1. 会議録本文
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000・会議録情報
平成十一年二月十六日(火曜日)
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議事日程 第四号
平成十一年二月十六日
午後一時開議
第一 行政機関の保有する情報の公開に関する法律案(第百四十二回国会、内閣提出)
第二 行政機関の保有する情報の公開に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案(第百四十二回国会、内閣提出)
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○本日の会議に付した案件
予算委員長中山正暉君解任決議案(鹿野道彦君外六名提出)
日米防衛協力のための指針に関連する諸議案を審査するため委員五十人よりなる日米防衛協力のための指針に関する特別委員会を設置するの件(議長発議)
裁判官弾劾裁判所裁判員及び同予備員辞職の件
裁判官訴追委員辞職の件
裁判官弾劾裁判所裁判員及び同予備員の選挙
裁判官訴追委員の選挙
検察官適格審査会委員及び同予備委員の選挙
国土開発幹線自動車道建設審議会委員の選挙
北海道開発審議会委員の選挙
国土審議会委員の選挙
日本ユネスコ国内委員会委員の選挙
日程第一 行政機関の保有する情報の公開に関する法律案(第百四十二回国会、内閣提出)
日程第二 行政機関の保有する情報の公開に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案(第百四十二回国会、内閣提出)
午後一時三分開議発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/114505254X00719990216/0
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001・伊藤宗一郎
○議長(伊藤宗一郎君) これより会議を開きます。
————◇—————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/114505254X00719990216/1
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002・岸田文雄
○岸田文雄君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。
鹿野道彦君外六名提出、予算委員長中山正暉君解任決議案は、提出者の要求のとおり、委員会の審査を省略してこれを上程し、その審議を進められることを望みます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/114505254X00719990216/2
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003・伊藤宗一郎
○議長(伊藤宗一郎君) 岸田文雄君の動議に御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/114505254X00719990216/3
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004・伊藤宗一郎
○議長(伊藤宗一郎君) 御異議なしと認めます。よって、日程第一に先立ち追加されました。
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予算委員長中山正暉君解任決議案(鹿野道彦君外六名提出)発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/114505254X00719990216/4
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005・伊藤宗一郎
○議長(伊藤宗一郎君) 予算委員長中山正暉君解任決議案を議題といたします。
提出者の趣旨弁明を許します。池田元久君。
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予算委員長中山正暉君解任決議案
〔本号末尾に掲載〕
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〔池田元久君登壇〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/114505254X00719990216/5
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006・池田元久
○池田元久君 私は、ただいま議題となりました予算委員長中山正暉君の解任決議案につきまして、民主党、日本共産党、社会民主党・市民連合を代表して、提案の趣旨を御説明いたします。(拍手)
予算委員長を初め常任委員長は、言うまでもなく、国会法に定める各議院の役員であり、厳正、中立、公平な立場で委員会の運営に当たるべきであります。予算委員長中山正暉君も、昨年八月の予算委員長就任に際しては、「公正かつ円満な委員会運営を図ってまいる所存」と、委員会運営に当たっての決意を表明しております。
