第050回国会 本会議 第10号
昭和四十年十一月十日(水曜日)
    ―――――――――――――
 議事日程 第九号
  昭和四十年十一月十日
   午前零時五分開議
 第一 外務大臣椎名悦三郎君不信任決議案(山
  本幸一君外四名提出)    (前会の続)
 第二 日本国と大韓民国との間の基本関係に関
  する条約等の締結について承認を求めるの件
 第三 日本国と大韓民国との間の漁業に関する
  協定の実施に伴う同協定第一条1の漁業に関
  する水域の設定に関する法律案(内閣提出)
 第四 財産及び請求権に関する問題の解決並び
  に経済協力に関する日本国と大韓民国との間
  の協定第二条の実施に伴う大韓民国等の財産
  権に対する措置に関する法律案(内閣提出)
 第五 日本国に居住する大韓民国国民の法的地
  位及び待遇に関する日本国と大韓民国との間
  の協定の実施に伴う出入国管理特別法案(内
  閣提出)
    ―――――――――――――
○本日の会議に付した案件
 日程第一 外務大臣椎名悦三郎君不信任決議案
  (山本幸一君外四名提出)  (前会の続)
  討論終局の動議(中野四郎君外二十三名提
  出)
 本日の議事における発言時間は趣旨弁明につい
  ては十分質疑答弁討論その他については五分
  とするの動議(中野四郎君外二十三名提出)
 農林大臣坂出英一君不信任決議案(山本幸一君
  外四名提出)
  質疑終局の動議(中野四郎君外二十三名提
  出)
  討論終局の動議(中野四郎君外二十三名提
  出)
 大蔵大臣福田赳夫君不信任決議案(山本幸一君
  外四名提出)
  質疑終局の動議(中野四郎君外二十三名提
  出)
  討論終局の動議(中野四郎君外二十三名提
  出)
 通商産業大臣三木武夫君不信任決議案(山本幸
  一君外四名提出)
  質疑終局の動議(中野四郎君外二十三名提
  出)
  討論終局の動議(中野四郎君外二十三名提
  出)
 法務大臣石井光次郎君不信任決議案(山本幸一
  君外四名提出)
  質疑終局の動議(中野四郎君外二十三名提
  出)
   午前零時二十九分開議
○議長(船田中君) これより会議を開きます。
     ――――◇―――――
 日程第一 外務大臣椎名悦三郎君不信任決議案(山本幸一君外四名提出)(前会の続)
  討論終局の動議(中野四郎君外二十三名提出)
○議長(船田中君) 日程第一、外務大臣椎名悦三郎君不信任決議案を議題とし、面会の議事を継続いたします。
 昨日、中野四郎君外二十三名提出の討論終局の動議の採決中延会となりましたので、あらためて本動議につき記名投票をもって採決いたします。
 本動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
○議長(船田中君) 氏名点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投票〕
○議長(船田中君) 投票を終了した諸君はすみやかに降壇してください。――投票者の通路をふさがないように、すみやかに投票を願います。――投票を終了した諸君はすみやかに降壇を願います。――あとがつかえておるようでありますから、すみやかに投票を願います。――あとがつかえておるようでありますから、すみやかに投票を願います。――投票者の通路をふさがないように、すみやかに投票を願います。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) あとがつかえておるようでありますから、すみやかに投票を願います。――危険でありますから、投票者の通路をふさがないように、すみやかに投票を願います。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 危険でありますから、投票者の通路をふさがないように、すみやかに投票を願います。危険でありますから、投票者の通路をふさがないように、すみやかに投票を願います。――危険でありますから、投票者の通路をふさがないように、すみやかに投票を願います。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 投票の済んだ方は、すみやかに降壇して、投票の妨害をなさらないでください。――投票の済んだ方は、すみやかに降壇して、投票の妨害をなさらないでください。――危険でありますから、投票者の通路をふさがないように、すみやかにに投票を願います。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) なるべくすみやかに投票せられんことを望みます。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――危険でありますから、投票者の通路をふさがないように、すみやかに投票を願います。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 危険でありますから、投票者の通路をふさがないように、すみやかに投票を願います。――投票の済んだ方は、すみやかに降壇して、投票の妨害をなさらないでください。――壇上に立ちどまって投票者の通行を妨害しないでください。――壇上に立ちどまって投票者の通行を妨害しないでください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください――危険でありますから、投票者の通路をふさがないように、すみやかに投票を願います。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 壇上に立ちどまって投票者の通行を妨害しないでください。投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――危険でありますから、投票者の通路をふさがないように、すみやかに投票を願います。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 危険でありますから、投票者の通路をふさがないように、すみやかに投票を願います。危険でありますから、投票者の通路をふさがないように、すみやかに投票を願います。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。壇上に立ちとまって投票者の通行を妨害しないでください。――投票者の通路をふさがないように、すみやかに投票を願います。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 投票者の通路をふさがないように、すみやかに投票を願います。危険でありますから、投票者の通路をふさがないように、すみやかに投票を願います。――投票者の通路をふさがないように、すみやかに投票を願います。――壇上の諸君は、投票者の通路をふさがないように、すみやかに投票を願います。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――投票の済んだ力はすみやかに降壇してください。危険でありますから、投票者の通路をふさがないように、すみやかに投票を願います。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――なるべくすみやかに投票せられんことを望みます。――まだ投票されない方はなるべくすみやかに投票せられんことを望みます。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) すみやかに投票せられんことを望みます。――すみやかに投票されんことを望みます。――すみやかに投票せられんことを望みます。――すみやかに投票せられんことを望みます。――すみやかに投票せられんことを望みます。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票願います。すみやかに投票してください。――すみやかに投
薬してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
○議長(船田中君) 投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
○議長(船田中君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
 投票総数 二百九十二
  可とする者(白票)       百五十四
  〔拍手〕
  否とする者(青票)       百三十八
  〔拍手〕
○議長(船田中君) 右の結果、討論は終局するに決しました。
    ―――――――――――――
 中野四郎君外二十三名提出討論終局の動議を可とする議員の氏名
      相川 勝六君    逢澤  寛君
      青木  正君    赤城 宗徳君
      赤澤 正道君    秋田 大助君
      天野 公義君    綾部健太郎君
      荒舩清十郎君    有田 喜一君
      安藤  覺君    井村 重雄君
      伊東 隆治君    伊能繁次郎君
      池田 清志君    池田正之輔君
      石井光次郎君    稻村佐近四郎君
      今松 治郎君    上村千一郎君
      浦野 幸男君    江崎 真澄君
      小川 平二君    小澤佐重喜君
      大石 八治君    大久保武雄君
      大倉 三郎君    大竹 太郎君
      大坪 保雄君    大西 正男君
      大橋 武夫君    大平 正芳君
      奥野 誠亮君    賀屋 興宣君
      鍛冶 良作君    海部 俊樹君
      金子 岩三君    亀岡 高夫君
      亀山 孝一君    仮谷 忠男君
      川野 芳滿君    木部 佳昭君
      木村 武雄君    木村武千代君
      吉川 久衛君    久野 忠治君
      草野一郎平君    熊谷 義雄君
      倉成  正君    小泉 純也君
      小枝 一雄君    小金 義照君
      小島 徹三君    小平 久雄君
      小宮山重四郎君    河本 敏夫君
      佐々木秀世君    佐々木義武君
      佐藤 孝行君    齋藤 邦吉君
      坂田 英一君    櫻内 義雄君
      笹山茂太郎君    四宮 久吉君
      志賀健次郎君    重政 誠之君
      澁谷 直藏君    島村 一郎君
      正示啓次郎君    進藤 一馬君
      周東 英雄君    壽原 正一君
      砂田 重民君    砂原  格君
      瀬戸山三男君    園田  直君
      田川 誠一君    田中伊三次君
      田中 榮一君    田中 角榮君
      田中 龍夫君    田中 正巳君
      田邉 國男君    田村  元君
      高瀬  傳君    高橋 禎一君
      竹内 黎一君    竹山祐太郎君
      舘林三喜男君    谷垣 專一君
      千葉 三郎君    地崎宇三郎君
      塚原 俊郎君    辻  寛一君
      綱島 正興君    坪川 信三君
      登坂重次郎君    徳安 實藏君
      床次 徳二君    中川 一郎君
      中島 茂喜君    中曽根康弘君
      中野 四郎君    中村 幸八君
      中村 寅太君    中山 榮一君
      永山 忠則君    丹羽喬四郎君
      丹羽 兵助君    西岡 武夫君
      西村 英一君    西村 直己君
      根本龍太郎君    野田 卯一君
      野原 正勝君    野見山清造君
      橋本龍太郎君    長谷川 峻君
      八田 貞義君    濱野 清吾君
      福田 赳夫君    福田 篤泰君
      福田  一君    福永 一臣君
      藤枝 泉介君    藤尾 正行君
      藤田 義光君    古井 喜實君
      古川 丈吉君    細田 吉藏君
      堀川 恭平君    本名  武君
      松浦周太郎君    松澤 雄藏君
      松山千惠子君    三木 武夫君
      三原 朝雄君    湊  徹郎君
      南好  雄君    村上  勇君
      粟山  秀君    森   清君
      森下 元晴君    森田重次郎君
      森山 欽司君    八木 徹雄君
      山田 彌一君    山手 滿男君
      山村新治郎君    山本 勝市君
      吉田 重延君    和爾俊二郎君
      早稻田柳右エ門君    渡辺美智雄君
 否とする議員の氏名
      赤路 友藏君    赤松  勇君
      茜ケ久保重光君    秋山 徳雄君
      足鹿  覺君    有馬 輝武君
      淡谷 悠藏君    安宅 常彦君
      井伊 誠一君    井岡 大治君
      井手 以誠君    伊藤よし子君
      石田 宥全君    石野 久男君
      石橋 政嗣君    板川 正吾君
      卜部 政巳君    江田 三郎君
      小川 三男君    大出  俊君
      大柴 滋夫君    大原  亨君
      大村 邦夫君    岡  良一君
      岡田 春夫君    落合 寛茂君
      加賀田 進君    加藤 清二君
      片島  港君    勝澤 芳雄君
      勝間田清一君    角屋堅次郎君
      金丸 徳重君    川崎 寛治君
      川俣 清音君    川村 継義君
      河野  正君    久保田鶴松君
      栗原 俊夫君    栗林 三郎君
      黒田 寿男君    小林  進君
      兒玉 末男君    五島 虎雄君
      河野  密君    佐々木更三君
      佐藤觀次郎君    佐野 憲治君
      坂本 泰良君    阪上安太郎君
      沢田 政治君    重盛 壽治君
      實川 清之君    島上善五郎君
      島口重次郎君    下平 正一君
      東海林 稔君    鈴木茂三郎君
      田口 誠治君    田中 武夫君
      多賀谷真稔君    高橋 重信君
      滝井 義高君    楯 兼次郎君
      只松 祐治君    千葉 七郎君
      辻原 弘市君    戸叶 里子君
      堂森 芳夫君    泊谷 裕夫君
      中井徳次郎君    中澤 茂一君
      中嶋 英夫君    中村 重光君
      中村 高一君    永井勝次郎君
      楢崎弥之助君    成田 知巳君
      二宮 武夫君    西宮  弘君
      西村 関一君    野口 忠夫君
      野原  覺君    野間千代三君
      芳賀  貢君    長谷川正三君
      畑   和君    華山 親義君
      原   茂君    原   彪君
      日野 吉夫君    肥田 次郎君
      平岡忠次郎君    平林  剛君
      藤田 高敏君    帆足  計君
      穗積 七郎君    細迫 兼光君
      細谷 治嘉君    堀  昌雄君
      前田榮之助君    松井 政吉君
      松井  誠君    松浦 定義君
      松平 忠久君    松本 七郎君
      三木 喜夫君    武藤 山治君
      村山 喜一君    森  義視君
      森本  靖君    八木 一男君
      八木  昇君    矢尾喜三郎君
      安井 吉典君    柳田 秀一君
      山内  広君    山口シヅエ君
      山口丈太郎君    山崎 始男君
      山田 長司君    山田 耻目君
      山中 吾郎君    山中日露史君
      山花 秀雄君    山本 幸一君
      湯山  勇君    米内山義一郎君
      横路 節雄君    横山 利秋君
      吉村 吉雄君    和田 博雄君
      加藤  進君    川上 貫一君
      谷口善太郎君    林  百郎君
      志賀 義雄君    田中織之進君
     ――――◇―――――
○議長(船田中君) 外務大臣椎名悦三郎君不信任決議案につき採決いたします。
 この採決は記名投票をもって行ないます。本決議案に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます、――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
○議長(船田中君) ――氏名点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投票〕
○議長(船田中君) 投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――投票の済んだ方は、すみやかに降壇して、投票の妨害をなさらないでください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――壇上に立ちとまって投票者の通行を妨害しないでください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――壇上に立ちどまって投票者の通行を妨害しないでください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――壇上に立ちとまって投票者の通行を妨害しないでください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) あとがつかえておりますから、壇上に立ちどまらないで、すみやかに投票願います。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――壇上が混雑して危険でありますから、投票者の通行を妨害しないでください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――壇上が混雑して危険でありますから、投票者の通行を妨害しないでください。投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――壇上が混雑して危険でありますから、投票者の通行を妨害しないでください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――壇上が混雑して危険でありますから、投票者の通行を妨害しないでください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 壇上が混雑して危険でありますから、投票者の通行を妨害しないでください。――壇上が混雑して危険でありますから、投票者の通行を妨害しないでください。――投票者の通行を妨害しないでください。――壇上が混雑して危険でありますから、投票者の通行を妨害しないでください。――あとがつかえておりますから、すみやかに投票願います。――壇上が混雑して危険でありますから、投票者の通行を妨害しないでください。――壇上が混雑して危険でありますから、投票者の通行を妨害しないでください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) あとがつかえておりますから、壇上に立ちどまらないで、すみやかに投票願います。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) あとがつかえておりますから、壇上に立ちどまらないですみやかに投票願います。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 壇上が混雑して危険でありますから、投票者の通行を妨害しないでください。すみやかに投票してください。――すみやかに投票願います。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) すみやかに投票してください、――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください、――すみやかに投票してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) すみやかに投票してください、――すみやかに投票してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 立ちどまらないで、すみやかに投票してください。――立ちとまらないで、すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――立ちどまらないで、すみやかに投票してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 立ちどまらないで、すみやかに投票してください。――立ちどまらないで、すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――立ちどまらないで、すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――立ちとまらないで、すみやかに投票してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) すみやかに投票してください。――立ちどまらないで、すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 立ちどまらないで、すみやかに投票してください。――立ちどまらないで、すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――立ちどまらないで、すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 立ちどまらないで、すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 立ちどまらないで、すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 立ちどまらないで、すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――立ちとまらないで、すみやかに投票してください。立ちとまらないで、すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 立ちどまらないで、すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。
  〔投薬継続〕
○議長(船田中君) 立ちどまらないで、すみやかに投票してください。すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――立ちどまらないで、すみやかに投票してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 立ちどまらないで、すみやかに投票してください。――立ちどまらないで、すみやかに投票してください。――すみやかに投薬してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 投票漏れはありませんか。
  〔発言する者多し〕
○議長(船田中君) 投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。――開鎖。
  〔議場閉鎖〕
○議長(船田中君) 投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
○議長(船田中君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
 投票総数 二百九十三
  可とする者(白票)       百三十四
  〔拍手〕
  否とする者(青票)       百五十九
  〔拍手〕
○議長(船田中君) 右の結果、外務大臣椎名悦三郎君不信任決議案は否決されました。(拍手)
    ―――――――――――――
 山本幸一君外四名提出外務大臣椎名悦三郎君不信任決議案を可とする議員の氏名
      赤路 友藏君    赤松  勇君
      茜ケ久保重光君    秋山 徳雄君
      足鹿  覺君    有馬 輝武君
      淡谷 悠藏君    安宅 常彦君
      井伊 誠一君    井岡 大治君
      井谷 正吉君    井手 以誠君
      伊藤よし子君    石野 久男君
      石橋 政嗣君    板川 正吾君
      卜部 政巳君    江田 三郎君
      小川 三男君    大出  俊君
      大柴 滋夫君    大原  亨君
      大村 邦夫君    岡  良一君
      岡田 春夫君    落合 寛茂君
      加賀田 進君    加藤 清二君
      勝澤 芳雄君    勝間田清一君
      角屋堅次郎君    金丸 徳重君
      川崎 寛治君    川俣 清音君
      川村 継義君    河野  正君
      久保田鶴松君    栗原 俊夫君
      栗林 三郎君    黒田 寿男君
      小林  進君    兒玉 末男君
      五島 虎雄君    河野  密君
      佐々木更三君    佐藤觀次郎君
      佐野 憲治君    坂本 泰良君
      阪上安太郎君    沢田 政治君
      重盛 壽治君    實川 清之君
      島上善五郎君    島口重次郎君
      下平 正一君    東海林 稔君
      鈴木茂三郎君    田口 誠治君
      田中 武夫君    多賀谷真稔君
      高橋 重信君    滝井 義高君
      楯 兼次郎君    千葉 七郎君
      辻原 弘市君    戸叶 里子君
      堂森 芳夫君    泊谷 裕夫君
      中井徳次郎君    中嶋 英夫君
      中村 重光君    中村 高一君
      永井勝次郎君    楢崎弥之助君
      成田 知巳君    二宮 武夫君
      西宮  弘君    西村 関一君
      野口 忠夫君    野原  覺君
      野間千代三君    芳賀  貢君
      長谷川正三君    畑   和君
      華山 親義君    原   茂君
      原   彪君    日野 吉夫君
      肥田 次郎君    平岡忠次郎君
      平林  剛君    藤田 高敏君
      帆足  計君    穗積 七郎君
      細迫 兼光君    細谷 治嘉君
      堀  昌雄君    前田榮之助君
      松井 政吉君    松井  誠君
      松浦 定義君    松平 忠久君
      松本 七郎君    三木 喜夫君
      武藤 山治君    村山 喜一君
      森本  靖君    八木 一男君
      八木  昇君    矢尾喜三郎君
      安井 吉典君    柳田 秀一君
      山内  広君    山口シヅエ君
      山口丈太郎君    山崎 始男君
      山田 長司君    山田 耻目君
      山中 吾郎君    山中日露史君
      山花 秀雄君    山本 幸一君
      湯山  勇君    米内山義一郎君
      横路 節雄君    横山 利秋君
      吉村 吉雄君    和田 博雄君
      加藤  進君    川上 貫一君
      谷口善太郎君    林  百郎君
      志賀 義雄君    田中織之進君
 否とする議員の氏名
      相川 勝六君    逢澤  寛君
      青木  正君    赤城 宗徳君
      赤澤 正道君    秋田 大助君
      天野 公義君    綾部健太郎君
      荒舩清十郎君    有田 喜一君
      安藤  覺君    井原 岸高君
      井村 重雄君    伊東 隆治君
      伊能繁次郎君    池田 清志君
      池田正之輔君    石井光次郎君
      石田 博英君    稻村佐近四郎君
      今松 治郎君    上村千一郎君
      浦野 幸男君    江崎 真澄君
      小川 平二君    小澤佐重喜君
      大石 八治君    大久保武雄君
      大倉 三郎君    大竹 太郎君
      大坪 保雄君    大西 正男君
      大橋 武夫君    大平 正芳君
      奥野 誠亮君    賀屋 興宣君
      鍛冶 良作君    海部 俊樹君
      金子 岩三君    亀岡 高夫君
      亀山 孝一君    仮谷 忠男君
      川野 芳滿君    木部 佳昭君
      木村 武雄君    木村武千代君
      吉川 久衛君    久野 忠治君
      草野一郎平君    熊谷 義雄君
      倉成  正君    小泉 純也君
      小枝 一雄君    小金 義照君
      小島 徹三君    小平 久雄君
      小宮山重四郎君    河本 敏夫君
      佐々木秀世君    佐々木義武君
      佐藤 孝行君    齋藤 邦吉君
      坂田 英一君    櫻内 義雄君
      笹山茂太郎君    四宮 久吉君
      志賀健次郎君    重政 誠之君
      澁谷 直藏君    島村 一郎君
      正示啓次郎君    白浜 仁吉君
      進藤 一馬君    周東 英雄君
      壽原 正一君    砂田 重民君
      砂原  格君    瀬戸山三男君
      園田  直君    田川 誠一君
      田中伊三次君    田中 榮一君
      田中 角榮君    田中 龍夫君
      田中 正巳君    田邉 國男君
      田村  元君    高瀬  傳君
      高橋 禎一君    竹内 黎一君
      竹山祐太郎君    舘林三喜男君
      谷垣 專一君    千葉 三郎君
      地崎宇三郎君    塚原 俊郎君
      辻  寛一君    綱島 正興君
      坪川 信三君    登坂重次郎君
      徳安 實藏君    床次 徳二君
      中川 一郎君    中川 俊思君
      中島 茂喜君    中曽根康弘君
      中野 四郎君    中村 幸八君
      中村 寅太君    中山 榮一君
      永山 忠則君    丹羽喬四郎君
      丹羽 兵助君    西岡 武夫君
      西村 英一君    西村 直己君
      根本龍太郎君    野田 卯一君
      野原 正勝君    野見山清造君
      橋本龍太郎君    長谷川 峻君
      八田 貞義君    濱野 清吾君
      福田 赳夫君    福田 篤泰君
      福田  一君    福永 一臣君
      藤枝 泉介君    藤尾 正行君
      藤田 義光君    古井 喜實君
      古川 丈吉君    細田 吉藏君
      堀川 恭平君    本名  武君
     ――――◇―――――
 本日の議事における発言時間は趣旨弁明については十分質疑答弁討論その他については五分とするの動議(中野四郎君外二十三名提出)
○議長(船田中君) 中野四郎君外二十三名から、本日の議事における発言時間は趣旨弁明については十分質疑答弁討論その他については五分とするの動議が提出されました。
 本動議は記名投票をもって採決いたします。
 本動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
○議長(船田中君) 氏名点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投票〕
○議長(船田中君) 投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 壇上が混雑して危険でありますから、投票者の通行を妨害しないでください。――投票が済んだ方はすみやかに降壇してください。――投票が済んだ方はすみやかに降壇してください。――壇上が混雑して危険でありますから、投票者の通行を妨害しないでください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 投票が済んだ方はすみやかに降壇してください。――壇上が混雑して危険でありますから、投票者の通行を妨害しないでください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 投票が済んだ方はすみやかに降壇してください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 壇上が混雑して危険でありますから、投票者の通行を妨害しないでください。投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 壇上が混雑して危険でありますから、投票者の通行を妨害しないでください。――投票が済んだ方はすみやかに降壇してください。――壇上が混雑して危険でありますから、投票者の通行を妨害しないでください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――壇上が混雑して危険でありますから、投票者の通行を妨害しないでください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――壇上が混雑して危険でありますから、投票者の通行を妨害しないでください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――壇上が混雑して危険でありますから、投票者の通行を妨害しないでください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――壇上が混雑して危険でありますから、投票者の通行を妨害しないでください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――壇上が混雑して危険でありますから、投票者の通行を妨害しないでください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 壇上が混雑して危険でありますから、投票者の通行を妨害しないでください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――壇上が混雑して危険でありますから、投票者の通行を妨害しないでください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 壇上が混雑して危険でありますから、投票者の通行を妨害しないでください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――壇上が混雑して危険でありますから、投票者の通行を妨害しないでください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 壇上に立ちどまらないで、すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票を願います。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) すみやかに投票を願います。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) すみやかに投票してください。――すみやかに投票をしてください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票をしてください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) すみやかに投票をしてください。――すみやかに投票してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) すみやかに投票してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。――開鎖。
  〔議場開鎖、〕
○議長(船田中君) 投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
○議長(船田中君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
 投票総数 二百六十五
  可とする者(白票)       百六十六
  〔拍手〕
  否とする者(青票)        九十九
  〔拍手〕
○議長(船田中君) 右の結果、本日の議事における発言時間は、趣旨弁明については十分、質疑、答弁、討論その他については充分とするに決しました。(拍手)
    ―――――――――――――
 中野四郎君外二十三名提出発言時間制限の動議を可とする議員の氏名
      逢澤  寛君    愛知 揆一君
      青木  正君    赤城 宗徳君
      赤澤 正道君    秋田 大助君
      天野 公義君    綾部健太郎君
      荒舩清十郎君    有田 喜一君
      安藤  覺君    井出一太郎君
      井原 岸高君    井村 重雄君
      伊東 隆治君    伊能繁次郎君
      池田 清志君    池田正之輔君
      石井光次郎君    石田 博英君
      稻村佐近四郎君    今松 治郎君
      宇野 宗佑君    上村千一郎君
      浦野 幸男君    江崎 真澄君
      小川 平二君    小澤佐重喜君
      大石 八治君    大久保武雄君
      大倉 三郎君    大竹 太郎君
      大坪 保雄君    大西 正男君
      大橋 武夫君    大平 正芳君
      奥野 誠亮君    加藤常太郎君
      賀屋 興宣君    鍛冶 良作君
      海部 俊樹君    金子 岩三君
      亀岡 高夫君    亀山 孝一君
      仮谷 忠男君    木部 佳昭君
      木村 武雄君    木村武千代君
      吉川 久衛君    久野 忠治君
      草野一郎平君    熊谷 義雄君
      倉成  正君    小泉 純也君
      小枝 一雄君    小金 義照君
      小島 徹三君    小平 久雄君
      小宮山重四郎君    小山 長規君
      河本 敏夫君    佐々木義武君
      佐藤 孝行君    齋藤 邦吉君
      櫻内 義雄君    笹山茂太郎君
      四宮 久吉君    志賀健次郎君
      椎名悦三郎君    重政 誠之君
      澁谷 直藏君    島村 一郎君
      正示啓次郎君    白浜 仁吉君
      進藤 一馬君    周東 英雄君
      壽原 正一君    砂田 重民君
      砂原  格君    瀬戸山三男君
      園田  直君    田川 誠一君
