1. 会議録本文
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000・会議録情報
昭和二十七年十二月十一日(木曜日)
議事日程 第十一号
午後一時開議
第一 漁船乗組員給与保険法の一部を改正する法律案(内閣提出)
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●本日の会議に付した事件
米価審議会委員任命につき国会法第三十九条但書の規定により議決を求める件
地方財政審議会委員任命につき同意の件
中小企業年末金融促進に関する決議案(星島二郎君外二百一名提出)
日程第一 漁船乗組員給与保険法の一部を改正する法律案(内閣提出)
農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律の一部を改正する法律案(中馬辰猪君外二十六名提出)
午後一時五十三分開議発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101505254X01219521211/0
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001・岩本信行
○副議長(岩本信行君) これより会議を開きます。
————◇—————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101505254X01219521211/1
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002・岩本信行
○副議長(岩本信行君) お諮りいたします。内閣から、米価審議会委員に衆議院議員足鹿覺君、同植木庚子郎君、同川俣清音君、同綱島正興君、同寺島隆太郎君、同三浦一雄君、参議院議員片柳眞吉君を任命するため議決を得たいとの申出がありました。右申出の通り決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101505254X01219521211/2
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003・岩本信行
○副議長(岩本信行君) 御異議なしと認めます。よつてその通り決しました。(拍手)
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004・岩本信行
○副議長(岩本信行君) 次に、内閣から、地方財政審議会委員に松隈秀雄君を任命するため本院の同意を得たいとの申出がありました。右申出の通り同意するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101505254X01219521211/4
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005・岩本信行
○副議長(岩本信行君) 御異議なしと認めます。よつて同意するに決しました。
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中小企業年末金融促進に関する決議案(星島二郎君外二百一名提出)(委員会審査省略要求事件)発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101505254X01219521211/5
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006・久野忠治
○久野忠治君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。すなわち、星島二郎君外二百一名提出、中小企業年末金融促進に関する決議案は、提出者の要求の通り委員会の審査を省略してこの際これを上程し、その審議を進められんことを望みます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101505254X01219521211/6
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007・岩本信行
○副議長(岩本信行君) 久野君の動議に御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101505254X01219521211/7
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008・岩本信行
○副議長(岩本信行君) 御異議なしと認めます。よつて日程は追加せられました。
中小企業年末金融促進に関する決議案を議題といたします。提出者の趣旨弁明を許します。星島二郎君。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101505254X01219521211/8
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009・星島二郎
○星島二郎君 ただいま議題となりました中小企業年末金融促進に関する決議案の提案の趣旨を説明いたします。
ちよつとここでお断りさしていただきたいのであります。これは各党一致の提案でございまするが、「振興」という文字がここにミスされておるように思います。しかし、これは、あらためてミスプリントとして訂正もいたしませんが、それを含んでおることを御承知の上お聞取り願いたいと思います。
まず決議案の全文を朗読いたします。
中小企業年末金融促進に関する決議案
わが国産業構造の中に占める中小企業の地位は極めて大なるものである。政府も中小企業対策の重要性を常に唱えつつあるにもかかわらず、その実行はなはだ遅々たるものがある。殊に、それは中小企業金融対策において著しく、大部分の中小企業は金融機関より資金融通を受けることが不可能に近い状態である。そのため休業倒産の運命に追い込まれる等の惨状を呈し、年末を控え愈々深刻なる業想を呈している。独立後の日本経済自立の中核体である中小企業がかかる事態に立ち至つていることは政府の責任である。従つて政府は、早急に中小企業年末対策を確立し、危たいにひんする中小企業を救う義務がある。
