1. 会議録本文
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000・会議録情報
平成七年三月八日(水曜日)
午後零時十一分開議
出席委員
委員長 中西 績介君
理事 二田 孝治君 理事 松岡 利勝君
理事 倉田 栄喜君 理事 小平 忠正君
理事 仲村 正治君 理事 鉢呂 吉雄君
理事 錦織 淳君
赤城 徳彦君 岸本 光造君
栗原 博久君 栗原 裕康君
七条 明君 徳田 虎雄君
浜田 靖一君 三ッ林弥太郎君
御法川英文君 山本 公一君
石破 茂君 大石 正光君
鮫島 宗明君 実川 幸夫君
千葉 国男君 初村謙一郎君
増田 敏男君 矢上 雅義君
山岡 賢次君 山田 正彦君
石橋 大吉君 遠藤 登君
辻 一彦君 前島 秀行君
藤田 スミ君
出席国務大臣
農林水産大臣 大河原太一郎君
出席政府委員
水産庁長官 鎭西 迪雄君
委員外の出席者
農林水産委員会
調査室長 黒木 敏郎君
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委員の異動
二月十七日
辞任 補欠選任
初村謙一郎君 熊谷 弘君
同日
辞任 補欠選任
熊谷 弘君 初村謙一郎君
同月二十日
辞任 補欠選任
石破 茂君 川島 實君
木幡 弘道君 月原 茂皓君
初村謙一郎君 伊藤 達也君
山田 正彦君 野田 毅君
同日
辞任 補欠選任
伊藤 達也君 初村謙一郎君
川島 實君 石破 茂君
月原 茂皓君 木幡 弘道君
野田 毅君 山田 正彦君
同月二十一日
辞任 補欠選任
初村謙一郎君 武山百合子君
同日
辞任 補欠選任
武山百合子君 初村謙一郎君
同月二十七日
辞任 補欠選任
遠藤 登君 加藤 万吉君
同日
辞任 補欠選任
加藤 万吉君 遠藤 登君
三月八日
辞任 補欠選任
木幡 弘道君 鮫島 宗明君
同日
辞任 補欠選任
鮫島 宗明君 木幡 弘道君
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二月二十二日
農業協同組合合併助成法の一部を改正する法律
案(内閣提出第二〇号)(参議院送付)
は本委員会に付託された。
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本日の会議に付した案件
中小漁業融資保証法等の一部を改正する法律案
(内閣提出第二五号)
漁業災害補償法の一部を改正する法律案(内閣
提出第二六号)
————◇—————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/113205007X00519950308/0
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001・中西績介
○中西委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、中小漁業融資保証法等の一部を改正する法律案及び漁業災害補償法の一部を改正する法律案の両案を議題といたします。
順次趣旨の説明を聴取いたします。大河原農林水産大臣。
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中小漁業融資保証法等の一部を改正する法律案
漁業災害補償法の一部を改正する法律案
〔本号末尾に掲載〕
—————————————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/113205007X00519950308/1
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002・大河原太一郎
○大河原国務大臣 中小漁業融資保証法等の一部を改正する法律案及び漁業災害補償法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。
まず、中小漁業融資保証法等の一部を改正する法律案につきまして御説明申し上げます。
我が国の漁業は、食生活において重要な地位を占める水産物の供給のほか、漁村地域の発展にも大きな役割を果たしておりますが、近年、周辺水域における資源水準の低下、国際規制の強化等による漁獲量の減少、魚価の伸び悩み尊厳しい状況にあります。
このような状況のもとで、今後とも水産物の安定的な供給を確保していくためには、漁業経営を改善するとともに、漁業の担い手を着実に育成確保することにより、我が国の漁業生産力を維持していくことが喫緊の課題となっております。
このため、中小漁業者等の経営の近代化を促進することとし、この法律案を提出することとした次第であります。
次に、この法律案の主要な内容について御説明申し上げます。
第一に、漁業経営改善促進資金制度の創設であります。
漁協系統等の資金を原資とし、構造改善事業を実施する中小漁業者に対して、経営の近代化に必要な低利運転資金を融通する漁業経営改善促進資金制度を創設することとし、漁業信用基金協会及び農林漁業信用基金の業務等について、所要の措置を講ずることとしております。
第二に、漁業近代化資金の貸し付け条件の改善であります。
漁業の経営形態の多様化、資金需要の増加等に対応するため、漁業近代化資金の貸付対象者の範囲を拡大するとともに、貸付金合計額の最高限度を引き上げることとしております。
第三に、漁業者等への資金融通を円滑にするため、漁業信用基金協会の会員資格の範囲の拡大等を行うこととしております。
また、漁業近代化資金制度及び中小漁業融資保証制度について、金利改定手続の簡素化を図ることとしております。
続きまして、漁業災害補償法の一部を改正する法律案について御説明申し上げます。
漁業災害補償制度は、昭和三十九年の創設以来、中小漁業者の相互救済の精神を基調とした共済事業の実施を通じて、その経営の安定に重要な役割を果たしてまいりました。
しかしながら、近年における我が国水産業を取り巻く厳しい環境の中で、共済事業の運営は、新
たな対応を必要とするに至っております。
すなわち、二百海里体制の本格的な定着に加え、資源保護、環境保護の観点からの公海漁場の縮小寺厳しい状況のもとで、我が国周辺水域における漁獲不振等により共済事故が多発してきております。また、共済の加入がいまだ十分ではないという事情もございます。
政府におきましては、このような事情にかんがみ、漁業及び漁業共済に関する学識経験者等の意見をも踏まえ慎重に検討した結果、中小漁業者の共済需要の多様化に対応しつつ、漁業災害補償制度をより漁業実態に即した制度とし、その健全かつ円滑な運営を確保することを旨として、漁獲共済の仕組み等について所要の改正を行うこととし、この法律案を提出することとした次第であります。
次に、この法律案の主要な内容につきまして御説明申し上げます。
第一に、漁獲共済についての改正であります。
まず、最近の資源管理型漁業の進展等に対応するため、中小漁業者等により構成され、漁獲共済に係る規約を定める等の一定の要件を満たす団体が共済契約を締結することができるようにしております。また、継続申込特約の制度において、契約割合の引き上げの制限を緩和することとしております。
第二に、養殖共済についての改正であります。
まず、最近における漁業者の共済需要の多様化に的確に対応するため、てん浦方式に選択制を導入し、てん補内容の充実を図ることといたしております。また、継続的な加入を確保し、漁業者の加入手続を簡素化するため、継続申込特約方式を導入するとともに、無事故者に対する掛金返戻制度を導入することといたしております。
第三に、政府による漁業共済保険事業についての改正であります。
最近における共済事故の態様等にかんがみ、政府の保険金額の算定方法を改めることとしております。
何とぞ、これら二法案につきまして、慎重に御審議の上、速やかに御可決いただきますようお願い申し上げます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/113205007X00519950308/2
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003・中西績介
○中西委員長 これにて両案の趣旨の説明は終わりました。
次回は、来る十日金曜日午前八時五十分理事会、午前九時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後零時十七分散会
————◇—————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/113205007X00519950308/3
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