸叶 里子君
      堂森 芳夫君    中澤 茂一君
      中村 重光君    中村 高一君
      永井勝次郎君    楢崎弥之助君
      二宮 武夫君    西村 関一君
      西村 力弥君    野口 忠夫君
      野原  覺君    芳賀  貢君
      畑   和君    原   茂君
      原   彪君    日野 吉夫君
      肥田 次郎君    平岡忠次郎君
      広瀬 秀吉君    穗積 七郎君
      細迫 兼光君    堀  昌雄君
      前田榮之助君    松井 政吉君
      松井  誠君    松前 重義君
      三木 喜夫君    武藤 山治君
      村山 喜一君    森島 守人君
      森本  靖君    八木 一男君
      安井 吉典君    安平 鹿一君
      柳田 秀一君    山内  広君
      山口丈太郎君    山口 鶴男君
      山田 長司君    山中日露史君
      山花 秀雄君    湯山  勇君
      横路 節雄君    横山 利秋君
      吉村 吉雄君    渡辺 惣蔵君
      谷口善太郎君
     ――――◇―――――
○副議長(原健三郎君) これより採決に入ります。
 まず、石炭鉱業合理化臨時措置法の一部を改正する法律案につき採決いたします。
 この採決は記名投票をもって行ないます。本案の委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決するに賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
○副議長(原健三郎君) 氏名点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投票〕
○副議長(原健三郎君) 立ちどまらぬように、急ぎ御投票願います。――通路に立ちどまらないように、すみやかに御投票願います。――急ぎ御投票願います。通路を妨害しないように。
  〔投票継続〕
○副議長(原健三郎君) 通路を妨害しないように、急ぎ御投票願います。――とどまらないように、急いで御投票願います。――急ぎ御投票願います。――とどまらないように、すみやかに御投票願います。――急ぎ御投票願います。
  〔投票継続〕
○副議長(原健三郎君) ただいまから二分以内に投票されるように望みます。その時間内に投票されない方は棄権とみなします。
  〔投票継続〕
○副議長(原健三郎君) 間もなく制限時間がまいりますが、投票漏れはございませんか。――投票漏れはございませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。――開鎖。
  〔議場開鎖〕
○副議長(原健三郎君) 投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
○副議長(原健三郎君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
 投票総数 三百六
  可とする者(白票)  百九十
  否とする者(青票)  百十六
○副議長(原健三郎君) 右の結果、石炭鉱業合理化臨時措置法の一部を改正する法律案は委員長報告のとおり可決いたしました。(拍手)
    ―――――――――――――
 石炭鉱業合理化臨時措置法の一部を改正する法律を委員長報告の通り決するを可とする議員の氏名
      安藤  覺君    相川 勝六君
      逢澤  寛君    愛知 揆一君
      青木  正君    赤城 宗徳君
      赤澤 正道君    秋田 大助君
      秋山 利恭君    綾部健太郎君
      荒木萬壽夫君    荒舩清十郎君
      有田 喜一君    井出一太郎君
      井原 岸高君    井村 重雄君
      伊藤 五郎君    伊藤宗一郎君
      飯塚 定輔君    生田 宏一君
      池田 清志君    池田 勇人君
      石井光次郎君    一萬田尚登君
      今松 治郎君    宇田 國榮君
      上村千一郎君    植木庚子郎君
      臼井 莊一君    内田 常雄君
      内海 安吉君    浦野 幸男君
      江崎 真澄君    小川 半次君
      小川 平二君    小沢 辰男君
      小澤佐重喜君    小澤 太郎君
      尾関 義一君    大上  司君
      大久保武雄君    大高  康君
      大野 伴睦君    大平 正芳君
      大森 玉木君    岡崎 英城君
      岡本  茂君    加藤 高藏君
      加藤常太郎君    賀屋 興宣君
      海部 俊樹君    金子 一平君
      金子 岩三君    金丸  信君
      上林山榮吉君    鴨田 宗一君
      仮谷 忠男君    川野 芳滿君
      菅  太郎君    簡牛 凡夫君
      木村 公平君    木村 俊夫君
      木村 守江君    北澤 直吉君
      久野 忠治君    草野一郎平君
      倉成  正君    藏内 修治君
      黒金 泰美君    小泉 純也君
      小枝 一雄君    小金 義照君
      小坂善太郎君    小島 徹三君
      小平 久雄君    小山 長規君
      纐纈 彌三君    佐々木秀世君
      佐々木義武君    佐藤洋之助君
      佐伯 宗義君    坂田 道太君
      櫻内 義雄君    笹本 一雄君
      薩摩 雄次君    始関 伊平君
      島村 一郎君    正示啓次郎君
      白浜 仁吉君    周東 英雄君
      壽原 正一君    鈴木 正吾君
      鈴木 善幸君    砂原  格君
      瀬戸山三男君    關谷 勝利君
      田川 誠一君    田口長治郎君
      田澤 吉郎君    田中伊三次君
      田中 榮一君    田中 正巳君
      田邉 國男君    高田 富與君
      高橋 英吉君    高橋清一郎君
      高橋  等君    高見 三郎君
      竹下  登君    竹山祐太郎君
      谷垣 專一君    千葉 三郎君
      津雲 國利君    津島 文治君
      塚原 俊郎君    辻  寛一君
      綱島 正興君    寺島隆太郎君
      渡海元三郎君    徳安 實藏君
      床次 徳二君    富田 健治君
      内藤  隆君    中垣 國男君