      田口長治郎君    田中伊三次君
      田中 榮一君    田中 角榮君
      田中 龍夫君    田中 正巳君
      田中 六助君    田邉 國男君
      田村  元君    高瀬  傳君
      高橋 禎一君    竹内 黎一君
      竹山祐太郎君    舘林三喜男君
      谷垣 專一君    千葉 三郎君
      地崎宇三郎君    塚原 俊郎君
      辻  寛一君    坪川 信三君
      登坂重次郎君    徳安 實藏君
      床次 徳二君    内藤  隆君
      中川 一郎君    中島 茂喜君
      中曽根康弘君    中野 四郎君
      中村 梅吉君    中村 幸八君
      中村 寅太君    中山 榮一君
      永山 忠則君    丹羽喬四郎君
      丹羽 兵助君    西岡 武夫君
      西村 英一君    西村 直己君
      根本龍太郎君    野田 卯一君
      野原 正勝君    野見山清造君
      橋本龍太郎君    長谷川 峻君
      八田 貞義君    濱野 清吾君
      原田  憲君    福田 赳夫君
      福田 篤泰君    福田  一君
      福永 一臣君    藤枝 泉介君
      藤尾 正行君    藤田 義光君
      古井 喜實君    古川 丈吉君
      細田 吉藏君    堀川 恭平君
      本名  武君    前尾繁三郎君
      松浦周太郎君    松澤 雄藏君
      松田 鐵藏君    松野 頼三君
      松山千惠子君    三原 朝雄君
      水田三喜男君    湊  徹郎君
      南好  雄君    村上  勇君
      粟山  秀君    森   清君
      森下 元晴君    森田重次郎君
      森山 欽司君    八木 徹雄君
      山田 彌一君    山手 滿男君
      山村新治郎君    山本 勝市君
      吉田 重延君    和爾俊二郎君
      早稻田柳右エ門君    渡辺美智雄君
 否とする議員の氏名
      赤路 友藏君    茜ケ久保重光君
      足鹿  覺君    淡谷 悠藏君
      安宅 常彦君    井伊 誠一君
      井岡 大治君    井手 以誠君
      伊藤よし子君    石野 久男君
      石橋 政嗣君    板川 正吾君
      小川 三男君    大原  亨君
      大村 邦夫君    岡  良一君
      落合 寛茂君    加賀田 進君
      加藤 清二君    片島  港君
      勝間田清一君    角屋堅次郎君
      金丸 徳重君    川崎 寛治君
      川俣 清音君    川村 継義君
      河野  正君    栗原 俊夫君
      黒田 寿男君    小林  進君
      小松  幹君    兒玉 末男君
      五島 虎雄君    河野  密君
      佐々木更三君    佐藤觀次郎君
      佐野 憲治君    坂本 泰良君
      阪上安太郎君    沢田 政治君
      重盛 寿治君    實川 清之君
      島上善五郎君    東海林 稔君
      鈴木茂三郎君    田口 誠治君
      田中 武夫君    高橋 重信君
      滝井 義高君    只松 祐治君
      千葉 七郎君    戸叶 里子君
      堂森 芳夫君    泊谷 裕夫君
      中井徳次郎君    中澤 茂一君
      中嶋 英夫君    中村 高一君
      永井勝次郎君    成田 知巳君
      西宮  弘君    西村 関一君
      野口 忠夫君    野原  覺君
      野間千代三君    芳賀  貢君
      華山 親義君    原   茂君
      日野 吉夫君    肥田 次郎君
      平岡忠次郎君    帆足  計君
      穗積 七郎君    前田榮之助君
      松井 政吉君    松浦 定義君
      松平 忠久君    三木 喜夫君
      武藤 山治君    村山 喜一君
      八木 一男君    八木  昇君
      柳田 秀一君    山内  広君
      山口シヅエ君    山口丈太郎君
      山崎 始男君    山田 長司君
      山中 吾郎君    山中日露史君
      山花 秀雄君    山本 幸一君
      湯山  勇君    横路 節雄君
      横山 利秋君    和田 博雄君
      加藤  進君    谷口善太郎君
      林  百郎君
     ――――◇―――――
 農林大臣坂田英一君不信任決議案(山本幸一君外四名提出)
         (委員会審査省略要求案件)
○議長(船田中君) 山本幸一君外四名から、農林大臣坂田英一君不信任決議案が提出されました。
 本決議案は、提出者の要求のとおり委員会の審査を省略して、議事日程に追加するに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(船田中君) 御異議なしと認めます。よって、日程は追加せられました。
 農林大臣坂田英一君不信任決議案を議題といたします。
    ―――――――――――――
 農林大臣坂田英一君不信任決議案右の議案を提出する。
 昭和四十年十一月l日
     提出者
     山木 幸一    下平 正一
     中井徳次郎    野原  覺
     赤路 友藏
     賛成者
     赤松  勇 外百三十五名
    ―――――――――――――
  農林大臣坂田英一君不信任決議本院は、農林大臣坂田英一君を信任せず。
 右決議する。
○議長(船田中君) 提出者の趣旨弁明を許します。赤路友藏君。
  〔赤路友藏君登壇〕
○赤路友藏君 私は、ただいま提案されました農林大臣坂田英一君不信任の決議案について、その理由を説明いたします。
 まず、案文を朗読いたします。
    農林大臣坂田英一君不信任決議案
  本院は、農林大臣坂田英一君を信任せず。
   右決議する。
  〔拍手〕
 これから、その理由について述べさせていただきます。
 坂田君は、日韓漁業協定の経緯またはその内容については、まことに失礼な言い分とは思いますが、十分おわかりではないと思うのであります。しかし、現時点における佐藤内閣の閣僚の一人として、また今次日韓特別委員会の暴挙等をも含み、その責任は免れることはできないと思います。私の情として忍びないものはありますが、ここに不信任案を提出せざるを得ないのであります。
 これから、その理由を述べさせていただきます。
 日韓漁業の協定は、日韓間のものではございますが、日本の国際漁業の今後のあり方に対する一つの指標となることは間違いございません。それだけに、単に日韓間の問題解決という立場からのみ対処することは、これからの日本の国際漁業に大きな影響を及ぼすであろうことを忘れた行為といわなければならぬと思います。
 いま、御承知のとおり、世界の新興国は海に大きな関心を持ち始めてきたのであります。しかも、その根底にあるものは、国連の国際海洋法の諸条約の具体的実現への期待でございます。これらの諸情勢を把握しないで、単なる日韓間の問題として解決をつけようとするところに大きな間違いがある、こういうふうに私は思うのであります。(拍手)
 まず、その第一点について申し上げます。日韓漁業協定の第一条に示す、漁業に関する水域、ここにおける日本側の刑事裁判権の放棄であります。同時に、同水域への入り会い権の放棄でございます。
 政府は、第一条でいう、この水域におけるところの排他的管轄権の中に、沿岸国、すなわち韓国の刑事裁判権を認めているのであります。このことは、国際法上からもあるいは国際慣行からも、全然根拠のないことでありまして、自国の重要な裁判権を放棄するにとどまらず、今後の日本の国際漁業に大きな悪例を残すことになるのであります。
 私は、まず国際法的根拠について申し上げたい。国連において、一九六四年九月十日発効を見ております国際海洋法中の領海及び接続水域に関する条約の第十九条では、1、沿岸国の刑事裁判管轄権は、領海であることがすべての前提となっておるのであります。また、第二部接続水域の第二十四条では、こういうことが明記されております。「沿岸国は、自国の、領海に隣接する公海の水域において、次のことに必要な管理を行なうことができる。(a)自国の領域内または領海内における関税上、財政上、移民上または衛生上の規則の違反を防止すること。(c)自国の領域内または領海内で行なわれた前項の規則の違反を処理すること。」以上のように、刑事裁判権は沿岸国の領海に限るわけであります。
 今度の日韓漁業協定では、領海の範囲が明確でありません。政府の過去の答弁を総合いたしますと、三海里と推定するということであります。だといたしますなれば、何を根拠にして、領海外における日本の、自国の刑事裁判権という重大権利を放棄したのか。
 私は、もう一つ変わった面からこれを見てみたい。それは、先例にございます各国の漁業協定であります。
 一九五九年四月二十七日、英国とデンマークの漁業協定は、漁業水域は十二海里、領海は六海里、領海の外六海里では、英国の漁船は操業をいたします。同時に裁判管轄権は英国にございます。
 一九六〇年九月二十八日調印の、英国とノルウェーの協定は、やはり十二海里、領海大海里、領海外六海里では従来の実績を認めて、十年間操業をする。取り締まり権はノルウェーにありますが、裁判権は英国にあることが明記されております。
 また、一九六一年三月十一日締結、英国とアイスランドの協定は、英国・デンマークの協定と同様であります。
 一九六二年八月一日発効のソ連。ノルウェーの協定は、漁業水域が十二海里、うち領海を除く六海里には、入り会い権があります。取り締まり権も裁判権も旗国ソ連にあるのであります。
 以上、私は諸外国の先例について申し上げました。国際法上からも、あるいはすでにある先例からも、日韓間のごとく、従来の実績による入り会い権を放棄し、裁判権を韓国に与えるというような、自国の漁民の人権、財産権を無視し、踏みにじるような無謀なものは一例もございません。これだけでも、私は不信任に値すると思うのであります。(拍手)
 第二の理由を申し上げます。韓国側の専管水域の基線の引き方であります。
 まず、韓国西側では、御承知のとおり、共同規制水域の中に、日本の漁船の漁業禁止区域があるのであります。共同規制水域の中に禁止区域がある。先般、水産庁から特別委員会に出されました地図には、それは明記されておりません。韓国漁業は自由にその中で操業ができる。そういたしますと、実質的には韓国の専管区域と何ら変わりはない。日本の船が禁止される。どこに共同水域としての価値がございますか。しかもこの西側、陸岸からこの共同禁止水域までをはかってみますと、三十七度線で約七十八海里あります。三十六度線では八十七海里という驚くべき距離があるのであります。どうか地図をお持ちの方は、はかっていただきたいと思う。
 第二に、済州島の周辺、これは国際法上示された基線の引き方を放棄いたしております。一方的に韓国側の専管水域を認めておるのであります。
 その第三は、韓国の東海岸における日本の沖合い底びき網漁業であります。日本国農林大臣声明をもって、水深三百メートルより浅いところにおいて操業をしないといわれております。一体、山口県、島根県、鳥取県等の以東底びき漁船で、水深三百メートルより深い海底を操業している船がありますか。全然いままで経験のない、操業をしていないような水深三百メートル……
○議長(船田中君) 赤路君、簡単に願います。
○赤路友藏君(続) 以下では操業できない。これは現実に禁止をすることです。私は申し上げたいことは、実態をありのままに国民に知らすべきだと私は思う。私はごまかしてはいかぬと思う。そういうところに今度の日韓漁業脇町のわれわれが納得し得ないところがあるわけであります。(拍手)
 もう一つ私が申し上げたいのは、この漁業水城内における漁業の実態であります。おそらく皆さん方は十分御承知ないと思いますが、この前水産長官が特別委員会で田口長治郎君の質問に対して答弁をいたしております。これを調べてみますと、五十トン以下の底びき網漁業の共同区域内での操業は、日本が言十五隻、韓国は百二十五隻であります。五十トン以上の底びき網は、韓国は二百八十隻、日本で最高のときが二百七十、少ないときは百隻であります。ほとんど韓国のほうが優勢であるということが考えられる。
○議長(船田中君) 赤路君、結論を急いでください。赤路君、結論を急いでください。
○赤路友藏君(続) まき綱のみが日本がやや優勢であるということであります。
 もう一つ、私は知っていただきたいことは、それは朝鮮海峡に関係のある山口県以下の各県、十一県、これの水産庁統計を見てみますと、三十八年十二月で全部で一トン以上の動力船が五万二百四十七隻ある。その中で韓国に出得るような十トン以上、五十トン以下の船が六千七百七十七隻ある。その中から、ほんとうに韓国のあの海域に出て操業をする実績のある船、これから行き得る船、これが四千四百五十四隻です。これが千七百に縮められておる。私は不測の事態の起こることをおそれるから申し上げる。それだけ違うのです。この実態を把握しなければ、皆さんが考えておるような状態にはいかないということです。(拍手)不測の事態が起こるということです。これをどういうふうに皆さんは御理解になっておるか。
○議長(船田中君) 赤路君、制限の時間がまいりましたから、発言の中止を命じます
  〔赤路友藏君発言を継続〕
○議長(船田中君) 発言の中止を命じます。
  〔赤路友藏君なお発言を継続〕
○議長(船田中君) 赤路君、発言の中止を命じます。赤路君、降壇を命じます。
  〔赤路友藏君なお発言を継続〕
○議長(船田中君) 降壇を命じます。
  〔赤路友藏君なお発言を継続〕
○議長(船田中君) 降壇を命じます。
  〔発言する者多し〕
  〔赤路友藏君なお発言を継続〕
○議長(船田中君) 赤路君、降壇を命じます。――執行を命じます。
  〔赤路友蔵藏君なお発言を継続、降壇〕
○議長(船田中君) 質疑の通告があります。順次これを許します。兒玉末男君。
  〔兒玉末男君登壇〕
○兒玉末男君 私は、ただいま赤路議員から説明のございました坂川農林大臣不信任の決議案件につきまして、全面的に賛成の意を表しながら質問をいたす次第であります。(拍手)
 特に、今国会における重要案件でございます日韓条約の中において、農林大臣の所管に属する漁業関係の協定、すなわち、日本国と大韓民国との間の漁業に関する協定、附属書、さらに、直線基線に関する交換公文、韓国の漁業に関する水域に関する交換公文、日本国と大韓民国との間の漁業に関する協定についての合意された議事録、標識に関する交換公文、漁業協力に関する交換公文、さらに、安全操業に関する往復書簡、討議の記録、その他十三項目にわたる内容が、この漁業協定を含めて明らかにされたわけでございますけれども、ただいま提案がございましたとおり、この漁業協定に関する十三点にわたる内容を検討いたしますと、特にわが国水産業界、なかんずく、中小零細漁民にとりましては、死活の問題でございます。ただいま赤路議員の提案説明にも明らかにされましたが、農政のベテランをもって任ずる坂田農相が、このような不合理な、しかも欠陥だらけの協定の片棒をなぜかつがなくてはならなかったのか、まことに慨嘆にたえないところであります。(拍手)
 そこで私は、この際、本会議場を通じまして、赤路議員の農林大臣不信任の趣旨が、国民全体に対して、その意図するところが克明にされるために質問を行なわんとするものであります。
 第一に、李ライン問題についてでございますが、特別委員会における質疑の中におきまして、農林大臣は漁業協定によって李ラインはなくなったと答弁しておりまするが、しかしながら朴政権は、李ラインは健在である、平和ラインは国防線と大陸だな資源保護線として存続すると明言しており、完全な意見の食い違いを示しているが、いずれが正しいのか。
 第二点として、李ラインを宣言しました海洋主権宣言、そのために制定しました国内法、漁業資源保護法、海洋侵犯拿捕法など、全く改定しようとする誠意はないのであります。しかも、朴政権の車農林部長官は、日本側が協定に故意に違反した場合においては同協定を廃棄する用意があることを明言いたしております。このことからも、李ラインがなくなったという政府の解釈は国民を愚弄するものといわざるを得ないのでございますが、この点に対する赤路議員の見解を伺いたいのであります。(拍手)
 次に、漁業水域と管轄権問題についてでございます。(「時間を守れよ」と呼び、その他発言する者あり)二階堂議員、黙ってください。政府は、漁業協定は……
○議長(船田中君) 兒玉君、兒玉君、残りの時間がありませんから、簡単に願います。
○兒玉末男君(続) 休戦ライン以南についてのみ取りきめたものと答弁しておりますが、すべての事実は石橋氏の委員会発言でも明らかなように、韓国側は全朝鮮の水域を対象にしたものであることを示しております。このことは、日本の関係漁業者にも重大な関係を持つものである。韓国は、直線基線は北にも画定されているとの考え方であり、全朝鮮に専管水域を設けた地図を発表しております。水産庁が作成しました地図にも実線は引いてございませんけれども、専管水域の両端に以北は低潮線より十二海里と明記いたしております。共同規制水域に北鮮を含めてはたして実行の可能があるのかどうか。特別委員会における農林大臣の答弁によりましても、政府は北については領海三海里という立場をとっていると答弁しておりますけれども、十二海里を領海としている北鮮と何ら協議することなくして、一方的に三海里の共同規制水域を設けているが、両国間に紛争の起きる危険性はないのか。また、日本の漁民の操業に対して安全は保障されているのか。これらの点につきまして、赤路議員から明確なるところの御所見を承りたい。(拍手)
 次に、山口、高根県等の漁民に直接の関係のある竹島の専管水域についての問題でございます。韓国は竹島周辺にも十二海里の専管水域を設けてあり、日本漁船がこの水域に立ち入ったり、または……
○議長(船田中君) 兒玉君、簡単に願います。
○兒玉末男君(続) 通過した場合におきましては、拿捕される危険性があるのではないか。一体、竹島並びに……
○議長(船田中君) 兒玉君、兒玉君、兒玉君、簡単に願います。
○兒玉末男君(続) 周辺海域における漁業権はどうなるのか、この点ひとつ明らかにしていただきたい。
 さらに、大漁業資本の進出の道具となる無償供与と民間借款についてでございます。民間信用供与に関する交換公文におきますと、三億ドル以上の民間借款のうちに……
○議長(船田中君) 兒玉君、簡単に願います。
○兒玉末男君(続) 九千万ドルの漁業借款、三千万ドルの船舶輸出借款が取りきめられておりまするが、このうち一億三千五百万ドルを水産部門に使用する計画であり、その用途は沿岸の漁業基本基地、前進基地あるいは沖漁業の施設拡充や近代化となっておりまするが、さらにまた、韓国の漁業復興三ヵ年計画によりましては、五百九十二隻の建造計画中二百五十九隻は、日本に発注する計画になっております。
 これらの意味するところは、日本国民の税金と民間信用供与によって、大洋漁業、日程漁業などの大漁業資本が冷凍施設なり水産加工施設などを輸出し、造船資本が……
○議長(船田中君) 兒玉君、兒玉君、制限の時間がまいりましたから、発言の中止を命じます。――発言の中止を命じます。
  〔兒玉末男君発言を継続〕
○議長(船田中君) 兒玉君、兒玉君、発言の中止を命じます。――兒玉君、降壇を命じます。――兒玉君、降壇を命じます。
  〔兒玉末男君なお発言を継続〕
○議長(船田中君) 兒玉君、降壇を命じます。――執行を命じます。
  〔発言する者多し〕
  〔兒玉末男君なお発言を継続、降壇〕
  〔赤路友藏君登壇〕
○赤路友藏君 ただいま兒玉君のほうから、まず、第一に、李承晩ラインの問題が出たようであります。このことについては、今日まで相当討論が重ねられてまいりました。政府のほうでは、実質的にこれは解消したと、こう言って、います。しかし、韓国側のほうではそうは申しておりませんので、やはり依然として国内法が残り、それだけに、今後、国防ラインとして、あるいは平和ラインという名のもとに、韓国側のほうの一方的な考え方で処置される、こういうような危険性が存在しておる、伏在しておる、このことを申し上げておきたいと思うのであります。はっきりと李東元外交部長が国会のほうで言っておりますので、これは間違いはございません。
 それから、第二のほうの管轄権の問題でありますが、この管轄権問題につきましては、政府の答弁は非常にあやふやであります、ただ、私どもが答弁から引き出し得るものは、休戦ライン以南である、こういうようなことを言っております。しかし、韓国側のほうは、全半島に及ぶ、こういうことを言っておりまして、全然管轄権については明証がありません。それだけに今後問題が残ると思うのであります。
 もう一つは、水域の問題でありますが、共同規制水域は、これは線が中華人民共和国の領海を侵しております。もう一つは、北鮮のずっと海上にこの線が引かれておるわけであります。第三国に及ばないと常に政府は言っておりますが、第三国に事をかまえるような結果が出てきておるわけであります。もちろん、この協定第二条の中に「領海」云々ということばがございます。これで第三国の領海の面については一切を削除しておるのだ、これで除いておるのだ、こういうことをおっしゃっておりますが、それは単なる詭弁にしかすぎません。必ずこれは将来一つの問題点として残る、このことを私は申し上げたいと思う。
 それから、竹島につきましては、皆さんもお聞きになったと思いますが、たしか外務大臣であったと思いますが、海上保安庁が最近参りましたところが、韓国の兵がおりまして、十二海里の専管区域をはっきりとこれは設定しておる、こういうことを、言っております。ここは、島根県の資料で見ますと、非常にいい漁場でございまして、まき網が十五カ統でわずか五カ月――四月から八月まで、この五カ月の間に二万八千五百トンの水揚げをする。これをたとえば共同規制水域の中に入りますところの日本の六十カ統で六カ月として計算いたしますと、ざっと十三万八千トンの水揚げになるわけであります。魚は時期がありますから、小学校の生徒のそろばんのようにこれはまいりません。しかし、少なくとも、島根県資料によりましても、水産庁資料によりましても、非常にいい漁場であることは間違いがありません。これを放棄したというところに、島根県あるいは鳥取県の沿岸の零細な漁民の大きな不服がある、不満がある、こういうことであります。(拍手)このことは十分自民党の方々も御了承のことだと思うのであります。いまここへ参りますなれば、拿捕はもちろんのこと、撃たれるということもございましょう。
 それから、少し落としておりましたが、この月の四日の日に、農林二二二区で、李承晩ラインを侵したというので……
○議長(船田中君) 赤路君、簡単に願います。
○赤路友藏君(続) 李承晩ラインを侵したというので韓国船から追っかけられております。この事実があります。そうして、日本の海上保安庁の巡視船が中へ入って、そうして連れ戻ってきた。これがこの十一月の四日なんだ。(拍手)このことを私は申し上げて、李承晩ラインがなお今日そのままあるのだということをはっきり申し上げたいと思うわけであります。(拍手)
○議長(船田中君) 山田長司君。
  〔山田長司君登壇〕
○山田長司君 ただいま議題となりました坂田農林大臣に対する不信任の決議につきまして、趣旨は十分に了承いたしたのでありますが、さらにこの機会に児玉君の質剛に重複をしない範囲におきまして質疑を行ない、明瞭に疑点をただしたいと思うのでございます。
 質疑の前に一言坂田農林大臣と私との関係を申し上げておきます。
 実は二十四年前に、坂田さんがまだ大手町の農林省のバラックに特産課長をしておった当時にさかのぼりますが、内田農林大臣の配下で、なかなからつ腕をふるった若手官僚といたしまして、当時はかなり知られておったわけであります。おりしも大東亜戦争の末期でございまして、食糧事情が非常に逼迫してきたときに、東京は焼け野原となり、食糧の困難な時代になってきたときに、私はある団体の責任者といたしまして、この特産課長に食糧事情の逼迫を訴え、種子の給与方を依頼いたしましたところが、二、三日にしまして、カボチャの種二十貫のものを、五十俵を即座に融通した。これは、いまから考えますと、どういう形で敏速果敢な措置がとられたものか、私には前後の事情はわかりませんけれども、とにかく大東京及び近県の神奈川や埼玉、千葉などの食糧事情をかなり潤したことは事実でございます。
 こういう過去の事態を知っております私として、いまここに不信任が提出され、その趣旨を明らかにする質疑をすることはたいへん心苦しいのでありますが、しかし、私は七月の十二日、十三日、十四日とワシントンに開かれた日米合同委員会の状態を新聞その他で見ましたときに、これは三国太平洋漁業条約の三十八年度以来問題になり、政府も三回にわたって交渉しておった、この漁業条約の改定にあたりまして、当然公海自由の原則にのっとり、科学的な基礎に基づいた形で出漁確保の問題が論議されるものと私は心ひそかに期待しておった一人でございます。これが過去三回にわたって会議がされておったのでありますから、当然これが繰り返されずに何らかの形でこの結論が出るものと期待をしておったところが、あにはからんや、あたかもアメリカのブリストル湾においては、ベニザケの回遊で戦後初めてといわれるほどの高度の記録で魚がとれておるということが七月初めに報道されておった。ですから、これらのことを勘案いたしますと、アメリカにおったのですから当然これをいち早くキャッチして、これが会議の議題になるべきである。なぜ私がかく申しますかというと、漁民感情として甘木の漁業が沖でサケをとるために資源は非常に悪化しているということをアメリカの漁民たちが言っているが、これは科学的に何ら根拠のないことであった。ですから、このことが徹底的にこの三日の旧に究明されるならば、日本の漁業の上にも新しい見地が開かれたと思われる。これはかれのかつての機転さから言うならば、当然戦い取られてこなければならなかったはずであります。
 さらに、日本農業の自由化に伴って、アメリカ農産物の輸入が最近非常にひんぱんに行なわれるようになってきておる。日本の農業がそれがために非常な強い、圧迫を受けておる。アメリカ側から一般的な問題として自由化の拡大の問題、あるいは関税の一括引き下げの問題、これらが提案されておるにかかわらず、日本のかん詰めのボイコットをされたり、アメリカ農産物の輸入の拡大を押しつけられたり、関税の一括引き下げを要求されたり……
○議長(船田中君) 山田君、簡単に願います。
○山田長司君(続) 日本の現在の輸入制限品目について輸入制限の緩和の話に応じなければならなかったり、今後の自由化問題についての検討がほとんどなされずにおったという点であります。この点はただいま解任決議を出された赤路君に対して特に私は質問する、要点の一つであります。
 さらに、新任早々のこととはいいながら、出発される当日があたかも生産者米価の問題が委員会において取り上げられて、農民の要求は、石二万円以上とされておったにかかわらず、一万六千三百七十五円に決定を見るに至ったことは、農林大臣が米価の問題を避けて、逃げたのではないかということが農民の間において言われておったが、この点の事情がどうも不明確なのでありますけれども、赤路君に対しまして、先ほどの趣旨の中にはなかったけれども、私はこの機会に明らかにしておいてもらいたいと思うのであります。(拍手)
 日韓問題にあたりまして、請求権、それから経済協力決定の骨子は、一本が朴政権に対して、三億ドルの無償供与、二億ドルの有償供与、三億ドル以上の民間供与を与えるのと引きかえに、韓国及び韓国民の日本に対する請求権は完全かつ最終的に解決されたことを確認するものとなっておるけれども、いまや日本の風水害におけるところの被災民の実情を考えましたときに、一体、これらのことを先にやるべきか、日本の災害者に対する救助のことを先にやるべきか、こういう問題について、赤路君に対して……
○議長(船田中君) 山田君、制限の時間がまいりましたから、発言の中止を命じます。――発言の中止を命じます。
  〔山田長司君発言を継続〕
○議長(船田中君) 山田君、発言の中止を命じます。
  〔山田長司君なお発言を継続〕
○議長(船田中君) 山田君、降壇を命じます。
  〔山田長司君なお発言を継続〕
○議長(船田中君) 降壇を命じます。
  〔山田長司君なお発言を継続〕
○議長(船田中君) 山田君、降壇を命じます。
  〔山田長司君なお発言を継続〕
○議長(船田中君) 執行を命じます。
  〔発言する者多し〕
  〔山田長司君なお発言を継続、降壇〕
  〔赤路友藏君登壇〕
○赤路友藏君 山田君の御質問にお答え申し上げます。
 まず第一点は、ブリストル湾のベニザケの点をおっしゃったようでございます。この点について少し申し上げてみますと、このベニザケ資源が、アメリカ側のほうでは、日本はとり過ぎた、こういうふうに言っておるというふうなことでございますが、これの資源がそのために枯渇するのかどうか、この点は十分資源の検討をしなければ何とも申し上げかねると思うのであります。ただ、ここで申し上げられますことは、最近アメリカは日本の漁業を抑えようとしておる、とのことだけは事実であります。特にタラバガニにおきましては、御承知のとおり、これは大陸だなにおける天然資源である、こういうようなたてまえでこれをとらさないようにということを前面に押し出してきております。私たちは、タラバガニは天然資源でない、大陸だなの魚族としてこれは定着して動かないものでない、こういうことを日本のほうでは考え、またこれを主張いたしております。ただ、これからアメリカは、ますます日本に対してこの漁業面ではかなり大きな圧迫がくると思います。たとえば最近のバートレット法のようなものでございます。これは率直に申し上げまして、アメリカがアラスカ、あの近海における日本の漁業をできるだけ排除しよう、こういうたてまえであることは間違いないのでございます。
 次に、第二点でございますが、かん詰めのボイコットがアメリカのほうで行なわれたがということでございますが、これは御承知のとおり、日米加漁業条約がございまして、この日米加漁業条約では、日本の漁船が特集の魚に対しましては、ちょうど太平洋のまん中に線が引かれておりまして、それからアメリカ側のほうでは漁業ができない、こういうようなことになっております。これをいま日本側のほうでは廃止させなければならぬ、不平等条約であるからこれを廃棄しよう、あるいはこれを改定しよう、こういうことをねらって今日まで努力をしておるようでありますが、アメリカ側は依然として聞きません。これを日本のこういう正しい要求を抑えるために日本のかん詰めをボイコットする、こういうような形に出てきておるわけであります。この点を十分御了承願いたいと思います。
 それから、生産者米価の問題であります。坂田農林大臣はアメリカへ行ったが、それは逃げたのじゃないか、こういうことをおっしゃったようでありますが、私は、農林大臣がこの生産者米価の決定にあたって逃げるなんて、そういうばかなことはないと思います。また、坂田農林大臣は、いま山田君からもお話がありましたように、非常にオーソドックスな農政の方であります。まじめにものを考えておると思います。ただ、日韓の問題については、農林大臣としての責任がありますのでこの点は免れぬ、私はそう思います。
 次に、経済協力の面がございました。この経済協力は、特に漁業上では非常に大きな影響がまいります。いま問題になっておりますところの韓国ノリ二億、五千万枚、戦前は五億枚入っております。赤城さんがおられるはずですが、赤城さんはたしか五億枚程度は入れよう、こういうことを日韓の会談で話をされておるようです。この五億枚入りましても、今日日本のノリの生産は伸びまして、約五十億枚の中で……
○議長(船田中君) 赤路君、簡単に願います。
○赤路友藏君(続) 五億程度のものが入りましてもそれはたいしたことはない、こういうお考えのようであります。
○議長(船田中君) 赤路君、簡単に願います。
○赤路友藏君(続) これは、流通機構のいかなるものであるかということを知らざるもはなはだしいと思う。確かに価格を左右することにはならぬ。しかし、日本の零細な沿岸のノリ生産漁民がたたかれることは間違いない。それが今日、二億五千万枚現に入っておるのに、なおかつ、これを市場に出せぬということは、いかに二億五千万枚であっても生産者に大きな影響があるかという、このことを私はやはり知ってもらいたい。(拍手)なるほど、韓国の漁民をかばうこともよろしい。韓国の漁業を伸ばすこともよろしい。まずその前に、日本の零細漁民の立場というものをどうして考えますか。このことを私は申し上げたい。
 以上であります。(拍手)
    ―――――――――――――
  質疑終局の動議(中野四郎君外二十三名提出)
○議長(船田中君) 中野四郎君外二十三名より、質疑終局の動議が提出されました。
 本動議を採決いたします。
 この採決は記名投票をもって行ないます。中野四郎君外二十三名提出の質疑終局の動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
○議長(船田中君) 氏名点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投票〕
○議長(船田中君) 投薬の済んだ方はすみやかに降壇してくだい。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してくだい。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 壌土が混雑して危険でありますから、投票者の通行を妨害しないで、ください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――壇上が混雑して危険でありますから、投票者の通行を妨害しないでください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 投票の済んだ方はすみやかに降壇してくだい。――壇上が混雑して危険でありますから、投票者の通行を妨害しないでくだい。投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 壇上が混雑して危険でありますから、投票者の通行を妨害しないでください。――投票の済んだ力はすみやかに降壇、してください。――壇上が混雑して危険でありますから、投票者の通行を妨害しないでください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――投票の済んだ万はすみやかに降壇してください。――壇上が混雑して危険でありますから、投票者の通行を妨害しないでください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) すみやかに御投票を願います。――まだ投票されない方はすみやかに投票してください。――すみやかに投票をしてください。すみやかに投票をしてください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。すみやかに投票してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) すみやかに投票してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) ただいまから二分以内に投票いれるように望みます。その時間内に投票されない方は棄権とみなします。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) ただいまから二分以内に投票いれるように望みます。その時間内に投票されない方は棄権とみなします。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) すみやかに投票してください。すみやかに投票してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) すみやかに投票してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開匣――開鎖。
  〔議場開鎖〕
○議長(船田中君) 投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
○議長(船田中君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
 投票総数 二百二十七
  可とする者(白票)       百五十二
  〔拍手〕
  否とする者(青票)        七十五
  〔拍手〕
○議長(船田中君) 右の結果、質疑は終局するに決しました。
    ―――――――――――――
 中野四郎君外二十三名提出質疑終局の動議を可とする議員の氏名
      愛知 揆一君    赤城 宗徳君
      赤澤 正道君    秋田 大助君
      天野 光晴君    綾部健太郎君
      荒木萬壽夫君    有田 喜一君
      伊能繁次郎君    岩動 道行君
      石井光次郎君    稻村佐近四郎君
      宇野 宗佑君    上村千一郎君
      植木庚子郎君    臼井 莊一君
      内海 安吉君    浦野 幸男君
      小笠 公韶君    小川 半次君
      小渕 恵三君    大石 武一君
      大泉 寛三君    大倉 三郎君
      大西 正男君    大野  明君
      岡崎 英城君    奥野 誠亮君
      押谷 富三君    加藤 高藏君
      賀屋 興宣君    金子 一平君
      金子 岩三君    金丸  信君
      上林山榮吉君    神田  博君
      亀岡 高夫君    鴨田 宗一君
      唐澤 俊樹君    仮谷 忠男君
      木部 佳昭君    木村 剛輔君
      木村 武雄君    木村 俊夫君
      菊池 義郎君    吉川 久衛君
      久保田円次君    鯨岡 兵輔君
      熊谷 義雄君    倉成  正君
      藏内 修治君    小泉 純也君
      小枝 一雄君    小金 義照君
      小坂善太郎君    小島 徹三君
      小山 長規君    小山 省二君
      河本 敏夫君    佐藤 孝行君
      齋藤 邦吉君    坂田 道太君
      坂村 吉正君    櫻内 義雄君
      笹山茂太郎君    四宮 久吉君
      始関 伊平君    篠田 弘作君
      澁谷 直藏君    白浜 仁吉君
      周東 英雄君    鈴木 善幸君
      砂田 重民君    瀬戸山三男君
      關谷 勝利君    園田  直君
      田川 誠一君    田口長治郎君
      田澤 吉郎君    田中 龍夫君
      田中 正巳君    田中 六助君
      田村 良平君    高瀬  傳君
      高見 三郎君    竹下  登君
      舘林三喜男君    谷川 和穗君
      千葉 三郎君    地崎宇三郎君
      中馬 辰猪君    坪川 信三君
      登坂重次郎君    徳安 實藏君
      床次 徳二君    内藤  隆君
      中川 一郎君    中島 茂喜君
      中曽根康弘君    中野 四郎君
      中村 寅太君    中山 榮一君
      永田 亮一君    永山 忠則君
      二階堂 進君    丹羽喬四郎君
