1. 会議録本文
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000・会議録情報
昭和四十年六月一日(火曜日)
午後十時一分開会
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委員の異動
六月一日
辞任 補欠選任
小林 英三君 赤間 文三君
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出席者は左のとおり。
委員長 中村 順造君
理 事
稲浦 鹿藏君
川野 三暁君
熊谷太三郎君
瀬谷 英行君
委 員
小沢久太郎君
小山邦太郎君
高橋文五郎君
米田 正文君
安田 敏雄君
大和 与一君
白木義一郎君
田上 松衞君
村上 義一君
委員以外の議員
議 員 田中 一君
衆議院議員
発 議 者 逢澤 寛君
国務大臣
建 設 大 臣 小山 長規君
政府委員
建設政務次官 白浜 仁吉君
建設省道路局長 尾之内由紀夫君
建設省住宅局長 尚 明君
事務局側
常任委員会専門
員 中島 博君
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本日の会議に付した案件
○地方住宅供給公社法案(内閣提出、衆議院送
付)
○継続審査要求に関する件
○中国横断自動車道建設法案(衆議院提出)
○本土、四国連絡橋(鳴門、明石ルート)架設促
進に関する請願(第二八五三号)
—————————————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/0
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001・中村順造
○委員長(中村順造君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
本日、小林英三君が委員を辞任され、その補欠として赤間文三君が選任されました。
—————————————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/1
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002・中村順造
○委員長(中村順造君) それでは、地方住宅供給公社法案を議題といたします。
本案は、前回におきまして質疑を終局しておりますので、これより討論に入ります。御意見のある方は、賛否を明らかにしてお述べを願います。
なお、附帯決議案は、討論中にお述べを願います。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/2
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003・瀬谷英行
○瀬谷英行君 社会党を代表して、本法案に賛成をいたしたいと思います。
この法案の審議の過程においてはいろいろ問題がございましたし、なお、われわれとしては、十分満足すべきものとは考えておりませんが、ともかくも、現在の深刻な住宅難を解決するために、一歩前進しなければならないであろうという緊急の目標のために、本法案に賛成をしたいと考えるものであります。
しかしながら、いままでの委員会で、その質疑の過程で問題になりましたが、金利のことが論議されました。勤労者の負担が事実上軽くならないようなことであっては、せっかくのこの法律案の趣旨というものも生かされないということになると思いますので、いろいろと考えた結果、各派の皆さん方の同調を得まして附帯決議を提案をしたいと思います。
附帯決議案を朗読いたします。
附帯決議案
政府は、本法律案の立法の趣旨に基づき、住宅を必要とする勤労者の負担を極力軽減するよう地方公社の事業運営等に関し、特段の措置を講ずべきである。
右決議する。
以上であります。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/3
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004・中村順造
○委員長(中村順造君) 他に御意見もないようでございますが、討論は終局したものと認めて御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/4
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005・中村順造
○委員長(中村順造君) 御異議ないと認めます。
それでは、これより採決に入ります。
地方住宅供給公社法案を問題に供します。本案に賛成の方の挙手を願います。
〔賛成者挙手〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/5
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006・中村順造
○委員長(中村順造君) 全会一致と認めます。よって本案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、討論中に述べられました瀬谷君提出の附帯決議案を議題といたします。
瀬谷君提出の附帯決議案に賛成の方の挙手を願います。
〔賛成者挙手〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/6
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007・中村順造
○委員長(中村順造君) 全会一致と認めます。よって瀬谷君提出の附帯決議案は全会一致をもって本委員会の決議とすることに決定いたしました。
ただいまの附帯決議に対し、小山建設大臣から発言を求められておりますので、この際これを許します。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/7
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008・小山長規
