1. 会議録本文
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000・会議録情報
昭和三十二年五月十日(金曜日)
午後零時四十五分開議
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議事日程 第三十二号
昭和三十二年五月十日
午前十時開議
第一 消防団員等公務災害補償責任共済基金法の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)(委員長報告)
第二 臨時恩給等調査会設置法案(内閣提出、衆議院送付)(委員長報告)
━━━━━━━━━━━━━発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/102615254X03319570510/0
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001・松野鶴平
○議長(松野鶴平君) 諸般の報告は、朗読を省略いたします。
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002・松野鶴平
○議長(松野鶴平君) これより本日の会議を開きます。
この際、お諮りいたします。
大谷贇雄君、草葉隆圓君から、いずれも海外旅行のため会期中、請暇の申し出がございました。いずれも許可することに御異議ございませんか、
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/102615254X03319570510/2
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003・松野鶴平
○議長(松野鶴平君) 御異議ないと認めます。よって、いずれも許可することに決しました。
—————・—————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/102615254X03319570510/3
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004・大和与一
○大和与一君 私は、この際、春闘に対する不当処分に関する緊急質問の動議を提出いたします。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/102615254X03319570510/4
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005・宮田重文
○宮田重文君 私は、ただいまの大和君の動議に賛成いたします。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/102615254X03319570510/5
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006・松野鶴平
○議長(松野鶴平君) 大和君の動議に御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/102615254X03319570510/6
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007・松野鶴平
○議長(松野鶴平君) 御異議ないと認めます。よって、これより発言を許します。大和与一君
〔大和与一君登壇、拍手〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/102615254X03319570510/7
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008・大和与一
○大和与一君 私は日本社会党を代表いたしまして、政府が今回発表いたしました日本労働組合総評議会を中心にしたいわゆる春季闘争に対する処分者の取扱いに対し、主として岸内閣総理大臣と関係各大臣に緊急質問を行わんとするものであります。(拍手)
最近、総理は、汚職、貧乏、暴力をなくす政治をやりたいと言っておられます。わが党がかねてからその主張をして参った考え方を、そのままお使いになっていると思うのでありますが、一体、貧乏をなくす前に、貧乏とは何ぞやということをほんとうにおわかりになっているかどうか、きわめて疑問であると思うのであります。神武以来の景気と言われておりますが、国民の大多数である労働者、農民階級は、少しもその恩恵を受けておりません。減税をしたといばっておりますけれども、その対象にならない年収二十五万円以下の階層の人たちが九〇%もおるのであります。三十人以下の事業場が圧倒的に多い日本では、首切りは使用者の一方的な欲望によって、きのうもきょうも、あすも片づけられております。力の全くない弱い労働者は、そうなれば息も絶え絶えになって生き続けるか、一家心中をするか、どちらかの道を選ばなければなりません。(拍手)新聞の三面記事は、毎日々々その一部分を掲載して、私たちを痛憤させております。この利潤の不均衡を是正するために、貧乏人がせめて、憲法では空文になっている生きる権利を守るために、春季闘争がなされたのでありますが、このことわりについては岸総理もよくおわかりをいただいておると思うが、総理の明快な御回答をいただきたいと思います。