      丹羽 兵助君    西村 英一君
      根本龍太郎君    野田 卯一君
      馬場 元治君    橋本登美三郎君
      橋本龍太郎君    長谷川四郎君
      服部 安司君    濱田 幸雄君
      濱野 清吾君    早川  崇君
      原 健三郎君    原田  憲君
      廣瀬 正雄君    福井  勇君
      福田 繁芳君    福永 健司君
      藤井 勝志君    藤田 義光君
      藤山愛一郎君    古井 喜實君
      保科善四郎君    坊  秀男君
      堀内 一雄君    本名  武君
      前田 正男君    松浦周太郎君
      松澤 雄藏君    松田 鐵藏君
      三池  信君    水田三喜男君
      湊  徹郎君    村山 達雄君
      毛利 松平君    森   清君
      森下 國雄君    森下 元晴君
      森山 欽司君    八木 徹雄君
      山中 貞則君    山村新治郎君
      山本 幸雄君    和爾俊二郎君
      早稻田柳右エ門君    渡辺 栄一君
 否とする議員の氏名
      赤路 友藏君    赤松  勇君
      茜ケ久保重光君    秋山 徳雄君
      有馬 輝武君    淡谷 悠藏君
      安宅 常彦君    井岡 大治君
      井手 以誠君    卜部 政巳君
      江田 三郎君    大出  俊君
      大柴 滋夫君    岡  良一君
      岡田 春夫君    岡本 隆一君
      加賀田 進君    片島  港君
      勝澤 芳雄君    角屋堅次郎君
      金丸 徳重君    川俣 清音君
      川村 継義君    河野  正君
      栗林 三郎君    小林  進君
      五島 虎雄君    佐藤觀次郎君
      阪上安太郎君    島上善五郎君
      島口重次郎君    下平 正一君
      東海林 稔君    田中 武夫君
      多賀谷真稔君    中井徳次郎君
      中嶋 英夫君    中村 重光君
      永井勝次郎君    楢崎弥之助君
      成田 知巳君    二宮 武夫君
      西村 関一君    野口 忠夫君
      野原  覺君    長谷川正三君
      畑   和君    日野 吉夫君
      平林  剛君    藤田 高敏君
      帆足  計君    細迫 兼光君
      細谷 治嘉君    堀  昌雄君
      松井 政吉君    松井  誠君
      松浦 定義君    松平 忠久君
      八木  昇君    柳田 秀一君
      山口丈太郎君    山田 長司君
      山田 耻目君    山中 吾郎君
      山中日露史君    山花 秀雄君
      山本 幸一君    湯山  勇君
      米内山義一郎君    横路 節雄君
      横山 利秋君    吉村 吉雄君
      和田 博雄君    加藤  進君
      林  百郎君
     ――――◇―――――
○議長(船田中君) 討論の通告があります。順次これを許します。坂村吉正君。
  〔坂村吉正君登壇〕
○坂村吉正君 私は、ただいま議題となりました坂田農林大臣不信任決議案に対し、自由民主党を代表いたしまして反対の討論を行なわんとするものであります。(拍手)
 ただいま社会党代表の赤路友藏君が本決議案の趣旨説明において述べられたところは、まことに失礼な言い分ではございまするけれども、その論旨はきわめて不明確でありまして、牽強付会もはなはだしいといわなければならないのであります。(拍手)私はその論点の一つ一つを取り上げて反駁するにさえ値しないものといわざるを得ないと思っておるのでございます。
 過去十四年間の長きにわたりまして交渉が続けられ、ようやく今回妥結に至りました日韓漁業協定は、あの国際法上およそその例を見ないような暴挙であったところの季ラインを実質的に完全に撤廃をしたのであります。これによって、わが国漁民は過去の操業実態をそこなうことなく、安全操業が可能になったのでありまして、関係漁民にとってはまさに待望久しかった快挙であります。(拍手)
 顧みれば、わが国の国民経済上最も重要なる地位を占めるところの漁業は、第二次大戦の惨禍から立ち上がらんとしたやさき、あるいはマッカーサー・ラインあるいはブルガーニン・ラインあるいは李承晩ライン等、その復興を妨げるところのきわめて困難な幾多の国際的障害に遭遇したのであります。しかしながら、その後マッカーサー・ラインは、サンフランシスコ平和条約の締結によって解消しました。また、ブルガーニン・ラインは、日ソ漁業条約の締結によって撤廃されました。ひとり李承晩ラインのみは容易に解決することができないまま、十数年の長きにわたって今に至って、わが国の沿岸漁民を含む関係漁民の出漁に多大の障害を与えてまいっておったのであります。その間、拿捕あるいは抑留等、国際慣行上許すべからざるところの不法な措置によって、漁民は筆舌に尽くしがたい困苦を味わわせられたのであります。これらのことは、また、わが国の他の諸国との漁業交渉に対しても、有形、無形の悪影響を与えてまいりましたことは、関係者のひとしく認めるところであります。
 今回のこの日韓漁業協定の締結は、この障害をきれいさっぱりと解決したのであります。(拍手)全国民がこぞってその成功を祝福しておるものであります。この交渉の最も困難なる最終段階をみずから担当した坂田農林大臣の功績は、まことに偉大なものでありまして、坂田農林大臣以外の何人がこの難事業を果たし得たでありましょうか。(拍手)坂田農林大臣は、わが国の国際漁業の交渉の歴史に輝かしい一ページを飾り、関係漁民はもとより、わが国民のすべてが、永遠に坂田農林大臣の功績を忘れることはないと思うのであります。
 このような坂田農林大臣に対して、不信任などとは、もってのほかの暴論でございます。社会党の諸君は何を考えているのか、理解に苦しむものでございます。絶対にこのような案に賛成するわけにはまいりません。
 以上、私は、坂田農林大臣不信任決議案に対する反対の所見を申し上げまして、諸君の御賛同をお願いするものでございます。(拍手)
○議長(船田中君) 芳賀貢君。
  〔芳賀貢君登壇〕
○芳賀貢君 ただいま上程されました農林大臣坂田英一君の不信任決議案に対し、私は、日本社会党を代表して賛成の討論を行なわんとするものであります。(拍手)
 十一月六日の日韓特別委員会における政府・自民党のだまし討ち的な強行採決は、明らかに議会制民主主義の破壊行為であり、同時に政府・自民党がみずからの手で墓穴を掘るの行為ともいうべきであります。
 このような議会史上空前の暴挙について十一月七日の朝日新聞は社説を掲げ、「自民党はついに、「日韓」の委員会採決を強行した。そのやりかたは、明らかに暴走である。最近の段階で、われわれはくり返し、慎重な審議を続けるべきことを要望してきた。したがって、今回の事態はまことに残念だが、単に残念というだけには止まらない。不愉快さを越えた、鋭い「にがさ」、あるいは「空しさ」――そういったものを、つくづくと感じる。これは、議会政治のありかたを真面目に考えるものすべての、偽わらぬ気持ではあるまいか。」と国民の非難の声を代弁しておるのであります。
 この際、特に佐藤総理及び自民党の諸君に対して、議会政治の威信を回復することの責任の重大さを猛省されんことを強く求めるものであります。(拍手)
 農林大臣坂田英一君の不信任に賛成する第一の理由としては、日韓基本条約並びに日韓漁業協定につき、農林漁業担当の大臣として国益を守ることを怠り、わが国漁業の伸展に重大な損失を招来せんとしたことであります。坂田英一君の農林大臣就任は、日韓基本条約及び漁業協定の調印後であったとしても、現職にある国務大臣としての責任をいささかも回避することは許されないのであります。
 まず第一に、日韓漁業協定による排他的漁業専管水域の設定についてであります。専管水域十二海里の外側六海里については、漁業実績を有する日本漁船に当然入り会い権が保障されなければならないのにかかわらず、政府は、国際公法上の慣例を無視して、全面的に日本側漁船の入り会い権を放棄して、わが国漁業に甚大な損失を招いたことであります。
 第二に、韓国側の漁業専管水域の外側に漁業資源保護の目的から共同規制水域が設定されることになっているが、不可解なことには、韓国西側の共同規制水域の中に、日本側の大型機船底びき漁業及びトロール船漁業のみに適用する操業禁止ラインが引かれており、しかも、韓国側については底びき漁業もトロール漁業も共同規制水城内の操業は全く自由となっているのであります。このことは、共同規制水域なる漁族資源保護の美名に隠れて、韓国側にのみ利益を与え、わが国の関係漁業者に重大な犠牲と損害を与えることになるのであります。
 第三には、韓国の東側水域に設定された共同説制水城内においては、日本側の底びき漁船及びトロール漁船は水深二百メートル以下の浅海では操業できない取りきめになっておるのであります。わが国の沿岸または沖合いの底びき漁業の実態は、水深三百メートル以上の漁場において漁獲実績をあげることはほとんど不可能であり、そのことは共同規制水城内の底びき網漁業について全面的に日本漁業の権益を放棄することを意味するものであります。
 第四には、竹島周辺における漁業についてであります。政府は、竹島の領土権は日本にありと説明はしているが、これを漁業協定の面から見ると、韓国側はすでに竹島周辺に十二海里の排他的専管水域を設定することを明らかにしておるのであります。
 これに反して、坂田農林大臣は、日韓特別委員会において、わが党の委員の質問に答えて、「竹島については、日本側で専管水域を設定する意思はない、また日本の漁船が竹島周辺で操業することを禁止するように行政的に指導する。」と言明しているのであります。日本の領土であると主張する政府において、竹島周辺における日本漁船の操業を禁止するということは、明らかに日本の国土たる竹島を韓国に引き渡す意図を示すものであり、同時にわが国の沿岸漁民……
○議長(船田中君) 芳賀君、簡単に願います。
○芳賀貢君(続) 並びに沖合い漁業の犠牲の上に、基本条約並びに漁業協定が調印されたことは……
○議長(船田中君) 芳賀君、簡単に願います。
○芳賀貢君(続) いまや明白なる事実というべきであります。(拍手)
 次に、坂田農林大臣不信任賛成の第二の理由は、農林行政に対する不手ぎわについてであります。
 その第一は、昭和四十年産生産者米価の決定についてであります。最近の食糧需給事情は、政府・自民党の農政の貧困に基因して、国内自給度が減退し、米については約百万トン程度の外米を輸入しなければ食管制度の維持が困難な状態であります。しかるに、坂田農林大臣は、就任直後の七月には、米価審議会において、少数の御用的委員となれ合いで……
○議長(船田中君) 芳賀君、芳賀君、制限の時間がまいりましたから、発言の中止を命じます。芳賀君、発言の中止を命じます。
  〔芳賀貢君発言を継続〕
○議長(船田中君) 芳賀君、発言の中止を命じます。――芳賀君、降壇を命じます。――芳賀君、降壇を命じます。
  〔芳賀貢君なお発言を継続〕
○議長(船田中君) 芳賀君、降壇を命じます、――執行を命じます。
  〔発言する者多し〕
  〔芳賀貢君なお発言を継続、降壇〕
○議長(船田中君) 東海林稔君。
  〔東海林稔君登壇〕
○東海林稔君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となっております農林大臣坂田英二君の不信任決議案に対し、賛成の討論を行なうものであります。(拍手)
 坂川英一君の人柄が至って善良であるという点については、多くの人の見方が一致しているところであり、私もまた同じような見解を持つ一人であります。ちょっとしたはずみに、急に口をとんがらがしておこったり、また本会議や委員会で少し突っ込んだ質問を受けますと、すぐ興奮して手に持ったメモをもみくちゃにしたり、たびたび指をなめたりするなどは、彼の人柄を如実にあらわしておるものと言うことができるでありましょう。しかしながら、ただ人がよいというだけで大臣がつとまるというわけにまいらぬことは私が申すまでもありません。地位を利用して金もうけするなどの悪いことをしないということももちろん一つの要件でございましょうが、最も大切なことは、国政に対するすぐれた識見と政策を推進する手腕と実行力でなければなりません。ところが、この点については、先ほどの提案説明あるいは質疑応答によっても明らかなように、坂田君は農林大臣としては全く無為無策、いかにひいき目に見ましても、とうてい及第点をうけるわけにはいかないのであります。(拍手)
 まず、日韓漁業協定について申しますと、さきの趣旨説明で指摘されましたように、わが国にとってきわめて不利な専管水域十二海里を認めた上に、さらに広大な共同規制水域を設定し、しかも、最も肝心な李ラインの撤去についてはきわめて不明確で、将来に幾多の問題を残したままこれが調印をいたしたのであります。
 また、内政面においても、いまや全く重大な危機に直面しておる農村対策に何ら見るべき施策なく、たび重なる暴風による農民や漁民の災害に対しても温情ある適切な救済対策を怠っておるのであります。決してその職責を尽くしておるとは言い得ないのであります。
 今日、わが国の農村が年とともに衰退の一途をたどり、多くの農民がいかに困窮しておるかはすでに周知のとおりであります。これは、歴代自民党政府の政策が、あらゆる面において独占大企業中心であって、農業と農民を軽視するばかりでなく、大企業奉仕のために農村を低賃金労働力の供給源とするような政策のみを推し進めてきた結果にほかなりません。
 御承知のとおり、農業基本法の冒頭には、国の農業に関する政策目標として、農業の生産性と他産業の生産性の格差をなくすること、農業従事者と他産業従事者との所得の格差を是正して均衡する生活を営むことを目的とすると書いてあるわけでありまするが、実施以来の実態は全くその逆でありまして、年々その所得格差は縮小するどころかかえって拡大の傾向にあることは、政府の農業白書を見ましても明らかであり、また、先般本議場でわが党安井議員の質問に対する坂田大臣の答弁の中でも、みずからこれを認めるところであります。
 このように、政府が農業構造改善政策の中心として意図しておる……
○議長(船田中君) 東海林君、簡単に願います。
○東海林稔君(続) 自立農家の育成はおろか、年々専業農家は減少して兼業化が急激に進み、それでも金が足りなくて食えないがために、経営主までが出かせぎに出ておるのであります。結果として家庭生活は大きく破壊されております。また、数年前までは、農家に稼が来ない、これが問題でございましたが、今日においては、稼をもらう若者がすでに農村にはおらない。若い青年はほとんどみな生まれた町や村を捨てて都会に走り、あとに残るのはいわゆる三ちゃんというのが今日の多くの農村の実情でございます。
 このようなまことに憂うべき農村の実態に対して、坂田農林大臣ははたしていままで何をなしたでございましょうか。何もいたしておらないのでございます。(拍手)
 前臨時国会に、農林省は御承知のように、日本蚕糸事業団法案を出しました。これは確かに坂田大臣が就任後出した法案でございます。しかし、この法案は決して農林省や坂川大臣の発案によるものではなくて、三年前から養蚕や製糸の業者が、これまでの政府の蚕糸行政でまことに不満である、特に繭糸価格の安定についてはがまんができないということで、両業者の間で長い間検討した結果、いわゆる……
○議長(船田中君) 東海林君、東海林君、制限の時間がまいりましたから、発言の中止を命じます。――制限の時間がまいりましたから、発言の中止を命じます。
  〔東海林稔君発言を継続〕
○議長(船田中君) 東海林君、発言の中止を命じます。――東海林君、降壇を命じます。――東海林君、降壇を命じます。
  〔東海林稔君なお発言を継続〕
○議長(船田中君) 東海林君、降壇を命じます。――執行を命じます。
  〔発言する者多し〕
  〔東海林稔君なお発言を継続、降壇〕
    ―――――――――――――
  討論終局の動議(中野四郎君外二十三名提出)
○議長(船田中君) 中野四郎君外二十三名より、討論終局の動議が提出されました。
 本動議を採決いたします。
 この採決は記名投票をもって行ないます。小野四郎君外二十三名提出の討論終局の動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青葉を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
○議長(船田中君) 氏名点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投票〕
○議長(船田中君) 投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 投票の済んだ力はすみやかに降壇してください。――投票の済んだ力はすみやかに降壇してください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――壇上が混雑して危険でありますから、投票者の通行を妨害しないでください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――壇上が混雑して危険でありますから、投票者の通行を妨害しないでください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 投票の済んだ、方はすみやかに降壇してください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――すみやかに投票してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――立ちどまらないで、すみやかに投票してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。
 ただいまから三分以内に投票されるように望みます。その時間内に投票されない方は、棄権とみなします。すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してくださ
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) すみやかに投票してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 制限時間がまいりました。――投票漏れはありませんか。
  〔「ある」と呼ぶ者あり〕
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。――開鎖。
  〔議場開鎖〕
○議長(船田中君) 投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
○議長(船田中君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
  投票総数 二百二十六
   可とする者(白票)       百四十九
   否とする者(青票)        七十七
○議長(船田中君) 右の結果、討論は終局するに決しました。
    ―――――――――――――
  中野四郎君外二十三名提出討論終局の動議を可とする議員の氏名
      愛知 揆一君    青木  正君
      赤城 宗徳君    赤澤 正道君
      秋田 大助君    天野 光晴君
      綾部健太郎君    荒木萬壽夫君
      荒舩清十郎君    有田 喜一君
      伊能繁次郎君    岩動 道行君
      池田正之輔君    宇野 宗佑君
      上村千一郎君    植木庚子郎君
      臼井 莊一君    内海 安吉君
      浦野 幸男君    小笠 公韶君
      小川 半次君    小渕 恵三君
      大石 武一君    大泉 寛三君
      大倉 三郎君    大西 正男君
      大野  明君    岡崎 英城君
      奥野 誠亮君    押谷 富三君
      加藤 高藏君    賀屋 興宣君
      金子 一平君    金子 岩三君
      金丸  信君    上林山榮吉君
      神田  博君    亀岡 高夫君
      鴨田 宗一君    唐澤 俊樹君
      仮谷 忠男君    川野 芳滿君
      木部 佳昭君    木村 剛輔君
      木村 武雄君    木村 俊夫君
      菊池 義郎君    吉川 久衛君
      久保田円次君    鯨岡 兵輔君
      倉成  正君    藏内 修治君
      黒金 泰美君    小泉 純也君
      小枝 一雄君    小金 義照君
      小坂善太郎君    小島 徹三君
      小山 長規君    小山 省二君
      河本 敏夫君    纐纈 彌三君
      佐藤 孝行君    坂田 道太君
      坂村 吉正君    櫻内 義雄君
      笹山茂太郎君    四宮 久吉君
      始関 伊平君    篠田 弘作君
      澁谷 直藏君    正示啓次郎君
      白浜 仁吉君    周東 英雄君
      鈴木 善幸君    瀬戸山三男君
      關谷 勝利君    田口長治郎君
      田澤 吉郎君    田中 龍夫君
      田中 正巳君    田中 六助君
      田村 良平君    高瀬  傳君
      高見 三郎君    竹下  登君
      谷川 和穗君    千葉 三郎君
      地崎宇三郎君    中馬 辰猪君
      坪川 信三君    登坂重次郎君
      徳安 實藏君    床次 徳二君
      内藤  隆君    中川 一郎君
      中島 茂喜君    中曽根康弘君
      中野 四郎君    中村 寅太君
      中山 榮一君    永田 亮一君
      永山 忠則君    二階堂 進君
      丹羽喬四郎君    西村 英一君
      西村 直己君    根本龍太郎君
      橋本登美三郎君    橋本龍太郎君
      長谷川四郎君    服部 安司君
      濱田 幸雄君    濱野 清吾君
      早川  崇君    原 健三郎君
      原田  憲君    廣瀬 正雄君
      福井  勇君    福田 繁芳君
      福田  一君    福永 健司君
      藤井 勝志君    藤田 義光君
      藤山愛一郎君    古井 喜實君
      保科善四郎君    坊  秀男君
      堀内 一雄君    本名  武君
      前田 正男君    松浦周太郎君
      松澤 雄藏君    松田 鐵藏君
      三池  信君    水田三喜男君
      湊  徹郎君    村山 達雄君
      毛利 松平君    森   清君
      森下 國雄君    森下 元晴君
      森山 欽司君    八木 徹雄君
      山村新治郎君    山本 幸雄君
      和爾俊二郎君    早稻田柳右エ門君
      渡辺 栄一君
 否とする議員の氏名
      赤路 友藏君    赤松  勇君
      秋山 徳雄君    有馬 輝武君
      井伊 誠一君    井谷 正吉君
      伊藤よし子君    石野 久男君
      板川 正吾君    卜部 政巳君
      江田 三郎君    小川 三男君
      大出  俊君    大柴 滋夫君
      岡  良一君    岡田 春夫君
      岡本 隆一君    加藤 清二君
      勝澤 芳雄君    金丸 徳重君
      川崎 寛治君    川俣 清音君
      久保田鶴松君    栗林 三郎君
      黒田 寿男君    小松  幹君
      兒玉 末男君    河野  密君
      佐々木更三君    佐野 憲治君
      沢田 政治君    重盛 壽治君
      島口重次郎君    下平 正一君
      東海林 稔君    鈴木茂三郎君
      田口 誠治君    多賀谷真稔君
      滝井 義高君    楯 兼次郎君
      只松 祐治君    千葉 七郎君
      辻原 弘市君    泊谷 裕夫君
      中嶋 英夫君    中村 重光君
      中村 高一君    永井勝次郎君
      楢崎弥之助君    成田 知巳君
      二宮 武夫君    野間千代三君
      長谷川正三君    畑   和君
      華山 親義君    平岡忠次郎君
      平林  剛君    藤田 高敏君
      細迫 兼光君    細谷 治嘉君
      堀  昌雄君    前田榮之助君
      松井  誠君    松浦 定義君
      武藤 山治君    村山 喜一君
      八木  昇君    安井 吉典君
      柳田 秀一君    山内  広君
      山崎 始男君    山田 耻目君
      山花 秀雄君    米内山義一郎君
      吉村 吉雄君    加藤  進君
      林  百郎君
     ――――◇―――――
○議長(船田中君) 農林大臣坂田英一君不信任決議案につき採決いたします。
 この採決は記名投票をもって行ないます。本決議案に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。―― 閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
○議長(船田中君) 氏名点、呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投票〕
○議長(船田中君) 投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――壇上が混雑して危険でありますから、投票者の通行を妨害しないでください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。――閉鎖。
  〔議場開鎖〕
○議長(船田中君) 投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
○議長(船田中君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
 投票総数 二百二十五
  可とする者(白票)         八十八
  〔拍手〕
  否とする者(青票)        百三十七
  〔拍手〕
○議長(船田中君) 右の結果、農林大臣坂田英一君不信任決議案は否決されました。
    ―――――――――――――
 山本幸一君外四名提出農林大臣坂出英一君不信任決議案を可とする議員の氏名
      赤路 友藏君    赤松  勇君
      秋山 徳雄君    有馬 輝武君
      井伊 誠一君    井谷 正吉君
      伊藤よし子君    石野 久男君
      石橋 政嗣君    板川 正吾君
      卜部 政巳君    江田 三郎君
      小川 三男君    大出  俊君
      大柴 滋夫君    大原  亨君
      大村 邦夫君    岡  良一君
      岡田 春夫君    岡本 隆一君
      落合 寛茂君    加藤 清二君
      勝澤 芳雄君    金丸 徳重君
      川崎 寛治君    川俣 清音君
      久保田鶴松君    栗林 三郎君
      黒田 寿男君    小松  幹君
      兒玉 末男君    河野  密君
      佐々木更三君    佐野 憲治君
      坂本 泰良君    沢田 政治君
      重盛 壽治君    島口重次郎君
      下平 正一君    東海林 稔君
      鈴木茂三郎君    田口 誠治君
      多賀谷真稔君    滝井 義高君
      楯 兼次郎君    只松 祐治君
      千葉 七郎君    辻原 弘市君
      堂森 芳夫君    泊谷 裕夫君
      中嶋 英夫君    中村 重光君
      中村 高一君    永井勝次郎君
      楢崎弥之助君    二宮 武夫君
      西宮  弘君    野間千代三君
      長谷川正三君    畑   和君
      華山 親義君    原   茂君
      肥田 次郎君    平岡忠次郎君
      平林  剛君    藤田 高敏君
      穗積 七郎君    細谷 治嘉君
      堀  昌雄君    前田榮之助君
      松井  誠君    松浦 定義君
      三木 喜夫君    武藤 山治君
      村山 喜一君    八木 一男君
      八木  昇君    安井 吉典君
      山内  広君    山崎 始男君
      山田 耻目君    山花 秀雄君
      米内山義一郎君    吉村 吉雄君
      加藤  進君    林  百郎君
      志賀 義雄君    廣瀬 正雄君
 否とする議員の氏名
      相川 勝六君    逢澤  寛君
      愛知 揆一君    青木  正君
      天野 公義君    天野 光晴君
      荒舩清十郎君    井原 岸高君
      伊能繁次郎君    岩動 道行君
      池田 清志君    池田正之輔君
      宇野 宗佑君    臼井 莊一君
      内海 安吉君    小笠 公韶君
      小川 半次君    小川 平二君
      小渕 恵三君    大石 八治君
      大石 武一君    大泉 寛三君
      大倉 三郎君    大竹 太郎君
      大坪 保雄君    大野  明君
      大橋 武夫君    大平 正芳君
      押谷 富三君    加藤 高藏君
      賀屋 興宣君    鍛冶 良作君
      金子 一平君    金丸  信君
      上林山榮吉君    神田  博君
      亀山 孝一君    鴨田 宗一君
      唐澤 俊樹君    仮谷 忠男君
      川野 芳滿君    菅野和太郎君
      木村 剛輔君    木村 武雄君
      木村 俊夫君    菊池 義郎君
      久野 忠治君    久保田円次君
      草野一郎平君    鯨岡 兵輔君
      藏内 修治君    黒金 泰美君
      小坂善太郎君    小平 久雄君
      小宮山重四郎君    小山 長規君
      小山 省二君    纐纈 彌三君
      坂田 道太君    坂村 吉正君
      四宮 久吉君    始関 伊平君
      椎名悦三郎君    篠田 弘作君
      正示啓次郎君    進藤 一馬君
      壽原 正一君    鈴木 善幸君
      關谷 勝利君    田口長治郎君
      田澤 吉郎君    田中 六助君
      田邉 國男君    田村 良平君
      高橋 禎一君    高見 三郎君
      竹内 黎一君    竹下  登君
      谷川 和穗君    中馬 辰猪君
      塚原 俊郎君    辻  寛一君
      坪川 信三君    内藤  隆君
      中川 一郎君    中野 四郎君
      中村 梅吉君    中村 幸八君
      永田 亮一君    二階堂 進君
      西村 英一君    西村 直己君
      野見山清造君    橋本登美三郎君
      長谷川四郎君    長谷川 峻君
      八田 貞義君    服部 安司君
      濱田 幸雄君    早川  崇君
      原 健三郎君    原田  憲君
      福井  勇君    福田 繁芳君
      福田  一君    福永 一臣君
      福永 健司君    藤井 勝志君
      藤枝 泉介君    藤尾 正行君
      藤山愛一郎君    古川 丈吉君
      保科善四郎君    坊  秀男君
      堀内 一雄君    堀川 恭平君
      前尾繁三郎君    前田 正男君
      増田甲子七君    松田 鐵藏君
      三池  信君    三原 朝雄君
      水田三喜男君    村上  勇君
      村山 達雄君    毛利 松平君
      粟山  秀君    森下 國雄君
      森田重次郎君    山田 彌一君
      山手 滿男君    山村新治郎君
      山本 勝市君    山本 幸雄君
      吉田 重延君    渡辺 栄一君
      渡辺美智雄君
     ――――◇―――――
○議長(船田中君) この際、午前九時まで休憩いたします。
   午前七時十五分休憩
     ――――◇―――――
   午前九時八分開議
○議長(船田中君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
     ――――◇―――――
 大蔵大臣福田赳夫君不信任決議案(山本幸一君外四名提出)
           (委員会審査省略要求案件)
○議長(船田中君) 山本幸一君外四名から、大蔵大臣福田赳夫君不信任決議案が提出されました。
 本決議案は、提出者の要求のとおり委員会の審査を省略して、議事日程に追加するに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(船田中君) 御異議なしと認めます。よって、日程は追加せられました。
 大蔵大臣福田赳夫君不信任決議案を議題といたします。
    ―――――――――――――
 大蔵大臣福田赳夫君不信任決議案右の議案を提出する。
 昭和四十年十一月十日
     提出者
      山木幸一   下平 正一
      中井徳次郎  野原 覺
      有馬 輝武
     賛成者
      赤路 友藏 外百三十五名
    ―――――――――――――
  大蔵大臣福田赳夫君不信任決議本院は、大蔵大臣福田赳夫君を信任せず。右決議する。
○議長(船田中君) 提出者の趣旨弁明を許します。有馬輝武君。
  〔有馬輝武君登壇〕
○有馬輝武君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいまの大蔵大臣福田赳夫君不信任決議案について、提案の趣旨を明らかにいたしたいと存じます。(拍手)
 まず、主文を朗読いたします。
  本院は、大蔵大臣福田赳夫君を信任せず。
    右決議する。
  〔拍手〕
 福田大蔵大臣は、本年六月三日の内閣改造で、田中前蔵相のあとを継いで佐藤内閣に入閣されました。福田君のあやまちは、すでにこのときから始まったと申し上げなければなりません。
 福田君は、政務においては農林大臣を長くつとめられ、党内にあっては幹事長、政調会長として重きをなされ、また、野にあるときには、自由民主党、保守党のよき批判者として、党内から保守党の刷新、脱皮を叫び、その姿勢の孤高さと高邁さにおいて、私たち野党の者から見ても一極のさわやかさを感じさせたことが、ときたまありました。ところが、その福田赳夫君が、事もあろうに、国民の批判きびしい、何ら経済政策を持たない佐藤内閣の、しかも経済閣僚のかなめである大蔵大臣に就任されたのであります。日ごろの福田君の面目、その孤高さも、その高邁さも、単なる見せかけのポーズにすぎず、口の当たるところへの登場をあせる俗心の前には、たちどころにかなぐり捨てるあさましい姿を露呈したのであります。(拍手)なぜかなれば、福田蔵相入閣の六月三日は、佐藤内閣の経済政策の無能ぶりが、政権担当半年にしてすでに明々白々となりつつある時期でありました。経済財政政策に対する抱負と自信があるならば、保守党のためにも、むしろ野にあってきびしい批判を浴びせることが、一つの良心の灯をともし続けるゆえんであったはずであります。
 佐藤総理は、その就任の日に、日本経済の安定成長をはかり、ひずみの是正につとめ、特に国民生活を脅かす当面の消費者物価の上昇に対しては、全力をあげて解決に取り組むと言っていたのであります。あれから一年経過した今日、その実効がどれだけあがっているでありましょうか。最近の経済不況の深刻さは、大企業においても、レイオフ、いわゆる一時帰休にとどまらず、ついに解雇者を出し、中小企業に至っては、倒産が日を追って増加しておるのであります。公定歩合引き下げ、金融緩和、有効、需要喚起のための諸施策を講じているものの、その効果はなかなかあがらず、いよいよ公債発行という財政の大転換に踏み切らざるを得なくなっておるのであります。また、物価の面では、消費者米価、国鉄運賃などの公共料金の引き上げも必至となっております。
 これらが池田高度成長政策のつまずきに基づくものであることはもとよりでありますが、その後一年、佐藤政権の打つ手は、迷いと判断の狂いの連続でありました。いま、ちまたに満ちておる佐藤政権への、物価その他を通じての批判と怨嗟の声は、耳をおおうものがあります。(拍手)これひとえに、内閣の主柱であり、経済閣僚の締めくくり役である蔵相福田赳夫君の責任でなくて、何でありましょうか。自信も抱負もなく、場当たり的に大蔵大臣という重職を汚した福田君の出発点のこの誤りこそが、不信任の理由の第一であります。(拍手)乃公出ずんばといううぬぼれが、もしそのときあったとすれば、その後の財政金融政策の誤りは、国民の名において、なお許しがたいものがあります。
 これらの財政金融政策の失敗については、いま少し詳しく述べて、この不信任動議がいかに緊要かつ適切なものであるかを明らかにいたしたいと存じますが、ここで明らかにしておかなければならないことは、経済閣僚として、今回の不当な日韓条約の中でも、請求権の放棄、友好どころか、むしろ両国の紛争の種をまく経済協力に関する大蔵大臣の責任についてであります。
 まず、請求権の放棄でありますが、政府は日本国民の在韓財産を放棄したが、政府は国の利益という名のもとに国民の所有権をかってに犠牲にしたもので、絶対に許し得ないところであります。平和条約第四条(b)項は、日本国民の財産権の所属変更、移転の承認ではなく、外交保護権の放棄にすぎないことは、特別委員会における質疑を通じて明らかにされたところであります。外交保護権の放棄だけなら、個人が持っている在韓財産はあることは明瞭であるのに、椎名外務大臣及び政府委員は、実際問題として韓国で取り上げられないだろうと、とんでもない答弁を繰り返し、また、向こうの政府が認めないのだからしかたがない、しかし日本政府としては放棄していないと、支離滅裂な答弁をいたしておったことは、天下周知の事実であります。福田大蔵大臣は、もしこのような政府部内における混迷があるならば、当然国民に向かって、外相とともにこの疑義を解明する責任があるにもかかわらず、外相、政府委員が立ち往生しておっても、まるでよそごとみたいな顔をして、われ関せずの態度で終始したことは、言語道断と申さなければなりません。憲法にも国民の生命、財産を保護する政府の責任を明記してあるところでありますが、蔵相のこの態度こそ、不当不合理な今次の日韓会談の端的な証左と申さなければなりません。