      中島 茂喜君    中野 四郎君
      中村 梅吉君    中村 幸八君
      中村 寅太君    中山 榮一君
      永田 亮一君    二階堂 進君
      丹羽喬四郎君    丹羽 兵助君
      西村 英一君    野田 卯一君
      野田 武夫君    野原 正勝君
      羽田武嗣郎君    橋本登美三郎君
      長谷川四郎君    八田 貞義君
      濱田 幸雄君    濱地 文平君
      濱野 清吾君    早川  崇君
      林   博君    原田  憲君
      廣瀬 正雄君    福田 赳夫君
      福田 篤泰君    福田  一君
      福永 一臣君    福永 健司君
      藤井 勝志君    藤枝 泉介君
      藤原 節夫君    藤本 捨助君
      古井 喜實君    古川 丈吉君
      保科善四郎君    保利  茂君
      細田 吉藏君    堀内 一雄君
      本名  武君    前尾繁三郎君
      前田 正男君    前田 義雄君
      増田甲子七君    松浦周太郎君
      松永  東君    松山千惠子君
      三池  信君    水田三喜男君
      南好  雄君    宮澤 胤勇君
      毛利 松平君    森   清君
      森下 國雄君    森田重次郎君
      森山 欽司君    八木 徹雄君
      保岡 武久君    山田 彌一君
      山手 滿男君    山中 貞則君
      吉田 重延君    米田 吉盛君
      米山 恒治君    早稻田柳右エ門君
 否とする議員の氏名
      安宅 常彦君    有馬 輝武君
      淡谷 悠藏君    井伊 誠一君
      井手 以誠君    猪俣 浩三君
      石川 次夫君    石田 宥全君
      石橋 政嗣君    石山 權作君
      板川 正吾君    稻村 隆一君
      緒方 孝男君    大柴 滋夫君
      大原  亨君    太田 一夫君
      岡田 利春君    岡田 春夫君
      加藤 勘十君    加藤 清二君
      片島  港君    勝澤 芳雄君
      勝間田清一君    角屋堅次郎君
      川俣 清音君    川村 継義君
      河上丈太郎君    河野  正君
      北山 愛郎君    久保 三郎君
      久保田 豊君    栗林 三郎君
      黒田 寿男君    小林 信一君
      小松  幹君    兒玉 末男君
      五島 虎雄君    河野  密君
      佐々木更三君    佐野 憲治君
      坂本 泰良君    阪上安太郎君
      實川 清之君    島上善五郎君
      島本 虎三君    下平 正一君
      東海林 稔君    杉山元治郎君
      鈴木茂三郎君    田口 誠治君
      田中 武夫君    田邊  誠君
      田原 春次君    多賀谷真稔君
      高田 富之君    高津 正道君
      滝井 義高君    楯 兼次郎君
      辻原 弘市君    坪野 米男君
      堂森 芳夫君    中澤 茂一君
      中村 重光君    中村 高一君
      永井勝次郎君    楢崎弥之助君
      二宮 武夫君    西村 関一君
      西村 力弥君    野口 忠夫君
      野原  覺君    芳賀  貢君
      畑   和君    原   茂君
      原   彪君    日野 吉夫君
      肥田 次郎君    平岡忠次郎君
      広瀬 秀吉君    穗積 七郎君
      細迫 兼光君    堀  昌雄君
      前田榮之助君    松井 政吉君
      松井  誠君    松前 重義君
      三木 喜夫君    三宅 正一君
      武藤 山治君    村山 喜一君
      森島 守人君    八木 一男君
      安平 鹿一君    柳田 秀一君
      山内  広君    山口丈太郎君
      山口 鶴男君    山田 長司君
      山中日露史君    山花 秀雄君
      湯山  勇君    横路 節雄君
      横山 利秋君    吉村 吉雄君
      渡辺 惣蔵君    井堀 繁男君
      稲富 稜人君    受田 新吉君
      内海  清君    佐々木良作君
      田中幾三郎君    玉置 一徳君
      西尾 末廣君    門司  亮君
      本島百合子君    谷口善太郎君
     ――――◇―――――
○副議長(原健三郎君) 次に、電力用炭代金精算株式会社法案につき採決いたします。
 この採決は記名投票をもって行ないます。本案の委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決するに賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
○副議長(原健三郎君) 氏名点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投票〕
○副議長(原健三郎君) 通路に立ちどまらないように願います。
  〔投票継続〕
○副議長(原健三郎君) 通路を妨害しないように、急ぎ御投票を願います。――急ぎ御投票願います。――急ぎ御投票願います。
  〔投票継続〕
○副議長(原健三郎君) ただいまから二分以内に投票せられるように望みます。その時間内に投票されない方は棄権とみなします。
  〔投票継続〕
○副議長(原健三郎君) 間もなく制限時間がまいりますが、投票漏れはございませんか。
  〔投票継続〕
○副議長(原健三郎君) 投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。――開鎖。
  〔議場開鎖〕
○副議長(原健三郎君) 投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
○副議長(原健三郎君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
 投票総数 三百十二
  可とする者(白票) 三百十一
  否とする者(青票)    一
○副議長(原健三郎君) 右の結果、電力用炭代金精算株式会社法案は委員長報告のとおり可決いたしました。
    ―――――――――――――
 電力用炭代金精算株式会社法案を委員長報告の通り決するを可とする議員の氏名
      安倍晋太郎君    安藤  覺君
