1. 会議録本文
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000・会議録情報
昭和四十九年六月三日(月曜日)
午後九時三十四分開議
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○議事日程第二十六号
昭和四十九年六月三日
午前十時開議
第一 内閣法の一部を改正する法律案(衆議院
提出)
第二 国土総合開発庁設置法案(第七十一回国
会内閣提出、第七十二回国会衆議院送付)
第三 公害紛争処理法の一部を改正する法律案
(内閣提出、衆議院送付)
第四 発電用施設周辺地域整備法案(第七十一
回国会内閣提出、第七十二回国会衆議院送付)
第五 電源開発促進税法案(内閣提出、衆議院
送付)
第六 電源開発促進対策特別会計法案(内閣提
出、衆議院送付)
第七 物価抑制等国民生活の安定に関する請願
第八 物資の適正確保と価格の安定に関する請
願
第九 生活必需物資の確保と価格の安定に関す
る請願
第一〇 各種物価と公共料金の値上げ抑制緊急
対策強化に関する請願
第一一 生活関連物資の異常事態の緊急対策に
関する請願(三件)
第一二 大資本の生活必需品への投機の抑止等
国民生活の安定に関する請願(八件)
第一三 物価高、物不足から暮らしを守る緊急
対策に関する請願(五件)
第一四インフレ反対・物価抑制に関する請願
(十件)
第一五 高物価・物資不足による生活不安打開
のための緊急対策に関する請願
第一六 物価の安定に関する請願
第一七 大資本の生活必需品への投機、買占め
の抑止等国民生活の安定に関する請願(二
件)
第一八 生活必需物資の価格の大幅引下げ等に
関する請願(二件)
第一九国鉄運賃等公共料金の値上げ反対等に
関する請願
第二〇 大企業の製品原価の公開、物価引下
げ、公共料金値上げ反対に関する請願(十件)
第二一 インフレ打破、高物価引下げ等に関す
る請願(五件)
第二二 物価引下げ、公共料金の値上げ反対等
に関する請願
第二三 原油スラッジ等油による海洋汚染防止
対策の確立に関する請願
第二四 公害監視測定器材整備費に対する国庫
補助率の引上げ等に関する請願
第二五 公害による集団移転実施に関する請願
第二六 水俣病認定申請者の認定業務促進等に
関する請願
第二七 自然保護のため山梨県自然公園道路計
画の中止に関する請願(七件)
第二八 ビーナスライン美ケ原線、南アルプス
スーパー林道建設中止に関する請願(三件)
第二九 公害物質使用禁止等に関する請願(二
件)
第三〇 PCB・水銀等の有害物質排出の禁止
等に関する請願(三件)
第三一 奄美群島枝手久島への石油企業の進出
反対等に関する請願(六十六件)
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○本日の会議に付した案件
一、国家公務員等の任命に関する件
一、日程第一より第六まで
一、国家公務員災害補償法等の一部を改正する
法律案(内閣提出、衆議院送付)
一、一般職の職員の給与に関する法律等の一部
を改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)
一、恩給法等の一部を改正する法律等の一部を
改正する法律案(衆議院提出)
一、裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正
する法律案(内閣提出、衆議院送付)
一、検察官の俸給等に関する法律の一部を改正
する法律案(内閣提出、衆議院送付)
一、地方自治法第百五十六条第六項の規定に基
づき、工業品検査所の出張所の設置に関し承
認を求めるの件(衆議院送付)
一、日程第七より第三一まで
一、郵便物の滞貨解消に関する請願外三百八件
の請願
一、委員会の審査及び調査を閉会中も継続する
の件
—————・—————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/0
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001・河野謙三
○議長(河野謙三君) これより会議を開きます。
この際、国家公務員等の任命に関する件についておはかりいたします。
内閣から、日本電信電話公社経営委員会委員に小佐野賢治君を任命することについて、本院の同意を求めてまいりました。
内閣申し出のとおり、これに同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/1
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002・河野謙三
○議長(河野謙三君) 過半数と認めます。よって、これに同意することに決しました。
—————・—————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/2
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003・河野謙三
○議長(河野謙三君) 日程第一 内閣法の一部を改正する法律案(衆議院提出)
日程第二 国土総合開発庁設置法案(第七十一回国会内閣提出、第七十二回国会衆議院送付)
以上両案を一括して議題といたします。
まず、委員長の報告を求めます。内閣委員長寺本広作君。
〔寺本広作君登壇、拍手〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/3
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004・寺本廣作
○寺本広作君 ただいま議題となりました二件の法律案につきまして、内閣委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
まず、内閣法の一部を改正する法律案は、衆議院提出にかかるものでありまして、最近における行政事務の複雑多様化にかんがみ、内閣機能の充実強化をはかるため、国務大臣の定数を一人増加して二十人とするものであります。