第二に、暴力は極右と極左を問わず排除しなければならないのは論を待ちませんが、お気づきになっていない多数の暴力が乱舞横行している日本の政治の現状についてお尋ねいたします。総理は、民主主義のルールにのっとって政党政治を確立するために、共通の広場を持って、政治も国会運営も円滑にやりたいと言われております。それならば、過去三回にわたった政権の授受については、いわゆる政権のたらい回しであって、多数の暴力に対して、この事実は、民主主義の基本をじゅうりんすると言わなければなりませんが、どうも大へん悪かったと反省をしておられるかどうか、この点もお答えをいただきたいと思います。
また総理も、どうせ近くかわる時がくると思われますが、そのときには、あなたが自分だけ夜郎自大になって、そうして独断で、国民は解散を要求していないと、こういうことを勝手にきめるのでなくて、信を国民に問うという態度がなければならないと思いますが、そのたらい回しはもうしない、こういうふうにはっきりとお答えをいただくことが民主主義のルールでありますが、そのお考えは、一体どうであるかということを総理にお答えをいただきたいと思います。
第三に、総理の好きな小選挙区ゲリマンダーという法案がございました。国民が、これこそ保守党の多数の暴力によって永久政権をねらい、そして社会党を抹殺をするということは、民主主義を無視するものだと全国津々浦々から猛然たる世論が起って、あなた方の獅子奮迅の努力もその効なく、刀折れ矢尽きてついに惨敗をいたしました。砂川の軍事基地の問題も、警察官を五千人も動員をしましたが、大義名分を誤まった政府の措置は、国民によって排除されました。これらはすべて数の上にあぐらをかいた多数の暴力であって、やがては日本をファッシズムの方向に押しやり、暗黒政治の芽ばえになるということを予言できるのであります。(拍手)首相はこの事実を直視して、多数の暴力は、国会の内外を問わず絶対にしないと国民に約束をしなければならないのですが、その点について御所見を承わりたいと思います。(拍手)
第四に、去る三月十五日、鈴木、岸両党首会談が持たれました。総理も十二時間ほどお待ちになって、春季闘争の解決に熱意を見せて下さったことに対しましては、ほろりと当時はいたしておりました。その会談で、仲裁裁定は尊重するという言葉ではあるけれども、必ず完全実施をするのだという腹をきめておるという心境も承わりました。また昨日は、わが社会党と総理との会談においては、総理は口をきわめて、裁定の重要性と、実施をしなければならぬと繰り返して言うておられましたけれども、一方、股肱の臣と言われる石田官房長官は、未来永劫に裁定は完全実施をするのだと高言をしておりましたけれども、途中から知らぬ間に、新聞記者会見で完全という二字をちょっと削ってしまって、不完全実施を認めておるような態度をとっておられます。また、裁定が予算化されなければ処分は発表しない、これもたびたび官房長官は言っておりましたが、これもきのう会ってみますと、そんなこと言ったとか、言わぬとか、非常に食言をいたしております。こういう官房長官の責任の回避ということは、よくないと思うのでありますが、総理は、裁定は参議院で補正予算が議決されなければ結論が出ていないのに、総理の気持が政府与党内に少しも浸透していなくて、処分のみをあせり、裁定の完全化はおろか、予算化への努力すら現状においては怠るという形のままに挑発的に発表をされたのでありますが、総理は裁定の予算化に最後の努力をする誠意が一体ないのか、あるならばその具体的な指示は、どう一体お考えになっておるか。また裁定が議決されないうちに処分発表なんということは、総理の意思に全く相反しておると思われるが、なぜ一体それが行われたのかという点についても、明快なる御回答をいただきたいと思うのであります。(拍手)
第五に、けさの新聞を拝見しますと、処分発表について運輸大臣はかんかんに怒っておられるのであります。多過ぎたからけしからぬというのだと思ってよく読んでみますと、国鉄だけだからいかぬというので、感覚のズレにあきれておる次第であります。閣内のこのような不統一は、いまさら始まったことではないとしても、今回の処分決定について、政府が明らかに干渉、圧迫を加え、公社当局が案を作る前に不当介入をやって、そのために閣内不統一の結果が出たと思われるのでありますが、公正なる処分ではないと私は考えますので、一体このこういう閣内の不統一について、処分はさらに撤回にまで慎重に再考慮さるべきであると思うのでありますが、総理の御所見を承わりたいと思います。
第六に、憲法第二十八条に明白に書いてある通り、労働者の団結権、団体交渉権、罷業権は与えられております。この憲法に最も忠実であるべき政府が、公務員と公共企業体員から罷業権を憲法に反してまで奪ったのは、占領当時のマッカーサー書簡のしからしめるところであると私も思います心日本が完全に独立をしたと、みずからうぬぼれておる政府は、憲法違反か、違反の疑いのある問題については、第一に、たとえば再軍備の予算を撤回する、あるいは罷業権を労働者に返すという措置が、今からでもおそくないから、直ちにしなければならないと思うのでありますが、一体どうお考えになっておるか。特に最近の新聞を見ますと、罷業権を与える方がよろしい、労使の慣行は正常になるというような意見が、学者の多数から出されておることも承知をいたしております。
