第046回国会 議院運営委員会 第15号
昭和三十九年三月二十四日(火曜日)
   午後一時五十八分開議
 出席委員
   委員長 福永 健司君
   理事 小平 久雄君 理事 佐々木秀世君
   理事 坪川 信三君 理事 安藤  覺君
   理事 天野 公義君 理事 柳田 秀一君
   理事 下平 正一君 理事 前田榮之助君
   理事 佐々木良作君
      宇野 宗佑君    小沢 辰男君
      海部 俊樹君    久保田円次君
      田中 六助君    田村 良平君
      竹内 黎一君    細田 吉藏君
     茜ケ久保重光君    安宅 常彦君
      中嶋 英夫君    山中 吾郎君
 委員外の出席者
        議     長 船田  中君
        副  議  長 田中伊三次君
        議     員 谷口善太郎君
        事 務 総 長 山崎  高君
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 大平外務大臣のライシャワー大使の傷害事件に
 関する発言
 鉄道建設審議会委員の選挙緊急質問の取扱いに
 関する件
 本会議における議案の趣旨説明聴取の件
 本日の本会議の議事等に関する件
     ――――◇―――――
○福永委員長 これより会議を開きます。
 大平外務大臣から、ライシャワー大使の傷害事件に関し、発言通告がまいっております。
 本件は、本日の本会議においてこれを行なうこととするに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○福永委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
○福永委員長 次に、鉄道建設審議会委員の選挙についてでありますが、同委員に、日本社会党から山花秀雄君を推薦してまいっております。
 本件は、本日の本会議において、その選挙を行なうこととするに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○福永委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 なお、この選挙は、その手続きを省略して、議長において指名することになっております。
○福永委員長 次に、緊急質問の取り扱いに関する件についてでありますが、日本社会党の小松幹君から、公定歩合引上げに関する緊急質問が提出されました。
 右緊急質問は、本日の本会議において行なうこととし、質問時間は十五分以内とするに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○福永委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
○福永委員長 次に、本会議において趣旨の説明を聴取する議案についてでありますが、内閣提出にかかる漁業災害補償法案及び角屋堅次郎君外十一名提出にかかる漁業災害補償法案、また、内閣提出にかかる電気事業法案並びに内閣提出の外国為替及び外国貿易管理法及び外資に関する法律の一部を改正する法律案は、理事会でのお話し合いのとおり、本日の本会議において趣旨の説明を聴取し、質疑を行なうこととするに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○福永委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 なお、内閣提出にかかる漁業災害補償法案の趣旨説明は、赤城農林大臣が行ない、右の趣旨説明に対し、自由民主党の白浜仁吉君及び日本社会党の角屋堅次郎君から質疑の通告があります。
 また、角屋堅次郎君外十一名提出にかかる漁業災害補償法案の趣旨説明は、赤路友藏君が行なうことになっております。
 また、電気事業法案の趣旨説明は、福田通商産業大臣が行ない、右の趣旨説明に対し、日本社会党の八木昇君から質疑の通告があります。
 さらに、外国為替及び外国貿易管理法及び外資に関する法律の一部を改正する法律案の趣旨説明は、田中大蔵大臣が行ない、右の趣旨説明に対し、日本社会党の武藤山治君から質疑の通告があります。
 質疑時間は、おのおの十五分以内とするに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○福永委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
○福永委員長 次に、本日の議事日程第五に対し、日本社会党の日野吉夫君から反対、また日程第五及び第七に対し、自由民主党の金子一平君から賛成、また日程第七に対し、日本社会党の只松祐治君から反対討論の通告がそれぞれあります。