次に、国土総合開発庁設置法案は、国土に関する行政を総合的に推進するため、総理府の外局として国土庁を設置しようとするものであり、そのおもな内容は、第一に、国土庁の任務、所掌事務及び権限を定めること、第二に、国土庁の長官は国務大臣をもって充てることとし、その権限を定めること、第三に、内部部局は、長官官房のほか、計画調整局、土地局、水資源局、大都市圏整備局、地方振興局の五局とし、附属機関として土地鑑定委員会を置くこと等であります。
なお、本法案については、衆議院において国土利用計画法の趣旨にかんがみ、政府原案の国土総合開発庁の名称を国土庁に改めたほか、その任務、所掌事務、内部部局等に関して修正が行なわれております。
委員会におきましては、以上二法案を便宜一括して審査し、国土利用に対する基本的な考え方、国土開発と環境の保全整備、地価対策、水資源対策、国有財産管理の適正化、政府原案の国土総合開発庁と国土庁の性格の相違等について質疑が行なわれたのでありますが、その詳細は会議録に譲ります。
質疑を終わり、討論なく、それぞれ採決の結果、両法案はいずれも多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
以上御報告申し上げます。(拍手)発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/4
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005・河野謙三
○議長(河野謙三君) これより両案を一括して採決いたします。両案に賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/5
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006・河野謙三
○議長(河野謙三君) 過半数と認めます。よって、両案は可決されました。
—————・—————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/6
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007・河野謙三
○議長(河野謙三君) 日程第三 公害紛争処理法の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)を議題といたします。
まず、委員長の報告を求めます。公害対策及び環境保全特別委員長鶴園哲夫君。
〔鶴園哲夫君登壇、拍手〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/7
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008・鶴園哲夫
○鶴園哲夫君 ただいま議題となりました公害紛争処理法の一部を改正する法律案につきまして、委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
この法律案は、公害紛争の解決手段の一つであります和解の仲介の制度にかえてあっせんの制度を設けること、公害等調整委員会、都道府県公害審査会は、一定の要件のもとに、その議決によりあっせんを行なうことができること、紛争処理機関は、当事者に対し、調停、仲裁、裁定のために必要な仮の措置をとるべきことを勧告できること、また、調停、仲裁、裁定で定められた義務の履行に関し必要な勧告を行なうことができること、地方公共団体の公害苦情相談員の職務を明確にすること等を内容とするものであります。
委員会におきましては、審査の結果、多数をもって原案どおり可決すべきものと決しました。
なお、日照等にかかる紛争をも紛争処理制度の対象範囲とするよう検討すること、職権あっせん、調停にあたっては、当事者による自主的解決の努力を妨げないようにすること、公害審査会を未設置の府県に対し、設置について再検討するよう指導すること等を内容とする附帯決議を多数をもって付することと決しました。
以上をもって御報告を終わります。(拍手)発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/8
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009・河野謙三
○議長(河野謙三君) これより採決をいたします。本案に賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/9
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010・河野謙三
○議長(河野謙三君) 過半数と認めます。よって、本案は可決されました。
—————・—————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/10
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011・河野謙三
○議長(河野謙三君) 日程第四 発電用施設周辺地域整備法案(第七十一回国会内閣提出、第七十二回国会衆議院送付)を議題といたします。
まず、委員長の報告を求めます。商工委員長剱木亨弘君。
〔剱木亨弘君登壇、拍手〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/11
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012・剱木亨弘
○剱木亨弘君 ただいま議題となりました法律案について、商工委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
本法律案は、原子力発電施設、火力発電施設、水力発電施設等の設置を円滑化し、電気の安定供給を確保するため、これらの施設の周辺地域における公共用施設の整備計画を作成し、それに基づく事業にかかる経費に充てるため、国が地方公共団体に対し交付金を交付しようとするものであります。
委員会におきましては、参考人の意見を聴取するとともに、わが国の資源エネルギー政策のあり方、発電所の温排水などの公害問題、放射性廃棄物の処理体制、原子炉の耐震性など原子力発電所の安全性の問題その他電源開発全般にわたって質疑が行なわれましたが、その詳細は会議録に譲ります。
