1. 会議録本文
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000・会議録情報
昭和四十八年十二月十七日(月曜日)
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議事日程 第四号
昭和四十八年十二月十七日
午後二時開議
第 一 裁判官訴追委員辞職の件
第 二 裁判官訴追委員の選挙
第 三 裁判官訴追委員予備員辞職の件
第 四 裁判官訴追委員予備員の選挙
第 五 皇室経済会議予備議員の選挙
第 六 国土総合開発審議会委員の選挙
第 七 東北開発審議会委員の選挙
第 八 九州地方開発審議会委員の選挙
第 九 四国地方開発審議会委員の選挙
第 十 中国地方開発審議会委員の選挙
第十一 国土開発幹線自動車道建設審議会委員
の選挙
第十二 首都圏整備審議会委員の選挙
第十三 北海道開発審議会委員の選挙
第十四 鉄道建設審議会委員の選挙
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○本日の会議に付した案件
佐々木更三君の故議員愛知揆一君に対する追悼
演説
日程第一 裁判官訴追委員辞職の件
日程第二 裁判官訴追委員の選挙
日程第三 裁判官訴追委員予備員辞職の件
日程第四 裁判官訴追委員予備員の選挙
日程第五 皇室経済会議予備議員の選挙
日程第六 国土総合開発審議会委員の選挙
日程第七 東北開発審議会委員の選挙
日程第八 九州地方開発審議会委員の選挙
日程第九 四国地方開発審議会委員の選挙
日程第十 中国地方開発審議会委員の選挙
日程第十一 国土開発幹線自動車道建設審議会
委員の選挙
日程第十二 首都圏整備審議会委員の選挙
日程第十三 北海道開発審議会委員の選挙
日程第十四 鉄道建設審議会委員の選挙
中央選挙管理会委員及び同予備委員の指名
航空事故調査委員会委員長及び同委員任命につ
き同意を求めるの件
昭和四十八年度分の地方交付税の特例に関する
法律案(内閣提出)
午後二時五分開議発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107205254X00619731217/0
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001・前尾繁三郎
○議長(前尾繁三郎君) これより会議を開きます。
————◇—————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107205254X00619731217/1
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002・前尾繁三郎
○議長(前尾繁三郎君) 御報告いたすことがあります。
議員愛知揆一君は、去る十一月二十三日逝去せられました。まことに哀悼痛惜の至りにたえません。
同君に対する弔詞は、去る十二月十一日贈呈いたしました。これを朗読いたします。
〔総員起立〕
衆議院は多年憲政のために尽力ししばしぼ国務大臣の重任にあたられた大蔵大臣議員従二位勲一等愛知撲一君の長逝を哀悼しつつしんで弔詞をささげます
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故議員愛知揆一君に対する追悼演説発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107205254X00619731217/2
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003・前尾繁三郎
○議長(前尾繁三郎君) この際、弔意を表するため、佐々木更三君から発言を求められております。これを許します。佐々木更三君。
〔佐々木更三君登壇〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107205254X00619731217/3
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004・佐々木更三
○佐々木更三君 ただいま議長から御報告のありましたとおり、本院議員、前大蔵大臣愛知揆一君は、去る十一月二十三日、慶応病院において突如急逝をされました。まことに痛恨の念にたえません。
私は、ここに、同僚諸君の御同意を得まして、議員一同を代表し、つつしんで哀悼のことばを申し述べたいと存じます。(拍手)
愛知君は、大蔵大臣として連日かぜを押して激務に当たっておられましたが、急に急性肺炎を併発し、卒然として永遠の眠りにつかれました。私は突然の訃報に接し、しばしわが耳を疑い、どうしても信ずることができなかったのでありますが、やがてそれが疑うことのできない事実と知ったとき、言いようのない驚きと悲しみにぼう然自失するばかりでありました。
私が愛知君を知ったのは、昭和二十五年、参議院議員の選挙を前にして、いまはなき和田博雄さんから、大蔵省に宮城県出身の進歩的な男がいるが社会党候補にどうかとすすめられ、当時銀行局長の君を局長室にたずねたときであります。結局、この話は実を結ばず、その後、選挙区においては、保守の愛知、革新の佐々木として相争い、また、国会においても、与野党対峙して論戦を展開してきたいわば政敵として今日に至ったのでありますが、かえりみて私たちはいつも堂々たる争いに終始し、かえりみてさわやかな思い出のみにつづられております。いまこの議場において、長年の好敵手愛知君の追悼のことばを述べるにあたり、人の世の因縁のふしぎさとともに、限りない感慨を覚えるものであります。
