1. 会議録本文
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000・会議録情報
昭和二十六年一月三十日(火曜日)
午前十一時十四分開議
出席委員
委員長 夏堀源三郎君
理事 奧村又十郎君 理事 小山 長規君
理事 西村 直己君 理事 天野 久君
有田 二郎君 川野 芳滿君
佐久間 徹君 清水 逸平君
苫米地英俊君 三宅 則義君
塚田十一郎君 内藤 友明君
宮腰 喜助君 竹村奈良一君
深澤 義守君 中野 四郎君
出席政府委員
大蔵政務次官 西川甚五郎君
大蔵事務官
(主計局法規課
長) 佐藤 一郎君
委員外の出席者
専 門 員 椎木 文也君
専 門 員 黒田 久太君
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昭和二十五年十二月十六日
委員田口長治郎君、田渕光一君、玉置信一君、
永田節君、松田鐵藏君、米原昶君及び中村寅太
君辞任につき、その補欠として塚田十一郎君、
有田二郎君、大上司君、淺香忠雄君、島村一郎
君、深澤義守君及び中野四郎君が議長の指名で
委員に選任された。
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一月二十五日
郵政事業特別会計の歳入不足を補てんするため
の一般会計からする繰入金に関する法律案(内
閣提出第七号)
厚生保険特別会計法の一部を改正する法律案(
内閣提出第八号)
食糧管理特別会計の歳入不足を補てんするため
の一般会計からする繰入金に関する法律案(内
閣提出第九号)
食糧配給公団の清算経費の財源に充てるための
剰余金の使用に関する法律案(内閣提出第一〇
号)
アルコール専売事業特別会計から一般会計への
納付の特例に関する法律の一部を改正する法律
案(内閣提出第一一号)
一月十六日
毛織物に対する物品税課税反対の請願(阿左美
廣治君外一名紹介)(第九号)
絹人絹織物に対する物品税課税反対の請願(高
木吉之助君外一名紹介)(第一〇号)
つばき油に対する物品税撤廃の請願(坪内八郎
君紹介)(第一一号)
宮崎県下の災害地帯に対する所得税適正化の請
願(瀬戸山三男君外五名紹介)(第一二号)
つめ切り類に対する製造課税撤廃の請願(亘四
郎君紹介)(第一四号)
アルバムに対する物品税撤廃の請願(三宅則義
君紹介)(第六八号)
陶管及び粘土かわら焼成用工業塩価引下げの請
願(三宅則義君紹介)(第一〇九号)
退職積立金及び退職支給金に対する課税免除の
請願(木村俊夫君紹介)(第二一九号)
一月二十五日
家具類に対する物品税撤廃の請願(西村直己君
紹介)(第一六九号)
衣装人形に対する物品税軽減の請願(西村直己
君紹介)(第一七〇号)
うば車に対する物品税撤廃の請願(西村直己君
紹介)(第一七一号)
鏡台に対する物品税適正化の請願(西村直己君
紹介)(第一七二号)
農業者に対する課税軽減に関する請願(田口長
治郎君紹介)(第二四〇号)
の審査を本委員会に付託された。
同月十六日
化粧品に対する物品税撤廃に関する陳情書
(第七号)
消防用ガソリンの消費税免除の陳情書
(第一四号)
相続税法中の一部改正に関する陳情書
(第三一
号)
境港を開港場として認定の陳情書
(第三七号)
織物に対する物品税撤廃の陳情書
(第四三号)
同月二十六日
印紙税法改正に関する陳情書
(第八八号)
関税改正に関する陳情書
(第一〇一号)
漁業権補償金に対する課税の特免措置に関する
陳情書(第一二
六号)
家畜を滞納による強制執行の対象とすることに
関する陳情書
(第一三四号)
函館市の火災保険料引下げに関する陳情書
(第一四〇
号)
絹、毛織物に対する特別物品税新設中止に関す
る陳情書
(第一四
四号)
中小企業に対する租税軽減に関する陳情書
(第一四六号)
を本委員会に送付された。
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本日の会議に付した事件
郵政事業特別会計の歳入不足を補てんするため
の一般会計からする繰入金に関する法律案(内
閣提出第七号)
厚生保険特別会計法の一部を改正する法律案(
内閣提出第八号)
食糧管理特別会計の歳入不足を補てんするため
の一般会計からする繰入金に関する法律案(内
閣提出第九号)
食糧配給公団の清算経費の財源に充てるための
剰余金の使用に関する法律案(内閣提出第一〇
号)
アルコール専売事業特別会計から一般会計への
納付の特例に関する法律の一部を改正する法律
案(内閣提出第一一号)
―――――――――――――発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101004629X00419510130/0
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001・夏堀源三郎
○夏堀委員長 ただいまより会議を開きます。