質疑を終わり、討論に入りましたところ、日本社会党の大矢理事、公明党の中尾委員及び日本共産党の須藤委員より、それぞれの党を代表して反対の意見が述べられました。
次いで、採決の結果、本法律案は多数をもって衆議院送付案どおり可決すべきものと決定いたしました。
以上御報告申し上げます。(拍手)発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/12
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013・河野謙三
○議長(河野謙三君) これより採決をいたします。本案に賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/13
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014・河野謙三
○議長(河野謙三君) 過半数と認めます。よって、本案は可決されました。
—————・—————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/14
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015・河野謙三
○議長(河野謙三君) 日程第五 電源開発促進税法案
日程第六 電源開発促進対策特別会計法案
(いずれも内閣提出、衆議院送付)
以上両案を一括して議題といたします。
まず、委員長の報告を求めます。大蔵委員長土屋義彦君。
〔土屋義彦君登壇、拍手〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/15
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016・土屋義彦
○土屋義彦君 ただいま議題となりました二法律案につきまして、委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
まず、電源開発促進法案は、発電用施設周辺地域整備法に基づく電源開発促進対策として、原子力、火力及び水力発電施設等の設置を促進するための財政上の措置に要する費用に充てるため、新たに一般電気事業者の販売、電気に対し、千キロワット時につき八十五円の税率をもって電源開発促進税を課税しようとするものでありまして、昭和四十九年度において百一億円の税収が見込まれております。
次に、電源開発促進対策特別会計法案は、電源開発促進税の収入を財源として行なう電源開発促進対策についての財政上の措置に関する政府の経理を明確にするため、新たに電源開発促進対策特別会計を設置し、一般会計と区分しようとするものであります。
委員会におきましては、新たに目的税を導入することの可否、特別会計新設の妥当性、新税創設を税制調査会に諮問しなかった理由、原子力発電の安全対策等について質疑が行なわれたほか、参考人の意見を聴取いたしましたが、詳細は会議録に譲ります。
質疑を終了し、討論に入りましたところ、二案に対し、日本社会党を代表して戸田菊雄委員より、公明党を代表して多田省吾委員より、民社党を代表して栗林卓司委員より、日本共産党を代表して加藤進委員より、それぞれ反対する旨の意見が述べられました。
討論を終了し、二案について順次採決の結果、いずれも多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
以上御報告申し上げます。(拍手)発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/16
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017・河野謙三
○議長(河野謙三君) これより両案を一括して採決いたします。両案に賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/17
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018・河野謙三
○議長(河野謙三君) 過半数と認めます。よって、両案は可決されました。
—————・—————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/18
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019・河野謙三
○議長(河野謙三君) この際日程に追加して、
国家公務員災害補償法等の一部を改正する法律案
一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案
(いずれも内閣提出、衆議院送付)
恩給法等の一部を改正する法律等の一部を改正する法律案(衆議院提出)
以上三案を一括して議題とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/19
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020・河野謙三
○議長(河野謙三君) 御異議ないと認めます。
まず、委員長の報告を求めます。内閣委員長寺本広作君。
〔寺本広作君登壇、拍手〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/20
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021・寺本廣作
○寺本広作君 ただいま議題となりました三件の法律案につきまして、内閣委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
まず、国家公務員災害補償法等の一部を改正する法律案は、去る二月二十日付の人事院の意見の申し出を実施するため、障害補償年金及び一時金の額を一一・七%引き上げ、また、遺族補償年金の額を平均一三%引き上げるとともに、遺族補償年金の前払い一時金を最高千日分まで支給することができることとし、この制度の存続期限を十年間延長しようとするものであります。
