1. 会議録本文
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000・会議録情報
昭和二十七年六月十九日(木曜日)
午前十時三十八分開会
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委員の異動
六月十八日委員深川榮左エ門君辞任に
つき、その補欠として岩男仁藏君を議
長において指名した。
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出席者は左の通り。
委員長 山縣 勝見君
理事
岡田 信次君
高田 寛君
委員
植竹 春彦君
高木 正夫君
小野 哲君
小酒井義男君
齋 武雄君
前之園喜一郎君
政府委員
入国管理庁長官 鈴木 一君
運輸大臣官房観
光部長 間嶋大治郎君
運輸省鉄道監督
局国有鉄道部長 細田 吉藏君
航空庁長官 大庭 哲夫君
航空庁次長 粟沢 一男君
事務局側
常任委員会專門
員 岡本 忠雄君
常任委員会專門
員 古谷 善亮君
説明員
外務省欧米局渡
航課長 松尾 隆男君
日本国有鉄道総
裁 長崎惣之助君
日本国有鉄道施
設局計画課長 中路 誠三君
日本国有鉄道輸
送局保安課長 林 武次君
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本日の会議に付した事件
○一般運輸事情に関する調査の件
(日暮里駅事故に関する件)
(観光事業に関する件)
○航空法案(内閣送付)
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001・山縣勝見
○委員長(山縣勝見君) それではこれより委員会を開会いたします。
先ず今回の日暮里駅事故に対しまして長崎国鉄総裁より発言を求められておりますからこれを許可することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/1
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002・山縣勝見
○委員長(山縣勝見君) それでは長崎総裁に発言を許します。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/2
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003・長崎惣之助
○説明員(長崎惣之助君) すでに新聞、ラジオ等によりまして御承知のことでございまするが、昨日の朝、日暮里駅におきまして旅客に死傷事故を生じましたことは誠に遺憾でございます。その概況をかいつまんで御報告申上げます。事は十八日の七時半過ぎに起りました。日暮里の鶯谷かたの跨線橋の山手線側、そこは突当りになつておりますが、羽目板が破損脱落したためにお客さんが十数名が線路の上に転落したのであります。その瞬間に不幸にして東神奈川発大宮行の電車が進入して参りましたために、転落いたしましたこれらのお客さんに触れまして死傷者が生じたのでございます。直ちに死者を処置すると共に、負傷者も東大、下谷、淡路各病院に収容手当いたしまして、死者の数は即死が三名、病院に入りましてから死亡したかたが四名、合計七名でございます。なおそのほかに重傷者が五人ございます。軽傷者で病院に入つておるかたが一人、かくのごとき事故が生ずるにつきましては、いろいろ原因等を究明中でございますが、なぜ当日、日暮里駅がこういうような混雑をいたしましたかと申しますと、十八日の未明に上野駅の地平信号扱所において火災が発生したのであります。そのために列車の運行が乱れまして、東北、高崎線の通勤列車を臨時に日暮里駅に停車させたために、これらの乗換客と常磐線の乗換客とが競合いたしまして平生よりも跨線橋が甚だしく混雑していたのであります。たまたま先ほど申上げましたように、電車が進入して来ましたので、恐らくお客さんがたはこれに乗車しようとしたために行詰りの羽目板に非常な圧力がかかつて来たものと認められるのでございます。この跨線橋の構造その他につきましては、詳しいことはあとで技術関係のほうから御説明をいたさせます。この橋の竣工は昭和三年の七月頃でございます。無論爾後いろいろ修繕等をいたして参つておりますが、構造は主要部分が鉄筋コンクリートであります。底の部分も木造の羽目板になつております。床は鉄筋コンクリートでありまして、床等については決してそう私どもはやわなものだとは考えておりません。ただ先ほど申しましたように、異常の混雑と、異常の圧力がかかつたということのために、羽目板が少し押されまして、そこに破れができた、そこから不幸にして十数名のお客さんが線路に転落した。そこへ電車が入つて来て不幸な惨事を惹き起した。かような事実に相成つております。跨線橋の構造等については、技術のほうから御説明をいたさせます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/3
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004・中路誠三
○説明員(中路誠三君) 只今総裁から御紹介頂きました施設局の計画課長の中路でございますが、昨日誠に残念な事故を起したのでありまするが、これの図面は丁度突当りの羽目板が落ちたところを示したものでありまして、ここに縦の柱がございまして、そこに横棧を打ちまして、その上に羽目板を打つていたわけであります。この縦の柱にはボルトで押えておりました。この断面で見ますと、縦の柱を切つて見ますと、この断面でございまして、これにボルトがはまつております。そしてこの縦の柱の横棧がこういう工合に縦柱の切込みにかかつておりまして当日は、普通は三万ぐらいの人が跨線橋の階段を上下するわけでありますけれども、十数本の列車が平素停まらないにもかかわらず、当日は事故のために上野駅に入れませんので、三本運行を中止しておりますし、その他はここに停車し、降りました関係上、四万程度の人が平素よりも多くこの時間内に降りたと申しますか、従いまして一面大体かどでございますから、御承知の通り、跨線橋の階段を降りるときには隅角部になつておりますので、それを水が流れるように降りればさほど力がかかりません。それが非常な圧力で先が詰つているにかかわらず、後から押して非常な圧力がかかりまして、この横棧に力が加わりまして、更にこれが縦の柱に来るわけでございます。そうしますと、ここに大きな反力が生じまして、その力がこのボルトを中心として回転しようとする力と、これを引出そうとする力と両方が作用し、ここに曾つてない力が起きたのであろうという工合に考えられるのでありまして、ボルトが曲つて更にこれが回転し、こういうような、横棧の彎曲をも手伝い、外れたものと思われます。従つてこの間から人が落ちたというようなことになつたわけでございます。以上でございます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/4
