1. 会議録本文
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000・会議録情報
昭和三十四年一月十二日
坂田道太君が委員長を辞任した。
同月二十七日
臼井莊一君が議院において委員長に補欠選任さ
れた。
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昭和三十四年一月三十日(金曜日)
午前十時五十分開議
出席委員
委員長 臼井 莊一君
理事 木村 武雄君 理事 原田 憲君
理事 小牧 次生君 理事 辻原 弘市君
木村 守江君 小林 絹治君
谷川 和穗君 福田 赳夫君
八木 徹雄君 山本 勝市君
西村 力弥君 堀 昌雄君
本島百合子君 山崎 始男君
出席国務大臣
文 部 大 臣 橋本 龍伍君
出席政府委員
文部事務官
(初等中等教育
局長) 内藤譽三郎君
文部事務官
(大学学術局
長) 緒方 信一君
委員外の出席者
文部事務官
(大臣官房総務
参事官) 齋藤 正君
専 門 員 石井つとむ君
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昭和三十三年十二月二十四日
委員高橋英吉君辞任につき、その補欠として稻
葉修君が議長の指名で委員に選任された。
同月二十五日
委員松永東君辞任につき、その補欠として高橋
英吉君が議長の指名で委員に選任された。
昭和三十四年一月十二日
委員坂田道太君及び世耕弘一君辞任につき、そ
の補欠として灘尾弘吉君及び三木武夫君が議長
の指名で委員に選任された。
同月二十三日
委員増田甲子七君辞任につき、その補欠として
小林絹治君が議長の指名で委員に選任された。
同月三十日
理事臼井莊一君一月二十七日委員長就任につき、
その補欠として稻葉修君が理事に当選した。
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昭和三十四年一月二十六日
盲学校、聾学校及び養護学校への就学奨励に関
する法律の一部を改正する法律案(内閣提出第
五六号)
国立学校設置法の一部を改正する法律案(内閣
提出第五七号)
同月二十八日
就学困難な児童及び生徒のための教科用図書の
給与に対する国の補助に関する法律の一部を改
正する法律案(内閣提出第七七号)
昭和三十三年十二月十九日
高等学校の授業における生徒の編成及び教職員
配置の基準法制化に関する請願外三十件(井手
以誠君紹介)(第二八号)
同外一件(亀山孝一君紹介)(第二九号)
同(園田直君外一名紹介)(第三〇号)
同(橋本龍伍君紹介)(第三一号)
同(星島二郎君紹介)(第三二号)
同(松澤雄藏君紹介)(第三三号)
同外一件(荒木萬壽夫君紹介)(第一九二号)
同外一件(坂田道太君紹介)(第一九三号)
同(櫻内義雄君紹介)(第一九四号)
同外五件(竹山祐太郎君紹介)(第一九五号)
同(南好雄君紹介)(第一九六号)
同(柳谷清三郎君紹介)(第一九七号)
児童生徒災害補償法制定等に関する請願(菅野
和太郎君紹介)(第三四号)
宮城県に専科大学設置に関する請願(佐々木更
三君紹介)(第三五号)
寺院旧境内墓地の内務、文部次官通牒に関する
請願(薄田美朝君紹介)(第三六号)
同外一件(臼井莊一君紹介)(第一九八号)
同(櫻内義雄君紹介)(第一九九号)
同(瀬戸山三男君紹介)(第二〇〇号)
高等学校における科学教育振興に関する請願
(山本猛夫君紹介)(第三七号)
同月二十五日
高等学校の授業における生徒の編成及び教職員
配置の基準法制化に関する請願(大橋武夫君紹
介)(第二五六号)
同外一件(相川勝六君紹介)(第二六七号)
同(瀬戸山三男君紹介)(第二六八号)
同(中村梅吉君紹介)(第二六九号)
同(飛鳥田一雄君紹介)(第二九一号)
同外一件(今井耕君紹介)(第三二〇号)
同(加藤精三君紹介)(第三二一号)
同(川野芳滿君紹介)(第三二二号)
同(橋本龍伍君紹介)(第三二三号)
同(益谷秀次君紹介)(第三二四号)
同(川村継義君紹介)(第三六四号)
同(小山長規君紹介)(第三六五号)
同(竹谷源太郎君紹介)(第三六六号)
同(中嶋英夫君紹介)(第三六七号)
同(内海安吉君紹介)(第四二一号)
同外九件(大坪保雄君紹介)(第四二二号)
同(保科善四郎君紹介)(第四二三号)
同外八件(保利茂君紹介)(第四二四号)
同(大橋武夫君紹介)(第四五二号)
同(笹山茂太郎君紹介)(第四五三号)
同(田中彰治君紹介)(第四五四号)
同(長谷川峻君紹介)(第四五五号)
同(愛知揆一君紹介)(第四七五号)
同(藤本捨助君紹介)(第四七六号)
同(松澤雄藏君紹介)(第四七七号)
福岡学芸大学に上級課程増設反対に関する請願
(中村寅太君紹介)(第二五七号)
同(中島茂喜君紹介)(第三六八号)
同(進藤一馬君紹介)(第四二五号)
同(荒木萬壽夫君紹介)(第四四九号)
同(楢橋渡君紹介)(第四五〇号)
同(山崎巖君紹介)(第四五一号)
女子教育職員の産前産後の休暇中における学校
教育の正常な実施の確保に関する法律の一部を
改正する法律制定促進に関する請願外九件(岡
本隆一君紹介)(第三五九号)
養護教諭を各校必置に関する請願外一件(加藤
鐐造君紹介)(第三六〇号)
同外四件(河野正君紹介)(第三六一号)
同外五件(多賀谷真稔君紹介)(第三六二号)
同外二件(楯兼次郎君紹介)(第四二六号)
養護教諭及び事務職員を各校必置に関する請願
(川村継義君紹介)(第三六三号)
昭和三十四年一月二十二日
大田区東沿岸地区小中学校の防音施設設置に関
する請願(加藤勘十君紹介)(第五二七号)
同(菊池義郎君外一名紹介)(第五二八号)
高等学校の授業における生徒の編成及び教職員
配置の基準法制化に関する請願(中村英男君紹
介)(第五二九号)