次に、一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案は、去る五月三十日付の人事院勧告を実施するため、昭和四十九年度に限り、本年四月一日から、一般職給与法の適用を受ける職員等の俸給月額を一律一〇%増額しようとするものであります。
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最後に、恩給法等の一部を改正する法律等の一部を改正する法律案は、衆議院提出にかかるものでありまして、恩給、共済及び援護法の年金等受給者の福祉の向上をはかるため、昭和四十九年度におけるこれらの年額等の改定措置を一カ月繰り上げて本年九月一日から実施しようとするものであります。
委員会におきましては、以上三法案を便宜一括して審査いたしましたが、その詳細は会議録に譲ります。
質疑を終わり、討論なく、それぞれ採決の結果、三法案ともいずれも全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
以上御報告申し上げます。(拍手)発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/21
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022・河野謙三
○議長(河野謙三君) これより三案を一括して採決いたします。三案に賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/22
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023・河野謙三
○議長(河野謙三君) 総員起立と認めます。よって、三案は全会一致をもって可決されました。
—————・—————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/23
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024・河野謙三
○議長(河野謙三君) この際、日程に追加して、
裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案
検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案
(いずれも内閣提出、衆議院送付)
以上両案を一括して議題とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/24
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025・河野謙三
○議長(河野謙三君) 御異議ないと認めます。
まず、委員長の報告を求めます。法務委員長原田立君。
〔原田立君登壇、拍手〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/25
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026・原田立
○原田立君 ただいま議題となりました二法案について、法務委員会における審査の経過と結果を御報告いたします。
両法案は、一般の政府職員の給与改定に伴い、裁判官の報酬及び検察官の俸給を一般の政府職員の給与が増額されるのと同じ割合で増額しようとするものであり、一般の政府職員の場合と同様、昭和四十九年四月一日にさかのぼって適用することとしております。
委員会におきましては、両法案について採決を行ないましたところ、いずれも全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
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以上御報告いたします。(拍手)発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/26
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027・河野謙三
○議長(河野謙三君) これより両案を一括して採決いたします。両案に賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/27
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028・河野謙三
○議長(河野謙三君) 総員起立と認めます。よって、両案は全会一致をもって可決されました。
—————・—————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/28
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029・河野謙三
○議長(河野謙三君) この際、日程に追加して、
地方自治法第百五十六条第六項の規定に基づき、工業品検査所の出張所の設置に関し承認を求めるの件(衆議院送付)を議題とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/29
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030・河野謙三
○議長(河野謙三君) 御異議ないと認めます。
まず、委員長の報告を求めます。商工委員長剱木亨弘君。
〔剱木亨弘君登壇、拍手〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/30
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031・剱木亨弘
○剱木亨弘君 ただいま議題となりました承認案件について、商工委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