○国務大臣(小山長規君) ただいまの附帯決議の趣旨に即するように極力努力をいたす所存でございます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/8
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009・中村順造
○委員長(中村順造君) なお、本院規則第七十二条により議長に提出すべき報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/9
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010・中村順造
○委員長(中村順造君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/10
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011・中村順造
○委員長(中村順造君) 次に、継続審査要求についてはかりいたします。
住宅協同組合法案につきましては、閉会中もなお審査を継続することとし、本院規則第五十三条により、本案の継続審査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/11
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012・中村順造
○委員長(中村順造君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
なお、要求書の作成等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/12
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013・中村順造
○委員長(中村順造君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
—————————————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/13
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014・中村順造
○委員長(中村順造君) 次に、中国横断自動車道建設法案を議題といたします。
まず、提出者から提案理由の説明を聴取いたします。衆議院議員逢澤寛君。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/14
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015・逢澤寛
○衆議院議員(逢澤寛君) ただいま議題となりました中国横断自動車道建設法案につきまして、私は、自由民主党、日本社会党及び民主社会党の発議者を代表いたしまして、その提案の理由並びに要旨を御説明申し上げます。
現下われわれの当面する最も緊要な政治的課題は、経済の高度成長、社会諸情勢の急進展に伴って醸成せられた地域格差を是正し、経済のびずみを解消して、広域的見地に立った国土の均衡ある発展を期するにあることは申すまでもありません。これがためには、まず、特に地方における交通体系の確立、なかんずく今後の新しい時代趨勢たる幹線高速道路網の建設が最も喫緊の基本的命題であると思うのであります。
ひるがえっておもんみるに、中国地方は、さきに中国地方開発促進法に基づく開発計画がようやくその緒につかんとし、かつまた、いわゆる新産、工特両法の実施に伴い、瀬戸内海沿岸地域に中核的産業拠点が設定せられ、それぞれの建設計画が進められているのでありますが、本地方全般についてみれば、なおいまだ全国的水準を下回っており、特に山陰地方はいまなお低位後進性を脱却し得ず、現に山陽地方との格差は依然として顕著なものがあります。したがって、この際、中国地方全域にわたる総合一体的開発の実をあげるためには、比較的先進性をもつ瀬戸内ベルト地帯と、裏日本的宿命にあえぐ山陰地方とが、中国山脈によってさえぎられた相互間の距離的、時間的断層を除去して、有機的に相つながることが先決の要諦であります。これがため、現行道路整備五カ年計画における陰陽連絡一般国道の整備促進を期することはもとよりでありますが、他面、あたかも本年度より中国縦貫高速自動車道の着工を契機として、竿頭さらに一歩を進め、陰陽の枢要地域を結ぶ肋骨的高速自動車道を建設し、両々相まって、幹線高速道路としての機能を十全せしむることが必然の要請であり、長期的展望に立った本地方開発のビジョンを実現するゆえんであると思うのであります。しかも、本地方はえんえん六百キロに及ぶ長大な地域を擁する形状等にかんがみ、道路交通体系上、それぞれの拠点地域を結ぶ複数路線の設定が必要不可欠であります。
すなわち、本法案においては、新産業都市、工業整備特別地域その他工業地帯を周辺に擁して、特にわが国屈指の重化学工業地帯としての夢を将来に託する瀬戸内ベルト地帯と日本海への門口を扼する山陰の拠点とを結ぶ二路線を建設せんとするものであります。これらの横断自動車道建設の暁においては、縦貫自動車道と経緯相結び、本地方総合開発の幹線的大動脈を形成するのみならず、隣接する阪神、瀬戸内、北九州との交流を円滑迅速化して西日本広域経済圏の重要な一翼をになうことになり、かつまた、日本海を隔てて一衣帯水の用にある大陸との交易においても、その地位的優位と役割りは、将来に多大の期待を嘱し得ること必定でありまして、広くわが国経済の伸長発展と民生の安定向上に寄与するところきわめて大なるものがあると思うのであります。
叙上の観点に立って、地元関係住民の間には、多年の懸案たりし縦貫道の着工とともに、本横断道の建設要望がほうはいとして高まってまいりました。われわれは、このような地域的住民年来の宿願にこたえ、盛り上がる与諭の趨向と、本地方の発展的将来に対処して、これが実現をはかるため、特に本法案を提出することといたしたのであります。
以上が本法案提出の趣旨でありますが、次に、本法案の要旨について若干の御説明を申し上げます。