よつて本院は、政府に対し
一 国民金融公庫の拡充強化
1 政府案三十億は少なきに失するをもつて更に七十億を追加増資する。
2 資金繰を円滑にするため同公庫法の一部改正をなし、予算によらず政府資金の導入ができる措置を講ずる。
3 公庫の業務の円滑を図るため定員の三割増と役職員の待遇を同じ政府機関である輸出銀行、開発銀行と同等に改める。
二 商工組合中央金庫に対し大幅の政府出資をなし、組合金融の円滑と協同組合化の促進に資するとともに内容の整備充実を図る必要がある。
三 中小企業信用保険法の改正を行い、本法施行以来の成績思わしからざるに徴し、本法の精神を生かすため保険料現行三分を一分とし、七五%の保証を九〇%に引き上げる。都道府県の保証協会の再保証五〇%を七五%に引き上げる等の措置を行う必要がある。
四 特別会計を設置し、中小企業に長期安定資金を流す途を開き、農林金融が、農林中金——農協のルートで流されるように中小企業金融体系を確立し、制度を生かし、商工中金——信組のルートにより資金の横流を防ぐ制度を織り込んだ中小企業資金融通法の制定が急務である。
五 政府余裕金を中小企業専門機関に重点的に長期預託をなす従来の預託が市中銀行、中金、相互銀行、信用金庫に出されたが、その大部分が貸し出されず、信託会社等に高利で預金され又は借入金の返済に充てられる等預託機関の利差稼ぎに終つているのははなはだ遺憾であるから、預託に当つては従来の預金残高一億円以上等の方針によらず、最も中小企業金融に熱意あるものを重点において地域的に考慮公平に配分されるような方法で実効の挙る措置を講ずる必要がある。
以上の諸方策を速かに検討し、これが実現に積極的努力を傾注すべきことを要求する。
右決議する。
以上が決議案の全文でありますが、以下、私どもがこの決議案を提出するに至つた動機と決議の内容について簡単に御説明申し上げます。
御承知の通り、中小企業はわが国の産業経済の中核体であつて、この振興なくして、わが国経済の再建は断じてあり得えないのであります。(拍手)しかるに、歴代政府の大企業偏重の施策が災いし、中小企業は、近年税攻勢と金詰まりがはげしく、そのため倒産するもの、休業するもの続出し、名状すべからざる事態に立ち至つておるのであります。ことに今年下半期におきましては、輸出の不振等が原因し、市場の安定を失い、中小メーカーの破産は続出し、憂うべき事態に立ち至り、年末控え、いよいよ深刻をきわめておるのであります。政府も、この事態の収拾のため、今国会におきまして中小企業金融打開の施策を、提案されておることは、敬意に値するものでございまするが、その内容はいまだ貧弱であり、実効は疑わしい感が深いのであります。(拍手)従来も政府は中小企業の重要性をしばしばとなえ、施政演説においてこれに言及し、これが対策について、もろもろの施策を続けておることは認めるのでありまするが、その実効は遅々として上らない現状であります。(拍手)これは政府の中小企業の金融難に対する対策の適切を欠いておることに基因するのでありまして、現在のままでは、現下の中小企業金融の根本解決にはおよそ縁遠いものがありますので、解決はとうてい困難であると存ずるのであります。よつて、年末の金融逼塞を控えた今日、すみやかにこれが打開の措置を講じ、社会不安を除去し、民生の安定を期する必要がありますので、この際政府の反省と積極的熱意を要請いたしたいというのが、本決議案の真意でございます。(拍手)
中小企業は何ゆえ金融に苦しまねばならぬか。一つには、中小企業の不健全性、すなわちその信用力、担保力を欠いておるものが多い点にありまするが、また一方、金融機構が中小企業向きになつていないということが大きな原因であると思うのであります。(拍手)すなわち、戦前に存在していた多くの地方銀行、特殊銀行が戦時中集中合併せられ、一県一行主義の大銀行となつた結果、中小企業との関連性がきわめて稀薄になり、その結果、危険率の多い、そうして小口融資なるためにコストが高くなること等から、漸次中小向き金融が敬遠され、遂に今日のごとき事態に立ち至つたのであります。(拍手)本年六月末、日銀で調べた統計によつて見ますと、融資の総額は一兆八千億円、一口三百万円以下のものをかりに中小企業向き融資といたしますと、その金額は四千四百億円、全体からいたしますと、わずかに二四%でありまして、銀行の融資がいかに少数の大企業に集中しておるかということを明らかにしておるのであります。(拍手)これは、近年地方銀行が営利本位となり、中小企業を締め出し、大都市に支店を設け、大企業に大口融資をする傾向が強くなつたことにも基因すると思うのでございます。
よつて、中小企業金融を円滑にするためには、まず、あまり採算にとらわれない政府資金を活用し、中小企業金融体系を確立して、中小企業に流す道を講ずることが根本であると思うのでございます。(拍手)そこで、政府機関である国民金融公庫の拡充強化並びに機能の充実、商工中金の増強が要請されるのであります。また特別会計を制定し、政府資金による長期安定資金の放出、政府余裕金の中小企業専門機関へのひもつき重点預託等が要請されるゆえんであります。なお中小企業の貸付の促進をはかるために、中小企業信用保険法の改正については、本法施行以来の実績に徴して、政府部内でもしばしば検討されていたのでありますが、この際本法の精神を生かすために、大幅の改正を要望してやまぬ次第でございます。(拍手)以上要望した対策につき、政府はこの際こそ不動の決意と情熱を傾けて、一日も早くこれを実行し、多年暗黒のうちに彷徨しておる中小企業者の前途に大きな希望と光明を与えられんことを要望してやみません。(拍手)
以上をもちまして本決議案の提案の趣旨の説明をいたした次第でありますが、本案につきましては、最初に申しましたことく、党派を超越して結成せられておりますところの中小企業復興議員連盟を代表して、全員の御賛成を特にお願いいたす次第でございます。(拍手)発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101505254X01219521211/9
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010・岩本信行
○副議長(岩本信行君) 採決いたします。本案を可決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101505254X01219521211/10