愛知君は、明治四十年十月、東北帝国大学理学部教授であった愛知敬一氏の長男としてお生まれになり、長じて旧制仙台二中、第二高等学校を経て、東京帝国大学法学部に学ばれました。昭和六年、大学卒業にあたり、恩師大内兵衛先生は、財政学に示されたる君の学才を惜しんで、学界に入ることをすすめましたが、君は行政官として財政に取り組もうと、あえて大蔵省に入られました。入省してまもなく、イギリス、フランス駐在を命ぜられた君は、外国の経済事情をつぶさに調査研究し、またロンドン国際経済会議に全権委員付として出席する等、大いに国際的視野を広められたのであります。
その後、大蔵大臣秘書官等を経て、戦後は文書課長、官房長等を歴任し、昭和二十二年、銀行局長につかれましたが、この間GHQ交渉に当たってこられた君は、占領行政に対する怒りを押え得ず、前途を期待されながら、いさぎよく退官をされました。私は、この君の勇気に心から深く敬意を表するものであります。
そして、昭和二十五年六月、第二回参議院議員通常選挙が行なわれるや、全国区から立候補して当選し、政治家としての第一歩を踏み出されました。愛知君の豊かな知識と、すぐれた識見は、自由党内においてたちまち嘱目されるところとなり、間もなく政務調査会副会長にあげられ、引き続き、第四次及び第五次吉田内閣の大蔵政務次官に登用されました。名次官として、その名を高めた君は、吉田茂氏の知遇を得、昭和二十九年、早くも通商産業大臣兼経済審議庁長官の重任に抜てきされたのであります。私は、抜てきした吉田氏の慧眼もさることながら、若くして発揮した君のすぐれた行政手腕こそ、高く評価さるべきものと存じます。
参議院議員として在職すること四年余、郷党の懇請により、参議院議員を辞職、昭和三十年二月の第二十七回衆議院議員総選挙に立候補して、みごと当選し、本院の議席を獲得されたのであります。
本院に議席を得られて以来、君は、党内屈指の政策通として、常に内閣あるいは党務の枢機に携わってこられました。
すなわち、岸内閣の内閣官房長官、法務大臣、自治庁長官、池田内閣の文部大臣、科学技術庁長官、佐藤内閣の内閣官房長官、再度外務大臣、田中内閣の大蔵大臣となりました。また、自由民主党においては、経済調査会、税制調査会、憲法調査会、外交調査会の各会長等を歴任されたのであります。その経歴はまことにはなばなしいものでありますが、同時に、内政に外交に残された業績もきわめて大きく、そのすべてを語り尽くすことはとうてい不可能でありましょう。
世界平和の確立と国際間の協調は人類の悲願でありますが、そこに至る道はなお険しく、各国が鋭意努力すべきところであります。このような国際的現実を背景にして、再度佐藤内閣の外務大臣として、わが国外交の衝に当たられた君は、直面する困難な諸問題に献身的に取り組み、幾多の懸案を解決し、日本外交の展開に大きな足跡を残されたのであります。
また、この間、君は、国連総会をはじめ、数々の国際会議に日本代表として出席されるなど、国外出張は合わせて三十万キロ余、赤道十数周分にも及ぶという、文字どおり東奔西走の活躍をされたのでありまして、政治的思想、主張、立場を越え、国民とともに、この超人的貢献を高くたたえるものであります。(拍手)
昨年十二月、第二次田中内閣発足とともに、君は大蔵大臣の重責をになわれましたが、ときに、わが国経済にとって、国民福祉の向上、物価の安定、国際収支の均衡回復が三大課題でありましたが、このいわばトリレンマの中で、君はとりあえず五万円年金の実現、福祉年金の増額を行なう等、福祉向上の諸施策を実行されました。
また、波乱を含んでいた国際通貨問題は、イタリアの二重相場制実施を契機として世界各国に重大な危機をもたらしましたが、君はこのとき、連日大臣室に陣取り、深夜まで外国の通貨情勢を探っておられました。そして、その動向を見きわめた上、二月十四日、果断にも円の変動相場制を実施し、みごと危機を乗り越えられました。その後も、通貨制度の改革を提唱して主導的役割りを果たし、「通貨の愛知」として、国際的にも声価を高めているのであります。
わが国喫緊の課題である物価問題の対策として、君は金融、財政の両面から諸施策を講じてこられましたが、最近の石油危機により、国民生活はいよいよ深刻の度を加えております。なくなられる二日前、大蔵委員会における質疑応答の最後で、インフレ収束の自信ありやいなやを問われた君は、「自信をもって大いに立ち向かってまいりたい」と力強く答えられました。思えば、これが国会における君の最後のことばとなりましたが、そこには、かつて幾多の難問を解決してこられた自信と、来年度予算編成に取り組むなみなみならない君自身の決意がみなぎっていたのであります。大蔵大臣に在任すること一年、重責を一身に背負って、いまこそ愛知財政の本領を発揮せんとして心血を注がれながら、ついに職に殉じられたのであります。
愛知君は、本院議員として当選七回、また参議院議員として当選一回、在職まさに二十三年七カ月に及び、その間、常に必要な人材として数々の要職につき、君もまた、よく期待にこたえてこられたのでありまして、わが国政に残された功績は、党派、主張を越えてまことに大なるものがあるといわなければなりません。
愛知君は、自伝の書「未来からの呼びかけに応えて」をあらわしておりますが、君は、その表題そのままに未来を追求してやまず、そうして、みずから洞察した未来像に立脚して現実の政治に対処してこられました。君に終始新鮮な印象が横溢したのも、現実に埋没することなく、未来へのあくことなき志向があったからでありましょう。