第七に、労働組合運動に対してどこまで理解をされておるか、お尋ねをいたしたいと思います。民主主義になってまだ十一年にしかなりませんが、労働組合運動の組織的な成長のために、もちろん組合運動としても不十分な点はございましょう。少くとも民主主義を逆行させ、封建主義や帝国主義に返らないための、日本全体の民主主義前進のために、その努力は労働組合運動が十分になしてきたと思います。マッカーサーは、当時えらくおだてておりましたけれども、総理は当然この点はお認めにならなければならないと思いますが、いかがでございますか。もし労働組合運動がなかったら、ソシアル・ダンピングが実現をして、貿易の面からいっても世界のつまはじきを受ける、あるいはまた労働者は昔の奴隷的な雇用関係を持たされてしまい、民主主義は後退をしておると確信をいたします。しかるに、その後の保守党のバックによる政府は、あなたもその一人であったことは逃げることはできませんが、労働組合運動に対する明らかな挑戦をして参りました。破壊活動防止法、ストライキ規制法、教育関係法の改悪、警察法の改悪、地方分権の基礎はくずれ、中央集権となって、まだ総理の本心がどこにあるかよくわかりませんけれども、きばをむいて、もう衣の下にはよろいが見えているのではないかと言わざるを得ないのであります。佐賀県における教員組合の幹部の逮捕事件に至っては、何でもかんでも、理屈もヘチマもない、とにかくひっくくってしまえ、こういう考えだという思想が充満しておると私は思います。まことに遺憾千万であります。一体、与党の労働問題調査会とかいうのがありますが、そのメンバーは労働問題についてほんとうにわかっている人はまあ二人か三人、何人かおられるかもしれませんが、その他の人は昔の特高関係、警察関係の人が多くて、労働組合運動は弾圧すればいいんだ、それをどうしてやるのだ、このことだけをまじめにおそらく御考慮されているのではないか、こういうふうに考えますが、一体佐賀県の不法逮捕を現地に行ってあおりつけたり、あるいはまた職場大会にカメラを持っていって、ひやかし半分に写して喜んだり、こういうふうなことでは、とてもほんとうに労働運動の正しい認識を持つことはできないと思うのであります。私たちは、総理は与党の総裁として、この労働問題調査会の健全な運営はどうすべきであるか、またその人選はどういう人がいいのかということについての御所見も、あわせて承わりたいと思うのであります。
第八に、労働組合運動は生きものであって、法律や規律だけでは対処できるものではもちろんございません。それを、けさのラジオ放送を聞きましても、警察官を動員をして弾圧すれば能事終れりとの印象を強く受けるのでありますが、労働問題は、あくまでも労使が対等の立場で自主的に解決されることが最も望ましいのであります。労使の協定、協約は、憲法と同じものでありまして、必ず守られなければなりません。調停期間中であっても、自主的な妥結への努力は否定されておりません。冷静に労使に大幅に解決をまかせて静観すべきでありますが、警察官の大量動員による弾圧はやらないということを、はっきりとここで言明をしていただきたい。これは総理だけでなくて、大久保国務相あるいは法務大臣からもお答えをいただきたいところであります。
第九に、先ほど申し上げましたように、両党首会談の際、完全実施はやる、処分は慎重にするという約束がなされて、十六日、十九日、二十日の組合側の闘争は自主的に回避されたのでありました。しかるに、今回の処分の発表を見ると、法外に大量であり、両党首会談の約束を全くじゅうりんしたと言わなければなりません。(拍手)歴史的なこの経験が、その後二十三日の事態によって抹殺されるものではありません。特に二十三日の手当不払いの問題は、組合は当局と妥結のときに、二十三日に支払うと団体交渉できめたのであり、総理は御存じなかったとあるいは逃げるかもしれませんが、大蔵事務当局はもちろん間違いなくその経過を承知しておられます。当局は支払うべき重大な責任をになっておりました。組合員は御承知の通り徹夜勤務で、しかも列車を相手の仕事でありますから、命の危険とけがの心配を克服して、二十四時間の勤めを果しておりました。夜が明けて、きょうは子供に、四月でもありますから、新学期の学用品を買ってやるという約束をしておった、あるいはまた小さい子供を動物園へでも連れて行こうという指切りもしておった。それだのに、給料袋の中に一つになって手当も入っているのだから、給料も渡さない、こういうべらぼうなことが起って参りました。政府当局の無能無策と言わなければなりません。だから、政府の一人である田中官房副長官すら、二十三日の事態は法律的に政府当局にも手落ちがあるから、裁判になったら勝てぬ、はっきりこう言っている。労働大臣は名古屋でそれを裏書きするように、二十三日の事態では処分はしないと言明をいたしました。国鉄当局も二十三日の団体交渉で、本日の事態については処分はしないと、これまた言明をして妥結をしました。この偽わらざる事実に基くならば、十一、十二日の闘争は、九日に組合側が調停案を受諾をし、当局、政府が否認をしたので、国民は、なぜ当局、政府は受諾をしないのだろうと、むしろ組合の闘争に明らかに理解と同情を持っていたことは、総理もお認めになると思います。そうであるならば、今回の処分は、まことに弾圧的な大量処分であり、党首会談の精神を傷つけ、政府が干渉圧迫を内密にしたことは国民のよく看破するところであり、今や知らぬは亭主ばかりなりで、国鉄当局の総裁が、事志と違い、政府の圧迫に屈して、ふんまんやるせなく、解雇の通告にも出席できぬ心境も察してやれると思います。総理は、処分について自民党の強力な圧力と閣内の不統一を暴露し、しかも常識をこえた大量処分について、みずからがまず責任を明らかにし、党首会談の真精神に到達して、政府の失敗を率直に認め、処分撤回をする大勇猛心をふるい起す決断力があるか、声を大にして責任を追及し、明快なる御所見を賜わりたいと思うのであります。(拍手)