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011・岩本信行
○副議長(岩本信行君) 御異議なしと認めます。よつて本案は可決いたしました。(拍手)
この際大蔵大臣及び通商産業大臣から発言を求められております。これを許します。
〔国務大臣向井忠晴君登壇〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101505254X01219521211/11
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012・向井忠晴
○国務大臣(向井忠晴君) ただいま本院において議決されました中小企業年末金融促進に関する決議に対し、政府を代表して所見を申し上げます。
政府は、従来とも、中小企業振興の重要性にかんがみまして種々の施策を講じて参つたのでございますが、決議の趣旨をできるだけ尊重して、今後はさらに積極的に施策を講じて行きたいと考える次第でございます。すなわち、国民金融公庫については、かねてからその資力の充実確保をはかり、その目的の達成に努めて来たのでありまして、今般の補正予算案においても、政府出資三十億円、借入金二十億円を計上しておるのであります。また商工組合中央金庫に対しても、その中小企業金融における特殊性を考慮してこれまで種々の施策を講じて参りましたが、今般の補正予算案において一般会計から二十億の貸付を計上いたしており、中小企業金融の円滑化をはかることといたしております。今後におきましても、国民金融公庫、商工組合中央金庫に対し、財政の許す限り積極的に財政資金を導入し、これを強化拡充いたしたい考えでございます。なお御決議の国民金融公庫の定員の大幅増加につきましても、十分実情に沿いますように考慮いたします。中小企業金融に、対する財政資金の導入は、このように、原則として現在の中小企業金融に関する制度を極力活用することを第一義とし、これに所要の整備改善を加える等の措置を講じて、中小企業金融の疎通に遺憾なきを期したい所存であります。
さらに、中小企業信用保険制度については、漸次その利用度も向上しておりまして、中小企業者の信用力の補強に役立つているところでございますが、なおこれが一層の活用を促進するため、保険対象となる中小企業者の範囲の拡大、保険を付し得る貸付金の額の引上げ等の諸点についてこれが実現をはかるよう、目下検討中でございます。
なお、政府としては、これまで中小企業金融に対する政府余裕金の活用をはかつておるのでありますが、特に年末を控え、中小企業金融の円滑化に資するため、特に政府指定預金七十億円の増額をいたしますとともに、商工組合中央金庫に対しては、日本銀行より三十億円程度の資金的援助を行うことといたしたいと存じます。かようにいたしまして、この処置によりまして、年末にあたり中小企業金融のために百億程度の資金的措置が講ぜられることとなる次第でございます。(拍手)
〔国務大臣小笠原三九郎君登壇〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101505254X01219521211/12
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013・小笠原三九郎
○国務大臣(小笠原三九郎君) わが国中小企業の重要なる地位にかんがみまて、その安定と振興とをはかることは、私どもの重大なる責任であると考えます。従いまして、ただいま御決議の趣旨に従つて、私どもはこれが実行方を積極的に、かつ熱意をもつていたす所存でございます。(拍手)
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第一漁船乗組員給与保険法の一部を改正する法律案(内閣提出)発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101505254X01219521211/13
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014・岩本信行
○副議長(岩本信行君) 日程第一、漁船乗組員給与保険法の一部を改正する法律案を議題といたします。委員長の報告を求めます。水産委員長福永一臣君。
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〔福永一臣君登壇〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101505254X01219521211/14
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015・福永一臣
○福永一臣君 ただいま議題となりました漁船乗組員給与保険法の一部を改正する法律案について、水産委員会における審議の経過並びに結果を御報告いたします。
まず提案の理由について御説明いたします。終戦以来、支那東海、黄海、韓国周辺及び北海道近海等の諸海域において、漁船がひんぴんと拿捕され、抑留されて来たのであります。しかも、これらの海域は、底びき網その他の漁業の好漁場でありまして、国民の食生活に大なる影響を持つているのであります。そこで、本年六月、第十三回国会において漁船乗組員給与保険法が制定され、乗組員に対し抑留中の給与を保障することにして、近く施行されることになつている次第であります。
この漁船乗組員給与保険法においては、乗組員が抑留された場合における保険金の支払いは、その抑留が終るまで無期限に行われることになつておりますが、危険率の算定上若干問題があります点、あるいは労働者災害補償保険法等一般の社会保険立法におきまして、保険給付に一定の期限を定めておりますこととの均衡上、今般漁船乗組員給与保険法を改正して、保険金の支払い期間を六年四箇月に限定しようとするものであります。なお、これまでの乗組員の抑留期間は、かかる長期のものはほとんどないのが実情であります。
本案は、十二月八日水産委員会に付託され、昨十日、委員会において政府当局より提案理由の説明を聞き、ただちに質疑に入つたのであります。本案は、その内容がきわめて簡明であり、一、二の質疑にて質疑を終り、討論を省略して採決いたしましたところ、全会一致をもつて可決すべきものと決定した次第であります。
