1. 会議録本文
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000・会議録情報
平成八年二月十三日(火曜日)
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平成八年二月十三日
午後零時三十分 本会議
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○本日の会議に付した案件
本院議員として在職五十年に達せられた原健三
郎君に対し、特に院議をもって重ねて功労を
表彰することとし、表彰文は議長に一任する
の件(議長発議)
平成七年度の水田営農活性化助成補助金につい
ての所得税及び法人税の臨時特例に関する法
律案(大蔵委員長提出)
午後零時四十五分開議発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/113605254X00419960213/0
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001・土井たか子
○議長(土井たか子君) これより会議を開きま
す。
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永年在職議員の特別表彰の件発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/113605254X00419960213/1
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002・土井たか子
○議長(土井たか子君) お諮りいたします。
本院議員として在職五十年に達せられました原健三郎さんに対し、先例により、特に院議をもって重ねてその功労を表彰いたしたいと存じます。
表彰文は議長に一任されたいと存じます。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/113605254X00419960213/2
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003・土井たか子
○議長(土井たか子君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決まりました。
表彰文を朗読いたします。
議員原健三郎君は衆議院議員に当選すること十九回在職五十年の永きにわたり 常に憲政のために尽くし民意の伸張に努めるとともに さきに本院議長の重責を担い またしばしば国政の要職につき 我が国議会政治の発展に真に大きな貢献をされた
よって衆議院は君が積年の功労を多とし 特に院議をもって重ねてこれを表彰する
〔拍手〕
この贈呈方は議長において取り計らいます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/113605254X00419960213/3
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004・土井たか子
○議長(土井たか子君) この際、原健三郎さんから発言を求められております。これを許します。原健三郎さん。
〔原健三郎君登壇〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/113605254X00419960213/4
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005・原健三郎
○原健三郎君 私は、衆議院議員在職五十年に及びましたことに対し、本院から御丁重なる特別表彰の決議をいただきました。身に過ぐる光栄であり、深く感謝の意を表するものであります。
私が初めて本院に議席を得ましたのは、終戦の翌年の昭和二十一年四月であります。我が国は、まさに混乱と灰じんの中にあり、政治、経済、社会などすべての分野において、激動、変革の時代でございました。直後に開かれた第九十回帝国議会におきましては、日本国憲法が制定され、国会は、国権の最高機関として、また唯一の立法機関として、政治の中心となり、まさに帝国議会から国会に移行する時期でもあったのであります。
自来、選挙を重ねること十九回、半世紀にわたり、私は、政党人として、また議会人として、戦後の復興と新生日本の礎を築き、国家の平和と繁栄を実現するために微力をささげて今日に至りました。(拍手)
今や我が国は、世界有数の経済発展を遂げ、平和国家として国際社会において責任ある一員としての地位を確立するに至りましたことに、感無量の念を覚えるものであります。
この間にありまして、本院の副議長及び議長として議会政治の確立に努め、はたまた内閣の一員として国政に参画し、いささかなりとも国家国民のために貢献できましたことは、まことに喜びにたえないところでございます。とりわけ、議員各位の御推挙により本院議長に就任し、その重責を担えたことは、生涯最高の栄誉とするところであります。(拍手)
これもひとえに、先輩、同僚議員、郷里の皆さんを初め、国民各位の御支援と御好意があったればこそと深く感謝する次第でございます。
国の内外の諸情勢は厳しく、難問が山積し、なかんずく政治の信頼が問われている昨今、議会人として深く憂いを抱くものでございます。私は、この際、政治の信頼を回復するため、さらに新たなる決意を持って民主政治の健全な発展と国民生活の向上のために一層の努力をいたす覚悟であります。
昨年の阪神・淡路大震災に対し、国民の皆さん方及び世界各国から心温まる御支援及び御協力をいただきましたことに、地元選出議員としてこの場をおかりして感謝申し上げ、私といたしましても郷土の復興に誠心誠意取り組んでまいる所存でございます。
何とぞ議員各位の相変わらぬ御指導と御鞭撻を賜りますよう切にお願い申し上げまして、ごあいさつにかえる次第であります。ありがとうございました。(拍手)
————◇—————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/113605254X00419960213/5
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006・七条明
○七条明君 議案上程に関する緊急動議を提出いたします。
大蔵委員長提出、平成七年度の水田営農活性化助成補助金についての所得税及び法人税の臨時特例に関する法律案は、委員会の審査を省略してこれを上程し、その審議を進められることを望みます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/113605254X00419960213/6
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007・土井たか子
○議長(土井たか子君) 七条明さんの動議に御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/113605254X00419960213/7
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008・土井たか子
○議長(土井たか子君) 御異議なしと認めます。
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平成七年度の水田営農活性化助成補助金につ
いての所得税及び法人税の臨時特例に関す
る法律案(大蔵委員長提出)発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/113605254X00419960213/8
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009・土井たか子
○議長(土井たか子君) 平成七年度の水田営農活性化助成補助金についての所得税及び法人税の臨時特例に関する法律案を議題といたします。
委員長の趣旨弁明を許します。大蔵委員長久間章生さん。
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平成七年度の水田営農活性化助成補助金についての所得税及び法人税の臨時特例に関する法律案
〔本号末尾に掲載〕
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〔久間章生君登壇〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/113605254X00419960213/9
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010・久間章生
○久間章生君 ただいま議題となりました法律案につきまして、提案の趣旨及びその概要を御説明申し上げます。
本案は、本日大蔵委員会において全会一致をもって起草、提出したものでありまして、平成七年度の水田営農活性化助成補助金に係る所得税及び法人税について、その負担の軽減を図るため、同補助金のうち、個人が交付を受けるものについては、これを一時所得とみなすとともに、農業生産法人が交付を受けるものについては、一定の要件のもとに事業用固定資産の圧縮記帳の特例を認めようとするものであります。
なお、本案による国税の減収額は、平成七年度において約三億円と見込まれますので、内閣の意見を求めましたところ、稲作転換の必要性に顧み、あえて反対しない旨の意見が開陳されました。
以上が、本案の提案の趣旨とその概要であります。
何とぞ速やかに御賛成くださいますようお願い申し上げます。(拍手)
—————————————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/113605254X00419960213/10
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011・土井たか子
○議長(土井たか子君) 採決いたします。
本案を可決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/113605254X00419960213/11
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012・土井たか子
○議長(土井たか子君) 御異議なしと認めます。よって、本案は可決いたしました。
————◇—————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/113605254X00419960213/12
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013・土井たか子
○議長(土井たか子君) 本日は、これにて散会いたします。
午後零時五十六分散会
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