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005・山縣勝見
○委員長(山縣勝見君) その他御説明ございますか、大体その程度で……。
本件に関していろいろ御質疑等もおありと思いますが、御質疑がございましたら……。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/5
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006・岡田信次
○岡田信次君 新聞を見ますと、とにかく跨線橋の危ない所が十七カ所あるというのが書いてあるのですが、本当でございますか。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/6
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007・中路誠三
○説明員(中路誠三君) 十七カ所ということは、いろいろ考え方によりますとあるのでございまするが、我々今日いろいろ予算、その他から制約を受ける点におきまして、メーン・ガーターと申しますか、主要構造部分に最も重点を注いで取替えせざるを得ない状態でありまして、恐らくこういうような稀有の圧力のかかるようなものも考えまして、或る程度補修も進めて行かなければならぬと思います。全国的には御承知の通り、八百六十カ所くらいの跨線橋があるわけでございますが、いろいろ耐用年数は約今日の会計規程によりまして、四十年になつておるわけであります。或いは五十年以上でも、今日でもよい修繕その他で現存して立派なものがございます。併しながら、それらを考えまして、まあ四十年としまして、それをオーバーしているのは大体全国に百五十程度だと私は承知しておるのですが、今年は御承知の通り、昨年以来、安全整備運動というものをやつておりまして、主体構造の、転落するというような橋とか、脚の部分が折れるというようなものにつきましては、極力力を入れておりますので、今年は約三十カ所やります、昨年も三十カ所やつており、それ以前は十五カ所程度やつておつたのでありますが、最近におきましては、重点を注いでおるということが言えると思います。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/7
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008・岡田信次
○岡田信次君 今の跨線橋の保守の、何と申しますか、機構というか、組織というか、大体骨組の主体は保線区でやつているが、ところが羽目板とか、屋根だとか、そういうものは営繕とか建築とか、一つの構造物が一つ一つ違うということを聞いているのですが、果してそうであるのか。若しそうすると、一つの構造物をそういうように複雑な、違つた機関がやるというようなことが、保守が完全に行かないという一つの原因になるのではないか。そういう点について伺います。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/8
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009・中路誠三
○説明員(中路誠三君) 全国的に見まして、やはりそういうような二つに分けて保守している所がままあると思いますが、本件に関しましては、やはり羽目板部分は建築がやつております。それから主体、いわゆる大きい力のかかるところ、これらは土木技術的におきまして相当技術的に時間その他を別といたしましても最も堅牢なる構造に作らなければならん関係上、土木事業にこれをやらしておるわけであります。羽目板等におきましてももとより力のかかるところでございますが、簡單な設計で直ります関係もございまして、又鉄やコンクリートを扱つているもの、勿論土木でも扱うわけでございますが、それよりもやはり羽目板等におきましては建築の大工の人というようなかたがたに補修をやつて頂く。やはりそういうものを総合調整いたしまして、最も私は跨線橋の保守が常道に行くのである、かように今日では考えておる次第でございます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/9
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010・岡田信次
○岡田信次君 総裁に伺いたいのですが、今申上げた事件ですが、要するに一つの構造物が、而もお互いに密接な関係がある構造物が異なつた系統、異なつた設備で保守するということが何らか保守が完全に行かない一つの原因じやないかと考えるのですが、今国鉄の機構改正をいろいろお考えのようですが、今回のこの改正にそれらの点を直すというお考えが織込まれておるかどうか。甚だ細かい問題ですが、お伺いしたい。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/10
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011・長崎惣之助