長い政治生活を通じ、君は政治のひのき舞台で活躍し、行くところ可ならざるはなかったのであります。この間、人、あるいはとかくの批評をする者もあります。その評価に意見の分かれるところもありましたが、君の急逝にあい、その死をいたむ声がいまや巷間に満ちあふれたのも、君のすぐれた才腕を惜しむ率直なあらわれであり、いわゆる、まさに人の価値は棺をおおうて定まると申すべきでありましょう。
君は、端麗な容姿と、理路整然たる論理の展開から、一分のすきもない理論家としてのみ評価される面もあります。私も、君がずば抜けた秀才であったと認めることでは人後に落ちませんが、愛知君が政治家として大成したゆえんは、それに加えて、限りない誠実さと豊かな愛情を兼ね備えていたからであると信じます。(拍手)君は、好んで、「百術は一誠にしかず」と揮毫されましたが、この精神こそ、君の深い人間愛、すなわち個人の尊厳から自然にほとばしり出た信条であったと申すことができましょう。
第二高等学校時代、伝統と自治を守るため、君は最高指導者としてストライキを敢行しましたが、やがて内外の理解と支持を得て、ストライキの成功をもたらしました。これは、君が生来、人の上に立つ徳望の持ち主であったことを示す何よりの証左であり、政治家としても郷党から敬慕されてやまなかったのも、けだし当然のことでございます。
最近では、大臣室の執務机の上にお孫さんの太郎君の写真を飾り、激務の中にあっても、その写真に慈愛のまなざしを向けておられたとのことでありますが、そこに愛知君の人間性を見、ほのぼのとしたものを感ずるのは、あに私一人ではないでありましよう。
私は、日ごろから院内を歩く君の軽快さからも、東奔西走される旺盛な行動力からも、君の健康を疑ってもみなかったのでありまして、かぜのためフランス訪問を取りやめたとの報道にも、少しからだを休められたら、再び元気を回復されるものと信じておりました。次々と過激な日程を消化しながら、君は「石油かぜだよ」と冗談さえ飛ばしておられましたが、よもやそれが死を招くことになろうとは、だれが想像したでありましょうか。
思えば、君はすべてを政治にささげ、ついに一身を政治に燃え尽くして六十六年の生涯を閉じて逝かれたのであります。そこには、私人としての愛知君はなく、公人としての愛知君のみがあったのでありまして、私はその崇高な精神に強く心を打たれるのであります。
ひつぎを前にして奥さまは、「残念ですが、本人にしてみれば職に殉じ、悔いないものと思います」と悲しみをこらえて語られましたが、国政に殉じられた君の政治家魂は、人々の胸に焼きついて、長く長く生き続けていくことでありましょう。(拍手)
国難ともいうべき難局に際会し、君のような偉大な政治家を失いましたことは、国家国民のため、その立場を離れ、はかり知れない大きな損失であります。惜しみても余りあるものがあります。
私は、政治的立場こそ異にいたしましても、同じ政治家としてこの難局を乗り越えるため、最善を尽くすことを君のみたまにお誓いするものであります。
ここに、つつしんで君の生前の功績をたたえ、その人となりをしのび、心から御冥福をお祈りして、追悼のことばといたします。(拍手)
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日程第一 裁判官訴追委員辞職の件発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107205254X00619731217/4
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005・前尾繁三郎
○議長(前尾繁三郎君) 日程第一につきおはかりいたします。
裁判官訴追委員稻葉修君から、訴追委員を辞職いたしたいとの申し出があります。右申し出を許可するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107205254X00619731217/5
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006・前尾繁三郎
○議長(前尾繁三郎君) 御異議なしと認めます。よって、許可するに決しました。
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日程第二 裁判官訴追委員の選挙発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107205254X00619731217/6
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007・前尾繁三郎
○議長(前尾繁三郎君) 日程第二、裁判官訴追委員の選挙を行なうのでありますが、他に二名の欠員がありますので、三名の選挙を行ないます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107205254X00619731217/7
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008・森喜朗
○森喜朗君 裁判官訴追委員の選挙は、その手続を省略して、議長において指名されんことを望みます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107205254X00619731217/8
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009・前尾繁三郎
○議長(前尾繁三郎君) 森喜朗君の動議に御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107205254X00619731217/9