 討論時間は、おのおの十分以内とするに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○福永委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
○福永委員長 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長の説明を求めます。
○山崎事務総長 まず、第一に、大平外務大臣の発言がございます。次に、鉄道建設審議会委員の選挙をお願いいたします。次に、御決定願いました公定歩合引上げに関する緊急査問をお願いいたします。次に、日程第一は、社会労働委員会理事澁谷さんの御報告でございます。共産党が反対でございます。次に、日程第二、第三、第四をを一括いたしまして、商工委員長二階堂さんの御報告がございます。日程第三は修正でございます。三案とも社会党と共産党が反対でございます。次に、日程第五、第六、第七を一括いたしまして、大蔵委員長山中さんの御報告がございます。日程第六、第七は修正でございます。これにつきましては、日程第五につきまして日野さんの反対討論、日程第五及び第七につきまして金子さんの賛成討論、日程第七に只松さんの反対討論がございます。三案とも社会党、民社、共産党が反対でございます。終わりましてから、趣旨説明でございますが、漁業災害補償法案、それから社会党提出の漁業災害補償法案につきまして、赤城農林大臣、続きまして赤路さんの趣旨説明がございます。質疑が、白浜さんと角屋さんのお二人からございます。次に、電気専業法案の趣旨説明がございまして、八木さんの質疑がございます。次に、外国為替及び外国貿易管理法案及び外資に関する法律の一部を改正する法律案につきまして趣旨説明がございまして、質疑がございます。以上でございます。
○佐々木(良)委員 全然違うことですが、よろしゅうございますか。
○福永委員長 はい。
○佐々木(良)委員 木曜日の本会議場において起きた問題について、私は希望意見を申し上げておきたいと思います。
 途中で休憩になった前のときに、明らかに休憩をしなければならぬ状態ができておった。そこで、私どもは議長のところに行って、事務総長にそのことをはっきりと言うた。にもかかわらず事務総長は、議長をして麻生君に対する発言を求める名前を呼ばせた。呼ばせておいて、あと何でようやらなんだ。でなかったら、状況判断をして、議長に、あの名前を呼ばせることを呼ばせずに、そこで相談するなり待つべきであったと思う。見解を承りたい。おれはそんなに飛び出たことはない、状況判断をしていっているのに何で……。その失態はどないします。
○山崎事務総長 普通の場合に、定足数の足らない場合でございますが、少し時間がたちますと、外からお入りになって定足数を満たすという場合もございますので、そういう点もございましたけれども、ただいまおっしゃることにつきましては、今後とも十分注意いたしたいと思います。
○柳田委員 少しというのは、おおむねどのくらいの時間ですか。
○山崎事務総長 大体お話し合い願っているわけですから……。
○柳田委員 いやいや、少しというのは、お話し合いじゃなしに、国会法、衆議院規則に書いてあるのですから、少しというのは大体どのくらいですか。
○山崎事務総長 そのときの状況によって判断するほかないと思います。
○柳田委員 そのときの状況によってといっても、大体どのくらいですか。それを承っておかぬと、これもやはり先例になるから……。
○山崎事務総長 時間的にはっきりというわけには……。
○柳田委員 時間的にはっきりということは、与党のほうから言うてくるまでということですか。
○前田(榮)委員 そういうことをはっきりさせようじゃないか。
○安宅委員 関連。あの場合には、相当前に百十名くらいしか自民党さんのほうはいないというので、これでは暫時――国会法や衆議院規則の上で、少し模様を見るようなことが書いてあるものですから、相当前にあなたには私のほうから、社会党としては、定足数不足だというので、その質疑が終わったならばしかるべき態度をとるつもりだから、あなたのほうで善処したらどうかということをはっきり言ってあるのです。言ってからあの間二十分以上ありますよ。私はそういうふうに好意的にあなたに話してあるのです。あの場合には突如としてああいうことが起きたのじゃないのです。そういうものまで、暫時だとか、しばらくの間に入れられたら、事務総長、それは困るじゃないですか。