○説明員(長崎惣之助君) 御注意の点十分に考慮いたしますが、併しそれが果していいかどうか、又そういうところに欠陷があるとしますれば又別の方法で矯正して行くというようなことも考えられますから、お説のように機構改革の際には十分にそれらの点も愼重にやりたいと思います。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/11
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012・高田寛
○高田寛君 今度事故を起したその部分は今の総裁の御説明によると、できてから二十四年ばかりたつているところのようですが、これはすでに相当危險であるから修理を要すると考えておられた場所か、或いは全然そういうところにこういう破損が起るというようなことは予期しなかつたような場所か、その点は如何でしようか。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/12
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013・中路誠三
○説明員(中路誠三君) 現地を見まして感ずるのでございますが、非常にくたぶれておる、非常に朽ちておるという姿は現在はございませんし、先ほど申上げましたように先ず当時昭和年間におきまして作りましたものは、相当技術的にも品質的にも立派なものでありまして、会計規程にございますけれども耐用年限は四十年でございます。そういう点から行きまして、技術者としましてこれをすぐ修理しなければならんというようには認めておりません。ただ窓がないとか、戦時中取つたあとがまだ直つておりません。そういう点におきまして、旅客が非常に御不便であつたであろうということを感ずるわけでございますけれども、構造自体におきましてはあのような異常な、恐らくこれまでにない混雑であつたであろうと思うのでございまして、非常な稀有な力がかかつたという工合に技術者として考える次第でございます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/13
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014・高田寛
○高田寛君 いま一つ計画課長に伺いたいのですが、あなたがこういう方面の担当の職にあるかたとして、こういう保守の面が非常に予算の関係、金の関係で保守しなければならんと思うところが思うように保守できない、こういう保守の方面の予算が非常に足りなくて非常に心配であるというような状態に現在あるかどうか、その点はどうお考えですか。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/14
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015・中路誠三
○説明員(中路誠三君) 全般的に申上げまして修繕費につきましては、これは戰時戰後を通じまして相当荒廃しております。而もなおお毎年の修繕費というようなものが非常に国家的姿におきまして少く、それらが積り積つてこの前本委員会にも御説明なされたと思うのでございますが、修繕費にしましても取替費にしましても足りないというような現状でございます。併しながら本件に関しまして修繕費が少いからと言つてこれをやらなかつたというようには私考えておりません。これはやはり稀有な事情によりまして普通ならば勿論大丈夫であるものが、非常な大きな力によりまして転落したというふうに考えるのでございます。修繕費全般につきましては本当に只今おつしやいましたように不足はしておりまするが、併し不足によりまして旅客を痛めたりするというようなことは我々としてはその責に堪えないところでございますので、あらゆる人の面或いは予算の運用等によりまして、旅客、貨物の安全を期するというような目的のために、昨年以来全技術陣を動員いたしまして、安全整備運動というようなことをやつているのでございまして、次第に御協力を得ましてこの取替復元或いは戰時中の修繕不足をもとに復元いたしまするならば、全般的の事故の件数その他はだんだん減つて来るものと私は考えているわけでございます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/15
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016・小野哲
○小野哲君 私から簡單な点とは申上げかねるかと思いますが、旅客が多数殺到したという事情につきましては、総裁の御報告によりまして十分了承できると思います。ただ問題は昭和九年頃であつたかと思いますが、跨線橋の事故としては京都にもその例があつたと記憶するわけであります。従いまして只今の計画課長の御説明によりますと、大体施設そのものには瑕疵がなかつた、突発的な多数の旅客の重圧によつて不測の事態が発生したというふうにも私は聞きとれるわけであります。さような多数の旅客が混雑いたしました場合において、駅内における旅客の誘導であるとか、或いは整理であるとかいうことにつきまして、何らか特別の措置をおとりになつたかどうか。この点が一つ検討の余地があつたのではないか。なお又将来さような場合においてどうすることが適当であるかということもこの事故を教訓として考えなければならない問題があるのではないか。かように思うのでありますが、その当時の模様を伺えればと思うわけであります。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/16
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017・林武次