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010・前尾繁三郎
○議長(前尾繁三郎君) 御異議なしと認めます。よって、動議のごとく決しました。
議長は、裁判官訴追委員に
田中伊三次君 中垣 國男君
及び 大竹 太郎君
を指名いたします。
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日程第三 裁判官訴追委員予備員辞職の件発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107205254X00619731217/10
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011・前尾繁三郎
○議長(前尾繁三郎君) 日程第三につきおはかりいたします。
裁判官訴追委員の予備員角屋堅次郎君から、予備員を辞職いたしたいとの申し出があります。右申し出を許可するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107205254X00619731217/11
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012・前尾繁三郎
○議長(前尾繁三郎君) 御異議なしと認めます。よって、許可するに決しました。
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日程第四 裁判官訴追委員予備員の選挙発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107205254X00619731217/12
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013・前尾繁三郎
○議長(前尾繁三郎君) 日程第四、裁判官訴追委員の予備員の選挙を行ないます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107205254X00619731217/13
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014・森喜朗
○森喜朗君 裁判官訴追委員の予備員の選挙は、その手続を省略して、議長において指名せられ、その職務を行なう順序については、議長において定められんことを望みます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107205254X00619731217/14
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015・前尾繁三郎
○議長(前尾繁三郎君) 森喜朗君の動議に御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107205254X00619731217/15
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016・前尾繁三郎
○議長(前尾繁三郎君) 御異議なしと認めます。よって、動議のごとく決しました。
議長は、裁判官訴追委員の予備員に田邊誠君を指名いたします。
なお、その職務を行なう順序は、第三順位といたします。
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日程第五 皇室経済会議予備議員の選挙
日程第六 国土総合開発審議会委員の選挙
日程第七 東北開発審議会委員の選挙
日程第八 九州地方開発審議会委員の選挙
日程第九 四国地方開発審議会委員の選挙
日程第十 中国地方開発審議会委員の選挙
日程第十一 国土開発幹線自動車道建設審議会委員の選挙
日程第十二 首都圏整備審議会委員の選挙
日程第十三 北海道開発審議会委員の選挙
日程第十四 鉄道建設審議会委員の選挙発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107205254X00619731217/16
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017・前尾繁三郎
○議長(前尾繁三郎君) 日程第五ないし第十四に掲げました各種委員の選挙を行ないます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107205254X00619731217/17
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018・森喜朗
○森喜朗君 各種委員の選挙は、いずれもその手続を省略して、議長において指名せられ、皇室経済会議予備議員の職務を行なう順序については、議長において定められんことを望みます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107205254X00619731217/18
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019・前尾繁三郎
○議長(前尾繁三郎君) 森喜朗君の動議に御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107205254X00619731217/19
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020・前尾繁三郎
