1. 会議録本文
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000・会議録情報
昭和二十九年三月二十七日(土曜日)
午後三時八分開議
出席委員
委員長 田中織之進君
理事 小林 絹治君 理事 羽田武嗣郎君
理事 船越 弘君 理事 山花 秀雄君
理事 吉田 賢一君
飯塚 定輔君 坂田 英一君
武知 勇記君 三池 信君
櫻内 義雄君 松浦周太郎君
佐藤觀次郎君
出席政府委員
郵政事務官
(郵務局長) 松井 一郎君
郵政事務官
(経理局長) 八藤 東禧君
委員外の出席者
郵政事務官
(大臣官房人事
部長) 宮本 武夫君
専 門 員 稲田 穣君
専 門 員 山戸 利生君
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三月二十六日
伊豆地方郵便局の東京郵政局管内復元に関する
陳情書(第二四
五一号)
簡易保険の保険金最高制限額引上げの陳情書外
三件(第
二四五二号)
を本委員会に送付された。
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本日の会議に付した事件
行政機関職員定員法の一部を改正する法律案修正
に関する申入れの件
―――――――――――――発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101905256X01819540327/0
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001・田中織之進
○田中委員長 これより郵政委員会を開会いたします。
郵政行政に関し調査を進めたいと思います。郵政省関係の行政整理に関しましては、本委員会調査並びに内閣委員会との連合審査会等において審査を行つて参りましたが、この際本委員会としての意見をとりまとめまして、内閣委員会に対し正式の申入れをいたしたいと思います。その内容は、
行政機関職員定員法の一部を改
正する法律案修正に関する申入
れの件
目下貴委員会において御審議中の
「行政機関職員定員法の一部を改正
する法律案」に依れば、郵政省の定
員は現在に比し三、一四四人を減ず
ることとなつているのであるが、
一、郵政業務は逐年著しく増加し
つつあるにかかわらず、之に対
応ずる定員措置は甚だ不十分に
して、現に従業員一人当り平均
四十六日に及ぶ年次休暇の堆積
がある現況である。
二、一方施設面においても未だ十
分ならざるものがあり、現に国
会毎に郵便局の設置の請願が多
数に及び、審査の結果必要性を
認めて採択したものは終戦後
百二十八件に及んでいるにかか
わらず、その大部分は実現され
ていない。
その他各郵政局において設置
の必要を認めながら実現を見な
いものが、約千三百箇所にのぼ
つている。従つて現在の定員数
においてもなお且つこれらの要
望に応ずることが困難である。
よつて本委員会としては、今回の
人員整理に当たつては、特に郵政事
業の公共性と特殊性とにかんがみ、
他官庁に比し特段の考慮を払うべき
ものと認めるので、右法律案の御審
議に当つては貴委員会の善処を要望
する。
以上が申入れの内容でございます。ただいま申し上げました案文につきまして、各党の御意見を表明願いたいと思います。
〔「賛成」「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101905256X01819540327/1
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002・田中織之進
○田中委員長 各党御異議ないものと認めまして、前会一致右の申入れを決定いたしました。内閣委員会に申入れを行いたいと存じます。
この際郵政行政についてほかに御質疑がなければ、三時から内閣委員会と本委員会との連合審査会が開会されることになつておりますので、本日はこの程度で散会いたしたいと思います。次回の委員会は追つて公報をもつてお知らせいたします。
午後三時十三分散会発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/101905256X01819540327/2
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