      相川 勝六君    逢澤  寛君
      愛知 揆一君    青木  正君
      赤城 宗徳君    赤澤 正道君
      秋田 大助君    秋山 利恭君
      天野 公義君    綾部健太郎君
      荒木萬壽夫君    荒舩清十郎君
      有田 喜一君    井出一太郎君
      井原 岸高君    井村 重雄君
      伊藤 五郎君    伊藤宗一郎君
      飯塚 定輔君    生田 宏一君
      池田 清志君    池田 勇人君
      石井光次郎君    今松 治郎君
      宇田 國榮君    宇野 宗佑君
      上村千一郎君    植木庚子郎君
      臼井 莊一君    内田 常雄君
      内海 安吉君    浦野 幸男君
      江崎 真澄君    小笠 公韶君
      小川 半次君    小川 平二君
      小沢 辰男君    小澤佐重喜君
      小澤 太郎君    尾関 義一君
      大上  司君    大久保武雄君
      大高  康君    大野 伴睦君
      大平 正芳君    大森 玉木君
      岡崎 英城君    岡本  茂君
      加藤 高藏君    加藤常太郎君
      賀屋 興宣君    海部 俊樹君
      金子 一平君    金子 岩三君
      金丸  信君    上林山榮吉君
      神田  博君    鴨田 宗一君
      唐澤 俊樹君    仮谷 忠男君
      菅  太郎君    簡牛 凡夫君
      木村 公平君    木村 俊夫君
      北澤 直吉君    久野 忠治君
      草野一郎平君    倉成  正君
      藏内 修治君    黒金 泰美君
      小泉 純也君    小枝 一雄君
      小金 義照君    小坂善太郎君
      小島 徹三君    小平 久雄君
      小山 長規君    纐纈 彌三君
      佐々木秀世君    佐々木義武君
      櫻内 義雄君    笹本 一雄君
      薩摩 雄次君    始関 伊平君
      椎名悦三郎君    島村 一郎君
      正示啓次郎君    白浜 仁吉君
      周東 英雄君    壽原 正一君
      鈴木 正吾君    鈴木 善幸君
      砂原  格君    關谷 勝利君
      田川 誠一君    田口長治郎君
      田澤 吉郎君    田中伊三次君
      田中 榮一君    田中 正巳君
      田邉 國男君    高田 富與君
      高橋 英吉君    高橋清一郎君
      高橋  等君    高見 三郎君
      竹下  登君    竹山祐太郎君
      谷垣 專一君    千葉 三郎君
      津雲 國利君    津島 文治君
      塚原 俊郎君    辻  寛一君
      綱島 正興君    寺島隆太郎君
      渡海元三郎君    徳安 實藏君
      床次 徳二君    内藤  隆君
      中垣 國男君    中島 茂喜君
      中野 四郎君    中村 梅吉君
      中村 幸八君    中村 寅太君
      中山 榮一君    永田 亮一君
      二階堂 進君    丹羽喬四郎君
      丹羽 兵助君    西村 英一君
      野田 卯一君    野田 武夫君
      野原 正勝君    羽田武嗣郎君
      橋本登美三郎君    長谷川四郎君
      濱田 幸雄君    濱野 清吾君
      早川  崇君    林   博君
      原田  憲君    廣瀬 正雄君
      福田 赳夫君    福田 篤泰君
      福田  一君    福永 一臣君
      福永 健司君    藤井 勝志君
      藤枝 泉介君    藤原 節夫君
      藤本 捨助君    藤山愛一郎君
      船田  中君    古井 喜實君
      古川 丈吉君    保科善四郎君
      保利  茂君    細田 吉藏君
      堀内 一雄君    本名  武君
      前尾繁三郎君    前田 正男君
      前田 義雄君    増田甲子七君
      松浦周太郎君    松澤 雄藏君
      松永  東君    松野 頼三君
      松山千惠子君    三池  信君
      水田三喜男君    村上  勇君
      毛利 松平君    森   清君
      森下 國雄君    森山 欽司君
      八木 徹雄君    保岡 武久君
      山口 好一君    山田 彌一君
      山手 滿男君    山中 貞則君
      吉田 重延君    米田 吉盛君
      米山 恒治君    早稻田柳右エ門君
      安宅 常彦君    赤松  勇君
      足鹿  覺君    有馬 輝武君
      淡谷 悠藏君    井伊 誠一君
      井手 以誠君    猪俣 浩三君
      石川 次夫君    石田 宥全君
      石橋 政嗣君    石山 權作君
      板川 正吾君    稻村 隆一君
      大柴 滋夫君    大原  亨君
      太田 一夫君    岡田 利春君
      岡田 春夫君    加藤 勘十君
      加藤 清二君    片島  港君
      勝澤 芳雄君    勝間田清一君
      角屋堅次郎君    川俣 清音君
      川村 継義君    河上丈太郎君
      河野  正君    木原津與志君
      北山 愛郎君    久保 三郎君
      久保田 豊君    栗林 三郎君
      黒田 寿男君    小林 信一君
      小松  幹君    兒玉 末男君
      五島 虎雄君    河野  密君
      佐々木更三君    佐野 憲治君
      坂本 泰良君    阪上安太郎君
      實川 清之君    島上善五郎君
      島本 虎三君    下平 正一君
      東海林 稔君    杉山元治郎君
      鈴木茂三郎君    田口 誠治君
      田中 武夫君    田邊  誠君
      田原 春次君    多賀谷真稔君
      高田 富之君    高津 正道君
      滝井 義高君    楯 兼次郎君
      辻原 弘市君    坪野 米男君
      戸叶 里子君    堂森 芳夫君
      中澤 茂一君    中村 重光君
      中村 高一君    中村 英男君
      永井勝次郎君    楢崎弥之助君
