1. 会議録本文
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000・会議録情報
平成八年六月十七日(月曜日)
午後零時十七分開会
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委員の異動
五月二十二日
辞任 補欠選任
笠原 潤一君 岡部 三郎君
五月二十三日
辞任 補欠選任
岡部 三郎君 浦田 勝君
五月三十日
辞任 補欠選任
三浦 一水君 河本 英典君
五月三十一日
辞任 補欠選任
河本 英典君 三浦 一水君
六月三日
辞任 補欠選任
都築 譲君 木暮 山人君
六月四日
辞任 補欠選任
木暮 山人君 都築 譲君
六月五日
辞任 補欠選任
村沢 牧君 照屋 寛徳君
六月六日
辞任 補欠選任
照屋 寛徳君 村沢 牧君
六月十日
辞任 補欠選任
高橋 令則君 泉 信也君
六月十二日
辞任 補欠選任
常田 享詳君 木暮 山人君
六月十三日
辞任 補欠選任
木暮 山人君 常田 享詳君
六月十四日
辞任 補欠選任
泉 信也君 高橋 令則君
六月十七日
辞任 補欠選任
井上 吉夫君 谷川 秀善君
菅野 久光君 前川 忠夫君
村沢 牧君 川橋 幸子君
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出席者は左のとおり。
委員長 鈴木 貞敏君
理 事
青木 幹雄君
服部三男雄君
風間 昶君
谷本 巍君
委 員
岩永 浩美君
浦田 勝君
佐藤 静雄君
谷川 秀善君
松村 龍二君
三浦 一水君
阿曽田 清君
高橋 令則君
都築 譲君
川橋 幸子君
前川 忠夫君
須藤美也子君
国井 正幸君
島袋 宗康君
衆議院議員
農林水産委員長 松前 仰君
国務大臣
農林水産大臣 大原 一三君
政府委員
農林水産大臣官
房長 高木 勇樹君
水産庁長官 東 久雄君
事務局側
常任委員会専門
員 秋本 達徳君
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本日の会議に付した案件
○理事補欠選任の件
○まぐろ資源の保存及び管理の強化に関する特別
措置法案(衆議院提出)
—————————————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/113615007X01319960617/0
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001・鈴木貞敏
○委員長(鈴木貞敏君) ただいまから農林水産委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る五月二十二日、笠原潤一君が委員を辞任され、その補欠として岡部三郎君が選任されました。
また、去る五月二十三日、岡部三郎君が委員を辞任され、その補欠として浦田勝君が選任されました。
また、本日、井上吉夫君、村沢牧君及び菅野久光君が委員を辞任され、その補欠として谷川秀善君、川橋幸子君及び前川忠夫君が選任されました。
—————————————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/113615007X01319960617/1
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002・鈴木貞敏
○委員長(鈴木貞敏君) 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/113615007X01319960617/2
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003・鈴木貞敏
○委員長(鈴木貞敏君) 御異議ないと認めます。
それでは、理事に常田享詳君を指名いたします。
—————————————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/113615007X01319960617/3
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004・鈴木貞敏
○委員長(鈴木貞敏君) まぐろ資源の保存及び管理の強化に関する特別措置法案を議題といたします。
提出者衆議院農林水産委員長松前仰君から趣旨説明を聴取いたします。松前君。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/113615007X01319960617/4
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005・松前仰
○衆議院議員(松前仰君) ただいま議題となりましたまぐろ資源の保存及び管理の強化に関する特別措置法案につきまして、提案の趣旨及び主な内容を御説明いたします。
現在、マグロ資源はほぼ満限利用の状態にあり、適切な管理を行わなければその枯渇化が憂慮される事態に立ち至っております。
このような状況を背景に、先般国会で承認された国連海洋法条約においては、マグロ等の高度回遊性魚種について、沿岸国及び漁業国に対し、その保存と最適利用のため、国際機関を通じて協力することを義務づけており、さらに昨年八月に採択された国連公海漁業協定においては、国連海洋法条約の実施のため、地域漁業管理機関が主体となって資源管理を実施する枠組みを定めております。
マグロ資源の管理に関する地域機関については、現在、大西洋まぐろ類保存条約等四条約が締結され、洋上の漁業管理から貿易、流通に至る一体的管理を行う方向にあります。
しかしながら、一方では、こうした資源管理に係る規制を逃れた便宜置籍船等の非加盟国漁船による不法操業が増大するなど、国際管理の実効を損ねる事態が生じており、また、このことは我が国のマグロ漁業の持続的な発展にも大きな影響を及ぼしております。
このような状況に対処し、国際機関を通じた資源の保存管理措置に積極的に貢献するとともに、その実効を確保するための所要の措置を講ずることは、世界最大のマグロの消費・輸入国である我が国の国際的責務であり、同時に長期的に見て消費者の利益にもつながるものであります。
以上の観点から、本案を提出した次第であります。
次に、本案の主な内容について御説明申し上げます。
本案は、我が国が世界において歴史的にマグロの漁獲及び消費に関し特別な地位を占めていることにかんがみ、最近における.マグロ資源の動向、その保存及び管理を図るための国際協力の進展等に対処して、マグロ資源の保存及び管理の強化を図るための以下の措置を講ずることにより、マグロ漁業の持続的な発展とマグロの供給の安定に資することを目的としております。
第一に、農林水産大臣は、マグロ資源の動向を踏まえ、マグロ資源の保存及び管理の強化を図るための基本方針を定めるものとしております。
第二に、政府は、マグロ資源の保存及び管理を図るための国際機関の設立またはその効果的な運営を図るため、関係国と協力するように努めるとともに、国際機関への外国の加盟を促進するように努めるものとしております。
第三に、農林水産大臣は、我が国が加盟している国際機関において取り決められたマグロ資源の保存及び管理を図るための措置が我が国の漁業者によって遵守されるように必要な措置を講じなければならないものとしております。
第四に、政府は、外国の漁業者によるマグロ漁業の活動が保存管理措置の有効性を減じていると認められるときは、当該保存管理措置を取り決めた国際機関に対して当該活動を抑止するために必要な措置を講ずるよう要請するとともに、当該外国に対して当該活動を改善するよう要請しなければならないものとしております。
第五に、政府は、要請をした後、相当の期間を経過してもなお当該要請に係る活動が改善されていないと認められるときは、当該国際機関における取り決めに従い、必要な限度において外国為替及び外国貿易管理法第五十二条の規定に基づき当該外国からのマグロの輸入を制限することができるものとしております。
その他、増殖に関する技術の開発及び普及、保管事業に関する援助、情報の収集、報告の徴収及び罰則等について規定するものとしております。
以上が本案の提案の趣旨及び主な内容であります。
何とぞ御審議の上、速やかに御可決くださいますようお願い申し上げます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/113615007X01319960617/5
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006・鈴木貞敏
○委員長(鈴木貞敏君) 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
これより質疑に入ります。——別に御発言もないようですから、これより討論に入ります。——別に御意見もないようですから、これより直ちに採決に入ります。
まぐろ資源の保存及び管理の強化に関する特別措置法案に賛成の方の挙手を願います。
〔賛成者挙手〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/113615007X01319960617/6
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007・鈴木貞敏
○委員長(鈴木貞敏君) 全会一致と認めます。
よって、本案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
なお、本案の審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/113615007X01319960617/7
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008・鈴木貞敏
○委員長(鈴木貞敏君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
本日はこれにて散会いたします。
午後零時二十四分散会
—————・—————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/113615007X01319960617/8
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