次に、大蔵大臣にお伺いいたしたい。大臣は、今回の入閣に際しては、貧乏人は麦を食っておればよろしい、中小企業の店が少しつぶれても仕方がないと言った池田とは池田が違うぞ、見そこなうなと、成長ぶりを自画自賛されておると承わっております。そうすると、調停委員会で調停案が出る前に、大蔵省は見解を発表しました。これも要らぬことです。仲裁委員会に回ったら、国家公務員その他と非常に賃金の格差がある。裁定の進行中とか、調停案の進行中に、ことさらに政府はそういう干渉がましいことをしたのは一体なぜだ。そういう要らぬことをする必要はないではないか。それはやるべきことではないと思いますが、これに対して御所見を承わりたいと思います。
また、やみ給与、やみ給与ということを言いますが、これはうそであります。これは、もしも役所であるならば、その予算の中のやみ扱いがあり得ると思いますけれども、公共企業の法律に明らかな通り、労使の意見が一致をした、それが給与の法源であって、これ以外にはありません。そうすると、団体交渉でまとまって支払われた金は、それはあなたは偉いから、知らぬとまた逃げるかもしれんけれども、あなたの部下である担当事務当局は必ず知っております。これをやみ給与といって暴露をし、これをことさらに、各他の官庁に対してこれの悪口を言うということは、全くこれは間違いであって、これはむしろ団体交渉権に対する干渉、否認である、こういうふうにも言わなければなりませんが、一体これに対してどうお考えになっておりますか。これは労働大臣からも承わりたいと思います。
裁定が出まして、まだ完全実施されておりません。一体この後の裁定の取扱いについて、残った三分の二に対して、大蔵大臣はどうしようと思っているのか。あるいは昇給にしお寄せする、超過勤務にしお寄せする、そういうことを一体認めて、なおかつ政府は裁定を完全実施した、こういうふうに白ばくれて逃げようとするが、あまりにもこれは岸総理のほんとうのお気持と違うと私は断言をしたいと思います。ですから、これに対して政府は、なおまだ予算化する努力は何日か残っているのですから、参議院の予算委員会において、もっと誠意ある態度をもって、ぜひともこれを解決する、裁定は完全実施をしたい、そのことによって労使の慣行は、今後おのずから明らかな道をたどるであろう、こういう思いやりをお持ちになって、なお、ここ最後の努力をしていただきたいし、またそれがどうしてもできない場合には、大蔵大臣は、この事後の処置についてどのような親心をお持ちになっているか、明快な御答弁をいただきたいと思います。(拍手)
さらに、労働大臣に少しお尋ねしますが、何か名古屋に行かれたそうですけれども、ほんとうであれば、名古屋に行ってお帰りになっても、新聞記者がそう飛んで行くはずはないような気がします。ところが、私の知るところによると、新聞記者にちゃんと連絡をとって、不当処分の問題を必ず発表するからついてこいというので、新聞記者の諸君が、政治部の記者諸君が全部行った、こういうことは私は確証を持っております。一体何のためにわざわざ、この微妙な段階にあるときに、労使担当の労働大臣が、どういう理由をもって一体そういうことを発表しようとしているのか。しかも、その発表をし史内容たるや、二十三日のは処分せぬと言っている。一体それは、あなたはどういうふうなお気持で、きちんと腹をきめておったのか、もしおったとするならば、今回の不当処分の発表は、まさに二十三日のことだけが入っている、こういうふうに言っても言い過ぎじゃない。それがなかったら処分なんかないですよ。一体あなたは、どういう気持で、酒を一ぱい飲んだか何か知らぬけれども、いい気持になって、前にも参議院の社会労働委員会で失言をいたしましたが、失言大臣、放言大臣の名誉だけであって、何で一体労働担当大臣としての責任を持てるか、その点を明確に一つお答えをいただきたいと思います。
最後に、運輸大臣に一言お尋ねをしますが、運輸大臣が努力を若干されたことは知らないこともありませんけれども、あまりにもこの処分は過酷であったと私は断言をいたします。一体、運輸大臣はこのことについて、あなたが親心があって、できるだけそう
いうことばしたくない、党首会談ではあのように約束もしたんだから、ゼロか、ゼロに近い、こういう努力をしなければならなかったと思いますが、それに対してどういう御心境であるか、あなたは最善を尽したと言い切れるのか。どうも自民党なり、あるいは政府の他の閣僚からの圧迫にたまらぬで、どうもうまくいかなかったということであれば、率直に一つお答えいただきたい。
また、内閣におきましても、一番偉いのは総理大臣で、全責任を持つべきである。運輸大臣でもそうだ。それでは一体労働組合というものは、単一労働組合である、その労働組合の組合員を処分する場合に、下の方の職員、一組合員に対してまで処分をするというのは、一体どういう法的な根拠に基いてやったのか。私はその点は、いずれ委員会において、一人々々その理由を質問いたしますけれども、一体どういう考え方で、ああいうばらばらな、あんなたくさんな処分をしたのか、その点を法的にも、あるいは現実的にも明快にお答えをいただきたいと思います。
以上で私の質問を終りますが、他の大臣も、何も言わなければひまでお困りでしょうから、それぞれ関係のあることを言ったんだから、全大臣から、一応みんな御所見をいただきたいと思います。(拍手)