      成田 知巳君    二宮 武夫君
      西村 関一君    西村 力弥君
      野口 忠夫君    野原  覺君
      芳賀  貢君    畑   和君
      原   茂君    原   彪君
      日野 吉夫君    肥田 次郎君
      平岡忠次郎君    広瀬 秀吉君
      穗積 七郎君    堀  昌雄君
      前田榮之助君    松井 政吉君
      松井  誠君    松前 重義君
      三木 喜夫君    三宅 正一君
      武藤 山治君    村山 喜一君
      森島 守人君    森本  靖君
      八木 一男君    安井 吉典君
      安平 鹿一君    柳田 秀一君
      山内  広君    山口丈太郎君
      山口 鶴男君    山田 長司君
      山中日露史君    山花 秀雄君
      山本 幸一君    湯山  勇君
      横路 節雄君    横山 利秋君
      吉村 吉雄君    渡辺 惣蔵君
      井堀 繁男君    稲富 稜人君
      受田 新吉君    内海  清君
      田中幾三郎君    玉置 一徳君
      西尾 末廣君    門司  亮君
      本島百合子君
 否とする議員の氏名
      谷口善太郎君
     ――――◇―――――
○副議長(原健三郎君) 次に、石炭鉱業経理規制臨時措置法案につき採決いたします。
 この採決は記名投票をもって行ないます。本案の委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決するに賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
○副議長(原健三郎君) 氏名点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投票〕
○副議長(原健三郎君) 急ぎ投票願います。――急ぎ投票を願います。立ちどまらないように。
  〔投票継続〕
○副議長(原健三郎君) ただいまから二分以内に投票されるように望みます。その時間内に投票されない方は棄権とみなします。
  〔投票継続〕
○副議長(原健三郎君) 間もなく制限時間がまいりますが、投票漏れはございませんか。
  〔「ある」と呼ぶ者あり〕
  〔投票継続〕
○副議長(原健三郎君) 投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。――開鎖。
  〔議場開鎖〕
○副議長(原健三郎君) 投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
○副議長(原健三郎君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
 投票総数 三百四
  可とする者(白票)  三百三
  否とする者(青票)    一
○副議長(原健三郎君) 右の結果、石炭鉱業経理規制臨時措置法案は委員長の報告のとおり可決いたしました。
    ―――――――――――――
 石炭鉱業経理規制臨時措置法案を委員長報告の通り決するを可とする議員の氏名
      安倍晋太郎君    安藤  覺君
      相川 勝六君    逢澤  寛君
      愛知 揆一君    青木  正君
      赤城 宗徳君    赤澤 正道君
      秋田 大助君    秋山 利恭君
      天野 公義君    綾部健太郎君
      荒木萬壽夫君    荒舩清十郎君
      有田 喜一君    井出一太郎君
      井原 岸高君    井村 重雄君
      伊藤 五郎君    伊藤宗一郎君
      飯塚 定輔君    生田 宏一君
      池田 清志君    池田 勇人君
      今松 治郎君    宇田 國榮君
      宇野 宗佑君    上村千一郎君
      植木庚子郎君    臼井 莊一君
      内田 常雄君    内海 安吉君
      江崎 真澄君    小川 半次君
      小川 平二君    小沢 辰男君
      小澤佐重喜君    小澤 太郎君
      尾関 義一君    大上  司君
      大久保武雄君    大高  康君
      大野 伴睦君    大平 正芳君
      大森 玉木君    岡崎 英城君
      加藤 高藏君    加藤常太郎君
      賀屋 興宣君    海部 俊樹君
      金子 一平君    金子 岩三君
      上林山榮吉君    神田  博君
      鴨田 宗一君    唐澤 俊樹君
      菅  太郎君    簡牛 凡夫君
      木村 公平君    木村 俊夫君
      木村 守江君    北澤 直吉君
      久野 忠治君    草野一郎平君
      倉成  正君    藏内 修治君
      黒金 泰美君    小泉 純也君
      小枝 一雄君    小金 義照君
      小坂善太郎君    小島 徹三君
      小平 久雄君    小山 長規君
      纐纈 彌三君    佐々木秀世君
      佐々木義武君    櫻内 義雄君
      笹本 一雄君    薩摩 雄次君
      志賀健次郎君    始関 伊平君
      椎名悦三郎君    島村 一郎君
      正示啓次郎君    白浜 仁吉君
      周東 英雄君    壽原 正一君
      鈴木 善幸君    砂原  格君
      田川 誠一君    田口長治郎君
      田澤 吉郎君    田中伊三次君
      田中 榮一君    田中 正巳君
      田邉 國男君    高橋 英吉君
      高橋清一郎君    高見 三郎君
      竹下  登君    竹山祐太郎君
      谷垣 專一君    千葉 三郎君
      津雲 國利君    津島 文治君
      塚原 俊郎君    辻  寛一君
      綱島 正興君    寺島隆太郎君
      渡海元三郎君    徳安 實藏君
      床次 徳二君    富田 健治君
      内藤  隆君    中垣 國男君
      中野 四郎君    中村 梅吉君
      中村 幸八君    中山 榮一君
      永田 亮一君    二階堂 進君
      丹羽喬四郎君    丹羽 兵助君
      西村 英一君    野田 卯一君
      野田 武夫君    野原 正勝君
      羽田武嗣郎君    橋本登美三郎君
      長谷川四郎君    濱田 幸雄君
      濱地 文平君    濱野 清吾君
      早川  崇君    林   博君