 経済協力についても同断であります。去る六日の特別委員会における自由民主党の暴挙によって、ついにこの大事な経済協力についてもその本質をただす機会が失われ、国民の期待が完全に裏切られたのであります。私たちがこの経済協力に関してただしたいと存じておりましたことは、まず第一に、請求権八項目の内容と金額、そして経済協力との関連。李韓国外務部長官は、無償三億ドルの半額は原資材、商品を受け入れ、正常な貿易取引との転用を可能にしたと言っているが、無償三億ドルは資本財で供与するとの政府方針との関連、また、請求権支払いの一般貿易への振りかえを認めるのか。韓国側の契約窓口は、韓国政府使節団または同政府の認可を受けたものとなっているが、認可を受けたものとは何か、朴政権と結ぶ政商が入り込む余地があるのではないか。日韓貿易は大幅な日本の輸出超過となっているが、その決済状況、この決済と関連して、請求権の先取りが行なわれておるのではないか、在日韓国人を通じて無為林・無関税の不正貿易が行なわれているのではないか。韓国の低賃金を利用する保税加工方式が日本の労働者や中小企業を圧迫しないのか。これらの問題とともに、たとい八億ドルの経済協力が行なわれたといたしましても、韓国経済に寄与することに真になるのか。現在、私たちの知る限りにおいては……
○議長(船田中君) 有馬君、簡単に願います。
○有馬輝武君(続) 韓国の工場施設の五三%しか稼働せず、四七%が操短を行なっている中で、日本の企業が進出した場合における韓国経済界の対応のしかた。また、韓国産業の八〇%以上が第一次産業の農業であるのに、この農業に手を染めないで韓国の経済再建はほとんど不可能に近いのであるが、この間の事情。さらには朴政権が行なってきた物価統制令の失敗の経緯など、経済協力に関連して明らかにしなければならないことはあまりにも多く残されておりました。
 政府、特に外相、蔵相は、むしろわが党で質疑がなくても、これらの諸案件について、みずから進んで国民に明らかにする義務を負っておることは、まぎれもない事実であります。にもかかわらず、これらをすべて国民にひた隠し、無効な採決まであえてして、その暗い面をおおい隠そうとした福田蔵相の責任は、椎名外相とともに、閣僚の中でも特に重いものと申さなければなりません。(拍手)これが福田蔵相不信任の第二の理由であります。
 第三の問題は、現在の経済財政の破綻に対すの責任の問題であります。今日の経済危機、財政破綻をもたらした最大の原因は、自民党政府の経済財政政策の誤りにあることは明らかであります。昭和・三十五年以来とり続けられた高度成長政策は行き詰まり、過剰生産を呼び、その圧迫はきびしい経済不況をもたらしているのであります。その原因は、高度成長政策を進める柱として、無軌道な財政膨張政策をとり続け、毎年経済成長率を上回る財政の放漫な拡大が行なわれたのであります。社会党は、これまで一貫して、了算審議等の中でその危険性を指摘し、警告するとともに、予算の健全な編成を行なうよう主張し続けてまいりました。しかるに、与党・政府は、この無軌道な財政運営の破綻を取りつくろうことなく……
○議長(船田中君) 有馬君、制限の時間がまいりましたから、発言の中止を命じます。
  〔有馬輝武君発言を継続〕
○議長(船田中君) 有馬君、発言の中止を命じます。
  〔有馬輝武君なお発言を継続〕
○議長(船田中君) 有馬君、有馬君、降壇を命じます。
  〔有馬輝武君なお発言を継続〕
○議長(船田中君) 有馬君、発言の中止を命じます。――降壇を命じます。
  〔有馬輝武君なお発言を継続〕
○議長(船田中君) 降壇を命じます。
  〔有馬輝武君なお発言を継続〕
○議長(船田中君) 有馬君、降壇を命じます。
  〔有馬輝武君なお発言を継続〕
○議長(船田中君) 有馬君、降壇を命じます。
  〔有馬輝武君なお発言を継続〕
○議長(船田中君) 執行を命じます。執行を命じます。
  〔発言する者多し〕
  〔有馬脚武君なお発言を継続〕
○議長(船田中君) 演壇からおりてください。
  〔発言する者多し〕
  〔有馬輝武君なお発言を継続〕
○議長(船田中君) 演壇からおりてください。
  〔有馬脚武君なお発言を継続〕
○議長(船田中君) 演壇からおりてください。
  〔発言する者多し〕
  〔有馬輝武君なお発言を継続〕
○議長(船田中君) 演壇からおりてください。
  〔有馬輝武君降壇〕
    ―――――――――――――
○議長(船田中君) 質疑の通告があります。これを許します。只松祐治君。順次
  〔只松祐治君登壇〕
  〔発言する者、離席する者多し〕
○議長(船田中君) 静粛に願います。――静粛に願います。静粛に願います。
  〔発言する多し〕
○議長(船田中君) 静粛に願います。――静粛に願います。只松君、発言を願います。
○只松祐治君 静かにしてください、すぐやりますから。
  〔発言する者多し〕
○議長(船田中君) 静粛に願います。只松君、質疑を始めてください。
  〔発言する者多し〕
○議長(船田中君) 静粛に願います。只松君、質疑を始めてください。
  〔発言する者多し〕
○議長(船田中君) 静粛に願います。只松君、質疑を始めてください。
○只松祐治君(続) 質疑を始めますから、静粛にしていただきたいと思います。
  〔発言する者多し〕
○議長(船田中君) 静粛に願います。
○只松祐治君(続) 私は、ただいま有馬輝武君から提案をいたしました、あるいは述べんとして議長から制止を受けましたその意図を十分そんたくいたします。大蔵大臣福田赳夫君の不信任案につきまして、その意図を十分了承し、賛意を表するとともに、なお若干私の質疑を行なって、その意義を国民の前に明らかにせんとするものでございます。(拍手)
 その第一点は、多くの国民の生活を塗炭の苦しみにおとしいれて希望を見失わしめている経済不況の問題でございます。(「そんなへたなんじゃだめだ」と呼ぶ者あり)政府は口を開くと、不況はほんの一瞬的なものですぐ立ち直ると昨年来繰り返し繰り返し述べ、かつ国会で答弁をいたしてきております。しかし、現実に――いま私の話がへただとかなんとかおっしゃってやじられている皆さん方も、現実に経済がよくなっておらない、一歩々々悪くなっておる、こういうことは、自分自身お考えになるならば、まさに冷汗三斗、そのとおり日本の経済というものはまことに重大な時期に差しかかっておると思います。(拍手)この点は、あげて皆さん方自民党佐藤政府の責任であるとともに、直接には、その衝に当たっておられる大蔵大臣福田赳夫君の責任だと思います。そして、このことは、われわれが今日不信任案を提出する前に、自民党政府最大の支持者である日経連総会におきまして櫻田代表理事が発言をいたしましたように、「今日われわれは、戦後二十年間育ててきたこの政界を責むる前に、みずからが、こういうものしか育て得なかったということを反省しなければならない。」、こう言って、一兆五千億の公債問題をはじめといたしまして、当面する経済問題について、全く自民党、大蔵当局の不信を責めております。
 また、大切なことは、この戦後最大の不況こそは、韓国経済が御承知のように完全に崩壊をいたしております。また、南ベトナム戦争の長期化、戦いの困難さと相まちまして、今日の日韓条約を強引にかつ急ぎ締結させる、要因となっていることを忘れてはなりません。日韓特別委員会で、もしわが党の完全な論議が行なわれますならば、この点はもちろん、八億ドルの賠償などとともに、経済的側面からするこの日韓問題の危険性、すなわち戦争経済の実体というものが国民の前に浮き彫りにされたでございましょう。
 そこで、私は、いま申し述べました、経済がいかに落ち込んでしまっておるか、また、あとで申し述べます、この落ち込んでしまった経済政策を立て直すには、日本社会党に政権を譲り渡すか、あるいはまたインフレ政策を進めていくか、あるいはまた戦争政策を進めていくか、大きく分けますならば、こういう以外に、当面皆さん方がこの経済を立て直す方途というものがなかなかないことは御承知のとおりでございます。そして、このように破局的な経済政策をここまで推し進めてまいりました大蔵当局、その責任者たる福田大臣の責任がいかに大きいかを、具体的に追及してまいりたいと思います。
 すなわち、そのまず第一点は、わが国の予算の破綻の問題でございます。
○議長(船田中君) 只松君、簡単に願います。
○只松祐治君(続) 本年度予算は三兆六千億円にも及んでおりますが、この当初予算に対しまして、すでに明らかになっておるところでも、少なくて二千億、多ければ三千億、大体二千五百億円ぐらいの財源不足、すなわち、法人税、酒税等を中心といたします……
○議長(船田中君) 只松君、簡単に願います。
○只松祐治君(続) 税収の不足が組込まれております。また、いま予定されておりますように、公務員のベースアップ、あるいは消費者米価の値上がり等によりまする補正予算が一千億ないし一千数百億に及ぶとされております。すなわち、本年度は補正予算を含めますと……
○議長(船田中君) 只松君、制限の時間がまいりましたから、発言の中止を命じます。
  〔只松祐治君発言を継続〕
○議長(船田中君) 発言の中止を命じます。
  〔只松祐治君なお発言を継続〕
○議長(船田中君) 只松君、発言の中止を命じます。――只松君、降壇を命じます。
  〔只松祐治君なお発言を継続〕
○議長(船田中君) 只松君、降壇を命じます。
  〔只松祐治君なお発言を継続〕
○議長(船田中君) 只松君、降壇を命じます。
  〔只松祐治君なお発言を継続〕
○議長(船田中君) 執行を命じます。――執行を命じます。
  〔発言する者多し〕
  〔只松祐治君なお発言を継続、降壇〕
  〔有馬輝武君登壇〕
○有馬輝武君 ただいま只松君から御質問がありましたように、現在の不況の原因に対しまして、政府の対策のしかた、出発点がまず誤っておるのではないかと存じます。現在の、不況が、御承知のように、過剰生産の中の、不況でありまして、私どもがかって経験した不況の実態とは異なるのでありまして、これは、先ほども申し上げましたように、池田内閣の高度成長政策、これに追随いたしました無計画、無定見な過剰設備がもたらした結果でありまして、この本質的な面から解決してまいらなければ、なかなか不況は上向きにならないのであります。ここら辺について、政府は、景気は上向きになっておるとか、この秋ごろにはとかということを、総理をはじめ、福田大蔵大臣も言い続けてこられましたが、今月の日銀の支店長会議でも明らかなように、この景気の低迷ということはさらに長期にわたって続くことを政府部内において指摘いたしておるのであります。私どもは、ここで税制の面から中小企業に力をつける、あるいは労働者の賃上げによりまして有効需要を高めていくというような、きめのこまかな施策をやはり、長期にわたって講じていかない限り、この池田、佐藤内閣の引き続いての、いわゆる高度成長政策から安定成長へ乗せることをなし得なかった現在の失敗というものはなかなか取り戻せない、このように存じておる次第であります。(拍手)
 次に、只松君がちょっとお触れになりましたけれども、証券対策でありますが、これは、山一証券に対しますように、一者だけに対して日銀を通じて膨大な資金を融資することでもってダウ平均千二百円が回復できるなどと考えておるところに大蔵大臣の認識の大きな誤りがあるのであります。この点につきましては、先ほど申し上げましたように、不況に対する対策と同様に、きめのこまかな対策というものが必要であろうと存じます。
 なお、この点についても若干触れられましたけれども、徴税行政の問題でありますが、本年、政府の見通しの誤りによりまして、二千五百億の歳入欠陥を生じ、さらに補正予算の財源を加えますと、四千五百億くらいも手当てしなければならないのでありますが、これに対してイージーな形で公債発行に踏み切った点についてはあとで触れるといたしまして、問題は、私どもが国税通則法を審議いたしますときに、現在のような徴税行政の強化ということを極端におそれたのであります。おそれて、これを指摘いたしました。私どもの指摘がいかに正確であったかということは、この歳入欠陥の中で徴税行政に狂奔する政府が国民大衆を塗炭の苦しみに追い詰めつつある事実の中からはっきり把握できるのであります。私どもは、この際、国税通則法を誤って運営するようなことがあっては決してならないと存じます。(拍手)政府がやらなければならないことは、徴税を強化することではなくて、納税者の力をつけることに専心しなければならない、このように存じておる次第であります。
 時間がまいりましたので、簡単に御答弁を申し上げます。
○議長(船田中君) 平林剛君。
  〔平林剛君登壇〕
○平林剛君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま提案されました大蔵大臣福田赳夫君の不信任案について、その提案者有馬輝武君に若干の質問を展開し、その理由を一そう明らかにしてまいりたいと存じます。(拍手)それでありますから、提案者はひとつ懇切丁寧に私の質問にお答えいただきたいと思うのであります。万一議長が私の発言を停止することがありましたら、私は符号で三とか、四とか、五と示しますから、あらかじめ通告してありますように、これは慣例にある質問のしかたでございますから、慣例に従って御答弁をいただきたいと思うのであります。(拍手)
 質問の第一は、日韓特別委員会における混乱と福田大蔵大臣の責任についてであります。御承知のように、昭和四十年十一月六日午前十時過ぎ、日韓条約を審議する特別委員会は、わが国の議会史上において最も恥ずべき混乱を巻き起こしました。野党である日本社会党が質問を継続し、国民の前にその内容をさらに明らかにしようとしたとき、開会せられるや、突然、私が今日まで敬愛しておりました安藤覺委員長は、あらかじめしめし合わせたのでございましょうか、怒号と罵声、会議場の混乱の中に奇妙な身ぶりを始め、ふだんは一見紳士風の、自由民主党所属の委員がもの狂うたように万歳を三唱して、激しい混乱の中で一片の良識の影も吹き飛ばしてしまいました。まことに恥ずべき茶番劇であります。私は、この尊厳な議会政治にあのようなばかげた茶番劇のような愚挙のあったことはまことに遺憾にたえません。(拍手)しかるに、この舞台裏において、議会政治を混乱させても日韓条約批准を強行しようという事実上の推進者に、わが福田大蔵大臣があったのではないでしょうか。(拍手)この臨時国会において日本社会党が繰り返し要望いたしましたように、当面の不況克服の政策、また公害、災害対策など、国民の待望する諸案件をまず審議すべきでありましたのに、当面の国民生活と縁遠い日韓条約のみが先議されまして、多くの批判は自由民主党に集中しておりましたが、福田蔵相も、おそらく補正予算や来年度予算の編成など取り急ぐ必要を痛感しつつ、その矛盾に悩むとともに、一種のあせりを感じていたのではないでありましょうか。その結果、乱暴にも特別委員会の大混乱を巻き起したといたしましたならば、福田蔵相は、春秋の筆法によらざるとも、議会政治破壊の責任を負わなければならないと思うのであります。(拍手)私は、これは当然不信任理由の最たるものでありまして、この点を明らかにして、議会政治混乱を憤る国民各位とともにその責任を追及する必要があると思うのでございますが、提案者の御見解を承りたいと思うのであります。(拍手)
 第二の質問は、福田蔵相と右翼との関係について明確にしておく必要があると思うのであります。実は、私が福田蔵相不信任案の質疑に立つということを伝え聞いた人々は、ぜひこの点をただすべきであると強い要望があったのであります。この点については、ことしの七月二十一日、衆議院大蔵委員会においても、同僚の横山委員から激しい追及がありまして、この際その論点を申し上げますと、過般の参議院議員選挙において、わが福田赳夫君は、事もあろうに、当時諸派、それも独立何とか党に属する、しかも右翼と目される清水亘候補の推薦人として、その選挙ポスターにこれを応援する措置を許していたというのであります。右翼と見られる候補者に、自民党の幹部であり、国務大臣であり、しかも大蔵大臣である者がその推薦人となるのは一体どういうわけであるか。横山委員は語気鋭く、一国の大蔵大臣はもっと身辺を清潔にすべきであるということを指摘したのであります、(拍手)私はこの真相は知りません。しかし、大蔵大臣はこう答弁しました。会議録によりますと、「私は寝耳に水の話でありまして、そういうことがあることはまことに憤激にたえません。何とか処置を……。(横山委員「どうなさる」と呼ぶ)とっさのことで、どうするかということはここで申し上げられませんが、でき得る限りの措置をとりたいと考えております。」、これは福田蔵相の答弁であります。本日の不信任の理由には、この点については触れておりません。それは福田蔵相が何らかの措置をおとりになったからだと思うのでございますが、この際、不信任を突きつけられた……
○議長(船田中君) 平林君、簡単に願います。簡単に願います。
○平林剛君(続) 簡単にやります。
 福田赳夫君の背後関係、そしてその人物評価は、おそらく全国民の知りたいところだと思うのであります。私は、この点は、福田蔵相の名誉にかけてもはっきりさせてやる、そういう時間を十分与えるべきであろうと思うのであります。この点について提案者はどうお考えになっておるか、お尋ねをいたします。
 第三の質問点は、当面の不況という経済危機におきまして、福田蔵相は、苦境にあえぐ中小企業者に対しいかなる措置をとったかということであります。これはやはりはっきりしておいたほうがよいと思うのであります。御承知のように、いま、中小企業者はばたばた倒産しております。東京商工興信所の調べによりますと、この六月以降月に五百余の企業が倒産し、最近では、印刷業主や鋼材工場主など、和次いで小企業経営者の一家心中が伝えられております。わずかに一万七千円の不渡り手形をポケットにして、電車に飛び込んで絶命した機械部品工場主もあったのであります。年の瀬を控えて中小企業の不況も一段と強まり、憂色の濃いこれらの人に対して、政府は一体何をやったというのか。政府は、中小企業に対して、押し寄る不況のしわの軽減ということで、関係機関に八百二十億円の年末融資のワクをきめましたけれども、せっかくのワクも、商業ベースで貸し出される限り、貸し出し対象は一部の優良な企業に限定され……
○議長(船田中君) 平林君、制限の時間がまいりましたから、発言の中止を命じます。――平林君、発言の中止を命じます。
  〔平林剛君発言を継続〕
○議長(船田中君) 平林君、発言の中止を命じます。――平林君、降壇を命じます。――降壇を命じます。
  〔平林剛君なお発言を継続〕
○議長(船田中君) 平林君、降壇を命じます。
  〔平林剛君なお発言を継続〕
○議長(船田中君) 執行を命じます。――執行を命じます。
  〔発言する者多し〕
  〔平林剛君なお発言を継続、降壇〕
  〔有馬輝武君登壇〕
○有馬輝武君 平林君の御質問は多岐にわたりましたので、各項についてきわめて簡単に御答弁を申し上げたいと存じます。
 まず、日韓特別委員会における混乱と大蔵大臣の責任についてでありますが、私も先ほど触れましたように、私どもが一番問題にいたしておりました点は、経済協力の面であります。たとえば、先ほど触れなかった点につきましても、経済協力二億ドル、三億ドル、さらに三億ドル、合わせて八億ドルが、はたして韓国経済の再建に役立つかいなかという点でありますが、日本の大企業、自民党政府をあのような無謀な採決に狂奔せしめた、そのうしろ押しの諸君が企図いたしておりますことと、韓国の朴政権が考えておりますことと、さらには国民が考えておりますこととの間には、大きな食い違いがあることはまぎれもない事実であります。ですから、韓国におきましては、学生だけではなく、労働組合の諸君だけではなくして、やはり学者なり文化人なり、これらの一般知識層の方々が、日本の経済侵略という点について、きわめて大きな不安を抱いておるのは当然であります。あれがあの激しいデモに発展したのでありまして、ここら辺について、先ほども申し上げましたように、福田大蔵大臣は、やはり椎名さんが言及し得ないところがあるならば、みずから立ってこの椎名さんの解明し得ない問題について明らかにする責任があったろうと思うのであります。そのことについて、先ほども申し上げましたように、まるでよそごとみたいな顔をして終始されたことはきめて遺憾でありまして、ただ単に手をあげたり、藤枝泉介君が委員長と叫んだりするよりも、むしろ元凶はここら辺にあると申さなければならぬと思うのであります。(拍手)
 第二の問題でありますが、福田君と右翼との関係については、私も大蔵委員会の横山君の質疑を通じて初めて知ったのでありますが、もしそのような事実があるとするならば、きわめて遺憾なことでありまするし、当然大蔵大臣としてはその後の措置を講じられたものと信じておりますが、日をあらためてこの点については明らかにいたしたいと存じます。自由民主党の方々がよくこの種の問題について――この本会議においてもしばしば指摘されるのでありますが、特に近ごろでは、私もある雑誌で拝見したのでありまして、よそさまの党内事情についてはつまびらかにいたしませんけれども、そこにすわっておられる田中角榮氏と福田赳夫氏が総裁に一番最短距離に立ったとかというようなことが書かれておりますときだけに、福田大蔵大臣としては、いま平林君が指摘されましたように、身辺を清潔にするこの態度こそが総理・総裁への道であることを、との機会に銘記しておかるべきであろうと思うのであります。(拍手)
 第三点の、中小企業対策についてでありまするけれども、やはり、五百件をこえる戦後最大の倒産が相次いでおりますときだけに、中小公庫なり国民金融公庫なり、こういった政府三公庫を通じてわずかばかりの貸し出しをふやすことで事足れりとするのではなくして、私が先ほど指摘いたしましたように……
○議長(船田中君) 有馬君、簡単に願います。
○有馬輝武君(続) 税制、金融面において、やはりきめのこまやかな……
○議長(船田中君) 簡単に願います。
○有馬輝武君(続) 対策を講じてまいらなければ、なかなか現在の中小企業の倒産というものは救えないのではないか、このように存じておる次第であります。
 なお、平林君が信号でもって通告をいたしておりました点が一つ残っておりますので、この点について触れさせていただきたいと存じます。それは減税問題でありまするけれども、課税最低限をこのたび引き上げられましたけれども、大体、基準化計費、こういった考慮が、数字に詳しい大蔵省の諸君がはじき出したその根拠自対が問題になっておるのでありまして、完全に生計費に課税するという、税法で最も避くべき現状にあることを、この際指摘しておかなければならぬと思うのであります。このようなことでありまするから、納税人員が二千万人をこえる、食えない者が税金を納めなければならないという不合理が存在しておるのでありまして、租税特別措置法とともに早急にこれは是正しなければならぬ、このように存じておる次第であります。(拍手)
    ―――――――――――――
 質疑終局の動議(中野四郎君外二十三名提出)
○議長(船田中君) 中野四郎君外二十三名より、質疑終局の動議が提出されました。
 本動議を採決いたします。
 この採決は記名投票をもって行ないます。中町四郎君外二十三名提出の質疑終局の動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
○議長(船田中君) 氏名点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投票〕
○議長(船田中君) 投票の終了した方はすみやかに降壇を願います。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 投票の終了した方はすみやかに降壇を願います。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 投票の終了した方はすみやかに降壇してください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) すみやかに投票を願います。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――すみやかに投票してください。――演壇に立ちどまらないで、すみやかに投票してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 演壇に立ちどまらないで、すみやかに投票を願います。――すみやかに投票を願います。――演壇に立ちどまらないで、すみやかに投票を願います。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――演壇に立ちふさがらないで、すみやかに投票を願います。――演壇に立ちどまらないで、すみやかに投票を願います。――すみやかに投薬を願います。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 演壇に立ちどまらないで、すみやかに投票を願います。――すみやかに投票を願います。――すみやかに投票を願います。――演壇に立ちどまらないで、すみやかに投票を願います。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 演壇に立もどまらないで、すみやかに投票を願います。――すみやかに投票を願います。――すみやかに投票を願います。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) すみやかに投票を願います。――すみやかに投票を願います。――すみやかに投票を願います。――すみやかに投票を願います。すみやかに投票を願います。――すみやかに投票を願います。――すみやかに投票を願います。――すみやかに投票を願います。――すみやかに投票を願います。――すみやかに投票を願います。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) すみやかに投票を願います。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) すみやかに投票を願います。――すみやかに投票を願います。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) すみやかに投票を願います。――すみやかに投票を願います。――すみやかに投票を願います。――すみやかに投票を願います。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 投票漏れはありませんか。(発言する者あり)すみやかに投票を願います。――すみやかに投票を願います。――すみやかに投票を願います。
  〔投薬継続〕
○議長(船田中君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。――開鎖。
  〔議場開鎖〕
○議長(船田中君) 投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
○議長(船田中君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
 投票総数 二百七十四
  可とする者(白票)       百五十八
  〔拍手〕
  否とする者(青票)        百十六
  〔拍手〕
○議長(船田中君) 右の結果、質疑は終局するに決しました。
    ―――――――――――――
  中野四郎君外二十三名提出質疑終局の動議を可とする議員の氏名
      逢澤  寛君    愛知 揆一君
      青木  正君    天野 公義君
      天野 光晴君    荒木萬壽夫君
      荒舩清十郎君    安藤  覺君
      井出一太郎君    井原 岸高君
      井村 重雄君    伊東 隆治君
      伊能繁次郎君    岩動 道行君
      池田 清志君    今松 治郎君
      宇野 宗佑君    植木庚子郎君
      臼井 莊一君    内海 安吉君
      江崎 真澄君    小笠 公韶君
      小川 半次君    小川 平二君
      小澤佐重喜君    小渕 恵三君
      大石 八治君    大石 武一君
      大泉 寛三君    大久保武雄君
      大倉 三郎君    大竹 太郎君
      大坪 保雄君    大野  明君
      大橋 武夫君    大平 正芳君
      岡崎 英城君    押谷 富三君
      加藤 高藏君    加藤常太郎君
      鍛冶 良作君    海部 俊樹君
      金子 一平君    金丸  信君
      上林山榮吉君    神田  博君
      亀山 孝一君    鴨田 宗一君
      川島正次郎君    川野 芳滿君
      菅野和太郎君    木村 剛輔君
      木村 武雄君    菊池 義郎君
      岸  信介君    久野 忠治君
      久保田円次君    草野一郎平君
      鯨岡 兵輔君    黒金 泰美君
      小坂善太郎君    小平 久雄君
      小宮山重四郎君    小山 長規君
      小山 省二君    纐纈 彌三君
      佐伯 宗義君    佐々木秀世君
      佐々木義武君    坂田 道太君
      坂村 吉正君    志賀健次郎君
      始関 伊平君    椎名悦三郎君
      篠田 弘作君    正示啓次郎君
      進藤 一馬君    壽原 正一君
      鈴木 善幸君    砂原  格君
      關谷 勝利君    田口長治郎君
      田澤 吉郎君    田中 榮一君
      田中 角榮君    田中 六助君
      田邉 國男君    田村  元君
      田村 良平君    高橋 禎一君
      竹内 黎一君    竹下  登君
      竹山祐太郎君    谷垣 專一君
      谷川 和穗君    中馬 辰猪君
      塚原 俊郎君    辻  寛一君
      綱島 正興君    渡海元三郎君
      内藤  隆君    中垣 國男君
      中川 一郎君    中川 俊思君
      中野 四郎君    中村 幸八君
      中村庸一郎君    二階堂 進君
      西岡 武夫君    西村 直己君
      野原 正勝君    野見山清造君
      長谷川四郎君    長谷川 峻君
      八田 貞義君    服部 安司君
      濱田 幸雄君    濱地 文平君
      早川  崇君    原田  憲君
      廣瀬 正雄君    福井  勇君
      福田 繁芳君    福田 篤泰君
      福田  一君    福永 一臣君
      福永 健司君    藤井 勝志君
      藤枝 泉介君    藤尾 正行君
      藤山愛一郎君    古川 丈吉君
      保科善四郎君    坊  秀男君
      細田 吉藏君    堀内 一雄君
      堀川 恭平君    前尾繁三郎君
      前田 正男君    松野 頼三君
      松山千惠子君    三池  信君
      三原 朝雄君    村上  勇君
      村山 達雄君    毛利 松平君
      粟山  秀君    森下 國雄君
      森田重次郎君    山口喜久一郎君
      山崎  巖君    山田 彌一君
      山手 滿男君    山本 勝市君
      山本 幸雄君    吉田 重延君
      渡辺 栄一君    渡辺美智雄君
 否とする議員の氏名
      赤路 友藏君    秋山 徳雄君
      足鹿  覺君    有馬 輝武君
      淡谷 悠藏君    安宅 常彦君
      井伊 誠一君    井岡 大治君
      井手 以誠君    伊藤よし子君
      石野 久男君    石橋 政嗣君
      板川 正吾君    卜部 政巳君
      江田 三郎君    小川 三男君
      大出  俊君    大柴 滋夫君
      大原  亨君    大村 邦夫君
      岡  良一君    岡田 春夫君
      岡本 隆一君    落合 寛茂君
      加賀田 進君    加藤 清二君
      片島  港君    勝澤 芳雄君
      角屋堅次郎君    金丸 徳重君
      川崎 寛治君    川村 継義君
      河野  正君    久保 三郎君
      栗林 三郎君    黒田 寿男君
      小林  進君    小松  幹君
      兒玉 末男君    五島 虎雄君
      河野  密君    佐藤觀次郎君
      佐野 憲治君    坂本 泰良君
      阪上安太郎君    沢田 政治君
      重盛 壽治君    實川 清之君
      島上善五郎君    島口重次郎君
      田口 誠治君    多賀谷真稔君
      滝井 義高君    楯 兼次郎君
      只松 祐治君    千葉 七郎君
      戸叶 里子君    堂森 芳夫君
      泊谷 裕夫君    中井徳次郎君
      中澤 茂一君    中村 重光君
      中村 高一君    楢崎弥之助君
      成田 知巳君    二宮 武夫君
      西宮  弘君    西村 関一君
      野原  覺君    野間千代三君
      芳賀  貢君    長谷川正三君
      畑   和君    華山 親義君
      原   茂君    日野 吉夫君
      肥田 次郎君    平林  剛君
      藤田 高敏君    帆足  計君
      穗積 七郎君    細迫 兼光君
      細谷 治嘉君    前田榮之助君
      松井 政吉君    松井  誠君
      松浦 定義君    松平 忠久君
      松原喜之次君    松本 七郎君
      三木 喜夫君    武藤 山治君
      村山 喜一君    森本  靖君
      八木 一男君    八木  昇君
      矢尾喜三郎君    安井 吉典君
      柳田 秀一君    山内  広君
      山口丈太郎君    山崎 始男君
      山田 長司君    山田 耻目君
      山中日露史君    山花 秀雄君
      山本 幸一君    湯山  勇君
      米内山義一郎君    横路 節雄君
      横山 利秋君    吉村 吉雄君
      川上 貫一君    谷口善太郎君
      林  百郎君    田中織之進君
     ――――◇―――――
○議長(船田中君) 討論の通告があります。順次これを許します。鯨岡兵輔君。
  〔鯨岡兵輔君登壇〕
○鯨岡兵輔君 私は、ただいま議題となりました福田大蔵大臣不信任決議案に対し、自由民主党を代表して反対の討論を行なわんとするものであります。(拍手)
 福田大蔵大臣は、本年六月その職についたのであります。自来五カ月の間、大臣が、むずかしい経済情勢の中で、きわめて意欲的に、公定歩合の引き下げその他の諸施策を実施しておりますことは、世間周知のことでございます。したがいまして、社会党有馬君はいろいろと申されましたが、そのいずれも当を得ているものとは私は思えないのでございます。(拍手)
 しかし、経済界、特に中小企業の現況などはなかなか容易でないことは、われわれもひとしくこれを認めるところでございます。これをどうするか、大蔵大臣の責任大なりといえども、ひとり大蔵大臣にだけまかしておいてよいというものではありますまい。党派の別を問わず、政治家の冷徹せる見識をもって、おのおのその責務にこたえなければならぬことだと私は思うのでございます。(拍手)
 今日のこの会議は、昨九日午後二時に始まりました。そして、夜を徹し、すでに現在まで延々二十時間に及んでいるのでございます。その長い時間、われわれは一体何を審議していたか。すでにニュースが刻々と正しく伝えるごとく、それは社会党の諸君の牛歩投票ともいえない投票妨害であります。(拍手)社会党の諸君の怒号と罵声に終始したのでございます。このニュースを見た国民は、とてもこれを正気な国会議員のすることではないと慨嘆しているに違いないと思うのでございます。(拍手)
 もし、しかりとするならば、正気でないと思われる社会党諸君の提案に賛成することは、この長い時間、身の縮むほど恥ずかしく、国民に申しわけなく思い続けてきたわれわれ自由民主党のよくするところではございません。(拍手)きわめて簡単、きわめて簡単。これが、社会党有馬君提案にかかる福田大蔵大臣不信任案に私が反対する理由でございます。(拍手)
 社会党の諸君も、職責もわきまえず、さわるべからざるものにさわるような者は別として、見識のある方は、私のこの考えにどうか御同調くださいますようお願い申し上げても私の反対討論を終わります。(拍手)
○議長(船田中君) 藤田高敏君。
  〔藤田高敏君登壇〕
○藤田高敏君 私は、日本社会党を代表して、先刻有馬議員から提案された大蔵大臣福田赳夫君の不信任案について、賛成の討論を行なうものであります。(拍手)
 具体的な賛成討論に入る前に、私は議長に対し強く要求いたしたいと思うのであります。昨日来、本日に至る議事運営の中で、ある者には討論の時間を十五分与え、ある者に対しては五分で制約をし、また、その採決にあたっては、自由民主党の議員の投票については全然何らの注意も行なわないのみか、社会党に対しては時間制限を行なうような、そういう不公平きわまる議事運営をやっておるのであります。(拍手)こういうことは絶対やめてもらいたいということを強く要求いたしまして、以下、不信任案に対する賛成討論を行なうものであります。
 私がこの不信任案に賛成する積極的理由の第一は、今次臨時国会が、いま会期半ばにして、政府・自民党のファッショ的議事運営のため、わが国憲政史上かつて見ない混乱を招いております。そして議会制民主主義の危機をあえて国民とともに強調しなければならない羽目におとしいれられておるのであります。その混乱の有力な原因の一つは、佐藤総理を政治的主犯とするその大蔵大臣福田赳夫君は、その政治的共犯者として、おのれが主管大臣としての任務を忘れ、ただただ脳裏にあるものは将来を目ざしての総理・総裁を夢みて、国民に対してみずから果たすべき当面の日本財政の進むべき方向も、またその展望も与えることなく、さらには、党内派閥の圧力に屈して、当面の経済不況を克服するに足る財政諸方策さえ今次国会に提案するに至らなかった彼の優柔不断な政治態度こそが、今日の混乱を引き起こした質的要因の最たるものになっていることをあえて私は指摘せざるを得ないのであります。(拍手)
 すなわち、今次臨時国会の性格は、いまさら言うまでもなく、わが社会党が当初来より政府・自民党及び各党に提唱してきたごとく、アジアの緊張を激化さし、日朝、日中両国民の長き将来にわたる真の友好をはばむ日韓条約にうつつを抜かすことではなく、池田内閣から佐藤内閣にわたる政治の貧困わけても経済政策の失敗のために苦しめられてきておる大多数の勤労国民が、この国会に何を求め、何を要求しているかに焦点を合わして、そして、その真の要求である経済不況の克服、上昇物価の抑制、中小企業の倒産防止、地方財政危機の解消等を中心とする、国民生活を安定さすに足る財政諸方策を提起し、あわせて十五号台風以来の災害復旧予算及び公務員給与の予算等々を審議する国会とすべきであったのであります。にもかかわらず、どうでありましょう。戦後における日本財政最大の転換期とさえいわれておる今日の経済情勢下にあるにもかかわらず、佐藤、椎名、藤山の施政方針はあったが、肝心な福田大蔵大臣の財政方針はいまだに聞くことができない。全くぶざまな状態であります。こんなばかげたことがどこにありましょうか。このことだけでも、もう福田大蔵大臣の不信任に値する条件が十分整っておると思うのであります。(拍手)
  〔議長退席、副議長着席〕
 もともと佐藤内閣は財政経済に弱い国民不在の政治であるといわれてきたが、これほどまでに弱体であるとは思いませんでした。まさに佐藤内閣には財政方針なしといわれても、反論の余地はありますまい。