去る二十五日本委員会に付託に相なりました郵政事業特別会計の歳入不足を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律案、厚生保険特別会計法の一部を改正する法律案、食糧管理特別会計の歳入不足を補てんすための一般会計からする繰入金に関する法律案、食糧配給公団の清算経費の財源に充てるための剰余金の使用に関する法律案及びアルコール専売事業特別会計から一般会計への納付の特例に関する法律の一部を改正する法律案の五法案を一括議題といたしまして、まず政府当局より提案趣旨の説明を聴取いたします。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101004629X00419510130/1
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002・西川甚五郎
○西川政府委員 ただいま議題となりました郵政事業特別会計の歳入不足を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律案外四法律案の提出の理由を御説明申し上げます。
まず第一に、郵政事業特別会計の歳入不足を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律案について、御説明申し上げます。
郵政事業特別会計におきましては、別途御審議を仰いでおりまする昭和二十六年度特別会計予算に計上してありますように、歳出総額五百七十一億七千七百二十四万五千円に対し、この会計固有の歳入額は五百三十五億九千三百四十一万円でありまして、差引三十五億八千三百八十三万五千円の歳入不足を生ずることになるのでありますが、これは本特別会計の固有業務が、公共的性格のものであるのにかんがみまして、その料金が低廉になつております関係上、給与改善等に要する経費の財源に不足を来すこととなつたものであります。
本会計におけるこの不足額につきましては、総合均衡予算の建前からいたしまして、これを一般会計からの繰入金をもつて補填することにいたしたいのであります。
なおこの繰入金につきましては、この会計が独立採算制の建前であり、かつその経費の性質にかんがみまして、後日この会計の財政状況が健全な状態になりましたあかつきには、繰入金に相当する金額は、予算の定めるところにより、一般会計に繰りもどすことにいたしたいと存ずる次第であります。
次に厚生保険特別会計法の一部を改正する法律案の提出の理由を御説明申し上げます。
厚生保険特別会計におきましては、昭和二十六年度以降、結核患者用病床を増設いたしまして、健康保険事業の福祉施設を拡充し、結核対策の充実を期したいと存ずるのであります。しかしながらこれに要しまする経費は、この会計の財源のみをもつてしては不足いたしまするので、その一部を一般会計から繰入れまして、その事業の目的を達成いたさせたいと存ずるのでありますが、一般会計からの繰入金は、業務勘定におきましては現行の本特別会計法におきまして、業務取扱いに関する諸費のみが認められておりますので、福祉施設の経費につきましても、一般会計からこの会計に繰入れることができることといたしたいのであります。
次に、食糧管理特別会計の歳入不足を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律案提出の理由を御説明申し上げます。
農業災害補償法第十二条の規定によりまして、農業共済組合の組合員の支払うべき農作物共済にかかる共済掛金の一部を、この会計において負担し、さらにこの負担金は食糧消費者が負担するよう、食糧の売渡し価格に織り込むことになつておりますが、食糧消費者価格の値上りに伴う家計費に及ぼす影響等を考慮いたしまして、昭和二十二年度から引続きこの負担金を食糧消費者に転嫁させないことができることの臨時的措置を講じて参つたのでございます。昭和二十六年度におきましても、別途法的措置を講じ、同様の臨時措置を継続することといたす予定でありますが、これに伴いまして、この会計から農業共済再保険特別会計に繰入れまする四十一億六千百六十四万五千円を限り、一般会計からこの会計に繰入れることができることといたしまして、この会計に生じまする歳入不足を補填することといたしたいと存ずる次第でございます。
次に食糧配給公団の清算経費の財源に充てるための剰余金の使用に関する法律案の提出の理由を御説明申し上げます。
食糧配給公団は昭和二十六年四月一日に解散し、昭和二十六年度中に清算結了の予定でありますが、同公団の昭和二十五年度の国庫に納付すべき剰余金は、目下のところ十四億五百八十一万九千円と推定されますが、これを同公団の清算に要する経費の財源の一部として、充当いたそうとするものでございます。
次にアルコール専売事業特別会計から一般会計への納付の特例に関する法律の一部を改正する法律案の提出の理由を御説明申し上げます。
今回この法律を制定しようといたしますのは、現在は、アルコール専売事業特別会計の毎会計年度の決算上の益金を、一般会計の歳入に納付することとなつているほか、昭和二十五年度におきましては、この会計の同年度末における固定資産及び作業資産の価額の合計額が、昭和二十四年度末におけるそれらの資産の価額の合計額より減少した場合は、その減少額に相当する金額を昭和二十五年度において、この会計から一般会計の歳入に納付し、当該減少額に相当するこの会計の固有資本を減少することとなつているのでありますが、昭和二十六年度以降におきましても、同様の措置をする必要がありますので、所要の改正をしようとするものであります。