      原田  憲君    廣瀬 正雄君
      福田 赳夫君    福田 篤泰君
      福田  一君    福永 一臣君
      福永 健司君    藤井 勝志君
      藤枝 泉介君    藤原 節夫君
      藤本 捨助君    藤山愛一郎君
      船田  中君    古井 喜實君
      古川 丈吉君    保科善四郎君
      保利  茂君    細田 吉藏君
      堀内 一雄君    本名  武君
      前尾繁三郎君    前田 正男君
      前田 義雄君    益谷 秀次君
      増田甲子七君    松浦周太郎君
      松澤 雄藏君    松永  東君
      松野 頼三君    松山千惠子君
      水田三喜男君    村上  勇君
      毛利 松平君    森   清君
      森下 國雄君    森田重次郎君
      森山 欽司君    八木 徹雄君
      保岡 武久君    山口 好一君
      山手 滿男君    山中 貞則君
      山本 猛夫君    吉田 重延君
      米田 吉盛君    米山 恒治君
      早稻田柳右エ門君    足鹿  覺君
      有馬 輝武君    淡谷 悠藏君
      井伊 誠一君    井手 以誠君
      猪俣 浩三君    石川 次夫君
      石田 宥全君    石橋 政嗣君
      石山 權作君    板川 正吾君
      稻村 隆一君    緒方 孝男君
      大柴 滋夫君    大原  亨君
      太田 一夫君    岡田 利春君
      岡田 春夫君    加藤 勘十君
      加藤 清二君    片島  港君
      勝澤 芳雄君    勝間田清一君
      角屋堅次郎君    川俣 清音君
      川村 継義君    河上丈太郎君
      河野  正君    木原津與志君
      北山 愛郎君    久保 三郎君
      久保田鶴松君    久保田 豊君
      栗林 三郎君    小林 信一君
      小松  幹君    兒玉 末男君
      五島 虎雄君    河野  密君
      佐々木更三君    佐野 憲治君
      坂本 泰良君    阪上安太郎君
      實川 清之君    島上善五郎君
      島本 虎三君    下平 正一君
      東海林 稔君    杉山元治郎君
      鈴木茂三郎君    田口 誠治君
      田中 武夫君    田邊  誠君
      田原 春次君    多賀谷真稔君
      高田 富之君    高津 正道君
      滝井 義高君    楯 兼次郎君
      辻原 弘市君    坪野 米男君
      戸叶 里子君    堂森 芳夫君
      中澤 茂一君    中村 重光君
      中村 高一君    中村 英男君
      永井勝次郎君    楢崎弥之助君
      二宮 武夫君    西村 関一君
      西村 力弥君    野口 忠夫君
      野原  覺君    芳賀  貢君
      畑   和君    原   茂君
      原   彪君    日野 吉夫君
      肥田 次郎君    平岡忠次郎君
      広瀬 秀吉君    細迫 兼光君
      堀  昌雄君    前田榮之助君
      松井 政吉君    松井  誠君
      松前 重義君    三木 喜夫君
      三宅 正一君    武藤 山治君
      村山 喜一君    森島 守人君
      八木 一男君    安井 吉典君
      安平 鹿一君    柳田 秀一君
      山内  広君    山口丈太郎君
      山口 鶴男君    山田 長司君
      山中日露史君    山花 秀雄君
      山本 幸一君    湯山  勇君
      横路 節雄君    横山 利秋君
      吉村 吉雄君    渡辺 惣蔵君
      井堀 繁男君    稲富 稜人君
      受田 新吉君    内海  清君
      佐々木良作君    田中幾三郎君
      玉置 一徳君    西尾 末廣君
      西村 榮一君    門司  亮君
      本島百合子君
 否とする議員の氏名
      谷口善太郎君
     ――――◇―――――
○副議長(原健三郎君) 次に、重油ボイラーの設置の制限等に関する臨時措置に関する法律の一部を改正する法律案につき採決いたします。
 この採決は記名投票をもって行ないます。本案の委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決するに賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
○副議長(原健三郎君) 氏名点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投票〕
○副議長(原健三郎君) 立ちどまらないように、急いで投票願います。
  〔投票継続〕
○副議長(原健三郎君) 通路をふさがないように、妨害しないように願います。――通路にとどまらないように進んでください。――急いで歩いてください、急いで……
  〔投票継続〕
○副議長(原健三郎君) 通路にとどまらないように。――通路を妨害しないように願います。――通路を妨害しないように。
  〔投票継続〕
○副議長(原健三郎君) 急ぎ御投票願います。――急ぎ御投票願います。
  〔投票継続〕
○副議長(原健三郎君) ただいまから二分以内に御投票せられるよう願います。その時間内に投票されない方は棄権とみなします。
  〔投票継続〕
○副議長(原健三郎君) 間もなく制限時間がまいりますが、投票漏れはございませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。――開鎖。
  〔議場開鎖〕
○副議長(原健三郎君) 投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
○副議長(原健三郎君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
 投票総数 二百九十三
  可とする者(白票) 二百九十二
  否とする者(青票)     一
○副議長(原健三郎君) 右の結果、重油ボイラーの設置の制限等に関する臨時措置に関する法律の一部を改正する法律案は委員長報告のとおり可決いたしました。
    ―――――――――――――
 重油ボイラーの設置の制限等に関する臨時措置に関する法律の一部を改正する法律案を委員長報告の通り決するを可とする議員の氏名