我々三会派は、予算案審議に当たって、国民の皆様も大きな関心を持って注目をしております日債銀、日本債券信用銀行や防衛庁調達疑惑に関する証人喚問や、審議の充実に不可欠である関係資料の早期提出を求めてまいりました。それにもかかわらず、質問すればするほど矛盾が広がってくるこれらの問題について、同君は、議題に取り上げないなど、全く不当な態度に終始しております。
加えて同君は、平成十一年度予算案審議に当たって、去る二月一日、民主党の枝野幸男君の質問のさなかに、同議員の質問に注文をつけたり、さらには、与謝野通産大臣の不規則発言に対して、同大臣の非をとがめ、たしなめるどころか、同大臣に対して、「通産大臣、ひとつ御辛抱願いたいと思います。」と、全く不当な発言をいたしました。しかし、野党の理事を初めとした予算委員各位の強い抗議を受けると、慌てて通産大臣に不規則発言の取り消しを求めるなど、同君の委員会運営は極めて公正さを欠いております。(拍手)
このような不当な態度がきわまったのが、二月十二日の予算委員会終了時における、翌週十五日の委員会開会の一方的な宣告であります。翌週の日程については、委員会終了後の理事会で協議することになっていましたが、これを無視し、委員長が突然委員会で、理事会の協議のないままに委員会の開会を宣告いたしました。まさにルール無視、議会制民主主義を否定する、言語道断の行為と言って言い過ぎではありません。(拍手)この後、委員会は混乱し、その混乱は収拾されることなく、翌週十五日までそのまま持ち越されました。
当然のことながら、委員長は、みずからの反省の上に立って、率先垂範、理事会、委員会の正常化を目指して各党に陳謝し、与野党の合意に基づく委員会運営に戻すための努力を重ねるべきでありました。合議制を尊重しつつ議会の民主的な運営をつかさどるのが、委員長に課せられた本来の使命です。
予算委員会は、国の予算を審議するという重要な役目を負った委員会です。民主党、日本共産党、社会民主党・市民連合の三会派は、二月十二日昼の理事会時点まで事態を戻して委員会を正常化し、委員会を速やかに再開すべきである旨主張をいたしました。しかし、中山委員長は、一片の反省もないばかりか、こうした三会派の主張を完全に無視し、与党の党利党略を優先して、十五日の予算委員会開会を強行するという暴挙に出たわけであります。
結果として、委員会の混迷、混乱に一段と拍車をかけたことは言うまでもありません。このような異常な状態を引き起こした責任は、挙げて委員長にあります。委員長としての適格性を根本的に欠いており、許しがたい行為と言わざるを得ません。(拍手)
今日に至り、予算委員会の審議を正常化し、速やかに平成十一年度予算案の審議を進めるためには、予算委員長中山正暉君の責任を明確にした上で解任し、新たな予算委員長のもとで委員会審議を進める以外に方法はありません。
以上の理由をもって、重ねて予算委員長中山正暉君の解任を強く求め、提案理由の説明を終わります。
議員各位の御賛同を心からお願い申し上げます。(拍手)
—————————————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/114505254X00719990216/6
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007・伊藤宗一郎
○議長(伊藤宗一郎君) 討論の通告があります。順次これを許します。久間章生君。
〔久間章生君登壇〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/114505254X00719990216/7
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008・久間章生
○久間章生君 私は、自由民主党及び自由党を代表し、ただいま議題となりました予算委員長中山正暉君に対する解任決議案に対し、反対の討論を行うものであります。(拍手)
平成十一年度予算は、十年度第三次補正予算と一体的、連続的にとらえた、いわゆる十五カ月予算という考え方に立ち編成され、その内容は、所得税、法人税等の減税や公共投資の積極実施など、一日も早い景気回復をと願う国民の期待にこたえようとするものであります。このような予算案を審査する予算委員長の任務は極めて重要であり、国民の期待と負託にこたえるため、その審議の充実とその早期成立を図ることが強く求められております。
平成十一年度予算は、去る一月十九日に本委員会に付託され、同二十二日宮澤大蔵大臣から提案理由の説明を聴取し、二十五日から質疑に入り、総括質疑を六日間、一般質疑を四日間、公聴会を二日間、さらに、金融、財政並びに景気対策等の集中審議を行うなど、精力的に審査を行ってきたところであります。
中山委員長は、その就任に際し、公正かつ円満を旨とし委員会運営に当たると述べられ、まさにそのとおりに理事会、理事懇談会の席に臨まれ、各党の意見、主張に真摯に耳を傾け、各党の納得のいくように委員会の運営と問題の解決を図ろうと、誠心誠意努力されてきたところであります。中山委員長解任決議案の提出者は、一体どこを見て解任決議案を提出されたのでありましょうか。(拍手)
既に御承知のとおり、我が国経済の現状は、まことに憂慮すべき事態となっており、景気回復は今や焦眉の急となっております。こうした中、中山委員長におかれては、審議に当たって、それまで各党の意見を公平に聞かれ、慎重にその審議を進めてこられました。