以上五法律案提出の理由を御説明申し上げましたが、何とぞ御審議の上、すみやかに御賛成あらんことをお願い申し上げます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101004629X00419510130/2
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003・夏堀源三郎
○夏堀委員長 ただいま政府委員より五法案の説明を聴取いたしましたが、この法案の質疑は、明日から行うことといたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101004629X00419510130/3
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004・夏堀源三郎
○夏堀委員長 ではさようとりはからいたいと思います。
—————————————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101004629X00419510130/4
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005・夏堀源三郎
○夏堀委員長 先ほど理事会で議員提出の法案——これはまあいろいろありましようが、大体税務代理士法案、相互銀行法案、信用金庫法案、証券投資信託法案、公認会計士法の一部を改正する法律案、八幡製鉄の共済組合の年金増額の法案の六法案を、議員提出として提案いたしたいと存じております。なおこのほかに、まだいろいろ余裕がありましたならば、その他の法案も取入れることもさしつかえないと存じます。このうち参議院で——これは委員長として参議院の委員長と御相談申し上げたあとで、御報告申し上げたいと存じますが、何か一つか二つの法案を取扱うようなことになるかもしれませんので、それはお含みを願つておきたいと存じます。
なおこの議員提出法案の持つて行き方でありますが、これはどういうことにいたしましようか。何か各法案ごとに小委員会でもつくつて審議して、ときどき委員会に中間報告をするというような方法で持つて行くことがよろしいか。またこれは各委員が大体の意見がまとまれば、委員会提出として持つて行くこも考えられるだろうと思つておりますので、この点等について、もし御意見があればお伺いしたいと思います。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101004629X00419510130/5
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006・三宅則義
○三宅(則)委員 ただいま委員長の仰せになりました各議員提出法案に対しましては、おそらく大蔵省としても大体の素案はできておるはずでありますし、またこれらの担当委員たらんとする人も、目下折衝を続けておるような状況でありますので、至急大蔵省と折衝いたしまして、委員会に小委員会を設けるなり、もしくは各委員との連絡をとりまして、なるべく各党共同提案という意味合いにおいて、委員長提案にして、そのうち主任をきめていただきたい。たとえばどの法案に対しましては、どの人が主任だということになりますれば、円満かつ迅速にそれが進行し得られる、かように確信いたしますから、この際委員会において、小委員会を設けることもけつこうでありますが、とりあえず各党で主任をきめていただいて、そうして研究の上、委員長提案にしたらよろしかろう、かように考えます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101004629X00419510130/6
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007・内藤友明
○内藤(友)委員 今委員長から御発議でありまして、議員提出の法律の一部を参議院へもおまわしなさるということですが、それはひとつ全部衆議院でやつていただいた方がいいと思います。と申しますのは、これは二院制度の立て方から考えましても、参議院というのは、衆議院の行き過ぎとか間違いとかを訂正して行くものでありまして、何も衆議院と対等のものではないのでありますから、その国会の構成の根本義に立ち返りまして、すべて衆議院から議員提出の法律を持つて行く。けれども参議院で出されることは法律上認めてあるのでありますから、これはしかたがありません。ただ衆議院から向うに話しかけるということはどうかと思うのでありますから、国会法の立て方の根本をひとつお考えなされまして、委員長はそういう折衝をなさらないように、すべてここでやつて行くということに願いたいと思うのであります。今の一つ一つの案につきまして小委員会をおつくりなさるということは、異存ございません。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101004629X00419510130/7
