1. 会議録本文
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000・会議録情報
昭和二十八年七月二日(木曜日)
午後四時十一分開会
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六月二十九日委員田中一君辞任につ
き、その補欠として三木治朗君を議長
において指名した。
六月三十日委員加納金助君辞任につ
き、その補欠として松岡平市君を議長
において指名した。
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出席者は左の通り。
委員長 石川 清一君
理事
石井 桂君
委員
石坂 豊一君
小沢久太郎君
鹿島守之助君
赤木 正雄君
近藤 信一君
木村禧八郎君
委員外議員 田中 一君
事務局側
常任委員会専門
員 菊池 璋三君
常任委員会専門
員 武井 篤君
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本日の会議に付した事件
○中央機関施設整備促進法案の取扱い
に関する件
—————————————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101614149X00719530702/0
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001・石川清一
○委員長(石川清一君) 只今より建設委員会を開きます。
先ず赤木君より、三十日の打合会についての結果を御報告願いたいと存じます。
なお、只今当委員会に付託されております法案が七つありますが、これらの取扱いについて御相談いたしたいと存じます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101614149X00719530702/1
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002・赤木正雄
○赤木正雄君 私が申す前に、私が申す事柄についての法案の名目をおつしやつて頂きます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101614149X00719530702/2
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003・石川清一
○委員長(石川清一君) 目下議運委員会に付託になつております中央機関施設整備促進法案について赤木君から発言の要求がございましたので、赤木君。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101614149X00719530702/3
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004・赤木正雄
○赤木正雄君 その法案が議運に付託されたことについていろいろ問題がありますので、議運に付託になりましたいきさつを、私は議運の委員をやつていますから、私の承知している範囲をお話しいたします。
この法案を出すか出さんかというそのもとにつきまして、先週の月曜日に、この国会の周辺に或る建物を願つておる、その建物ができたらば非常に国会にも関係があるので、その建物ができないようにしようというふうな事柄がありまして、それについて法案でこれを阻止するかどうかというふうなことが議運の庶務小委員会で問題になつたことを知つています。それで先週の木曜日に、やはり両院の議運の庶務小委員会がありまして、その際にこの法案を出そうということについて大分意見がありました。重ねて金曜日に又この法案に対する取扱いについて両院の庶務小委員会があつた。その際に一、二の人を除くほかは、多数の御意見として、この法案を出そうというふうなことに話がきまつたように承わつております。そして先週の土曜日に、衆議院では委員会に付託しないで、夜遅くこの法案が本会議で可決された。
ところで今週の月曜日に、この法案を参議院ではどういうふうに取扱うか、これについて議運の理事会で、私は理事をやつておりませんが、私どものほうから出ておる理事の方の話を聞いたのでありますが、これは、議長からしてこの法案をどの委員会に付託しようかというふうなことが議運にかけられた。そこで理事としては、一人の委員は、これは当然この法案を処理すべき建設委員会で審議するのが当然であると言いましたが、その他の理事の方々は、今ままでこの法案を議運の庶務小委員会でいろいろと論議していた関係でもあるので、やはり議運でこれを処理しようということに理事会の決定になつたらしいです。それから議運の委員会を開きまして、この法案をどの委員会で処理するかということを委員長から話があつた場合に、緑風会の委員は、これは法案の性質上当然建設委員会で審議すべきである、これを言いまして、議運でこれを処理することに反対した。併しその他の大多数の人は、折角理事会の決定もあることであるので、これは議運で処理しようということになつたのであります。併し私はそのとき考えたのです。当然建設委員会で処理すべきものを議運だけにその審議を任せるということは、建設委員会の存在の意義にも関係しますから、急速これは火曜日に、石井理事がおられましたから、石井理事その他二三の人に集まつてもらつて、これは直ぐ議運の委員会と連合委員会を申込みなさい、そうしないと議運だけでこの法案が決定され、将来とんでもない悪弊を来して、折角委員会の存在の意義がなくなると言つたのであります。それで石井理事は早速我々の意を体して、連合委員会を開くように義運の委員長に取りあえず申上げておると私は考えております。これが今までのいきさつであります。
今までの経過もありますから、私はこれは連合委員会を当委員会としては議運の委員長に申出られるのが適当と考えるのであります。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101614149X00719530702/4
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005・田中一
○委員外議員(田中一君) 今赤木さんの説明を聞いて経過がよくわかりましたが、これは国会法によつても大体建設委員会に付託さるべきが当然と考えておる。ところが何故議運で、いわゆるどの委員会へどの法案を付託するかという権限を持つ議運でかかる暴挙をあえてしたかということについて、議運の委員長から経緯について十分説明して納得さしてもらわなければどうにもならない。私が要求するのは、今までにかかる付託方法があつたかどうか、当然議運に付託されべきものなら議運の付託で結構であります。誰が考えても建設委員会にかけられるべきものという法案が、どういう理由で議運に付託されたかということは、これは将来重大な問題です。従つて今までそういう事例があつたかどうか、将来そういうことを考えているかどうか、なぜそうしなければならなかつたかということを、委員長からも一応議運委員長に申入れをしまして、その答弁をもらつた上で、成るほど尤もなことだという理由があるならば、私、若し希望するならば、当建設委員会に付託換えをして頂くことができないだろうか。若しそれが不可能ならば、無論、先ほど委員長が発言されたように連合ということもありますが、悪例を残さない意味では付託換えをすることを議運で諮つてもらいたい、かように考えております。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101614149X00719530702/5
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006・石川清一
○委員長(石川清一君) ちよつと速記をとめて下さい。
午後四時二十三分速記中止
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午後四時五十八分速記開始発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101614149X00719530702/6
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007・石川清一
○委員長(石川清一君) それじやちよつと速記をつけて下さい。先ほど赤木委員からお話ありました件については、手続その他について十分懇談をいたしたいと存じますので、次の機会に譲りたいと存じます。次回は月曜日六日午前十時から開きます。
本日はこれにて散会いたします。
午後四時五十九分散会発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101614149X00719530702/7
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