第一は、本法案の目的についてでありますが、山陽地方と山陰地方との交通の迅速化をはかり、相互間の産業経済等の関係を一そう緊密にし、かつ、国土開発縦貫自動車道たる中国自動車道と相まって、中国地方の総合的な開発をさらに強力に推進するため、全国的な自動車交通網の枢要部分を構成するものとして、緊急に中国地方を横断する自動車の高速交通の用に供する幹線たる自動車道を建設し、もって産業基盤の強化に資するとともに、国民経済の発展に寄与せんとするものであります。
第二は、本自動車道の予定路線についてでありますが、本路線は起点を岡山市付近及び終点を境港市とし、主たる経過地を岡山県真庭郡落合町付近とする路線並びに起点を広島市及び終点を浜田市とする二路線でありまして、この基準に基づき政府は別に法律を作成し、すみやかに国会に提出しなければならないことといたしております。
なお、本路線の指定については、国土開発縦貫道の方式に準じてこれを行なうことといたしまして、内閣総理大臣は、国土開発縦貫自動車道審議会の議を経て予定路線を決定することと相なっております。
第三は、本路線の建設に関する基本計画についてでありますが、これが決定に当たっても内閣総理大臣は前述の予定路線同様の手続を経て、これを行なうことといたして、さらにこの基本計画立案等のための基礎調査についても所要の規定を設けております。
第四は、現行高速自動車道法の一部改正を行ないまして、同法に準拠する本自動車道 整備計画を作成する等所要の規定を設けることといたしております。
以上が本法案の提案理由並びにその要旨でありますが、こいねがわくば慎重御審議の上、すみやかに御議決賜わらんことを切にお願いする次第であります。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/15
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016・中村順造
○委員長(中村順造君) 本案に対し、御質疑のある方は、順次御発言を願います。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/16
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017・瀬谷英行
○瀬谷英行君 この中国横断自動車道の緊急性の問題でありますけれども、地形を見てみると、岡山から境港、それから広島から浜田の、この二路線になっているわけであります。この間を結びたいという気持ちはこれはわかるわけでありますが、しかし、何といっても、この肋骨の骨のほうを先にこさえて、背骨のほうをあとにしたのじゃ、これは何にもならぬと思うのです。そうすると、順序からいうと、中国縦貫自動車道といったようなものが整備をせられ、阪神地帯と北九州とを連絡をする道路が完備をしたあとでないと、肋骨の横断道路のほうもあまり意味がないのじゃないかという気もいたしますし、順序としては当然そういう順序を経るのが妥当ではないかと思うのでありますが、着工の時期等につきましては、そのような順序を想定をせられておるのかどうか、以上の点について第一にお伺いしたいと思います。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/17
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018・逢澤寛
○衆議院議員(逢澤寛君) お答えいたしますが、御質問の趣旨はそのとおりであると私どもも考えております。しかしながら、この中国横断道路のことにつきましては、さきに本院におきましても御議決をいただいておりました九州横断道より一歩前にこの計画はやっておったのであります。その理由は、御承知であろうと思いますが、中国地区は、中国中央山脈がありまして、この趣旨の中にも申し上げましたように、日本海に面しておる鳥取、島根県と、それから瀬戸内海に面しておる岡山、広島とは、経済的にも、いろいろの点に非常な相違があるのであります。したがって、南と北とを一貫するということは、すでに府県の合併をすら唱えておるような状態なんであります。そういうような意味合いで、縦貫道はもとより必要でありまするが、縦貫道より以上に、その横断道のほうに熱望を地元民は有しておるのです。しかるに、九州地区は最近、その一歩前にこの横断道の両院の御可決をいただきまして、中国だけが残っておるというので、四県にわたる地方民は非常に心配しております。そこで、そういう意味合いも含めまして、急速に皆さんの御意見から見れば、突如として出たように思われますが、これは中国のほうが先にいろいろな計画をやっておりまして、それぞれの請願も続けておったような次第であります。かような意味合いにおきまして、縦貫道を先にやるのがいいじゃないかということはそのとおりであります。しかしながら、これには地方民の希望と、また、いまの政府が言っておりまする地域格差の是正をやろうと、こういうときに縦貫道だけでは十全を期することはできないと、したがって、そういうような意味合いにおきましても、これは私どもも、三年や五年のうちに着工はできぬということは承知しております。少なくとも十年や十五年先になるということも肯定できるのであります。しかしながら、地方民の希望をつないでいくということは、どうしても政治としてやらねばならぬことだと思うています。かような次第によって中国横断自動車道路の提案をいたしたような次第であります。御了承をいただきたいと思います。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/18
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019・瀬谷英行