総括質疑を終えた後に、各界各層の意見を聴取する公聴会を開き、その後に一般質疑を行い、公聴会の意見を反映させていくことが、予算審議により資するものであり、採決の直前の公聴会というこれまでのあり方に対しても、我々与党としては疑問を感じておりました。公聴会は二月二日、三日、あるいは三日、四日、あるいは四日、五日とする我々の提案に対し、その都度野党は、まだ早過ぎると、その開会を延ばしたのであります。
また、野党各党がともに協議し、公聴会を二月八日、九日あるいは十日ごろと協議したときも、委員長は終始野党の意見を尊重し、審議日程を調整され、要望どおり九日、十日に変更し、かつ、その後に集中審議も、これまででは例を見ない三日間行うことを胸に秘め、委員会の円満な運営に努めてこられたのであります。(拍手)
途中、八日に予定されていた集中審議が、総理のヨルダンへの弔問のため総理大臣臨時代理が置かれたときも、我々としては、そのような場合の臨時代理の制度であるので、国会は審議ストップすべきではないと主張したにもかかわらず、野党の方々は総理がいなければだめだと主張し、これに対して我々は一般質疑を行いたいと譲歩したのでありますが、それも拒否されたのであります。それにもかかわらず、中山委員長は野党の意見を採用したのであります。
また、一般質疑の際も、我々は世間並みに朝九時から夜六時まで、本会議があるときは少々延びてもやってもらいたいと主張してまいりましたが、野党の方々は、朝は九時半からあるいは十時から、夕方は六時で審議をやめると主張され、結局、ことしの予算審議は、野党の方々の主張する時間割りのとおり推移してまいりましたが、これもひとえに予算委員長の、ある意味では過度ともいえる公平な運営ともいえるたまものであります。
今回の解任決議案提出の発端となりました集中審議をめぐる日程宣告について申し上げます。
去る十二日の予算委員会のお昼の理事会では、野党各党の提案に係る集中審議三日間に対し、一部の与党理事から、諸般の情勢から集中審議は二日間で十分との発言があるなど、意見の対立がありました。こういう中で、中山委員長は、中立、公平、民主的な円満な審議促進のため、野党側の主張に沿って、来る十五、十六日に集中審議を行う旨宣告されるとともに、詳細な日程は議場内協議で詰めていただき、同日の委員会終了後の理事会で確認することとし、当日の委員会に臨まれたのであります。
委員会散会間近に至って、中山委員長は、与党理事の議場内協議の報告を受け、来る十五日、つまり週末二日間を除いて翌週の冒頭の日程を、来る十五日午前十時から委員会を開会することとし、本日は、これにて散会しますと宣告されたのであります。
この手続は、翌日の委員会開会の根拠を与えるため、委員長の役目として極めて当然のものであります。もしこの宣告をなされないと、逆に、公報をもってお知らせしますとか、委員長職権による開会という、極めてイレギュラーなものになるわけであることは、皆様御承知のとおりであります。
したがいまして、この手続をとらえて、突然翌十五日の委員会開会を宣告したとの批判は、全く当たらない、まして、理事会飛ばしなどの発言は、とんでもない言いがかりだと、声を大にして申し上げたいと存じます。
さらに、十五日の委員会開会前の理事会に出席せず、委員会で重要な集中審議をやっているのに、みずから貴重な審議時間を放棄しておきながら、本日の委員会は認められないとか、十二日の理事会にまで戻せとの理不尽の主張は、一体、国民のどこへ顔を向けているのか、国会を何と考えているのか、まさか、時間を逆戻りして五五年体制を望んでいるのではないのでしょうねと、一部野党にお尋ねするものであります。
野党の皆さんが要求していた三日間の集中審議が、中山委員長の円満、公正な御判断で実質的に満たされながら、その恩人に無理難題を突きつける、この論理矛盾は、一部野党の党利党略のみを重視する作戦ミスの結果と、厳しく指摘しておかざるを得ないのであります。(拍手)
さらに、証人喚問及び資料要求の件については、さきに申し上げましたように、二月五日の金曜日に要求して、二月八日の午前九時までに確答せよという、性急かつ一方的で非常識なものであり、党内協議等々時間的制約から、八日の九時では喚問についてノーと言わざるを得なかったのであります。これをとらえて、中山委員長が放置していたと言うのは、まさに無理難題でありまして、国会での常識というものを考えていただきたいと思うものであります。
国民が一日も早い予算の成立を望んでいるときに、いたずらに予算審議をおくらせ、国会法を盾に予算委員長の解任決議案を提出するがごときは、言語道断の所業であります。国会法や衆議院規則を云々する前に、おのおのの議員や政党が、最低限のモラルと良識に基づいて行動しなければ、議会制民主主義はその機能を果たすことは不可能であります。解任決議案を提出した民主党、日本共産党、社民党・市民連合の議員には、議会人としての良識や誇りは持ち合わせていないのでしょうか。
理屈とこう薬はどこにでもつくと申しますが、今回提出された解任決議案の提出理由などには、こじつけ以外の何物でもありません。ただ単に、予算の衆議院通過と成立をおくらせるために提出したものであることは、火を見るよりも明らかであります。(拍手)
中山委員長は、過去に、郵政大臣、総務庁長官、外務委員長、安全保障特別委員長等の要職を歴任するなど、そのすぐれた政治手腕と高い識見は、万人ひとしく認めるところであります。また、その人となりは高潔にして清く、性格は温厚にしてまさに春風に接するがごとく、人望厚き政治家であります。
