第177回国会 本会議 第14号
平成二十三年四月十二日(火曜日)
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  平成二十三年四月十二日
    午後一時 本会議
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○本日の会議に付した案件
 郵政改革に関連する諸法案を審査するため委員四十五人よりなる郵政改革に関する特別委員会を設置するの件(議長発議)
    午後一時二分開議
○議長(横路孝弘君) これより会議を開きます。
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 特別委員会設置の件
○議長(横路孝弘君) 特別委員会の設置につきお諮りいたします。
 郵政改革に関連する諸法案を審査するため委員四十五人よりなる郵政改革に関する特別委員会を設置いたしたいと存じ、これを発議いたします。
 本件につき討論の通告があります。これを許します。菅義偉君。
    〔菅義偉君登壇〕
○菅義偉君 私は、自由民主党・無所属の会を代表して、郵政改革特別委員会の設置に断固反対の討論を行うものであります。(拍手)
 去る三月十一日に東日本を襲った大震災は、いまだ被害の全容が把握できないほどの大規模なものであり、現時点で、死者、行方不明者ともに一万三千人を超える痛ましい災害であります。
 また、地震に伴う福島第一原子力発電所の事故についても、先ほど、原子力安全・保安院が事故のレベルを7に引き上げたということであります。事態がいつどのように収束をしていくのか、国民はかたずをのんで見守っている状況であります。
 私は、震災で亡くなられた方々の御冥福をお祈りすると同時に、被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げます。一刻も早い復旧と復興を国民の皆さんとともに心から願うものであります。
 今、震災や原発事故関連の対応を最優先すべきこの時期に、与党は、反対会派の意向を押し切ってまで強引に郵政特別委員会を設置しようとしております。政府・与党は国政運営に対する自覚を根本から欠いており、この暴挙は到底容認できるものではありません。
 我が党は、これまで、未曾有の大震災以降、被災地の復旧復興や災害対策について、政府・与党に積極的に協力をしてまいりました。
 また、災害と直接関係のない法案についても、重要広範議案を含む本会議での趣旨説明議案の付託要請に応じ、審議日程を大幅に短縮するなど、議会運営にも最大限の配慮を払ってきたのであります。
 しかるに、与党の強硬な姿勢は、震災後の国会運営に協力してきた我々の誠意を踏みにじるものであり、国難とも言えるこの時期に国会が与党の党利党略に振り回されることは極めて遺憾であると糾弾せざるを得ませんし、そして、一日も早い復興を望む国民の理解を得られるものでは決してありません。
 一体なぜこの時期に特別委員会の設置を強行しようとするのか、私には与党の感覚が全く理解できません。
 そもそも、特別委員会は全党が了解をして設置すべきものであり、このような状況で設置を強行されたら、とても正常な審議ができるとは思われません。
 さきの統一地方選挙の結果は、震災対策で迷走を続ける菅政権に突きつけられた事実上の不信任であります。そして、いわゆる二大政党対決の知事選挙は全敗し、道府県議選挙でも大きく勢力を失っております。もはや、民主党に対する国民の失望は、拒絶感へと変わりつつあるのであります。
 選挙が終わった直後に特別委員会を設置するといった行為は、政権の延命策そのものであります。我が党は、これに手をかすつもりはありません。
 以上の理由から、郵政改革特別委員会の設置に強く反対であると申し上げて、私の反対討論を終わります。(拍手)
○議長(横路孝弘君) これにて討論は終局いたしました。
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○議長(横路孝弘君) 採決いたします。
 郵政改革に関する特別委員会を設置するに賛成の諸君の起立を求めます。
    〔賛成者起立〕
○議長(横路孝弘君) 起立多数。よって、そのとおり決まりました。
 ただいま議決されました特別委員会の委員は追って指名いたします。
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○議長(横路孝弘君) 本日は、これにて散会いたします。
    午後一時八分散会