以上御報告申し上げます。(拍手)発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101505254X01219521211/15
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016・岩本信行
○副議長(岩本信行君) 採決いたします。本案の委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告の通り決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101505254X01219521211/16
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017・岩本信行
○副議長(岩本信行君) 起立多数。よつて本案は委員長報告の通り可決いたしました。
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農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律の一部を改正する法律案(中馬辰猪君外二十六名提出)発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101505254X01219521211/17
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018・久野忠治
○久野忠治君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。すなわち、中馬辰猪君外二十六名提出、農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律の一部を改正する法律案を議題となし、この際委員長の報告を求め、その審議を進められんことを望みます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101505254X01219521211/18
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019・岩本信行
○副議長(岩本信行君) 久野君の動議に御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101505254X01219521211/19
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020・岩本信行
○副議長(岩本信行君) 御異議なしと認めます。よつて日程は追加せられました。
農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。委員長の報告を求めます。農林委員会理事原健三郎君。
〔原健三郎君登壇〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101505254X01219521211/20
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021・原健三郎
○原健三郎君 ただいま議題となりました、中馬辰猪君外二十六名提出、農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律の一部を改正する法律案につきまして農林委員会におきまする審議の経過並びに結果の大要を御報告いたします。
御承知のごとく、第七国会において、農林水産業施設の災害復旧に対する国の補助を制度化しまして、農林水産業における基本的生産力の増強をはかる目的をもちまして、現行法の制定を見たのでありますが、爾来二箇年にわたる施行の実情にかんがみ、一段とこれを合理化するため所要の改正をいたそうとするのが、本案提出の理由であります。
次に本改正案の要旨を申し上げますと、二点ございます。第一点は、補助の対象として、一箇所の工事の費用十五万円以上とあるのを、十万円以上に引下げんとするものであります。第二点は、災害復旧事業に対する国の補助方法を合理化し、従来の原形復旧と超過工事と二つにわけていたのを廃し、災害復旧事業の事業費のすべてを含むように改正せんとするものであります。これによりまして、災害復旧に対する農林漁業者の負担を軽減し、生産意欲の高揚をはかりまして、現下における食糧増産の要請にこたえるとともに、あわせて農林漁業者の経済の安定向上に寄与いたそうとするのであります。
本法案は、十二月三日、本農林委員会に付託と相なり、翌四日、提案者を代表して中馬委員より提案理由の説明がございました。本法案は農林委員全員が提出者となつておりまして、その内容についてはもちろんのこと、これが農林漁業者の経済に及ぼす建設的意義につきましても十分に熟知いたしておりますので、本日、質疑討論を省略、採決を行いましたるところ、全会一致をもつて原案の通り可決いたしました。
以上御報告申し上げます。(拍手)発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101505254X01219521211/21
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022・岩本信行
○副議長(岩本信行君) 採決いたします。本案は委員長報告の通り決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101505254X01219521211/22
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023・岩本信行
○副議長(岩本信行君) 御異議なしと認めます。よつて本案は委員長報告の通り可決いたしました。
本日はこれにて散会いたします。
午後二時二十三分散会発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101505254X01219521211/23
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