○説明員(林武次君) 日暮里の駅におきます跨線橋は二つございまして、北側と南側と二つございます。この事故を起しましたのは南側のほうでございます。大体平生は北側のほうが約幅員が三メーター半、南側は二メーター半でありまして、平生の状況ですと、乗換客の約七割が北側、三割が南側という状況であるわけです。それで当日は、先ほど総裁の御説明のように、非常に平生よりも量が殖えたというので駅でも心配いたしまして、駅長は跨線橋の上に上りまして整理に当つておつたわけですが、とても駅長だけの整理ではその多数の旅客をうまく誘導することができなかつたという状況なんです、大体日暮里の駅は現在常磐線が日暮里で電車が停まりまして、上野まで入つておりますが、大体常磐から来るお客さんは大部分が神田、東京、有楽町、新橋方面に参る客が多いのでございまして、それで今のところ東京駅のところに工事をいたしまして、常磐の新橋、有楽町乗入れを考えておりますが、それで上野なり或いは日暮里なりの混雑の緩和をしたいということを考えておりますが、まだ工事が完成してそこまで行くというまで至つていないわけです。当日は整理につきましては、そういう異常な混雑をうまく誘導するだけの整理が全面的にされていたということは申上げかねますけれども、相当現場としましては注意をいたしまして整理をしておつたようです。現に駅長は跨線橋の上に上りましてやつておつたようですが、残念ながらこういう事態になつた、こういうことで、簡單ですが……。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/17
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018・小野哲
○小野哲君 只今の御説明によりまして、現場の駅長が非常に苦労をして、多数の旅客を整理されたという努力につきまして、私も十分に理解はできると思います。ただ問題は、日暮里の駅の跨線橋を見ますと、割合に日常の旅客の数から見ましてキヤパシテイーが少し少いのではないか、幅が挾かつたりいろいろの点があるのじやないか、こういうふうな気がするわけであります。従つて只今お話になつたような計画が達成できれば緩和されるであろうと思うのでありますが、むしろ日暮里のような乗換えの頻繁な駅においては、跨線橋というものが果していいのかどうか、むしろ地下道に入るべきではなかつたか。私も経験があるわけでありますので申上げるわけでありますが、あのような駅では跨線橋というものがすでに無理ではなかつたか、こういうような気がするわけでありまして、東京駅を中心にした改良工事については御計画になつており、又工事が着々進行しておりますことは誠に結構だと思いまするが、日暮里駅だけを捉えて増えました場合においても、なお施設の上で十分に改良を要すべき点があるのではないか。思い切つてその改良工事、東京駅を中心にした改良工事をお持ちにならないで、この際日暮里駅の地下道施設を作るという改良工事に着手をされることが妥当ではないか。同時に又多数の死傷者を出しております際において、この機会にさようなことをなさることが犠牲者に対する一つの何と申しますか、国鉄としてのお気持を現わすゆえんにもなるのではないか。こう思うのでありますが、さような御計画があるのかないのか伺つておきたいと思います。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/18
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019・中路誠三
○説明員(中路誠三君) 東京附近の通勤緩和、これは車輌も施設もございまするが、これらあたりに対しましてはいろいろ終戰以来努力しておるわけでございますが、何せこの異常な旅客の増加によりまして、なかなかケースが合わなくて、実は跨線橋のごときもお説の通り地下道にするという問題もございまして、そういうことは、例えば品川駅等におきましては今度は非常に八メーターの大きな地下道を作つておるような状況でございます。従いまして日暮里のほうにつきましては、まだその点まで考えるだけの予算の範囲というものがなかつたのでございますが、現地としては、東京鉄道局としてはいろいろ輸送の流れ、その他慎重研究しておられまして、これらの跨線橋の数を殖やすとか、地下道の計画は今日まだないのでございまするが、跨線橋の幅を拡げるか、数を殖やすかという問題については、この一、二年研究はしておるわけでございます。併しながら現在までの状況は、先ほど申上げましたように、品川、川崎、東京駅というようなものに非常に予算を投じております関係上、こういうふうなところにまでまだ廻らなかつたという現状でございまして、今後日暮里駅をどうするかという問題は、将来のこの東京周辺の輸送の姿を改善するという大義と言いますか、根本方針に副いながら、日暮里駅をどうして行くかという問題については慎重研究をして見たいと只今思う次第でございます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/19
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020・小野哲
○小野哲君 もう一つ伺つておきたいのは、恐らく現場の駅長としては、そういうふうな日常の駅の運営から見まして、又旅客の取扱から考えまして、跨線橋の非常に日常不便であるというふうなことに気が付いて、何かこれを改良したい、して欲しいというようなことで関係鉄道管理局等へも申請をして、かねてからの希望を持つておつた、ところが遺憾ながらまだそこまでできなかつたというふうな事情があつたのではなかろうか。言い換えれば、駅長としてはその駅の管理については万全を期して行きたいという熱意と努力とをしながら、かような事故が発生した、而もこれは予測しなかつた原因のために、多数の旅客が殺到したために起つて来たということで、駅長の苦心、努力にかかわらず、かような事故が発生したということで、私は駅長の立場としては非常に同情していい点があるのではないかと、こう思うのでありますが、駅長のほうからその工事をやつて欲しいというふうな申請が相当前から出ておつたかどうか、この点について伺つておきたいと思うのです。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/20
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021・中路誠三
