1. 会議録本文
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000・会議録情報
昭和六十二年五月二十六日(火曜日)
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議事日程 第二十号
昭和六十二年五月二十六日
午後一時開議
第一 郵便法及びお年玉等付郵便葉書及び寄附
金付郵便葉書等の発売並びに寄附金の処
理に関する法律の一部を改正する法律
案(内閣提出、参議院送付)
第二 林業等振興資金融通暫定措置法の一部を
改正する法律案(内閣提出、参議院送付
)
第三 森林組合法及び森林組合合併助成法の一
部を改正する法律案(内閣提出、参議院
送付)
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○本日の会議に付した案件
広瀬秀吉君の故議員森山欽司君に対する追悼演
説
日程第一 郵便法及びお年玉等付郵便葉書及び
寄附金付郵便葉書等の発売並びに寄附金の処
理に関する法律の一部を改正する法律案(内
閣提出、参議院送付)
日程第二 林業等振興資金融通暫定措置法の一
部を改正する法律案(内閣提出、参議院送付
)
日程第三 森林組合法及び森林組合合併助成法
の一部を改正する法律案(内閣提出、参議院
送付)
外国の地方公共団体の機関等に派遣される一般
職の地方公務員の処遇等に関する法律案(内
閣提出、参議院送付)
刑事確定訴訟記録法案(内閣提出、参議院送付
)
午後一時二分開議発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/110805254X02219870526/0
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001・原健三郎
○議長(原健三郎君) これより会議を開きます。
――――◇―――――発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/110805254X02219870526/1
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002・原健三郎
○議長(原健三郎君) 御報告いたすことがあります。
議員森山欽司君は、去る二日逝去されました。まことに哀悼痛惜の至りにたえません。
同君に対する弔詞は、議長において昨二十五日贈呈いたしました。これを朗読いたします。
〔総員起立〕
衆議院は 多年憲政のために尽力し 特に院議をもってその功労を表彰され さきに社会労働委員長建設委員長の要職につき また再度国務大臣の重任にあたられた議員正三位勲一等森山欽司君の長逝を哀悼し つつしんで弔詞をささげます
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故議員森山欽司君に対する追悼演説発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/110805254X02219870526/2
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003・原健三郎
○議長(原健三郎君) この際、弔意を表するため、広瀬秀吉君から発言を求められております。これを許します。広瀬秀吉君。
〔広瀬秀吉君登壇〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/110805254X02219870526/3
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004・広瀬秀吉
○広瀬秀吉君 ただいま議長から御報告のありましたとおり、本院議員森山欽司先生は、去る五月二日山梨県河口湖町の休養先において急逝されました。
まさに青天のへきれきであり、私は、しばし電撃に打たれたごとく茫然として言葉を失った思いでありました。折しも、参議院議員の眞弓夫人は、中米のニカラグアにおける列国議会同盟会議に出張中の忽然の計報でありまして、「私がそばにいてやれなかったことが悔やんでも悔やみ切れません」と語られる御夫人の胸中を思うとき、私は、お慰めする言葉もなく、ひたすら悲しみに打たれるばかりでございます。
森山先生は、政治家としては私の大先輩であり、また、政策、政党も異にしておりますが、顧みれば、遠く昭和十七年二月一日、太平洋戦争の開戦に伴う学徒出陣第一号として同じ部隊に入隊し、短期間ながらいわば同じかまの飯を食べた戦友でありました。その後、ともに政治の道を歩むようになり、同じ選挙区でライバル同士として選挙戦を戦うこと十一回、殊に最近、衆議院ブルガリア友好議員連盟の先生が会長、私が副会長という関係などもございまして、長い間親しくおつき合いをさせていただいた次第であります。
森山先生は、政治家としては妥協を許さない一徹な方でありましたが、一人間としては本当に純粋で、信義を重んじ情義に厚い方でありまして、私は、常々心から敬愛の念を抱いてまいったところであります。
ここに、諸君の御同意を得、私が議員一同を代表して先生に対して哀悼の言葉を述べることは、まさに感慨無量なものがあります。
森山先生は、大正六年一月十日、栃木県今市市にお生まれになりました。御尊父は有為の弁護士として活躍をされておりましたが、そのすぐれた資質を受け継がれた先生は、長じて東京府立第一中学校から旧制静岡高等学校を経て東京帝国大学法学部に進み、在学中に高等文官試験の外交、行政の両科に合格されました。そして、昭和十六年十二月大学を卒業するとともに、外務省に入られたのでありますが、入省後間もなく臨時現役兵として終戦まで軍務につかれました。我が国が敗戦を迎えるや、先生は外務省に復帰され、終戦連絡中央事務局の連絡官としてGHQとの折衝に当たられましたが、占領軍からの次々に不当とも思えるような重なる要求の押しつけ、そういうものに敗戦国の悲劇を身をもって痛感をされたようであります。
それにも増して、焦土と化し、窮乏にあえぐ日本の現実を直視された先生は、我が祖国を平和的手段をもって国際的に名誉ある地位に再建しなければならない、そういう情熱に駆られまして、エリート外交官の道を深くなげうって国政に挺身する決意を固められたのであります。時に弱冠二十九歳でありました。