 今次国会が、すでにそのスタートにおいて、かくのごとくさか立ちをいたしておるのであります。今次国会において、わが党の正しい主張に対し、佐藤内閣の主たる閣僚としての福田大蔵大臣が、以上指摘したこれらの諸問題と真剣に取り組み、国民とその憂いを共にするの政治信念と気概があるなれば、今次国会は、日韓問題を必ずあと回しにすることができたでありましょう。そして、これら国民の生活に直結する財政経済中心の政治課題がスムーズに審議され、進行したに違いありません。
 以上私が指摘したごとく、今次臨時国会が、その性格的位置づけにおいて、財政経済問題を第一義的に取り上げなかったのみならず、予想される第二次補正予算の中には、いま審議中の日韓経済協力費の無償援助、初年度分百八億のうち、来年一月から三月までの分二十七億が、すでに四十年度予算に組み入れられようとしておるのであります。このように、福田大蔵大臣みずから日韓条約を先議さす態度をとったところに、出発点としての混乱の責任があり、この責任は即福田大蔵大臣の責任でありまして……
○副議長(田中伊三次君) 藤田君、藤田君、藤田君、制限時間がまいりましたから、結論を急いでください。
○藤田高敏君(続) この政治責任は、池田から佐藤内閣にわたる経済政策の失敗を隠蔽せんとする横着きわまる佐藤内閣の政治姿勢とともに、断じて許すことのできないところであります。(拍手)
 続いて、不信任に値する第二の理由は、わが国の財政を預かる大蔵大臣として、その財政方針の基本はいずこにあるのか、全く不明確そのものであります。羅針盤なき船のごとくであります。
○副議長(田中伊三次君) 藤田君、結論を急いでください。
○藤田高敏君(続) 結論を急ぎます。心配しなさんな。
 その証拠として、どうでありましょう。
○副議長(田中伊三次君) 藤田君、時間です。時間です。
○藤田高敏君(続) 大蔵大臣福田君は、党内野党、閣外にありしとき、当時の池田財政を批判して、何と言ったか。
○副議長(田中伊三次君) 藤田君、時間がまいりました。
○藤田高敏君(続) また、彼が大蔵大臣に就任した直後の……
○副議長(田中伊三次君) 発言の中止を命じます。
  〔藤田高敏君発言を継続〕
○副議長(田中伊三次君) 藤田君、発言の中止を命じます。
  〔藤田高敏君なお発言を継続〕
○副議長(田中伊三次君) 発言の中止を命じます。
  〔発言する者多し〕
  〔藤田高敏君なお発言を継続、降壇〕
○副議長(田中伊三次君) 武藤山治君。
  〔武藤山治君登壇〕
○武藤山治君 私は、日本社会党を代表して、有馬議員から提案された福田大蔵大臣不信任案に賛成の討論をいたしたいと思います。
 けさの読売新聞の社説を読んでみますると、かように書かれております。「社会党が過去にみられたような本会議の開会を実力で阻止するといった逸脱行為をつつしみ、合法的な議事妨害というワク内で抵抗しているのは、少数野党のやむをえない戦術として認めてもよい。」と申しております。(拍手)さらに読売新聞の社説は語を進めて、「このような事態を招いた第一の要因は、あまりにも性急すぎた政府・与党側の強行採決にある。多数決原理は国会を律する基盤ではあるが、それだけに国会の多数派は、結論に、至る道程に慎重でなければならない。万やむを得ない場合のほかは、決して無理押しをしてはならない。」、肝心なのは、「だまし打ち的な採決強行に社会党が硬化し、合法的抵抗の限りをつくそうとしている気持ちもよく理解できる。」と書いておるのであります。(拍手)私は、この読売新聞の社説は、いみじくも、六日の強行採決の事態を率直に、事実を認識して書かれたものと思うのであります。なぜならば、私どもはまだ国会議員として五年という浅い年月しか経験しておりませんが、その間に、与党多数決によって一方的に採決を行なったことがしばしばございます。しかし、今回の強行採決の場合と、従来行なわれた強行採決の事態とは、まことにその内容が違うのであります。どこが違うかというならば、従来、強行採決が行なおれる際には、理事会が決裂し、お互いの信義が破られて、並行線で、理事会が話し合いが決裂し、いよいよ一方的にやられるな、一方的に打ち切られるなということが暗黙のうちに予告されて、強行採決が行なわれてきたのが通例であります。ところが、今回はどうでありましょうか。五日の夕方には、六日のには特別委員会はどういう日程で何をやろうかということが同党の間ではっきり約束されました。すなわち、横路質問を認めて、経済援助の問題、請求権の問題を社会党に質問をしてもらおうということが、五日の晩に両党の間にはっきり確約されたのであります。これを守ることは信義であります。この信義を裏切って、翌日の六日十時、わずか一分を過ぎるや、多数を頼みにして日韓条約を採決したこの暴挙が、今日の事態を招いておるのであります。(拍手)いかに信義が大切なものであり、お互いが信ずるというきずながあることが、われわれの肉体的な労苦をも救い、お互いの信頼がいかに国会の運営に貴重であるかということを、この事態に直面をしてわれわれは痛感せざるを得ません。(拍手)今日の事態を招いたすべての責任は、絶対多数党、自由民主党の国会運営にあるといわなければなりません。(拍手)
 しかも、私がここで福田大蔵大臣を責めなければならない理由は、かつて自民党内における神事長、政調会長、あるいは今回の内閣における枢要な。ポストを占め、その力量、手腕、人格において佐藤総理の最も信頼する経済閣僚の先頭に立つ人でありますこの人が、当日横路質問を受け、経済援助の問題、請求権の問題、二千八百億円の金を韓国に注ぎ込む問題について詳細なる質疑答弁を行なう予定を、かような多数横暴によって打ち切られた際に、なぜこれを食いとめる努力をしなかったか、この福田大蔵大臣の不作為を私は責めなければなりません。これがすなわち福田大蔵大臣を信任しない一つの理由であります。
 第二は、すでに趣旨説明の中にもあり、討論の中にもあったのでありまするが、今臨時国会における緊急を要する財政的措置は、すなわち災害の対策であり、公務員のベアの処理であり、不況対策に対する財政的裏づけであり、地方財政の危機を救うための抜本的な財政措置をも考えなければならない重要なる臨時国会であります。しかるに、臨時国会の冒頭において財政演説も行なわず、予算案提出も今日できないというこのていたらくに対して、国民は拠りをもって政府に反省を求めておると私は思うのであります。(拍手)これすなわち福田大蔵大臣の怠慢といわずして何というのでありましよう。
○副議長(田中伊三次君) 武藤君、武藤山治君、時間ですから結論を急いでください。
○武藤山治君(続) 私はこの福田大蔵大臣の責任を追及し、信任をしない第二の理由とするゆえんのものはここにあります。
 第三の信任できない理由は、韓国の請求権であります。日本国民で長い間韓国に居住をし、私有財産を保有した人たちに対しては、当然請求権を放棄せず、これを国が補償するかあるいは韓国に請求すべきところであるのを、財政を預かる大蔵大臣として適切なる要求を行なわず……
○副議長(田中伊三次君) 武藤君、武藤君、発言の結論を急いでください。
○武藤山治君(続) ついにアメリカの指示に従い、韓国の主張に屈服して、無償三億ドル、有償三億ドル、民間ベース三億ドルという八億ドルの金を韓国に注ぎ込まなければならぬという……
○副議長(田中伊三次君) 武藤君、発言の中止を命じます。
  〔武藤山治君発言を継続〕
○副議長(田中伊三次君) 武藤君、降壇、を命じます。
  〔武藤山治君なお発言を継続〕
○副議長(田中伊三次君) 執行を命じます。
  〔発言する者多し〕
  〔武藤山治君なお発言を継続、降壇〕
    ―――――――――――――
  討論終局の動議(中野四郎君外二十三名提出)
○副議長(田中伊三次君) 中野四郎君外二十三名より、討論終局の動議が提出されました。
 本動議を採決いたします。
 この採決は記名投票をもって行ないます。中町四郎君外二十三名提出の討論終局の動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
○副議長(田中伊三次君) 氏名点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投票〕
○副議長(田中伊三次君) 投票の終わった方はすみやかに降壇を願います。――通路をふさがないようにしてください。――どんどん降壇してください。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) 投票の終わった方は、押し合いをしないで、すみやかにおりてください。――すみやかに降壇してください。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) 投票者の通路をふさがないように、終わった方はすみやかに降壇してください。――とまらないように降壇してください。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) 投票を済ませた方はすみやかにおりてください。――すみやかにおりてください。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) 他人の投票を妨げないように、終わった方はすみやかにおりてください。――通路をあけてください。――通路をあけてください。――通してください。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) もう少し通路を開いてください。――すみやかにおりてください。――通路をあけてください。――まん中に立ちどまらないで、通路をあけてください。――投票の終わった方は順次おりてください。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) 前面にとまららないで、通路をあけてください。――とまらないで、通路をあけてください。――どんどんおりてください。――どんどんおりてください。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) 休まないで、続いて投票してください。――どんどんおりてください。――引き続き投票を済ませて、降壇してください。――まだ投票されない方は投票をすみやかに済ませてください。――前面の人はとまらないで、どんどん降壇してください。――とまらないで、おりてください。投票を急いでください。――前面の人は壇をおりてください。――投票を急いで、おりてください。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) 通路をあけてください。通る人を通してください。――すみやかに投票を済ませてください。――投票をすみやかに済ませてください。――前面の人はとまらないで、どんどんおりてください。おりてください。――足踏みをしないで、おりてください。前面の人は急いでおりてください。――まだ投票をしない人は急いで投票を済ませてください。――このままではやむを得ず投票時間の制限をしなければなりません。――皆さん、投票を急いでください。――足踏みをしないで、降壇を急いでください。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) 前面は急いでください。――降壇を急いでください。急いでおりてください。――まだの人は投票を済ませてください。――急いでください。――投票まだの人は投票を急いでください。急いでください。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) 投票を急いでください。このままでは投票時間の制限をしなければなりません。急いでください。――投票を急いでください。――投票時間の制限をしなければなりません。投票を急いでください。――前面の人はとまらないで、壇をおりてください。
 やむを得ず投票時間の制限をいたします。ただいまより十分以内に投票を願います。十分以内に投票をせられない方は棄権とみなします。(発言する者多し)
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) 重ねて申し上げます。十分以内に投票を願いたいと存じます。十分以内に投票されない方は棄権とみなします。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) だんだんと時間が経過します。すみやかに投票を急いでください。――まだ投票を済ませない方は投票を急いでください。だんだん時間が経過をいたします。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) 投票を急いでください。――急いでください。急いでください。――投票を急いでください。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) 制限時間はあと五分でございます。極力急いでください。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) もう少し急いでください。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) 制限時間はあとわずかであります。投票権を尊重いたしたいと存じます。すみやかに投票を急いでください。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) お急きください。――投票をお急ぎください。――そこにとまらないで急いでください。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) お急き願います。――諸君の投票権は極力尊重いたします。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) そこで足踏みしないで、急いでください。――急いでください。
 制限時間がまいりました。投票権尊重のため、あと三分延長いたします。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) 急いでください。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) 投票漏れはありませんか。――なしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。――開鎖。
  〔議場閉鎖〕
○副議長(田中伊三次君) 投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
○副議長(田中伊三次君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
 投票総数 二百七十六
  可とするもの(白票)      百五十五
  〔拍手〕
  否とするもの(青票)      百二十一
  〔拍手〕
○副議長(田中伊三次君) 右の結果、討論は終局するに決しました。
    ―――――――――――――
  中野四郎君外二十三名提出討論終局の動議を可とする議員の氏名
      相川 勝六君    逢澤  寛君
      青木  正君    赤城 宗徳君
      赤澤 正道君    秋田 大助君
      有田 喜一君    安藤  覺君
      井出一太郎君    井原 岸高君
      井村 重雄君    伊東 隆治君
      伊能繁次郎君    池田 清志君
      石井光次郎君    一萬田尚登君
      稻村佐近四郎君    今松 治郎君
      上村千一郎君    浦野 幸男君
      江崎 真澄君    遠藤 三郎君
      小川 平二君    小澤佐重喜君
      大石 八治君    大久保武雄君
      大倉 三郎君    大竹 太郎君
      大坪 保雄君    大西 正男君
      大橋 武夫君    大平 正芳君
      奥野 誠亮君    加藤常太郎君
      賀屋 興宣君    鍛冶 良作君
      金子 岩三君    金丸  信君
      亀岡 高夫君    亀山 孝一君
      仮谷 忠男君    川野 芳滿君
      木部 佳昭君    木村 俊夫君
      吉川 久衛君    久野 忠治君
      草野一郎平君    熊谷 義雄君
      倉成  正君    小枝 一雄君
      小金 義照君    小島 徹三君
      小平 久雄君    河本 敏夫君
      佐々木義武君    佐藤 孝行君
      佐藤洋之助君    齋藤 邦吉君
      坂田 英一君    櫻内 義雄君
      笹山茂太郎君    四宮 久吉君
      志賀健次郎君    重政 誠之君
      澁谷 直藏君    島村 一郎君
      正示啓次郎君    白浜 仁吉君
      進藤 一馬君    周東 英雄君
      壽原 正一君    砂田 重民君
      砂原  格君    瀬戸山三男君
      園田  直君    田川 誠一君
      田中 榮一君    田中 正巳君
      田中 六助君    田村  元君
      高瀬  傳君    高橋 禎一君
      竹内 黎一君    竹山祐太郎君
      谷垣 專一君    地崎宇三郎君
      塚原 俊郎君    辻  寛一君
      綱島 正興君    坪川 信三君
      渡海元三郎君    登坂重次郎君
      徳安 實藏君    床次 徳二君
      中垣 國男君    中曽根康弘君
      中野 四郎君    中村 幸八君
      中村 寅太君    中山 榮一君
      永山 忠則君    南條 徳男君
      丹羽喬四郎君    丹羽 兵助君
      西岡 武夫君    西村 英一君
      西村 直己君    根本龍太郎君
      野田 武夫君    野原 正勝君
      野見山清造君    羽田武嗣郎君
      馬場 元治君    橋本龍太郎君
      長谷川 峻君    八田 貞義君
      濱野 清吾君    福田 篤泰君
      福田  一君    福永 一臣君
      藤枝 泉介君    藤尾 正行君
      藤田 義光君    藤本 孝雄君
      古井 喜實君    古川 丈吉君
      細田 吉藏君    堀川 恭平君
      本名  武君    前尾繁三郎君
      増田甲子七君    松浦周太郎君
      松澤 雄藏君    松野 頼三君
      松山千惠子君    三原 朝雄君
      湊  徹郎君    南好  雄君
      村上  勇君    粟山  秀君
      森   清君    森下 元晴君
      森田重次郎君    森山 欽司君
      八木 徹雄君    山崎  巖君
      山田 彌一君    山手 滿男君
      山中 貞則君    山村新治郎君
      山本 勝市君    吉田 重延君
      和爾俊二郎君    早稻田柳右エ門君
      渡辺美智雄君
 否とする議員の氏名
      赤路 友藏君    茜ケ久保重光君
      秋山 徳雄君    有馬 輝武君
      淡谷 悠藏君    安宅 常彦君
      井伊 誠一君    井岡 大治君
      伊藤よし子君    石田 宥全君
      石野 久男君    石橋 政嗣君
      板川 正吾君    卜部 政巳君
      江田 三郎君    小川 三男君
      大出  俊君    大原  亨君
      大村 邦夫君    岡  良一君
      岡本 隆一君    加賀田 進君
      加藤 清二君    片島  港君
      勝澤 芳雄君    勝間田清一君
      角屋堅次郎君    金丸 徳重君
      神近 市子君    川崎 寛治君
      川俣 清音君    川村 継義君
      河野  正君    久保田鶴松君
      栗原 俊夫君    黒田 寿男君
      小林  進君    小松  幹君
      兒玉 末男君    五島 虎雄君
      佐々木更三君    佐藤觀次郎君
      佐野 憲治君    坂本 泰良君
      阪上安太郎君    沢田 政治君
      重盛 壽治君    實川 清之君
      島口重次郎君    下平 正一君
      東海林 稔君    鈴木茂三郎君
      田口 誠治君    田中 武夫君
      多賀谷真稔君    高橋 重信君
      滝井 義高君    楯 兼次郎君
      只松 祐治君    千葉 七郎君
      辻原 弘市君    戸叶 里子君
      堂森 芳夫君    泊谷 裕夫君
      中井徳次郎君    中嶋 英夫君
      中村 重光君    永井勝次郎君
      楢崎弥之助君    成田 知巳君
      二宮 武夫君    西宮  弘君
      野原  覺君    野間千代三君
      長谷川正三君    畑   和君
      華山 親義君    原   茂君
      原   彪君    日野 吉夫君
      平岡忠次郎君    平林  剛君
      藤田 高敏君    帆足  計君
      穗積 七郎君    細迫 兼光君
      細谷 治嘉君    堀  昌雄君
      前田榮之助君    松井 政吉君
      松井  誠君    松浦 定義君
      松原喜之次君    三木 喜夫君
      武藤 山治君    森  義視君
      八木 一男君    八木  昇君
      矢尾喜三郎君    安井 吉典君
      柳田 秀一君    山内  広君
      山口シヅエ君    山口丈太郎君
      山崎 始男君    山田 長司君
      山田 耻目君    山中 吾郎君
      山花 秀雄君    山本 幸一君
      湯山  勇君    米内山義一郎君
      横路 節雄君    横山 利秋君
      吉村 吉雄君    和田 博雄君
      加藤  進君    川上 貫一君
      林  百郎君    志賀 義雄君
      田中織之進君
     ――――◇―――――
○副議長(田中伊三次君) 大蔵大臣福田赳夫君不信任決議案につき採決をいたします。
 この採決は記名投票をもって行ないます。本決議案に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
○副議長(田中伊三次君) 氏名点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投票〕
○副議長(田中伊三次君) 投票漏れはありませんか。――なしと認めます。開匣。閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
○副議長(田中伊三次君) 投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
○副議長(田中伊三次君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
 投票総数 二百九十
  可とする者(白票)       百二十六
  〔拍手〕
  否とする者(青票)       百六十四
  〔拍手〕
○副議長(田中伊三次君) 右の結果、大蔵大臣福田赳夫君不信任案は否決されました。(拍手)
    ―――――――――――――
 山本幸一君外四名提出大蔵大臣福田赳夫君不信任決議案を可とする議員の氏名
      赤路 友藏君    茜ケ久保重光君
      秋山 徳雄君    有馬 輝武君
      安宅 常彦君    井伊 誠一君
      井岡 大治君    井谷 正吉君
      伊藤よし子君    石野 久男君
      石橋 政嗣君    板川 正吾君
      卜部 政巳君    江田 三郎君
      小川 三男君    大出  俊君
      大原  亨君    岡  良一君
      岡田 春夫君    岡本 隆一君
      加賀田 進君    加藤 清二君
      片島  港君    勝澤 芳雄君
      勝間田清一君    角屋堅次郎君
      金丸 徳重君    神近 市子君
      川崎 寛治君    川俣 清音君
      川村 継義君    河野  正君
      久保 三郎君    久保田鶴松君
      栗原 俊夫君    栗林 三郎君
      黒田 寿男君    小林  進君
      小松  幹君    兒玉 末男君
      五島 虎雄君    佐々木更三君
      佐藤觀次郎君    佐野 憲治君
      坂本 泰良君    阪上安太郎君
      沢田 政治君    重盛 壽治君
      實川 清之君    島上善五郎君
      島口重次郎君    下平 正一君
      東海林 稔君    鈴木茂三郎君
      田口 誠治君    田中 武夫君
      多賀谷真稔君    高橋 重信君
      滝井 義高君    楯 兼次郎君
      只松 祐治君    千葉 七郎君
      辻原 弘市君    戸叶 里子君
      堂森 芳夫君    泊谷 裕夫君
      中井徳次郎君    中澤 茂一君
      中嶋 英夫君    中村 重光君
      永井勝次郎君    楢崎弥之助君
      成田 知巳君    二宮 武夫君
      西宮  弘君    西村 関一君
      野口 忠夫君    野原  覺君
      野間千代三君    芳賀  貢君
      長谷川正三君    畑   和君
      華山 親義君    原   茂君
      原   彪君    日野 吉夫君
      肥田 次郎君    平岡忠次郎君
      平林  剛君    藤田 高敏君
      帆足  計君    細谷 治嘉君
      堀  昌雄君    前田榮之助君
      松井 政吉君    松井  誠君
      松浦 定義君    松原喜之次君
      三木 喜夫君    武藤 山治君
      森  義視君    八木 一男君
      八木  昇君    矢尾喜三郎君
      安井 吉典君    柳田 秀一君
      山内  広君    山口シヅエ君
      山口丈太郎君    山崎 始男君
      山田 長司君    山田 耻目君
      山中 吾郎君    山花 秀雄君
      山本 幸一君    湯山  勇君
      米内山義一郎君    横路 節雄君
      横山 利秋君    吉村 吉雄君
      和田 博雄君    加藤  進君
      川上 貫一君    谷口善太郎君
      林  百郎君    志賀 義雄君
 否とする議員の氏名
      相川 勝六君    逢澤  寛君
      青木  正君    赤城 宗徳君
      赤澤 正道君    秋田 大助君
      綾部健太郎君    荒舩清十郎君
      有田 喜一君    安藤  覺君
      井出一太郎君    井原 岸高君
      井村 重雄君    伊東 隆治君
      伊能繁次郎君    池田 清志君
      石井光次郎君    一萬田尚登君
      稻村佐近四郎君    今松 治郎君
      上村千一郎君    浦野 幸男君
      江崎 真澄君    遠藤 三郎君
      小川 平二君    大石 八治君
      大久保武雄君    大倉 三郎君
      大竹 太郎君    大坪 保雄君
      大西 正男君    大橋 武夫君
      大平 正芳君    奥野 誠亮君
      加藤常太郎君    賀屋 興宣君
      鍛冶 良作君    金子 岩三君
      金丸  信君    亀岡 高夫君
      亀山 孝一君    唐澤 俊樹君
      仮谷 忠男君    川野 芳滿君
      木部 佳昭君    木村 俊夫君
      吉川 久衛君    久野 忠治君
      草野一郎平君    熊谷 義雄君
      倉成  正君    小泉 純也君
      小枝 一雄君    小金 義照君
      小島 徹三君    小平 久雄君
      小宮山重四郎君    河本 敏夫君
      佐々木義武君    佐藤 孝行君
      佐藤洋之助君    齋藤 邦吉君
      坂田 英一君    櫻内 義雄君
      笹山茂太郎君    四宮 久吉君
      志賀健次郎君    重政 誠之君
      澁谷 直藏君    島村 一郎君
      正示啓次郎君    白浜 仁吉君
      進藤 一馬君    周東 英雄君
      壽原 正一君    砂田 重民君
      砂原  格君    瀬戸山三男君
      田川 誠一君    田中 榮一君
      田中 正巳君    田中 六助君
      田村  元君    高瀬  傳君
      高橋  等君    竹内 黎一君
      竹山祐太郎君    谷垣 專一君
      千葉 三郎君    地崎宇三郎君
      塚原 俊郎君    辻  寛一君
      綱島 正興君    坪川 信三君
      渡海元三郎君    登坂重次郎君
      徳安 實藏君    床次 徳二君
      中垣 國男君    中川 一郎君
      中島 茂喜君    中曽根康弘君
      中野 四郎君    中村 幸八君
      中村 寅太君    中村庸一郎君
      中山 榮一君    永山 忠則君
      灘尾 弘吉君    南條 徳男君
      丹羽喬四郎君    丹羽 兵助君
      西岡 武夫君    西村 英一君
      西村 直己君    根本龍太郎君
      野田 武夫君    野原 正勝君
      野見山清造君    羽田武嗣郎君
      馬場 元治君    橋本龍太郎君
      長谷川 峻君    八田 貞義君
      濱野 清吾君    福田 篤泰君
      福永 一臣君    藤枝 泉介君
      藤尾 正行君    藤田 義光君
      藤本 孝雄君    古井 喜實君
      古川 丈吉君    細田 吉藏君
      堀川 恭平君    前尾繁三郎君
      益谷 秀次君    増田甲子七君
      松浦周太郎君    松澤 雄藏君
      松野 頼三君    松山千惠子君
      三木 武夫君    三原 朝雄君
      湊  徹郎君    南好  雄君
      村上  勇君    粟山  秀君
      森   清君    森下 元晴君
      森田重次郎君    森山 欽司君
      八木 徹雄君    山崎  巖君
      山田 彌一君    山手 滿男君
      山中 貞則君    山村新治郎君
      山本 勝市君    吉田 重延君
      和爾俊二郎君    早稻田柳右エ門君
      渡辺美智雄君    淡谷 悠藏君
     ――――◇―――――
○副議長(田中伊三次君) この際、午後四時まで休憩いたします。
   午後一時四十六分休憩
     ――――◇―――――
   午後四時七分開議
○副議長(田中伊三次君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
     ――――◇―――――
 通商産業大臣三木武夫君不信任決議案(山本
  幸一君外内名提出)
          (委員会審査省略要求案件)
○副議長(田中伊三次君) 山木幸一君外四名から、通商産業大臣三木武夫君不信任決議案が提出されました。
 本決議案は、提出者の要求のとおり委員会の審査を省して、議事日程に追加するに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(田中伊三次君) 御異議なしと認めます。よって、日程は追加せられました。
 通商産業大臣、三木武夫君不信任決議案を議題といたします。
    ―――――――――――――
  通商産業大臣三木武夫君不信任決議案右の議案を提出する。
 昭和四十年十一月十日
     提出者
     山木 幸一    下平 正一
     中井徳次郎    野原  覺
     中村 重光
     賛成者
     赤路 友藏 外三十五名
    ―――――――――――――
   通商産業大臣三木武夫君不信任決議
 本院は、通商産業大臣三木武夫君を信任せず。
 右決議する。
○副議長(田中伊三次君) まず、提出者の趣旨弁明を許します。中村重光君。
  〔中村重光君登壇〕
○中村重光君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程されました通商産業大臣三木武夫君不信任案について、その趣旨を説明いたします。(拍手)まず、案文を朗読いたします。
 本院は、通商産業大臣三木武夫君を信任せず。
   右決議する。
  〔拍手〕
以下、その理由について説明を申し上げたいと思います。わが国政界の大先輩であり、かつ、本院において栄誉ある永年勤続議員として表彰を受けられた三木通産大臣の不信任案をここに提出いたしますことは、私情といたしましてはまことに忍びがたいものがあるのでございますが、国政の重大さ、国民の利益という観点に立ちまして、あえて不信任案を提出いたすものであります。願わくは、木提案が議決される以前にみずから御退陣願えますれば、まことに幸いに思う次第です。(拍手)
 まず、第一に、吉田書簡をめぐる三木通産大臣の姿勢とその対処のしかたにつきまして御指摘申し上げたいと思います。
 わが国の経済の発展は貿易によるところがきわめて大きく、その責任の多くが通産大臣の肩にかかっていることは言うまでもありません。しかし、この問題に対する三木通産大臣の態度は、きわめて国民の期待を裏切った不明確なものであると断ぜざるを得ないのであります。私は、いま日中貿易は非常に重大な段階に差しかかっていると思うのであります。貿易が発展しなければ経済は伸びないという体質を日本経済が持っておるということを、通産大臣はだれよりもよく御承知のことと思うのであります。特に、いま日本経済は過剰設備、過剰生産に苦しんでいます。つくったものが売れないのであります。そのために、合理化カルテルや不況カルテル、そして生産調整などを大企業が中心になって行なっておるのであります。それに対して通産省は全面的に援助をしているのでございます。たとえば鉄鋼メーカーに対する粗鋼の勧告操短の措置であります。政府はいつも、自由主義経済のもとにおいては政府が私企業の経営内評に立ち入ったり、ましてや統制を加えたりすることはいけないことだと言ってきたのであります。しかしながら、鉄鋼メーカーの生産に対しては、政府は深くこれに介入し、統制を加え、不当な商行為を行なわしめたのであります。言うまでもなく、その結果は価格の暴騰であります。三木通産大臣、あなたは独禁法二十四条の三がどのような働きをする条文面であるかということを御存じなかったのですか。御存じなかったとすれば職務怠慢であり、知っていて無視したということであれば、その責任はきわめて重大であります。独禁法第二十四条の三は、特定の産業に不況カルテルを結ぶ道を開いているのであります。しかしながら、三木通産大臣は、鉄鋼業がわが国工業界に有する影響力からして、その不況克服対策は景気振興のてことして早急に操短を実施する必要がある、政府の指導のもとに行なうのもやむを得ないとして、行政措置による粗鋼の勧告操短を行なったのであります。その結果はどうです。鉄鋼業界はこれに便乗して人為的に価格のつり上げを行なったではありませんか。軽量形鋼は、七月末トン当たり三万六千五百円であったのが四万五千三百円と一挙に九千円の値上がりとなり、冷延薄板は、六月末に四万四千五百円であったのが九月末には五万二千円と七千五百円の値上がりとなったのであります。これにより中小機械メーカー、自動車部品メーカーが大打撃を受けたばかりでなく、ひもつきの中企業メーカーも、鉄鋼の公販価格で買わなければ出荷をとめるという、全く高圧的な態度に苦しめられたのであります。自動車部品工業会、日本機械工業会は、悲鳴をあげて通産省にどなり込むやら、公正取引委員会に苦情を持ち込むやら、全く大混乱を来たしたではありませんか。独禁法に基づき合法的に不況カルテルを業界に申請させて実施したならば、このような波乱は起こらなかったのであります。三木通産大臣のとった態度は、歴代通産大臣が行なわなかった百僚統制をあえて断行し、かねて独占資本が要求してきたように独禁法に大穴をあけ、多くの中小企業者や国民大衆の犠牲において少数の独占資本の利益に奉仕したと断ぜざるを得ないのであります。(拍手)
 次に、私は、貿易振興に関する問題を取り上げ、三木通産大臣の無定見を指摘していきたいと思います。
 政府は、真剣に貿易を伸ばすことを考えていると言うけれども、しかし、私は、その姿勢が誤っていると思うのであります。アメリカや西欧、東南アジアのみに目を向けている。なるほど、鉄鋼輸出などは、日本の過剰設備、過剰生産がドライブになって、昨年はアメリカを中心に若干伸びました。ちょうどアメリカの鉄鋼ストが予定されていて、アメリカの鉄鋼の需要が大きかったことも大きな理由の一つであります。しかし、先般鉄鋼ストが解決し、アメリカの鉄鋼輸入は減りつつあるというのが現実であります。政府は困った困ったと頭をかかえている。それは、目をアメリカにばかり向けているからです。その点、財界のほうが、これは商売人でありますから、売るためには政府の言うようなことを言ってはおられない、こういうことですから、貿易についてはより積極的になるわけです。政府は対共産圏貿易には積極的になれない。アメリカがこわいからです。私は、日本政府ほどアメリカに気がねをする政府は世界のどこの国にもないと思います。ヨーロッパ諸国は、アメリカの苦情におかまいなしにどんどん対共産圏貿易をやっている。プラント類の延べ払いを認めて、どしどし輸出をしておる。こうした商売上の競争に、日本はいつも一敗地にまみれている現状です。日本経済は過剰設備をかかえて苦しんでいる。政府が意図しているほどアメリカや西欧諸国への輸出は伸びそうにもないのであります。それならば、政府はなぜもっと対共産圏貿易に目を向けようとしないのか。向こうは買いたいと言っている。日本の経済界は、思想を離れて、これは商売なのだから売りたいと言っている。これで商売は成立するのであります。ここ数年、対共産圏貿易は伸びてまいりました。対中国貿易について見れば、LT貿易事務所なるものが両国に開設されて、友好貿易とあわせて、プラント類を中心にかなりの量を扱えるという期待が国民の間に起こってきたのであります。ところが、突然吉田書簡なるものが飛び出した。吉田茂さんも確かに佐藤首相の親分であり、あるいは党内で隠然たる権力をお持ちになっておるかもしれません。しかし、それとこれとは別のことであります。個人がかわした書簡が時の政府を拘束し、そうして国民の願いを拘束するなどというでたらめなことがあってよろしいものですか。その結果はどうです。中国は態度を硬化し、佐藤政府の姿勢に見切りをつけて、せっかくとんとん拍子に運んでいた日立の貨物船プラント、ニチボーのビニロン・プラントの輸出が不成立に終わってしまったではありませんか。そこで、こうした問題について、一体三木通産大臣はどのような態度をおとりになったのか。私は、大臣の態度は、実に釈然としない、あいまいに終始したと思うのであります。こうした態度が日中貿易の正常な発展を阻害していると申し上げたいのであります。