現下、我が国の内外に山積する諸問題の多きこと、そのかたきことを考えるとき、予算委員長の重責を担い得るのは、与野党広しといえども中山先生をおいてはほかに考えられず、かかる委員長を解任することなどは、とても正気のさたとは思われません。この際、解任決議案の速やかなる撤回を求め、中山予算委員長解任決議案に対する私の反対討論といたします。(拍手)発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/114505254X00719990216/8
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009・伊藤宗一郎
○議長(伊藤宗一郎君) 矢島恒夫君。
〔矢島恒夫君登壇〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/114505254X00719990216/9
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010・矢島恒夫
○矢島恒夫君 私は、ただいま議題となりました民主党、日本共産党、社会民主党・市民連合三会派提出の中山予算委員長解任決議案に対して、賛成の討論を行います。(拍手)
賛成の第一の理由は、予算委員会運営において、理事会協議を尊重せず、不公正な運営を行ったことであります。
去る十二日の予算委員会における問題であります。次回日程について理事会の結論が出ておらず、午後六時から再協議することになっていたにもかかわらず、中山委員長は、委員会終了の直前、十五日の委員会開会を一方的に宣言したのであります。野党理事が委員長席に出向いて抗議したのは、当然のことであります。しかるに、中山委員長は、こうした声に一切耳をかさず、集中審議のテーマも質疑時間割りも決めないまま、十五日の十時開会宣言をごり押ししたのであります。これは、それまで正常に進んできた理事会協議を全く無視する、許すことのできない理事会飛ばしの委員会運営であり、まさに議会制民主主義を踏みにじる行為にほかなりません。(拍手)
第二の理由は、委員長は、みずからの行為を反省し、理事会、委員会の正常化を目指し努力すべきであったにもかかわらず、与党の党利党略だけを優先し、十五日の委員会を不正常のままに強行開会するという暴挙に出たことであります。
実際、委員長の十五日委員会開会宣言には不手際があったとか、開会手続が不規則であったなどと各党理事も認めていたのであります。中山委員長自身、不手際に対しては、これを認め、陳謝したのであります。にもかかわらず、勝手に決めた野党質疑の割り当て時間を過ぎるのを待つという、質疑権を奪う暴挙に出たのであります。
第三の理由は、日債銀及び防衛庁調達疑惑関係の証人喚問要求に対して、与党の一方的な拒否を理由にして、もう議題としないなどとし、公正な運営を行う責務を負っている委員長としての職責を踏み外す挙に出たことであります。
日債銀の証人喚問は、国民の税金六百億円を紙くずにしたという重大問題の事実と責任を究明するためであり、この拒否は一片の道理もありません。
委員長たるもの、委員会運営においては厳正、中立、公正に対処すべきであるにもかかわらず、かかる暴挙は許しがたいものであり、中山正暉君は予算委員長としての適格性を欠くものであることは明白であります。
以上で、私の討論を終わります。(拍手)発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/114505254X00719990216/10
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011・伊藤宗一郎
○議長(伊藤宗一郎君) これにて討論は終局いたしました。
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012・伊藤宗一郎
○議長(伊藤宗一郎君) 採決いたします。
本決議案に賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/114505254X00719990216/12
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013・伊藤宗一郎
○議長(伊藤宗一郎君) 起立少数。よって、予算委員長中山正暉君解任決議案は否決されました。
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特別委員会設置の件発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/114505254X00719990216/13
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014・伊藤宗一郎
○議長(伊藤宗一郎君) 特別委員会の設置につきお諮りいたします。
日米防衛協力のための指針に関連する諸議案を審査するため委員五十人よりなる日米防衛協力のための指針に関する特別委員会を設置いたしたいと存じます。これに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/114505254X00719990216/14
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015・伊藤宗一郎