そして、昭和二十一年四月に行われました衆議院議員総選挙に勇躍立候補いたしましたが、文字どおり裸一貫、徒手空拳の青年に現実はいかにも厳しく、奮戦もむなしく苦杯を喫し、続く昭和二十二年四月の総選挙においても再度敗退を余儀なくされました。しかしながら、先生の志はいよいよかたく、若き情熱は一大炬火となって燃え上がり、昭和二十四年一月の第二十四回衆議院議員総選挙に三たび挑戦して、選挙民の圧倒的支持を獲得し、見事初当選の栄に輝きました。(拍手)ついに三十二歳の青年代議士森山欽司先生の誕生を見たのであります。
先生が本院に初めて議席を占められた当時の我が国は、なお厳しい窮乏と混乱の中にあり、働くに職なく、職にある人もまた劣悪な労働条件のもとで苦しみ、戦後の経済復興政策の中で、労働問題こそ我が国の深刻かつ喫緊の政治課題でありました。そういう状況を目の当たりにした先生は、ヒューマニスチックな使命感と若い情熱に燃え、直ちに労働問題に取り組まれました。
当時の不安定な社会経済情勢を反映し、労使紛争は頻発し、また激しいものでありましたが、先生は、幾多の試練に遭遇しながらも、健全な労使関係の育成と確立なくして民主主義は定着しない、こういう信念をもって常に精魂を傾けて対処してこられたのであります。この時代こそ後年の政治家森山先生を形成する大きな素地となったものと信じます。
先生は、昭和三十二年と昭和四十六年に再度本院の社会労働委員長の要職につかれました。また、自由民主党においても、労働問題調査会長を初めとして終始労働部門で活躍をされておられます。この間、先生は、労使紛争の調整解決や人事院勧告、仲裁裁定の完全実施等健全な労使関係の確立のため多大の貢献をされるなど、労働問題に関する先生の業績は数限りなく、その言動は常に重きをなしていたのであります。
また、栃木県の足尾銅山など金属鉱山や石炭鉱山に多発しておりましたけい肺病の対策としてけい肺立法を実現させましたが、これは我が国職業病対策の嚆矢として画期的なものでありまして、先生を語るときに忘れてはならない大きな業績と申せましょう。(拍手)
時に、先生の労働政策を〝労働タカ派〟と評する人もありますが、「世の中には、自分の得にならなくても国家国民のために大事なことがある。それと真剣に取り組むのが政治家の本務ではないか」というかたいいちずの信念に立脚した先生の真摯なステーツマンシップ、政治姿勢には、何人といえども惜しみない評価と敬意を払うでございましょう。(拍手)
申すまでもなく、先生は、労働の分野のみならず、国政の各般にわたって活躍されております。本院においては昭和四十年に建設委員長につかれ、内閣においては昭和四十八年に第二次田中内閣の科学技術庁長官、昭和五十三年には第一次大平内閣の運輸大臣の重任に当たられました。
科学技術庁長官在任中、原子力船「むつ」の放射線漏れ事故が発生した際、先生は、直ちに放射線障害防止対策要綱の策定や放射線障害防止中央協議会の設立など矢継ぎ早に的確な対応をとられ、原子力安全対策の強化確立に万全を期せられました。これは今なお記憶に新たなるところであります。
また、運輸大臣としては、国鉄職員の合理化計画、いわゆる三十五万人体制の策定という難問に当たられましたが、その過程において労働側の率直な意見にも真摯に耳を傾けられました。労使の協調のために心血を注ぐ御苦労を重ねられたことを、私も渦中の一人としてよく承知をいたしております。
さらに、先生は、自由民主党にあって幹事長代理、総務会副会長等の要職を歴任し、党務の処理に、また、政策決定に大きな役割を果たしてまいりましたが、郷土の発展のためにも終始一貫献身的な努力を払ってこられました。
とりわけ、栃木県藤原町と福島県会津を結ぶ野岩鉄道会津鬼怒川線建設は、地元民百年の悲願でありました。先生は、野岩鉄道完成促進協議会議員連盟の会長として献身的に御尽力されまして、昨年十月、長年にわたるその努力が見事第三セクターとして同線の開通となって実りました。その会津鬼怒川線は、地元の人たちの生活上の利便はもとより、多くの観光客によって開通以来大盛況を続けているのでありまして、先生の地元に残された最大の遺産として森山欽司の名とともに永遠に語り継がれていくことでありましょう。(拍手)
かくして、先生は、本院議員に当選すること十三回、在職三十四年二カ月の長きに及び、さきに永年在職議員として院議による表彰を受けられました。この間、政党政治の確立と国政の進展に貢献された功績は、まことに偉大なるものがあります。
思うに、森山先生は、純粋なまでの潔癖さとあふれるばかりの正義感を持ってみずからの政治信条を貫き通された信念の政治家でありました。その妥協を許さない頑固なまでの一徹さと歯にきぬ着せぬ言動から、ぶこつで近寄りがたい印象を与えておりましたが、一面、〝モリキンさん〟の愛称で親しまれておりますように、先生は、人一倍律儀で情義に厚く涙もろい人情家でもありまして、接する人を深く魅了するところがあったのであります。私は、そういう先生の人間性にこそ森山政治の本領があったと確信するものであります。(拍手)
先生は、私生活においては動物を愛し、特に犬を大変かわいがられました。また、ゴルフを楽しむほか、カメラと切手の収集を趣味として政治生活の厳しさをいやし、心の和らぎを求め、明日へのエネルギーとされていたようでありますが、それは趣味の域を超えた本格的なものであり、同好者のみならず専門家の高く評価するところであったように聞いております。
森山先生は、昭和二十四年の初当選の際、結婚された眞弓夫人とともに立派な理想的な家庭を建設されました。特にこの七年有余、〝おしどり議員〟としてその仲むつまじさはっとに人もうらやむところでございまして、先生は人前でもごく自然に「眞弓、眞弓」と奥様の名前を連発され、その愛妻家ぶりは、はた目にも本当に美しく、ほほ笑ましく映ったところでございました。
森山先生御夫妻は、十四年前、当時十六歳だったただ一人の御長男太郎君を柔道の試合中の事故で亡くされましたが、時に御夫人が太郎君を思い出して涙を見せますと、先生は「泣かないで、僕も泣きたくなるから」と優しくいたわられたとのことであります。人一倍子煩悩だった先生の当時の御悲嘆のほどがしのばれるのであります。その先生も今や亡く、天上において愛息太郎君との再会の日々を楽しく送っておられるのでありましょうか。
先生は、このたび勲一等旭日大綬章を受章されることになり、この上ない光栄と感激しつつ五月八日の親授式をこよなく楽しみにしておられたのであります。しかるに、その日を待たず、天は無情にも先生を奪い去っていかれました。どうしてせめて旬日の命を与えてくれなかったのでありましょうか。まことに哀惜痛恨のきわみであります。
現下、我が国は世界的な視野に立って内政、外交を展開すべき重大な時期に直面しております。このときに当たり、豊かな識見とすぐれた洞察力を兼ね備えられた政治家森山先生を失いましたことは、ひとり自由民主党のみならず、本院にとりましても、国家にとりましてもまことに大きな損失であり、惜しみてもなお余りあるものがあります。
