1. 会議録本文
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000・会議録情報
昭和二十六年五月十四日(月曜日)
午後一時三十六分開会
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本日の会議に付した事件
○国民金融公庫法の一部を改正する法
律案に関する中間報告
○信用金庫法案(内閣送付)
○信用金庫法施行法案(内閣送付)
—————————————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101014629X03419510514/0
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001・小串清一
○委員長(小串清一君) これより大蔵委員会を開会いたします。先般国民金融公庫法の改正につきまして、関係方面と折衝しておることについて、この席で御報告いたしましたが、なお続きまして、一昨日油井委員と松永委員と渉外課長を同道してESSの金融課長ロビンソン氏と、デ・エンジエリス氏両君に会いまて、いろいろ折衝を遂げましたが、その経過を簡単に申上げて置きます。
この公庫法の改正中、府県その他の場所を変更して必要な場所に置くという問題については了解を得られませんで、現在のままでよかろう。それから審議会の人を殖やすという問題についても、遺憾ながら了解を得られませんで、現在の審議会の人数でいいだろう。ただここに重大な問題は、公庫の役職員が国家公務員であつて一般職の待遇を受けておる関係から、非常に他の同種の政府出資の銀行職員との間に差がある。従つて適当の人間を得られない。待遇が低いというようなことから、これを殖やすということにつきましては、結局大蔵省と折衝して、よろしければ、こちらも反対もしないが賛成もしないというような意味の御答弁で、まあ了解を得られたのであります。次の貸付金の問題については、基本的方針が予算に計上せられておらなければ、どうしても困るというようなことでありまして、それならば近く補正予算で是非とも実現したいということを申しました。これはやはり先のことだから約束はしないが、まあ大体よかろうというような意味のお話があつたのであります。以上によりまして、この改正の重大眼目たる公務員というものを公務員でないものにするということは、今後大蔵省と折衝して、若し場合によれば、本国会中にこれが実現を図つてもよろしいのではないかと、かように考えております。以上簡単ながら御報告申上げます。
それから本日の日程は、信用金庫法案と信用金庫法施行法案の予備審査でありますが、この法案は三党合同で衆議院側から議員提出で出まして、すでに衆議院の大蔵委員会においてはこれを可決しておりますので、一両日のうちに本会議の審査に付されることになろうと思います。本日は特に提出者の衆議院から宮腰代議士がお見えになつておりますが、この際私の考えといたしましては、この問題について政府側に多少御意見があるらしいのでありまして、むしろ議員側の問題は三党合同の提案である以上、併し必要によつて我々としては十分審議し、御質問も申すべきものでありましようが、その前に政府側のこれに対する意見を率直に聞いたほうがよろしいのではないか、場合によれば速記をやめて懇談的に承わつても結構だと思うのです。如何でございましようか、そういう問題の処置は……。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101014629X03419510514/1
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002・小串清一
○委員長(小串清一君) それでは本日は提出者の御説明は暫らく留保いたしまして、いずれお願いしますが、銀行局の特殊金融課長の飯田君が見えておりますから、政府側の意見を率直に一つ御説明願いたい。併しこれは懇談の形式でやろうと思います。ちよつと速記をとめて下さい。
午後一時四十一分速記中止
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午後二時二十六分速記開始発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101014629X03419510514/2
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003・小串清一
○委員長(小串清一君) 速記を始めて下さい。
それではこれを以て委員会を散会いたします。
午後二時二十七分散会
出席者は左の通り。
委員長 小串 清一君
理事
大矢半次郎君
木内 四郎君
委員
愛知 揆一君
岡崎 真一君
黒田 英雄君
松永 義雄君
小林 政夫君
山崎 恒君
油井賢太郎君
森 八三一君
事務局側
常任委員会専門
員 木村常次郎君
常任委員会専門
員 小田 正義君発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101014629X03419510514/3
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