○議長(伊藤宗一郎君) 起立多数。よって、そのとおり決まりました。
ただいま議決されました特別委員会の委員は追って指名いたします。
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裁判官弾劾裁判所裁判員及び同予備員辞職の件
裁判官訴追委員辞職の件発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/114505254X00719990216/15
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016・伊藤宗一郎
○議長(伊藤宗一郎君) お諮りいたします。
裁判官弾劾裁判所裁判員青山二三君から裁判員を、裁判官弾劾裁判所裁判員の予備員池坊保子君から予備員を、また、裁判官訴追委員赤松正雄君から訴追委員を、辞職いたしたいとの申し出があります。
右申し出をそれぞれ許可するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/114505254X00719990216/16
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017・伊藤宗一郎
○議長(伊藤宗一郎君) 御異議なしと認めます。よって、許可することに決まりました。
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裁判官弾劾裁判所裁判員及び同予備員の選挙
裁判官訴追委員の選挙
検察官適格審査会委員及び同予備委員の選挙
国土開発幹線自動車道建設審議会委員の選挙
北海道開発審議会委員の選挙
国土審議会委員の選挙
日本ユネスコ国内委員会委員の選挙発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/114505254X00719990216/17
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018・伊藤宗一郎
○議長(伊藤宗一郎君) つきましては、裁判官弾劾裁判所裁判員及び同予備員並びに裁判官訴追委員の選挙を行うのでありますが、この際、あわせて、検察官適格審査会委員及び同予備委員、国土開発幹線自動車道建設審議会委員、北海道開発審議会委員、国土審議会委員及び日本ユネスコ国内委員会委員の選挙を行います。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/114505254X00719990216/18
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019・岸田文雄
○岸田文雄君 各種委員等の選挙は、いずれもその手続を省略して、議長において指名され、裁判官弾劾裁判所裁判員の予備員の職務を行う順序については、議長において定められることを望みます。発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/114505254X00719990216/19
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020・伊藤宗一郎
○議長(伊藤宗一郎君) 岸田文雄君の動議に御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/114505254X00719990216/20
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021・伊藤宗一郎
○議長(伊藤宗一郎君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決まりました。
議長は、裁判官弾劾裁判所裁判員に大口善徳君を指名いたします。
また、裁判官弾劾裁判所裁判員の予備員に石垣一夫君を指名いたします。
なお、予備員の職務を行う順序は第四順位といたします。
次に、裁判官訴追委員に富田茂之君を指名いたします。
次に、検察官適格審査会委員に漆原良夫君を指名いたします。
また、山中あき子君を漆原良夫君の予備委員に指名いたします。
次に、国土開発幹線自動車道建設審議会委員に冬柴鐵三君を指名いたします。
次に、北海道開発審議会委員に長内順一君を指名いたします。
次に、国土審議会委員に赤松正雄君を指名いたします。
次に、日本ユネスコ国内委員会委員に池坊保子君を指名いたします。
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日程第一 行政機関の保有する情報の公開に関する法律案(第百四十二回国会、内閣提出)
日程第二 行政機関の保有する情報の公開に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案(第百四十二回国会、内閣提出)発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/114505254X00719990216/21
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022・伊藤宗一郎
○議長(伊藤宗一郎君) 日程第一、行政機関の保有する情報の公開に関する法律案、日程第二、行政機関の保有する情報の公開に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案、右両案を一括して議題といたします。