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008・奧村又十郎
○奧村委員 ただいま委員長のお話では、各予想される法律案ごとに小委員会をつくるというお話でありますが、これは正式な小委員会になりますと、支障を生ずるのじやないかと思うのであります。すなわちこの大蔵委員会に、この国会中に非常にたくさんな法律案がかかつて参りますから、そのほかに小委員会という正式なものをつくりますと、審議に支障を及ぼすのではないか、こういうふうに思いますので、正式なものでなく、何か提案者のグループをつくつて、四、五人がそれを担当する。そういうふうに、つまり正式なものではなしに、四、五人のグループをつくるというふうな行き方で行つてもらいたい。そういうことについては、理事がお世話をやくというふうにしたらどうかと思います。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101004629X00419510130/8
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009・西村直己
○西村(直)委員 私も基本は理事に運営を御一任いただければ、比較的スムーズに行くのではないかと思います。
それから参議院との関係も、内藤君のおつしやることも、まことにごもつともでありますので、これら参議院との関係は、ひとつ委員長に適当に御判断を願うということに御一任願つた方がやわらかで、運営がうまく行くのではないかと思います。どうぞ、そういうふうにお願いいたしたいと思います。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101004629X00419510130/9
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010・竹村奈良一
○竹村委員 私は議員提出の法律案については、そういう研究をされることに対しては反対はないのでありまして、非常にけつこうだと思います。ところが、今内藤さんがおつしやつたように、いやしくも議員提出で出そうというのに、正式に議事録に残るように委員長からわざわざ参議院に交渉に行く。何か申し合せて、政府の下請をやるというのでは、これは議員提出の本旨にもとると思います。従つて私はそういうことは委員長からわざわざ交渉されるのではなくて、やはり衆議院で議員提出の法案としておのおの研究して一致したならば、これで出すというのならばそれでよいのでありまして、参議院でやるということを、正式にここで議事録に残して決定して、わざわざ参議院に交渉して、こちらから発案したものを一応参議院で出してもらうというようなことに対しては、私は反対です。従つて私は衆議院は衆議院独自におやりになつて、もちろん委員長個人として別にやられるということについては、これはわれわれの関与することではないのでありまして、これは自由党としてかつてに参議院に交渉されることはけつこうでありますが、この委員会の決定として交渉されることについては反対であります。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101004629X00419510130/10
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011・西村直己
○西村(直)委員 今竹村君のおつしやることまことにごもつともでございます。そこで理事に御一任願いまして、議員側でこちらから提出することは、これは独自に行くものもありましようが、ただ国会というものは憲法上二院からなつておりますから、その運営上こちらの委員会の運営をあちらの委員会の運営と調整するということは、これは委員長の権限において当然できることであります。その限度においては委員長は委員長の資格において、議事の運営としておとりになることはさしつかえないことじやないか、こう考えております。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101004629X00419510130/11
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012・夏堀源三郎
○夏堀委員長 ただいまの内藤委員、竹村委員の御意見は私も同感であります。私の申し上げたことは、大蔵省に参議院の方から何か申入れがあつたかのように聞いておりましたので、これに対して全然無関心でおるということもできませんので、ただ私としては、これに対する一つの調整をとるというような意味で話合つてみたいということでありますので、正式な問題としてはその御意見の通りに何ら異議はないのであります。さよう御了承願います。
そうすると、小委員会の問題でありまするが、これはその通りであります。七十も法案が出て非常に忙しいので、正式に小委員会を開いてときどき決議になることは、委員会の運営も困りますので、その点は今奥村委員のおつしやつたように、理事の方々に担当しでいただいて、委員会の運営に支障のない程度において担当して、御研究を願うことが非常によろしいと存じますので、さようとりはからいたいと存じます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101004629X00419510130/12