○説明員(中路誠三君) その点まだ昨日より検察庁その他によりまして、どういう駅長が発言をなすつたか、私知らないのでございまするが、いわゆる雨が漏つたり、或いはお客さんに非常に外見が惡いというような点については、何度か直してくれないかというような点は言つておつたのじやないかということが考えられまするのは、もう
一つ、池袋よりにあります跨線橋を見ますと、羽目板を今鉄板に取替えております。そういう関係で、今度の補正予算でも増額になれば、一つそちらのほうの、今度事件が起きましたほうの跨線橋を直してもらいたい。併しそれは先ほど来申上げましたように、雨のシーズンになりましたり、いろいろしまして雨が降り込みますというような点におきまして、その池袋側の修理方法と同じようなことを考えておつたのじやないか。管理局のほうとしましては、根本的にこれらの輸送の流れをよくするために、幅を拡げるとか、或いは新設をしたいというような希望は持つてありまして、我々も承知しておつたわけでございます。ですから、駅長の申請はそういうようないわゆる根本的なものでなくて、勿論要望はしておりますでしようけれども、まあ、それはよく調査しなければわかりませんが、今までは、昨日見た状況によりますと、北側のほうはそういうような工合に、割合にきれいになつております。で、今度上野側のほうもきれいにしてもらいたいというような希望もあつたでしようと思うのでございますけれども、はつきりしたものは、跨線橋の数、或いは幅というようなことは管理局のほうへ要望がございまして、それからその修理の点につきましては、管理局と駅長との間のものでございますから、予測だけで今お話するわけでございますが、大体予測した点におきましては、そういう工合な程度ではないのかという工合に考えております。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/21
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022・小野哲
○小野哲君 最後に、大体いろいろ説明を伺いまして私も大体のところを把握できたと思います。要する今度の事故よ、特別な原因のために思わざる多数の旅客が殺到した。而も跨線橋の施設そのものについては大した故障はなかつた。又駅長も非常にその旅客の整理に対しては努力をした。而も跨線橋については、これが改良については、研究はされておつたけれども、まだそれができておらなかつたけれども、通常の乗換客の人員に対しては大体あれで賄い得るような状態にあつたので、従つて問題の事故は先ず突発的な、不測のものであつたというふうに受取れるわけでありますが、目下いろいろ関係当局で調査の途中でありますので、内容こついては私もここで触れることは避けたいと思いますが、さような印象を受けたわけでありますが、総裁如何でございますか、大体そういうふうなことで一応了解していいものでしようか。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/22
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023・長崎惣之助
○説明員(長崎惣之助君) 私のほうとしても今までのところでは先ほど来申上げたようなことで考えておりますけれども、併しながら何と申しましても貴重な人命を損傷するということは、その原因が何であろうが、不可抗力であろうが、責任あることであろうが、それはいわゆる責任問題の点でございまして、旅客の生命をお預りしておる我々としましては、施設の万全を期する、そうして事故のないということに邁進して行かなければならんことはこれは国鉄の本来の責務でございます。根本的な問題でございますから、それらの問題に関係なしにやはりそれは大いに重要視して、そうしてそういうような重大な事故が起らんように私は努力して参りたいと、かように考えておる次第でございます。又不幸にして亡くなられたかたがたに対しましても、でき得る限りの丁重な取扱をし、お見舞を申上げるということが当然の私は責務であると、かように考えておりまして、決してこれが突発的な事故であるからといつて、或いは駅長ができるだけの努力をしたから云々というようなことだけで世間に対して申開きをするとかという考え方は私いたしておりません。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/23
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024・小野哲
○小野哲君 総裁の御答弁で私も了承したわけでありまして、今回の事故は極めて社会的には影響がある問題であろうと存じますので、只今の総裁の御弁明に信頼して、極力万全の善後措置を講ぜられますように要望いたしまして、私の質問は終りたいと思います。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/24
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025・山縣勝見
○委員長(山縣勝見君) 他に御質疑がございませんようでありましたら、次の議題に移りまするが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
—————————————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/25
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026・山縣勝見
○委員長(山縣勝見君) それでは次に一般運輸事情に関する調査中観光事業に関する件を議題といたします。高田君から発言を求められておりますから……。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/26
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027・高田寛