 そこで、私は、この問題をめぐる通帳大臣の態度につきまして、若干指摘してみたいと思います。八月二日の商工委員会におきまして、わが党の板川正吾委員は、吉田書簡について通産大臣に質問してまいりました。その中で通産大臣は、こう答弁されたのです。「吉田書簡、吉田書簡と、こう言う、中国側も言うけれども、しかし、個人の書簡が政府の政策を拘束するということは考えられないことで、吉田書簡をいまごろ持ち出して、これをどうこうあまり言わぬほうがよろしい、われわれもそれに拘束を受けないで考える」こういうことを言っておる。これは私も全面的に異論はありません。ここでは、通産大臣は、個人の書簡が政府を拘束するということは考えられない、われわれもそれに拘束を受けないで考えると明快におっしゃったのです。私は、さすがは自由民主党の良識といわれる人だけあると敬意を表したのです。しかるに、その直後、政府部内で問題となりますや、あれは舌足らずだった、法律的には拘束されないという意味であったのだと、こう言って弁明されたではありませんか。また、先般の日韓特別委員会において通産大臣がお述べになったことばは、この八月二日の商工委員会において答弁されたこととは全然違っておる答弁をしておられるのであります。内容は時間の関係上省略いたします。この通産大臣の答弁は全く大きな転換であると申し上げなければなりません。吉田書簡が出たという当時の経緯を無視するわけにはいかないということは、別のことばで言えば、吉田書簡に政府は拘束されるということを示しているということになるではありませんか。私は、個人の書簡が政府の方針を拘束し、そのことによって、せっかく盛り上がってきた日中貿易拡大のムードが、ここへきて冷却の方向に向かっているという事実をたいへん残念に思うのです。
 中国は六億五千万の大人口を有する大貿易市場です。中国はいよいよ国内建設のために日本の工業力に期待を寄せている。特に各種のプラント、設備の輸入を中国は望んでいる。ほかの国に認めている輸銀の利用をなぜ中国に対してだけ認めようとしないのか。これは、一つはアメリカに対する遠慮もあるでしょう。一つは台湾に対する遠慮があるのであるかもしれません。これと同様のことが、あとで触れますが、北朝鮮に対しても行なわれているではありませんか。私は、この北朝鮮の貿易の問題についても触れてみたいと思いますが、これも時間の関係上省略いたします。
 日本の過剰生産物をアメリカが買ってくれるというのであるならば、いま政府がとっておる態度もやむを得ないかもしれません。しかし、アメリカはむしろドル防衛の見地から日本の商品の輸入をできるだけ押えようとしているではありませんか。そこで、日本では、通産省が推進者となって設備調整、生産調整をやって、中国へ売れば売れるものを、これを売らないでやるという実に奇妙な現象を起こしておるではありませんか。その間に西欧諸国はどんどんと売り込みをやっておる。
○副議長(田中伊三次君) 中村君、中村君、中村君、時間ですから結論を急いでください。
○中村重光君(続) フランスなどはドゴール商法で実にうまい商売をやっておるのです。
 そこで私は、通産大臣は貿易に関しても自民党内で有数の見識者だと聞いておったが、その考えがこのように七転八転するようでは、貿易を伸ばしていくための最高責任者としての資格はない、このように申し上げざるを得ないのです。
○副議長(田中伊三次君) 中村君、簡単に願います。簡単に願います。
○中村重光君(続) 佐藤首相が国家の利益を顧みない、きわめて偏狭な立場をとっておられるならば、それを正すことが通産大臣としての任務であると、私はかように思うのであります、また……
○副議長(田中伊三次君) 時間がまいりましたから、発言を中止します。
  〔中村重光君発言を継続〕
○副議長(田中伊三次君) 中止を命じます。
  〔中村重光君なお発言を継続〕
○副議長(田中伊三次君) 執行を命じます。
  〔発言する者多し〕
  〔中村重光君降壇〕
    ―――――――――――――
○副議長(田中伊三次君) 質疑の通告があります。順次これを許します。
 まず、五島虎雄君。
  〔五局虎雄君登壇〕
○五島虎雄君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいまの三木通産大臣の不信任決議案の提案趣旨に関し、中村重光君に対し若干の質問をいたしたいと思います。
 聞くところによれば、中村重光君は三木通産大臣の不信任の提案理由の用意を四時間分されたそうであります。ところが、ただいまは皆さんの環視のもとに、議長からたったわずか十分で降壇を命ぜられました。この十分間におけるところの中村君の趣旨はまことに理路整然たるものがあります。しかしながら、幾多の問題が解明されていないことは、中村君にとってまことに遺憾きわまりないことであろうと推測されます。(拍手)
 そこで、私は、提案者の中村君に対しまして、この提案理由の説明の中の種々の部門についてさらに明快にさしていただきたいということで、若干の質問を試みたいと思うのです。
 まず、その第一に、北朝鮮との貿易に関する問題について伺いたいと思います。申すまでもなく、わが国経済にとって貿易の振興はきわめて重要な課題であります。このため、輸出の振興につきましては従来より各般の施策が講ぜられており、われわれも、年来、こうした輸出振興策とともに、特に共産圏貿易の必要性、重要性を強く指摘してまいったのであります。しかるに、共産圏貿易は、日中貿易における吉田書簡問題に見られるように、政府の態度が依然として不徹底であります。しかも、三木通産大臣のごときは、吉田書簡に関し見苦しい二枚舌を弄している始末であります。特に北朝鮮との貿易は、中共、ソ連貿場に比較いたしまして、輸出、輸入ともにきわめて僅少な取引高であり、停滞しているのみであります。このような北朝鮮貿易の現状に対しまして、直接所管大臣である三木通産大臣は何ら積極策を講ずることなく、いたずらに拱手傍観しているのみである。これでは、貿易立国を国是といたしまして、善隣外交を本旨とするわが国の通産大臣といたしましては、まさにその任にたえない者といわざるを得ないと思います。(拍手)この点につきまして、提案者の中村重光君から意見を伺いたい。
 その第二は、日韓条約経済協力協定の真の意図について伺いたいと思います。御承知のとおり、わが国は、今回の経済協力協定によりまして、無償三億ドル、有償二億ドルを供与し、交換公文によって民間信用供与三億ドル以上を行なうわけであります。ところが一方、最近における米国の韓国に対する援助の実態を見まするときに、従来年間二億ドルをこえていた援助額が、いまやその二億ドルを翻りつつあるのであります。援助削減の方向に向かっているということをわれわれは認識しておかなければならないと思います。韓国経済にとってアメリカの存在はきわめて深いつながりを持つものであり、この援助を削減することは、はなはだ重要な意味を有するものであるということを認識しなければなりません。アメリカの韓国援助削減による間隙をわが国が肩がわりすると見る以外にないのではないか。しかもなお、台湾に対する特別経済援助の存在をあわせ考えるならば、アメリカを中心とする韓国、台湾という一連の危険な動きにわが国が巻き込まれようとする姿が、明らかに浮き彫りになるのでございます。こうした大局を見誤る経済協力の推進は、通産大臣の重大な責任というべきでございます。そこで、中村重光君のこの考え方を明らかにしていただきたいと思います。
 また、有償二億ドルは、七年間据え置き、二十年間返還のものであり、民間信用供与三億ドル以上、別ワクの二千万ドルも、無償三億ドルとは異なりまして、それぞれの条件に従って返還されるものであります。ところが、韓国経済の実態は依然として経済危機的様相を包蔵いたしており、第一次経済開発五カ年計画はすでに破綻をいたしております。その上に、現在策定中と伝えられておりまするところの第二次五か年計画の内容は、全くその意味を明らかにしておらないのであります。このように、韓国経済の実態、今後の見通しなどについて明確な把握を行なうことなしに、いたずらに経済協力を行なうことは、日韓両国の将来にとりまして決して利益なことではないとわれわれは思考します。
 そこで、民間信用供与三億ドル以上は韓国の民間の設備投資に使うといわれておりますが、これに含まれるものとして、すでに尿素プラント、アクリルプラント、塩化ビニールプラント等九件、七千百万ドルの輸出許可が出されており、このほかに船舶三千万ドル、漁業協力九千万ドルが予定されているのであります。これらの民間信用供与は、すべてわが国の大企業から、韓国の九大財閥、すなわち三星、三養、三護、開豊、東亜、楽喜、大韓、和信、現代の傘下企業に対するものといわれておるのであります。
○副議長(田中伊三次君) 五島君、時間ですから、結論を急いでください。
○五島虎雄君(続) これらの韓国財閥は、米国の経済援助の恩恵を受けて成長を遂げたものであり、いままた日韓経済協力によってこれらを育成することになるのであります。
○副議長(田中伊三次君) 五島君、時間です。時間がありませんから、結論を急いでください。
○五島虎雄君(続) すなわち、経済協力の実態は、日韓米の独占資本の結合を如実に示すものであり、韓国の真の経済安定、ひいては民生安定には決して寄与するものではないとわれわれは考えるのであります。このような経済協力を肯定する通産大臣は、もはやその資格なしといわざるを得ません。
○副議長(田中伊三次君) 五島君、発言の中止を命じます。
  〔五島虎雄君発言を継続〕
○副議長(田中伊三次君) 五島君、発言の中止を命じます。
  〔五島虎雄君なお発言を継続〕
○副議長(田中伊三次君) 発言の中止を命じます。
  〔五昂虎雄君なお発言を継続〕
○副議長(田中伊三次君) 五島君、降壇を命じます。
  〔五畠虎雄君なお発言を継続〕
○副議長(田中伊三次君) 五島君、降壇を命じます。
  〔五島虎雄君なお発言を継続〕
○副議長(田中伊三次君) 執行を命じます。
  〔発言する者多し〕
  〔五島虎雄君なお発言を継続〕
○副議長(田中伊三次君) 執行を命じます。
  〔孤島虎雄君なお発言を継続、降壇〕
○副議長(田中伊三次君) 加賀田進君。
  〔「加賀田君とは何だ、取り消しなさい」と呼び、その他発言する者あり〕
○副議長(田中伊三次君) 取り消します。
 提出者中村重光君。――提出者中村重光君。――提出者中村重光君。
  〔「取り消しなさい」と呼び、その他発言する者あり〕
○副議長(田中伊三次君) 加賀田君を取り消しました。
 中村重光君。
  〔中村重光君登壇〕
  〔「取り消しなさい」と呼ぶ者あり〕
○副議長(田中伊三次君) 取り消しました。御発言を願います。――加賀田君を取り消しました。――御発言を願います。
○中村重光君 ただいま五島君から御質疑がございましたから、お答えをいたします。(発言する者あり)私は、これは副議長にいま申し上げましたから、時間の中に含められないと思う。日韓の特別委員会で一回だに私は質問の機会を与えられていない。自民党の首脳部、安藤委員長、責任をどうお考えになるか。少しは静かに聞きなさい。
 ただいま五島君からの北朝鮮の貿易の実態はどうかというお尋ねに対して、詳しく申し上げたいのでありますけれども、時間の関係がありますから、詳しいことは申しません。端的に私はお答えをいたしますが、政府の妨害によって北朝鮮との貿易はうまく進んでおりません。したがって、業者の努力によって若干伸びつつありますけれども、これはきわめて少額であるということであります。特に、プラント輸出に対しましては、御承知のとおり、これは貿易関係の人たち、あるいは技術者というものが日本に入ってこなければ、プラント輸出はできないわけです。そこで、政府に対して、北朝鮮から取引があるから、これに対してぜひひとつ入国を認めてもらいたい、こういうことを言うのだけれども、政府はこれを一向認めようとしない。法務大臣が、この間法務委員会におきまして、認めるかのごときことを言った。ところが、今度は外務省が韓国に、あれは法務大臣の個人の見解なんだ、政府としての公式見解じゃないんだと、これをすぐ打ち消す、こういうような状態であります。なかんずく、非常に遺憾に思うことは、通産大臣が全くよそごとのように考えている。こういうでたらめな話はないということ、そういう程度でこの点は御了解をいただきたいと思います。
 さらにまた、韓国は非常に経済が不況である。国民が非常に苦しんでおる。こういう中において、朴政権が自分の命運をかけた第一次五カ年計画の問題、さらにまた第二次五カ年計画のことについてもお触れになりましたが、御質問の中にございましたように、第一次五カ年計画は完全に失敗いたしました。何ら見るべき成果はないのであります。
 御承知のとおり、韓国の予算の内容を見ますと、歳出の面におきましては軍事費が三〇%以上を占めておるのです。そして、アメリカから余剰農作物が入ってきて、これを市場で換金して、国防費と見合う程度に余剰農作物のいわゆる見返り資金がとれに入ってきている。そういうような状態で、重工業をアメリカの政策的な立場から発展をさせないということでございますから、非常に韓国の経済は苦しい。農業国でありますけれども、御承知のとおりに絶糧農家というものがたくさんある。それはどうしてか。いわゆるアメリカからそうした余剰農作物が入ってくる。そこで、韓国の農業を圧迫する。財政的には、六十万の軍隊を養っておるのでございますから、非常に支出が増大して苦しい。こういうことでありまして、こういう点から、第一次五カ年計画は結局失敗してしまった。そこで、今度は第二次五カ年計画を計画しておりますが、内容は明らかでありません。そこで、アメリカの余剰農作物が今度減りまして、当然見返り資金が減ってまいりました。
 それじゃどうするのか。軍事費は、ことしは、六六年度の予算におきましては三四%程度ふえてまいります。見返り資金は減ってきた。そこで、出てまいりますのが、今度日本がやろうとする経済協力なんです。結局、このことがアメリカの肩がわりだといわれるゆえんであります。(拍手)韓国の議会の中におきましても、このことは李東元外務部長官あるいは張企画院長官がはっきり言明いたしております。来年度の予算の中に日本のいわゆる請求権と向こうは言っておりますが、この請求権を予算の中に組み入れてやっている、こういうことでございますから、要するに、韓国の予算内容、財政状態というものはきわめて軍事的な性格を持ってまいりますから、今度の日韓条約、これに伴うところの経済協力がいわゆる軍事的な側面を大きく持っておるということが十分御理解願えるのではないか、このように考えるのでございます。
 さらにまた、セメントの問題についてお触れになりました。ごもっともであります。いま韓国には五つのセメント工場がある。ところが、セメントは非常にあり余っておる。だぶついておる。生産過剰。設備が非常に過剰ですから生産過剰になってきておる。そういうところで、韓国の五つのセメント工場はもういわゆる操短をやっておる。そうして一千名の労働者は、これは賃金は三カ月も四カ月もおくれておる。こういう状態ですから、四千名の家族は全く飢餓線上にある、こういうことです。
○副議長(田中伊三次君) 中村君、時間です。結論を急いでください。
○中村重光君(続) そういう中に、今度通産省はまた韓国にブラント輸出を承認したのです。
○副議長(田中伊三次君) 中村君、時間です。結論を急いでください。
○中村重光君(続) この一事をもってしても、いわゆる日本の既成資本というものが韓国の経済を支配する、経済侵略の方向に向かいつつあるということが十分御理解願えるのではないかと思います。
○副議長(田中伊三次君) 中村君、発言を中止します。
  〔中村重光君発言を継続〕
○副議長(田中伊三次君) 中村君、発言を中止します。
  〔中村重光君なお発言を継続〕
○副議長(田中伊三次君) 中村君、降壇してください。
  〔中村重光君なお発言を継続〕
○副議長(田中伊三次君) 中村君、降壇を命じます。
  〔中村重光君なお発言を継続〕
○副議長(田中伊三次君) 執行を命じます。
  〔発言する者多し〕
  〔中村重光君なお発言を継続、降壇〕
○副議長(田中伊三次君) 加賀田進君。
  〔加賀田進君登壇〕
○加賀田進君 私は、ただいま議題となっておりまする通産大臣三木武夫君の不信任決議案につきまして、賛成の立場を明らかにしつつ、提案理由の説明をいたしましたわが党の中村重光君に対して、五島虎雄君に次いで、若干の質問をいたそうとするものでございます。(拍手)
 佐藤内閣が池田前総理の病気退陣のあとを継いで誕生いたしましたのは、ちょうど昨年の十一月の九日でございました。いわゆるまる一年は昨日でございました。個人で言えば、ちょうど一周忌を迎えるということでございます。当時私たちは、佐藤総理の心の奥にひそむ強い反動性を懸念するとともに、実兄である岸元総理にも匹敵するファッショ的な性格を危惧していたのであります。しかし、その心配は、一年後の今日そのままの現実の姿となって国会の中であらわれてまいったのであります。(拍手)日韓会談における秘密外交、日韓条約に関する特別委員会の政党間の信義を裏切って強行したあの独裁的な姿、なお、昨日以来、議長職権という名のもとに本会議で押し通通商産業大臣三木武夫君不信任決議案そうとする今日のこの状態、これは偶発的な事柄だとは私たちは考えておりません。すべて関連性を持つ一連の暗黒政治への道であると私たちは考えます。(拍手)しかも、今日のこの昨日以来の本会議の現状は、その縮図としての最たるものと私は考えます。
 そこで、三木通産大臣は、かかる超反動的内閣の発足とともに、与党自民党の実質的な責任者である幹事長の重責をになっておられました。したがって、わが国の政党責任政治の上から、単に通産大臣を解任するということだけではなくして、過去にさかのぼって、その悪政の責任をとって去るべき人だと私は思うのでございまするけれども、中村君の見解をお伺いいたしたいと存じます。(拍手)
 次に、いま中村君は、通産大臣が本年の六月就任して以来の責任をとるべき最たるものとして、日中貿易の問題を取り上げました。私も、その多くの理由の中で、通産大臣のとるべき責任はこの日中貿易にあると存じますし、説明も時間的な関係もあって不十分だと存じますので、あらためて本問題について質問をいたしたいと存じます。
 貿易の振興策は、わが国の経済の発展に欠くことのできない最優先的な政策でありまして、特に隣国でありまする中国との貿易拡大は、いまや全国民的要求となって発展をいたしております。しかし、残念ながら過去においては長い間その門戸が閉ざされておりました。幸い、近年、わが国の民間業界の努力により、少しずつその道が切り開かれてまいったのであります。池田前総理は、それらの民間業者の熱意に押されて、消極的ではございましたけれども、逐次その拡大に協力態勢を整えてきたということは、皆様も御存じのとおりだと存じます。しかし、佐藤内閣は、そうした現状の中で誕生するやいなや、再び日中貿易に極端な後退の現象をあらわしてまいりました。積年にわたる民間業界の涙ぐましい努力に、まっこうから水をかぶせたといわざるを得ないと私は思うのであります。その最も顕著なあらわれが、先刻から論議されておりまする吉田書簡に基づく佐藤内閣の態度でございました。わが党は、予算委員会や商工委員会、大蔵委員会等、個々の常任委員会において、各大臣に、この問題に対していろいろ質問をいたしましたけれども、各大臣の見解は支離滅裂であって、関係業者も、佐藤内閣が日中貿易に対する将来をどのように考えているのか、当時当面の問題になっておりましたニチボーのビニロンプラントや日立造船の契約を将来どのようにしようとするのか、さっぱりわからない困惑の状態におとしいれられてしまいました。こうした状態の中で、三木通産大臣は、いま少し中村君も触れましたけれども、ちょうど八月の二日でございます。商工委員会でわが党の理事でありまする板川君が質問いたしました。三木通産大臣は、当時の答弁をこう言っております。「吉田書簡、吉田書簡と、こう言い、中国側も言いますけれども、しかし、個人の書簡がずっと政府の政策を拘束するということは考えられないことで、吉田書簡をいまごろ持ち出して、これをどうのこうのとあまり言わないほうがいい。われわれもそれに拘束を受けないで考える。」ということを言明されました。引き続いて、その末尾にこういうことを言っております。「よその干渉は受けない、こういう態度がなければ――貿易を拡大する上においてもいろいろ各国から干渉を受けて、それに日本の貿易政策が影響されるということはおかしい。」、こういうことを言明されております。つまり、吉田書簡に拘束されないで――わが国貿易発展のためには当然拘束されないことが三木通産大臣によって明らかになったのです。われわれも、この言明に対しては、当を得た態度だと考えて歓迎をいたしておりました。ところが、日ならずしてその言明は、いつのことやら捨て去られてしまいまして、実質的には吉田書簡に拘束されて、日中貿易に最大の影響を与えたのであります。これは、通産行政を預かる最高の責任者として、国民をだまし、関係業者に混乱と不安を与えた三木通産大臣の責任は、私は重大なるものがあると藏る貿易製品の五割以上を製造いたしておりまする中小企業を助けるということであると私は存じます。前の池田総理は、産業、経済、金融政策の失敗で、とうとう今日の不況を招いてしまいました。産業界における今日の状態の中で、ちょうど昨年の十一月佐藤内閣が誕生以来、日本の中小企業で特に負債一千万円以上を抱いて倒れる中小企業は月五百件をこえるという、戦後最大の現状をまさに生んでおります。
○副議長(田中伊三次君) 加賀田君、加賀田君、時間です。
○加賀田進君(続) 新聞を通じ、あるいは報道機関を通じて、佐藤内閣が、中小企業を助ける、金融を緩和する、減税政策を講ずと言いながらも、今日の中小企業のいずれが佐藤政策によって救われたでしょうか。依然として戦後最大の倒産がここに続いております。しかも、日本の経済の現状は、中小企業から中堅企業へと倒産が波及しておるじゃありませんか。この日本の産業の状態を救うのは、三木通産大臣の重責にかかっておるわけであります。このように、三木通産大臣は就任以来今日まで、なるほど通産省の幹部を呼んでいろいろ政策は論議いたしましょうとも、何ら具体的政策について実行をして日本の産業を具体的に守った実例は、皆さん、ないでしょう。私は、こういう日本の経済を今日救うためには、早急に責任をとって、通産大臣としての責任をとってみずからが退陣すべきが、責任政治としての、政党政治の姿だと存じます。(拍手)
 なお、中小企業の今日の状態と相まって、もう一点皆さまに御了解をいただかなければならないのは、歴代通産大臣が要望しながらも、業界の要請にこたえ、その実態の上に立って今日まで貿易自由化の一環として……
○副議長(田中伊三次君) 加賀田君、時間です。時間です。
○加賀田進君(続) 行なおうといたしておりました自動車産業の自由化を、三木通産大臣は十月一日実施したじゃありませんか。強行したのです。今日の日本の新興産業として期待されている自動車産業の中で、乗用車の自由化が各カー・メーカーにどんなに困難な状態を来たしているかは、すでに皆さんも御存じのとおりだと存じます。国際的な競争力は、はたして完ぺきであるかどうか。カー・メーカーの圧力に基づいて下請企業や零細企業が今日どのような状態になっているか。そうした全自動車産業の現状を救うことなく、一部の圧力に屈して、とうとう十月一日自動車産業の乗用車の自由化を断行した責任は、ひとり通産大臣の責任にあると私は存じます。
○副議長(田中伊三次君) 加賀田君、加賀田君、加賀田君、時間です。
○加賀田進君(続) したがって、私は、通産大臣が責任を負うて、今日の本会議揚の決定に基づいて、あるいは決定がなしとしても、今日の財界の要請にこたえ、みずからその責任をとって退陣すべきが妥当な姿だと私は信じます。
 なお、今日……
○副議長(田中伊三次君) 加賀田君、加賀田君、加賀田君、時間です。
○加賀田進君(続) 関西において国際博覧会が……
○副議長(田中伊三次君) 加賀田君……。
○加賀田進君(続) 進行いたしております。自後、五年後の……
○副議長(田中伊三次君) 加賀田君、加賀田君、時間です。
○加賀田進君(続) 昭和四十五年に大阪の千里山において、国民的期待の上に立って国際博覧会が、今日具体的に計画を持って進行されております。
○副議長(田中伊三次君) 加賀田君……。
○加賀田進君(続) しかし、これらの各役員の中で、なぜ会長がきまっていないのでしょう。今日、三木通産大臣がその最高責任者として、会長の選任の担当者として……
○副議長(田中伊三次君) 加賀田君、時間です。
○加賀田進君(続) しかしながら、三木通産大臣の努力はあったにいたしましても、今日までその重大な最高責任者である会長の就任が、皆さん、ないではございませんか。その大きな一つの理由としては、政府自体が博覧会に対しての……
○副議長(田中伊三次君) 加賀田君、時間です。
○加賀田進君(続) 財政的な裏づけを明確にしないということ、さらに、間違えば……
○副議長(田中伊三次君) 加賀田君、加賀田君……。
○加賀田進君(続) 日本の財界にすべての財政を負担させて、政府は単なる行政的な指導だけに逃げようとする観のある、この二点に対して、私はここに三木通産大臣の責任を問わなければならぬと存じます。
 これらの総計しての六点を総合いたしまして、中村重光君の答弁を私は心からお願い申し上げまして、降壇をいたします。(拍手)
  〔中村重光君登壇〕
○中村重光君 お答えいたします。
 非常に喧騒をきわめて聞き取れなかった点もありましたが、自動車産業の自由化のことについてのお尋ねでございました。私も質問者と全く同じ考え方であります。御承知のとおりに、自動車産業はその国の工業水準を示すといわれておるのであります。ところが、日本の自動車産業は、世界のAクラスの入り口にいま差しかかった、こういう程度でありまして、競争力はまだ弱いのであります。私ども社会党といたしましては、自動車産業の自由化は時期尚早である、これには自由民主党の諸君もそういう考え方であったようでありますが、そういう決定をして、政府に申し入れをいたしました。御承知のとおりに、日本の自動車産業は非常に極数が多い。多種数でもって生産が少ない。本来、自動車産業は、アメリカあるいは西欧諸国の例を見てもおわかりのように、種類が少なくて生産もたくさんするという、いわゆる大量生産、こういうことでなければ、これは競争力は強くならぬ。そういう準備もできない先に、どういう圧力があったのか知りませんが、ともかく自動車産業をそういう整備もしないで自由化に持ち込んだということに対しましては、私は、三木通産大臣の政治力がない、こう申し上げざるを得ないのであります。
 その次に、中小企業の問題に対しまして御意見なり御質問がございました。全くごもっともであると思います。大体、政府は中小企業、中小企業と言う。与党の諸君も言っている。それじゃ何をやっているのか。口には言うけれども、現実にほんとうに中小企業を育成強化しようとするところの、前向きの積極的の施策は一つもないではありませんか。これは次から次に倒れておる中小企業の倒産が如実にそのことを私は物語っておると思うのであります。さらに、前向きの施策という形におきまして、無担保、無保証制度というものを確立した。ところが、この無担保、無保証制度というのはどうなんだ。前向きじゃなくて、うしろ向きなんだ。いままで保証協会が保証しておったのを、むずかしい条件で、三年間税金が完全に納まっておらなければならぬとか、同じところに三年間居住をしておらなければならぬとか、全くいままで保証できたものを今度は保証させないようなうしろ向きの政策をやってきた。今日の政府・自由民主党の中小企業対策は、大企業を肥え太らせるためにその系列としての中小企業の育成をやろうとする、いわゆる優等生教育である。(拍手)ほんとうの中小企業の振興というものに対しては、全くこれは冷酷無情という形で扱っておると申し上げざるを得ないのであります。(拍手)
 さらにまた、北鮮の貿易、中国の貿易についてお話がございました。これは私も趣旨説明の中で触れましたので、簡単に申し上げさしていただきますが、ともかく端的にあらわれてまいりましたのは、LT貿易が、実は計画は二億五千万ドルであった。今度、吉田書簡という形におきましてプラント輸出というものが押えられるということになりましたから、下回ってきた、いわゆる一億ドルという形になったということが、はっきりいわゆる影響としてあらわれておるということでおわかりだろうと思うのであります。さらにまた、三木通産大臣は、吉田書簡にとらわれないで自分は自主的にやるんだやるんだ、やるんだやるんだ、何をやりましたか。一向何もやっていない。このことではっきりいたしておると思うのであります。
 さらにまた、三木通産大臣が幹事長のときの、何というんですか、悪政ということです。そういうことについての御質問がございましたが、これはたいへんむずかしい御質問でございまして、非常に答えにくいんですが、私は、端的にこう申し上げたい。いわゆる日本の政治というものは政党政治である。したがって、この政府の施策というものは、自由民主党が基本的な政策を立てて、政府はこれを具体的に実施しておるにすぎない。私は、このように考える。したがって、自由民主党の柱である幹事長が今日の政府の施策に対しまして大きな影響力を与えておるということは間違いないのであります。そういう面から、吉田書簡の問題も、これは三木幹事長時代のことでありましたし、その責任は重大であると思う。さらにまた、ILO八十七号条約批准の際に三木幹事長のとった態度は、当時船田議長ですらその優柔不断さというものに対しましてきわめて不信感を持ったというこの事実等も、私は、悪政の中の一つとして考えられると思うのであります。(拍手)ともかく、私はこういうふうに考える。いまの総理大臣佐藤さんは、幹事長であったときに造船汚職をやってのけた、張本人である。こういう人が今日政党の総裁として内閣の首班にある。こういうようなことは、これは絶対に許されないことであると、このように考える。したがって、三木さんが幹事長時代に数々の悪政といったような問題、いわゆる責任に帰する問題があったといたしますならば、私は、その点からしてでも、通産大臣という立場にあること自体問題としなければならない、これが正しい意味の政党政治の責任ある姿であると、このように考えるのであります。
○副議長(田中伊三次君) 中村君、時間です。
○中村重光君(続) きわめて簡単でございましたが、以上お答えになりましたか、御質問に対しまして……。(拍手)
    ―――――――――――――
  質疑終局の動議(中野四郎君外二十三名提出)
○副議長(田中伊三次君) 中野四郎君外二十三名より、質疑終局の動議が提出されました。
 本動議を採決いたします。
 この採決は記名投票をもって行ないます。中野四郎君外二十三名提出の質疑終局の動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
○副議長(田中伊三次君) 氏名点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投票〕
○副議長(田中伊三次君) 投票の終わった諸君は漸次降壇してください。漸次降壇してください。――投票の終わった方は漸次降壇してください。――このままでは投票ができません。終わった方は降壇してください。降壇してください。――漸次降壇してください。――投票ができません。投票のじゃまになります。通れるように通路をあけてください。――投票者の通路をふさがないようにしてください。――通路をもっとあけてください。もう少しあけてください、通路を。――投票の済んだ人はすみやかに降壇してください。――おりてください。――通路をあけてください。通路をあけて……。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) 通路をあけてください。――通路を通してください。――投票ができません。これでは投票の妨げになります。道を開いてください。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) 通路をどんどん通してください。――通路が通れるようにしてください。――投票の済んだ人はどんどん下におりてください。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) 前をおりてください。――その通路をもっとあけてください。――通路をあけてください。――通路をあけてください。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) 通路をあけてください。投票して順次におりてください。――さあ、投票してください。どうぞ。――投票まだの方は順次前へ進んでください。――前へ進んでください。――通路を開いてください。――通路を開いてください。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) さあ、通路をあけてください。――投票まだの方はどんどん前へ進んでください。進んでください。――通路をあけてください。――通路をあけてください。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) 投票の済んだ方は降壇をしてください。――投票まだの人はお急ぎを願います。――通路をあけてください。通路をあけてください。――そこ、通路をあけてください。通路をあけてください。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) 前の人はその道をあけてください。――投票またの方は投票を急いでください。――前面の方は立ちどまらない、で、おりてください、おりてください。――進行してください。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) 投票の済んだ人は急いでおりてください。――まだの人は急ぎ投票を願います。――曲の方はおりてください、どんどんおりてください。――前の人おりてください。――あとの人が投票できません。投票の済んだ力はおりてください。――どうしても投票が進まなければ、投票時間の制限をせなければならなくなります。前の人はどんどんおりてください。――うしろが投票できません。前の人はおりてください。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) 投票が進まなければ投票時間制限をいたします。――足踏みなどをせずに、前へ遊んでください。――うしろにもっと急いでください。――投票がはかどらなければ時間制限をいたします。――急いでください。――急いでください。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) うしろの方はどんどん急いでください。――前はとまらないで、おりてください。――投票がはかとらなければ時間制限をいたします。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) もっと進行してください。――もっと急いでください。――うしろの人は急いで登ってください。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) うしろの人は急いで上がってください。――急いでください。――急いで登ってください。――やむを得されば時間制限をいたします。どんどん上がってください。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) さあ、どんどん上がってください。――上がってください。先へ進んでください。――急ぎ進行してください。――急いでください。――さあ、急いでください。――急いで。――やむを得されば……。急いでください。――急いでください。急いで。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) お急ぎください。急いでくだい。――急いでくだい。お急きください。どうぞ。――急き登壇を願います。――急いでください。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) 次も急いでください。――次も急いでください。――次の方急いでください。――急いでください。――投票を急いでください。――投票は急いでください。――やむを得ざれば時間制限をいたします。――時間制限をせなければなりません。――急いでください。――投票漏れがあれば投票を急いでください。
  〔投票継続〕
  〔「議長、投票漏れがある」と呼ぶ者あり〕
○副議長(田中伊三次君) 投票漏れの方は投票を願います。
 代理投票の申し入れがあります。しばらくお待ちください。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。――開鎖。
  〔議場開鎖〕
○副議長(田中伊三次君) 投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
○副議長(田中伊三次君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
 投票総数 二百六十五
  可とする者(白票)        百七十
  〔拍手〕
  否とする者(青票)        九十五
  〔拍手〕
○副議長(田中伊三次君) 右の結果、質疑は終局するに決しました。
    ―――――――――――――
  中野四郎君外二十三名提出質疑終局の動議を可とする議員の氏名
      相川 勝六君    愛知 揆一君
      赤城 宗徳君    赤澤 正道君
      秋田 大助君    天野 光晴君
      綾部健太郎君    荒木萬壽夫君
      有田 喜一君    伊能繁次郎君
      岩動 道行君    石井光次郎君
      一萬田尚登君    稻村佐近四郎君
      宇野 宗佑君    上村千一郎君
      植木庚子郎君    臼井 莊一君
      内田 常雄君    浦野 幸男君
      小笠 公韶君    小川 半次君
      小渕 恵三君    大石 武一君
      大泉 寛三君    大倉 三郎君
      大西 正男君    大野  明君
      岡崎 英城君    奥野 誠亮君
      押谷 富三君    加藤 高藏君
      賀屋 興宣君    海部 俊樹君
      金子 一平君    金子 岩三君
      金丸  信君    上林山榮吉君
      神田  博君    亀岡 高夫君
      鴨田 宗一君    唐澤 俊樹君
      仮谷 忠男君    川崎 秀二君
      川島正次郎君    菅野和太郎君
      木部 佳昭君    木村 武雄君
      木村 俊夫君    菊池 義郎君
      岸  信介君    吉川 久衛君
      清瀬 一郎君    久保田円次君
      鯨岡 兵輔君    熊谷 義雄君
      倉成  正君    藏内 修治君
      黒金 泰美君    小泉 純也君
      小枝 一雄君    小金 義照君
      小島 徹三君    小山 長規君
      小山 省二君    河本 敏夫君
      佐々木秀世君    佐藤 孝行君
      佐藤洋之助君    齋藤 邦吉君
      坂田 英一君    坂田 道太君
      坂村 吉正君    櫻内 義雄君
      笹山茂太郎君    始関 伊平君
      椎名悦三郎君    重政 誠之君
      篠田 弘作君    澁谷 直藏君
      白浜 仁吉君    進藤 一馬君
      周東 英雄君    鈴木 善幸君
      砂田 重民君    瀬戸山三男君
      關谷 勝利君    園田  直君
      田川 誠一君    田口長治郎君
      田澤 吉郎君    田中 龍夫君
      田中 正巳君    田村  元君
      田村 良平君    高瀬  傳君
      高見 三郎君    竹内 黎一君
      竹下  登君    舘林三喜男君
      谷川 和穗君    千葉 三郎君
      地崎宇三郎君    中馬 辰猪君