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013・宮腰喜助
○宮腰委員 税務代理士法と公認会計士法は、三宅氏と私それから宮幡氏に特にひとつ……。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101004629X00419510130/13
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014・天野久
○天野(久)委員 委員会の構成ですが、奥村氏の言うことがもつともで、私も賛成いたします。そこでこれは理事に一任したらどうか、こういうお話でありますが、理事に一任もけつこうでありますが、理事がまたその党内の、最もその法案に精通した方にまた委任することを、ひとつ認めていただきたいと思います。
—————————————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101004629X00419510130/14
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015・内藤友明
○内藤(友)委員 佐藤さんがお見えでありますから、ちよつとお願い申し上げるのでありますが、今度の通常国会に、大蔵省関係の法律で、おおよそ提出されるものの一覧表のようなものを、ひとつお出しいただきたいと思うのであります。それはまだ向うとの関係も十分できておらぬものもありましようし、また省議できまつておらぬものもありましようが、各局各課で、およそこういうものを出してみたいと考えておられるもの、それをひとつ、ずつと一覧せられまして、その内容の骨子みたいなもの、そういうものがありますればけつこうだと思いますので、ぜひひとつお出しいただきたいと思います。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101004629X00419510130/15
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016・奧村又十郎
○奧村委員 資料を要求いたします。ただいま本委員会に政府提案中の食糧配給公団の清算経費の財源に充てるための剰余金の使用に関する法律案に関連して、この清算経費の財源に充てるための十四億幾らでありますが、これの内容が予算書を見ましては十分明らかでないように思います。この清算においては、いろいろ新たに清算勘定の項目が起つて来ようと思うので、予算書以上にもつと明細な資料をいただきたいと思います。今提出できる資料はどういうふうな資料をいただけるかを、お尋ねいたしたいと思います。なおついでに申し上げますが、たとえば、この食糧配給公団の清算について、備品什器その他財産を売り払うはずですが、それの売払いの明細を見せていただきたい。一括して備品売払いと書いてありますが、どうも私の承知するところでは、昭和二十五年度の予算における備品購入費にも足らないような売払代を見積つてあるので、その点個々に当つて突きとめてみたいと思います。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101004629X00419510130/16
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017・佐藤一郎
○佐藤(一)政府委員 ただいまの御質問でありますが、食糧配給公団の方ともよく相談しまして、できるだけ御希望に沿うような十分な資料を用意するようにいたします。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101004629X00419510130/17
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018・奧村又十郎
○奧村委員 大蔵省の方で、この予算書を御提出になりましたについて、予算書をつくる根拠の資料というものは、すでにお持ちになつておるはずと思うので、その範囲内でどういう資料があるかということをお尋ねしたいのであります。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101004629X00419510130/18
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019・佐藤一郎
○佐藤(一)政府委員 これにつきましては、大蔵省の方の予算査定の資料としては、予算の内訳の表面に出ておりますものよりも少し詳細なものと、それからバランス・シートその他についても、その内訳についてのものをとつてあるわけでございます。今どういう資料がありますか、全部私持つておりませんからお答えできませんが、大体今の御趣旨に沿うようなものを一応出しまして、なお議論の進むに従いまして、さらに必要なものがありましたならば、追加して出したいと思つております。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101004629X00419510130/19