○瀬谷英行君 九州横断道路という前例がありましたので、何か、そのために急いで提案をせられたような感じがするわけであります。しかし少なくとも、このような法案は事前に、あらかじめ、われわれが予備知識を一持って審議を十分尽くし得るようにしないと、不十分な審議のままできめなければならぬということになるわけでありますから、これの緊急性という点から考えてみて、ここできめれば、ことしじゅうに着工するというような性質のものじゃなくて、十年か十五年ぐらい先になるのじゃないかというふうに見られているものを、会期末の押し詰まったところにもってきて、突如として、ほとんど予告なしに提案をされますると、われわれの感じとしては、終列車に飛び乗りをするような感じを受けるわけであります。一体、この横断道路が、沿線の地域住民、関係市町村といったような人たちの間で納得をされて路線の決定が行なわれたものなのかどうか。それから、その周辺の地質等についての調査研究が十分に、すでに終わっているものなのかどうか。関係地域等において利吉の対立するような点がないものかどうか。それらの点についての予備知識というものは全然われわれのほうにないのです。参議院の建設委員会としては、さっぱりわからないわけなんです。一正直言って。わからないまま、もう押し詰まったところで、どうだというふうに言われると、何か参議院としては、いままでの例からいうと、われわれは慎重に問題を取り上げ、公正な立場に立って十分な審議を行なうというたてまえをとってまいりましただけに、いささかふに落ちかねる点があるわけであります。そこで、私がさっき申し上げたように、その緊急性について、特にこの押し詰まったところで早急に上げなければならぬという理由は一体何かという点について、疑問を一持たざるを得なかったわけでありますから、その点について、私がいま申し上げました内容とともに、再度お答えをいただきたいと思います。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/19
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020・逢澤寛
○衆議院議員(逢澤寛君) 緊急に提案をしたということについては、仰せのとおりのように一応考えられますが、先ほど申し上げましたように、本院に出すのは緊急であったのでありまするが、問題点は、ずっと九州より数カ月前から議案にいたしまして、そして御指摘になりましたような地元の関係府県また関係住民の間では、さきにも理由書に申し上げておりましたように、ほうはいとして、ぜひすみやかにやってもらわなければいかぬという非常に熱心な陳情や請願を受けているのであります。これは、提案の各党とも、そういうような陳情を受けているのであります。したがいまして、地元の熱望というものは、想像に余るものがあるのであります。
それから対立するようなところがあるかどうかというようなお尋ねであったのでありまするが、若干、初めには中国、四国というような構想を持っておったのであります。そこで、理想としましては、中国、四国は、日本海から太平洋に行くというような構想を持っておったのでありまするが、これはそういうような大きな構想ではなかなかにわかにいかないと、こういうことでありまして、いろいろな情勢がありました。そこで、四国ということは切り離したというような関係があります。当初は、四国を入れると若干そこに意見の一致を欠くようなところもあったのであります。そこで、四国は後日に譲りまして、これは別の機会に四国は四国としてやっていただく、四国の同僚諸君によってこれはやると、こういうことになりまして、中国だけをやるということになってまいりました。
それからいま一つは、境港まで行っております。本来なら米子を起点とするというような説もあったのでありまするが、それもまた将来日本海をつなぐという意味合いにおきまして、境港を起点として、そうして岡山市付近ということをあえてつけておりますのは、この理由書にもいっておりましたような新興の水島工業地帯というのがあります。そこで岡山市付近というのは、将来大岡山が構成されましたときには岡山となるのでありまするが、現在の岡山からいいますと、あるいは岡山市以外になるのじゃないかということがあるわけでございます。そこで、あえて岡山市付近ということにいたしております。かような意味合いにおきまして、緊急性のおしかりはあったのでありまするけれども、これは非常に各方面とも、これは政党の各党とも緊急にこれをやらねばいかぬ、九州ができたのに、なぜ中国ができないかと、中国地区の衆参両院の連中が怠慢ではないか、こういうようなところまでなってくるのであります。それは地元民の声そのものであろうと思うのであります。それが衆参両院の連中に反映いたしまして、そうして皆さんの、参議院の建設委員会とせられまするとたいへん緊急のように見えまするが、実質におきましては、緊急ではない、九州より前にやっておったということも御理解をいただきたいと存じます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/20
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021・中村順造
○委員長(中村順造君) この際おはかりいたします。
委員外議員田中一君から発言を求めておられます。これを許可することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/21
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022・中村順造
○委員長(中村順造君) 御異議ないと認めます。田中一君。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/22
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023・田中一
○委員以外の議員(田中一君) これは、大臣行っちゃったからどうにもならぬですがね、こういう立法がおかしいことは、私は、十五年しか国会におりませんけれども、これは必ず起きる問題です。というのは、たとえば特別都市という法律案が二十幾つございます。実績をあげておりません。ひとえにこれは行政庁の権限、行政庁の計画にまっておる状態でありまして、実効をあげておらない。したがって、今度のこういう九州横断道路から出発して、中国横断道路の法が出るということは、結局政府の道路政策の貧困からくるものだと思うのです。今日まで縦貫道の法律がたくさんございます。これも結局法律ができておっても、これに対する助言的な制約もなければ何にもございません。要はこれらの法案は、その地区の選挙対策にすぎないと、われわれ同僚議員に対して、はなはだ不遜なことでありますけれども、それにすぎないということです。何といっても、これは政府がほんとうに真剣に道路政策と取り組むならば、こういう立法はおそらく提案しないと思うのです。