      綱島 正興君    坪川 信三君
      渡海元三郎君    登坂重次郎君
      徳安 實藏君    床次 徳二君
      内藤  隆君    中垣 國男君
      中川 一郎君    中島 茂喜君
      中曽根康弘君    中野 四郎君
      中村 寅太君    中村庸一郎君
      中山 榮一君    永田 亮一君
      永山 忠則君    南條 徳男君
      二階堂 進君    丹羽喬四郎君
      丹羽 兵助君    西村 英一君
      根本龍太郎君    野田 武夫君
      馬場 元治君    橋本登美三郎君
      橋本龍太郎君    服部 安司君
      濱田 幸雄君    濱地 文平君
      濱野 清吾君    早川  崇君
      原 健三郎君    廣瀬 正雄君
      福井  勇君    福田 繁芳君
      福永 健司君    藤井 勝志君
      藤田 義光君    藤本 孝雄君
      藤山愛一郎君    保科善四郎君
      坊  秀男君    堀内 一雄君
      本名  武君    前田 正男君
      益谷 秀次君    増田甲子七君
      松浦周太郎君    松澤 雄藏君
      三池  信君    水田三喜男君
      湊  徹郎君    南好  雄君
      村山 達雄君    毛利 松平君
      森   清君    森下 國雄君
      森山 欽司君    八木 徹雄君
      山手 滿男君    山中 貞則君
      山本 幸雄君    和爾俊二郎君
      早稻田柳右エ門君    渡辺 栄一君
 否とする議員の氏名
      赤路 友藏君    足鹿  覺君
      淡谷 悠藏君    安宅 常彦君
      井岡 大治君    井手 以誠君
      伊藤よし子君    石野 久男君
      石橋 政嗣君    板川 正吾君
      小川 三男君    大原  亨君
      大村 邦夫君    岡  良一君
      岡田 春夫君    落合 寛茂君
      加賀田 進君    加藤 清二君
      片島  港君    勝間田清一君
      角屋堅次郎君    川崎 寛治君
      川俣 清音君    川村 継義君
      河野  正君    栗原 俊夫君
      黒田 寿男君    小林  進君
      小松  幹君    五島 虎雄君
      河野  密君    佐々木更三君
      佐藤觀次郎君    佐野 憲治君
      阪上安太郎君    沢田 政治君
      重盛 壽治君    實川 清之君
      島上善五郎君    鈴木茂三郎君
      田口 誠治君    田中 武夫君
      田原 春次君    高橋 重信君
      滝井 義高君    只松 祐治君
      千葉 七郎君    堂森 芳夫君
      泊谷 裕夫君    中井徳次郎君
      中澤 茂一君    中嶋 英夫君
      中村 重光君    中村 高一君
      成田 知巳君    西宮  弘君
      西村 関一君    野口 忠夫君
      野原  覺君    野間千代三君
      芳賀  貢君    華山 親義君
      原   茂君    日野 吉夫君
      肥田 次郎君    平岡忠次郎君
      帆足  計君    穗積 七郎君
      前田榮之助君    松井 政吉君
      松平 忠久君    松原喜之次君
      松本 七郎君    三木 喜夫君
      武藤 山治君    村山 喜一君
      森  義視君    森本  靖君
      八木 一男君    柳田 秀一君
      山内  広君    山口シヅエ君
      山口丈太郎君    山崎 始男君
      山田 長司君    山中 吾郎君
      山中日露史君    山花 秀雄君
      山本 幸一君    湯山  勇君
      横路 節雄君    横山 利秋君
      和田 博雄君    加藤  進君
      谷口善太郎君
     ――――◇―――――
○副議長(田中伊三次君) 討論の通告があります。順次これを許します。澁谷直藏君。
  〔澁谷直藏君登壇〕
○澁谷直藏君 私は、ただいま提案されました通商産業大臣三木武夫君に対する不信任案に対し、自由民主党を代表して、反対の討論を行なうものであります。(拍手)
 ただいま社会党中村重光君は三木通産大臣不信任案提出の趣旨弁明を行なわれたのでありますが、その述べられたところは、単に事実に相違するばかりでなく、牽強付会もはなはだしきものでありまして、はたして何のための不信任案であるか、全く理解に苦しむところであり、しいて言えば、反対のためにする反対としか受け取れないのであります。
 不信任のおもなる理由の一つとして、吉田書簡問題を取り上げられておりますが、本件については、すでに特別委員会審議におきまして、懇切丁寧に三木通産大臣としての意の存するところを説明され、あわせて、内閣総理大臣との意見の食い違いはないことも明確にさせておるのであります。何人も、すなおに聞くならば、論旨はきわめて明快であり、そこに一点の疑点も存しないことは明白であります。
 しかるに、社会党は、わが国が当然行なわなければならない日韓国交の正常化に対しては、その著しい左翼偏向のイデオロギー的立場から、頑強に反対し、現に、きのうからの本会議においては、あらゆる手段を弄して、執拗な反対のための議事引き延ばしを策して、良識ある国民のひんしゅくを買っておることは御承知のとおりであります。(拍手)このような事態を熟視しているわれわれとしては、社会党の諸君は、口を開けば十分なる審議を主張しながら、その真意は、案件を審議することにあるのではなくして、単に議事を引き延ばすことにあるのではないかと考えざるを得ないのであります。(拍手) 私は、野党第一党たる社会党の猛省を促さざるを得ないと思うのでございます。さらに、社会党は、このたび、みずからの迷妄を貫くために、日韓問題とは直接関係のない吉田書簡問題に籍口して、三木通産大臣の不信任案を提案したものにほかならないのであります。このように、日韓関係条約等の批准をいたずらに遷延せしめんがために手段を選ばぬ社会党の態度は、およそ責任ある公党のとるべき態度とは言えないのであって、まさしく党利党略のための方便としか理解することは不可能でございます。
 ひるがえって、通産大臣三木武夫君は、本年六月通産大臣に就任以来、本格的な開放経済体制への移行というきびしい局面に対し、その円満なる人柄と積極性に加えて、彼本来の高い英知をもって、通産大臣としての職責を十二分に果たしており、わが国の産業経済界はその卓抜せる手腕に全幅の信頼を寄せていることは、国民周知の事実であります。(拍手)
 かようなことから考えまして、このたびの三木通産大臣に対する不信任案には一つも正当な理由を見出すことができません。私どもといたしましては、今後とも三木武夫君が通産大臣として健闘されんことを心から祈って、理由なき社会党の不信任案に対する反対討論を終わる次第であります。(拍手)
○副議長(田中伊三次君) 沢田政治君。
  〔沢田政治君登壇〕
○沢田政治君 私は、ただいま議題になっております三木通商産業大臣の不信任案に対し、日本社会党を代表し、賛成の愚見を述べるものであります。
 三木通産大臣が経済閣僚として不信任に位する事実は、いま自民党の反対討論の力が理由なき理由であると言いましたけれども、私に言わせるならば、その失政の数々は枚挙にいとまがないのであります。そのもっとも最たるものは、中小企業の相次ぐ倒産であるのであります。これは厳然たる事実であるのであります。否定しようのない事実であるのであります。昭和三十九年十二月の統計を見ましても、五百九十件になっておるのであります。今年の六月においても五百件台を低迷しておるのであります。このように、今日も中小企業の倒産が依然として続けられておるのであります。しかも、この問題は、政治の問題であるけれども、その次元を離れ、社会問題を離れ、まさに一家が心中せざるを得ないというような、人道問題の発生にまでなっておることを私は指摘せざるを得ないのであります。このように悲惨な中小企業の相次ぐ倒産に対して、冷ややかな態度で見ておる三木通産大臣が、何らの有効的な、しかも積極的な政策を実行することなく、あまつさえ、国民の血税で支払わなければならぬところの有償・無償五億ドルの日韓条約に、一かけらの英知、あるいは一かけらの認識でもあるならば、なぜ反対しないかということを私は疑わざるを得ないのであります。(拍手)この一事をもってしても、中小企業の立場から見て完全に不信任に値する、妥当なものであると私は確信するものであります。
 さらにはまた、私の前に、それぞれ日韓問題、また中国向けのビニロンプラントの問題について指摘をいたしたのであります。私は、この指摘は、何度しても指摘し過ぎると言われない理由があると思うのであります。しかも、商工委員会において、一個人の書簡が、政府の政策がそれに拘束されないと言いながらも、法律的には拘束されないけれども政治的には云々とか、まさに、その信念たるや、識見たるや、有為変転きわまりないのであります。不見識のきわみであると、私は断言せざるを得ないのであります。(拍手)
 さらに、私は、角度を変えまして、石炭問題に対して、その失政を追及いたしたいと思うのであります。石炭鉱業審議会は、山野鉱大惨事発生直後の去る六月、三木通産大臣から石炭産業再建の根本対策について諮問を受け、近くその答申が提出されるやに伺っておるのであります。しかし、伝えられる答申の内容は、抜本的な対策からはほど遠いもののようであるのであります。そもそも、現在の石炭危機は、すべて政府、石炭資本が負うべきものであると私は思うのであります。すなわち、昭和三十四年石炭危機が表面化して以来、政府及び石炭資本が推進してきた合理化政策は、次の三段階に分けられておるのであります。
 その第一は、五カ年計画によるトン当たり千五百円の炭価引き下げと十一万人の首切り政策であったのであります。さらに、その第二は、審議会答申に基づく七万六千人の大量整理とスクラップ・アンド・ビルド政策の強行であったのであります。その結果、合理化計画は一応達成されたかに見えたのでありまするが、その後災害が続発し、労働力の極度の流出が相次ぎ、主席の停滞という深刻な矛盾を露呈しておるのであります。つまり、答申の基調であった五千正百万トン体制そのものの危機が、現実の姿となってあらわれておるのであります。この危機に直面して打ち出された第三の政策は、さらにスクラップのワクを千二百万トンから千七百五十万トンに拡大し、加えて利子補給と炭価引き上げという、石炭独占資本に対する保護政策に終わっておるのであります。
 私ども社会党は、かかる政府並びに資本の合理化政策に対し、第一に、確固たるエネルギー政策の樹立なしにはいかなる石炭政策も無意味にひとしいことを指摘せざるを得ません。第二に、生産力の近代化を阻害している鉱区の私的占有と低賃金を基礎にし、停滞的な生産方法の骨格を維持したまま、幾ら炭価の引き上げ、利子補給策をとっても、石炭資本の寄生性を強めるにすぎないと私どもは強調して今日までまいったのであります。第三に、この政策は、炭鉱労働者を全体として零落させ、産炭地域とその住民にいやしがたい傷痕を与えずにはおかないという観点から、強く私どもは反対をいたしてまいったのであります。
 悲しいかな、事態の進行は、まさにわが社会党が指摘してきたとおりになっているのであります。この一事を見ても、本院における通商産業大臣の不信任は当然であると私は思うのであります。(拍手)
 私は、ただいま簡単な基本的な事実を指摘し、その責任を追及したのでありますが、これに対し、おそらく、かかる政策は、三木さんのことばをかりるならば、私の就任以前に系統的に進められてきたものであるとして、すべての責任は就任間もない現職大臣の負うところではないという反論ないしは弁明が、あるいはあろうかと存ずるのであります。しかしながら、政党政治は責任政治であることは言うまでもないことであります。かかる観点に立って考えるならば、そのよって来たるゆえんが過去にあったとしても、その責任は免れ得ないごとは当然であると思うのであります。(拍手)
○副議長(田中伊三次君) 沢田君、時間です。
○沢田政治君(続) しかも、誤れる石炭政策の抜本的な対策もない現状では……
○副議長(田中伊三次君) 沢田君、時間です。
○沢田政治君(続) 当然その責めは免れるものではないと思うのであります。私は、さらに具体的な事実を指摘し、その責任を追及してまいりたいと思うのであります。
 第一は、生産力の…
○副議長(田中伊三次君) 沢田君、時間です。
○沢田政治君(続) 荒廃と、出炭低下に関してであります。今日、石炭産業における労働生産性は飛躍的に向上しておることは、周知の事実であります。たとえば、昭卸二十四年度、一人一カ月十五トンに対し、昭和三十九年度は三十六・四トンになっているのであります。にもかかわらず、総出炭は逆に……
○副議長(田中伊三次君) 沢田君、沢田君、時間です。
○沢田政治君(続) 五千五百万トンを割り……
○副議長(田中伊三次君) 時間です。
○沢田政治君(続) 縮小再生産へ転落しつつあるのであります。このことは、非能率炭鉱の買いつぶしが計画を上回って進行した反面、坑内の骨格構造の近代化、機械化などのビルドアップの停滞と掘進の立ちおくれが、決定的な要因となっているのあでります。炭鉱合理化は、英、独、仏いずれを見ても、鉱区、坑口の集約を基準にした……
○副議長(田中伊三次君) 沢田君、沢田君……。
○沢田政治君(続) 大胆な再編成計画を中心に進められているのであります。
○副議長(田中伊三次君) 沢田政治君……。
○沢田政治君(続) このような基本的な再編成計画を持たず……
○副議長(田中伊三次君) 沢田君、時間です。
○沢田政治君(続) 単にビルド維持、スクラップの計画が、今日の深刻な破綻、すなわち、原料炭の集中的乱掘、水準別完全採掘方式の放棄をもたらした当然の結果であると思うのであります。
○副議長(田中伊三次君) 沢田君、発言の中止を命じます。
  〔沢田政治君発言を継続〕
○副議長(田中伊三次君) 沢田君、発言の中止を命じます。
  〔沢田政治君なお発言を継続〕
○副議長(田中伊三次君) 沢田君、降壇を命じます。
  〔沢田政治君なお発言を継続〕
○副議長(田中伊三次君) 降壇を命じます。
  〔沢田政治君なお発言を継続〕
○副議長(田中伊三次君) 執行を命じます。
  〔発言する者多し〕
  〔沢田政治君なお発言を継続、降壇〕
○副議長(田中伊三次君) 板川正吾君。
  〔板川正吾君登壇〕
○板川正吾君 私は、日本社会党を代表して、通産大臣三木武夫君の不信任案について、若干角度を変えて賛成の討論をいたしたいと存じます。(拍手)
 まず、討論に入ります前に、議長さんに要望いたします。討論時間がわずか五分という制限は、議員が国民から負託された発言権を封殺することでありまして、それは言論弾圧であり、議会政治の自殺であり、民主政治の破壊でありまするから、どうか議長の良識と権限において時間制限を解いていただきたいと思うのであります。そうして、少なくても一時間程度の討論時間を与えてくださるよう、あらかじめお願い申し上げておきます。(拍手)
 ただいま自民党の澁谷議員から、不信任案の理由がよくわからないという議論がございました。しかし、趣旨説明をわずか十分程度しかさせないで、そうして強行にこれを中止させたのでありまして、これは自民党の諸君が多数を頼みとして発言時間を制限したのであります。わかろうとしないのでありまして、まことにこれは遺憾であると思うのであります。
 まず、私は、不信任案の賛成理由を申し上げる前に、通産大臣三木武夫君の政治経歴と人となりについて若干触れてみたいと思うのであります。
 通産大臣三木武夫君は、昭和十二年、第二十回総選挙に際し、時の軍国政治に反抗し、年齢わずか三十歳という若さで無所属議員としてみごと初当選し、その後翼賛会非推薦議員として軍閥と戦い、自来戦中戦後を通じて連続して当選すること十一回、去る四十一国会においては永年議員として表彰を受けたのであります。この間、逓信大臣、運輸大臣、経済企画庁長官等を歴任いたしております。
 一方、三木武夫君の政治経歴を見ますると、昭和二十二年の国民協同党の結成に参加し、常任中央委員、書記長、中央委員長となり、戦後の新日本建設のために若き日の情熱を注いでまいったようであります。当時、三木武夫君が率いました国民協同党の政策綱領を見ますると、「資本の独占と、あらゆる封建的要素を打破し、勤労と協同を基本とする新社会体制の確立を期す」とありまするように、国民協同党はロッチデールの精神を受け継ぎ、広く国民大衆を基礎とする穏健なる社会主義を標傍した政党であったのであります。ここに、私どもは、若き日の三木武夫君が社会正義を愛し、理想主義者として生きんとした姿を見ることができるのであります。
 しかるに、その後、三木武夫君は、せっかく目ざめました社会主義への道を進むことなく、逆に、政権の座に着くためには保守党に入るほかなしと考えてか、修正資本主義を唱える改進党にくらがえし、その幹事長となり、ついには一党を率いて保守合同に参加し、憲法改正を立党の精神とする自民党に身をゆだねるに至ったのであります。軍閥に反抗し、社会正義を説いた若き日の三木武夫君を知る者をして全くあ然たらしめているのであります。(拍手)そこにはすでに理想主義者三木武夫君も、社会主義にあこがれた青年政治家三木武夫君の姿もなく、あるものは政権に妄執する保守党政治家としての醜い姿あるのみであったのであります。(拍手)
 三木武夫君の政治遍歴の中で最も大きく指摘されなければならないことは、昨年七月、自民党総裁選挙に際しての彼のとった態度であるといわれておるのであります。御承知のように、昨年の自民党総裁選挙は、寛容と忍耐を旗じるしとする池田か、憲法改正こそわが政治の基本路線であるという佐藤か、二者択一の選挙でありました。保守党の良心といわれ、進歩的政治家を自任してきた三木武夫君は、本来ならば、当然三木派あげて池田首相を支持すべきであったといわれていたにもかかわらず、彼は、多年の同志と国民の予想を裏切って、意外にも憲法改正の佐藤を選んだのであります。この突如たる変節は、一体いかなる利害打算によって行なわれたのでありましょうか。(拍手)彼は、かつて総裁選挙に出馬を断念したとき、男は一生に一度は勝負をするときがくるという声明を内外に発表したことがありますが、一生に一度勝負をするとは、いまにして思えば、進歩的政治家の仮面をかなぐり捨てて、保守党政治家の本性をむき出しにした行動をすることであったようであります。彼の長年にわたる進歩的政治家としての言行は、いわば政権に近づくための巧みなゼスチュアにすぎず……
○副議長(田中伊三次君) 板川君、時間です。結論を急いでください。
○板川正吾君(続) 彼の政治節操は、腐り切った保守党政治家と何ら変わりのないことが明らかになりました。三木派の中にあって孤高の政治節操を保ち、政権に未練を持たず、ひたすらアジアの平和と日中の友好のために情熱を注いでまいりました松村謙三先生のほか数名の良心的人々が、三木武夫君の二重人格性と二枚舌の無節操にあいそをつかし、ついに長年の盟友の立場から訣別したことは、保守党の中に残された唯一の良心のともしびとして、私どもは深く敬意を表するものであります。
 三木武夫君が通産大臣として就任された当時は、久しぶりの大もの通産大臣として内外から祝福され、その進歩的識見と手腕に多大の期待が持たれたのであります。
○副議長(田中伊三次君) 板川君、時間です。
○板川正吾君(続) われわれもまた、彼の隠れたる才能が発揮され、縦横の手腕によって国民大衆の生活に安定が取り戻されるならば、二重人格といわれ、かつての盟友、同志を裏切った彼の数々の変節も、あるいは再評価されることもあり得ると考えておったのであります。しかるに、通産大臣就任以来半年間の実績はどうか。日韓条約に賛成し、韓国への経済侵略政策を支持し、吉田書簡問題ではみそをつけ、経済危機対策には、積極的対策を講ずるどころか、今日まで何らの対策も示さず……
○副議長(田中伊三次君) 板川君、板川君、時間です。
○板川正吾君(続) 不況カルテルを奨励し、生産調整をすることによって縮小再生産の方向に産業界をミスリードして、不況をますます深刻化さしており、中小企業がかつてない倒産を続け、中小企業者の自殺者が相次ぐという昨今の世相の中で、全く拱手傍観をし、何らの対策も立てず、中小企業者を見殺しにしているのであります。産業災害や公害が重大なる社会不安をかもし出しているのに……
○副議長(田中伊三次君) 板川君、発言の中止を命じます。
  〔板川正吾君発言を継続〕
○副議長(田中伊三次君) 発言の中止を命じます。――板川君、降壇を命じます。
  〔発言する者多し〕
  〔板川正吾君なお発言を継続〕
○副議長(田中伊三次君) 降壇を命じます。
  〔板川正吾君なお発言を継続〕
○副議長(田中伊三次君) 降壇を命じます。
  〔板川正吾君なお発言を継続〕
○副議長(田中伊三次君) 執行を命じます。
  〔発言する者多し〕
  〔板川正吾君なお発言を継続、降壇〕
    ―――――――――――――
  討論終局の動議(中野四郎君外二十三名提
  出)
○副議長(田中伊三次君) 中野四郎君外二十三名より、討論終局の動議が提出されました。
 本動議を採決いたします。
 この採決は記名投票をもって行ないます。中野四郎君外二十三名提出の討論終局の動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青色を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
○副議長(田中伊三次君) 氏名点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投薬〕
○副議長(田中伊三次君) あとがつかえておりますから、投票の済んだ人は前を下がってください。前を下がってください。どうぞ。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) 通路をあけてください。――通路をあけてください。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) 通路をあけてください。――通路をあけてください。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) 通路をもう少しあけてください。――うしろの方は力強く前進してください。力強く前進してください。――前の通路はあけてください。そこをあけてください。――どんどん通してください。――どんどん通してください。――そこに立っておらないで、前へお進みください。――前へ進んでください。――うしろの方は力強く前進してください。
  〔投票継続〕
○副議長(田中伊三次君) 投票漏れはありませんか。――なしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。――開鎖。
  〔議場開鎖〕
○副議長(田中伊三次君) 投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
○副議長(田中伊三次君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
 投票総数 二百五十七
  可とする者(白票)       百六十五
  〔拍手〕
  否とする者(青票)        九十二
  〔拍手〕
○副議長(田中伊三次君) 右の結果、討論は終局するに決しました。
    ―――――――――――――
 中野四郎君外二十三名提出討論終局の動議を可とする議員の氏名
      相川 勝六君    愛知 揆一君
      赤城 宗徳君    赤澤 正道君
      秋田 大助君    天野 光晴君
      荒木萬壽夫君    有田 喜一君
      岩動 道行君    石田 博英君
      一萬田尚登君    宇野 宗佑君
      上村千一郎君    植木庚子郎君
      臼井 莊一君    内田 常雄君
      浦野 幸男君    小笠 公韶君
      小川 半次君    小渕 恵三君
      大石 武一君    大泉 寛三君
      大倉 三郎君    大西 正男君
      大野  明君    岡崎 英城君
      奥野 誠亮君    押谷 富三君
      加藤 高藏君    賀屋 興宣君
      海部 俊樹君    金子 一平君
      金子 岩三君    金丸  信君
      上林山榮吉君    神田  博君
      亀岡 高夫君    鴨田 宗一君
      唐澤 俊樹君    仮谷 忠男君
      川島正次郎君    川野 芳滿君
      菅野和太郎君    木部 佳昭君
      木村 武雄君    木村 俊夫君
      菊池 義郎君    岸  信介君
      吉川 久衛君    久野 忠治君
      久保田円次君    鯨岡 兵輔君
      熊谷 義雄君    倉成  正君
      藏内 修治君    小泉 純也君
      小枝 一雄君    小金 義照君
      小坂善太郎君    小島 徹三君
      小山 長規君    小山 省二君
      河本 敏夫君    佐々木秀世君
      佐藤 孝行君    佐藤洋之助君
      齋藤 邦吉君    坂田 英一君
      坂田 道太君    坂村 吉正君
      櫻内 義雄君    笹山茂太郎君
      始関 伊平君    椎名悦三郎君
      重政 誠之君    篠田 弘作君
      澁谷 直藏君    白浜 仁吉君
      進藤 一馬君    鈴木 善幸君
      砂田 重民君    瀬戸山三男君
      關谷 勝利君    園田  直君
      田川 誠一君    田口長治郎君
      田澤 吉郎君    田中 龍夫君
      田中 正巳君    田村  元君
      田村 良平君    高瀬  傳君
      高見 三郎君    竹内 黎一君
      竹下  登君    舘林三喜男君
      谷川 和穗君    千葉 三郎君
      地崎宇三郎君    綱島 正興君
      坪川 信三君    登坂重次郎君
      徳安 實藏君    床次 徳二君
      内藤  隆君    中垣 國男君
      中川 一郎君    中島 茂喜君
      中曽根康弘君    中野 四郎君
      中村 寅太君    中村庸一郎君
      中山 榮一君    永田 亮一君
      永山 忠則君    南條 徳男君
      二階堂 進君    丹羽喬四郎君
      丹羽 兵助君    根本龍太郎君
      野田 武夫君    野原 正勝君
      馬場 元治君    橋本龍太郎君
      長谷川四郎君    服部 安司君
      濱田 幸雄君    濱野 清吾君
      早川  崇君    原 健三郎君
      原田  憲君    廣瀬 正雄君
      福井  勇君    福田 繁芳君
      福永 健司君    藤井 勝志君
      藤枝 泉介君    藤田 義光君
      藤本 孝雄君    藤山愛一郎君
      保科善四郎君    坊  秀男君
      堀内 一雄君    本名  武君
      前田 正男君    益谷 秀次君
      増田甲子七君    松浦周太郎君
      松澤 雄藏君    三池  信君
      水田三喜男君    湊  徹郎君
      南好  雄君    村山 達雄君
      毛利 松平君    森   清君
      森下 國雄君    森下 元晴君
      森山 欽司君    八木 徹雄君
      山手 滿男君    山中 貞則君
      和爾俊二郎君    早稻田柳右エ門君
      渡辺 栄一君
 否とする議員の氏名
      赤路 友藏君    赤松  勇君
      茜ケ久保重光君    秋山 徳雄君
      足鹿  覺君    有馬 輝武君
      淡谷 悠藏君    井伊 誠一君
      井岡 大治君    井谷 正吉君
      井手 以誠君    板川 正吾君
      卜部 政巳君    江田 三郎君
      大柴 滋夫君    岡  良一君
      岡田 春夫君    加賀田 進君
      加藤 清二君    片島  港君
      勝澤 芳雄君    勝間田清一君
      角屋堅次郎君    金丸 徳重君
      神近 市子君    川俣 清音君
      川村 継義君    河野  正君
      久保田鶴松君    栗原 俊夫君
      栗林 三郎君    黒田 寿男君
      小林  進君    兒玉 末男君
      五島 虎雄君    河野  密君
      佐々木更三君    佐藤觀次郎君
      阪上安太郎君    島上善五郎君
      島口重次郎君    東海林 稔君
      鈴木茂三郎君    田中 武夫君
      多賀谷真稔君    楯 兼次郎君
      辻原 弘市君    戸叶 里子君
      中井徳次郎君    中嶋 英夫君
      中村 重光君    中村 高一君
      永井勝次郎君    楢崎弥之助君
      成田 知巳君    二宮 武夫君
      西村 関一君    野口 忠夫君
      野原  覺君    長谷川正三君
      畑   和君    原   彪君
      日野 吉夫君    平林  剛君
      藤田 高敏君    帆足  計君
      細迫 兼光君    細谷 治嘉君
      堀  昌雄君    前田榮之助君
      松井 政吉君    松井  誠君
      松平 忠久君    松原喜之次君
      松本 七郎君    八木  昇君
      柳田 秀一君    山口丈太郎君
      山田 長司君    山田 耻目君
      山中 吾郎君    山中日露史君
      山花 秀雄君    山本 幸一君
      湯山  勇君    米内山義一郎君
      横路 節雄君    横山 利秋君
      和田 博雄君    加藤  進君
      林  百郎君    志賀 義雄君
     ――――◇―――――
○副議長(田中伊三次君) 通商産業大臣三木武夫君不信任決議案につき採決いたします。
 この採決は記名投票をもって行ないます。本決議案に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
○副議長(田中伊三次君) 氏名点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投票〕
○副議長(田中伊三次君) 投票漏れはありませんか。――なしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。――開鎖。
  〔議場開鎖〕
○副議長(田中伊三次君) 投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
○副議長(田中伊三次君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
 投票総数 二百三十八
  可とする者(白票)         九十
  〔拍手〕
  否とする者(青票)       百四十八
  〔拍手〕
○副議長(田中伊三次君) 右の結果、通商産業大臣三木武夫君不信任決議案は否決されました。(拍手)
    ―――――――――――――
 山本幸一君外四名提出通商産業大臣三木武夫君不信任決議案を可とする議員の氏名
      赤路 友藏君    赤松  勇君
      茜ケ久保重光君    秋山 徳雄君
      足鹿  覺君    有馬 輝武君
      淡谷 悠藏君    井伊 誠一君
      井岡 大治君    井谷 正吉君
      井手 以誠君    板川 正吾君
      卜部 政巳君    江田 三郎君
      大柴 滋夫君    岡  良一君
      岡田 春夫君    加賀田 進君
      加藤 清二君    片島  港君
      勝澤 芳雄君    勝間田清一君
      角屋堅次郎君    金丸 徳重君
      神近 市子君    川俣 清音君
      川村 継義君    河野  正君
      久保田鶴松君    栗原 俊夫君
      栗林 三郎君    黒田 寿男君
      兒玉 末男君    五島 虎雄君
      河野  密君    佐々木更三君
      佐藤觀次郎君    阪上安太郎君
      島上善五郎君    島口重次郎君
      東海林 稔君    鈴木茂三郎君
      田中 武夫君    多賀谷真稔君
      楯 兼次郎君    辻原 弘市君
      戸叶 里子君    中井徳次郎君
      中嶋 英夫君    中村 重光君
      中村 高一君    楢崎弥之助君
      成田 知巳君    二宮 武夫君
      西村 関一君    野口 忠夫君
      野原  覺君    長谷川正三君
      畑   和君    原   彪君
      日野 吉夫君    平林  剛君
      藤田 高敏君    帆足  計君
      細迫 兼光君    細谷 治嘉君
      堀  昌雄君    前田榮之助君
      松井 政吉君    松井  誠君
      松平 忠久君    松原喜之次君
      松本 七郎君    八木  昇君
      柳田 秀一君    山口丈太郎君
      山田 長司君    山田 耻目君
      山中 吾郎君    山中日露史君
      山花 秀雄君    山本 幸一君
      湯山  勇君    米内山義一郎君
      横路 節雄君    横山 利秋君
      和田 博雄君    加藤  進君
      林  百郎君    志賀 義雄君
 否とする議員の氏名
      愛知 揆一君    赤城 宗徳君
      赤澤 正道君    秋田 大助君
      天野 光晴君    荒木萬壽夫君
      有田 喜一君    岩動 道行君
      石田 博英君    一萬田尚登君
      宇野 宗佑君    上村千一郎君
      植木庚子郎君    臼井 莊一君
      内田 常雄君    浦野 幸男君
      小笠 公韶君    小川 半次君
      小渕 恵三君    大泉 寛三君
      大倉 三郎君    大西 正男君
      大野  明君    奥野 誠亮君
      押谷 富三君    加藤 高藏君
      海部 俊樹君    金子 一平君
      金子 岩三君    金丸  信君
      上林山榮吉君    神田  博君
      亀岡 高夫君    鴨田 宗一君
      唐澤 俊樹君    仮谷 忠男君
      川島正次郎君    川野 芳滿君
      菅野和太郎君    木部 佳昭君
      木村 武雄君    木村 俊夫君
      菊池 義郎君    岸  信介君
      吉川 久衛君    久野 忠治君
      久保田円次君    鯨岡 兵輔君
      倉成  正君    藏内 修治君
      小泉 純也君    小枝 一雄君
      小金 義照君    小坂善太郎君
      小島 徹三君    小山 長規君
      小山 省二君    河本 敏夫君
      佐々木秀世君    佐藤 孝行君
      佐藤洋之助君    齋藤 邦吉君
      坂田 英一君    坂田 道太君
      櫻内 義雄君    笹山茂太郎君
      始関 伊平君    椎名悦三郎君
      篠田 弘作君    白浜 仁吉君
      進藤 一馬君    鈴木 善幸君
      砂田 重民君    瀬戸山三男君
      關谷 勝利君    園田  直君
      田澤 吉郎君    田中 龍夫君
      田中 正巳君    田村 良平君
      高瀬  傳君    高見 三郎君
      竹内 黎一君    竹下  登君
      舘林三喜男君    谷川 和穗君
      千葉 三郎君    坪川 信三君
      登坂重次郎君    徳安 實藏君
      床次 徳二君    中垣 國男君
      中川 一郎君    中島 茂喜君
      中曽根康弘君    中野 四郎君
      中村 寅太君    中村庸一郎君
      中山 榮一君    永田 亮一君
      永山 忠則君    二階堂 進君
      丹羽喬四郎君    丹羽 兵助君
      西岡 武夫君    根本龍太郎君
      野田 武夫君    野原 正勝君
      馬場 元治君    橋本登美三郎君
      長谷川四郎君    服部 安司君
      濱田 幸雄君    濱野 清吾君
      早川  崇君    原 健三郎君
      原田  憲君    廣瀬 正雄君
      福井  勇君    福田 繁芳君
      福永 健司君    藤井 勝志君
      藤枝 泉介君    藤田 義光君
      藤本 孝雄君    藤山愛一郎君
      保科善四郎君    坊  秀男君
      堀内 一雄君    本名  武君
      前田 正男君    益谷 秀次君
      増田甲子七君    松浦周太郎君
      松澤 雄藏君    三池  信君
      水田三喜男君    湊  徹郎君
      村山 達雄君    毛利 松平君
      森   清君    森下 國雄君
      森下 元晴君    森山 欽司君
      山手 滿男君    山中 貞則君
      和爾俊二郎君    早稻田柳右エ門君
     ――――◇―――――
○副議長(田中伊三次君) この際、午後九時まで休憩いたします。
   午後六時四十七分休憩
     ――――◇―――――
   午後九時十四分開議
○議長(船田中君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
     ――――◇―――――
 法務大臣石井光次郎君不信任決議案(山本幸
  一君外四名提出)
         (委員会審査管路要求案件)
○議長(船田中君) 山本幸一君外四名から、法務大臣石井光次郎君不信任決議案が提出されました。
 本決議案は、提出者の要求のとおり委員会の審査を省略して、議事日程に追加するに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(船田中君) 御異議なしと認めます。よって、日程は追加せられました。
 法務大臣石井光次郎君不信任決議案を議題といたします。
    ―――――――――――――
   法務大臣石井光次郎君不信任決議案
 右の議案を提出する。
  昭和四十年十一月十日
      提出者
       山木 幸一    下平 正一
       中井徳次郎    野原  覺
       横山 利秋
    賛成者
       赤路 友藏 外百三十五名
    ―――――――――――――
    法務大臣石井光次郎君不信任決議
  本院は、法務大臣石井光次郎君を信任せず。
   右決議する。