○議長(前尾繁三郎君) 御異議なしと認めます。よって、動議のごとく決しました。
議長は、皇室経済会議予備議員に長谷川四郎君を指名いたします。
なお、その職務を行なう順序は、長谷川四郎君を第二順位とし、第二順位の予備議員である園田直君を第一順位といたします。
次に、国土総合開発審議会委員に
西村 直己君 及び 小川 平二君
を指名いたします。
次に、東北開発審議会委員に湊徹郎君を指名いたします。
次に、九州地方開発審議会委員に佐藤文生君を指名いたします。
次に、四国地方開発審議会委員に木村武千代君
を指名いたします。
次に、中国地方開発審議会委員に
灘尾 弘吉君 田中 龍夫君
及び 加藤 六月君
を指名いたします。
次に、国土開発幹線自動車道建設審議会委員に水田三喜男君を指名いたします。
次に、首都圏整備審議会委員に福田篤泰君を指名いたします。
次に、北海道開発審議会委員に本名武君を指名いたします。
次に、鉄道建設審議会委員に水田三喜男君を指名いたします。
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中央選挙管理会委員及び同予備委員の指名発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107205254X00619731217/20
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021・前尾繁三郎
○議長(前尾繁三郎君) 中央選挙管理会委員及び同予備委員の指名を行ないます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107205254X00619731217/21
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022・森喜朗
○森喜朗君 中央選挙管理会委員及び同予備委員の指名については、その手続を省略して、議長において指名されんことを望みます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107205254X00619731217/22
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023・前尾繁三郎
○議長(前尾繁三郎君) 森喜朗君の動議に御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107205254X00619731217/23
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024・前尾繁三郎
○議長(前尾繁三郎君) 御異議なしと認めます。よって、動議のごとく決しました。
議長は、中央選挙管理会委員に
大浜 英子君 近藤 英明君
堀米 正道君 梶谷 善久君
及び 風早八十二君
を指名いたします。
また、同予備委員に
小島 憲君 近藤 操君
遠藤 隆次君 小幡 操君
及び 小沢 茂君
を指名いたします。
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航空事故調査委員会委員長及び同委員任命につき同意を求めるの件発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107205254X00619731217/24
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025・前尾繁三郎
○議長(前尾繁三郎君) おはかりいたします。
内閣から、航空事故調査委員会委員長に守屋富次郎君を、同委員に岡田實君、上山忠夫君、諏訪勝義君及び山口真弘君を任命したいので、本院の同意を得たいとの申し出があります。右申し出のとおり同意を与えるに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107205254X00619731217/25
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026・前尾繁三郎
○議長(前尾繁三郎君) 起立多数。よって、同意を与えるに決しました。
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昭和四十八年度分の地方交付税の特例に関す
る法律案(内閣提出)発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107205254X00619731217/26
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027・森喜朗
○森喜朗君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。
すなわち、この際、内閣提出、昭和四十八年度分の地方交付税の特例に関する法律案を議題となし、委員長の報告を求め、その審議を進められんことを望みます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107205254X00619731217/27
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028・前尾繁三郎
○議長(前尾繁三郎君) 森喜朗君の動議に御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107205254X00619731217/28