そこで政務次官に伺いますが、これらの法案がこれから、九州が成立した、中国が成立した暁には、必ず近畿、東海、東京周辺、それからことに極端に格差のある東北の道路網についても行なわれると思うのです。こういう問題ができていいかどうかの問題が一つ。
それから、今日まである縦貫道の法律、一応基本法ができておりますから、かくたくさんあるところの縦貫道の法律というものを全部集約して——これはもう超党派でできると思いますが、次国会には縦貫道並びに横断道の基本法というものを制定する意思があるかどうかということを、ひとつ政府に伺っておきたいのです。私は、こうした横断道の立法化が議員提案によってなされたことは自然だと思うのです。自然だと思いますけれども、われわれ立法府におる者が、ただ法をもてあそんでいいものではありません。そのために立法と行政とが分かれております。いたずらに法律をつくらないでも行政権内で行ない得る問題でありますから、その点ひとつ——まあ白浜さんもあした辞表を出すか知らないし、小山さんも辞表を出すか知らないが、これは大事な問題でありますから、その点は明確に——次国会には道路に関して、方的な立法が数々ございます。これらの問題、縦貰道並びに横断道を含めて、単一のほんとうの日本の国土計画的な道路政策の基本法を出すかどうか。もし出さないならば、これは問題でございます。いたずらに議員が議員のそれぞれの立場において立法化をする——法律というものは数少ないほうがいいのです。法律というものはほんとうに少ないほうがいいんです。あとは信頼する行政面にゆだねることが一番正しいのでありますけれども、その点ひとつ政務次官に伺っておきます。これはちゃらんぽらんならば聞きやしません。その問題をいまほんとうにしないと、次国会から陸続と横断道の法律案が提案されますから、その点を伺っておきます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/23
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024・白浜仁吉
○政府委員(白浜仁吉君) いま御指摘の問題については、建設省といたしましても、すでにいろいろと検討を加えておった最中でございますが、御指摘のように、予算措置の問題もありまして、私どものほうでなかなか捉案するには至らなかった。そのやさきに、実はこうした提案がなされておるのでありまして、私どもも、来国会というか、来たるべき国会というか、近い機会に、こうしたものをまとめて出したいという検討を加えておる最中でございますので、御了承を得たいと思うわけであります。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/24
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025・田中一
○委員以外の議員(田中一君) そうすると、近い国会においてそれらの縦貰道、横断道を含めて基本的な幹線道路計画というものをつくる、そうして、今後とも提案されようとする新しい計画のものも含めたものが提案されるというように理解してよろしゅうございますか。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/25
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026・白浜仁吉
○政府委員(白浜仁吉君) ただいま田中委員の御指摘のとおりでございます。私ども、全体を含めての基本法律を出したいというふうなことで検討を加えておるのであります。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/26
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027・田中一
○委員以外の議員(田中一君) いま逢澤さんなども、法律を通せばすぐ仕事にかかろうと思って検討しておるのでありましょうが、これはすべて予算的措置というものが必要でありますから、まあこれは結局選挙対策だと思うのです。そういうものはわれわれは極度に避けなければならない。そこで、いま瀬谷委員から質問があったのを伺っておりましたが、これらのものが提案されて、そうして国会で議決されて成立したところの法律に対するところの計画というものは、明年度の予算に計上しようとするか、しないか、この点を伺っておきます。かりに計上するのだというならば——これは参議院選挙後の臨時国会でも、陸続と出てまいります。しかし、それらは全体を勘案して、そうして予算措置等も行なうのだという答弁ならば、これはおそらくストップすることです。一応は。いわゆる全体計画を待つということになると思いますが、その点ひとつ責任ある答弁をしてほしいと思います。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/27
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028・白浜仁吉
○政府委員(白浜仁吉君) 直ちに予算づけをするかどうかという問題は、非常にむずかしい問題でございまして、御承知のとおり、すでにこういう縦貫高速道路のことにつきましても、わずかに予算が本年度、政府与党の皆さま方のお力添えによって、二十億ついた状態でございますが、こうした法案が議員立法でできるということになりますと、当然政府としても責任を感じてやらなきゃならぬ、急ぐということに相なろうかと思いますので、その辺は賢明なる田中先生は十分御承知と思いますので、これ以上のことはこの場でなかなか——私どもも、来年は必ず予算をつけるのだというふうなことの言明まではなかなかできない問題であろうかと思いますが、政府としては当然努力をするということに相なろうかと思うわけであります。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/28