同(日野吉夫君紹介)(第五三〇号)
同(保科善四郎君紹介)(第五三一号)
同外一件(三宅正一君紹介)(第五三二号)
同(山崎始男君紹介)(第五三三号)
同(今井耕君紹介)(第六一四号)
同(亀山孝一君紹介)(第六一五号)
同(志賀健次郎君紹介)(第六一六号)
同(福永一臣君紹介)(第六一七号)
同(大橋武夫君紹介)(第六六五号)
同(志賀健次郎君紹介)(第七〇〇号)
同外十三件(竹山祐太郎君紹介)(第七〇一
号)
同(益谷秀次君紹介)(第七一一号)
養護教諭を各校必置に関する請願(伊藤卯四郎
君紹介)(第五三四号)
同外一件(加藤鐐造君紹介)(第五三五号)
同外二十三件(山本幸一君紹介)(第五三六
号)
同(加藤鐐造君紹介)(第六六六号)
同外三件(楯兼次郎君紹介)(第六六七号)
同外九件(山本幸一君紹介)(第六六八号)
福岡学芸大学に上級課程増設反対に関する請願
(田中稔男君紹介)(第五三七号)
社会教育法等の一部を改正する法律案成立促進
等に関する請願(長谷川峻君紹介)(第五三八
号)
同(保科善四郎君紹介)(第七〇二号)
児童生徒災害補償法制定に関する請願(木村守
江君紹介)(第六一八号)
国宝瑞巌寺本堂等防災施設費国庫補助に関する
請願(長谷川峻君紹介)(第六六九号)
産業教育振興に関する請願(保科善四郎君紹
介)(第七〇三号)
は本委員会に付託された。
同月三十日
高等学校の授業における生徒の編成及び教職員
配置の基準法制化に関する請願(橋本龍伍君紹
介)(第三一号)
同(橋本龍伍君紹介)(第三二三号)
は委員会の許可を得て取下げられた。
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昭和三十三年十二月二十五日
スポーツ振興に関する陳情書
(第二一
号)
公立学校施設費国庫負担制度確立に関する陳情
書外一件
(第二二号)
義務教育施設整備促進に関する陳情書
(第二三号)
義務教育費全額国庫負担に関する陳情書
(第二四号)
各市町村に社会教育主事設置に関する陳情書
(第二五号)
社会教育費増額に関する陳情書
(第
二六号)
幼稚園教員養成機関の制度確立に関する陳情書
(第六八号)
昭和三十四年度公立文教施設予算に関する陳情
書外一件
(第六九号)
昭和三十四年一月二十七日
学級編成基準の引下げ等に関する陳情書
(第一二二号)
スポーツ振興法制定等に関する陳情書
(第一二三号)
学校図書館に司書教諭配置に関する陳情書
(第一二四号)
小学校における科学技術教育振興に関する陳情
書
(第一二五号)
学校管理下における児童生徒の災害保障制度確
立に関する陳情書
(第一二六号)
愛知学芸大学名古屋分校に後期設置反対に関す
る陳情書
(第一二七号)
地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一
部改正に関する陳情書
(第一二八号)
学校給食施設整備費国庫補助等に関する陳情書
(第一二九号)
高等学校の授業における生徒の編成及び教職員
配置の基準法制化に関する陳情書
(第一七
〇号)
は本委員会に参考送付された。
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本日の会議に付した案件
理事の互選
盲学校、聾ろう学校及び養護学校への就学奨励
に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提
出第五六号)
国立学校設置法の一部を改正する法律案(内閣
提出第五七号)
就学困難な児童及び生徒のための教科用図書の
給与に対する国の補助に関する法律の一部を改
正する法律案(内閣提出第七七号)
文教の基本施策に関する件
高等学校の授業における生徒の編成及び教職員
配置の基準法制化に関する請願(橋本龍伍君紹
介)(第三一号)
同(橋本龍伍君紹介)(第三二三号)
――――◇―――――発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/103105077X00319590130/0
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001・臼井莊一
○臼井委員長 これより会議を開きます。
初めに一言ごあいさつを申し上げたいと存じます。去る二十七日の本会議におきまして、不肖私が文教委員長に選任いたされました。国の根本施策の一つである、重要な意義を持ちます文教行政を議する本文教委員会の委員長といたしまして、微力な私がよくその大任を果し得るかどうか、はなはだ心もとない次第でございますが、幸いに温厚にして練達な坂田前委員長のあとを受けましたので、文教に対し高い識見を持っておられます委員の皆様方の御協力をいただきまして、公正、円満な委員会の運営に努力いたして参りたいと存じます。何とぞ理事の各位並びに委員の各位の御指導と御協力を賜わりますよう、ここにお願い申し上げる次第でございます。一言、簡単ですが、ごあいさつ申し上げます。(拍手)
—————————————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/103105077X00319590130/1
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002・臼井莊一
○臼井委員長 この際理事の補欠選挙についてお諮りいたしますが、ただいま理事が一名欠員となっておりますので、先例によりその補欠を委員長において指名いたしたいと存じまするが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/103105077X00319590130/2
