1. 会議録本文
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000・会議録情報
昭和五十年二月七日(金曜日)
午後零時一分開議
出席委員
委員長 上村千一郎君
理事 伊藤宗一郎君 理事 浜田 幸一君
理事 村山 達雄君 理事 山下 元利君
理事 山本 幸雄君 理事 山田 耻目君
理事 増本 一彦君
越智 伊平君 金子 一平君
鴨田 宗一君 小泉純一郎君
齋藤 邦吉君 塩谷 一夫君
原田 憲君 坊 秀男君
宮崎 茂一君 毛利 松平君
高沢 寅男君 山中 吾郎君
坂口 力君 広沢 直樹君
竹本 孫一君
出席国務大臣
大 蔵 大 臣 大平 正芳君
出席政府委員
大蔵政務次官 森 美秀君
大蔵省主計局次
長 辻 敬一君
大蔵省主税局長 中橋敬次郎君
委員外の出席者
大蔵委員会調査
室長 末松 経正君
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委員の異動
二月七日
辞任 補欠選任
広瀬 秀吉君 楢崎弥之助君
同日
辞任 補欠選任
楢崎弥之助君 広瀬 秀吉君
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二月六日
企業組合に対する課税の適正化に関する請願
(塩川正十郎君紹介)(第一五四号)
同(竹中修一君紹介)(第一五五号)
同(戸井田三郎君紹介)(第一五六号)
同(伊藤宗一郎君紹介)(勢二〇六号)
同(片岡清一君紹介)(第二〇七号)
同(黒金泰美君紹介)(第二〇八号)
同(佐藤孝行君紹介)(第二〇九号)
同(谷垣專一君紹介)(第二一〇号)
同(床次徳二君紹介)(第二一一号)
同(福田篤泰君紹介)(第二一二号)
同(山下元利君紹介)(第二一三号)
同(石田博英君紹介)(第二八四号)
同(田中伊三次君紹介)(第二八五号)
同(山本幸雄君紹介)(第二八六号)
国民金融公庫の貸付資金増加等に関する請願
(松本善明君紹介)(第二一四号)
大和基地跡地の公共的利用に関する請願(増本
一彦君紹介)(第二一五号)
医師に対する租税特別措置の改廃反対に関する
請願(増本一彦君紹介)(第二三三号)
相続税の軽減に関する請願(林百郎君紹介)(
第二八三号)
は本委員会に付託された。
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本日の会議に付した案件
昭和四十九年度の稲作転換奨励補助金等につい
ての所得税及び法人税の臨時特例に関する法律
案起草の件
昭和四十八年度歳入歳出の決算上の剰余金の処
理の特例に関する法律案(内閣提出第一号)
————◇—————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107504629X00419750207/0
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001・上村千一郎
○上村委員長 これより会議を開きます。
昭和四十九年度の稲作転換奨励補助金等についての所得税及び法人税の臨時特例に関する法律案起草の件について議事を進めます。
本件につきましては、先般来理事会等で御協議願い、お手元に配付いたしましたような草案を得ました次第であります。
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昭和四十九年度の稲作転換奨励補助金等についての所得税及び法人税の臨時特例に関する法律案
—————————————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107504629X00419750207/1
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002・上村千一郎
○上村委員長 まず、本起草案の趣旨及び内容を御説明申し上げます。
本起草案は、昭和四十九年度に政府から交付される稲作転換奨励補助金または稲作転換協力特別交付金について、税制上、次の軽減措置を講ずるものであります。
すなわち、第一に個人が交付を受ける同補助金または同交付金については、一時所得の収入金額とみなすとともに、転作に伴う特別支出費用等は、一時所得の必要経費とみなすこととし、第二に、農業法人については、圧縮記帳の特例を設け、当該法人が交付を受ける同補助金または同交付金については、交付を受けた後二年以内に事業の用に供する固定資産の取得または改良に充てる場合には、圧縮額を損金に算入することといたしました。
なお、本特例措置による国税の減収は約三億円と見込まれます。
以上が本草案の趣旨及び内容であります。
なお、この際一言つけ加えます。
本起草案の立案の過程におきまして、次のごとき各党一致の意見が見られましたことをここに明らかにしておきます。すなわち「わが国の食糧自給が問題とされている折から、これに対する今後の農政の進展に即応し各種の施策が講じられた場合には、税制面においても必要に応じ特別措置のあり方を検討する。」
以上であります。
この際、本案は、歳入の減少を伴うこととなりますので、衆議院規則第四十八条の二の規定により、内閣において御意見があれば発言を許します。大平大蔵大臣。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107504629X00419750207/2
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003・大平正芳
○大平国務大臣 いま議題に上がっている法律案につきましては、稲作転換対策の必要性にかんがみ、あえて反対いたしません。
—————————————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107504629X00419750207/3
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004・上村千一郎
○上村委員長 お諮りいたします。
この起算案を委員会の成案とし、これを委員会提出の法律案として決定するに御異議ありませんか。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107504629X00419750207/4
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005・上村千一郎
○上村委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
なお、本法律案の提出手続等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107504629X00419750207/5
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006・上村千一郎
○上村委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
————◇—————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107504629X00419750207/6
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007・上村千一郎
○上村委員長 次に、昭和四十八年度歳入歳出の決算上の剰余金の処理の特例に関する法律案を議題といたします。
まず、政府より提案理由の説明を求めます。大平大蔵大臣。
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昭和四十八年度歳入歳出の決算上の剰余金の処理の特例に関する法律案
〔本号末尾に掲載〕
—————————————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107504629X00419750207/7
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008・大平正芳
○大平国務大臣 ただいま議題となりました昭和四十八年度歳入歳出の決算上の剰余金の処理の特例に関する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。
この法律案は、昭和四十八年度において一般会計の歳入歳出の決算上生じた剰余金の効率的活用を図るため、当該剰余金のうち公債または借入金の償還財源に充てる部分の金額について特例措置を講じようとするものであります。
一般会計の歳入歳出の決算上の剰余金につきましては、財政法第六条の規定により、剰余金の生じた年度の翌々年度までに、その二分の一を下らない金額を公債または借入金の償還財源に充てなければならないこととなっておりますが、当面の財政事情及び国債整理基金の資金状況等を勘案し、財政資金の効率的活用を図るため、昭和四十八年度の剰余金に限り、その公債等の償還財源に充てる率について、財政法第六条に定める「二分の一」を「五分の一」とする特例措置を講ずることとした次第であります。
以上が、この法律案の提案の理由であります。
何とぞ、御審議の上、速やかに御賛同くださいますようお願い申し上げます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107504629X00419750207/8
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009・上村千一郎
○上村委員長 これにて提案理由の説明は終わりました。
本案に対する質疑は後日に譲ります。
次回は、来たる十二日水曜日、午前十時理事会、十時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後零時五分散会
————◇—————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/107504629X00419750207/9
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