      安倍晋太郎君    安藤  覺君
      相川 勝六君    逢澤  寛君
      愛知 揆一君    青木  正君
      赤城 宗徳君    赤澤 正道君
      秋田 大助君    秋山 利恭君
      天野 公義君    綾部健太郎君
      荒木萬壽夫君    荒舩清十郎君
      有田 喜一君    井原 岸高君
      井村 重雄君    伊藤 五郎君
      伊藤宗一郎君    飯塚 定輔君
      生田 宏一君    池田 清志君
      宇田 國榮君    宇野 宗佑君
      上村千一郎君    植木庚子郎君
      臼井 莊一君    内田 常雄君
      内海 安吉君    江崎 真澄君
      小川 半次君    小川 平二君
      小沢 辰男君    小澤佐重喜君
      小澤 太郎君    尾関 義一君
      大上  司君    大久保武雄君
      大野 伴睦君    大平 正芳君
      大森 玉木君    岡崎 英城君
      岡本  茂君    加藤 高藏君
      加藤常太郎君    賀屋 興宣君
      海部 俊樹君    金子 一平君
      金子 岩三君    上林山榮吉君
      神田  博君    鴨田 宗一君
      唐澤 俊樹君    仮谷 忠男君
      菅  太郎君    簡牛 凡夫君
      木村 公平君    木村 俊夫君
      木村 守江君    北澤 直吉君
      草野一郎平君    倉石 忠雄君
      倉成  正君    藏内 修治君
      黒金 泰美君    小枝 一雄君
      小金 義照君    小坂善太郎君
      小島 徹三君    小平 久雄君
      小山 長規君    纐纈 彌三君
      佐々木秀世君    佐々木義武君
      坂田 道太君    櫻内 義雄君
      薩摩 雄次君    志賀健次郎君
      始関 伊平君    椎名悦三郎君
      島村 一郎君    正示啓次郎君
      白浜 仁吉君    周東 英雄君
      壽原 正一君    鈴木 正吾君
      鈴木 善幸君    瀬戸山三男君
      田川 誠一君    田口長治郎君
      田澤 吉郎君    田中伊三次君
      田中 榮一君    田中 正巳君
      田邉 國男君    高田 富與君
      高橋清一郎君    高橋  等君
      高見 三郎君    竹下  登君
      竹山祐太郎君    谷垣 專一君
      津雲 國利君    津島 文治君
      塚原 俊郎君    辻  寛一君
      綱島 正興君    寺島隆太郎君
      渡海元三郎君    徳安 實藏君
      床次 徳二君    富田 健治君
      内藤  隆君    中垣 國男君
      中村 梅吉君    中村 幸八君
      中山 榮一君    永田 亮一君
      灘尾 弘吉君    二階堂 進君
      丹羽喬四郎君    丹羽 兵助君
      西村 英一君    西村 直己君
      野田 卯一君    野田 武夫君
      野原 正勝君    長谷川四郎君
      八田 貞義君    濱田 幸雄君
      濱野 清吾君    早川  崇君
      林   博君    原田  憲君
      廣瀬 正雄君    福田 赳夫君
      福田 篤泰君    福田  一君
      福永 健司君    藤井 勝志君
      藤枝 泉介君    藤原 節夫君
      藤本 捨助君    船田  中君
      古川 丈吉君    保利  茂君
      細田 吉藏君    堀内 一雄君
      前尾繁三郎君    前田 正男君
      前田 義雄君    益谷 秀次君
      増田甲子七君    松浦周太郎君
      松澤 雄藏君    松永  東君
      松山千惠子君    三木 武夫君
      南好  雄君    村上  勇君
      毛利 松平君    森   清君
      森下 國雄君    森田重次郎君
      森山 欽司君    八木 徹雄君
      保岡 武久君    山口 好一君
      山手 滿男君    山中 貞則君
      山村新治郎君    山本 猛夫君
      吉田 重延君    米田 吉盛君
      早稻田柳右エ門君    赤松  勇君
      足鹿  覺君    有馬 輝武君
      淡谷 悠藏君    井伊 誠一君
      井手 以誠君    猪俣 浩三君
      石川 次夫君    石田 宥全君
      石橋 政嗣君    石山 權作君
      板川 正吾君    稻村 隆一君
      緒方 孝男君    大柴 滋夫君
      大原  亨君    太田 一夫君
      岡田 利春君    岡田 春夫君
      加藤 勘十君    加藤 清二君
      片島  港君    勝澤 芳雄君
      勝間田清一君    角屋堅次郎君
      川俣 清音君    川村 継義君
      河上丈太郎君    河野  正君
      木原津與志君    北山 愛郎君
      久保 三郎君    久保田鶴松君
      久保田 豊君    栗林 三郎君
      小林 信一君    小松  幹君
      兒玉 末男君    五島 虎雄君
      河野  密君    佐々木更三君
      佐野 憲治君    坂本 泰良君
      阪上安太郎君    實川 清之君
      島上善五郎君    島本 虎三君
      下平 正一君    東海林 稔君
      杉山元治郎君    鈴木茂三郎君
      田口 誠治君    田中 武夫君
      田邊  誠君    田原 春次君
      多賀谷真稔君    高田 富之君
      高津 正道君    滝井 義高君
      楯 兼次郎君    辻原 弘市君
      坪野 米男君    戸叶 里子君
      中澤 茂一君    中村 重光君
      中村 高一君    中村 英男君
      永井勝次郎君    楢崎弥之助君
      二宮 武夫君    西村 関一君
      西村 力弥君    野口 忠夫君
      野原  覺君    畑   和君
      原   茂君    原   彪君
      日野 吉夫君    肥田 次郎君
      広瀬 秀吉君    細迫 兼光君
      堀  昌雄君    前田榮之助君