○高田寛君 私は入国管理庁長官に一つお伺いしたいと思います。これは外人の入国者特にアメリカの観光客に対するヴイザーの問題であります。いろいろアメリカ人あたりは観光客として今ヨーロツパの殆んど全部の国に行く場合にヴイザーが要らないのに日本に来るときはヴイザーが必要とされている、何とかこれをヴイザーが要らないようにしてくれないかというようなお話をたびたび聞くのでありますが、政府としてアメリカ人の入国に対してヴイザーが要らないようにするというようなお考えがおありになるかどうか、これを一つお尋ねしたいと思います。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/27
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028・鈴木一
○政府委員(鈴木一君) お話の点はときどき承わつておるわけでございますが、ヴイザーのほうの関係は今我が国では旅券法の扱いの問題になつておりまして、出入国管理には関係いたしますが、入国管理庁の直接の所管ではないのでございますけれども、或いは旅券法の所管であり、これは欧米局の渡航課の課長が見えておりますので、本省の方針も或いは説明をしてもらえると思いますが、この問題は我々としても十分考える必要がある問題であるとは存じておりますが、現在直ちに改正するという意思は恐らくないのではないかと思います。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/28
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029・松尾隆男
○説明員(松尾隆男君) 外務省の欧米局渡航課長でございますが、只今高田委員からの御質問に対しまして、アメリカからの観光客に対しまして観光事業を奨励いたしますその趣旨から成るべく査証なしに入れたらどうかという御意見は私どもも昨年以来たびたび聞いております。現に業者のかた、特にアメリカ側の船会社、航空会社の代表のかたがたが私のところに参りまして、極く最近にもお見えになりまして一つ何とかする意思はないかというふうなことのお話がございました。それで外務省といたしましては勿論この査証の制度、若しそれが外国人の出入国にとりまして余り重要な意義を持たないものというふうなことになつて参りますれば、各国の一般慣行に従いましてこれを廃止するということは考えられると思いますし、又私たちも今極力各国の実施ぶりを研究いたしまして、成るべく早い機会にそういつた段階へ持つて行きたいと努力いたしております。ただ御承知のようにこの出入国管理令のほうで第六條には「有効な旅券で日本国領事官等の査証を受けたものを所持しなければならない。」という規定もございます。これは又入管との関係もあるわけでございますけれども、渡航課といたしましては成るべくツーリストに対しましてそういう煩雑な若し査証というものが現在、或いは今後の国際情勢から見まして大した必要性がないじやないかというふうな結論が得られたといたしますなら勿論それも改めて考えたい。それは決して遠い将来でないだろうと予測いたしております。御承知のように査証の廃止と申しますこともやはりこれは各国間で以て相互主義でやつておることでございまして、現に欧米、南米も含めましてヨーロツパ、南米の五十二カ国ではアメリカからのツーリストに対しましては査証なしで入国を認めているようでございますけれども、ただ五十二ヵ国がそうやつているからというだけの理由で日本政府がすぐそれに右へならえしなくちやならないということもどうかと私は考えておりますけれども、アメリカのほうとよく話合いまして日本人がアメリカへ行く、例の割当の移民でない人、例えば日本からアメリカに参りますツーリストのかた、或いは期限附のかた、或いは期限附のヴイジイタ一等に対しましても同様の取扱をしてくれるならば日本側も又アメリカのツーリストに対しましてはこういうふうな査証なしに行きましようというふうにもつとよくお互いに話合いまして、そうして相互主義の原則で以てこのことを進めたいと思つております。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/29
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030・高田寛
○高田寛君 査証というものは元来相互主義であるべきだということは私もよく承知しております。併し今日ヨーロツパの私の承知しているところではイギリスとか、フランスとか、スイスとか、イタリアとかみんなアメリカ人の入国について査証は要らないことになつていると思うのでありますが、而もそれらの国の人がアメリカに入るときには大体査証が要るということになつていると私は承知しておりますが、これはやはりアメリカのツーリストを一人でも多く呼んで、その国の観光収入を挙げようというような見地から出ているのだと思います。日本の今日講和條約も成立上観光事業という方面もますますこの機会に一つ拍車をかけて外国からの観光客の数も殖やし、外貨の獲得にも努めようと思うこの際にはやはりこの相互主義というようなことにこだわらず、相互主義というのはお互いの利益を交換するということでしようが、今日の我々の見地からしましては向うから一人でも多くの観光客を呼ぶということが日本の国の利益になるのだと、こういう見地からしてアメリカ側が日本に対して査証を要らなくするより前に進んでこちらが先ず査証制度をアメリカ等に対して撤廃する、こう行くべきじやないかと考えるわけなんです。この点については、相互主義ということに必ずしもこだわらなくてもいいじやないかと私は思うのですが、この点如何でしよう。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/30
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031・松尾隆男
○説明員(松尾隆男君) 渡航課長といたしましては、又外務省といたしましては、そうした皆さんのお考えは一応承わることにいたしましても、やはり何と申しましても国際間の了解事項でもありますので、よく話合つて、相互主義の原則で行きたいと思つております。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/31