○議長(船田中君) 提出者の趣旨弁明を許します。横山利秋君。
  〔横山利秋君登壇〕
○横山利秋君 私は、提案者を代表いたしまして、石井光次郎法務大臣に不信任の提案をいたしたいと存じます。(拍手)
 まず、主文を朗読いたします。
  本院は、法務大臣石井光次郎君を信任せず。
   右決議する。
  〔拍手〕
 不信任の第一の理由は、何といっても統一見解の責任者であるからであります。全国に十数年にわたって紛争を繰り返してまいりましたその根本の原因は、政府が、韓国といい、大韓民国といい、朝鮮といい、すべてこれは用語だと言ってきたことでありまして、いまこれを、十五年前にさかのぼり、百八十度の転換をして、韓国、大韓民国を国籍といたしますことは、全国の県、市町村、数千の担当者を欺くのみならず、在日六十万の朝鮮人をぺてんにかけた罪は絶対に見のがすことができないのであります。(拍手)
 第二は、法務大臣でありながら、法的地位や出入国管理の実際は全く無知であり、国会における答弁はあいまい、すべてを役人にまかせるやり方は、責任者として不適当であることを証明しています。(拍手)
 第三は、入国管理局長をはじめ、統一見解によって起こった諸問題について深く責任を感ずると言っておるのにかかわらず、法務大臣として何ら責任に言及しない態度は、ひきょうといわなければなりません。(拍手)
 第四に、入国管理の責任者でありながら、中国ないしは北朝鮮の相次ぐ入国問題について法務大臣が御存じないことが多くて、すべて官房長官、すべて外務大臣、すべて通産大臣等、各省の判断に追随し、こき使われておることは、法務省の権威を失墜し、部下の信頼を裏切ったことは、適任でない証拠であります。
 第五に、みずから国会において北朝鮮入国について言明いたしました、貿易のことなら今度入国させると言いながら、韓国の国会で問題になり、あるいは閣議で問題になるや、すぐそのことばはあいまいとなり、右往左往いたしましたことは、政治家としてあるまじき態度といわなければなりません。
 第六に、法的地位の交渉経過は妥協に次ぐ妥協で、子々孫々に至るまで永住権を認め、法務省事務当局あげての反対をじゅうりんし、国内においては在日朝鮮人の対立を激化させることになる責任はまさに重大であります。
 第七に、法務省の予算はきわめて少なく、最高裁についても同様、行政は渋滞し、裁判は停滞しています。これは明らかに石井法務大臣の政治力のないことを示しています。(拍手)
 第八に、以上のようなことは、結局、石井法務大臣が台湾ロビー、韓国ロビーの人間であり、韓国政府に迎合し、アメリカに迎合し、すべての国民固有の権利である国籍選択の自由をじゅうりんした罪は絶対に見のがすことができないのであります。(拍手)
 さて、同僚諸君、石井光次郎氏は、八日午時七時半、皇居において勲一等旭日大綬章を受けられたそうであります。あなたは、新聞によれば、答辞として、勲章をいただき感激です、国家、社会のために一生をささげますとお礼を述べられたそうであります。この感激さめやらぬ今日、この国会においてあなたは不信任案を突きつけられることになりました。あなたの今日の履歴の中で私どもが最も関心を引く履歴は、国務大臣になったことでもなければ、全権委員としてアメリカに行かれたことでもない。本来のあなたは新聞に関係をされ、社会の木鐸として生きてこられた石井光次郎氏の履歴であります。そのことを民主主義政治の中であなたが生かし切っておられるかどうか。人間を尊重し、人間固有の権利を何よりもとうとくジャーナリズムの人として尊重されるということでなければなりません。私は、党は違います。政治歴ははるかにあなたの後輩であります。しかしながら、今回あなたを不信任しようとするのは、最大の原因が、あなたの生涯の信条とならなければならないはずの社会正義の問題であり、人間固有の権利があなたによって冒涜された問題であるからであります。(拍手)万国に共通の国籍選択の自由に関する権利は、あなたによって汚されたのであります。
 したがって、以下、私は、歯に衣を着せることなく、率直に提案理由を御説明して、同僚諸君の賛成を得、石井光次郎氏に法務大臣の席から引き下がってもらいたいと考えておる次第であります。(拍手)
 現在、日本には約三十四万人の朝鮮の籍の人がいます。日本に住んでいます。この人々の中で日本人を奥さんにしている人が万をこえていることは諸君も御存じだろうと思う。この日本人の妻は、今回の統一見解や政府のやり方によって、夫の朝鮮籍に入ることがきわめて困難になったことは重大なことであります。この奥さんたちは、夫が死んだ場合、財産の相続ができません。もし財産を受け継いだ場合、税法では内縁の妻を認めません。ですから、相続税法の妻に対する当然の控除制度は認められません。いわんや、入籍していないことによって、夫の死亡の場合の家庭紛争が起こることは当然であり、石井法務大臣のとりました措置によって、日本人妻に将来きわめて重大なことが起こることが容易に想像されるのである。まさに、石井法務大臣は万をこえる北朝鮮の国籍を持つ朝鮮人の奥さんになっている日本人の女性の今後の希望をじゅうりんしたものであり、女性の恨みがいかにものすごいか、石井光次郎氏は日ならずして身にしみて痛感すると思われるのであります。(拍手)また、六十万の人たちが南と北とに分かれ、いままでは、用語だから、韓国といい、朝鮮といっても、まあまあお互いに結婚していましたが、今度の統一見解と法的地位の協定によってはっきり線を引かれる結果、若い男女は、封建的な韓国の習慣、進歩的な北朝鮮の人々との相克に立って、今後の縁談は重大な支障を受けることになります。佐藤内閣の日韓条約はまさに在日朝鮮人の差別待遇にそのねらいの一端があるのでありますから、今後の家庭上の問題は大きなさまざまな問題を惹起すると思われるのであります。お互いに最近縁談や何かの相談を受けることが多いのでありますが、石井法務大臣は何と不粋なことをしたというか、何とばかなことをしたというか、むしろ腹が立ってくるような次第であります。
 先般、私の質問に対して、鯨岡さんが私に対して反発いたしました。私が鯨岡さんにこの際よく聞いてもらいたい、また法務大臣に聞いてもらいたいことは、お互いに、日本人である、またはあの人は韓国人、あの人は朝鮮人、そしてそのことが、国籍というものは人間に誇りと安心感と希望を持たしています。それは人間として生きる出発点であります。あなた方は、現実的な実害はないと言うけれども、いまここに私があげた実害がある。その上、おれは日本人、おれは韓国人、おれは朝鮮人だと、こう言っておる人に、おまえはどうしても韓国人だと押しつけをされて、どういう気がするか。おれは韓国はいやだ、朝鮮の人間になりたいと言うのに、代表部へ行って承認をもらってこいなどということを言われて、どういう気がするか。よく考えたらどうでありましょうか。この心理、この国民感情を無視して、実害がないからよいではないかなどということは、せいぜい官僚の言うことで、断じて血の流れた政治家の言うことではありません。石井光次郎さんは官僚の口車に乗って、生きた人間政治を忘れていると断ぜざるを得ないのであります。(拍手)今回の統一見解によって起こる問題は、ずっと前にちょうど洋服のボタンを一つかけ間違った、それをつじつまを合わせるためにしまいまでかけ間違えたような結果になったのであります。
○議長(船田中君) 横山君、時間ですから、結論を急いでください。
○横山利秋君(続) この統一見解は、その主管が法務大臣であり、その最高責任者が石井光次郎氏なのであります。
 すでに諸君が御存じのように、石井法務大臣は、日本体育協会会長であり、全日本のスポーツ、体育の責任者でもあります。すべての青年、すべての学生や体育関係者にフェアプレーを指導する人が、自分の誤りをごまかし、十五年前にさかのぼって、みずから部下にやらせてきたことをひっくり返す、全日本の地方自治体にやらしたことをひっくり返す、ほおかむりするがごときことは、断じてスポーツを語る資格がないといわなければなりません。(拍手)
 ある自民党の代議士が私にこういうことを言いました。横山君、石井光次郎氏は観兵式の大元帥だよと言った。これはどういう意味か私にはよくわかりません。兵隊の前にかっこよく敬礼しているだけの人間という意味でありましょうか。与党の内部ですらかくのごとき批判が出ているのでありますが、迷惑しごくなのは日本国民であり、在日六十万の朝鮮人諸君であります。
 この際、六十万と称せられる人の実態を諸君に少し知ってもらいたい。調査月報によりますと……
○議長(船田中君) 横山君、発言を中止いたします。
  〔横山利秋君発言を継続〕
○議長(船田中君) 横山君、発言の中止を命じます。横山君、降壇を命じます。
  〔横山利秋君なお発言を継続〕
○議長(船田中君) 降壇を命じます。
  〔横山利秋君なお発言を継続〕
○議長(船田中君) 横山君、降壇を命じます。――執行を命じます。
  〔発言する者多し〕
  〔横山利秋君なお発言を継続、降壇〕
○議長(船田中君) 質疑の通告があります。順次これを許します。坂本泰良君。
  〔坂本泰良君登壇〕
○坂本泰良君 社会党を代表しまして、ただいまの石井法務大臣の不信任決議案に対する若干の質問を提案者にいたさんとするものであります。
 法務大臣は法を守る破局の統率者であります。いやしくも不正不法に対しては断固としてこれに臨まなければならないのであります。私は、法務大臣がこの点について遺憾ながら無能、無責任である点を追及して、提案者の足らざる点を質問いたしたいと、かように存ずるのであります。
 第一は、石井法務大臣は、不法、無効な日韓条約に賛成し、委員会におけるところの答弁はしどろもどろで、確実にできないのであります。どうしてできないかと申しますと、この条約が双方一致したところの合意に基づくものではない、無効なものである、であるから、この条約に対するところのあたりまえの答弁ができない、こういうことになるわけであります。そこで問題は、法をつかさどる法務大臣が無効の条約に同意した、閣僚として同意した、こういう点は、私は、石井大もの大臣が小もの大臣になったのではないか、この点について非常に遺憾に存ずるのであります。
 従来、法務大臣は伴食大臣といわれたのであります。存在が無価値であったのであります。しかし、私は、先般の佐藤内閣の改造の際に、高橋大臣を退けまして、そうして派閥の大将であった親玉の石井氏を法務大臣に持ってきたことでありまして、この点については期待を持っていたのであります。と申しますのは、当時吹原事件を頂点とするところの汚職、疑獄は充満をしたのである。この汚職、疑獄を糾明して綱紀を粛正することについて、また、不法な日韓条約に対して正しい条約を結ぶために、この法務大臣は、派閥の親玉として相当権威を持っておる、佐藤内閣に対するととろの姿勢そのものを……
  〔発言する者多し〕
○議長(船田中君) 静粛に願います。――静粛に願います。
○坂本泰良君(続) 綱紀粛正を断固としてやるべき大臣である、かように期待しておりましたが、遺憾ながらこの点は裏切られたのであります。あの吹原事件のごときは、一人でやったものではない。政治家がその裏にひそんでおる。ただこの汚職、疑獄の糾明と――吹原のこの詐欺横領は一人でやったものじゃない。これには政治家が関係しておる。閣僚であった者が関係しておる。このような事件は、もっと快刀乱麻を断つべく、断固としてこれをやらなければならぬ。(拍手)それがやれないという点について、石井大臣が期待にそむき、法務大臣としての資格が疑われるということになるのであります。そこで、法務大臣は、この法を守る上において、まず長年にわたる保守政権におけるところの綱紀を粛正するためのこの問題が十分足らなかった点と、それから省きますけれども、さらにこの森脇の脱税事件、こういう問題まで、その最高の指揮者として保釈問題等も解決しなければならぬものを解決しない。そこに、この問題は、昭電疑獄相当の大きい疑獄に発展するおそれがある、自由民主党の内閣は破壊して、自由民主党の大政治家がこの疑獄にかかるというような危険性があるから、この法務大臣がやり切れない。まことに遺憾に存ずる次第であります。
 さらに、法的地位の問題につきましては、外国の元首、外交使節またはその公館に関する犯罪云々とありまするが、かかる犯罪を強制退去とした。すなわち、新憲法のもと日本刑法から削除された九十条、九十一条類似の内容をなしておる。提案者は、石井法務大臣がこの協定を妥結した趣旨をもっと追究すべきである、かように存ずるのであります。
 さらに、在日朝鮮人の問題については、提案者から説明がありましたけれども、在日朝鮮人に対して徴兵令状がきた。そこで、韓国政府に重大な反響がありましたから、提案者は、この韓国人に対する令状の問題について、その経緯をもつと説明してもらいたいと思うのであります。
○議長(船田中君) 坂木君、時間ですから、結論を急いでください。
○坂本泰良君(続) なお、協定中に、直系卑属の子が永住権の申請権がある。この直系卑属の中に養子が入るかどうか……
○議長(船田中君) 坂本君、時間ですから、結論を急いでください。
○坂本泰良君(続) この点についてさらに説明をしてもらいたいと思うのであります。
 最後に、韓国人の国籍はこの条約によって身動きができないように押しつけられておる。この際、外国人よりも、日本人の沖繩の県民に対するところのアメリカ政府のとっておるこの国籍問題等についても、あわせてもう少し説明してもらいたいと思うのであります。
 以上が私の質問の趣旨であります。(拍手)
○議長(船田中君) ただいまの坂本泰良君の発言中、もし不穏当の言辞があれば、速記録を取り調べの上、適当の措置をとることといたします。
  〔横山利秋君登壇〕
○横山利秋君 まず、一番最後に御質問がございました沖繩の日本人の取り扱いについて回答いたします。
 沖繩から日本へ参りますときには、アメリカ高等弁務官の許可証が必要であります。その許可証には琉球島民としか書いてない。日本人と書いてないのであります。沖繩の諸君は、日本へ来てから外国へ行くのは、外務省へ行って国籍日本と書いてもらうのであります。諸君はこれをどうお考えでありましょうか。よその国の人間は、おまえの国籍は韓国だ韓国だと押しつけておいて、自分のとこの、うちの人間がアメリカから琉球島民という名前をあてがわれておることに黙っておる手はないと私は思うのであります。(拍手)
 第二番目に、徴兵の問題についてお答えをいたします。
 この間委員会で話がありましたように、京都の在日韓国人の若い衆へ徴兵令状がきました。大騒ぎになって、韓国の国防部、外交部の長官がそういうことはしないと声明をしました。けれども、韓国法では、免除ないしは延期ができることに初めからなっておる。そして、その韓国の国会で、在外同胞についてやはりやらなければいかぬという、こういう議論が出ましたために、再び蒸し返しになりまして、日本にあります韓国系の「新世界新聞」は大きくこれを取り上げて、そんなことならどうなるのだといって嘆いておりますのが今日の実情であります。
 第三番目の問題は、直系卑属のことについて御質問がございました。
 協定については、直系卑属はこれは違う、こういうのであります。ところが、そうではないのであります。この永住権はずいぶん抜け穴がありますために、これはとんでもない結果になっておるのであります。韓国からあらゆる手をかけてやってくる。やってきて養子になる。養子になって子供を生む。おじいさんと孫は永住権ができる。そうでしょう。このまん中の養子は法定血族ですか、これは直系卑属になる。けれども、日本では生まれてないから、これはだめだということになるかもしれぬ。おじいさんと子供が永住権が確保でき、そして、強制退去の場合には他の豪族のことを考慮することになっていますから、これは外務省とそれから法務省とが大げんかをした問題でありますが、私はこれ以上言うのはやめたいと思うのです。ただ、たいへんなこれが日本の問題にこれから発展していくことを諸君に警告をいたしておきたいのであります。(拍手)
 それから、一番最初の御質問は、外国の元首あるいは公館等についての問題について御質問がありました。
 同僚諸君御存じのとおりに、新憲法では天皇の不敬罪はなくなった。刑法は、この外国の元首や外交使節に対する刑法九十条、九十一条でありますが、削除になっておる。日本ではその刑法はなくなっておる。ところが、いま日韓協定でこの協定文案にこれをあげるというのは、そもいかなる問題でありましょうか。私は、これは、この日韓協定法的地位の中に隠れたるねらいはまさにここにあると考えておる次第であります。新憲法でなくなり、刑法で削除された外国の元首、外交使節、その公館に対する罪が、日韓条約の法的地位の中で頭を出すということは何たることでありましょう。(拍手) 天皇に対しては不敬罪はいまないのですよ。韓国大使館に何かやったらこれで罪が問われる。外国の元首、公館に対する罪が問われる。この食い違いを諸君は何と説明なさるおつもりでありましょう。これは、私は、どう考えましても、韓国政府が、在日六十万朝鮮人諸君に対し、弾圧に日本政府に片棒をかつがせた、こう判断せざるを得ないのであります。
○議長(船田中君) 横山君、時間ですから、結論を急いでください。
○横山利秋君(続) 以上の御質問にお答えいたしまして、いま議長の御希望でございますから、最後に結論を申します。これは結論であります。(拍手)
 結論の一つは、本年の四月でございますが、法務省民事局第五課が回答の文書であります。(発言する者あり)ちょっと静かにしてください。「平和条約発効後は、日朝二重国籍の保有者の国籍離脱に対する実務上の取扱いは、南北朝鮮を区別することなく、大韓民国国籍法を適用することとなっている。」と回答している。いいですか。南であろうと北であろうと、国籍離脱の問題については韓国の国籍法を適用するというのです。こんなばかなことが皆さん納得できますか。これが第一結論。
 第二番目の結論です。名古屋、大阪、京都等六大都市が……
○議長(船田中君) 横山君、発言の中止を命じます。――横山君、発言の中止を命じます。
  〔横山利秋君発言を継続〕
○議長(船田中君) 横山君、降壇を命じます。――横山君、降壇を命じます。
  〔横山利秋君なお発言を継続〕
○議長(船田中君) 横山君、発言の中止を命じます。
  〔横山利秋君なお発言を継続〕
○議長(船田中君) 横山君、降壇を命じます。執行を命じます。
  〔発言する者多し〕
  〔横山利秋君なお発言を継続、降壇〕
○議長(船田中君) 片島港君。
  〔片島港君登壇〕
○片島港君 私は、ただいま提案説明のありました石井法務大臣不信任決議案に対し、重要な諸点について横山君に質問いたします。
 最初にお断わりしておきますが、政府答弁に見られるような、木で鼻をくくったような答弁をしたり、あるいは質問と関係のないようなことを答弁されるようなことがありますならば、何回でも再質問をするという態度を留保いたしまして、どうか誠意ある御答弁をお願いいたしたいと思うのであります。(拍手)
 質問の前に、同じく九州出身の大先輩であらせられる石井さんに対して大臣不信任の決議案が上程されましたことは、私個人としてまことに遺憾にたえません。また、石井さんには多少耳ざわりなことを申し上げるかもしれませんが、問題を解明する上において、公人の立場からやむを得ないことがございますから、あらかじめ御了承をお願いいたしたいと存じます。
 私は石井さんと何の交わりもなく、石井さんのことはよく知りません。いや、知らないから聞くのでありますが、ただ、石井さんは、政界に進出されますや、商工大臣、運輸大臣、通産大臣、副総理として輝かしくデビューされ、また、いわゆる石井派の総大将といたしまして、自民党の総裁にも立候補されました。落選はされましたけれども、立候補されました。石井さんの率いておられます石井派は、当初、飛ぶ鳥をも落とす勢いの緒が派の遺産をほとんどそっくり引き継がれたようでありますが、どういうわけでありますか、時の経過とともにだんだん先細りとなって、せっかくの遺産も漸次心細くなり、いまや時の主流派に随伴する一部隊長のごとき印象をぬぐうことができないのであります。いささかお気の毒にたえないのでありますが、石井総裁、石井首相をどこか心の中で予想いたしておりました者の一人といたしまして、下火ではないにしても、多少頭打ちの印象を与えるに至ったということは、石井氏の政治的手腕によるものであるか、あるいは石井氏の孤高性、潔癖性、物欲のないお人柄――保守政党では、物欲のない者というか、金づくりのへたな者といいますか、えてして浮かばれない。いわんや親分においておやでありますが、そういう人柄に基因するものであるかどうか。これは不信任案等に対して賛否の態度を決定する大前提として念頭に置いておきたいと思いますので、横山君は、石井氏の政治家としての資質、個人的な人物についてどのような評価をしておられるか、このことをまず第一にお聞きしておきたい。答弁に対して暗示を与えるようで、質問としてはまことに軽率のそしりを免がれませんが、私は、社会人石井光次郎氏の人柄を高く評価いたしておるものであります。ただ、政治家石井光次郎氏には、いまになっておくればせながら失望を禁じ得ないのであります。そういう失望の要因などについては、時間の関係で省略をいたします。
 さて、お人柄のことは別といたしまして、まず第一に、日韓条約に関連した事項についてお尋ねをいたします。
 大東亜戦争が終わり、昭和二十二年、旧外国人登録令によって、日本人でなくなった在日朝鮮人は、その国籍欄に全部朝鮮と記載せられ、昭和二十五年、在日韓国代表部は、在日朝鮮人の全部を大韓民国国民と主張し、GHQの命令で、政府は、韓国代表部の国民登録証を添えて本人の申し出があれば、従来の朝鮮を韓国と書きかえたのであります。もちろん、国籍欄が朝鮮であろうと韓国であろうと、本人の出身地とか、本人のイデオロギーに関係はありません。特に、中立というか、南と北との統一された朝鮮を望んでいる者が大部分であろうと思うのであります。
○議長(船田中君) 片島君、時間ですから、結論を急いでください。
○片島港君(続) いままで、国籍欄は、朝鮮であろうと韓国であろうと、どちらも用語として、符号として用いられていたのでありますから、さして問題ではありませんが、今度の条約の法的地位に関係するということになると重大な問題であります。朝鮮から韓国へ書きかえはできる、韓国が正式の国籍となる、いままで韓国籍であった者が、これはたいへんだ、あるいは徴兵に引っぱられてベトナムにでも連れていかれるのじゃないかというような不安を持って、それじゃひとつ韓国から朝鮮に書きかえてもらおうと思っても、いや、それはできないという。これではまるでぺてんではありませんか。わなをしかけておいて、わなにかかった者の自由と基本的人権を奪うというぺてん師のやり方ではありませんか。(拍手)提案者の御意見をお聞かせいただきたいと思います。
 また、提案者横山君は、先日、日韓特別委員会におきまして、きのうまでは用語で、きょうから国籍に変わったのかと質問をしたのでありますが……
○議長(船田中君) 片島君、発言の中止を命じます。
  〔片島港君発言を継続〕
○議長(船田中君) 片島君、発言の中止を命じます。――片島君、降壇を命じます。
  〔片島港君なお発言を継続〕
○議長(船田中君) 片島君、降壇を命じます。執行を命じます。
  〔発言する者多し〕
法務大臣石井光次郎君不信任決議案
  〔片島港君降壇〕
  〔横山利秋君登壇〕
○横山利秋君 片島さんにお答えいたします。
 第一問につきましては、率直に申しまして、私は、従来とも石井さんはお人柄で身辺清潔な方だと存じております。これは、私はそう確信をしています。ただ、私どもがいま問題にしたいのは、今日の石井さんの政治的態度で、私があげました八項目は、お人柄ではありましょうとも、何としてもこれは法務大臣として不適任であるという立場でございます。御了承をお願いいたしたいと存じます。(拍手)
 それから、第二番目に、いつごろから政府は国籍にするかという点で、政府側の態度はきわめてまちまちなのであります。先般の石橋委員の質問について、私も関連質問をして石井法務大臣にお伺いいたしましたところ、二十五年ごろからだと言う。その前の私の質問には二十六年。それから八木局長は平和条約の二十七年。全く、その一事をもっていたしましても、政府の解釈はきわめてばらばらであります。そこで、片島さんの御心配になりますように、これで今度十二月ごろから切りかえが始まるのでありますが、六十万、正確に言いますと五十八万でありますが、五十八万の在外外国人登録証の切りかえをやりますのが市町村であります。ですから、市町村がこの問題につきまして一番あおりを受けますから、先ほどちょっと言いかけて時間がなくなったのでありますが、市町村が一番心配しています。ここに持っておりますのは、市町村から内閣総理大臣及び法務大臣あての手紙であります。「永住許可申請の受付事務は出入国管理令にもとづく審査事務であって、現行法上当然国の機関が扱うべきもので市区町村長の事務ではない。」「韓国人・朝鮮人の問題について、窓口が紛糾する可能性があり、その結果本来の業務に支障をきたす恐れがある。」「外国人登録事務においてすでに過重である現在、さらに永住許可申請の受付をおこなうことは、財政窮迫の折柄負担が大となる。」こういう言明を大都市の市長、議長が満場一致可決をいたしまして、十一月になりましてから政府に提出いたしましたゆえんのものは、私どもが心配しておりますように、大臣や局長は、十五年前からさかのぼったのだと、それで済みます。済みますけれども、県、市町村のあらゆる段階においてはそれでは済まぬ。それでは済まぬのであります。ですから、県知事や市長や議長がたいへん心配して、本来考えてみるとこの事務は国の事務じゃないか、われわれにしわ寄せをさせるのはやめてくれ、返すと言うて、政府に決議文をたたきつけたわけであります。私は、この一事をもって見ましても、いかに今回の統一見解が無謀なものであって、そうして人権をじゅうりんしたか、同僚諸君に十分に知ってもらい、片島さんに対する回答といたしたいと思います。(拍手)
    ―――――――――――――
 質疑終局の動議(中野四郎君外二十三名提出)
○議長(船田中君) 中野四郎君外二十三名より、質疑終局の動議が提出されました。
 本動議を採決いたします。
 この採決は記名投票をもって行ないます。中野四郎君外二十三名提出の質疑終局の動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
○議長(船田中君) 氏名点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投票〕
○議長(船田中君) 投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――通路をふさがないように願います。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――通路をふさがないように願います。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――通路をふさがないように願います。――通路をふさがないように願います。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――通路をあけてください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――通路をふさがないように願います。――通路をふさがないように願います。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――危険ですから、投票者の通路をあけてください。――危険ですから、投票者の通路をあけてください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 投票の済んだ方はすみやかに降壇してください。――危険ですから、投票者の通路をあけてください――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投棄してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) すみやかに投票を願います。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票を願います。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票を願います。――すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――投票を急いてください。――時間制限のやむなきに至らぬよう、すみやかに投票してください。――すみやかに投票してください。――投票を急いでください。――投票を急いでください。――投票を急いでください。――すみやかに投票してください。――投票を急いでください。――時間制限のやむなきに至らぬよう、すみやかに投票してください。――投票を急いでください。――すみやかに投票してください。――投票を急いでください。――時間制限のやむなきに至らぬよう、すみやかに投票してください。――投票を急いでください。――すみやかに投票をしてください。――投票を急いでください。――投票を急いでください。――すみやかに投票してください。――投票を急いでください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 投票を急いでください。――あまり投票がおくれる場合には時間制限をいたします。そのことのないよう、すみやかに投票してください。――投票を急いでください。i投票を急いでください。――投票を急いでください。――もっと投票を急いでください。さもないと投票制限をいたします。――投票を急いでください。――あまり投票がおくれる場合には時間制限をいたします。
 ただいまから十分以内に投票をされるように望みます。(発言する者多し)その時間内に投票されない方は棄権とみなします。――投票を急いでください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) いまだ投票されない方は、なるべくすみやかに時間内に投票されるよう望みます。――急いで投票してください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 投票を急いでください。――投票を急いでください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 投票を急いでください。時間もあとわずかでありますから、なるべくすみやかに投票願います。――時間もあとわずかでありますから、なるべくすみやかに投票願います。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 時間もあとわずかでありますから、なるべくすみやかに投票願います。――すみやかに投票願います。――時間もあとわずかでありますから、なるべくすみやかに投票を願います。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 時間もあと二分でありますから、なるべくす投票を願います。――すみやかに投票を願います。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 投票を急いでください。
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 制限時間がまいりました。投票漏れはありませんか。――投票漏れはありませんか。
  〔発言する者多し〕
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 制限時間がまいりました。投票漏れはありませんか。
  〔発言する者多し〕
  〔投票継続〕
○議長(船田中君) 制限の時間がまいりましたので、投票箱の閉鎖を命じます。
  〔発言する者、離席する者多し〕
○議長(船田中君) 投票箱閉鎖。聞匣。――開鎖。
  〔議場開鎖〕
○議長(船田中君) 投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
○議長(船田中君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。(発言する者多し)投票の結果を事務総長より報告いたさせます。――投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
 投票総数 二百四十三
  可とする者(白票)       百五十九
  〔拍手〕
  否とする者(青票)        八十四
  〔拍手〕
○議長(船田中君) 右の結果、質疑は終局するに決しました。(拍手)
  〔発言する者、離席する者多し〕
    ―――――――――――――
  中野四郎君外二十三名提出質疑終局の動議を可とする議員の氏名
      逢澤  寛君    愛知 揆一君
      青木  正君    天野 公義君
      天野 光晴君    荒木萬壽夫君
      荒舩清十郎君    安藤  覺君
      井出一太郎君    井原 岸高君
      井村 重雄君    伊東 隆治君
      岩動 道行君    池田 清志君
      池田正之輔君    石田 博英君
      今松 治郎君    宇野 宗佑君
      植木庚子郎君    臼井 莊一君
      内田 常雄君    江崎 真澄君
      遠藤 三郎君    小笠 公韶君
      小川 半次君    小澤佐重喜君
      小渕 恵三君    大石 八治君
      大石 武一君    大泉 寛三君
      大久保武雄君    大倉 三郎君
      大坪 保雄君    大野  明君
      大橋 武夫君    大平 正芳君
      岡崎 英城君    押谷 富三君
      加藤 高藏君    加藤常太郎君
      鍛冶 良作君    金子 一平君
      上林山榮吉君    神田  博君
      亀山 孝一君    鴨田 宗一君
      唐澤 俊樹君    川崎 秀二君
      川島正次郎君    川野 芳滿君
      木村 剛輔君    木村武千代君
      木村 俊夫君    菊池 義郎君
      岸  信介君    久野 忠治君
      久保田円次君    草野一郎平君
      鯨岡 兵輔君    藏内 修治君
      小坂善太郎君    小平 久雄君
      小宮山重四郎君    小山 長規君
      小山 省二君    佐々木義武君
      佐藤洋之助君    坂田 英一君
      坂田 道太君    坂村 吉正君
      志賀健次郎君    始関 伊平君
      椎名悦三郎君    篠田 弘作君
      島村 一郎君    正示啓次郎君
      進藤 一馬君    壽原 正一君
      鈴木 善幸君    砂原  格君
      關谷 勝利君    田口長治郎君
      田澤 吉郎君    田中 榮一君
      田中 角榮君    田中 六助君
      田邉 國男君    田村 良平君
      高橋 禎一君    高見 三郎君
      竹下  登君    竹山祐太郎君
      谷垣 專一君    谷川 和穗君
      中馬 辰猪君    塚原 俊郎君
      辻  寛一君    坪川 信三君
      内藤  隆君    中垣 國男君
      中川 一郎君    中川 俊思君
      中村 梅吉君    中村 幸八君
      永田 亮一君    灘尾 弘吉君
      二階堂 進君    西岡 武夫君
      西村 直己君    野原 正勝君
      野見山清造君    野呂 恭一君
      橋本登美三郎君    長谷川四郎君
      長谷川 峻君    八田 貞義君
      濱田 幸雄君    早川  崇君
      原 健三郎君    廣瀬 正雄君
      福井  勇君    福田 繁芳君
      福田 赳夫君    福田 篤泰君
      福永 一臣君    福永 健司君
      藤井 勝志君    藤枝 泉介君
      藤尾 正行君    藤山愛一郎君
      古川 丈吉君    保科善四郎君
      坊  秀男君    細田 吉藏君
      堀内 一雄君    堀川 恭平君
      前尾繁三郎君    前田 正男君
      増田甲子七君    松田 鐵藏君
      松野 頼三君    松山千惠子君
      三池  信君    三木 武夫君
      三原 朝雄君    村上  勇君
      村山 達雄君    毛利 松平君
      粟山  秀君    森下 國雄君
      森田重次郎君    山田 彌一君
      山手 滿男君    山村新治郎君
      山本 勝市君    山本 幸雄君
      吉田 重延君    渡辺 栄一君
      渡辺美智雄君
 否とする議員の氏名
      秋山 徳雄君    安宅 常彦君
      井伊 誠一君    井谷 正吉君
      伊藤よし子君    石野 久男君
      石橋 政嗣君    卜部 政巳君
      江田 三郎君    小川 三男君
      大出  俊君    大柴 滋夫君
      大原  亨君    大村 邦夫君
      岡田 春夫君    岡本 隆一君
      加藤 清二君    片島  港君
      勝澤 芳雄君    勝間田清一君
      金丸 徳重君    神近 市子君
      川崎 寛治君    川俣 清音君
      栗林 三郎君    黒田 寿男君
      兒玉 末男君    河野  密君
      佐野 憲治君    坂本 泰良君
      沢田 政治君    實川 清之君
      島口重次郎君    下平 正一君
      鈴木茂三郎君    田口 誠治君
      多賀谷真稔君    高橋 重信君
      滝井 義高君    楯 兼次郎君
      只松 祐治君    辻原 弘市君
      堂森 芳夫君    泊谷 裕夫君
      中澤 茂一君    中村 重光君
      中村 高一君    永井勝次郎君
      楢崎弥之助君    二宮 武夫君
      西宮  弘君    野間千代三君
      長谷川正三君    畑   和君
      華山 親義君    原   茂君
      原   彪君    肥田 次郎君
      平岡忠次郎君    平林  剛君
      藤田 高敏君    細迫 兼光君
      細谷 治嘉君    堀  昌雄君
      前田榮之助君    松井  誠君
      松浦 定義君    三木 喜夫君
      武藤 山治君    村山 喜一君
      森  義視君    八木 一男君
      八木  昇君    安井 吉典君
      山内  広君    山口シヅエ君
      山田 耻目君    山花 秀雄君
      米内山義一郎君    横山 利秋君
      吉村 吉雄君    谷口善太郎君
      林  百郎君    田中織之進君
     ――――◇―――――
○議長(船田中君) 降壇してください。降壇してください。――降壇してください。――諸君、降壇してください。
  〔発言する者多し〕
○議長(船田中君) 本日は時間の関係上この程度にとどめ、明十一日午前零時五分より本会議を開き、本日の議事を継続することといたします。
 本日は、これにて延会いたします。
   午後十一時八分延会
     ――――◇―――――
出席国務大臣
       法 務 大 臣  石井光次郎君
       外 務 大 臣  椎名悦三郎君
       大 蔵 大 臣  福田 赳夫君
       農 林 大 臣  坂田 英一君
       通商産業大臣   三木 武夫君