ここに、森山欽司先生の生前の御功績をたたえ、その人となりをしのび、心から御冥福をお祈り申し上げ、追悼の言葉といたします。(拍手)。
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日程第一 郵便法及びお年玉等付郵便葉書及び寄附金付郵便葉書等の発売並びに寄附金の処理に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出、参議院送付)発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/110805254X02219870526/4
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005・原健三郎
○議長(原健三郎君) 日程第一、郵便法及びお年玉等付郵便葉書及び寄附金付郵便葉書等の発売並びに寄附金の処理に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
委員長の報告を求めます。逓信委員長深谷隆司君。
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郵便法及びお年玉等付郵便葉書及び寄附金村部便葉書等の発売並びに寄附金の処理に関する法律の一部を改正する法律案及び同報告書
〔本号末尾に掲載〕
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〔深谷隆司君登壇〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/110805254X02219870526/5
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006・深谷隆司
○深谷隆司君 ただいま議題となりました法律案について、逓信委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
本案は、郵便の利用者に対するサービスの向上を図るため、所要の改正を行おうとするものであります。
その主な内容は、
まず、郵便法の一部改正では、商品の広告等のため大量に差し出される広告郵便物については、郵便番号ごとの区分差し出し、後回し処理等の条件のもとで、最高三〇%までの料金割引をすることができること、
後納郵便料金については、金融機関の預貯金口座からの振替の方法により納付することができること等であります。
次に、お年玉等付郵便葉書及び寄附金付郵便葉書等の発売並びに寄附金の処理に関する法律の一部改正では、題名を「お年玉付郵便葉書等に関する法律」に改めることとするほか、くじ引番号付きの郵便切手を発行することができることといたしております。
本案は、五月二十二日参議院から送付され、昨二十五日唐沢郵政大臣から提案理由の説明を聴取し、同日質疑を終了、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと議決した次第であります。
以上、御報告申し上げます。(拍手)
―――――――――――――発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/110805254X02219870526/6
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007・原健三郎
○議長(原健三郎君) 採決いたします。
本案は委員長報告のとおり決するに御異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/110805254X02219870526/7
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008・原健三郎
○議長(原健三郎君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。
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日程第二 林業等振興資金融通暫定措置法の一部を改正する法律案(内閣提出、参議院送付)
日程第三 森林組合法及び森林組合合併助成法の一部を改正する法律案(内閣提出、参議院送付)発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/110805254X02219870526/8
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009・原健三郎
○議長(原健三郎君) 日程第二、林業等振興資金融通暫定措置法の一部を改正する法律案、日程第三、森林組合法及び森林組合合併助成法の一部を改正する法律案、右両案を一括して議題といたします。
委員長の報告を求めます。農林水産委員長玉沢徳一郎君。
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林業等振興資金融通暫定措置法の一部を改正する法律案及び同報告書
森林組合法及び森林組合合併助成法の一部を改正する法律案及び同報告書
〔本号末尾に掲載〕
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〔玉沢徳一郎君登壇〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/110805254X02219870526/9
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010・玉沢徳一郎
○玉沢徳一郎君 ただいま議題となりました二法案につきまして、農林水産委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
初めに、両案の内容について申し上げます。
まず、林業等振興資金融通暫定措置法の一部を改正する法律案は、最近における林業をめぐる諸情勢の変化に対処して、林業経営を改善するため、農林漁業金融公庫が林業経営改善計画の認定を受けた者に対して行う造林資金の貸し付けについて、その償還期限を四十五年以内から五十五年以内に、据置期間を二十五年以内から三十五年以内に、それぞれ十年間延長しようとするものであります。