      松井 政吉君    松井  誠君
      松前 重義君    三木 喜夫君
      三宅 正一君    武藤 山治君
      村山 喜一君    森島 守人君
      八木 一男君    安井 吉典君
      安平 鹿一君    柳田 秀一君
      山内  広君    山口丈太郎君
      山口 鶴男君    山田 長司君
      山中日露史君    山花 秀雄君
      山本 幸一君    湯山  勇君
      横路 節雄君    横山 利秋君
      吉村 吉雄君    渡辺 惣蔵君
      井堀 繁男君    稲富 稜人君
      受田 新吉君    内海  清君
      佐々木良作君    田中幾三郎君
      玉置 一徳君    西村 榮一君
      門司  亮君    本島百合子君
 否とする議員の氏名
      谷口善太郎君
     ――――◇―――――
○副議長(原健三郎君) 次に、産炭地域における中小企業者についての中小企業信用保険に関する特別措置等に関する法律案につき採決いたします。
 この採決は記名投票をもって行ないます。本案の委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決するに賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
○副議長(原健三郎君) 氏名点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投票〕
○副議長(原健三郎君) 通路を妨害しないように願います。――通路にとどまらないように、妨害しないように……
  〔投票継続〕
○副議長(原健三郎君) 急ぎ投票願います。
  〔投票継続〕
○副議長(原健三郎君) ただいまから二分以内に投票されるように望みます。その時間内に投票されない方は棄権とみなします。
  〔投票継続〕
○副議長(原健三郎君) 投票漏れはございませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。――開鎖。
  〔議場開鎖〕
○副議長(原健三郎君) 投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
○副議長(原健三郎君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
 投票総数 三百十三
  可とする者(白票) 三百十二
  否とする者(青票)    一
○副議長(原健三郎君) 右の結果、産炭地域における中小企業者についての中小企業信用保険に関する特別措置等に関する法律案は委員長報告のとおり可決いたしました。
    ―――――――――――――
 産炭地域における中小企業者についての中小企業信用保険に関する特別措置等に関する法律案を委員長報告の通り決するを可とする議員の氏名
      安倍晋太郎君    安藤  覺君
      相川 勝六君    逢澤  寛君
      愛知 揆一君    青木  正君
      赤城 宗徳君    赤澤 正道君
      秋田 大助君    秋山 利恭君
      天野 公義君    綾部健太郎君
      荒木萬壽夫君    荒舩清十郎君
      有田 喜一君    井原 岸高君
      井村 重雄君    伊藤 五郎君
      伊藤宗一郎君    飯塚 定輔君
      生田 宏一君    池田 清志君
      池田 勇人君    石田 博英君
      宇田 國榮君    宇野 宗佑君
      上村千一郎君    植木庚子郎君
      臼井 莊一君    内田 常雄君
      内海 安吉君    江崎 真澄君
      小笠 公韶君    小川 半次君
      小川 平二君    小沢 辰男君
      小澤佐重喜君    小澤 太郎君
      尾関 義一君    大石 武一君
      大上  司君    大久保武雄君
      大高  康君    大平 正芳君
      大森 玉木君    岡本  茂君
      加藤 高藏君    加藤常太郎君
      賀屋 興宣君    海部 俊樹君
      金子 一平君    金子 岩三君
      上林山榮吉君    神田  博君
      鴨田 宗一君    唐澤 俊樹君
      仮谷 忠男君    川野 芳滿君
      菅  太郎君    簡牛 凡夫君
      木村 公平君    木村 俊夫君
      木村 守江君    北澤 直吉君
      久野 忠治君    草野一郎平君
      倉石 忠雄君    倉成  正君
      藏内 修治君    黒金 泰美君
      小泉 純也君    小枝 一雄君
      小金 義照君    小坂善太郎君
      小島 徹三君    小平 久雄君
      小山 長規君    纐纈 彌三君
      佐々木秀世君    佐々木義武君
      坂田 道太君    櫻内 義雄君
      薩摩 雄次君    志賀健次郎君
      始関 伊平君    椎名悦三郎君
      島村 一郎君    正示啓次郎君
      白浜 仁吉君    周東 英雄君
      壽原 正一君    鈴木 正吾君
      鈴木 善幸君    砂原  格君
      瀬戸山三男君    關谷 勝利君
      田川 誠一君    田口長治郎君
      田澤 吉郎君    田中伊三次君
      田中 榮一君    田中 龍夫君
      田中 正巳君    田邉 國男君
      高田 富與君    高橋清一郎君
      高橋  等君    高見 三郎君
      竹下  登君    竹山祐太郎君
      谷垣 專一君    津雲 國利君
      津島 文治君    塚原 俊郎君
      辻  寛一君    綱島 正興君
      寺島隆太郎君    渡海元三郎君
      徳安 實藏君    床次 徳二君
      富田 健治君    内藤  隆君
      中垣 國男君    中島 茂喜君
      中曽根康弘君    中野 四郎君
      中村 幸八君    中山 榮一君
      永田 亮一君    灘尾 弘吉君
      二階堂 進君    丹羽喬四郎君
      丹羽 兵助君    西村 英一君
      西村 直己君    野田 卯一君
      野田 武夫君    野原 正勝君
      羽田武嗣郎君    長谷川四郎君
      長谷川 峻君    八田 貞義君
      濱田 幸雄君    濱野 清吾君
      早川  崇君    林   博君