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032・高田寛
○高田寛君 まあこれは今日ここで別段あなたと話合つて結論が出るとは勿論思いません。ただお話を伺つたのでありますが、まあ私の考えとしましては、やはり観光事業振興という見地から、相互主義にこだわらずに率先して、こちらでアメリカの入国者に関しては、ヴイザーの制度をやめ、そうして、できるだけ日本に観光客を誘致するということに一つ拍車をかけるようにいたしたいと思うので、この点についてはなお一層外務省としても御研究を願いたいと思います。
それから第二点の問題として、私の聞いておりますのは、ヴイザーが廃止になるまでの段階におきましても、今例えばワシントンにいるアメリカ人が、ヴイザーをもらうためにニユーヨークまで、日本の領事館まで出頭しなければならんというようなことが非常に非難されているのでありますが、そういうような場合に、もつと現在の法律の下においても、もつと簡便な方法ができないものかと考えるのでありますが、例えば日本に入国させるのは好ましくないというのは、恐らくリストがあるのではないかと思う。それならばパスポートを郵便でこちらの領事館に送つてもすぐに事が片附くのじやないか。ヴイザー廃止という前に第一段階としてそのような便宜な方法がとれるのじやないかと思いますが、その点についてのお考え如何でしようか。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/32
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033・松尾隆男
○説明員(松尾隆男君) 査証をとりますために御本人がわざわざ出頭しなければならないというこの出頭主義は、大体今のところ各国ともやはり同じのようでございます。ただ極く稀な一、二カ国で郵送を認めているやに聞いておりまするけれども、私どもが今知り得ておりまする情報では、各国共に、やはり本人の出頭主義をとつております。アメリカにおける各国の領事館が渡航の申請人に対しまして出頭主義をとつているということも、私のほうで聞いておりますし、又東京におきまして日本のかたが最近随分たくさんお出かけになるのでございますけれども、その人たちはやはり一々御本人で以て各国の渡航先の大使館に参りまして、そうして査証を受けているような実情でございます。郵送主義と申しますことは、非常に便宜でいいのでございますけれども、今までの実例では、郵送の途中で紛失いたしましたりしたケースもございまして、各国とも現在のところはまだ大多数本人出頭主義をとつているようでございます。で、旅券を持つておりますその御本人と、査証を申請なさるかたとが同一人だということを確認した上で、査証はすべきものであるのであります。従つて、どうしても御本人の出頭主義は、そう急には改められないと思うのでございますけれども、これも又今後の国際情勢等よく睨み合せまして、アツプ・ツー・デイトな方向に私たちが持つて行くだけの心がまえと勇気があるわけでございます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/33
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034・高田寛
○高田寛君 今日の質問はこの程度で打切りたいと思いますが、結局今の日本の国際観光事業と言えば、煎じ詰めればアメリカからツーリストを多く呼ぶということになる。それで日本に旅行することを、気安く手軽に来させるということに肝要な問題があるので、いろいろ日本の渡航費用が高きに過ぎるというような問題を解決しなければならんと同時に、又一方、今入国の中にパスポートの検査、税関の検査というような問題も一層改善を要する点もあろうと思いますが、今お尋ねしましたヴイザーの問題というのも、これはもう外国旅行者に対しては非常な煩瑣な誰にも煩瑣な問題でありますので、今日アメリカから日本に入国する人の中で、非常に入国を拒否しなければならんような虞れが相当ある情勢だかどうか、この判断によりますけれども、そういう点の余り慮れがないならば、一つヴイザーという点でもできるだけこれはまあ手続を簡易にするように、早急に一つ外務省でも御研究願いたいという希望を申述べまして、私の質問はこれで一応終ります。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/34
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035・山縣勝見
○委員長(山縣勝見君) その他御質疑ございませんか。……他に御質疑がないようでありますれば、他の議案に移りまするが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
—————————————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/35
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036・山縣勝見
○委員長(山縣勝見君) それでは次に航空法案を議題といたします。本法案に関しましては、御承知の通り衆議院のほうでまだ本会議を通過いたしませんもので、予備審査でありますが、今日は質疑を続行いたしたいと思いますが、一応衆議院における審議の経過等を御報告いたして御審議の御参考に供したほうがいいじやないかと思います。なお今日は各委員がたのお時間の関係もあつて、十二時十分前までには終りたいと思いますから、一応航空法案に関して衆議院においての審議の経過、これを御報告申上げます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/36
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037・岡本忠雄