次に、森林組合法及び森林組合合併助成法の一部を改正する法律案は、最近における森林及び林業をめぐる諸情勢の変化にかんがみ、森林組合制度の改善強化を図るため、森林組合及び森林組合連合会の事業範囲を拡大するとともに、森林組合による森林施業の共同化の推進、森林組合の合併の促進等のための措置を講じようとするものであります。
両案は、去る五月二十二日参議院より送付されたものでありまして、委員会におきましては、同日加藤農林水産大臣から提案理由の説明を聴取し、昨五月二十五日一括して質疑に入り、同日質疑を終局いたしました。
次いで、採決を行いましたところ、両案はいずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと議決した次第であります。
なお、森林組合法及び森林組合合併助成法の一部を改正する法律案に対し附帯決議が付されました。
以上、御報告申し上げます。(拍手)
―――――――――――――発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/110805254X02219870526/10
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011・原健三郎
○議長(原健三郎君) 両案を一括して採決いたします。
両案は委員長報告のとおり決するに御異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/110805254X02219870526/11
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012・原健三郎
○議長(原健三郎君) 御異議なしと認めます。よって、両案とも委員長報告のとおり可決いたしました。
――――◇―――――発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/110805254X02219870526/12
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013・谷垣禎一
○谷垣禎一君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。
内閣提出、参議院送付、外国の地方公共団体の機関等に派遣される一般職の地方公務員の処遇等に関する法律案を議題とし、委員長の報告を求め、その審議を進められることを望みます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/110805254X02219870526/13
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014・原健三郎
○議長(原健三郎君) 谷垣禎一君の動議に御異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/110805254X02219870526/14
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015・原健三郎
○議長(原健三郎君) 御異議なしと認めます。よって、日程は追加されました。
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外国の地方公共団体の機関等に派遣される一般職の地方公務員の処遇等に関する法律案(内閣提出、参議院送付)発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/110805254X02219870526/15
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016・原健三郎
○議長(原健三郎君) 外国の地方公共団体の機関等に派遣される一般職の地方公務員の処遇等に関する法律案を議題といたします。
委員長の報告を求めます。地方行政委員長石橋一弥君。
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外国の地方公共団体の機関等に派遣される一般職の地方公務員の処遇等に関する法律案及び同報告書
〔本号末尾に掲載〕
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〔石橋一弥君登壇〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/110805254X02219870526/16
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017・石橋一弥
○石橋一弥君 ただいま議題となりました外国の地方公共団体の機関等に派遣される一般職の地方公務員の処遇等に関する法律案につきまして、地方行政委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
まず、本案の主な内容について申し上げますと、
第一に、任命権者は、地方公共団体と外国の地方公共団体との合意等に基づきまたは外国の地方公共団体の機関等の要請に応じ、これらの機関等の業務に従事させるため、条例で職員を派遣することができること、
第二に、派遣職員は、派遣期間中、職員としての職を保有するが、その職務に従事しないものとし、派遣が終了したときは、職務に復帰すること、
第三に、派遣職員の業務上の災害については、派遣先の機関の業務を公務とみなして地方公務員災害補償松による補償及び地方公務員等共済組合法による給付を行うこと、
第四に、派遣職員の給与及び旅費の支給については、国家公務員のこれらに関する事項を基準として条例で定めること、
第五に、派遣職員が職務に復帰したときの任用、給与等に関する処遇については、部内の職員との均衡を失することのないよう適切な配慮が加えられなければならないこととしております。
本案は、五月二十二日参議院から本院に送付され、同日本委員会に付託されたものであります。
本委員会におきましては、本日葉梨自治大臣から提案理由の説明を聴取した後、審査を行い、質疑を終了いたしました。
次いで、採決いたしました結果、本案は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、御報告申し上げます。(拍手)
―――――――――――――発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/110805254X02219870526/17
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018・原健三郎
