1. 会議録本文
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000・会議録情報
昭和二十七年五月十四日(水曜日)
午後一時五十四分開会
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出席者は左の通り。
委員長 羽生 三七君
理事
加賀 操君
山崎 恒君
岡村文四郎君
委員
瀧井治三郎君
宮本 邦彦君
赤澤 與仁君
飯島連次郎君
片柳 眞吉君
島村 軍次君
三浦 辰雄君
小林 孝平君
三橋八次郎君
松永 義雄君
政府委員
農林政務次官 野原 正勝君
農林省農政局長 小倉 武一君
事務局側
常任委員会專門
員 安樂城敏男君
常任委員会專門
員 中田 吉雄君
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本日の会議に付した事件
○開拓者資金融通法の一部を改正する
法律案(内閣送付)
—————————————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101314988X03419520514/0
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001・羽生三七
○委員長(羽生三七君) それではこれから委員会を開きます。本日は開拓者資金融通法の一部を改正する法律案、予備付託でありますが、本案につきまして政府から提案理由の説明を求めることといたします。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101314988X03419520514/1
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002・野原正勝
○政府委員(野原正勝君) 只今提出されました開拓者資金融通法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由の概要を御説明申し上げます。
御承知の通り、政府は、昭和二十一年度に成立いたしました開拓者資金融通法に基きまして、開拓者の営農資金、住宅資金及び共同施設資金を貸し付けて参りましたが、二十六年度の貸付を終了いたしまして、その総額は七十八億円に達しております。
かように貸付を行なつた結果といたしまして、開拓者も営農に必要な資材を取得いたし、或いは共同加工事業に必要な施設を整備いたしまして、営農の基礎を着々と固め、食糧の増産に寄與しつつあるのでありますが、ただ、ここに二十三年度以前の入植者についてみますと御承知のように、当時は物価変動の激しい頃でありまして、予算に基いて貸し付けた資金では当初予定しただけの営農資材を取得することができなかつた状況でありまして、これがために当時の入植者のうちには未だに営農の安定を得ていない者もある現状であります。そこでこの際その営農を促進させるために、重ねて営農資金の貸付を受ける機会を與えることによつて、その営農の安定を図つてやる必要があると考える次第であります。
かように申しましても過去において、すでに極めて低利の資金を貸し付けておりますし、又入植後数年経過いたしまして或る程度の力もついてまいつておりますので、従来通りの長期低利の資金でなく、いわゆる中期の資金でも十分にその成果を挙げ得るものと確信いたすのであります。
そこで、政府といたしましては、本法案により現行の開拓者資金融通法の一部を改正いたしまして新たに五分五厘の年利で二年据置き、三年間の均等年賦償還の方法により資金を貸し付ける道を開きたいと存ずるのであります。なお、その他種々の條件につきましては現行の法律と全く同様なものであります。
以上がこの法案の趣旨と内容の概略でありますが、どうぞ慎重御審議の上、御可決あらんことを切望する次第であります。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101314988X03419520514/2
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003・羽生三七
○委員長(羽生三七君) ちよつと速記をとめて。
〔速記中止〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101314988X03419520514/3
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004・羽生三七
○委員長(羽生三七君) 速記を始めて下さい。
それじや本日はこの程度で散会いたします。
午後二時三分散会発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101314988X03419520514/4
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