1. 会議録本文
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000・会議録情報
昭和六十一年四月十日(木曜日)
午後二時六分開会
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委員の異動
四月八日
辞任 補欠選任
倉田 寛之君 亀井 久興君
内藤 健君 志村 愛子君
内藤 功君 小笠原貞子君
四月九日
辞任 補欠選任
亀井 久興君 倉田 寛之君
志村 愛子君 内藤 健君
穐山 篤君 小柳 勇君
菅野 久光君 目黒今朝次郎君
小笠原貞子君 内藤 功君
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出席者は左のとおり。
委員長 鶴岡 洋君
理 事
江島 淳君
吉村 真事君
安恒 良一君
矢原 秀男君
委 員
梶原 清君
倉田 寛之君
高平 公友君
内藤 健君
森田 重郎君
安田 隆明君
内藤 功君
山田耕三郎君
国務大臣
運 輸 大 臣 三塚 博君
政府委員
運輸省地域交通
局長 服部 経治君
事務局側
常任委員会専門
員 多田 稔君
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本日の会議に付した案件
○特定都市鉄道整備促進特別措置法案(内閣提出
、衆議院送付)
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001・鶴岡洋
○委員長(鶴岡洋君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。
特定都市鉄道整備促進特別措置法案を議題といたします。
まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。三塚運輸大臣。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/110413830X00719860410/1
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002・三塚博
○国務大臣(三塚博君) ただいま議題となりました特定都市鉄道整備促進特別措置法案の提案理由につきまして御説明申し上げます。
現在、大都市の鉄道は、通勤・通学時において、著しい混雑状況を呈しており、今後この混雑はさらに悪化することが見込まれております。
このような状況に対応して、従来から運転本数の増加や列車編成長の増大が図られてまいりましたが、一部主要線区については、このような方法による対応も既に限界に達しようとしており、今後都市鉄道の混雑緩和を抜本的に解決するためには、鉄道の複々線化工事等の大規模な輸送力増強工事を早急に実施することが必要であります。
しかし、これらの工事は、膨大な資金を要する割に、新たな利用者の獲得には必ずしもつながらず、採算性に問題のある投資であるため、鉄道事業者による速やかな実施が困難な状況にあります。
この法律案は、このような状況に対応して、特定都市鉄道整備積立金の制度を設けること等特別の措置を講ずることにより、工事の実施に伴う鉄道事業者及び鉄道利用者の負担の平準化を図りつつ、必要な輸送力増強工事を促進し、鉄道利用者の利便の向上を図ろうとするものであります。
次に、この法律案の概要について御説明申し上げます。
第一に、鉄道事業者は、十年以内に完了する複々線化工事等の大規模な輸送力増強工事の計画を作成し、運輸大臣の認定を受けることができることとしております。
第二に、計画の認定を受けた鉄道事業者は、計画の期間内において、旅客運送収入の一定割合を非課税で運輸大臣が指定する法人に積み立てるとともに、取り戻した積立金は工事費の支出に充てなければならないこととしております。
第三に、運輸大臣は、当該積立金が旅客運送収入により確保されるよう、また、計画期間の終了後にその資金が運賃を通じて鉄道利用者に還元されるよう、鉄道事業者の運賃について配慮することとしております。
以上が、この法律案を提案する理由であります。
何とぞ、慎重御審議の上、速やかに御賛成くださいますようお願いを申し上げます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/110413830X00719860410/2
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003・鶴岡洋
○委員長(鶴岡洋君) 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
本案に対する自後の審査は後日に譲ります。
本日はこれにて散会いたします。
午後二時九分散会発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/110413830X00719860410/3
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