○議長(原健三郎君) 採決いたします。
本案は委員長報告のとおり決するに御異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/110805254X02219870526/18
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019・原健三郎
○議長(原健三郎君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。
――――◇―――――発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/110805254X02219870526/19
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020・谷垣禎一
○谷垣禎一君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。
内閣提出、参議院送付、刑事確定訴訟記録法案を議題とし、委員長の報告を求め、その審議を進められることを望みます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/110805254X02219870526/20
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021・原健三郎
○議長(原健三郎君) 谷垣禎一君の動議に御異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/110805254X02219870526/21
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022・原健三郎
○議長(原健三郎君) 御異議なしと認めます。よって、日程は追加されました。
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刑事確定訴訟記録法案(内閣提出、参議院送付)発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/110805254X02219870526/22
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023・原健三郎
○議長(原健三郎君) 刑事確定訴訟記録法案を議題といたします。
委員長の報告を求めます。法務委員長大塚雄司君。
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刑事確定訴訟記録法案及び同報告書
〔本号末尾に掲載〕
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〔大塚雄司君登壇〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/110805254X02219870526/23
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024・大塚雄司
○大塚雄司君 ただいま議題となりました法律案について、法務委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
本案は、刑事訴訟記録の訴訟終結後における適正な管理を図ろうとするもので、その主な内容は次のとおりであります。
第一に、刑事訴訟記録は、訴訟終結後は、当該被告事件の第一審裁判所に対応する検察庁の検察官が保管し、その保管期間については、記録の種類等に応じて定めるものとすること、
第二に、検察官は、保管記録について、再審手続のため保存の必要があると認めるときは、保管期間満了後も、これを再審保存記録として保存するものとすること、
第三に、保管記録及び再審保存記録について、閲覧に関する手続を定めるものとすること、
第四に、再審保存記録としての保存の請求または保管記録もしくは再審保存記録の閲覧の請求に対する検察官の処分に不服のあるものは、裁判所にその処分の取り消しまたは変更を請求することができるものとすること、
第五に、法務大臣は、保管記録または再審保存記録について、保管期間または保存期間の満了後、これを刑事参考記録として保存し、学術研究等のため必要があると認める場合には、これを閲覧させることができるものとすること等であります。
本案は、参議院先議に係るもので、去る五月二十日同院において原案のとおり可決し、本院に送付されたものであります。
委員会においては、去る二十二日提案理由の説明を聴取し、本日審査を行い、これを終了し、直ちに採決を行ったところ、本案は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、御報告申し上げます。(拍手)
―――――――――――――発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/110805254X02219870526/24
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025・原健三郎
○議長(原健三郎君) 採決いたします。
本案は委員長報告のとおり決するに御異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/110805254X02219870526/25
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026・原健三郎
○議長(原健三郎君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。
――――◇―――――発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/110805254X02219870526/26
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027・原健三郎
○議長(原健三郎君) 本日は、これにて散会いたします。
午後一時三十四分散会
――――◇―――――発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/110805254X02219870526/27
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