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003・臼井莊一
○臼井委員長 御異議なしと認め、稻葉修君を理事に指名いたします。
—————————————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/103105077X00319590130/3
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004・臼井莊一
○臼井委員長 次にお諮りいたしますが、高等学校の授業における生徒の編成及び教職員配置の基準法制化に関する請願第三十一号及び同三百二十三号の両請願につきまして、請願者の紹介議員橋本龍伍君より去る一月十九日取り下げの願いが提出されております。これを許可するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/103105077X00319590130/4
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005・臼井莊一
○臼井委員長 御異議なしと認め、両請願は取り下げを許可するに決しました。
—————————————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/103105077X00319590130/5
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006・臼井莊一
○臼井委員長 去る十二日文部大臣となられました橋本龍伍君より発言を求められております。これを許可いたします。文部大臣橋本龍伍君。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/103105077X00319590130/6
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007・橋本龍伍
○橋本国務大臣 今回灘尾前文部大臣のあとを受けまして、はからずも文部大臣の重責を汚すことになりました。どうかよろしくお願いをいたします。
教育はただいま委員長のごあいさつにもございました通り、ほんとうに国の大本になる問題でございまして、本来その日その日の問題というよりは、まさしくその全部が国家百年の大計の今日の問題ということに相なると存じます。私もそのつもりで教育に関しまする基本法規の趣旨を尊重し、前大臣のあとを踏襲いたしまして、一生懸命に仕事をやって参りたいと思います。今日の教育は明日明後日のわが国を決定するものでございまして、責任のまことに重大なことを痛感をいたす次第でございます。もう多く申し上げる必要もございませんし、三十四年度の予算に盛られました当面の文教政策につきましては、前大臣のあとを受けてこれの成果を上げるように努めて参るつもりでございます。これにつきましては、近いうちに機会をちょうだいいたしまして、予算内容についての概略の御説明を申し上げ、またそれの運営のいたし方について、各位の御指示も仰ぎたいと考えておる次第でございます。
教育問題につきまして私からあらためて今日申し上げることもございませんけれども、特に重点といたしましては、やはり何といっても義務教育の充実に心して参ります。それに関連して社会教育等についても骨を折って参りますことと、もう一つはやはり今日非常におくれております日本の科学技術の振興のために、特に基礎の研究の充実のためにはよほど力を入れて参らなければならぬと考えておるのでございます。前大臣から引き継ぎました問題といたしまして、勤務評定の問題その他ございますが、これは内閣の方針として変ったこともございませんので、それを踏襲して参るつもりでございますが、努めてただいま申し上げました義務教育の問題につきましても、あるいは社会教育の問題、科学技術の問題等、全般につきまして、皆さん方の御意見も承わりながら、大局を誤まらない文教行政をやって参りたいと考えておる次第でございます。どうかよろしくお願いをいたします。(拍手)
—————————————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/103105077X00319590130/7
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008・臼井莊一
○臼井委員長 次に盲学校、聾学校及び養護学校への就学奨励に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。提案理由の説明を求めます。橋本文部大臣。
—————————————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/103105077X00319590130/8
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009・橋本龍伍
○橋本国務大臣 今回政府から提出いたしました盲学校、聾学校及び養護学校への就学奨励に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概略を御説明申し上げます。
盲学校、聾学校及び養護学校への就学奨励に関する法律が昭和二十九年に制定されまして以来、これらの学校への就学の奨励はきわめて大きな効果をおさめてきておりますが、高等部の生徒に対する就学の援助については従来なお徹底を欠くうらみがありましたので、今回この法律の一部を改正し、生徒の通学または帰省に要する交通費を新たに就学奨励費の対象に加えることといたしたのであります。