委員長の報告を求めます。内閣委員長二田孝治君。
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行政機関の保有する情報の公開に関する法律案及び同報告書
行政機関の保有する情報の公開に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案及び同報告書
〔本号末尾に掲載〕
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〔二田孝治君登壇〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/114505254X00719990216/22
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023・二田孝治
○二田孝治君 ただいま議題となりました両法律案につきまして、内閣委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
まず、行政機関の保有する情報の公開に関する法律案について申し上げます。
本案は、行政改革委員会の内閣総理大臣に対する平成八年十二月十六日付の意見にかんがみ、行政機関の保有する情報の一層の公開を図るため、何人も行政機関の長に対し行政文書の開示を請求することができる権利について定めるとともに、開示決定等に対する不服申し立てについて行政機関の長の諮問に応じて調査審議を行う情報公開審査会を置くことなどの措置を講じようとするものであります。
次に、行政機関の保有する情報の公開に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案について申し上げます。
本案は、行政機関の保有する情報の公開に関する法律の施行に伴い、会計検査院法その他の関係法律二十四件について、必要な規定の整備等を行おうとするものであります。
両法律案は、第百四十二回国会の平成十年三月二十七日内閣から提出され、同年四月二十八日同国会の本会議において趣旨説明及び質疑が行われた後、同日本委員会に付託されたものであります。
本委員会におきましては、平成十年四月三十日両法律案につき提案理由の説明を聴取した後、審査に入り、同年五月二十七日には参考人から意見を聴取するなど、極めて慎重かつ熱心な質疑を行いました。
その質疑の主な内容は、知る権利という文言を法律へ明記することの是非、手数料の額のあり方、不開示情報に関する規定のあり方、文書管理のあり方、訴訟の土地管轄に関する特例措置の必要性など、非常に広範多岐にわたりましたので、その詳細は会議録により御承知おき願いたいと存じます。
かくて、今国会に至り、去る二月十二日質疑を終了いたしましたところ、同日、両法律案に対し、自由民主党、民主党、公明党・改革クラブ、自由党、日本共産党及び社会民主党・市民連合から修正案が提出されました。
引き続き、両修正案についてその趣旨の説明を聴取した後、採決いたしましたところ、両修正案及び修正部分を除く原案はいずれも全会一致をもって可決され、行政機関の保有する情報の公開に関する法律案及び行政機関の保有する情報の公開に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案はそれぞれ修正議決すべきものと決した次第であります。
なお、行政機関の保有する情報の公開に関する法律案に対し附帯決議が付されました。
以上、御報告申し上げます。(拍手)
—————————————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/114505254X00719990216/23
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024・伊藤宗一郎
○議長(伊藤宗一郎君) 両案を一括して採決いたします。
両案の委員長の報告はいずれも修正であります。両案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/114505254X00719990216/24
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025・伊藤宗一郎
○議長(伊藤宗一郎君) 御異議なしと認めます。よって、両案とも委員長報告のとおり修正議決いたしました。(拍手)
————◇—————発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/114505254X00719990216/25
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026・伊藤宗一郎
○議長(伊藤宗一郎君) 本日は、これにて散会いたします。
午後一時三十七分散会
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出席国務大臣
国務大臣 太田 誠一君発言のURL:https://kokkai.ndl.go.jp/simple/txt/114505254X00719990216/26
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