第076回国会 石炭対策特別委員会 第7号
昭和五十年十二月二十四日(水曜日)
    午後一時二十五分開議
 出席委員
   委員長 田代 文久君
   理事 菅波  茂君 理事 田中 六助君
   理事 岡田 春夫君 理事 多賀谷真稔君
   理事 多田 光雄君
      篠田 弘作君    中村 寅太君
      楢橋  進君    山崎  拓君
      上坂  昇君    鬼木 勝利君
      松尾 信人君    小宮 武喜君
 出席国務大臣
        通商産業大臣  河本 敏夫君
 出席政府委員
        通商産業省立地
        公害局長    宮本 四郎君
        資源エネルギー
        庁石炭部長   高木 俊介君
 委員外の出席者
        通商産業大臣官
        房参事官    蓼沼 美夫君
    ―――――――――――――
十二月二十三日
 一、石炭対策に関する件
の閉会中審査を本委員会に付託された。
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本日の会議に付した案件
 石炭対策に関する件
 石炭鉱山の保安確保に関する件
     ――――◇―――――
○田代委員長 これより会議を開きます。
 石炭対策に関する件について調査を進めます。
 ただいま委員長の手元に田中六助君外四名より、石炭鉱山の保安確保に関する件について決議せられたいとの動議が提出されております。
 この際、本動議を議題とし、提出者から趣旨の説明を聴取いたしたいと存じます。岡田春夫君。
○岡田(春)委員 ただいま議題となりました決議案につきまして、自由民主党、日本社会党、日本共産党・革新共同、公明党及び民社党を代表し、私から決議案の提案の趣旨を御説明申し上げます。
 まず、案文を朗読いたします。
   石炭鉱山の保安確保に関する件(案)
  石炭鉱山保安の確保は、今次石炭政策答申において、最も重要な柱として位置づけられているにもかかわらず、北炭夕張新鉱、三井砂川鉱、三菱高島鉱、北炭幌内鉱における相つぐガス爆発等最近における重大災害の発生は、他産業に類例をみない異常なものであり、わが国石炭産業の前途に改めて憂慮すべき問題を提起するに至っている。
  これら重大災害の発生は、特に、近年採掘個所が深部に移行する中で起っていることから、今日、深部採掘の保安問題の解決を怠るならば、唯一の国内資源である石炭産業に重大な危機を招くことは必至である。
  よって政府は、緊急かつ根本的に鉱山保安を見直し、石炭経営者の保安責任を改めて促し、関係者の保安意識の向上、監督の強化を図るとともに、人命尊重を基本としつつ、次の諸点について速やかに適切な措置を講ずべきである。
 一、深部移行に伴う骨格構造の整備を図り、その対策を樹立すること。
 一、深部移行に伴う基礎的な研究と保安技術開発のために鉱山保安技術開発研究機関の設置などについて検討すること。
 一、保安教育の強化、保安改善事項の周知徹底を図り、保安体制を確立すること。
 一、速やかに救助活動が行えるよう救護隊等の救護体制の検討を行うこと。
 一、現行鉱山保安法及び関係法規の再検討を行い、所要の改正を図り、近代的予知予防体制を確立すること。
 一、鉱山保安確保のための予算措置については、鉱務監督官の増員を含め、特段の配慮を行うこと。
   右決議する。
    〔拍手〕
以上であります。
 決議案の趣旨及び各項目の内容につきましては、案文により御理解いただけると存じますので、詳細な説明は省略をさしていただきます。
 委員各位の御賛同をお願い申し上げます。
    ―――――――――――――
○田代委員長 本動議について、ほかに発言の申し出もありませんので、直ちに採決いたします。
 田中六助君外四名提出の動議のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
    〔賛成者起立〕
○田代委員長 起立総員。よって、田中六助君外四名提出の動議のごとく、石炭鉱山の保安確保に関する件を本委員会の決議とすることに決しました。
 この際、政府から発言を求められておりますので、これを許します。河本通商産業大臣。
○河本国務大臣 ただいまの決議につきましては、できる限りの努力をいたす所存でございます。
○田代委員長 なお、本決議の議長に対する報告及び政府への参考送付等の手続につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田代委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
 本日は、これにて散会いたします。
    午後一時三十分散会