以上がこの法律案を提出いたしました理由およびその内容の概略であります。何とぞ十分御審議の上、すみやかに御賛成下さるようお願い申し上げます。
—————————————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/103105077X00319590130/9
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010・臼井莊一
○臼井委員長 次に国立学校設置法の一部を改正する法律案を議題といたします。その提案理由の説明を聴取いたします。橋本国務大臣。
—————————————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/103105077X00319590130/10
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011・橋本龍伍
○橋本国務大臣 このたび政府から提出いたしました国立学校設置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。
この法律案は、昭和三十四年度における国立大学の大学院および国立短期大学の新設等について規定するものであります。
まず、国立大学の大学院の新設につきましては、鹿児島大学に大学院を置き、医学に関する教育研究の進展をはかるために医学研究科を設置することといたしたものであります。
第二は、国立短期大学の新設に関するものでありまして、新潟大学商業短期大学部、富山大学経営短期大学部及び岐阜大学工業短期大学部をそれぞれ新潟大学、富山大学および岐阜大学に併設することといたしました。これらはいずれも夜間において授業を行うものでありまして、勤労青年の進学希望にこたえようとするものであります。
以上のほか、国立商船高等学校に包括されて経過的に存続しておりました旧制の商船学校の廃止に伴い、これに関する規定を整理いたしました。
以上がこの法律案の提案理由及び内容の概要であります。何とぞ十分御審議の上、御賛成下さるようお願い申しあげます。
—————————————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/103105077X00319590130/11
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012・臼井莊一
○臼井委員長 次に就学困難な児童及び生徒のための教科用図書の給与に対する国の補助に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。提案理由の説明を聴取いたします。橋本文部大臣。
—————————————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/103105077X00319590130/12
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013・橋本龍伍
○橋本国務大臣 今回政府から提出いたしました就学困難な児童及び生徒のための教科用図書の給与に対する国の補助に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概略を御説明申し上げます。
現在、経済的な理由により就学困難な事情にある児童及び生徒に対しましては、義務教育の円滑な実施に資するため、教科用図書、学校給食及び医療に要する経費について、国の補助の制度が設けられておりますが、今回新たに修学旅行費について国の補助の制度を創設したいと存ずるのであります。すなわち、小学校及び中学校における修学旅行は、教育課程の一環として編成実施されており、その教育効果には見るべきものがあるのでありますが、これに要する費用は、困窮家庭に対して相当の経済的負担となります関係から、一生の思い出ともなるべき修学旅行に参加できない児童生徒が少くないのであります。かかる困窮家庭の児童生徒を修学旅行に参加させ、もって義務教育の円滑な実施に資する趣旨から、国といたしましては、教科用図書等と同様の援助を与える必要があると考え、就学困難な児童及び生徒のための教科用図書の給与に対する国の補助に関する法律に所要の改正を加えることといたしました。すなわち、市町村が困窮家庭の児童生徒に対し修学旅行費を給与いたしました場合には、国は、予算の範囲内で、これに要する経費の一部を市町村に補助することとしたのであります。
以上がこの法律案を提出いたしました理由及びその内容の概略であります。何とぞ十分御審議の上すみやかに御賛成下さるようお願い申し上げます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/103105077X00319590130/13
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014・臼井莊一
○臼井委員長 ただいま提案理由の説明を聴取いたしました三法案に対する質疑は追ってこれを行うことといたします。
次会は公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。
午前十一時三分散会発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/103105077X00319590130/14
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