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029・前尾繁三郎
○議長(前尾繁三郎君) 御異議なしと認めます。よって、日程は追加せられました。
昭和四十八年度分の地方交付税の特例に関する法律案を議題といたします。
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—————————————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107205254X00619731217/29
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030・前尾繁三郎
○議長(前尾繁三郎君) 委員長の報告を求めます。地方行政委員長伊能繁次郎君。
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〔報告書は本号末尾に掲載〕
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〔伊能繁次郎君登壇〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107205254X00619731217/30
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031・伊能繁次郎
○伊能繁次郎君 ただいま議題となりました昭和四十八年度分の地方交付税の特例に関する法律案につきまして、地方行政委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
本案は、地方財政の現状にかんがみ、
第一に、地方公務員の給与改定を実施するための一般財源を付与するとともに、最近の物価の騰勢に対処して、所要の財源措置を講ずるために、普通交付税の額の算定に用いる単位費用を改定し、あわせて、現下の要請にこたえて公共用地の先行取得を促進するため、土地開発基金費を基準財政需要額に算入することとしております。
第二に、交付税及び譲与税配付金特別会計において、本年度当初に予定しておりました九百五十億円の借り入れを取りやめるとともに、既存の借り入れ金のらち千四十六億円を減額することによって、明年度以降における借り入れ金償還額の減額をはかることとしております。
本案は、十二月一日、当委員会に付託され、同月七日、町村自治大臣から提案理由の説明を聴取し、以来、慎重に審査を行ないました。
本日質疑を終了し、討論を行ないましたところ、日本社会党を代表して山田委員、日本共産党・革新共同を代表して林委員、公明党を代表して小濱委員、民社党を代表して折小野委員より、それぞれ本案に対し反対の意見が述べられました。
次いで、採決を行ないましたところ、本案は賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
なお、本案に対して、自由民主党、日本社会党、日本共産党・革新共同、公明党及び民社党の五派共同提案により、明年度の地方行財政が、石油の供給削減等に基因する経済情勢の変動、物価の急騰等により、かってない危機が予想されることにかんがみ、所要一般財源等の確保、超過負担の完全解消、法人課税の強化等による都市税源の充実、地方道路財源の拡充、公立病院の不良債務の抜本的解消などを内容とする附帯決議を付することに決しました。
以上、御報告申し上げます。(拍手)
—————————————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107205254X00619731217/31
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032・前尾繁三郎
○議長(前尾繁三郎君) 採決いたします。
本案の委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107205254X00619731217/32
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033・前尾繁三郎
○議長(前尾繁三郎君) 起立多数。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。
————◇—————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107205254X00619731217/33
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034・前尾繁三郎
○議長(前尾繁三郎君) この際、暫時休憩いたします。
午後二時十九分休憩
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〔休憩後は会議を開くに至らなかった〕
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出席国務大臣
運 輸 大 臣 徳永 正利君
自 治 大 臣 町村 金五君
————◇—————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107205254X00619731217/34
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