○佐々木(秀)委員 反駁じゃないのですが、こういう場合もあるのです。与党だけでは足らぬ。野党も入れると、ある。私も何回か場内交渉をやっておりますが、そういう場合でも、与党で足りないのならば、それはすぐ休憩か何かにしてしまうのか。国会法とおっしゃいますけれども、国会法は不備な点がありまして、いま政党で運営はしておりますけれども、一人一人の発言とか、一人一人を対象としての国会法ですから、事務局にいわせると、たとえば社会党の人でも、共産党の人でも、あそこに入っておれば人数と数えるのですから、その点がいつも疑問になるのです。与党だけを数えるのか……。
○安宅委員 それだったら、あの場合には全部入れて百四十名程度しかいなかったのです。だから私は言ったのです。それは間違えないようにしてください。
○柳田委員 それは法の解釈、規則の解釈を厳密にいえば、与党であろうが野党であろうが入っている。しかし、われわれは、あなた方が常任委員長の配分とか、議長、副議長の配分等で多数で責任を持ちますというから、それなら多数でそろえなさいといっているのです。
○佐々木(秀)委員 それは党と党の関係でしょう。事務局の関係を言うておるのです。
○安宅委員 あの場合は総長は知っているはずです。
○佐々木(良)委員 私が注意しておきたいのは、筋をつけるといっても、なかなか形式的にはつかぬと思います。ただ事務総長にはっきり注意したのは、あそこに三分の一に七、八名だけプラスしておった。だから、社会党が一たん引いたから、そんなことならば、おれのところを引かせれば完全になくなる、十人引かせれば必ず定足数がなくなる、いま休憩しなければおれのほうは引かせるよ、だから休憩しなさいと言ったのに、あなたは何も言わずに、副議長に対して、麻生君と呼ばせた。それだから、もしそれならおれははっきりと引かせると言って、おれのほうは全部出させた。そうしたら、はっきりとああいう醜態の事態になった。あそこで事態を見ていれば、その辺はわかるはずで、私どもはうそを言っておるのでも、かけ引きを言っておるのでもないのだから、したがって、その辺は十分状況判断を間違えないようにしてもらいたい。
○柳田委員 それは状況の判断じゃない。国会運営の根本なんです。やはり事務局というのは、中立なんでしょう。不偏不党なんでしょう。だから、その点は、とにかく多数党の理事さんから言われなければ何もやれないというようなのは国会の事務総長の立場じゃないから、全体を見てからやらなければだめですよ。もう一ぺんやったときに、解任決議案で自民党が反対、社会党、民社党が賛成して、社会党、民社党が解任決議案に敗れたって、実質的には国会において……。
○安宅委員 別の問題で、私は院内の警察及び秩序に関する小委員とかいうのになっているのですが、慣例その他で聞いておきたいと思います。
 きょう新聞で見ると、南朝鮮のあの政権の金鍾泌という人と池田さんが院内の総裁室ですかで会見するという記事があります。二時からというのですが、もう二時を過ぎていますから、これはとても瀞に合わない話ですけれども、私の考えでは、国交も回復していないし、そういうところの人で、いまいろいろ交渉に来ている問題の人なんですが、院内で総理大臣が会うというのは、形式の問題とか、あるいは院内のどうとかいうことで、いろいろ問題があると思います。そういう慣例その他いろいろむずかしいことがあるかもしれませんが、形式上ちょっとおかしいじゃないかというような気がするのですけれども、どういうものでしょうか。
○福永委員長 これは人によっていろいろ考えも違うかと思いますが、いまのことは私も聞いてはおりません。しかし、来訪者がどこで会わなければならぬというのも、なかなかむずかしい問題だと思うのですが、まあお話の趣旨は伺っておいて、しかるべく政府の方へもそういう話があるぞということは伝えておきます。しかし、これはむずかしいところじゃないですかね。
○佐々木(秀)委員 これを問題にすると、院内でよその人と会ってはいかぬということにもなるし……。
○下平委員 国交が回復していないし、敵国人だから、ちょっと問題がある。
○佐々木(良)委員 戦争状態だ。
○安宅委員 それは政府なり党の代表が会うというかっこうだから、あるいはそういう問題になるかと思いますが、これは政府を代表して会うのじゃないということもあるだろうし、いろいろむずかしい問題もあると思いますが、院という立場からこれを見た場合に、どうもしっくりしない気がするのです。
○佐々木(秀)委員 党の総裁室でしよう。
○佐々木(良)委員 しかし、院内警察権だよ。ここで事件が起きたらどうします。
○安宅委員 私は院内の警察及び秩序に関する小委員会の一委員という立場にあるので、その辺を聞いておきたい、こういうことだったのです。
○福永委員長 それでは、本会議は、午後二時二十分予鈴、午後二時三十分から開会することといたします
○福永委員長 次に、次回の本会議及び議院運営委員会、同理事会等は、追って公報をもってお知らせいたします。
 本日は、これにて散会いたします。
   午後二時十四分散会