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029・田中一
○委員以外の議員(田中一君) 近々にそれらの縦貫道、横断道を含めて基本的な法案をつくるのだ、態度をきめるのだということを、いま政務次官答弁しておりますから、そのでき上がった基本線について予算づけをするというならば、これは認めていいと思うのですが、また、瀬谷委員もいま言っているように、突如として出た何ら見も知らないところの地域の法律案に対して、法律が成立したから必ずそれは予算づけを強制されるのだという考え方に立つならば、おそらくわれわれのほうでは、この法案に対しては賛成しないと思います。この法律案が成立したから必ずやるのだということではなくして、全体の政府の責任、全体の基本的な道路基本法というもの、基本的な建設法というものを制定されて後に、全体の考慮をするという答弁ならば、これは満足いたしますけれども、法律が出たから、成立したから、直ちにこれの仕事をするのだということでは、一体政府には基本的な道路政策はないということを言わざるを得ないのです。したがって、御答弁が私の逆のほうに答弁されているので、そうすると、この臨時国会を目ざしてわれわれ社会党も陸続と横断道の法律案を出します。こうなったんでは一体どうにもならぬことだと思うのです。前段において政務次官が表明した御意見とは違うと思うのですが、その点をひとつ明らかにしていただきたいと思います。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/29
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030・尾之内由紀夫
○政府委員(尾之内由紀夫君) ただいまのお活でございますが、実は過去の例によりますと、田中先生も十分御承知と思いますが、議員提案の縦貫道法とか、この種の法律が出ますと、翌年度には調査費を要求するというしきたりでまいりました。しかし、ただいま御発言のような趣旨もございますし、先ほど白浜政務次官からもお答え申しましたように、なるべく早い機会に、全国のこういった種類の計画を統一する集大成するというような準備をいたしておりますこともございますので、来年の要求につきましては、まだどうするかという方針をきめておりませんから、十分そのような、御意見を一拝聴した上で予算要求の段階になって考えていきたい、かように考えております。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/30
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031・田中一
○委員以外の議員(田中一君) ちょっとおかしい。予算要求する段階までに基本的な道路計画を立てるかどうかの問題なんです。立てるという答弁を政務次官しているのです。その後に全体の予算づけをするということでなくちゃならぬ。何も法律があるから、法律ができたからといって、その横断道の事業ができないというものじゃないのです。その法律がなくてもできるのです。したがって、その点を明らかにしたいと、あと陸続と、たくさんの法律案が出ることになりますから、その点を心配して申し上げておるわけなんですから……。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/31
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032・尾之内由紀夫
○政府委員(尾之内由紀夫君) 全国の高速道路の計画法というものをつくるのにはやはりいろいろ準備いたしておりますが、予算要求までにそういった法律体系に持っていくのは困難かと思うのであります。したがいまして、そういった努力はいたしますが、予算要求までにそういったものができたとすれば、いまおっしゃったようなそういう趣旨に基づきまして、そういった根拠に基づいて全体の予算措置というものは考えられるかと思いますけれども、おそらく本年は間に合わないと思います。したがって、私は、いまの発言のようなことも勘案いたしまして、予算要求の段階においては、もちろんいま申しましたような趣旨の心がまえを持っておりますから、それをあわせて予算要求の際に十分検討すべきではないか、かような趣旨で申し上げたわけでございます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/32
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033・田中一
○委員以外の議員(田中一君) ありがとうございました。不十分ですけれども、けっこうです。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/33
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034・瀬谷英行
○瀬谷英行君 こういう提案のしかたが例になりますと、これから私は続くんじゃないかと思うんです。九州横断道路を出された、これに負けちゃいけないというので中国だ、広島だけじゃぐあいが悪いから岡山だ、それで中国横断道路だ、それじゃ近畿のほうも、東北のほうも、北海道のほうもというので、関係議員が集まっては線を引っぱって、ここにも道路をつくろうじゃないか、——予算の裏づけのない計画だけの道路網が日本国じゅうにたくさんでき上がる。肋骨の数が、人間の肋骨の数以上にたくさんの肋骨道路ができてしまう。しかし、実際には計画は予算の裏づけがないために進まないというような現象になってしまうと思うんです。そうなると、しかも、十分な審議日程もないままに出されると、しょせんは、これは早く出したもの、あるいは負けてはならないという競争意識でもって、絵にかいたもちのようなかっこうになって、絵にかいたもちの数を比べ合うということになってしまうわけです。しかも、会期末になって突如として出され、審議するほうは、関係者にこれだけはぜひ賛成してもらいたいというふうに、与野党を問わず、いろいろと言われると、審議日程がないまま、内容の吟味不十分なまま通してしまうということになり、かまずにのんでしまうということになるわけですね。絵にかいたもちをかまずにのみにけり、こういうことになるのじゃないかと思うんですね。私は、国会審議のあり方としてあまり感心できないという気がするのですよ。