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020・竹村奈良一
○竹村委員 私は食糧管理特別会計の歳入不足を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律案の審議にあたりまして、必要な資料を要求しておきます。それは昭和二十六年度はわからぬと思いますが、昭和二十五年度における等級格差金用の経費と、その総額、それから一等、二等、三等、四等、五等、二十五年度における米の等級別のパーセントでもけつこうです。一等を幾ら買い上げ、二等を幾ら買い上げ、三等、四等、五等が幾らである。これら等の級、それから昭和二十二年度、二十三年度、二十五年度、それから二十六年の一月、この各年間におけるところの生産者と消費者との中間経費は石当りどれだけ、その年別の中間経費のパーセント、これを出していただきたい。それから二十五年度の早期供出奨励金の支出はどれだけであるか。予算との開き。それから輸入食糧の問題でありますが、この輸入食糧のトン当りの国内における鉄道の輸送賃は一体どれだけであるか。それから倉庫料は一体どれだけかかつているか。そうして国内産の鉄道の輸送賃はどれだけになつているか。これは県内と県外と、二つにわけて出していただきたいと思います。それからもう一つは、輸入食糧の加工賃、これは一体どういう形で、一袋当りでもけつこうです。四十五キロと思いますが、これに対する費用あるいは加工原価を何ぼにして、それの副産物の買上げを幾らにして、そうして実際加工賃を幾ら払つておられるか、こういうような明細な資料、一応これだけを出していただきたい。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101004629X00419510130/20
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021・三宅則義
○三宅(則)委員 私は簡単ですが、アルコール専売事業特別会計から一般会計への納付の特例に関する法律の一部を改正する法律案に対する参考資料です。アルコールというものは、液体燃料にも多少なりつつあると思いますが、それをどういうふうに今政府としては考えているか。ガソリンの輸入ももちろんでありますが、アルコールも液体燃料に転化し得られると思うのでありますが、その内容もしくはバランス・シートがありましたならば、御説明願いたいと思いますから、ひとつつくつていただきたいと思います。液体燃料の増産に関する件を議題として審議したいと思いますから、特に参考資料として出していただきたい。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101004629X00419510130/21
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022・川野芳滿
○川野委員 政府直覚のアルコール工場が国内に相当あるわけでありますが、その工場別名及び各工場ごとの人員総数、それから各工場ごとの製造石数、これは二十四年度と二十五年度をお願いしたいと思います。二十五年度はあるいは期日の関係で総計が出ないと思いますが、出なければ途中までの月別石数でけつこうでございますから、さよう願いたいと思います。なお各工場別の経理の内容、これは簡単でけつこうでございます。どの会社がどのくらい赤字、どの会社がどのくらい黒字、この程度でけつこうでございますので、経理の内容を各工場別にお示し願いたいと存じます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101004629X00419510130/22
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023・佐藤一郎
○佐藤(一)政府委員 ただいまお申込みの資料をできるだけ用意いたします。ただ農林省あるいは通産省の原局に連絡いたしましてやります関係で、用意のできているものは時間的に早くなりまするし、多少時間のかかるものもあるかと思いますが、一応そちらの方と連絡してからにいたします。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101004629X00419510130/23
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024・夏堀源三郎
○夏堀委員長 その他御意見ありませんか。——それでは本日はこれをもつて散会いたします。
午前十一時四十一分散会発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101004629X00419510130/24
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