本件は、消費者保護の観点から、製品の安全性の確保等に関し、検査体制の充実をはかるため、工業品検査所の出張所を仙台市と札幌市に設置することについて、国会の承認を求めるものであります。
委員会における質疑の詳細は会議録に譲ります。
質疑を終わり、討論なく、採決の結果、本件は全会一致をもって原案どおり承認すべきものと決定いたしました。
以上御報告申し上げます。(拍手)発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/31
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032・河野謙三
○議長(河野謙三君) これより採決をいたします。本件を承認することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/32
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033・河野謙三
○議長(河野謙三君) 総員起立と認めます。よって、本件は全会一致をもって承認することに決しました。
—————・—————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/33
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034・河野謙三
○議長(河野謙三君) 日程第七より第三一までの請願及び本日、逓信委員長外三委員長から報告書が提出されました郵便物の滞貨解消に関する請願外三百八件の請願を一括して議題とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/34
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035・河野謙三
○議長(河野謙三君) 御異議ないと認めます。
—————————————
〔日程第七より第三一までの請願審査報告書は都合により追録に掲載〕
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郵便物の滞貨解消に関する請願郵便集配請負人の待遇改善に関する請願
〔審査報告書は都合により追録に掲載〕
—————————————
昭和四十九年産葉たばこ収納価格の大幅引上げ等に関する請願所得税法上における修学費控除制度の実現に関する請願自動車重量税に関する請願有線放送電話の税制の特別措置に関する請願(百五件)葉たばこ収納価格の引上げに関する請願入場税撤廃等に関する請願(六十四件)所得税法改正に関する請願
〔審査報告書は都合により追録に掲載〕
—————————————
軍人恩給の改善に関する請願恩給・共済年金の改善に関する請願(三件)公務員等の賃金引上げ等に関する請願(十一件)国立大学附属学校における教育職員の給与等の適正化と施設、設備の拡充に関する請願(百十三件)重度戦傷病者に対する処遇改善に関する請願(二件)軍人恩給等の改善に関する請願
〔審査報告書は都合により追録に掲載〕
—————————————
鉱山保安の確立に関する請願資源エネルギーの抜本的対策確立に関する請願
〔審査報告書は都合により追録に掲載〕
—————————————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/35
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036・河野謙三
○議長(河野謙三君) これらの請願は、各委員長の報告を省略して、各委員会決定のとおり採択することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/36
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037・河野謙三
○議長(河野謙三君) 御異議ないと認めます。
—————・—————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/37
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038・河野謙三
○議長(河野謙三君) この際、委員会の審査及び調査を閉会中も継続するの件についておはかりいたします。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/38
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039・河野謙三
○議長(河野謙三君) 本件は、各委員長要求のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/39
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040・河野謙三
○議長(河野謙三君) 御異議ないと認めます。よって、本件は各委員長要求のとおり決しました。
—————・—————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/40
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041・河野謙三
○議長(河野謙三君) この際、議長といたしまして一言ごあいさつを申し上げます。
今期国会は、経済の激動期に直面して、昨年十二月召集の直後から、幾多の重要案件の審議を行なってまいりましたが、ここに長期間にわたる会期を円満に終了することになりました。皆さまの御労苦に対し、衷心より感謝の意を表する次第であります。
特に今年は本院議員の改選期に当たり、皆さまのうち半数の方々は、来たる七月七日をもって任期を終えられます。
多年、名誉ある本院議員として国政の審議に尽くされました数々の御功績に対し、深甚なる敬意を表するものであります。同時に、私の議長就任以来今日まで終始変わらぬ御厚情をいただきまして、厚く御礼を申し上げます。
なお、議長としての重責を大過なく果たすことを得ましたことは、三年間にわたる森副議長の格別の御協力のたまものと存ずる次第であります。