そこで、やはり政府としてこういう議員の議員だとかあるいは知事とか、そういう人たちの選挙目当てと、それから、ある程度の地図をながめての道楽のような気持ちでもって競争されると、これはまずいという気がいたします。もちろん、私はこういう横断道路の必要性というものは確かに認めなければならないと思いますけれども、どうも今回の場合は、拙速をたっとぶというよりも、乗りおくれちゃいけないという、終列車に対するかけ込み型になっております。だからこういうやり方は、私は前例にしたくないという気がしますし、前例にしないためには、先ほど田中議員からお話がありましたように、政府として必要な個所は事前に点検をして、調査をして、基本的な方針というものを、道路網についての基本的な方針というものをはっきりと打ち立てるということが先決ではないかという気がいたします。それをやらずに、あとからあとから議員立法でもってこういうことを続けるということは、非常に建設委員会の審議が、今後、混乱をする、また、ずさんになるというようなおそれがあると思いますが、その点についての政府の見解をお伺いをしたいと思います。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/34
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035・尾之内由紀夫
○政府委員(尾之内由紀夫君) 私ども、そういうような御指摘のような点を問題にしておりまして、先ほど来申しておりますように、すでに二年ほど前から、全国につきましてどういうようなところにこういった高速道路が要るかということにつきまして、種々の角度から検討いたしております。たまたま議員立法で九州横断道路並びに今回の中国横断道路が出てまいりましたが、そういうふうな大体の検討はいたしておりましたので、今回の案につきましても、私ども事務的にいろいろ拝見したのでございますが、おおむね、私ども検討しておるものと大きな違いがない、すなわち、全国的にバランスを一とる上において大きな支障はない、こういうような判断をいたしておりますので、先ほど申しましたように、なるべく早い機会に今後、そういうような単に地元の要望という形で出てくるものに対しまして、あらかじめこういうようなところに要るという線を引いたほうが誤解がないだろうというようなつもりで、先ほど来申しましたような準備を進めておるわけであります。そういうことでございますので御了承をいただきたいと思います。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/35
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036・瀬谷英行
○瀬谷英行君 提案者に今度はお伺いしますが、予算としてはどのくらいを見込まれておりますか。それからせっかくこの横断道路で表と裏とを結んでも、裏側の山陰道を結んで下関なり京阪方面に抜ける道路網等については考えておられるのかどうか、それらの地域からの要望といったような点があったのかどうか、そういう点についても、あわせてお伺いしたいと思います。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/36
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037・逢澤寛
○衆議院議員(逢澤寛君) 予算の点でございますが、これは先ほどお尋ねの地質調査はどうだというようなお話もあったが、そういうような詳細のことにつきましては、結局国土開発縦貫自動車道審議会等々もありますので、そこらでよく調査していただかねばはっきりしたことはなんでありましょうが、まず、案といたしましては、キロが七億くらいという計算をいたしております。したがいまして、片一方が九十キロと、それから境港——岡山付近が百四十キロであります。両方で二百三十キロで千六百億くらいが大体の予定、こういうことに考えております。
それから下関方面に対する縦貫的なことでありますが、実はそうしたことが一番中国横断自動車道をすみやかにやらねばならぬという骨子になってきております。といいますのは、縦貫道だけができますと、いま政策として考えておりまする未開発地域の開発をやるというのに、それがむしろ逆になるようなおそれができるという議論があるのです。それは大都市、いんしん産業地帯のほうに集中する、こういうおそれが出てくることになります。そこに地方民は非常な不安を持っておる。そこで縦貫道と並行して、むしろ縦貫道ができれば、一応の横断道ができるのだという構想を持っていろいろな政策を立てていかなければいかぬということが地方民の大きな願いなんであります。そこで、政治的な不安をなくするためにも、いまおしかりを受けたのでありますが、九州ができたのに中国ができぬのはけしからぬということになりますので、民心の安定の上からいっても、これはぜひこの機会にやっていただかなければならぬ、こういうことになることを御了承いただきたいと思います。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/37
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038・中村順造
○委員長(中村順造君) 他に御発言もなければ、質疑は尽きたものと認めて御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/38
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039・中村順造
○委員長(中村順造君) 御異議ないと認めます。
それではこれより討論に入ります。御意見のある方は、賛否を明らかにして、お述べを願います。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/39