○専門員(岡本忠雄君) 御報告申上げます。衆議院におきまして、いろいろ内閣の閣議の決定に基き、当初の航空法案が相当修正されまして来たわけでありましたが、最後に衆議院の運輸委員会を通りまして、本日の本会議に上程されておりますものは、皆様のところへお配りしましたような三点であります。
第一の十條第六項と七項を削る。これは製造過程におきまして、通産省と運輸省との検査なり監督の権限が錯綜して非常に不明確であり、ちよつと素人が見てもわからんような條文が入つておりますが、この政治的妥協に基いて出て来たような條文を削られております、六項と七項はそういう関係であります。
それから第十六條三項を削る。これは十六條は修理及び改造の検査の項でありますが、この條項につきしまして、十條第六項及び七項の規定を準用することになつております。十條の六項七項を削りましたために、従つて十六條の第三項を削るということになつているわけであります。
次に十七條三項を削る。これも同様の経過でありますが、予備品の証明につきまして、やはり通産、運輸両方が関係することになつておつた條文を、これを削りまして、そうして條項を削つたわけであります。
以上三点を修正して委員会を通過し、今日本会議に出ております。なお問題として、修正するがごとく、せざるがごとく論議されておりました生産施設の検査、従つて生産施設証明という問題につきましては、そのまま残つております。なおそのほか細かい点につきまして数カ所、無線機器の問題、それからプロペラ発動機そのほか重要なる装備に関していろいろの疑いを挾む余地がありますけれども、それをはつきりする必要があるかないかというような問題、かような少し細かい問題がありますが、一番大きな問題は、生産施設に対する検査乃至監督等につきまして通産、運輸との関係がまだ解決されておりません。従いまして検査の一元的一貫性がなくてはならんという考え方から申しまするならば、この点が更に問題として残つているわけであります。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/37
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038・山縣勝見
○委員長(山縣勝見君) これは一応衆議院における本法案の審議の経過等御報告申上げたのであります。速記をとめて。
〔速記中止〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/38
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039・山縣勝見
○委員長(山縣勝見君) 速記を始めて。只今衆議院における本法案の審議等御報告申上げましたが、これらに関して、航空庁長官も見えておりますから、各委員から御質疑があれば御質疑を願うことにいたします。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/39
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040・前之園喜一郎
○前之園喜一郎君 衆議院の修正については、航空庁長官もいろいろ御承知だろうと思いますが、速記をつけて悪ければ、速記をとめてでも、衆議院の修正に対する御意見なり、その他に対する、航空法に対する長官としての御希望なり御意見なりを、今時間の御制限もあるようですが、極く簡略にお聞かせ願えれば……。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/40
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041・山縣勝見
○委員長(山縣勝見君) 速記をとめて。
〔速記中止〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/41
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042・山縣勝見
○委員長(山縣勝見君) 速記開始。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/42
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043・高木正夫
○高木正夫君 乗用車の問題につきまして一応質問をしたいと思いますが、明日は如何かと思いますが、会期は延長するだろうと思うので、その次の機会の委員会に運輸省の整備部長並びに自動車局長、通産省の機械局長若しくは政務次官でもいいですが、御出席を願いたい。そのことをお伝え願いたいのです。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/43
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044・小酒井義男
○小酒井義男君 私も一つちよつとここで何したい。実は問題は、行政協定が締結されてからの最初の問題として、実は東武鉄道の沿線において、ジープと電車の事故があつて、そうして乗務員も怪我をし、電車も焼けたという問題があるわけなんですが、それの損害賠償の処理の方法をどういうことでやられて行くかということについて、これは一つ外務省が主となると思うのですが、一度質問したいと思います。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/44
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045・山縣勝見
○委員長(山縣勝見君) 承知いたしました。その関係官を呼ぶことにいたします。時期はお任せ願いましよう。
本日はこれを以て委員会を閉会いたします。
午前十一時五十一分散会発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101313830X03119520619/45
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