国会は、会期を重ねることすでに七十二回に及び、この間幾たびか試練を乗り越え、国権の最高機関として、国民の信頼にこたえ、議会制民主主義の大道を歩み続けてまいりました。
申すまでもなく、参議院は二院制度の一翼をになうもので、その本来の使命を達成するための参議院運営の改革は私の念願とするところでありますが、皆さまの多大の御協力を得まして今日に至りましたことは、まことに感謝にたえません。しかしながら、一歩また一歩と前進いたしましても、道はまだ遠く彼方に続いております。今後とも皆さまと相携え、良識と理性の府としての参議院の権威を高めるため、たゆみない努力を続けなければならぬと存じます。
内外の情勢多端のおりから、ともに熱意を傾けて国政を議し、また、相ともに参議院の改革を語り合ってまいったのでありますが、近く任期を終えられる皆さまの中には、このたびの改選を機に勇退される方々も少なくございません。まことになごり惜しく存じますが、御自愛の上、今後なお一そうの御活躍をお祈り申し上げます。
さらにまた、来たるべき選挙に重ねて立候補されます方々に対しましては、再び本議場において相まみえ、ともに国政を審議する日を期待し、心から御健闘を祈る次第であります。
これをもって私のごあいさつといたします。
〔拍手〕
—————・—————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/41
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042・河野謙三
○議長(河野謙三君) 副議長森八三一君から発言を求められております。発言を許します。森八三一君。
〔森八三一君登壇、拍手〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/42
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043・森八三一
○森八三一君 一言ごあいさつを申し上げます。
私は、昭和二十五年第二回通常選挙に当選いたしましてから今日まで、四期二十四年の長きにわたり、微力ではございますが、本院の一員として誠心誠意重責の遂行に努力を尽くしてまいりました。この間、先輩及び同僚各位から賜わりました御厚情と御支援に対しましては心から感謝を申し上げる次第でございます。
とりわけ、副議長の大任を仰せつかりましたこの三年間、私に寄せられました河野議長の温情あふれる御指導、同僚各位の御支援と御協力に対しましては、衷心より御礼を申し上げる次第であります。
ただいま議長から過分のおことばをちょうだいいたしまして、恐縮のほかありません。何ぶんにも浅学非才、議長の御期待及び同僚各位の御支援にこたえることなく任期を終了する結果となりましたことは、まことにざんきにたえないところでございます。
近時、良識の府として参議院に対する国民の期待はいよいよ大きく、社会の要望は一段と高まりつつあります。時あたかも第十回通常選挙を迎うるにあたり、引き続き在職の各位はもとより、改選に立たれる皆さまには、そろって復席され、参議院の権威と良識のため御健闘くださいますよう、また、今回をもって御勇退せられます各位には、今後一そう御自愛くださいますよう、心からお祈り申し上げます。
議席は離れましても、常に研さんに励み、御奉公をいたします所存であります。何とぞ変わりませぬ御厚情、御叱正を賜わりますようお願い申し上げます。
まことに意を尽くしませんが、私のお別れのことば、御礼のごあいさつといたします。ありがとうございました。
〔拍手〕
—————・—————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/43
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044・河野謙三
○議長(河野謙三君) 小山邦太郎君から発言を求められております。発言を許します。小山邦太郎君。
〔小山邦太郎君登壇、拍手〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/44
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045・小山邦太郎
○小山邦太郎君 はなはだ僭越ではございまするが、慣例によって、年長のゆえをもちまして、来たる七月七日をもって任期満了の議員を代表して、私が一言ごあいさつを申し上げます。
ただいまは、議長並びに副議長より、われわれに対し御丁重なごあいさつをいただきまして、まことに感謝にたえません。
私どもは、参議院議員として、今日まで、誠を傾けてその使命達成の上に全力を尽くしてまいりました。その間、議長、副議長をはじめ、同僚の各位より御懇切なる御協力、絶大なる御支援をいただきましたことは、深く感謝いたす次第でございます。
顧みて、日本の現下の情勢に思いをいたしますれば、内政の上にも外交の上にもまことに多事多端であります。これが解決のためには、本院における議長、副議長並びに議員諸君のお力にまたなければならないものが数多いと存じます。いよいよ各位におかれては御自愛の上、ますます御研さん、これらの問題に対して全力を傾けて、本院存在の使命をお果たしくださるよう切にお願いを申し上げるとともに、われわれもまた院外にあって本院の国民からの期待をより高めるよう御協力をいたす覚悟でございます。この覚悟を添えまして、お別れのおことばといたします。
ありがとうございました。
〔拍手〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/45
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046・河野謙三
○議長(河野謙三君) これにて散会いたします。
午後十時六分散会発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107215254X02519740603/46
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