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040・小山邦太郎
○小山邦太郎君 私は、先ほど来御質問の間に、政府は縦貫自動車道を中心として横断自動車道についても、それぞれ研究を進めたいという意思を持っておられるようであります。しかも、縦貫自動車道それ自体も、法律が制定された後にもなお容易に着手ができなかった。しかし、引き続きあの法律の精神に基づいてその実現を期するように政府に迫った結果が、いよいよ着手ということになったのであります。したがって、この際縦貫自動車道ができた以上は、政府自身も、横断自動車道に手をつけたい、こう考えているやさきに、地方においてもこれだけの熱意をもってこの法律の制定を要望されるということは、これは日本のややもすれば公共投資が少ない、また、今日後進地域の開発を進めたいという場合に、道路なくしてはうまくいかない、かれこれ縦貫自動車道の目的とするところを十二分に地方開発に役立たせるためにも、この法律が必要であるということが、先ほど来の質問でよくわかったわけであります。政府もこの線に沿って努力してみたいという御意思の発表もあったことでございますから、これは、いわんや、提案は各派一致の要望でもあるようでありますので、衆議院においては。でありますから、わが参議院においても、ひとつできるならば全会一致の賛成にまで持っていけるように希望いたす次第でございます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/40
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041・瀬谷英行
○瀬谷英行君 私は、衆議院としては各派一致の提案ということでございますけれども、参議院の良識というたてまえからすると、いままであまりこういうやり方は例がなかったような気がするわけであります。予備知識不十分のまんま、どたんばに来て、これをしゃにむに通すという形、時間に迫られて通すというような形は、審議のあり方として好ましいとは思いません。ですから、先ほど申し上げたように、絵にかいたもちをかまずにのみにけりといったようなきらいが多分にありますけれども、この趣旨とするところ、内容とするところにつきまして、われわれが特段に反対をすべき理由はないというふうに考えますので、今後の審議のあり方として、研究すべき点は多々あるとは思いますが、本法案について賛成をいたします。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/41
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042・中村順造
○委員長(中村順造君) 他に御意見もないようでございますが、討論は終局したものと認めて御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/42
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043・中村順造
○委員長(中村順造君) 御異議ないと認めます。
それではこれより採決に入ります。
中国横断自動車道建設法案を問題に供します。本案に賛成の方の挙手を願います。
〔賛成者挙手〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/43
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044・中村順造
○委員長(中村順造君) 全会一致と認めます。よって本案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
なお、本院規則策七十二条により議長に提出すべき報告書の作成につきましては、これを一委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/44
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045・中村順造
○委員長(中村順造君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/45
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046・中村順造
○委員長(中村順造君) 次に、請願第二八五一二号、本土、四国連絡橋(鳴門、明石ルート)架設促進に関する請願を議題といたします。
まず、専門員から説明をいたさせます。
速記をとめて。
〔速記中止〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/46
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047・中村順造
○委員長(中村順造君) 速記を起こして。
それでは、本件は、議院の会議に付するを要するものにして、内閣に送付するを要するものと決定することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/47
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048・中村順造
○委員長(中村順造君) 御異議ないと認めます。よってさよう決定いたしました。
なお、報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか、
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/104814149X02319650601/48
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049・中村順造
○委員長(中村順造君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
本日はこれにて散会いたします。
午後十時五十四分散会
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