〔国務大臣岸信介君登壇、拍手〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/102615254X03319570510/8
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009・岸信介
○国務大臣(岸信介君) 今回の春闘に対する政府の考えは、最初より明確にこれをいたしておりますが、言うまでもなく労使の間の問題は、労使面者の間における円満な話し合いによって解決することが最も望ましいことは言うをまたないのであります。しこうして、民間の事業につきましては、労使の話し合いに対してこれが円滑に行われることを私どもは期待し、政府がこれに介入するということは一切しないという立場をとってきております。しかるに、公共企業体の問題は、申すまでもなく、政府みずからが企業の当局に当る場合もありますし、あるいは政府の監督下にこれが行われるという、その事業の性質上、特別の性質を持っておりますので、これに対しては、政府は常にこの労使の間の問題が、一般国民生活に及ぼす影響、あるいは国民経済に及ぼす影響を十分に考慮しながら、これが円満に解決されることを望んで参ったのであります。
私はこの見地から、今回の問題、特に公共企業体の国鉄の問題を中心としての春闘の解決につきましては、鈴木委員長とも私は会見をいたしまして、私の所信を明らかにいたしたのであります。それは、あくまでも政府はこの問題の解決のために、仲裁裁定を申請して、その裁定に対しては、誠意をもってこれを尊重し、その実現に努める、これは当然のことでありますが、従来それが予算上、資金上できないという理由のもとに、完全に実施されてきておらないという従来の例を私は改めて、完全にこれを実施するという意図をもってしております。しこうして、同時に、こういう事業が公共の利益にきわめて密接な関係を持っており、従って公労法という特別の法律によってこの限度が規定されており、これを逸脱したこの違法行為に対する責任は、やはり明確にしてもらって、国民が将来にこの企業の経営について不安を持たない、信頼を持つというふうに持って行かなければならぬという考えに立って私の所信を申し述べました。その際、鈴木委員長より、この処分問題については、ぜひそれを処分しないようにしてもらいたいという強い御要望があったことは事実であります。しかし、私は決して、さよういたしましょうという約束はいたしておりません。これは明確にいたしておきます。そういう方針に基きまして、今回は特にわれわれが資金上、移流用等によってこの仲裁裁定の趣旨を実施することのできるものにつきましては、その方法により、その方法ができないものにつきましては、追加予算を提出いたしまして御審議願っておる次第であります。私はこの点については、全く政府は一貫して誠意をもって事に当っておる考えでございます。(拍手)
さらに、暴力の問題について、多数の暴力というお話がございましたが、私は民主主義のこの理想から申しまして、一切の暴力というものは、これは国会の内外を問わないことはもちろん、国際的においても、この暴力を私は否認する意味において、暴力を追放したいということを明確に申し上げておきます。従ってこの暴力は、多数の暴力も許されませんけれども、少数の暴力も暴力として、何とかして追放しなければならないと思う。
それから労働問題の解決は、あくまでも民主主義の理論によって、民主主義によってこれが解決をされなければならないという意味におきまして、私は健全なる組合運動に対しては、これをあくまでも助長し、そのりっぱな完成を私はあらゆる面から助長して参らなければならないと思います。しかし、民主主義の理論なり理想に反する行動、逸脱する行動については、組合の自制を求め、私はこれが健全なる発達を考えなければならない、かように考えております。
公労法の規定を改めて罷業権を認めろというお話がありましたが、そういう議論も一部にはございます。しかしながら、これがためには労働組合というものが、やはり健全にある程度まで発達しておらないというと、非常な危険がある、かように思っております。
警察官を多数動員して、そうして断圧するというようなお話がございましたが、私どもは、警察官を大量に動員して断圧するというようなことは一切考えておりません。(拍手)
〔国務大臣宮澤胤勇君登壇、拍手〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/102615254X03319570510/9
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010・宮澤胤勇
○国務大臣(宮澤胤勇君) このたびの処分が非常に過酷であり、かつお前は、政府並びに与党から圧迫を受けて国鉄当局者に対して重圧を加えたのではないか、その心境を物語れというお話でありますが、与党並びに政府の側から重圧を加えられ、国鉄当局者に私が、さらにまた圧迫を加えたという事実は毛頭ございません。(拍手)ただしかしながら、私の監督のもとにある国鉄において、かくのごとく大量なる処分をしなければならないことに立ち至りましたことは、まことに残念に堪えません。国鉄当局者のこの処分をするに至りますまでは、実に血のにじむような苦難をなめてきたのであります。自分の同じ職場に働らく同僚を、人が人を罰するということは、なかなか容易ならないことであります。それを忍んで、なおかつなさなければならないということは、今日の社会秩序を維持し、民主的なこのわれわれの国民生活を安泰にして行かなければならないという大きな観点から、やむを得ずこの挙に出たのであります。従って今後におきましても、私は日本の労働運動の育成期において、道を踏みはずして、かくのごとき事態を生じたことを残念に思いまして、今後できるだけ一つ善処いたしたいと考えております。(拍手)