      原田  憲君    廣瀬 正雄君
      福家 俊一君    福田 赳夫君
      福田 篤泰君    福田  一君
      福永 一臣君    福永 健司君
      藤井 勝志君    藤枝 泉介君
      藤原 節夫君    藤本 捨助君
      船田  中君    古川 丈吉君
      保利  茂君    細田 吉藏君
      堀内 一雄君    本名  武君
      前尾繁三郎君    前田 正男君
      前田 義雄君    益谷 秀次君
      増田甲子七君    松浦周太郎君
      松澤 雄藏君    松永  東君
      松野 頼三君    松山千惠子君
      三池  信君    三木 武夫君
      水田三喜男君    南好  雄君
      村上  勇君    毛利 松平君
      森   清君    森下 國雄君
      森田重次郎君    森山 欽司君
      八木 徹雄君    保岡 武久君
      山口 好一君    山手 滿男君
      山中 貞則君    山村新治郎君
      山本 猛夫君    吉田 重延君
      米田 吉盛君    米山 恒治君
      早稻田柳右エ門君    赤松  勇君
      足鹿  覺君    有馬 輝武君
      淡谷 悠藏君    井伊 誠一君
      井手 以誠君    猪俣 浩三君
      石川 次夫君    石田 宥全君
      石橋 政嗣君    石山 權作君
      板川 正吾君    稻村 隆一君
      緒方 孝男君    大柴 滋夫君
      大原  亨君    太田 一夫君
      岡田 利春君    加藤 勘十君
      加藤 清二君    片島  港君
      勝澤 芳雄君    勝間田清一君
      角屋堅次郎君    川俣 清音君
      川村 継義君    河上丈太郎君
      河野  正君    木原津與志君
      北山 愛郎君    久保 三郎君
      久保田鶴松君    久保田 豊君
      栗原 俊夫君    栗林 三郎君
      小林 信一君    小松  幹君
      兒玉 末男君    五島 虎雄君
      河野  密君    佐々木更三君
      佐野 憲治君    坂本 泰良君
      阪上安太郎君    實川 清之君
      島上善五郎君    島本 虎三君
      下平 正一君    東海林 稔君
      杉山元治郎君    鈴木茂三郎君
      田口 誠治君    田中 武夫君
      田邊  誠君    田原 春次君
      多賀谷真稔君    高田 富之君
      高津 正道君    滝井 義高君
      楯 兼次郎君    辻原 弘市君
      坪野 米男君    中澤 茂一君
      中村 重光君    中村 高一君
      中村 英男君    永井勝次郎君
      楢崎弥之助君    二宮 武夫君
      西村 関一君    西村 力弥君
      野口 忠夫君    野原  覺君
      芳賀  貢君    畑   和君
      原   茂君    原   彪君
      日野 吉夫君    肥田 次郎君
      広瀬 秀吉君    細迫 兼光君
      堀  昌雄君    松井 政吉君
      松井  誠君    松前 重義君
      三木 喜夫君    三宅 正一君
      武藤 山治君    村山 喜一君
      森島 守人君    森本  靖君
      八木 一男君    安井 吉典君
      安平 鹿一君    柳田 秀一君
      山内  広君    山口丈太郎君
      山口 鶴男君    山田 長司君
      山中日露史君    山花 秀雄君
      山本 幸一君    湯山  勇君
      横路 節雄君    横山 利秋君
      吉村 吉雄君    渡辺 惣蔵君
      井堀 繁男君    稲富 稜人君
      受田 新吉君    内海  清君
      佐々木良作君    田中幾三郎君
      玉置 一徳君    西村 榮一君
      門司  亮君    本島百合子君
 否とする議員の氏名
      谷口善太郎君
     ――――◇―――――
○副議長(原健三郎君) 安宅常彦君から、本日はこれにて散会すべしとの動議が提出されました。
 本動議は記名投票をもって採決いたします。
 本動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
○副議長(原健三郎君) 氏名点呼を命じます。
  〔発言する者多し〕
○副議長(原健三郎君) この際、暫時休憩いたします。
   午後九時三十三分休憩
     ――――◇―――――
   午後十時開議
○議長(清瀬一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 本日は、時間の関係上、この程度にとどめ、明二十九日午前十時より本会議を開くことといたします。
 本日は、これにて延会いたします。
   午後十時一分延会
     ――――◇―――――
 出席国務大臣
        内閣総理大臣  池田 勇人君
        法 務 大 臣 中垣 國男君
        外 務 大 臣 大平 正芳君
        大 蔵 大 臣 田中 角榮君
        文 部 大 臣 荒木萬壽夫君
        農 林 大 臣 重政 誠之君
        通商産業大臣  福田  一君
        運 輸 大 臣 綾部健太郎君
        郵 政 大 臣 小沢久太郎君
        労 働 大 臣 大橋 武夫君
        建 設 大 臣 河野 一郎君
        自 治 大 臣 篠田 弘作君
        国 務 大 臣 川島正次郎君
 出席政府委員
        内閣法制局長官 林  修三君
        内閣法制局第一
        部長      山内 一夫君
        総理府総務長官 徳安 實藏君
        科学技術政務次
        官       内田 常雄君
        通商産業省石炭
        局長      中野 正一君
        中小企業庁指導
        部長      影山 衛司君
        郵政大臣官房長 武田  功君
        郵政省人事局長 増森  孝君
        労働省職業安定
        局長      三治 重信君
        自治大臣官房長 大村 襄治君
     ――――◇―――――