[国務大臣平井太郎君登壇、拍手〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/102615254X03319570510/10
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011・平井太郎
○国務大臣(平井太郎君) 何か答弁をしろということでございまするから、何か答弁を申し上げます。
先ほど運輸大臣が申し上げた通り、私の郵政所管におきましても、政治的な圧力、また政治的な配慮は何もございません。郵政大臣の今回の処分の立場は、自主的な判断のもとに、法の命ずるままに従って、厳正なる態度において今回処分をいたしたのでございます。従いまして、今後とも、なおこうした違反者があれば厳重に処分をいたす所存でございます。(拍手)
〔国務大臣井出一太郎君登壇、拍手〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/102615254X03319570510/11
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012・井出一太郎
○国務大臣(井出一太郎君) 今回の春闘に対する処分についての原則的な考え方は、総理からお答えいたした通りでございます。
私の所管いたしまする国有林野事業につきましても、目下調査継続中でございまして、処分に該当する者のありまする場合は、これは断じて処分いたす、かように考えておる次第でございます。(拍手)
〔国務大臣池田勇人君登壇、拍手〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/102615254X03319570510/12
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013・池田勇人
○国務大臣(池田勇人君) お答え申し上げます。
仲裁裁定に対しまして、私がいろいろ干渉したというお言葉でございまするが、仲裁委員に対しては、私は何ら干渉はいたしておりません。ただ問題は、予算等の関係で、また給与の実態につきまして、大蔵省の係官が説明に参ったことはございます。これは向うからの要求によって行ったのでございまして、決して裁定に干渉したことはございません。
なお、やみ給与というお話でございましたが、私はやみ給与という考えは持ったことはございません。従いまして、申し上げたこともないのでございます。予算単価と実行単価の格差のあることは認めております。しこうして、この格差の問題につきましては、仲裁裁定におきましても、できるだけ早い機会になくするよう言っておるのであります。われわれは、この仲裁裁定の処置によりまして、今後残りました三分の二につきましても、あるいは職員の新陳代謝、あるいは昇給財源等によりまして、裁定にうたっておりますように、できるだけ早い機会に、予算単価と実行単価とを合わすように努力いたしたいと考えております。
〔国務大臣松浦周太郎君登壇、拍手〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/102615254X03319570510/13
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014・松浦周太郎
○国務大臣(松浦周太郎君) 大和さんにお答えいたします。
新聞記者を、約束して連れて行って発表したのではないかということでございますが、そういうことは全然ございません。むしろ、記者会見が一応終りまして、雑談中に話したことを、俗にいうオフレコで話したことが、そのまま出まして、これはむしろ、われわれの方が逆に約束を破られているということでございます。しかしながら、ああいうことが新聞に出まして、世の中に非常に御迷惑をかけたということは、私の最も遺憾とするところでございます。また、二十三日云々ということでございましたが、それは二十三日をどうするかということでございましたから、二十三日のみならず、十一日、十二日もやる、こう言ったのが、ある新聞記事が間違っております。
やみ給与のことに対しまして、労働大臣からもということでございましたが、それはもらった、給与を得た勤労者にはやみの問題はございません。いわゆる企業者と大蔵省との間に、多少そういうことがあるかもしれませんけれども、給与をもらった方には、それはないと思います。
〔国務大臣灘尾弘吉君登壇、拍手〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/102615254X03319570510/14
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015・灘尾弘吉
○国務大臣(灘尾弘吉君) このたびの佐賀県に起りました問題につきましては、われわれといたしましては、まことに遺憾に存じております。佐賀県の教員諸君が、二月中におきまして、いわゆる休暇闘争の挙に出でまして、これが地方公務員法の第三十七条に該当いたしたのであります。その結果といたしまして、佐賀県の教育委員会の行政処分となり、さらにまた検察権の発動を見るに至りました次第であります。われわれといたしましては、教職員の組合が法令に反しない範囲内において行動することはよろしいと思いますけれども、法令に違反するがごときことは厳に慎しんでもらいたいと切に希望いたしておったのであります。それにもかかわらず、関係当局者のあらゆる努力にもかかわらず、あえてこの挙に出たのでありまして、今回の処分は、事情まことにやむを得ざるものであると存ずるのであります。願わくば、将来さらにかくのごときことの起らないように切に祈っている次第であります。
〔国務大臣中村梅吉君登壇、拍手〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/102615254X03319570510/15
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016・中村梅吉
○国務大臣(中村梅吉君) お答えいたします。
私どもといたしましては、正常な労働運動を弾圧するような意図は毛頭持っておりません。しかしながら、法秩序を維持するためには、違法行為があれば、これは厳正に追及をしなければならない、かように考えておりますことをお答え申し上げておきます。
〔国務大臣大久保留次郎君登壇、拍手〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/102615254X03319570510/16
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017・大久保留次郎
○国務大臣(大久保留次郎君) 私の関係の事項だけ申し上げたいと存じます。
第一番が、暴力行為の問題であります。これはどなたも賛成の方はありますまい。私も暴力行為は排撃すべきものであると出与えております。従って、従来といえども、左翼といわず右翼といわず、あるいは第三者にせよ、暴力行為は一切取り締っております。今後もこの左右両翼等に関係なく取締りを励行する考えでございます。
次に申し上げますのは、佐賀県の教職員の一部に起りました今回の検挙であります。佐賀県の教職員の一部に地公法の違反の疑いがありまして、十数名を検挙するに至りました。まことに遺憾であります。ほんとうに気の毒であります。しかしながら、地公法に違反するという疑いがある以上は、ほんとうにやむを得ずこれは検挙せざるを得なかったのであります。私は今後は、かかる種類の行為が起らぬことを切願しております。
最後に、警察官の増員の問題でありますが、これは何らかの考え違いであると存じます。本年度におきましては警察官の増員は一名もいたしておりません。ただ、従来見習いの警察官として学校に入れておりました四千二百五十名というものを定員の中に入れただけでありまして、実数においては一名の増加もございません。
以上、お答え申し上げます。(拍手)
—————・—————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/102615254X03319570510/17
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018・松野鶴平
○議長(松野鶴平君) 日程第一、消防団員等公務災害補償責任共済基金法の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)を議題といたします。
まず、委員長の報告を求めます。地方行政委員長本多市郎君。
〔本多市郎君登壇、拍手〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/102615254X03319570510/18
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019・本多市郎
○本多市郎君 ただいま議題となりました消防団員等公務災害補償責任共済基金法の一部を改正する法律案について、地方行政委員会における審査の経過並びに結果を御報告いたします。
本法案は、非常勤の水防団長もしくは水防団員または水防に従事した者にかかる損害補償に関する市町村その他の水防管理団体の支払責任を、消防団員等公務災害補償責任共済基金において共済するためのものでありまして、改正の内容としては、(一)法律の趣旨を改め、消防団員等公務災害補償の対象となる者を拡張して、従来の非常勤消防団員及び消防作業に従事した者のほかに、非常勤の水防団長、水防団員及び水防に従事した者を加え、(二)補償責任の主体を水防管理団体にも拡張して、市町村のほかに水害予防組合をも加えることとし、(三)基金の理事に水害予防組合の管理者を加える趣旨において、理事の数現行十人以内を十一人以内に改め、その他規定の整備をはかること等がその主要点であります。
地方行政委員会におきましては、四月二十三日、大久保国務大臣より提案理由の説明を聞いた後、当局との間に質疑応答を重ね、慎重審議を行いましたが、その詳細は会議録によってごらんを願います。
五月八日、討論に入り、加瀬委員は、「この際、水防体制を確立して、
〔亀田得治君登壇、拍手〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/102615254X03319570510/19
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020・亀田得治
○亀田得治君 ただいま議題となりました臨時恩給等調査会設置法案につきまして、内閣委員会における審議の経過並びに結果を報告いたします。
まず、本法律案が提出せられた趣旨を申し上げますと、戦後における退職公務員及びその遺族に対する恩給上の処遇については、従来、合理的かつ公平な給与が行われるよう逐次改善されてきたが、現在なお検討を要する問題が多々残されておるので、この際、これらの問題の全般に対して適切なる対策を立てるがため、ここに強力なる恩給などの調査審議機関を設けんとするのが、今回この法律案が提出されるに至った理由であります。
次に、本法律案の内容を申し上げますと、臨時恩給等調査会は総理府の付属機関でありまして、国会議員関係各行政機関の職員及び学識経験ある者二十五人以内の委員をもって組織し、旧軍人の公務傷病恩給、旧軍人の遺族の公務扶助料その他旧軍人またはその遺族の恩給に関する事項、文官の恩給に関する事項、これらの恩給に関連する戦傷病者、戦傷病者または戦没者の遺族の援護に関する事項、その他以上に関連する事項等を調査審議することとなっております。なお、この調査会におきましては、今申し上げました事項につき調査審議した結果を、おそくとも本年十一月十五日までに内閣総理大臣に報告しなければならないことといたしております。
内閣委員会は、前後三回にわたり委員会を開き、この間、松浦労働大臣及び関係政府委員の出席を求め、本法律案の審議を行いましたが、この審議において明らかになりましたおもな点を申し上げますと、その第一点は、本調査会は他の多くの審議会または調査会と異なり、政府よりの諮問を待たず調査審議し得ること、その第二点は、恩給制度などの恩給の基本問題は、本調査会の調査審議の対象にならない建前であること、その第三点は、本調査会の委員二十五人の割当は、国会議員九人、関係行政機関の職員五人、学識経験者十一人の予定であること、その第四点は、文官及び旧軍人の恩給の不均衡是正、すなわち、これら受給者の恩給の基準を一万二千円から一万五千円にベース・アップした場合、その所要予算額は、文官関係二十八億円、旧軍人関係丸十億円、計百十八億円の見込みであることなどでありまして、なお、これらの問題のほか、本調査会における調査審議の対象となる人の範囲、本調査会の調査審議の結果の報告を本年十一月十五日までに限った理由、恩給制度の根本的改正問題に対する政府の所見、共済年金と恩給との不均衡是正の点などにつきましても質疑応答が重ねられましたが、その詳細は委員会会議録に譲ることといたします。
一昨日の委員会におきまして質疑を終り、討論に入りましたところ、大谷委員より、本法律案に賛成の旨の発言がありまして、次の付帯決議案が提出せられました。この付帯決議案を朗読いたします。
付帯決議案
この法律により設置される臨時恩給等調査会においては、現行恩給法に基く各種の不均衡不合理の是正並びにこれに伴う戦傷病者戦没者遺族等援護法の改正及び昭和三十一年法律第百七十七号旧軍人等の遺族に対する恩給等の特例に関する法律の本委員会付帯決議事項の実施等、戦没者遺族その他の処遇の抜本的解決に資するため、すみやかに調査審議を遂げ、政府は、その報告により、昭和三十三年一月一日よりこれを実施し、おそくとも昭和三十四年度内に完全実施するよう措置すべきである。
かくて討論を終り、直ちに本法律案につき採決いたしましたところ、全会一致をもって原案通り可決すべきものと決定せられました。
次いで、さきの大谷委員より提出せられました付帯決議案につき採決いたしましたところ、全会一致をもって本委員会の決議とすることに決定せられました。
以上、御報告いたします。(拍手)発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/102615254X03319570510/20
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021・松野鶴平
○議長(松野鶴平君) 別に御発言もなければ、これより本案の採決をいたします。
本案全部を問題に供します。本案に賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/102615254X03319570510/21
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022・松野鶴平
○議長(松野鶴平君) 総員起立と認めます。よって本案は、全会一致をもって可決せられました。
本日の議事日程は、これにて終了いたしました。
次会の議事日程は、決定次第公報をもって御通知いたします。
本日は、これにて散会いたします。
午後一時四十一分散会
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○本日の会議に付した案件
一、請暇の件
一、春闘に対する不当処分に関する緊急質問
一、日程第一 消防団員等公務災害補償責任共済基金法の一部を改正する法律案
一、日程第二 臨時恩給等調査会設置法案発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/102615254X03319570510/22
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